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年収300万円非常勤講師を遮る常勤の壁

2017年10月25日の東洋経済ONLINEに、大学教員公募に関する記事 年収300万円「非常勤講師」が苦しむ常勤の壁 がありました。同記事はヤフージャパンでも読めますが、両ウェブサイトのコメント欄には、あわせると400以上ものコメントが書き込まれました。その中から、アカデミア就活に役立ちそうなコメントをいくつか紹介します(随時入れ替えあり)。

 

不採用になる理由

  1. 大学がほしいと思う人材ではないということ
  2. 採用先が採用したい人をとるただそれだけ

 

職には呼ばれるもの

  1. 本当に実力があれば、面接なんかせんでも声がかかるよ
  2. 実力がある人へは向こうからオファーが殺到する

 

大学教員公募選考過程の実際

  1. 大学の採用が出来レースなのは周知の事実。… 大抵は教え子か、コネのある人が空いたポストを埋める。表向き公平性を保つために外部に求人を公開しているだけ
  2. 確かに出来レースのコネ採用あります。公募でコネ採用とは実に迷惑な話です。ただすべてがそうではありません。… また大学の教員は高校教員とは違い、研究分野を非常に絞って採用を掛けます。分野違いではいくら研究業績が素晴らしくても採用には至らないでしょう。また、面接での態度や人間関係、大学の求める人物像なども加わります。
  3. 採用する側に居たこともありますが、外部の優秀な人材より、自分の手下として使える人間を選ぶ行為が平然と行われていました
  4. 優秀って言う人程扱いづらくて、結局優秀ではなかったりするから、教授の気に入った人しか採用はされない

 

採用する側は応募者のどこを見るのか

  1. 研究業績がダントツでも人格的に問題があれば採用されない
  2. 研究業績の数が優先されるのは、東大京大など一部の研究大学のみです。それ以外の大学では、最低限の業績や経験に加えて、最優先で「人柄」を見ます。学生及び同僚や事務員さんなどと、波風立てず気持ちよく仕事ができる人かどうか、が最も重要

 

研究だけではない大学教員の仕事を理解すること

  1. 旧帝大などを除いた一般的な大学では、大学教員の仕事は、・研究・教育・大学(学部)運営の三本柱から成つのが普通です。研究業績だけで採用が決まるわけではありません
  2. 多くの大学教員は自分の好きな研究だけをしているわけではなく、学生に講義をして、人によっては入試や学務など事務的な仕事も大量に処理をするなど、担当する業務は一般に思われているよりもはるかに多面的です。そのために、研究業績は採用時に重要な意味を持つものの、いわゆる研究大学であっても、研究業績だけで評価する訳ではありません。… 組織として機能するために、研究業績以外の側面も勘案して、直面する状況に合わせて適切に人員を配置することが、求められます

 

各大学のニーズにマッチさせること

  1. 研究実績よりも教育実績の方が大切な可能性もあり
  2. 業績で選ばれたければ、業績を必要としている大学に応募すること
  3. ご自身の考えと大学の求めているニーズが一致しない点を再度考え直して
  4. 学生に今までの経験ご還元でき、学生の満足度を高める授業をできないなら申し訳ないが採用は厳しい

 

コネ採用の現実

  1. 世の中コネですよ
  2. いいも悪いも世の中コネだらけ
  3. 以前、国立大に非常勤で勤務していたけど、採用はコネでしかないんだよね。

 

コネの概念を正しく理解すること

  1. コネも実力
  2. 実力とは何か?厳しく言えば、コネが多いことだよ
  3. 本当に実力があるならコネと人脈は後から付いて来る
  4. 人の社会で生きてるんだから、人脈使っていきることを否定したら終わりやろうなあ
  5. 本当の実力社会とはコネです。なぜなら、自己申告はいくらでも誤魔化せますが、他人の評価は誤魔化せないから

 

コネ採用をする大学側の心理

  1. 大学とか狭い世界では民間企業以上にコネが重要
  2. 仕事はできるけど性格に問題があるとか。面接ではなかなかわからないから、知り合い、知っている人からの推薦が優先されるのは仕方がない
  3. コネというと人聞きが悪いけど、全く知らない人を採用するのはギャンブルに近い。業績も大事だけど、この仕事は人柄も非常に大事なので何らかの知り合いがいないと採用には踏み切れません。
  4. 大学もいったん採用すればそう簡単には首にできないので、業績のみならず、研究能力、教育能力、管理運営能力など見極めなければなりません。そのために推薦する人の意見を聞くことは、コネとはやや違う
  5. 「この候補者は人格的に大丈夫か?」という重要な情報について、「この人は本当にいい人で、仕事もきちんとこなすから大丈夫」という確認がしたい、ということで「コネ」がある
  6. 面接だけで判断できる人なんてないんだから信頼できる人に紹介してもらうのは悪い事ではない。面接だけで判断するって事は上っ面や顔で判断する事と同じだと思う。それの方が問題ではないのか?

 

自分の価値を決めるのは他人

  1. 実力を判定するのはあくまでも他人
  2. 自分より劣っている人間が採用されている云々と申しますが、「劣っているか」どうかを決定するのは採用側です

 

採用する大学の側に立って考えること

  1. 自分がやりたいこと、ではなく、相手がやって欲しいと望むことをやらなければ

 

アカデミアのキャリアパスと年齢について

  1. 日本は年齢が全て
  2. 現政府の文科省の国公立大学への圧力(人事凍結・文学部の削減)からすれば、この年齢の人を正規雇用でとることはほとんどない。私大を含め、もしとるなら既に専任教員だった人を取る
  3. 35歳までにうまく波に乗れずに非常勤トラックにまきこまれると、もう、ほとんど非常勤からはあがれなくなる。そうなると、業績なんていくらあげても、ぜんぜんだめだ。大学の授業の半分ぐらいは、アルバイト並みの給料で雇うあぶれものの非常勤講師でまかなわれているから、非常勤講師は重宝な存在

 

人生の区切りを決めておくこと、自分の態度を決めること

  1. コネでもなんでも使って家族のために収入を優先するか、理想とする姿を曲げずに研究のため今のスタイルを貫くか
  2. 結婚も子供もあきらめて理想に殉じるか、あるいはあらかじめ「35まで非常勤ならあきらめて就職する」とか決めておかないと
  3. 家庭がある場合は希望職とか言わずにどこでも働くべきだと思います。家族を幸せにすることが稼ぎ手の責任です

 

義理を欠かさないこと

  1. お世話になった人に対して”気を遣えない”人をアカデミックポストも含めて社会が受け入れますか

 

原因と結果の法則

  1. 自分が原因と考えず、運が悪かったというところが今の現実がある

 

大人の考え方に切り替えること

  1. 世の中に公平や平等など有ると思って生きている思考が幼稚

 

結果論

  1. 実力ある人が出世するかって言うとそうでもないし、結局出世した人が実力があった人ってこと
  2. 世の中は正しいか?間違えか?で動いていません 最終的に結果を出したものが正義になる

 

雇われるのでなく雇うという選択

  1. 俺も大学講師をしているが大学講師以外にも幾つも仕事を掛け持ちしている。更に研究もしているし著作物も出版している。また俺自らが代表取締役となり講師及び研究者育成、派遣、講座主催、研究受託、コンサルタント、バイザー、カウンセリング、情報配信事業と幅広く行っている。年収は1000万円を軽く超える。この記事の人に足りないのは能動的に仕事を開拓して運営する力

 

参考

 

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2018年10月12日(金)学振採用者発表 審査結果が通知される

 

最新関連記事 ⇒ 2021年9月27日(火)学振採用者発表 審査結果が通知される

 

2018年10月12日(金)学振の審査結果が通知される

学振採用通知日に思うこと

しかし学振の特にDC、あれだけ手間かけて申請して審査して得られる待遇が生活保護レベルなのは正気の沙汰ではない。院生向けベーシックインカム制度とミックスして初めて意義がある制度だと思う。 0:22 – 2018年10月12日

学振DCの年俸240万円っていうのは,年間所定労働日数を255日として一日8時間労働で計算すると時給1176円. 東京都の最低賃金985円を下回るとかそんなことは流石にないのだけれど,学振は副業禁止・有給なし・社会保険料自腹(・大学によっては学費免除なし)となるので……. 0:53 – 2018年10月12日

学振10連敗は悔しいし、その3年があればどれだけ研究進められただろうかとか思うけど、学振採択されて任期中に立派な業績詰んだ優秀な若手研究者たちも未だにテニュアトラックでさえない任期付きをウロウロして渡り歩いてるのが現状だから退くも地獄進むも地獄って感じで救いがないよな。 5:06 – 2018年10月12日

学振落ちた人は世の中へ出るといいよ。世の中には君たちにお金を払ってくれる人がいっぱい居るから。そしてお金を貰ったら高級な焼肉か高級な寿司を食べるといい。色々とバカらしくなってくるから。  1:17 – 2018年10月12日

学振受かっても受からなくても、やることは変わらない。1:20 – 2018年10月12日

2018年10月12日付けで学術振興会特別研究員(学振)の採用の通知がありました。

平成31年度採用分特別研究員(PD,DC2,DC1)の第一次選考(書類選考)結果について(2018年10月12日)

  • 第一次選考(書類選考)の結果を平成30年10月12日付で、電子申請システム上にて開示しました。申請者は、自身の電子申請システムログイン用ID・パスワードで電子申請システムにアクセスし、選考結果を確認してください。
    ※申請者の電子申請システムログイン用ID・パスワードは本会では再発行できません。申請機関へお問い合わせください。
    電子申請システム:http://www-shinsei.jsps.go.jp/index2.html
  • 募集要項に記載のとおり、結果について郵送による通知は行っておりません。<面接候補の方>
    平成30年10月19日(金曜日)15時までに、電子申請システムにて面接の出欠についてご回答ください。(欠席する場合も必ずご回答ください。)
    なお、上記日時までに回答がない場合には、選考辞退として取り扱います。

(引用元:日本学術振興会)

学振で今年から変わったこと

学振の審査結果発表を間近に控えた心境

学術振興会特別研究員(学振)採用者決定の通知が毎年10月中旬にありますが、待つ身にはつらいようです。

  1. 今年の学振DC/PDの結果発表はおそらく2018/10/15(月)。 ちなみに昨年は2017/10/16(月)、一昨年は2016/10/14(金)でした。 ?  19:19 – 2018年10月6日
  2. そろそろ学振の結果発表ですね。うちのボス曰く、「半年かけてつくった申請書とやっつけでつくった申請書はすぐわかる」。 7:59 – 2018年10月11日

2017年10月16日学振の結果が通知される

学術振興会特別研究員(学振)の審査結果が今日発表されました。面接試験免除での合格、不合格、面接試験へ進む、の3つに分かれたようです。

日本の研究の「今」を垣間見ることができるツイッターをいくつか紹介します(随時追加削除入れ替える可能性あり)。

本日発表

  1. そうか、今日は学振の発表か。 From: ZoZomiK0222 at: 2017/10/16 18:36:24 JST Re 公式RT
  2. 今日は学振発表デーだったのね。From: SSeiya60260 at: 2017/10/16 14:32:58 JST Re 公式RT
  3. うああ..学振の日だったのね ううううう From: yokonozo at: 2017/10/16 15:14:47 JST Re 公式RT
  4. 学振の結果が出たらしくて重い空気が広がってる From: suzutomo1020 at: 2017/10/16 15:38:26 JST Re 公式RT

結果を知ることに対する恐れについて

  1. 学振結果発表でメール来てるけど怖くて開けられない From: rarudosiori at: 2017/10/16 14:32:35 JST Re 公式RT
  2. 学振の結果出てるのか (確認するの怖い) From: usage_based at: 2017/10/16 16:08:42 JST Re 公式RT
  3. RT @m43net: 学振の 結果開示を 見たくない From: Holyithylene at: 2017/10/16 16:18:11 JST Re 公式RT
  4. 学振の結果発表メール来てて学振(ガクブル)してる From: raru_psychology at: 2017/10/16 14:53:08 JST Re 公式RT

学振のキーワードがトレンドランキング上位に

ヤフーリアルタイム検索では、一時、「学振」がランキング3位にまで上昇しました。

  1. RT @yusuke_kaimori: 学振がリアルタイム検索にランクインしててつらい。 pic.twitter.com/g852xgDYba From: TTAGGGn at: 2017/10/16 14:16:38 JST Re 公式RT

 

喜び・安堵

  1. 学振通った…よかった… From: migidoh_honten at: 2017/10/16 15:56:17 JST Re 公式RT
  2. 一年越しで学振に通ったやったー!!!!! From: ponytailkicker at: 2017/10/16 15:53:17 JST Re 公式RT
  3. 学振通ったああああああああああ pic.twitter.com/rzdDWfyqYk From: Se3pEpp1 at: 2017/10/16 15:29:49 JST Re 公式RT
  4. おかげさまで学振通りました。もろもろお世話になった方、ありがとうございます。 From: leo_metoro at: 2017/10/16 15:18:23 JST Re 公式RT
  5. 学振通りました~! From: ChiffonHimeyuri at: 2017/10/16 14:44:12 JST Re 公式RT
  6. 学振PD採用内定きたぁああああああ!!!!!! やったーーーーーーー!!!!! From: ONODA_in_Onodac at: 2017/10/16 14:29:51 JST Re 公式RT
  7. 学振受かったぁぁぁあーーーー!!! 死ぬほど嬉しい!!! From: wednesday0814 at: 2017/10/16 14:16:47 JST Re 公式RT

学振に通るということ

  1. ラボで学振通った人いてすげーってなってる!😃 From: 1catcherNo at: 2017/10/16 19:33:01 JST Re 公式RT
  2. 可愛い子におめでとうって言ってもらえたから、 学振通って良かったと思います。
  3. 彼女さんがうちよりも学振採択喜んでくれていて幸せなう 
  4. ♥️先輩♥️、学振通ってた♥️ From: 4Ag_O2 at: 2017/10/18 12:20:01 JST Re 公式RT

落胆・口惜しさ・辛さ

  1. はーーーーー 学振落ちたーーー From: eggnist at: 2017/10/16 16:16:18 JST Re 公式RT
  2. 学振落ちた!!!!!涙 From: fuguindy at: 2017/10/16 15:01:55 JST Re 公式RT
  3. 学振落ちた。ぐやじい From: PenguinPotato at: 2017/10/16 14:32:37 JST Re 公式RT
  4. 学振ダメだったンゴ From: Mentyu at: 2017/10/16 14:23:11 JST Re 公式RT
  5. 学振ダメでした From: maru9_tkb at: 2017/10/16 14:16:24 JST Re 公式RT
  6. はー…学振…(まだ凹んでる) とりあえずご飯食べようそうしよう From: mymh8389 at: 2017/10/16 23:07:44 JST  Re 公式RT

気持ちの切り替え・これから

  1. 学振を落としたのでない。私が飛翔したのだ。 From: tdualdir at: 2017/10/16 18:13:45 JST Re 公式RT
  2. RT @tdualdir: 学振が取れなかったのではない。学振が俺を捕まえきれなかったのだ。 From: stenoritama at: 2017/10/16 19:54:48 JST Re 公式RT
  3. 今年も学振おちたりもしたけれど、私はげんきです。 From: pocute_physics at: 2017/10/16 16:13:39 JST Re 公式RT
  4. RT @Mentyu: われわれはもはや蹉跌と敗北の学振申請書を閉じねばならない。戸外では秋はすでに深まり、院生室には修論執筆の焦燥が訪れて来たのである。 From: Dr_Raugust at: 2017/10/16 15:10:35 JST Re 公式RT
  5. 学振厳しいなー。来年までに成果出して、DC2でやり返さねば。ある意味、研究意欲が湧かされたね笑 From: aki_hiro1003 at: 2017/10/16 15:07:58 JST Re 公式RT
  6. 学振は今年もダメでした、がDC1申請時より評価はあがったので日本語力は多少あがったのかなと。しょうもない比較だがまずはポジティブに考えることにする。 From: KalynKwmt at: 2017/10/16 14:26:10 JST Re 公式RT
  7. アカデミック志向だからといって学振に通るとはもちろん限らないわけだが、それで落ちて腹立たしければ、そのエネルギーで死ぬほど研究がんばるしかないんだろうなと。 From: tkmpkm1 at: 2017/10/16 19:33:45 JST Re 公式RT

指導者の喜び

  1. うおーがくせーが学振通った! From: tatary at: 2017/10/16 14:20:05 JST Re 公式RT
  2. 学生くん無事に学振DC2採択、良かった! From: maplesyrup100 at: 2017/10/16 14:32:19 JST Re 公式RT
  3. うちのラボで学部から指導させてもらっている大学院生の一期生が,学振DC1に採択していただいたとの連絡.色々感慨深くて涙出た. From: neuromusiker at: 2017/10/16 14:21:37 JST Re 公式RT
  4. ラボのメンバーが学振通った。嬉しい! From: koichi_kawakami at: 2017/10/16 14:34:22 JST Re 公式RT

学振の面接

今日の通知では、面接試験免除で学振採用が確定した人と、次に面接試験に進むことが決まった人とに分かれました。

  1. 学振の面接5分で何を言うんや… From: GrClown at: 2017/10/16 17:49:36 JST Re 公式RT
  2. ちなみに学振は面接候補でした。4分間の発表と6分の質疑応答。あまり情報がないのですが、やれるだけやってみます。私の領域では約570の応募者、採択101名、面接候補28名なのですが、割合的に面接候補の方がレアじゃないですか?採択者より選ばれてる感出てません?? From: ayas2ayaaaa at: 2017/10/16 15:51:11 JST Re 公式RT
  3. 学振の結果出ました。 「面接候補」 戦いは続く。 From: ryuta_ut at: 2017/10/16 15:38:36 JST Re 公式RT
  4. 振DC2、面接回った。 理解されないかもと思ったが、尖った内容だったから拾われたのかなぁ。 もう少し頑張ります。 From: _yavailable_ at: 2017/10/16 15:00:22 JST Re 公式RT
  5. 学振の面接いやぁ….. From: MrBoilingFrog at: 2017/10/16 14:33:57 JST Re 公式RT
  6. 学振面接候補かあ、、、、、、 From: watanabeckeiich at: 2017/10/16 14:24:27 JST Re 公式RT
  7. RT @TechPcho: おお、学振TLですね。 喜びと悲しみな間に揺れるTLの中、わずかながら、ひっそりと面接試験となった人たちもいると思います。 秒速4万円以上の価値がある面接となると思います、万全を期して頑張ってください! From: takeshi8931 at: 2017/10/16 14:21:20 JST Re 公式RT

学振の制度の意義について

  1. 情報系では学振なんていらないだろうけど、理学・文学系には死活問題なんやで From: termoshtt at: 2017/10/16 15:41:37 JST Re 公式RT
  2. 生きる上で学振には大変お世話になりました(人╹ω╹ ) From: e_ekami at: 2017/10/16 14:32:36 JST Re 公式RT
  3. 学振が仕分け対象にされたときの評価書がこれか… なかなか香ばしい zoology.or.jp/news/img/f_use… 「博士養成に関する過去の政策の失敗を繕うための政策」 「実社会から逃避して、大学に留まる人をいたずらに増やしてしまう」 「博士取得者のセーフティネット事業」From: tackson5 at: 2017/10/17 16:29:31 JST  Re 公式RT
  4. このような厳しい審査を勝ち抜いた学振PDは、とある政党では生活保護みたいなシステムで働いてる人たちって言われてしまうらしい。はぁ、、 twitter.com/tonets/status/…

●博士養成に関する過去の政策の失敗を繕うための政策。博士養成に関する見直しが必要。テニュア・トラック制については存続。
●過去の政策のつけであるから少しずつ減らしていくしかない。毎年5%ずつカット。
●目的が重複しており、施策の整理統合が必要。その上で効果の明らかな事業に絞り込んでいくべき。
●教員免許をポスドクに付与する政策を検討すべき。実社会から逃避して、大学に留まる人をいたずらに増やしてしまう側面も否定できない。大学そのものが過剰であり、この適切な統廃合も必要。
●大学の教員制度の見直し必要。
●ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。(本来なら別の道があったはず)。
●若手研究者が安定して働き研究できる場所を見つけるための国の政策を若手にこだわらず再構築。
●若手研究者の問題は政治の問題でもあるので、十分な見直しが必要。
●競争的資金と合わせて再考すべき。省をまたがった&シンプルな研究者支援を先端技術研究と合わせて考えるべき。
●研究費ベースの事業をますます複雑化している。研究費配分として整理すべき。PD対策は、キャリア支援、TA/RAとしての採用枠など学術振興会枠はシンプルに。
●博士取得者のセーフティネット事業と理解しているが、民間企業を出口にする政策が不可欠である。民間企業から国費の不足分を補う政策を期待する。
●雇用対策のようなものになっているのではないか。その為の統合的な対応が必要でないか。将来的な雇用対策につなげることが必要ではないか。
●大学→大学院→キャリアのプランがないことは問題だが、むしろキャリア計画教育の問題。高等教育全体にキャリア教育が不足している点と関係がある。

(出典:行政刷新会議「事業仕分け」第3WG 評価コメント 評価者のコメント(評価シートに記載されたコメント)事業番号3-21 競争的資金(若手研究育成)①科学技術振興調整費(若手研究者養成システム改革)②科学研究費補助金(若手研究(S)(A)(B)、特別研究員奨励費)③特別研究員事業)

学振採用通知のタイミングについて

  1. RT @msmt9: 学振の採用内定予定は貰えたけど博士進学内定は決まってないんだなこれが(マクロ再再履修マン) From: Voca_Espoir at: 2017/10/16 14:25:09 JST Re 公式RT
  2. 学振、お金がもらえるかどうか決まるのが博士課程の入試後とかいうのシステムの欠陥すぎると思う From: Bluepost125 at: 2017/10/16 15:23:59 JST Re 公式RT
  3. “”実験核物理の””学振DC1 通りました。残念ながら学振提出直後に進路を情報科学に変えたので、手続き次第では辞退します twitter.com/mikskw/status/…
  4. 学振PD採用内定もらいました。 がテンモンダイが受入じゃないので、、これは話し合いをしないと。。。 From: 730kou_haya at: 2017/10/16 15:00:41 JST Re 公式RT

学振制度の問題点

  1. RT @YOSIX_: @N_Y_Big_Apple 学振取れたら副業禁止なのに、副業がなければ生活が底辺というおぞましさ。しかも期限付き。日本が大事とか言ってるわりに、日本の科学者資源はないがしろにする。最後はこの国、科学に泣くと思う。 From: YuzukaMinaduki at: 2017/10/16 20:36:54 JST Re 公式RT
  2. 学振、研究に専念しなくちゃならないというのがなあ。もっと額増やして欲しいとみんな思っているんだろうけど昨今の学問に関する予算感を見ると希望もなさそうです。 From: salut_copain at: 2017/10/16 14:46:47 JST Re 公式RT
  3. 学振通ったら学費半額免除、落ちたら学費全額免除のジレンマ From: exotilium at: 2017/10/16 15:35:29 JST Re 公式RT
  4. RT @kida_yusuke: 学振、取ってしまうとアルバイトやめなきゃいけないので、採用期間終了後が大変。私の場合、学振DC2終わったあとは専業非常勤で食いつないだけど、あの2年間は本当にカツカツでした。
  5. 前回の学会で海外の先生に誘ってもらってて、学振に通ったのでお金の心配なくいけると連絡し日程等を相談してたんですけど、金額(月20万,副業不可)を伝えたら、これビザとるのにギリギリな額で、かなり厳しい生活になるっぽいし、為替相場によっては僕留学いけないっぽい(ウケる(ウケない)) 
  6. タイムラインに学振の結果発表がでてるけど、自分が知ってる限り額がこの20年は額が変わってないぽい。。デフレのせいといえばそうだけど、流石に最近のインフレ分ぐらいは反映してもよいのではないだろうか… From: hamayou at: 2017/10/16 23:06:32 JST  Re 公式RT
  7. いずれにしても、うちの大学の事務は「海外出張禁止」にこだわっているので、ぼくは今年は応募できない。大学側が知らないふりして応募しても学振側は特に気にしない、ということが過去に何度もあったというのに(自分が聞いただけでも数件あるので、実際はその数十倍の数では?)。From: goeland_argente at: 2017/10/18 20:20:46 JST Re 公式RT
  8. 科研費も学振も、採用者も不採用者も点数だけでなくコメントを見せてほしい。関係者に要望したら、検討しているとは聞きましたが。 From: esumii at: 2017/10/18 10:56:16 JST Re 公式RT

日本の大学院生・ポスドク支援制度の問題点

  1. RT @ronbunwokaku: 学振に通ったのだけど、日本での博士課程学生の扱いがどんなものなのかを採用率から分からされて、めでたい気持ちにならない。 From: bananataisi at: 2017/10/16 18:16:54 JST Re 公式RT
  2. 学振や科研費、大学の予算配分の問題を考える時いつも思うのは当事者である研究者や院生やポスドクはそういうアドボカシーに割く余力が無いんだよね。 ブラック企業と同じで、それに立ち向かう力を潜在的に最も持つのは当事者なんだけど、それが出来る状態ではなかったり視野の外にある。 From: salut_copain at: 2017/10/16 18:07:02 JST Re 公式RT
  3. RT @yoh2: 学振なんて縁がなかったから(出してはいたけど)博士んときは深夜バイト(23-5時)で食いつないでた。丈夫で健康なわがままボディに感謝したい。 From: saiteejin at: 2017/10/16 20:23:04 JST Re 公式RT
  4. RT @Uncopolymer: 学振の当落を高みから観察するパーマネント勢 From: tjmlab at: 2017/10/16 20:22:49 JST Re 公式RT
  5. バイト先は院に入るときに(大学の)先輩から受け継ぎ、学振を取ってまた後輩に受け継ぐというのをもう20年近くやっており、今年も1人学振に通り、辞める事になった。 自分がここに勤めてから3人目だ。 From: yudai_TNB at: 2017/10/16 20:28:39 JST Re 公式RT
  6. 「学振というのは院生間に格差と妬みを生じさせる非常に不公平な制度なので、全ての博士課程の学生を対象にした給付型奨学金の拡充を図るべきである」(半分冗談半分本気) 

学振を取ったことにより生ずる変化

  1. 学振受かった。これで本屋で三時間迷ったあげく、震える手で本を書棚に戻し、絶望感に浸りながら帰路に着くことがなくなる。 54分前
  2. 学振を担保に結婚する人多いよな 
  3. 学振もらった後の大学内待遇はいくつかあって,某大学では学振取ったら学費免除+学内表彰で報奨金出すことにより,学振富豪が誕生することもある. From: m_morise at: 2017/10/16 18:01:53 JST Re 公式RT
  4. RT @tkmpkm1: そういえばかなりの地方の人たちが「学振通ると、学振太りする人が出てくる」とか言ってたが、そうなのか・・。 From: Ag_smith at: 2017/10/16 18:35:19 JST Re 公式RT
  5. 学振がいかに少なくて悲惨かという話をする人が多数なんだけど、学振富豪なり学振太りなりいろんな方もいるようです。すべてはどこに住んでいるかに依存。 From: tkmpkm1 at: 2017/10/16 18:12:19 JST Re 公式RT

博士課程教育リーディングプログラムやその他の制度と学振の制度について

  1. RT @namicha_1: 東大工学系研究科の場合、学振と金銭的に同等の奨学金やらRAやらの募集が毎週のようにあるのが進学してから分かってとても驚いた。しかもほとんどが学振持ちの人は応募できないから競争率も低そうだし、単純に金銭的な問題でいえば学振に落ちてもそんなに困らなそう… From: kyama0321 at: 2017/10/16 18:00:28 JST Re 公式RT
  2. @takanzai 噂ではリーディングだけならうちの学費全額免除が通るけれど、学振に通ると半額免除までしかいかない、とか、後リーディングはバイト可能かどうかとか……。 From: Ag_smith at: 2017/10/16 17:44:03 JST Re 公式RT
  3. 学振+リーディング大学院で月40万にならないと言っていましたがどういう計算になるのですか? — 多分リーディング大学院のお金は停止されて、学振の月20だけになるんだと思います。 l.ask.fm/igoto/45DKECN7…
  4. RT @tomatoha831: 学振DC1(月20万)+リーディング大学院(月20万)≠(月40万)が成立しないアカデミックの闇 From: ray_yut at: 2017/10/16 15:09:34 JST Re 公式RT
  5. リーディングの人が学振とっても、どちらかの枠や支給金がふえるでもないし、結局金を宙に浮かせているだけなのでは、という反省を誰かして、どうぞ。 From: N_Soma_ at: 2017/10/16 14:53:55 JST Re 公式RT

学振制度とポスドクの雇用

  1. 学振PD、この時期に決まるんですね。受け入れラボになってて申請した人が落ちちゃったとしたらみんなどうしてるんですかね?普通にポスドクで雇えるラボはそんなに多くないですよね…。 From: kuzukz801 at: 2017/10/16 14:32:50 JST Re 公式RT

学振の競争率について

  1. 学振、狭き門だなあ From: kdxu at: 2017/10/16 14:29:22 JST Re 公式RT
  2. むしろ同期で学振通った人誰なんだ From: PhiEle at: 2017/10/16 14:48:51 JST Re 公式RT
  3. RT @__1GO__: 学振採択率30%くらいなんだから、博士課程進学者を今の30%にして全員学振研究員にして、ポスドク問題も解決 From: sasa_tsuki_ at: 2017/10/16 18:46:39 JST Re 公式RT
  4. RT @autotaker1984: 学振PDの採択率が40/230位らしいと聞いてやはり狭い門だなあというのと、全国で230人くらいしか申請しないのかという驚き。 From: wanimaru47 at: 2017/10/16 14:28:17 JST Re 公式RT
  5. 学振PD、今年の申請者数は2223人でした。jsps.go.jp/j-pd/pd_sinsei… 実際に申請した人は分野内の採用/面接/分野全人数が分かりますが、それによれば今年の1次採用は15〜16%、面接候補は10〜11%のようです… twitter.com/i/web/status/9…

学振の通りやすさについて

  1. やっぱうちは学振強いな From: yves_twit at: 2017/10/16 14:27:33 JST Re 公式RT
  2. T研初の学振落ちマンにならずに済んだ From: _TomoyoSakagami at: 2017/10/16 15:46:54 JST Re 公式RT
  3. 学振なんて取れなくて普通とかいいますけど、知り合いのD進勢は取っている方が多いような気さえするのですが、、、 From: PAM1934 at: 2017/10/18 02:15:34 JST Re 公式RT
  4. 私も出身ラボの先輩後輩に学振マンいない。 From: MarunouchiPanda at: 2017/10/17 23:59:19 JST Re 公式RT
  5. @salut_copain それはある程度存在するかと。やはり学振合格者の多い研究室だと合格率は高いと感じます。 From: ilya_une_trace at: 2017/10/16 17:47:12 JST Re 公式RT
  6. これ、やっぱりでかいと思うRT 学振のノウハウは強い研究室に蓄積されていって、過去とった人が一人もいない研究室と年々差がついていく
  7. うちの大学でも死に物狂いで頑張れば、学振のDC1とPDにストレートで採択されるってことを証明できたぞ! ただ、本当の意味で何回か死にかけるぞ! #学振 #学術振興会 #特別研究員
  8. 学振についてこんなに微妙な気持ちなの私だけだろうな。でも、・研究分野が修士博士で異なっても採用され得る・主語に「私」を使っても大丈夫。が証明された。From: givemesalary at: 2017/10/16 14:15:51 JST Re 公式RT

学振の審査基準について

  1. 学振落ちた。業績点が低かったので、まず論文通るように頑張る。他の項目は思ったより点数が高かった。そこはボスと同期による絶大なる添削のおかげだと思う。 From: keipon33 at: 2017/10/16 19:25:47 JST Re 公式RT
  2. 開示結果によると研究計画が足を引っ張っていた様子。他は半数の審査員が4以上を点けていたようだ。もう学振pdには出せないはずだけど、次からは他の書類にこの反省を生かそう。。 From: Milchspeise at: 2017/10/16 18:45:35 JST Re 公式RT
  3. 論文1本くらいじゃもはや学振は無理ゲーじゃのう… From: drk0311 at: 2017/10/16 15:17:13 JST Re 公式RT
  4. 「成果が全て」というのをつよく思い知らされた1週間だったと言えそうです。 得点としては 能力、将来性 3.83 実績 2.83 計画 4.00 総合 3.17 で不採用Bでした。 実績がなければ、授業料免除も通らないし学振も通らないな、と。正直、きついです。 From: ATS31tuat at: 2017/10/16 14:59:23 JST Re 公式RT
  5. 知り合いらの学振結果全然predictできなかった。 From: takeuchi_fr at: 2017/10/16 14:58:30 JST Re 公式RT
  6. 学振DC1で論文がないと厳しいとか…、意味が分からんけど現実なのよね。 確かに私の時代じゃ学会発表があれば十分戦えたね。 twitter.com/kuzukz801/stat… From: kuzukz801 at: 2017/10/16 14:47:41 JST Re 公式RT
  7. 学振については「不思議の採択なし、不思議の不採択あり」なので、まあどっちにころんでもがんばれ。 From: kosukesa at: 2017/10/16 14:45:03 JST Re 公式RT
  8. 周りの人見てると優秀っぽい人でも学振落ちてたりするのである一定ライン超えたらガチャっぽいな From: kdxu at: 2017/10/16 14:36:17 JST Re 公式RT
  9. 学振の落選ハガキ5回くらいはもらってる。応募できる学年の時には必ず応募した。でも審査員やってる先生にどんなに面白い研究でも論文が少ないと通らないよと教えてもらって、PDになったら論文を書く/添削する能力が足りなくて、研究者は無理だなと思った。方針転換して会社員になってよかった。 From: kotokotora at: 2017/10/18 10:17:04 JST Re 公式RT

学振総合スレ Part74 http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/rikei/1507873146/

結果:(面接/面接免除/不採用A~C)
資格:(DC1/DC2/PD/SPD/その他)
系別:
分科と細目:
業績:
学位の有無(PD以上):(満退/博士見込み/博士)
出身大学:
受入先:(出身研究室/他研究室/他大学・機関)
指導教員の知名度(出身):
指導教員の知名度(受入):
出願回数:
コメント:

学振制度との距離感

  1. 学振、存在すら知らずに博士進学してた。 From: Reseaercherwat1 at: 2017/10/16 15:23:25 JST Re 公式RT
  2. 論文出ないだろうからDC2も無理だろうなーって思うと、来年また学振書くモチベが皆無 From: Ryokuhu at: 2017/10/16 15:17:02 JST Re 公式RT
  3. 学振PDに至っては出してすらない(業績的にまず無理) From: nayutime at: 2017/10/16 14:57:58 JST Re 公式RT
  4. 学振に落ちたものはまだ幸いである。修士・博士課程の中で学振の話を一切聞かなかったものに比べれば。 From: ponilong at: 2017/10/16 14:42:35 JST Re 公式RT
  5. Fラン私大から出てきた私は当然学振なんて言葉知らなかったなぁ。 twitter.com/KazuSamejima/s…
  6. なんなら学振という制度をM2のときに知った。さらに研究者は学会に出て論文を書く義務(?)があることもM2のときに知った。偏差値の低い大学にいたから、そういう文化も知らずにギャップに苦しんだ。本当に浅学だった。GPAさえあればいいと思ってた。
  7. 学振の存在すら明らかにしてくれない地方無名私大です。掲示板にでてもいません。来年…応募しても落ちるけどやってみるか…。私を置いて指導教員は一年海外に行ってしまいますが。生きる術をください From: mo00onmoon at: 2017/10/17 11:48:02 JST Re 公式RT

学振が全てではないことについて

  1. 私は学振通ってないが、なんとかなっている。 From: borylation at: 2017/10/16 19:32:24 JST Re 公式RT
  2. ちなみに僕は学振応募したものすべて落ちて今がありますから(笑) From: mohzeki222 at: 2017/10/16 14:55:01 JST Re 公式RT
  3. D3のとき学振PDに落ちたので、台湾でポスドクをさせてもらい、そのまま落ち着いてしまった。もし採用されていたら、台湾に来ていなかったかもしれない。 From: TheorEcoLab at: 2017/10/16 15:47:32 JST Re 公式RT
  4. 学振に通らなかったからアメリカに行かざるを得なかったし、それで良かった。で、その結果今に繋がってる。何が幸いするか、災いするか分からない。 twitter.com/borylation/sta… From: TakaraLab at: 2017/10/16 21:46:28 JST Re 公式RT
  5. 今日は学振の結果発表の日なのか。自分は学振は全て不採択だったので心の深いところが痛む日だ。でもなんとか研究者として生き残っている。不採択だった人は今日は残念会ということでまた明日から頑張ろう。それにしても研究アピール能力ばっかりが重視される時代になったな。そして論文数は減少傾向だ From: silver_plasmon1 at: 2017/10/16 14:28:07 JST Re 公式RT
  6. 甲子園で活躍できないからってプロ野球で通用しないってことじゃないんだから 学振落ちたからって才能ないかも…とかで研究辞めるってことないといいな From: statistic_fox at: 2017/10/16 14:17:07 JST Re 公式RT
  7. 私の周辺では学振なし、アルバイトでコースを乗り切った博士が何人もいるが、すべてアカポス(テニュア)か企業の主研についている。精神的強靭さが職場でも役に立っていると思う。 twitter.com/ibarakistan/st…
  8. 「学振に落ちてもオレ生きてる」系の励ましツイートを見て、学振に全く縁がなかった身としてそれはそうだと感じつつ、学振の結果とかどうでもいいから論文をたくさん書かないとよっぽど後悔するということはぜひ伝えたい。しばしば後悔しているから。

「学振に落ちたからもう自分はダメ」

「学振に受かったから自分は研究者に適性がある」

本当にそうでしょうか?これまでの過去の風潮、業界の風習に縛られてはいませんか?

 

個人的には、科研費や学振でのパイの奪い合いをやるよりも、自分で稼ぐ力を付けて 他の研究者や学生で学振が必要な人が取ればいいやという考えになっています。

(学振に落ちた君へ 異端者からのメッセージ ちらのネットビジネスラボラトリー 更新日:2017年10月17日)

学振経験者のキャリアパス

  1. そういえば今気が付いたが、俺の先輩後輩で学振DC1/2の受給者のうち、少なくとも半分は、博士卒で民間か、それともポスドクの後民間に行ってる。まさしく時代を反映しているようだ。

研究者という人生

  1. 日本のアカデミアを目指すってことは,学振相当の門を毎年数回は叩く生活になるんで,そういうことでメンタルが消耗する人には向いていないような気がします(研究者以外でも同じような世界な気はするけど,ストレスの多寡は比較できません). From: m_morise at: 2017/10/16 18:39:26 JST Re 公式RT
  2. RT @StockAndScience: 要するに、学振受かったら、純粋におめでとう。 一方で、学振落ちたとしても、落ちたことをエネルギーにできない人間はアカデミアはもちろん、どこにいっても通用しないから、エネルギーと思って頑張れということ。 From: SSeiya60260 at: 2017/10/16 14:31:10 JST Re 公式RT

研究者の過酷な状況

  1. 学振通るほど有能な大学院生に月20万しか出せない(保険・年金は自腹、雇用保険も無し)っての見ると力抜けてくな From: km1n_st3 at: 2017/10/18 00:01:33 JST Re 公式RT
  2. 日本の博士課程は学振とって月20万(副業は基本禁止)ー学費55万・税金やぞ From: sterblichmaiden at: 2017/10/17 08:24:09 JST Re 公式RT
  3. あーあー学振受かったら歯を直そうと思ったのに。 From: hpo11043 at: 2017/10/18 04:47:41 JST Re 公式RT
  4. 学振通ったのでバイトできません!すいません!ってバイト辞めたかった…来年また頑張る From: mgk0 at: 2017/10/16 14:28:51 JST Re 公式RT
  5. RT @Hori_alpaca: 親に博士行くなら学振取らないとなと圧をかけられつつもなんとかDCをとって交わしたと思いきや,研究で生きて行くなら早くパーマネントを取らないとなとまた圧をかけられる人生だった. From: Life_Gackt at: 2017/10/16 17:52:22 JST Re 公式RT
  6. 学振とかいうやみ From: ossangairu at: 2017/10/16 15:28:41 JST Re 公式RT
  7. RT @toritorix: 考えてみると,学振とれない方が生活は安定している気がするし,学振とれた方が将来活躍できるという定量的評価を見たことがない. From: kida_yusuke at: 2017/10/16 14:54:41 JST Re 公式RT
  8. 学振採用おめでとうなんてとても言えね… From: FaLiP_lvsg at: 2017/10/16 14:40:03 JST Re 公式RT
  9. 学振より安心が欲しい。 学振あっても仕事がないんじゃね… From: _yavailable_ at: 2017/10/17 23:39:55 JST Re 公式RT

学振の想い出

  1. 学振の結果が入った私宛の封筒が師匠のメールボックスに来たとき、師匠は待ちきれず「開けても良いか」と電話がかかってきたのは良い思い出です。あの頃はキラキラしていたけど、今は何だかなぁ..From: h_oyakata at: 2017/10/18 16:42:16 JST Re 公式RT
  2. 学振の発表あったのかー思い出がいっぱいで胃が痛い From: azitukemoyashi at: 2017/10/16 18:14:05 JST Re 公式RT
  3. RT @kosukesa: 学振といえば、面接のために上京してせっかくだからと翌日のゼミをサボって都内にしかない珍しいパチンコ台打って帰ったんだけど、面接官が師匠の知人で「面接日程を伝え聞いたけど早々に終わってたらしいじゃない、なにしてたの」と詰められたって話があってですね From: riet911 at: 2017/10/16 17:50:36 JST Re 公式RT
  4. ここだけの話をしますが学振はDC1, DC2ともに応募すらしたことありません。無理だと思っていたし言われてもいたしで。なのでそれに応募して採用されなかった人がこの世の終わり的なリアクションをしたり全否定されたかのような反応をしたりするのは自分には異世界の話のよう From: uger_san at: 2017/10/16 14:58:58 JST Re 公式RT
  5. そういえば、今の学振の発表ってWebで行われるんでしたっけ?私の頃は、郵送されてきたんですよ..葉書だと不採用、厚い封筒だと面接(面接の詳細が付いてくる)、薄い封筒だと面接せずに採用だったので、封筒を見るまでもなく結果が分かりました。 From: h_oyakata at: 2017/10/18 16:35:53 JST Re 公式RT

学振不採用の結果、岐路に立たされることについて

  1. 改めて、学振落ちました。 来年からどうするかはこれから考えます。 From: nyann_kichi at: 2017/10/16 17:40:10 JST Re 公式RT
  2. 学振。妥当な結果だったけど、「落ちたんで仕事ください」って言ったら、「すぐ履歴書送って」って返事がきたから、なんか食ってける気がする\(^o^)/ From: Spr0utlings at: 2017/10/16 16:14:38 JST Re 公式RT
  3. 学振落ちたけど、さてどうしたものかな From: Lbfuvab at: 2017/10/16 15:10:52 JST Re 公式RT
  4. 学振落ちてスタートアップに貢献してオキュウリョウもらって圧倒的成長するのもありと思いませんか From: CeleuC at: 2017/10/16 14:44:12 JST Re 公式RT
  5. 学振通ったら内定蹴ります勢は今もしかしたら絶賛内定辞退電話中なのかも知れない From: roger_titech at: 2017/10/16 14:43:50 JST Re 公式RT
  6. 学振落ちて就活する勢 From: wxy40 at: 2017/10/16 14:26:37 JST Re 公式RT

大学院生・ポスドクが経済的に困難な状況に置かれていることに対する揶揄

  1. 朝からずっとどうして学振落ちると航空会社に行く流れができているんだろうと思ったけど調べてみたらそうじゃなかった。。。 From: marineozz at: 2017/10/16 20:01:13 JST Re 公式RT
  2. 「学振落ちたら体を売ろう(意訳)」ってあまりにも激ヤバすぎでは From: __Nyaka at: 2017/10/16 14:43:15 JST Re 公式RT
  3. 学振落ちたら風俗落ちの世界ヤバすぎでは? From: ma_ttsu_n at: 2017/10/16 14:16:23 JST Re 公式RT
  4. RT @m43net: 学振に 落ちたらVanillaで 高収入 From: lhipelal at: 2017/10/16 14:16:09 JST Re 公式RT
  5. RT @Uncopolymer: バーニラ!バニラ!バーニラ!学振♡♡ バーニラ!バニラ!収入~⤴︎⤴︎ From: al_qrantz at: 2017/10/16 14:16:08 JST Re 公式RT

学振焼肉について

  1. RT @groebner_basis: 「学振が採れた」と君が言ったから 10日16日は焼肉記念日 From: j_u_pd at: 2017/10/16 17:45:10 JST Re 公式RT
  2. 学振焼肉ってツイッタランドでしか見聞きしたことがない From: airslave_of_cat at: 2017/10/16 16:09:47 JST Re 公式RT
  3. まさか勘違いしている人がいるとは思わなけど、念のために言っておくと、学振焼肉とは「学振受かった人、学振に挑戦したけどダメだった人に、何はともあれおつかれ」という気持ちを込めて周りの人が焼肉を奢ることですよ? From: m_ishihata at: 2017/10/16 14:39:43 JST Re 公式RT
  4. 私の周辺にはそういう神話はなかったようで、先輩後輩が学振DCPDとったときも、私自身がDCとったときも、焼肉をごちそうされたりしたりはしませんでした。が、全員アカポスについているので反例を4つ提出しておきますね。 From: keigomi29 at: 2017/10/16 14:33:11 JST Re 公式RT
  5. RT @Schwarzeon: 学振を全額焼肉をおごるのに使った博士学生は今や一流大学のエースとして教授職に就いているし、学振で焼肉をおごるとアカデミック職が手に入るかもしれないですよ From: Yatu_Walker at: 2017/10/16 14:28:11 JST Re 公式RT
  6. RT @qqyyyaaa: 学振PD、面接免除で採用されました!(:D でも焼肉はきらい…。 From: SendaiHisCafe at: 2017/10/16 14:26:58 JST Re 公式RT
  7. 学振通ったらおごるという伝統はあるらしい・・・・ twitter.com/gin_chaku/stat…
  8. RT @Fm7: (学振を取った皆さん…今皆さんの頭の中に直接語りかけています… 焼肉です…焼肉を周囲に振舞うのです… 学振に採用されたにも関わらず論文が出せず消えていった先人は焼肉を振舞うことを怠ったのです… そのような目に逢いたくなければお世話になった人全員に焼肉を振舞… From: tamio0524 at: 2017/10/16 14:15:41 JST Re 公式RT

祝福

  1. 後輩「おめでとうございます!!!ところで学振って何すか??」
  2. 学振通った人おめでと〜〜 From: tjmlab at: 2017/10/16 18:59:11 JST Re 公式RT
  3. 学振に通った方々,おめでとうございます。 From: FUJIKIDaisuke at: 2017/10/16 15:16:14 JST Re 公式RT
  4. ともあれ、学振に通った学生諸君はおめでとう。 From: tkmpkm1 at: 2017/10/16 14:37:24 JST Re 公式RT

 

参考

  1. twitter ツイッター検索 (t-proj.org) “学振”
  2. 「学振」のYahoo!検索(リアルタイム)
  3. 学振焼肉2015 (togetter)
  4. 学振焼肉 (togetter 2014年10月16日)

 

学振関連記事

2020年新入試英語はマーク式と民間の両試験

2020年度から大学入試制度が激変します。知識偏重の入試から、思考力や判断力を問う入試へと変革させることが狙いだそうですが、出題内容だけでなく受験の形式も大きく変わるため、過渡期に大学を受験する生徒にとっては、試験準備のための精神的な負担が非常に大きくなりそうです。1日も早く、最終的な試験の形式が確定してほしいものです。

これまでの「大学入試センター試験」は、2020年度からは「大学入学共通テスト」に取って代わられます。大学入学共通テストの英語は、2024年度からは民間の資格・検定試験が使われます。2020~2023年度の過渡期は、民間の資格・検定試験と現行のマーク式が併用され、大学がどちらかを選べるというものでした。しかしながら、今回のニュースによれば、2017年10月12日に行われた国立大学協会の理事会で、全国立大が足並みをそろえて両試験を課すべきだという結論になったようです。

出題傾向の異なる2つの試験の受験を課するとなると、2020~2023年度の受験生には大きな負担を強いることになりそうです。

共通テストの英語に、民間の試験を活用するとして8つほど候補が挙げられていますが、実際にどの試験が採用されるのかすらまだ明らかになっていません。

英語はコミュニケーション能力を重視し、「読む・聞く」の2技能だけを測っていた試験を廃止し、4技能を測るため英検やTOEICなどの民間試験を使うことになる。どの団体の試験を認めるかは、今年度中にも決める。(朝日新聞DIGITAL 2017年7月10日23時27分 センター試験後継テストの英語、完全民間移行は24年度 )

実施に当たっては、英検やTOEICなどの資格・検定試験のうち、必要な水準や要件を満たす試験をセンターが認定。(時事ドットコムニュース 2017/07/10-15:04民間試験・マーク式併存=センター後継、英語で4年間-文科省)

大学入試センター試験に代えて2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語について、国立大学協会の理事会は12日、従来型のマークシート式と実用英語技能検定(英検)などの民間試験の両方を全国立大82校の受験生に課す方針を決めた。(読売新聞 YOMIURI ONLINE 2017年10月13日 06時00分国立大英語「マーク式と民間」必須…新大学入試 )

共通テストの英語は24年度から民間の資格・検定試験に全面移行する。実用英語技能検定(英検)やTOEICなどの採用が検討されている。(日本経済新聞 2017/10/13 11:07マーク式と民間試験が必須に 国立大入試の英語 20~23年度 )

共通テストの英語は4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に測るため、英検やTOEFLなどの民間試験を活用し、高校3年の4~12月に受ける。(2017年10月13日 23時07分 毎日新聞/ @niftyニュース新テスト:国立大、英語2試験「負担大」 高校側の反発も )

英語については、これまでの「読む・聞く」に加え「話す・書く」をあわせた4技能を評価することを目的とし、実用英語技能検定(英検)やTOEIC、TOEFLなど英語能力をはかる10種類の民間試験の中から、大学入試センターが「認定試験」として選定。(日本経済新聞 第321回 2017/5/20 6:00 大学入試、民間試験活用に賛成ですか )

 

文科省のウェブサイトを見ると、平成29年度英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会(第1回)配付資料 の中で、主な英語の資格・検定試験として、英検など以下の8つが紹介されています。

  1. Cambridge English(ケンブリッジ大学英語検定機構)
  2. 英検(公益財団法人日本英語検定協会)
  3. GTEC(ベネッセコーポレーション Berlitz International ELS Educational Services ※CBT:一般財団法人進学基準研究機構(CEES)と共催)
  4. IELTS(ブリティッシュ・カウンシル 公益財団法人日本英語検定協会等)
  5. TEAP /TEAPCBT (公益財団法人日本英語検定協会)
  6. TOEFL iBT (テスト作成: ETS 日本事務局: 国際教育交換協議会(CIEE))
  7. TOEIC L&R (テスト作成: ETS 日本事務局: 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC))
  8. TOEIC S&W (テスト作成: ETS 日本事務局: 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC))

TOEICは内容がビジネスマン向けで、アカデミックな内容に乏しいため、高校生が学校で学ぶべき内容とはとても言い難く、大学入試のための共通テストには不向きでしょう。TOEFLは海外の大学に進学するときに外国人に課せられるテストで、そもそも大学で学ぶのに必要な英語力を問うものですから、共通テストにふさわしい性格を備えています。

 

参考

  1. 平成29年度英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会(文部科学省) 議事録(平成29年9月7日(木曜日)13時~15時)
  2. 英語4技能試験情報サイト 資格・検定試験 懇談会:”平成26年12月、文部科学省にて「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会」(以下、連絡協議会)が発足致しました。「英語4技能資格・検定試験懇談会」は、連絡協議会に参加する6つの試験運営団体が集まり、教育関係者、受験者、保護者等に、ポータルサイトの運営や指針作り等を通して、適正かつ包括的な英語4技能試験の内容・レベル・活用事例等の情報提供を行うことを目的とした懇談会です。参加団体(50音順):グローバル・コミュニケーション&テスティング、ケンブリッジ大学英語検定機構、国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)、公益財団法人 日本英語検定協会、株式会社 ベネッセコーポレーション”
  3. 大学入試新テスト、認定した民間試験を全国の公立高校で一斉実施か (fourskills.jp 2017.06.22)
  4. 文部科学省英語教育改革PM葛城崇が語る、高大接続最終報告に託した5つの願い (fourskills.jp 2016.03.31)
  5. 安河内哲也が語る、2020年4技能入試で日本人の英語学習は激変する! (fourskills.jp 2015.09.07)
  6. 資料1 英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会の設置について (文部科学省 平成 29年 9月 7日) 英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会委員 名簿【50音順】

青山 智恵   ケンブリッジ大学英語検定機構 試験開発部門 日本統括マネージャー
阿部 恵    独立行政法人国立高等専門学校機構 八戸工業高等専門学校総合科学教育科教授
石鍋 浩    港区立御成門中学校校長
圓月 勝博   同志社大学副学長・文学部教授、日本私立大学団体連合会(一般社団法人日本私立大学連盟教育研究委員会委員)
奥田 吾朗   大阪国際大学短期大学部理事長、日本私立短期大学協会副会長
尾関 直子   明治大学国際日本学部教授、大学英語教育学会副会長
川越 豊彦   荒川区立尾久八幡中学校校長、全日本中学校長会総務副部長
川嶋 太津夫  大阪大学高等教育・入試研究開発センター教授(センター長)、一般社団法人国立大学協会入試委員会専門委員
小林 真記   神田外語大学准教授、日本私立大学団体連合会(日本私立大学協会)
塩崎 修健   公益財団法人日本英語検定協会教育事業部部長
柴田 洋三郎  公立大学法人福岡県立大学学長、一般社団法人公立大学協会副会長
鈴木 厚人   公立大学法人岩手県立大学盛岡短期大学部学長、全国公立短期大学協会
田代 桂子   株式会社大和証券グループ本社 取締役兼専務執行役、公益社団法人経済同友会 教育問題委員会委員
多田 幸雄   株式会社双日総合研究所相談役、長崎大学経済学部客員教授
田原 正夫   公立大学法人首都大学東京 東京都立産業技術高等専門学校校長、全国公立高等専門学校協会副会長
根本 斉    国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部事業統括本部長
長谷川 知子  一般社団法人日本経済団体連合会教育・CSR本部長
平方 邦行   工学院大学附属中学校・高等学校校長、日本私立中学高等学校連合会常任理事
松本 茂    立教大学グローバル教育センター長
三橋 峰夫   一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)R&D室室長
宮本 久也   東京都立西高等学校校長、全国高等学校長協会会長
村田 圭治   近畿大学工業高等専門学校校長、日本私立高等専門学校協会理事
安河内 哲也  一般財団法人実用英語推進機構代表理事
山﨑 昌樹   株式会社ベネッセホールディングス取締役・株式会社ベネッセコーポレーション副社長
山本 廣基   独立行政法人大学入試センター理事長
吉田 研作   上智大学言語教育研究センター教授

高校生物の重要語句512語のリスト

日本学術会議は、高校生物で学習すべき重要語句を512に絞りこみ、その結果を公表しました。これは、生物学が暗記科目にならないようにという狙いから、「覚えなくてはならない語」を減らし、その目安を示したものです。

教科書中ゴシック体などで重要であると指定される用語も増え続け、現行の主要教科書出版社が出版する高等学校教科書「生物」では、延べ2,000を超える数の用語が選ばれている。これは、理科の他の教科に比べて膨大に多い数字であり、生物学が暗記を求める学問であるという誤ったメッセージを若者に送っている。

…

大学入学者選抜においても、単なる知識の量や細かな知識の有無のみにより評価を行うことがないようにすることが要請されている。穴埋め問題で答えさせられる用語を減らし、また重要語として教えられていない用語については、試験問題の文中でも注をつけることによって理解を助けることができれば、受験のための高等学校生徒の負担も軽減され、暗記ではなく、生物学の面白さを学ぼうという気持ちをもってもらえるのではないか。
(高等学校の生物教育における重要用語の選定について 平成29年9月28日 日本学術会議 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同生物科学分科会 PDF)

数を絞り込んだだけではなく、複数の呼称がある場合には「推奨」される語句も示しています。また、遺伝学用語として定着している「優性」,「劣性」という言葉が、日常語としての優劣との意味と混同される恐れがあることから、「顕性」(dominant)、「潜性」(recessive)と呼び替えることを提唱しています。

 

高等学校の生物教育で教え、学習して欲しい最重要語254語、重要語258語、併せて512語のリスト。

最重要語

高等学校の生物教育において、学習すべき主要な概念とのつながりが特に高い用語、254語。

日本語 英語 の順に表記

  1. 細胞 cell
  2. 単細胞生物 unicellular organism
  3. 多細胞生物 multicellular organism
  4. 核 nucleus
  5. 細胞質 cytoplasm
  6. 細胞膜 plasma membrane/cell membrane
  7. 呼吸 respiration
  8. 光合成 photosynthesis
  9. ミトコンドリア mitochondrion
  10. 葉緑体 chloroplast
  11. グルコース ブドウ糖 glucose
  12. 有機物 organic matter
  13. 代謝 metabolism
  14. エネルギー energy
  15. 酵素 enzyme
  16. 触媒 catalyst
  17. ATP ATP
  18. ADP ADP
  19. 遺伝 inheritance
  20. 遺伝子 gene
  21. DNA デオキシリボ核酸 DNA
  22. 塩基配列 nucleotide sequence
  23. 塩基対 base pair
  24. ヌクレオチド nucleotide
  25. 二重らせん double helix
  26. ゲノム genome
  27. DNA 複製 DNA replication
  28. 細胞周期 cell cycle
  29. 細胞分裂 cell division
  30. mRNA メッセンジャーRNA/伝令 RNA mRNA/messenger RNA
  31. RNA リボ核酸 RNA
  32. タンパク質 protein
  33. 転写 transcription
  34. 翻訳 translation
  35. 恒常性 homeostasis
  36. 血液 blood
  37. 赤血球 erythrocyte
  38. 白血球 leukocyte
  39. 血小板 platelet
  40. 血漿 血しょう blood plasma
  41. 血清 serum
  42. 解毒作用 detoxification
  43. 自律神経系 autonomic nervous system
  44. 交感神経系 sympathetic nervous system
  45. 副交感神経系 parasympathetic nervous system
  46. 内分泌系 endocrine system
  47. 内分泌腺 endocrine gland
  48. 脳下垂体 下垂体 pituitary gland
  49. 成長ホルモン growth hormone
  50. 受容体 receptor
  51. インスリン insulin
  52. ホルモン hormone
  53. 血糖 blood sugar
  54. 糖尿病 diabetes
  55. 免疫 immunity
  56. 抗原 antigen
  57. 抗体 antibody
  58. 免疫グロブリン immunoglobulin
  59. B 細胞 B cell
  60. T 細胞 T cell
  61. リンパ球 lymphocyte
  62. マクロファージ macrophage
  63. 食作用 phagocytosis
  64. ワクチン vaccine
  65. アレルギー allergy
  66. 植生 vegetation
  67. 遷移 succession
  68. 森林 forest
  69. 極相 climax
  70. バイオーム biome
  71. 優占種 dominant species
  72. 草原 grassland
  73. 荒原 砂漠 desert
  74. 生態系 ecosystem
  75. 物質循環 nutrient cycling
  76. エネルギーの流れ energy flow
  77. 生産者 producer
  78. 消費者 consumer
  79. 分解者 decomposer
  80. 食物網 food web 注)「食物連鎖」という語が使われる場合もあったが、「食物網」に統一することを推奨する。
  81. バイオマス 現存量 biomass
  82. 環境 environment
  83. 保全 conservation
  84. 細胞小器官 organelle
  85. 小胞体 endoplasmic reticulum
  86. ゴルジ体 Golgi apparatus
  87. リソソーム lysosome
  88. 液胞 vacuole
  89. 細胞骨格 cytoskeleton
  90. 微小管 microtubule
  91. アクチンフィラメント アクチン繊維 actin filament
  92. 細胞壁 cell wall
  93. リボソーム ribosome
  94. 核酸 nucleic acid
  95. 脂質 lipid
  96. リン脂質 phospholipid
  97. 炭水化物 carbohydrate
  98. 能動輸送 active transport
  99. アミノ酸 amino acid
  100. ペプチド peptide
  101. ポリペプチド polypeptide
  102. 立体構造 three‐dimensional structure
  103. 基質 substrate
  104. 基質特異性 substrate specificity
  105. 活性部位 active site
  106. 失活 inactivation
  107. 変性 denaturation
  108. 解糖 glycolysis 注)従来グルコース代謝の反応系としては「解糖系」という用語が用いられ、筋肉における嫌気的代 謝で乳酸を生じる過程を「解糖」と呼ぶ慣習があったが、本来 glycolysis は代謝経路全体を指す言葉なので、解糖で統一することを推奨する。
  109. 発酵 fermentation
  110. クエン酸回路 citric acid cycle
  111. 電子伝達系 electron transport system
  112. カルビン回路 Calvin cycle
  113. クロロフィル chlorophyll
  114. 窒素固定 nitrogen fixation
  115. 遺伝情報 genetic information
  116. コドン codon
  117. 突然変異 変異 mutation 注)本来この語は「突然」という意味を含まない概念を指しているので、「突然」をと り「変異」と呼ぶことが日本遺伝学会により提唱されている。ただ、variation の意味で用いる「変異」と混同す るおそれがあり、ここでは併記とする。「変異」とする場合には混同しないよう用法に注意。
  118. tRNA 転移 RNA tRNA/transfer RNA
  119. rRNA リボソーム RNA rRNA/ribosomal RNA
  120. 遺伝子発現 gene expression
  121. 転写因子 transcription factor
  122. プロモーター promoter
  123. 分化 differentiation
  124. 組換え DNA recombinant DNA
  125. 形質転換 transformation
  126. 生殖 繁殖 reproduction
  127. 有性生殖 sexual reproduction
  128. 減数分裂 meiosis
  129. クローン clone
  130. 染色体 chromosome
  131. 組換え recombination
  132. 連鎖 linkage
  133. アレル 対立遺伝子 allele 注)「対立遺伝子」という語が長年使われてきたが、「対立」も「遺伝子」も本来の概念に そぐわない。日本遺伝学会、日本人類遺伝学会の提案にしたがい、「アレル」を用いることを推奨する。
  134. 遺伝子座 locus
  135. 遺伝子型 遺伝型 genotype
  136. 表現型 phenotype
  137. 発生 development
  138. 細胞分化 cell differentiation
  139. 卵 egg
  140. 精子 sperm
  141. 受精 fertilization
  142. 受精卵 fertilized egg
  143. 卵割 cleavage
  144. 胚 embryo
  145. 胞胚 blastula
  146. 原腸胚 gastrula
  147. 誘導 induction
  148. 外胚葉 ectoderm
  149. 内胚葉 endoderm
  150. 中胚葉 mesoderm
  151. 形態形成 morphogenesis
  152. 幼生 larva
  153. 変態 metamorphosis
  154. 発生運命 fate
  155. 卵細胞 egg cell/ovum
  156. 精細胞 sperm cell/spermatid
  157. 花粉 pollen
  158. 種子 seed
  159. 胚乳 endosperm
  160. 形成層 cambium
  161. 神経 nerve
  162. 神経系 nervous system
  163. 神経細胞 neuron
  164. 脳 brain
  165. 大脳 cerebrum
  166. 中脳 midbrain
  167. 小脳 cerebellum
  168. 大脳皮質 cerebral cortex
  169. 新皮質 neocortex
  170. 灰白質 gray matter
  171. 白質 white matter
  172. 間脳 diencephalon
  173. 脳幹 brain stem
  174. 延髄 medulla oblongata
  175. 脊髄 spinal cord
  176. 中枢神経系 central nervous system
  177. 末梢神経系 peripheral nervous system
  178. 運動神経 motor nerve
  179. 感覚神経 sensory nerve
  180. シナプス synapse
  181. 軸索 axon
  182. 樹状突起 dendrite
  183. 興奮 excitation
  184. 活動電位 action potential
  185. 膜電位 membrane potential
  186. 伝導 conduction
  187. 伝達 transmission
  188. 神経伝達物質 neurotransmitter
  189. 視覚 vision
  190. 聴覚 hearing
  191. 味覚 taste
  192. 嗅覚 olfaction
  193. 網膜 retina
  194. 色覚 color vision
  195. 筋肉 muscle
  196. 骨格筋 skeletal muscle
  197. 行動 behavior
  198. 学習 learning
  199. フェロモン pheromone
  200. 植物ホルモン plant hormone
  201. オーキシン auxin
  202. エチレン ethylene
  203. ジベレリン gibberellin
  204. サイトカイニン cytokinin
  205. アブシシン酸 アブシジン酸 abscisic acid
  206. 光受容体 photoreceptor
  207. フィトクロム phytochrome
  208. 発芽 germination
  209. 屈性 tropism
  210. 休眠 dormancy
  211. 個体 individual
  212. 集団 個体群 population
  213. 群集 community
  214. 共生 symbiosis
  215. 競争 competition
  216. ニッチ 生態的地位 niche
  217. 生物多様性 biodiversity
  218. 攪乱 かく乱 disturbance
  219. 絶滅 extinction
  220. 化学進化 chemical evolution
  221. 原核生物 prokaryotes
  222. 真核生物 eukaryotes
  223. 古生代 Paleozoic
  224. 中生代 Mesozoic
  225. 新生代 Cenozoic
  226. 哺乳類 mammal
  227. 霊長類 primate
  228. ホモ・サピエンス Homo sapiens
  229. 裸子植物 gymnosperm
  230. 被子植物 angiosperm
  231. 進化 evolution
  232. 適応 adaptation
  233. 自然選択 natural selection
  234. 種分化 speciation
  235. 共進化 coevolution
  236. 変異 variation 注)mutation も変異と呼ばれることがあるので、用法に注意。variation の意味には、「多様性」、「変動」の語を用いることを日本遺伝学会は提案しているが、混乱を広げるおそれもあり、 ここでは併記しない。
  237. 遺伝的浮動 genetic drift
  238. 分子進化 molecular evolution
  239. 分類 classification
  240. 系統 lineage
  241. 系統分類 systematics
  242. 系統樹 phylogenetic tree
  243. 種 species
  244. 学名 scientific name
  245. ドメイン domain
  246. 界 kingdom
  247. 門 phylum
  248. アーキア Archaea
  249. 細菌 Bacteria
  250. 菌類 Fungi
  251. 脊椎動物 vertebrate
  252. 無脊椎動物 invertebrate
  253. 種子植物 Spermatophyta
  254. 藻類 algae

 

重要語

高等学校の生物教育において、学習すべき主要な概念とのつながりが高い用語、258語。

  1. 原核細胞 prokaryotic cell
  2. 真核細胞 eukaryotic cell
  3. 組織 tissue
  4. 器官 organ
  5. 光化学系 I photosystem I
  6. 光化学系 II photosystem II
  7. 炭素同化 炭酸同化/炭酸固定 carbon assimilation
  8. 細胞内共生 endosymbiosis
  9. アルコール発酵 alcohol fermentation
  10. 乳酸発酵 lactate fermentation
  11. NADH NADH
  12. NADPH NADPH
  13. リン酸 phosphate
  14. ピルビン酸 pyruvate
  15. デンプン starch
  16. 塩基 base
  17. 相補性 complementarity
  18. アデニン adenine
  19. グアニン guanine
  20. チミン thymine
  21. シトシン cytosine
  22. 分裂期 mitotic phase
  23. 間期 interphase
  24. 体細胞分裂 mitosis
  25. 形質 trait
  26. 発現 expression
  27. アミノ酸配列 amino acid sequence
  28. ウラシル uracil
  29. 体内環境 internal environment
  30. 循環系 circulatory system
  31. 体液 body fluid
  32. リンパ液 lymph
  33. ヘモグロビン hemoglobin
  34. 血液凝固 blood coagulation
  35. 血餅 血ぺい blood clot
  36. 胆汁 bile
  37. 集合管 collecting duct
  38. 糸球体 glomerulus
  39. 尿細管 細尿管 renal tubule
  40. ネフロン nephron
  41. 再吸収 reabsorption
  42. 尿素 urea
  43. 標的器官 target organ
  44. 視床下部 hypothalamus
  45. 甲状腺 thyroid
  46. アドレナリン adrenalin
  47. グルカゴン glucagon
  48. グリコーゲン glycogen
  49. 抗原抗体反応 antigen‐antibody reaction
  50. 体液性免疫 humoral immunity
  51. 細胞性免疫 cellular immunity
  52. 樹状細胞 dendritic cell
  53. 拒絶反応 rejection
  54. がん cancer
  55. 土壌 soil
  56. 二次遷移 secondary succession
  57. 生活形 life form
  58. 垂直分布 vertical distribution
  59. 水平分布 horizontal distribution
  60. 森林限界 forest line
  61. 植物相 flora
  62. 動物相 fauna
  63. 相観 physiognomy
  64. 炭素循環 carbon cycle
  65. 窒素循環 nitrogen cycle
  66. 純生産量 net production
  67. 総生産量 gross production
  68. 地球温暖化 global warming
  69. 富栄養化 eutrophication
  70. 外来生物 alien species
  71. サイトゾル 細胞質基質/細胞質ゾル cytosol
  72. 核膜 nuclear envelope
  73. 核小体 nucleolus
  74. 生体膜 biomembrane
  75. 繊毛 cilium
  76. 鞭毛 べん毛 flagellum
  77. ミオシン myosin
  78. 筋原繊維 myofibril
  79. 中心体 centrosome
  80. 細胞接着 cell adhesion
  81. 分泌 secretion
  82. チャネル channel
  83. ポンプ pump
  84. 輸送体 transporter
  85. イオンチャネル ion channel
  86. 受動輸送 passive transport
  87. ナトリウムポンプ sodium pump
  88. アクアポリン 水チャネル aquaporin
  89. セルロース cellulose
  90. 多糖 polysaccharide
  91. 脂肪 fat
  92. 脂肪酸 fatty acid
  93. 水素結合 hydrogen bond
  94. 糖 sugar 注)「糖質」とも呼ぶ。広義に「炭水化物」と同義に用いられることが多いが、単糖、オリゴ糖など、より限られた用法もあるので注意する。
  95. ヒストン histone
  96. ペプチド結合 peptide bond
  97. 一次構造 primary structure
  98. 二次構造 secondary structure
  99. 三次構造 tertiary structure
  100. 特異性 specificity
  101. 活性化エネルギー activation energy
  102. 生成物 product
  103. 最適pH optimum pH
  104. 最適温度 optimum temperature
  105. 補酵素 coenzyme  注)酵素の機能発現にかかわる因子として古くから使われてきた用語であるが、現在で は必ずしも適切な概念とは言えない。まだ一般に用いられているので残すが、歴史的な語である。酸化還元酵素 の NADH などは、現在では基質として扱われるのが一般的である。
  106. 脱窒 脱窒素 denitrification
  107. 窒素同化 nitrogen assimilation
  108. DNA ポリメラーゼ DNA polymerase
  109. RNA ポリメラーゼ RNA polymerase
  110. 遺伝暗号 genetic code
  111. イントロン intron
  112. エキソン exon
  113. 開始コドン start codon
  114. 終止コドン termination codon
  115. スプライシング splicing
  116. 挿入 insertion
  117. 欠失 deletion
  118. 置換 substitution
  119. DNA 修復 DNA repair
  120. 発現調節 expression regulation
  121. オペロン operon
  122. オペレーター operator
  123. リプレッサー repressor
  124. PCR PCR/polymerase chain reaction
  125. 制限酵素 restriction enzyme
  126. ベクター vector
  127. プラスミド plasmid
  128. 一倍体 単相 haploid
  129. 二倍体 複相 diploid
  130. 生殖細胞 germ cell
  131. 配偶子 gamete
  132. 接合 conjugation
  133. 相同染色体 homologous chromosome
  134. 無性生殖 asexual reproduction
  135. 常染色体 autosome
  136. 性染色体 sex chromosome
  137. X 染色体 X chromosome
  138. Y 染色体 Y chromosome
  139. ホモ接合体 homozygote
  140. ヘテロ接合体 heterozygote
  141. 優性 顕性 dominant
  142. 劣性 潜性 recessive  注)dominant と recessive。古くから使われてきた遺伝学用語であるが、前者が優れ、後 者が劣った性質という誤解を与えるため、大きな問題であると関連学会で議論されてきた。この度、日本遺伝学 会と日本人類遺伝学会が「顕性」、「潜性」と呼び替えることを提唱したのでここに併記する。一般に定着するま でには少し時間を要するのではないかと思われる。
  143. 初期発生 early development
  144. 器官形成 organogenesis
  145. 配偶子形成 gametogenesis
  146. オーガナイザー 形成体 organizer
  147. 原基 primordium/anlage
  148. 決定 determination
  149. 原口 blastopore
  150. 陥入 invagination
  151. 脊索 notochord
  152. 体節 segment/somite  注)2つの英語に同じ日本語が用いられているので注意。segment は,動物一般の頭尾軸に沿った分節 構造を指す言葉で、一方 somite は,脊椎動物の発生において、神経管の側の中胚葉が頭尾軸に沿って分節してできる構造を指す。
  153. 神経胚 neurula
  154. 神経管 neural tube
  155. 幹細胞 stem cell
  156. 多能性 pluripotency
  157. プログラム細胞死 programmed cell death
  158. アポトーシス apoptosis
  159. 胚珠 ovule
  160. 胚嚢 胚のう embryo sac
  161. 花粉管 pollen tube
  162. 柱頭 stigma
  163. 重複受精 double fertilization
  164. 胚軸 hypocotyl
  165. 茎頂分裂組織 shoot apical meristem
  166. 根端分裂組織 root meristem
  167. 刺激 stimulus
  168. シグナル伝達 情報伝達 signal transduction
  169. 受容器 receptor organ
  170. 効果器 effector organ
  171. 反射 reflex
  172. 桿体細胞 rod cell
  173. 錐体細胞 cone cell
  174. 水晶体 lens
  175. 盲斑 blind spot
  176. 海馬 hippocampus
  177. 筋収縮 muscle contraction
  178. 横紋筋 striated muscle
  179. アセチルコリン acetylcholine
  180. 平衡覚 static sense
  181. 静止電位 resting potential
  182. シナプス小胞 synaptic vesicle
  183. 走性 taxis
  184. 刷込み imprinting
  185. 渡り migration
  186. 条件づけ conditioning
  187. 光屈性 phototropism
  188. 光周性 photoperiodism
  189. 重力屈性 gravitropism
  190. 長日植物 long‐day plant
  191. 短日植物 short-day plant
  192. カルス callus
  193. 離層 abscission layer
  194. 共存 coexistence
  195. 生息場所 habitat
  196. 縄張り テリトリー territory
  197. 種内競争 intraspecific competition
  198. 種間競争 interspecific competition
  199. 群れ group
  200. 寄生 parasitism
  201. 捕食者 predator
  202. 被食者 prey
  203. 個体群密度 population density
  204. 生存曲線 survival curve
  205. 成長曲線 growth curve
  206. シアノバクテリア Cyanobacteria
  207. 魚類 fish
  208. 両生類 amphibian
  209. 爬虫類 は虫類 reptile
  210. 鳥類 bird
  211. 類人猿 anthropoid
  212. 大量絶滅 mass extinction
  213. オゾン層 ozone layer
  214. 遺伝子プール gene pool
  215. 遺伝子頻度 gene frequency
  216. 遺伝子重複 gene duplication
  217. 遺伝的変異 genetic variation
  218. 突然変異体 変異体 mutant 注)「変異体」もしばしば使われるが、最重要語で述べたように、「変異」 は mutation と variation の2通りの意味に使われているので注意。
  219. 倍数体 polyploid
  220. 生殖的隔離 reproductive isolation
  221. 地理的隔離 geographic isolation
  222. 適応度 fitness
  223. 適応放散 adaptive radiation
  224. 二名法 binomial nomenclature
  225. 分類群 taxon
  226. 綱 class
  227. 目 order
  228. 科 family
  229. 属 genus
  230. 脊索動物 Chordata
  231. 節足動物 Arthropoda
  232. 線形動物 Nematoda
  233. 軟体動物 Mollusca
  234. コケ植物 Bryophyte
  235. シダ植物 Pteridophyte
  236. 原生生物 Protista
  237. 酵母 yeast
  238. 胞子 spore
  239. ウイルス virus
  240. 心臓 heart
  241. 腎臓 kidney
  242. 肝臓 liver
  243. 膵臓 すい臓 pancreas
  244. 脾臓 ひ臓 spleen
  245. 胸腺 thymus
  246. 結合組織 connective tissue
  247. 上皮 epithelium
  248. 気孔 stoma
  249. 花 flower
  250. 葉 leaf
  251. 茎 stem
  252. 根 root
  253. 芽 bud
  254. 蒸散 transpiration
  255. 子房 ovary
  256. 維管束 vascular bundle
  257. 道管 vessel
  258. 篩管 師管 phloem

 

参考

  1. 高等学校の生物教育における 重要用語の選定について 平成29年(2017年)9月28日 日本学術会議 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 生物科学分科会 PDF
  2. 日本学術会議(2017)高校生物用語 選定リスト(OpenDocument表計算ファイル)

 

報道

  1. 高校生物「重要用語」現行の4分の1へ厳選…日本学術会議 (resemom.jp 2017.9.28 Thu 19:15):”現行の主要教科書出版社が出版する高等学校「生物」の教科書では、のべ2,000を超える用語が重要であるとされている。これは、理科のほかの教科に比べて非常に多く、生物学が暗記を求める学問であるという誤解を生んでいる。また、生物科学や生命科学の方面に進むことを志望していながら、知識を詰め込む科目という認識から、生物学を敬遠して生物系学部・学科や医学部でも生物学を十分に学んでいない学生が入学してくることも珍しくないという。”

 

512語(日本語 英語 別名がある場合は併記)

細胞 cell 単細胞生物 unicellular organism 多細胞生物 multicellular organism 核 nucleus 細胞質 cytoplasm 細胞膜 plasma membrane/cell membrane 呼吸 respiration 光合成 photosynthesis ミトコンドリア mitochondrion 葉緑体 chloroplast グルコース ブドウ糖 glucose 有機物 organic matter 代謝 metabolism エネルギー energy 酵素 enzyme 触媒 catalyst ATP ATP ADP ADP 遺伝 inheritance 遺伝子 gene DNA デオキシリボ核酸 DNA 塩基配列 nucleotide sequence 塩基対 base pair ヌクレオチド nucleotide 二重らせん double helix ゲノム genome DNA 複製 DNA replication 細胞周期 cell cycle 細胞分裂 cell division mRNA メッセンジャーRNA/伝令 RNA mRNA/messenger RNA RNA リボ核酸 RNA タンパク質 protein 転写 transcription 翻訳 translation 恒常性 homeostasis 血液 blood 赤血球 erythrocyte 白血球 leukocyte 血小板 platelet 血漿 血しょう blood plasma 血清 serum 解毒作用 detoxification 自律神経系 autonomic nervous system 交感神経系 sympathetic nervous system 副交感神経系 parasympathetic nervous system 内分泌系 endocrine system 内分泌腺 endocrine gland 脳下垂体 下垂体 pituitary gland 成長ホルモン growth hormone 受容体 receptor インスリン insulin ホルモン hormone 血糖 blood sugar 糖尿病 diabetes 免疫 immunity 抗原 antigen 抗体 antibody 免疫グロブリン immunoglobulin B 細胞 B cellT 細胞 T cellリンパ球 lymphocyte マクロファージ macrophage 食作用 phagocytosis ワクチン vaccine アレルギー allergy 植生 vegetation 遷移 succession 森林 forest 極相 climax バイオーム biome 優占種 dominant species 草原 grassland 荒原 砂漠 desert 生態系 ecosystem 物質循環 nutrient cycling エネルギーの流れ energy flow 生産者 producer 消費者 consumer 分解者 decomposer 食物網 food web バイオマス 現存量 biomass 環境 environment 保全 conservation 細胞小器官 organelle 小胞体 endoplasmic reticulum ゴルジ体 Golgi apparatus リソソーム lysosome 液胞 vacuole 細胞骨格 cytoskeleton 微小管 microtubule アクチンフィラメント アクチン繊維 actin filament 細胞壁 cell wall リボソーム ribosome 核酸 nucleic acid 脂質 lipid リン脂質 phospholipid 炭水化物 carbohydrate 能動輸送 active transport アミノ酸 amino acid ペプチド peptide ポリペプチド polypeptide 立体構造 three‐dimensional structure 基質 substrate 基質特異性 substrate specificity 活性部位 active site 失活 inactivation 変性 denaturation 解糖 glycolysis 発酵 fermentation クエン酸回路 citric acid cycle 電子伝達系 electron transport system カルビン回路 Calvin cycle クロロフィル chlorophyll 窒素固定 nitrogen fixation 遺伝情報 genetic information コドン codon 突然変異 変異 mutation tRNA 転移 RNA tRNA/transfer RNA rRNA リボソーム RNA rRNA/ribosomal RNA 遺伝子発現 gene expression 転写因子 transcription factor プロモーター promoter 分化 differentiation 組換え DNA recombinant DNA 形質転換 transformation 生殖 繁殖 reproduction 有性生殖 sexual reproduction 減数分裂 meiosis クローン clone 染色体 chromosome 組換え recombination 連鎖 linkage アレル 対立遺伝子 allele 遺伝子座 locus 遺伝子型 遺伝型 genotype 表現型 phenotype 発生 development 細胞分化 cell differentiation 卵 egg 精子 sperm 受精 fertilization 受精卵 fertilized egg 卵割 cleavage 胚 embryo 胞胚 blastula 原腸胚 gastrula 誘導 induction 外胚葉 ectoderm 内胚葉 endoderm 中胚葉 mesoderm 形態形成 morphogenesis 幼生 larva 変態 metamorphosis 発生運命 fate 卵細胞 egg cell/ovum 精細胞 sperm cell/spermatid 花粉 pollen 種子 seed 胚乳 endosperm 形成層 cambium 神経 nerve 神経系 nervous system 神経細胞 neuron 脳 brain 大脳 cerebrum 中脳 midbrain 小脳 cerebellum 大脳皮質 cerebral cortex 新皮質 neocortex 灰白質 gray matter 白質 white matter 間脳 diencephalon 脳幹 brain stem 延髄 medulla oblongata 脊髄 spinal cord 中枢神経系 central nervous system 末梢神経系 peripheral nervous system 運動神経 motor nerve 感覚神経 sensory nerve シナプス synapse 軸索 axon 樹状突起 dendrite 興奮 excitation 活動電位 action potential 膜電位 membrane potential 伝導 conduction 伝達 transmission 神経伝達物質 neurotransmitter 視覚 vision 聴覚 hearing 味覚 taste 嗅覚 olfaction 網膜 retina 色覚 color vision 筋肉 muscle 骨格筋 skeletal muscle 行動 behavior 学習 learning フェロモン pheromone 植物ホルモン plant hormone オーキシン auxin エチレン ethylene ジベレリン gibberellin サイトカイニン cytokinin アブシシン酸 アブシジン酸 abscisic acid 光受容体 photoreceptor フィトクロム phytochrome 発芽 germination 屈性 tropism 休眠 dormancy 個体 individual 集団 個体群 population 群集 community 共生 symbiosis 競争 competition ニッチ 生態的地位 niche 生物多様性 biodiversity 攪乱 かく乱 disturbance 絶滅 extinction 化学進化 chemical evolution 原核生物 prokaryotes 真核生物 eukaryotes 古生代 Paleozoic 中生代 Mesozoic 新生代 Cenozoic哺乳類 mammal 霊長類 primate ホモ・サピエンス Homo sapiens 裸子植物 gymnosperm 被子植物 angiosperm 進化 evolution 適応 adaptation 自然選択 natural selection 種分化 speciation 共進化 coevolution 変異 variation 遺伝的浮動 genetic drift 分子進化 molecular evolution 分類 classification 系統 lineage 系統分類 systematics 系統樹 phylogenetic tree 種 species 学名 scientific name ドメイン domain 界 kingdom 門 phylum アーキア Archaea 細菌 Bacteria 菌類 Fungi 脊椎動物 vertebrate 無脊椎動物 invertebrate 種子植物 Spermatophyta 藻類 algae 原核細胞 prokaryotic cell 真核細胞 eukaryotic cell 組織 tissue 器官 organ 光化学系 I photosystem I 光化学系 II photosystem II 炭素同化 炭酸同化/炭酸固定 carbon assimilation 細胞内共生 endosymbiosis アルコール発酵 alcohol fermentation 乳酸発酵 lactate fermentation NADH NADH NADPH NADPH リン酸 phosphate ピルビン酸 pyruvate デンプン starch 塩基 base 相補性 complementarity アデニン adenine グアニン guanine チミン thymine シトシン cytosine 分裂期 mitotic phase 間期 interphase 体細胞分裂 mitosis 形質 trait 発現 expression アミノ酸配列 amino acid sequence ウラシル uracil 体内環境 internal environment 循環系 circulatory system 体液 body fluid リンパ液 lymph ヘモグロビン hemoglobin 血液凝固 blood coagulation 血餅 血ぺい blood clot 胆汁 bile 集合管 collecting duct 糸球体 glomerulus 尿細管 細尿管 renal tubule ネフロン nephron 再吸収 reabsorption 尿素 urea 標的器官 target organ 視床下部 hypothalamus 甲状腺 thyroid アドレナリン adrenalin グルカゴン glucagon グリコーゲン glycogen 抗原抗体反応 antigen‐antibody reaction 体液性免疫 humoral immunity 細胞性免疫 cellular immunity 樹状細胞 dendritic cell 拒絶反応 rejectionがん cancer 土壌 soil 二次遷移 secondary succession 生活形 life form垂直分布 vertical distribution 水平分布 horizontal distribution 森林限界 forest line 植物相 flora 動物相 fauna 相観 physiognomy 炭素循環 carbon cycle 窒素循環 nitrogen cycle 純生産量 net production 総生産量 gross production 地球温暖化 global warming 富栄養化 eutrophication 外来生物 alien species サイトゾル 細胞質基質/細胞質ゾル cytosol 核膜 nuclear envelope 核小体 nucleolus 生体膜 biomembrane 繊毛 cilium 鞭毛 べん毛 flagellumミオシン myosin 筋原繊維 myofibril 中心体 centrosome 細胞接着 cell adhesion 分泌 secretion チャネル channel ポンプ pump 輸送体 transporter イオンチャネル ion channel 受動輸送 passive transport ナトリウムポンプ sodium pump アクアポリン 水チャネル aquaporin セルロース cellulose 多糖 polysaccharide 脂肪 fat 脂肪酸 fatty acid 水素結合 hydrogen bond 糖 sugar ヒストン histone ペプチド結合 peptide bond 一次構造 primary structure 二次構造 secondary structure 三次構造 tertiary structure 特異性 specificity 活性化エネルギー activation energy 生成物 produc t最適pH optimum pH 最適温度 optimum temperature 補酵素 coenzyme 脱窒 脱窒素 denitrification 窒素同化 nitrogen assimilation DNA ポリメラーゼ DNA polymeraseRNA ポリメラーゼ RNA polymerase 遺伝暗号 genetic code イントロン intron エキソン exon 開始コドン start codon 終止コドン termination codon スプライシング splicing 挿入 insertion 欠失 deletion 置換 substitution DNA 修復 DNA repair 発現調節 expression regulation オペロン operon オペレーター operator リプレッサー repressor PCR PCR/polymerase chain reaction 制限酵素 restriction enzyme ベクター vector プラスミド plasmid 一倍体 単相 haploid 二倍体 複相 diploid 生殖細胞 germ cell 配偶子 gamete 接合 conjugation 相同染色体 homologous chromosome 無性生殖 asexual reproduction 常染色体 autosome 性染色体 sex chromosomeX 染色体 X chromosomeY 染色体 Y chromosome ホモ接合体 homozygote ヘテロ接合体 heterozygote 優性 顕性 dominant劣性 潜性 recessive 初期発生 early development 器官形成 organogenesis 配偶子形成 gametogenesis オーガナイザー 形成体 organizer 原基 primordium/anlage 決定 determination 原口 blastopore 陥入 invagination 脊索 notochord 体節 segment/somite 神経胚 neurula 神経管 neural tube 幹細胞 stem cell 多能性 pluripotency プログラム細胞死 programmed cell death アポトーシス apoptosis 胚珠 ovule 胚嚢 胚のう embryo sac 花粉管 pollen tube 柱頭 stigma 重複受精 double fertilization 胚軸 hypocotyl 茎頂分裂組織 shoot apical meristem 根端分裂組織 root meristem 刺激 stimulus シグナル伝達 情報伝達 signal transduction 受容器 receptor organ 効果器 effector organ 反射 reflex 桿体細胞 rod cell 錐体細胞 cone cell 水晶体 lens 盲斑 blind spot 海馬 hippocampus 筋収縮 muscle contraction横紋筋 striated muscle アセチルコリン acetylcholine 平衡覚 static sense 静止電位 resting potential ナプス小胞 synaptic vesicle 走性 taxis 刷込み imprinting 渡り migration 条件づけ conditioning 光屈性 phototropism 光周性 photoperiodism 重力屈性 gravitropism 長日植物 long‐day plant 短日植物 short-day plant カルス callus 離層 abscission layer 共存 coexistence 生息場所 habitat 縄張り テリトリー territory 種内競争 intraspecific competition 種間競争 interspecific competition 群れ group寄生 parasitism 捕食者 predator 被食者 prey 個体群密度 population density 生存曲線 survival curve 成長曲線 growth curve シアノバクテリア Cyanobacteria 魚類 fish 両生類 amphibian 爬虫類 は虫類 reptile 鳥類 bird 類人猿 anthropoid 大量絶滅 mass extinction オゾン層 ozone layer 遺伝子プール gene pool 遺伝子頻度 gene frequency 遺伝子重複 gene duplication 遺伝的変異 genetic variation 突然変異体 変異体 mutant 倍数体 polyploid 生殖的隔離 reproductive isolation 地理的隔離 geographic isolation 適応度 fitness 適応放散 adaptive radiation 二名法 binomial nomenclature 分類群 taxon 綱 class 目 order 科 family 属 genus 脊索動物 Chordata 節足動物 Arthropoda 線形動物 Nematoda 軟体動物 Mollusca コケ植物 Bryophyte シダ植物 Pteridophyte 原生生物 Protista 酵母 yeast 胞子 spore ウイルス virus 心臓 heart 腎臓 kidney 肝臓 liver 膵臓 すい臓 pancreas 脾臓 ひ臓 spleen 胸腺 thymus 結合組織 connective tissue 上皮 epithelium 気孔 stoma 花 flower 葉 leaf 茎 stem 根 root 芽 bud 蒸散 transpiration 子房 ovary 維管束 vascular bundle 道管 vessel 篩管 師管 phloem

2017年度ノーベル化学賞はクライオ電顕に

2017年度ノーベル化学賞は、クライオ電子顕微鏡法の開発に貢献したジャック・デュボシェ(Jacques Dubochet)博士(75)、ヨアヒム・フランク(Joachim Frank)博士(77)、リチャード・ヘンダーソン博士(Richard Henderson)(72)に贈られました。

クライオ電子顕微鏡法の開発の歴史や3人のノーベル賞受賞者の貢献が解説された、ノーベル財団が公表した文書。
Scientific Background on the Nobel Prize in Chemistry 2017
THE DEVELOPMENT OF CRYO-ELECTRON MICROSCOPY (PDF nobelprize.org)

 

クライオ電顕の現状を語るリチャード・ヘンダーソン博士。

Single-Particle Electron Microscopy – Richard Henderson (14分31秒)

5:52- 単粒子クライオ電子顕微鏡法は非常に一般的になってきています。今まで全く何も知らなかった人々にも広まっています。いまどきの状況はこんな感じです。誰かがこう言います。「自分はこのたんぱく質の構造を決めようとして10年間も試みてきたんだ。精製して、分析して、結晶化しようとして努力したが実らなかった。自分の場合、結晶化してくれないのか、あるいは、結晶化しても整列が不十分で構造が決められない。」それから、こう言うのです。「クライオ電子顕微鏡を試してみるべきかもしれないな。」 そう言って、非常に微量の試料、わずか数滴をグリッドに載せ、デュボシェ法によりブロットし、急速に凍結し、電子顕微鏡にセットし、画像を取得します。いまではそれは、新しい検出器でデジタル化されています。それから構造を計算します。そうすると数日以内にはもう構造が決まってしまうのです。他の方法を試して10年間を費やした、たんぱく質の構造がです。
(上の動画のトランスクリプト http://serious-science.org/single-particle-electron-microscopy-8637)

 

ノーベル賞受賞直後にインタビューに答えるヨアヒム・フランク博士。

2017 Nobel Prize in Chemistry Awarded to Prof. Joachim Frank

 

ノーベル賞受賞が決まって喜びの表情のジャック・デュボシェ博士(フランス語)。

Le Suisse Jacques Dubochet gagne le Prix Nobel de Chimie
https://youtu.be/xUyS6RT0X5E

ノーベル賞受賞直後にインタビューに答えるジャック・デュボシェ博士(フランス語)。
Le Suisse Jacques Dubochet gagne le Prix Nobel de Chimie

 

参考

  1. Press Release: The Nobel Prize in Chemistry 2017 (nobelprize.org 4 October 2017)

2017年度ノーベル化学賞報道

  1. <ノーベル化学賞>欧米の3氏に 高解像の電子顕微鏡 (毎日新聞 10/4(水) 19:00配信) スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2017年のノーベル化学賞を、生体内の分子を極低温にして高解像度で観察する「クライオ電子顕微鏡」を開発した欧米の3氏に贈ると発表した。…  受賞が決まったのはスイス・ローザンヌ大のジャック・デュボシェ名誉教授(75)、米コロンビア大のヨアヒム・フランク教授(77)、英MRC分子生物学研究所プログラムリーダーのリチャード・ヘンダーソン博士(72)。

クライオ電子顕微鏡法(Cryo-EM)

クライオ電顕とは?

クライオ電子顕微鏡法は、生体内の構造を染色することなく生のまま凍らせて観察する方法です。従って、「クライオ電子顕微鏡」という顕微鏡があるわけではなく、高性能な透過型電子顕微鏡(Transmission electron microscopy, 通常 TEMと略称されます)に、低温(-160 ~ -270度) のまま観察出来る装備(クライオホルダーや、試料汚染防止装置)を備えたものです。(クライオ電子顕微鏡法 KIKKAWA LAB)

クライオ電顕の手順

A 3 minute introduction to CryoEM 3分で学ぶクライオ電顕の手順(音声無し)

クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析法の原理の解説

Part 6: SPA Reconstruction Basic Workflow – G. Jensen(caltech 2015/02/05 に公開 31分52秒) 単粒子解析法(single particle analysis, SPA)の基本的なワークフロー

Part 6: Single Particle Analysis – G. Jensen(caltech 2015/02/05 に公開 21分58秒)単粒子解析法

クライオ電顕に関する講義

Yifan Cheng (UCSF & HHMI) 1: Single Particle Cryo-EM (34分06秒)

12:24- クライオ電顕のサンプル調整法、原理

 

クライオ電顕に関するセミナー動画

Lecture “Cryo-Electron Microscopy Method in Structure Biology” by Ping Zhu in SibFU

 

クライオ電顕のサンプル調整法

NRAMM/SEMC CryoEM Grid Preparation Workshop(NRAMM SEMC 2017/05/05 に公開)

40:32- Electron cryomicroscopy of membrane proteins (膜タンパク質のクライオ電子顕微鏡法)John Rubinstein

 

  1. 高分子の3次元再構成のための試料調製のプライマーおよび高品質データ収集:クライオ電子顕微鏡ののいいことといけないことをやる(JoVE)

 

クライオ電顕データの解析方法

Workshop on Computational Methods for CryoEM

 

参考

  1. 【速報】2017年ノーベル化学賞は「クライオ電子顕微鏡の開発」に! (Chem-Station 2017/10/4)
  2. クライオEM (GATAN)
  3. National Resource for Automated Molecular Microscopy (NRAMM)

平成29年度CREST 新規採択課題が発表される

平成29年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題がJST CRESTのウェブサイトにて発表されました。

研究領域

閲覧の便宜を図るため、PDFをHTML化して、以下に転載します。

戦略目標:「実験とデータ科学等の融合による革新的材料開発手法の構築」 研究領域:「実験と理論・計算・データ科学を融合した材料開発の革新」
研究総括:細野 秀雄(東京工業大学 科学技術創成研究院 教授)

       氏名

所属機関

役職

課題名

宇佐美 徳隆

名古屋大学 大学院工学研究科

教授

多結晶材料情報学による一般粒界物性理論の 確立とスマートシリコンインゴットの創製

大場 史康

東京工業大学 科学技術創成研究院

教授

データ駆動型材料探索に立脚した新規半導 体・誘電体の加速的開拓

清水 研一

北海道大学 触媒科学研究所

教授

触媒インフォマティクスの創成のための実 験・理論・データ科学研究

中嶋 健

東京工業大学 物質理工学院

教授

熱可塑性エラストマーにおける動的ネットワ ークのトポロジー制御

水上 成美

東北大学 材料科学高等研究所

教授

計算科学を用いた磁気抵抗スイッチ素子基盤 材料の創出

<総評> 研究総括:細野 秀雄(東京工業大学 科学技術創成研究院 教授)
日本の強い製造業を支えてきた材料研究の強さが失われつつあります。また、米国で始まったMaterials Genomeに代表される新しい研究手法が欧米や中国で急速に進展しています。本研究領域では、 これらを背景に強い実験とデータ科学や物性理論や数学などを横串として駆使した、日本らしい新しい材料研 究の手法の確立を図るのが目標です。具体的には、世界に勝てる新しい材料研究のやり方を、重要性の高い材 料の開発に挑戦することで、ケーススタディとして社会に提示することを目指しています。

本研究領域は今年度の発足で、公募情報公開から締切までの準備期間が限られていたにもかかわらず、幅広 い材料・物質分野から60件の応募を頂きました。
選考にあたっては、公募要領や説明会で示した次の5つの観点に注目し、提案の評価を行いました。
1.これまでに無い新しい材料開発手法の提案となっているか
2.研究のアウトプットである、重要な「材料」が具体的に明記されているか
3.物性理論の裏付けのある革新的な計算科学的手法やデータ科学的手法を用いた提案となっているか
4.チーム体制の独自性と強みについて(特に実験研究者)、明記されているか
5.研究代表者が次世代の材料開発を担う人材として適切であるか

選考は12名の領域アドバイザーの協力を得ながら、厳正かつ公平に進め、12件を面接選考の対象とし、 その中から革新的な材料開発手法の構築が期待される5件の提案を採択しました。今回の選考では、分野別に 件数を決めずにより優れた提案を採択するという方針を採りました。その結果、採択されたテーマはスピント ロニクス、半導体・誘電体、触媒、結晶成長、高分子に分類されます。

選考を終えた印象としては、第一に気鋭の研究者からの従来の材料研究とは大いに異なるチーム編成での提 案が多数に及んだことです。採択に至らなかった提案の中にも、これまでの材料開発研究では殆どみられなか ったチーム編成での興味深い研究提案が数多くあり、今年度提示された戦略目標の重要性をあらためて認識し ました。一方で、学術的には重要で興味深いものの、基礎的なレベルの物質研究にとどまっている提案は、本 研究領域の趣旨に合致しないので、残念ながら不採択としました。第二に、初年度であったためかデータ科学 や物性理論などとの連携が形式的で、有機的に連携しブレークスルーを狙うという具体的な提案が少なかった ことです。すなわち、データ科学などで分析した結果を実験にフィードバックし、独自のアプローチを行うこ とで材料研究者の本来の腕を試したい、という強い意欲が伝わってくる提案がもっと欲しかったということです。 本研究領域は平成30年度、31年度も公募を予定しているので、リスキーであっても成功すれば、世界をリードできる材料創製をターゲットとした意欲的な提案を期待します。

戦略目標:「材料研究をはじめとする最先端研究における計測技術と高度情報処理の融合 研究領域:「計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用」 研究総括:雨宮 慶幸(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)
副研究総括:北川 源四郎(明治大学 先端数理科学インスティチュート 所員)

       氏名

所属機関

役職

課題名

岡田 真人

東京大学 大学院新領域創成科学研究科

教授

ベイズ推論とスパースモデリングによる計測 と情報の融合

高田 彰二

京都大学 大学院理学研究科

教授

高速原子間力顕微鏡 1 分子計測のデータ同化に よる生体分子 4 次元構造解析法の開発

平田 直

東京大学 地震研究所

教授

次世代地震計測と最先端ベイズ統計学との融 合によるインテリジェント地震波動解析

向川 康博

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科

教授

多元光情報の符号化計測と高次元化処理の協 調設計

矢代 航

東北大学 多元物質科学研究所

准教授

超圧縮センシングによるミリ秒 X 線トモグラフ ィ法の開発

<総評> 研究総括:雨宮 慶幸(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)
本研究領域は、計測・解析技術の深化による新たな科学の開拓や社会的課題の解決のために、多様な計測・ 解析技術に最先端の情報科学・統計数理の研究を高度に融合させることによって、インテリジェント計測・解 析手法の開発とその応用を目指します。

本研究領域は平成28年度に発足し、今回は第2回目となる募集でした。応募説明会 では、「これまでの計測 技術の高度化・高分解能化だけでは超えることが困難な計測限界(課題)を、高度情報処理(情報科学・統計 数理)との融合により突破(問題の解決)して、新たな物理量・物理状態・潜在要因を検出することを可能に し、物質・材料をはじめ、生命・医療・創薬、資源・エネルギー、地球・宇宙の広い分野にわたる出口で、イ ンパクトのある研究成果に繋がるテーマを期待している」ことを説明しました。本研究領域の情報は下記のU RLに掲載しています。
http://www.jst.go.jp/kisoken/crest/research_area/ongoing/bunyah28-3.html

書類選考および面接選考では、下記の観点で評価を実施しました。
① 新たに捉えようとする計測対象が具体的であり、具体的にどのような計測限界を突破しようとしている のか。また、それにより、どのようなインパクトのある研究成果が生まれるのか。
② 計測技術と情報科学の研究者が、各々高いレベルで緊密な協力関係を築いて融合研究を進める状況が整 っているか。

そして、総計67件の応募について、14名の領域アドバイザーと4名の外部評価委員の協力を得ながら厳 正かつ公平に書類選考を行い15件の面接課題を選び、その中から意欲的な提案を5件(融合アプローチ3件、 情報アプローチ2件)採択することができました。採択課題は昨年の6件と併せて11件になります。その分 野は材料、生命、医療、地球物理など広範であり、これだけ幅の広い課題の採択は学際的な本研究領域ならで はであり、計測と情報の融合を中心軸において、更には、さきがけの研究課題との情報交換もより密にして、 本複合領域全体の研究を推進して行きたいと思います。

書類選考や面接選考に至らなかった研究提案の中にも、研究レベルが高く、挑戦的な提案が数多くありま した。研究のビジョン(具体的な計測限界の突破)や融合の度合いを深化させて、再挑戦されることを期待し ています。

戦略目標:「量子状態の高度制御による新たな物性・情報科学フロンティアの開拓」 研究領域:「量子状態の高度な制御に基づく革新的量子技術基盤の創出」
研究総括:荒川 泰彦 (東京大学 生産技術研究所 教授・光電子融合研究センター長)

        氏名

所属機関

役職

課題名

青木 隆朗

早稲田大学 理工学術院

教授

スケーラブルな光学的量子計算に向けた超 低損失ナノファイバー共振器 QED 系の開発

神成 文彦

慶應義塾大学 理工学部

教授

波長分割多重プログラマブル大規模量子シ ミュレータの研究

小坂 英男

横浜国立大学 大学院工学研究科

教授

ダイヤモンド量子セキュリティ

齊藤 志郎

日本電信電話(株)

NTT 物性科学基礎研究所

主幹研究員・特 別研究員

超伝導量子ビットを用いた極限量子センシ

ング

仙場 浩一

情報通信研究機構

未来 ICT 研究所

上席研究員

超伝導量子メタマテリアルの創成と制御

田中 歌子

大阪大学 大学院基礎工学研究科

講師

オンチップ・イオントラップによる量子シ ステム集積化

田中 雅明

東京大学 大学院工学系研究科

教授

強磁性量子ヘテロ構造による物性機能の創 出と不揮発・低消費電力スピンデバイスへ の応用

<総評> 研究総括:荒川 泰彦(東京大学 生産技術研究所 教授・光電子融合研究センター長) 本領域は、量子状態制御の物理と機能の探究、新たな量子情報処理、ならびに従来性能を凌駕する量子素子・
システム機能の実現を目指し、このたび2年目の研究課題の募集と採択を実施しました。募集は、昨年同様、 本領域の2本柱である“量子状態制御の物理の探究とその新しい源流の創出を計る「新しい源流の創出」”と、 “将来の社会・産業イノベーションを牽引する量子技術の実装に向けた「革新的システム機能の創成」”を基本 的な枠組として行いました。特に、本年度は、これまでの研究分野(量子計算、量子通信、量子計測)に加え、 それらの枠を超えた量子技術の開拓とその応用展開を目指す「新量子技術」の提案も期待しました。

本年度の募集では、光子、原子・分子、半導体、磁性体、超伝導体、生体分子など、実に様々な系の量子状 態制御・システムに関する提案が29件ありました。10人の領域アドバイザーの先生方と厳正なる書類なら びに面接選考を実施し、計7件の提案を採択しました。採択にあたっては、提案内容の学術的価値のみならず、 研究の独創性と提案者の熱意、ならびに提案が量子技術として将来的に社会的に実装できるかどうかについて も評価しました。結果として、量子計算、量子通信、量子計測、新量子技術の各分野の課題をバランス良く採 択することができました。研究対象となる量子系も、イオン、NV センター、超伝導体、光量子、磁性体など多 様であり、昨年度採択した課題と合わせて、領域全体として分野バランスと物理的多様性を兼ね備えた研究ポ ートフォリオを構築することができました。今回採択した課題が量子状態の制御の科学に新風を吹き込み、本 領域を学術的に豊かで技術的革新性にも富み、社会的に意義深いものとすることを期待します。

今回採択に至らなかった提案にも優れたものが数多くありました。量子状態制御の科学は新しい分野であり、その研究はこれまでに採択された課題の分野・内容に限定されるものではありません。今年度ご応募頂いて残 念ながら採択されなかった方々、そして今年度応募いただかなかった方々も来年度はふるって優れた研究提案 を本領域にいただければ幸いです。

量子状態制御の科学は日々進展する分野であり、今後科学技術・社会に大きなインパクトを与える可能性を 秘めています。量子状態制御の新しい物理の探求と量子技術の実装に向けた革新的システム機能の創成を通じ て、科学技術と社会の発展に貢献できるよう本研究領域を運営して行く所存です。

戦略目標:「新たな光機能や光物性の発現・利活用による次世代フォトニクスの開拓」 研究領域:「新たな光機能や光物性の発現・利活用を基軸とする次世代フォトニクスの基盤技術」
研究総括:北山 研一 (光産業創成大学院大学 特任教授)

          氏名

所属機関

役職

課題名

石田 康博

理化学研究所 創発物性科学研究センター

チームリ ーダー

殆どが水よりなる動的フォトニック結晶の開発 と応用

成瀬 誠

情報通信研究機構 経営企画部

プランニ ングマネ ージャー

ナノ光学と光カオスを用いた超高速意思決定メ カニズムの創成

野田 進

京都大学 大学院工学研究科

教授

変調フォトニック結晶レーザーによる 2 次元ビ ーム走査技術の開発

福田 大治

産業技術総合研究所 計量標準総合センター

研究グル ープ長

単一光子スペクトル計測によるイメージング技 術開発と細胞機能ヴィジュアライザの創成

藤 貴夫

自然科学研究機構 分子科学研究所

准教授

超短赤外光パルス光源を用いた顕微イメージン グ装置の開発と生命科学への応用

<総評> 研究総括:北山 研一 (光産業創成大学院大学 特任教授)
本研究領域では、応募される提案は次世代フォトニクスに関わる基礎的な学理の創造だけではなく、成果が 将来の社会・産業ニーズに応える「破壊的イノベーション」の創造に貢献できるものでなければならないこと を強調し、募集説明会において説明して参りました。また本研究領域が、ナノスケール領域における微細光加 工・計測技術開発、有機物や未知の半導体等の新物質・機能創成、バイオフォトニクス分野のセンシング・イ メージング手法の高度化、プラズモンなどの電子状態の観察手法やそのデバイス応用、アト秒領域の時空間計 測・制御技術、レーザ冷却、コヒーレント光通信におけるシャノン限界の実現など多岐にわたることを示し、 領域の趣旨に合致する提案を募りました。

さて最終回(3回目)となるH29年度の公募では、昨年度よりも多い57件の応募をいただきました。11名の領域アドバイザーとともに公平かつ厳正に書類選考し、13件の面接課題に絞り込み、最終的に単一光 子分光素子開発、赤外超短パルス光源開発、レーザー光の高速ビームステアリング技術開発、新たなフォトニ ック結晶材料、超高速意思決定に関する5件を採択しました。結果として競争率は3年連続して10倍(H27年度は16倍超)を越える難関となりました。選考に当たっては新規性や独創性、チーム編成、成果が近い 将来もたらす社会的インパクトを勘案し、さらには基礎研究と実用化の間に横たわる「死の谷」を越える道筋 と覚悟が示されている提案を厳選しました。

採択されなかった提案の中にも、目標が達成されれば環境問題、バイオ・医療などの身近な問題の解決につ ながる実用上重要な提案もありました。しかしながら、既存技術に対する優位性が明確ではない、期待される 社会へのインパクトが描き切れていないなどの理由により採択には至りませんでした。 今年度採択した5課題を含む16件の研究課題により、他の研究領域との連携を推進すると共に、世界の第一 線の研究グループとの交流を通じ、世界をリードする国際的共同研究体制の構築を目指します。これらの活動 は順次ホームページ等で報告していきますので、引き続き関心を持っていただければ幸いです。

戦略目標:「多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製」 研究領域:「多様な天然炭素資源の活用に資する革新的触媒と創出技術」
研究総括:上田 渉(神奈川大学 工学部物質生命化学科 教授)

        氏名

所属機関

役職

課題名

片田 直伸

鳥取大学 大学院工学研究科

教授

メタンによる直接メチル化触媒技術の創出

高橋 啓介

物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門

研究員

実験・計算・データ科学の統合によるメタン変 換触媒の探索・発見と反応機構の解明・制御

松村 晶

九州大学 大学院工学研究院

教授

原子分解能その場観察解析に基づく触媒機能 の原理解明と革新的触媒創製

山下 誠

名古屋大学 大学院工学研究科

教授

超臨界メタンを基質兼媒質とした均一系・不均 一系触媒プロセスの開発

<総評> 研究総括:上田 渉(神奈川大学 工学部物質生命化学科 教授)
本研究領域は、多様な天然炭素資源をバランスよく活用できる将来の産業基盤の確立を目標に、その根幹をなすメタンをはじめとするアルカンガス資源を従来にない形で有用な化成品・エネルギーに変換するための革 新的触媒の創出を目的にしています。この目的のもと、2チームによる酵素系触媒研究、1チームによる錯体 系触媒研究、そして4チームによる固体系触媒研究、1チームによる計算化学の視点から本研究領域とさきが け領域にまたがり、各研究チームを支援する研究がすでに進行しており、革新的な触媒創出をめざした研究が 活発になされ、組織展開を期した体制を敷いています。

本年度にあたっては、本領域課題であるメタン利用触媒研究の拡充をさらに図りつつも、触媒機能あるいは 触媒物質自体の創出方法論の開発を指向した研究、特異なメタン反応場を与える新規な反応システム研究、ま たマテリアルズインフォマティクスを展開するなどして触媒インフォマティクスを構築し、新規触媒物質を創 出する研究、さらに環境 TEM や放射光などを用いたその場観察計測をベースにして、実触媒に近い環境下での 触媒機能のダイナミズムを理解、高度解析・予測することを主題にした革新的触媒を連携研究的に創出する研 究などを推進する方針のもと、研究提案を募集しました。このような中、本年度は28件の応募があり、いず れもメタン利用触媒技術開発への研究提案者の強い熱意と情熱を基盤にし、様々な角度からの飛躍的発想と挑 戦的創造を示したすばらしい研究提案がありました。応募された皆様に感謝いたします。

触媒分野を中心とした領域アドバイザー12名の協力を得て、これらの応募課題の選考を厳正かつ公正に進 め、4件の研究提案を採択しました。1つは固体系触媒研究で、ゼオライト物質に革新をもたらす物質研究と メタン活性化研究を実施するもので、メタン利用の化学を考える中で欠くことのできないゼオライト物質の新 展開を期すものです。物質研究のターゲットを限定した上記提案とは対極に、ハイスループット式触媒反応の ビッグデータ収集からなる触媒インフォマティクス構築により新規メタン選択酸化触媒を生み出す取り組み も採択しました。さらに、メタン超臨界というメタンが反応基質でもあり溶媒でもある特殊場を利用した反応 システムの応用基盤を構築する課題、および実触媒反応環境下での固体触媒の作用現場をみるオペランド分析 システムを構築・実施する課題を採択しました。特に後半2件はこれまで採択した課題すべてと連携し、研究 の新展開を図ることができるものと期待しています。

本研究領域の募集は今年度で終了となりますが、触媒革新への着実な道筋として必要な物質科学、生体化学、 物質情報科学、高度計算分析化学の参画が成立し、メタン反応のための触媒化学の学術と技術に革新をもたらす本格的な研究・連携体制ができたと考えています。これよりメタン利用革新的触媒創出を導く戦略的かつ挑 戦的な研究が本格スタートしますので、社会基盤の発展に貢献していけるようこの研究領域を運営していく所 存です。

戦略目標:「細胞外微粒子により惹起される生体応答の機序解明と制御」 研究領域:「細胞外微粒子に起因する生命現象の解明とその制御に向けた基盤技術の創出」 研究総括:馬場 嘉信(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)

        氏名

所属機関

役職

課題名

秋田 英万

千葉大学 大学院薬学研究院

教授

リンパシステム内ナノ粒子動態・コミュニケー ションの包括的制御と創薬基盤開発

秋吉 一成

京都大学 大学院工学研究科

教授

糖鎖を基軸とするエクソソームの多様性解析と 生体応答・制御のための基盤研究

澤田 誠

名古屋大学 環境医学研究所

教授

シグナルペプチド:細胞外微粒子機能の新規マ ーカー

福田 光則

東北大学 大学院生命科学研究科

教授

細胞外小胞の形成・分泌とその異質性を生み出 す分子機構の解明 ~人工細胞外小胞への展開

山下 潤

京都大学 iPS 細胞研究所

教授

分化再生と生体恒常性を制御するエクソソーム の新しい細胞同調機能の解明とナノ粒子による 生体機能制御への応用

吉森 保

大阪大学 大学院生命機能研究科

教授

オートファジーによる細胞外微粒子応答と形成

<総評> 研究総括:馬場 嘉信(名古屋大学 大学院工学研究科 教授) 本研究領域は、細胞外微粒子を対象として、それに起因する生命現象の解明及びその制御に向けた基盤技術の創出を目指し本年度より発足しました。細胞外微粒子は、環境中から生体内に取り込まれる外因性微粒子と 生体内由来の内因性微粒子に大別されますが、本研究領域は双方の微粒子研究のコミュニティの融合を特色の 一つとして掲げています。これは、お互いの知見の持ち寄りや課題を共有することで両者のシナジー効果を高めるとともに、これまでにない分野融合的・集学的な研究領域に発展させることで、新たな生命現象の解明や 革新的な技術開発の創出につなげていくことを狙いとするものです。具体的には、本研究領域の柱として、
「(1)細胞外微粒子の生体・細胞への取り込み、体内動態の理解に基づく生体応答機序解明」、「(2)細胞外 微粒子の検出・分離・計測・解析に係る基盤技術の創出及び高度化」、「(3)細胞外微粒子の体内動態制御に 向けた基盤技術創出への展開」の3つを据えて研究開発を推進します。

本年度は、上記3つの柱のうち少なくとも2つは取り込んだチーム構成での提案募集を行い、総計79件の 応募がありました。今回のCRESTで募集を行った研究領域の中では最多の応募数であり、本研究領域への 注目度の高さが伺えました。選考では、「内因性と外因性の融合との親和性や本研究領域への波及効果の面か ら戦略目標の達成にどのように貢献できるか」、「新たな『微粒子研究』の突破口となるポテンシャルを有して いるか(従来の研究の延長に留まっていないか)」、「チャレンジングなテーマについては、予備データの提示 等その実現可能性についても考慮する」といった観点を重視しました。そして、12名の領域アドバイザーの 協力を得て、厳正かつ公平に選考を進めた結果、12件の研究提案に対して面接選考を行い、多くの優れた提 案の中から外因性微粒子研究と内因性微粒子研究の融合に大きく貢献するブレークスルーをもたらすと期待 される意欲的な研究提案を6件採択いたしました。

一方で、厳しい競争下での選考において、残念ながら不採択となった提案の中には、社会的にも意義のある重要なテーマに取り組んでおり、ポテンシャルの感じられる意欲的な研究提案も多くありました。このうち、 外因性微粒子を対象とした提案には、優れた基盤技術を有するものの、生体応答解析の観点で踏み込みが今一 歩不足しているといった提案もありましたので、研究提案内容やチーム編成も含めて今一度ご検討いただき、 是非、来年度の再提案を期待しています。また、来年度は、外因性微粒子・内因性微粒子の研究を融合したチ ーム構成による研究提案を歓迎いたします。細胞外微粒子の研究領域は、非常に幅広い分野の研究者の方々が 関わっており大変競争の厳しい分野ではありますが、今年度残念ながら採択されたかった方々、さらに今年度 応募いただかなかった方々も来年度ふるって本研究領域に応募いただければ幸いです。

戦略目標:「生命科学分野における光操作技術の開発とそれを用いた生命機能メカニズムの解明」 研究領域:「光の特性を活用した生命機能の時空間制御技術の開発と応用」
研究総括:影山 龍一郎(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 教授)

        氏名

所属機関

役職

課題名

礒村 宜和

玉川大学 脳科学研究所

教授

シナプス光遺伝学を用いた脳領域間シグナル伝 播機構の解明

小澤 岳昌

東京大学 大学院理学系研究科

教授

定量的光操作と計測技術を基軸とする生体深部 の細胞応答ダイナミクスの解析

神取 秀樹

名古屋工業大学 大学院工学研究科

教授

細胞内二次メッセンジャーの光操作開発と応用

野田 昌晴

自然科学研究機構 基礎生物学研究所

教授

オプトバイオロジーの開発による体液恒常性と 血圧調節を司る脳内機構の解明

和氣 弘明

神戸大学 大学院医学研究科

教授

ホログラム光刺激による神経回路再編の人為的

創出

渡邉 大

京都大学 大学院医学研究科

教授

自由行動下での神経情報操作・解読技術の開発 と意思決定の神経基盤解明への応用

<総評> 研究総括:影山 龍一郎(京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 教授) 本研究領域は、光操作技術の開発および応用による生命機能の高度理解と制御を目的として昨年度に発足しました。光操作技術の開発を推進することで、生体に対する侵襲性および操作と観察範囲の局所性といった課題を克服し、これらの技術開発をもとに複雑な生体システムの理解と制御を目指します。 研究提案募集の2年目となる今回は28件の応募があり、いずれもレベルの高い内容であったことから、研究課題を選考するにあたって非常に苦労いたしました。提案内容の多くは、新規技術開発から光操作技術と観 察技術との連携構想、複雑で巧妙な生命原理の理解と制御など、領域の目標に合致するものでした。

これら28件の応募に対し、生命科学、イメージング、光操作などを専門とする11名の領域アドバイザー の協力を得て選考を進めました。各研究提案に比較的近い分野を専門とする領域アドバイザー5名が提案書類 の査読をし、それらの書面評価に基づいた討議を通じて、12 件の面接選考対象課題を選定しました。面接 選考では、領域アドバイザーの意見を踏まえ、最終的に6件の研究提案を採択しました。選考の全過程を通し て、JSTの規則に基づき、利害関係にある評価者の関与を避けた厳正な評価を行いました。

選考にあたっては昨年同様、領域の趣旨に合致している提案の中で、選考方針である以下の視点を取り込ん だ提案を特に重視しました。
・提案した観察技術あるいは光操作技術でしか解明できない生命機能を含むこと。
・既存技術ではなく新しい技術を開発し活用していること。
・最適な研究実施体制であり、研究構想の実現に必要な手掛かりが得られていること。 採択に至らなかった提案の中にも、重要な生命現象を取り上げたもの、独自性の高いアイデアに基づくもの
など、優れた提案が多くありました。しかしながら、そのような提案であっても、新規技術開発の要素が不十分と思われるもの、予備データ等が不足し実現可能性が不明確なもの、あるいは生命機能の解明に焦点が合っていないものは不採択としました。残念ながら不採択となった研究提案者におかれましては、今回の不採択理由を踏まえて研究提案を再考され、是非来年度に再応募していただきたいと思います。

今年度は、光操作技術があまり浸透していない生命現象へ応用する提案もありました。最終回となる来年度の募集では、引き続き既存技術では解析できなかった生命現象の理解と制御につながるような革新的な提案を期待しています。特に、様々な分野に応用できる汎用性の高い技術を含み、領域内外の研究との連携に意欲的 な提案を期待します。

戦略目標:「気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムの構築」 研究領域:「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出」
研究総括:田畑 哲之((公財)かずさDNA研究所 所長・副理事長)

        氏名

所属機関

役職

課題名

宇賀 優作

農業・食品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター

上級研究員

ROOTomics を利用した環境レジリエント作物 の創出

杉山 暁史

京都大学 生存圏研究所

准教授

根圏ケミカルワールドの解明と作物頑健性制 御への応用

中川 博視

農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター

ユニット長

ハイブリッドモデリングによる環境変動適応 型品種設計法の開発

<総評> 研究総括:田畑 哲之((公財)かずさDNA研究所 所長・副理事長)
本研究領域は、フィールドにおける植物の環境応答機構を包括的に理解し、これに基づいて実用植物を分子 レベルから設計する技術の確立に資する研究を推進することを目的として平成27年度に発足しました。主と して実用植物を対象として、環境変動にロバストに応答する植物の特性を定量的に把握し、生長や機能の人為 的な制御を可能とする新技術の確立を目指しています。本領域では、各種Omics解析を含むゲノム生物学、 植物分子遺伝学、統計学、情報学、農学、工学など幅広い学問分野が対象となりますが、これらが有機的に連 携・融合することによって、単なる従来分野の発展や既存技術の改良に留まらない新たな展開が生まれること を期待しています。

募集にあたっては、①植物の環境応答機構に関する高精度定量解析に関する研究、②植物の環境応答機構に 関するモデルの構築、③遺伝子群の人為的再構築によって生じる植物の形質評価、の3本の柱を立てて、本領域の目標を達成するための道筋を明示しました。さらに、先端性に優れた高精度オミクス解析法、高精度形質 評価法や高精度オミクスデータと高精度表現型データの連関解析技術の独自性が高い改良や新規開発、新規性が高いモデル化技術の開発、また、ナス科、アブラナ科、マメ科やイネ科等の実用植物に重点を置いた提案や、 幅広い植物種に適用可能な汎用性が高いモデル構築や技術開発を含むチャレンジングな提案を求めているこ とを周知しました。その結果、本年度は39件の応募がありました。

選考においては、「新規植物創出のための基盤技術の開発」を強く意識していることに加えて、斬新な発想 に基づく先端性が高い研究開発、世界に誇れるような革新的な技術開発や異分野融合による新たな研究領域な ど、チャレンジ性が高い提案に特に着目しました。
選考は、本領域に関連するさまざまな研究分野からの9名の領域アドバイザーと12名の外部専門家による 審査の結果8件を面接対象とし、最終的に3件を採択しました。

今年度に採択の3課題は、根の高解像度フェノタイピング等に基づく環境変動頑健性に優れた作物の創出、 根圏環境のミネラルや代謝物の高精度計測等による頑健性バイオマーカーの同定、作物生育モデルと環境応答モデルを融合した新たな生育モデルの開発に関するもので、環境変動に対する頑健性を有する実用植物の設計 に資する新規技術の開発に向けて、今後の成果が期待されます。

今回の選考の結果、本研究領域の12課題が確定しました。全体として当初に設定した3本の柱を広くカバ ーしており、充実したポートフォリオを構築することができました。今後の領域運営にあたっては、各課題で 実施されている研究開発の競争力を高めること、各課題の進捗度評価をもとに重点化を図り領域全体としての先進性、革新性を確保すること、課題間の情報共有や連携を強化しシナジー効果を創出することに注力し、領 域目標の達成に努めるとともに、戦略目標の達成にもつなげていきたいと思います。

戦 略 目 標:「ネットワークにつながれた環境全体とのインタラクションの高度化」 研 究 領 域:「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」
研 究 総 括:間瀬 健二(名古屋大学 大学院情報学研究科 教授)

        氏名

所属機関

役職

課題名

五十嵐 健夫

東京大学 大学院情報理工学系研究科

教授

データ駆動型知的情報システムの理解・制 御のためのインタラクション

神田 崇行

(株)国際電気通信基礎技術研

究所 知能ロボティクス研究所

室長

街角環境で共生するロボットのインタラ クション基盤技術

小池 英樹

東京工業大学 情報理工学院

教授

技能獲得メカニズムの原理解明および獲 得支援システムへの展開

津田 一郎

中部大学 創発学術院

教授

脳領域/個体/集団間のインタラクショ ン創発原理の解明と適用

中澤 篤志

京都大学 大学院情報学研究科

准教授

「優しい介護」インタラクションの計算 的・脳科学的解明

<総評> 研究総括:間瀬 健二(名古屋大学 大学院情報学研究科 教授)
本研究領域は、人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め、人 間同士から環境全体まで多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出と展開を目 指して、平成29年度に発足し、今回が初回の募集でした。

本募集に対して、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)、機械学習、ロボティックス、認知 科学、脳科学、データ科学、エージェント工学など様々な分野の技術を基礎にして、医療・介護・健康、教育・ 学習、スポーツ、発想支援、コミュニケーション支援、芸術、流通、社会システム、ゲーム・エンタテイメン トなど多岐にわたる共生インタラクションの実現を目指す研究提案の応募が73件ありました。

選考に当たっては、情報科学、ロボティックス、HCI、インタラクションデザイン、コンピュータグラフ ィクス、機械学習、人工知能、セキュリティ等に関わる研究者や産業界の有識者を中心に、法律の専門家も加 えた9名の領域アドバイザーの協力を得て、公平かつ厳正に実施し、書類選考での評価が優れていた12件の 研究提案を面接選考し、特に優れた提案5件を採択しました。

書類選考、面接選考では、以下の観点を重視して評価を実施しました。
・ 成果が活用される分野
・ 研究課題の社会ニーズ、成果の社会インパクト
・ コア技術または概念の独創性と新規性
・ 挑戦的で国際的に通用するテーマ
・ 分野のベストメンバーのチーム
・ ELSI 課題の将来解決へのアイデア 今回採択されなかった提案の中にも、教育・学習におけるインタラクションなど重要な社会課題に取り組もうとする意欲的な提案や学術的意義の高いものが多くありました。しかしながら、戦略目標である「ネットワ ークにつながれた環境全体とのインタラクションの高度化」や、研究領域の趣旨である「革新的な情報基盤技術と共生インタラクション技術の研究開発」などに合致しないものや、前述の評価の観点において不十分な要 素があるもの、提案内容が十分練られていないものなどについては不採択としました。また、社会実装を意識 するあまり、研究開発要素が弱い提案も見受けられました。戦略的な基礎研究を推進するCRESTの趣旨を 勘案し、研究成果の社会的インパクト等を意識しつつも、コア技術の独創性や新規性について十分アピールし た多彩な提案が集まることを期待しています。今回採択とならなかった提案につきましても、不採択理由を踏 まえて研究提案を再検討され、是非来年度に再応募していただきたいと思います。

戦 略 目 標:「急速に高度化・複雑化が進む人工知能基盤技術を用いて多種膨大な情報の利活用を可能とする 統合化技術の創出」
研 究 領 域:「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」
研 究 総 括:栄藤 稔(大阪大学 先導的学際研究機構 教授)

        氏名

所属機関

役職

課題名

落合 陽一

筑波大学 図書館情報メディア系

助教

計算機によって多様性を実現する社会に 向けた超 AI 基盤に基づく空間視聴触覚技 術の社会実装

角田 篤泰

中央大学 研究開発機構

機構教授

AI 技術を用いた法的文書作成支援

関谷 勇司

東京大学 情報基盤センター

准教授

サイバー脅威ビッグデータの解析による リアルタイム攻撃検知と予測

田中 聡久

東京農工大学 大学院工学研究院

准教授

脳波の機械判読によるてんかん診断・治療

支援 AI の構築

松谷 宏紀

慶應義塾大学 理工学部

准教授

リアルタイム性と全データ性を両立する エッジ学習基盤

諸岡 健一

九州大学 大学院システム情報 科学研究院

准教授

3D 画像認識 AI による革新的癌診断支援シ ステムの構築

<総評> 研究総括:栄藤 稔(大阪大学 先導的学際研究機構 教授)
本研究領域は、実社会の膨大なデータを知的・統合的かつセキュアに収集・処理・学習・制御するための人 工知能基盤技術と、その成果を組み合わせることにより社会問題の解決と産業の自動化・最適化に貢献するイ ノベーション創発に資する技術の確立を目指して平成 28 年度に発足し、今回が 2 回目の募集でした。

本募集に対して、産業応用に資する汎用的機能の実現を目指す基盤研究実証型の提案が 11 件、医療・農業・ インフラ・観光等の多岐にわたる社会課題を取り上げたイノベーション創出型の提案が 21 件、合計 32 件の応 募がありました。社会実装を見据えて企業等との連携体制を構築した研究提案も多く見られました。

選考は、機械学習、画像処理、ロボティクス、データベース、セキュリティなどの研究者に、産業界で社会 イノベーション創出や新規事業立ち上げに携わる有識者も加えた 10 名の領域アドバイザーと、医学分野の 1 名の外部評価委員の協力を得て公平かつ厳正に実施しました。書類選考での評価が優れていた 13 件の研究提 案を対象に面接選考を行い、特に優れた提案 6 件を採択しました。

選考にあたっては、以下の点を考慮して評価を実施しました。
・イノベーションに向けたシナリオが明確か。2 年 6 ヶ月後/5 年 6 ヶ月後に得られる成果が想像できるか。 その成果に向けた熱意が感じられるか。
・チーム内の役割分担が明確で、必要不可欠な研究体制になっているか。
・機械学習をベースとした提案の場合、データが準備されているか。あるいはデータが準備される具体的な予定があるか。
・社会実装を目指す提案の場合、システムを実装運用することが考慮された研究体制になっているか。
・適切な規模および範囲で、解決すれば有用な問題設定を行い、焦点の定まった研究提案となっているか。
– 複数の社会問題の一部分のみを切り出して集めたテーマ設定ではなく、小さくても役に立つ、ある社会問題を的確に捉えたテーマ設定となっているか。
・研究には、その技術課題が達成できないかもしれないというリスクがある。それが明確に意識されている か。スモールフェーズ採択チームのうち 1/2~1/3 が加速フェーズに進むという本領域の枠組みを鑑みて、 挑戦的な目標が設定されている提案を歓迎する。

今回採択されなかった提案の中にも、重要な社会課題に取り組もうとするもの、学術的意義の高いものが多くありました。しかしながら、上記の観点において不十分な要素のあるものや、提案内容の新規性・独自性について説明が不足しているもの、また、「人工知能基盤技術の創出と統合化」という領域の趣旨に合致しない ものなどについては不採択としました。今回採択とならなかった提案につきましても、不採択理由を踏まえて 研究提案を再検討され、是非来年度に再応募していただきたいと思います。

 

参考

  1. 平成29年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題及び評価者について(JST)

あなたが論文を書けない理由がわかる40の質問


amazon.co.jp
なぜあなたの研究は進まないのか?
なぜあなたは論文が書けないのか?
なぜあなたの発表は伝わらないのか?


 

実験を頑張って良い結果を得ることと、それらのデータに基づいて論文原稿をまとめることは、頭や体の使い方がまったく異なる別の作業です。事実、実験は楽しくてそれだけで満足感が得られるが、その後、論文を書くのは苦痛という大学院生やポスドク研究者は相当数います。さらに、論文原稿を書き上げてから、実際にどこかの学術誌にアクセプトされるまでがまた遠い道のりです。

Work, Finish, Publish. (Michael Faraday) 「はたらき、まとめ、出版せよ」(科学者として成功した秘訣をたずねられたときのマイケル・ファラデーの答え) (参考:学術論文作成の基本 2012エルゼビア ランチョンセミナー PDF)

論文掲載に至る途上には、研究者の気持ちをくじく障壁はたくさんあるわけですが、それを全てクリアしてめでたく論文アクセプトに持っていく底力が、研究者には要求されます。この力は論文を実際に出すことによってしか身につきません。ただし、その際、見通しが良くなるような指針があるとその苦労は軽減されます。

 

「なぜあなたは論文が書けないのか?」という、多くの研究者をギクッとさせるタイトルの本があります(メディカルレビュー社 2016年)。自分が責められているような気分になる人がいるかもしれませんが、ご安心を。副題は、「理由がわかれば見えてくる,論文を書ききるための処方箋」となっており、論文を書くという行動に心のブレーキをかけている研究者の心強い味方となる本です。

本書のプロローグのQ3では、まず、論文が書けない人、出せない人のパターンを4つに分けて分析しています。あなたの今の状況も、以下の4つの症状のどれかに当てはまるのではないでしょうか?

症状1:論文を書こうとパソコンに向かいはするが、どうも効率が悪い。いつまでたっても仕上がらない。

症状2:論文を書きたい、あるいは書かなければならないとは思っている。しかしどこから手をつけたらいいのかわからず、堂々巡りを繰り返している気がする。

症状3:論文を書いていはいるが、クオリティが低い気がする。それぞれのパートをどのように仕上げていったらいいかわからず、しっくりこない。

症状4:論文を一度は書き上げたもののpublicationに結びついていない。どこかの段階で止まってしまっている。

(Q3 論文作成のどこが律速段階になっているか─論文欠乏症の具体的症状を考えてみたか? より)

本書では、各々の症状に対する処方箋が章仕立てになっているので、解決策がすぐに見つかります。

 

IMRAD(Introduction, Methods, Results And Discussion)の解説本は多数ありますが、本当に論文をアクセプトにまで持っていくための心の持ち方、時間の遣い方や生活態度、論文の各セクションの書き方のポイントをここまで実践的に教えてくれる本は、他に例がありません。論文を書くときに一番悩ましいのがディスカッションのセクションだと思いますが、これに関しても、その必要性、目的、盛り込むべき内容、典型的な書き方のパターンなど、具体的かつ実際的な解説があります。

また、せっかく論文の原稿を書き上げたのにボスが読んでくれずに放置されているという悩みを大学院生やポスドクがしばしば口にします。この問題はQ38で取り上げられており、問題点の分析および対処法が述べられています。

 

論文を書かなきゃいけないのに億劫がっている人には、本書の目次だけでもかなり参考になるので、以下、目次を紹介します。

プロローグ

Q1 何のためにあなたは論文を書くのか,明確な答えがあるか?
Q2 論文を書くことはあなたの人生にとって無駄ではないと言い切れるか?
Q3 論文作成のどこが律速段階になっているか─論文欠乏症の具体的症状を考えてみたか?

CHAPTER 1 あなたが論文を書けないのには理由がある 執筆スタイルから取り組む論文作成術

Q4 学会発表は結構しているのに論文が書けていない,ということはないか?
Q5 論文をイッキに書き上げようとしていないか?
Q6 論文作成の大部分は「単純作業」だと認識しているか?
Q7 目標と同時に「持ち時間」も小分けにしているか?
Q8 「まとまった時間がないから書けない」を言い訳にしていないか?
Q9 論文作成はあなたにとって「差し迫った」問題か?
Q10 論文作成中,ついネットやメールをしていないか?
Q11 論文作成に必要な「知的作業」のために,まとまった時間を確保しているか?
Q12 論文作成中にデータが不十分だと感じて筆を止めていないか?
Q13 書きかけの論文が複数ないか?
Q14 英文を書くことに意識過剰になっていないか?

CHAPTER 2 すべての物事は2度作られる いよいよ論文執筆? その前にやっておくべきこと=第一の創造

Q15 論文の核になるデータがあるか?
Q16 データさえ揃えば論文はすぐに書けると思っていないか?
Q17 ストーリーは描けているか?
Q18 論文の構想(第一の創造)を相談できる相手がいるか?
Q19 論文のテーマに関連した文献を30 以上集めて目を通したか?
Q20 モデルとなる論文が3 本程度見つかったか?
Q21 論文作成のためのWord 文書を作成したか?

CHAPTER 3 なんとなく書いていないか? メリハリをつけるパート別論文執筆のコツ

Q22 まずはここから:論文の結論を1 ~ 2 行で簡潔に書ききれるか?
Q23 Introduction 1 明確な研究の「目的」または「仮説」を書いているか?
Q24 Introduction 2 知識のギャップを中心にした3 段論法を展開できているか?
Q25 Introduction 3 味付けはサラッとしているか?
Q26 Materials and Methods 1 なぜ何を書くかを頭の中で整理できているか?
Q27 Materials and Methods 2 Reviewer・読者にわかりやすく簡潔にまとまっているか?
Q28 Result 1 Figure の紙芝居で組み立てたストーリーに沿って書き進めているか?
Q29 Result 2 建て前と本音を区別して読者を誘導できているか?
Q30 Result 3 Result とDiscussion の棲み分けができているか?
Q31 Discussion 1 なぜ論文にDiscussion が必要かを理解しているか?
Q32 Discussion 2 書き出しのパターンを押さえているか?
Q33 Discussion 3 ポイントとなる結果と過去の文献を使って結論を支持しているか?
Q34 Discussion 4 研究の限界(limitation)を述べているか?
Q35 すべてのパートが同じベクトルを持って書かれているか?

CHAPTER 4 書いただけで終わっていないか? ここからが本当に大事なツメの作業

Q36 目標Journal の投稿規定に目を通したか?
Q37 倫理規定は守れているか?
Q38 書き上げたはずの論文が放置されていないか?
Q39 Reject されて心が折れていないか?
Q40 Reviewer の質問に,前向きかつポジティブに答えられているか?

 

以上40個の質問に対する答えが自分の頭の中で明確に整理できていない人には、本書の内容が非常に深い示唆を与えてくれるでしょう。やるべきことが明らかになれば、論文を書くモチベーションが高まり、アクセプトまでの道のりがたとえ長くても、そのモチベーションを維持することができるはずです。

 

参考

  1. なぜあなたは論文が書けないのか?(メディカルレビュー社 書籍詳細ページ )

amazon.co.jp
なぜあなたの研究は進まないのか?
なぜあなたは論文が書けないのか?
なぜあなたの発表は伝わらないのか?


学校の授業を外部委託に?

報道によれば、経済産業省は2018年から教育現場の生産性を高めるための事業を始めるそうです。

「教育現場の生産性」という聞きなれない言葉への反応

文科省の管轄だと思われていた教育に経産省が関わってくることへの驚きの声

批判の声

企業との癒着を心配する声

 

報道

  1. 授業の外部委託支援、教育の生産性向上へ経産省(日本経済新聞 電子版 2017/8/21 17:36):”経済産業省は2018年から教育現場の生産性を高めるための事業を始める。生徒一人ひとりのレベルに合わせたインターネット経由の外部の講師による授業を導入したり、部活動の指導を外部へ委託したりする取り組みを資金面で支援する。IT(情報技術)や外部人材の活用で教育内容を改めるとともに、学校に所属する教員の労働を軽くする狙いがある。”

 

分析・評論記事

  1. すべては憲法改正のため!?安倍政権「人づくり革命」の真意とは(清談社 DIAMOND online 2017.8.21) :”2012年12月の発足の第二次政権以降、安倍官邸は、「女性活躍」、「地方創生」、「一億総活躍」、そして今回の「人づくり革命」と、目玉となる政策を毎回ころころと変更している。このことの意味について鈴木氏が解説する。「第二次安倍政権は、内閣改造のたびに新しい看板政策を繰り出しています。ですが実は、これらの政策は看板こそ違えど、その中身は大きく変わっていません。ある経産省OBがこうした現状を『船の名前を変えているだけ。中に乗っている積み荷(政策)や、船長(安倍総理)や船員(閣僚)は全然変わっていない』と厳しく評していましたが、まさにその通り。実際は、看板を書き換えることで、何か新しい政策をやっているようなイメージを作り出そうとしていると言ってもいいでしょう」”
  2. 人間をマシンに…安倍政権「人づくり革命」の露骨な魂胆 (浜矩子 同志社大学教授 日刊ゲンダイ 2017年8月12日):””
  3. 「人づくり革命」は「文科省廃止」なのかもしれない(YAHOO!JAPANニュース 前屋毅 | フリージャーナリスト 8/10(木) 13:07):”インタビューで茂木大臣は、「人づくり革命では、幼児教育から高等教育まで、家庭の事情に左右されず、希望する教育が受けられる制度を考えたい。全てを無償化にするかどうかは今後の議論だ」(『読売新聞』)と語っている。これって、筋から言えば文科相の台詞ではないだろうか。無償化についても、文科省のなかで長年にわたって議論されている。そもそも「人づくり」は、政府では文科省のテリトリーのはずである。そこに「改革」などではなく「革命」をもたらすというのだから、文科省の否定が前提になっていると言えなくもない。”
  4. 悪評紛々! 安倍政権の「人づくり革命」ネーミングのルーツは日本会議の設立宣言か、池田勇人のスローガンか(リテラ 2017.08.10)
  5. 「人づくり革命」って何なの? 「意味不明」「自分で言ってて恥ずかしくないのか」と困惑する人続出(BLOGOS 2017年08月05日 10:07):”安倍晋三首相は8月3日、内閣改造で「人づくり革命」担当相を新設した。自民党の政務調査会長で衆議院議員の茂木敏充氏(61)が経済財政再生担当大臣と兼任するという。人づくり革命という言葉に対し、ネット上では「信じられないセンス」といった声が相次いでいる。「1億総活躍大臣より更に何の担当大臣か意味不明」”
  6. 内閣に新ポスト「人づくり革命担当大臣」にネットがざわつく クローンやミュータントを想像する人も。(2017/08/2 15:34 籏智 広太 BuzzFeed News Reporter, Japan)

 

参考

  1. [WBS]茂木新大臣に単独インタビュー!「人づくり革命」って一体なに!? 2017/8/9

 

生命科学が学べる日本の大学院 大学 学部 学科

生命科学を学びたい高校生、大学生向けに学科紹介をピックアップ(順不同。随時追加、更新予定)

 

大阪大学大学院 生命機能研究科 ”生命のない分子がどのように編み上げられて生命が生まれてくるのか。私たちはそれを生命機能とよび、それを知りたいのです。 それには、物理学、化学、分子生物学、細胞生物学、医学など、生命体を形成する各階層の問題に取り組む研究者が集まって、議論し、成果を示し合い、共同研究を進めながら、階層を貫く原理を求める必要があります。” (アドミッションポリシー)  研究室一覧 研究成果

東北大学大学院 生命科学研究科 研究分野 分子生命科学専攻 生命機能科学専攻 生態システムk生命科学専攻 研究室一覧  研究成果

名古屋大学 理学研究科 生命理学専攻 研究室・教員一覧 論文紹介

理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI) 研究室一覧 プレスリリース

東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 ”生物化学専攻と旧・生物科学専攻を統合して新・生物科学専攻となり”(専攻案内) 最新の研究成果 生物情報科学科 “おおまかにいうとバイオインフォマティクスは生命を「情報」として捉え、生命科学の膨大なデータを解析するための情報科学的手法を開発し、生命現象の背後にひそむ法則性や規則性を見つけ出す研究分野です。また、システム生物学は生命を「システム」として捉え、遺伝子やタンパク質など個別の要素である”部分”と生命現象のダイナミックな振る舞いである”全体”との関係を数理モデルなどを使って明らかにする研究分野です。いずれの分野も、いわば、生命科学を物理学や工学のような視点から理論的に捉えることが共通した特徴です。” 教員・研究室一覧 生物学科 教員一覧 生物化学科 教員・研究紹介

理化学研究所 統合生命医科学研究センター 研究室紹介 プレスリリース

総合研究大学院大学 生命科学研究科 生理学専攻 講座及び担当教員一覧 プレスリリース・研究報告 基礎生物学専攻 研究教育職員一覧 プレスリリース一覧 遺伝学専攻 研究室主宰者一覧 プレスリリース

熊本大学 発生医学研究所 研究室一覧 ニュープレス

慶應義塾大学 先端生命科学研究所 “慶應義塾はこの研究所を「アカデミックベンチャー」と位置付け、失敗を恐れず未知の領域に果敢に挑戦し、新規先端技術の開発を積極的に推進します。” (所長挨拶) メンバー 論文ハイライト

東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系 教員・研究室 研究成果ニュース

東京大学大学院 農学生命科学研究科 専攻・附属施設等一覧 研究科トピックス(研究成果)

 

京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 スタッフ一覧 

京都大学 農学研究科・農学部 応用生命科学科 教員一覧

立教大学 理学部 生命理学科 ”ポストゲノム時代の今日、立教の生命理学では「一味ちがった」生命へのアプローチを目指しています。それは、生命現象を、「理学」として(目先の応用を追い求めるのではなく)、分子科学に基礎をおいて(DNAやタンパク質といった生物をつくる分子から)、多面的にとらえることです。” 研究室の紹介

東京理科大学 基礎工学部 生物工学科 “学科を構成する各研究室では、生化学、遺伝学、生理学、分子生物学、細胞生物学、有機化学などの多岐に渡る手法を用いて、バクテリアから真核生物、哺乳類の細胞にいたるまで幅広い研究を展開しています。 ”  教員・研究室紹介

東京理科大学 理工学部 応用生物化学科 “本学科は、微生物から高等動植物に至る多様な生命機構を主として細胞や分子のレベルで解明する生物科学と、それを基盤とする応用技術を研究することにより、バイオサイエンスの基礎から応用にいたる知識と創造力を身につけた人材の育成を目指しています。”(学科紹介) 研究室・教員紹介

同志社大学大学院 脳科学研究科 “我々脳科学研究科の「発達加齢脳専攻」8部門長は、それぞれ、神経回路シグナル伝達制御、神経膜分子輸送、神経発生制御因子、神経回路メカニズム、神経回路形態、神経回路情報処理、神経変性疾患、イオンチャネル動態を研究標的として国際的実績を挙げており、脳科学研究科の学位プログラム(教育課程)は、この研究拠点を母体とする5年一貫制博士課程において、次世代を担う研究者を養成することをめざしています。 ” (研究科の概要)

玉川大学 脳科学研究所 専任教員の紹介

慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 教員スタッフ一覧

上智大学 理工学部 物質生命理工学科 教員紹介  

早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科 教員および研究テーマ紹介

弘前大学 農学生命科学部 教員・研究紹介一覧 

福岡大学 理学部 化学科 研究室紹介 

京都産業大学 総合生命科学部 教員一覧 ”京都産業大学は、2019年4月に向けて総合生命科学部を再編し、新たに『生命科学部(仮称)』を開設することといたしました。… 生命科学部は、先端生命科学科と産業生命科学科の2学科構成といたします。さらに、それぞれの学科は、学びの分野を明確にし、医療と健康、食料と資源、生態と環境の3つのコースを設けて、専門性を高めます。また、動物生命医科学科で実施してきた、実験動物1級技術者、食品衛生管理者の資格取得についても継続して取り組みます。今後は、創薬やES細胞・iPS細胞等の最先端医療技術開発に関わる動物実験の需要が高まることが予想されるため、高度な知識と技術を有する実験動物技術者の育成に関わる国家資格の創設等について、京都府とともに求めていくこととします。研究においては、国際的にも高い評価を得ているタンパク質動態研究をはじめ、発生・再生医学、インフルエンザウイルスなどを対象とする感染症研究、植物生理学、ミツバチを含む動植物育種学、植物ゲノム解析、集団遺伝学、ダニなどの環境微生物研究など、これまで総合生命科学部で培ってきたテーマを新学部でも継続するとともに、共同研究などにより学部内で積極的に融合を図ることで、より一層研究を発展させていきます。。” (生命科学部(仮称)設置構想について2017.07.14)

 

近畿大学 理工学部 生命科学科 ”生命科学科は、生命現象から地球環境とヒトの相互作用までの幅広い分野を扱います。医療・薬品・食品・環境などの産業で活躍する人材、生命科学に関する研究を牽引する人材、中学や高等学校で理科・生物学を正しく生徒に教えることができる人材の育成を目指しています。”(アドミッションポリシー) 教員及び研究室

大阪府立大学 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 応用生命科学専攻の教育は地球生命系を構成する生物が持つ多彩な生命現象を解明するバイオサイエンスの発展と生物の多様な機能の応用技術としてのバイオテクノロジーの発展に寄与する人材の育成を目的としています。教員

芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 ”生命科学科では、人の老化に対して、その生理学的解明、薬品や食品の効用、環境因子、微生物などのバイオテクノロジー技術を駆使して科学的に解明するとともに、人工臓器、再生医療、医療ロボット、福祉機器、リハビリテーション手法などの工学的手法をベースにした基礎研究や装置開発をマッチングさせることで、生命の不思議に正面から立ち向かう教育と研究を進めています。”(アドミッション・ポリシー)

東洋大学 生命科学部

立命館大学 生命科学部 応用化学科 生物工学科 生命情報学科 生命医科学科 教員・研究室一覧

九州産業大学 生命科学部 生命科学科 教員紹介

 

参考

  1. “生命科学”を志願している受験生に告ぐ。やめときなさい。(YAHOO!JAPAN知恵袋 2011/8/23)
  2. 自分は研究に向いているか? を知る14の質問

 

中学理科の教科書が教える仮説駆動型研究

研究目的が曖昧なまま実験を続ける大学院生、仮説をもたずに研究している研究者、実験結果を得ていないのにグラフを作成してしまうトンデモナイ人、考察が書けずに悩む人、次の研究テーマが思い浮かばない人など、研究の現場にはさまざまな悩みや問題を抱えた人たちがいます。いまいちど、中学校の理科の教科書に立ち戻って、研究の進め方に関する基本事項を再確認してみるというのはいかがでしょう?

以下、中学校1年生の理科の教科書(教育出版)の最初の数ページから、一部を抜粋して引用・紹介します。

理科学習の進め方

進め方1 疑問を持つ
はじめに、不思議に思ったことや疑問に思ったこと、知りたいことなどをはっきりさせておきましょう。

進め方2 課題を設定する
知りたいことや調べたいことがはっきりしたら、これから取り組む課題を設定しましょう。

進め方3 仮説をもち、計画をたてる
課題がきまったら、自分はその課題に対してどのような考えかたをもっているか、どのようにしたら自分の考えが正しいかどうかわかるのかを話し合いましょう。 自分の考えは仮説としてノートに書いておき、調べたあとで振り返ることができるようにしておきましょう。

進め方4 観察や実験を行い、結果を得る
自分で立てた計画に沿って、実際に観察や実験を行い、得られた結果は、あとで考察しやすいように表などにまとめましょう。また、結果をグラフに表すと、知りたいことがわかりやすくなる場合があります。

進め方5 得られた結果をもとに考察する
観察や実験が終わったら、得られた結果からどのようなことがわかるか、そして、自分の立てた仮説は正しいといえるか、考察し、自分の考えを発表しあいましょう。

進め方6 新たな疑問から、さらなる課題へ
みんなの考えがまとまり、設定した課題が解決したら、観察や実験を行ってわかったことが、次にどのように役に立つのか考えましょう。また、調べてみて、新たな疑問が生じたら、次の課題を設定して、さらに調べていきましょう。
(中学校理科1 教育出版 文部科学省検定済教科書 中学校理科用 17教出 理科731 平成28年度 2~6ページ)

日本の中等教育の教科書は科学的な態度を育むように書かれています。高校の教科書にも、研究の進め方が解説されています。以下、啓林館の「生物基礎」から一部を抜粋して紹介。

●私たちの探求活動●

仮説を立てずに観察・実験する方法もありますが、ここでは仮説を設定する方法で考えます。

<課題の発見>

最初は自然現象をよく観察することです。疑問を生み出す方法を紹介します。まず比較という方法があります。.. 5W1Hを活用する方法もあります。「何が(Who)」「何を(What)」「いつ(When)」「どこで(Where)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」のパターンで疑問をつくってみます。 .. この課題でやろうと思ったら、同じテーマですでに研究されているかどうかを調べてみます。

<仮説の設定>

仮説を設定します。考えつく限りの仮説をあげていましょう。仮説が立ったら、その仮説は、どのような観察や実験を行えば証明できるのかを考えて実験・観察を計画します。実験・観察から得られる結果から、立てた仮説が論理的に導かれるように計画する必要があります。

<観察・実験>

観察・実験で大切なことは「再現性」です。 .. 因果関係を調べるときには「対照実験」の設定も必要です。対照実験とは、比較のために対象とする条件以外を同じにして行う実験のことです。 ..

<結果の記録と処理>

結果の記録は正確に行うように心がけます。 ..

<考察>

実験などの結果かが仮説の正しさを証明したかを考察します。結果が仮説と矛盾しないかを考えます。ひとつの仮説を検証すると、そこから新しい疑問や課題が生じてくるものです。また明らかになった知見が、これまでに知られていることとどう関係するかも考える必要があります。 ..

<報告書の作成と発表>

研究したことは報告にまとめて、発表するようにしましょう。 ..

(引用元:啓林館 平成30年度 生物基礎 改訂版 本川達雄 谷本英一 編 (10~11ページ) 61啓林館 生基315 文部科学省検定済教科書 高等学校理科用)

中等教育(中学、高校)でも、高等教育である大学でも、サイエンスの基本はまったく同じです。たとえば、放送大学「自然科学はじめの一歩」の授業内容の説明には、

実際の科学研究は分野によらず、問いを立て、仮説を設定して検証し、結論を導き出すという一連の作業を通して進行する。さらに文献調査、論文執筆といった作業が伴う。(放送大学「自然科学はじめの一歩」第15回 自然科学の展望:さらなる一歩へ向けて)

とあります。放送大学の放送の中では、子供の自由研究と科学者が行う研究との違いは何でしょうか?実はやっていることはどちらも変わらないんです。ただし、プロの研究者は、自然界に関する新しい知識を作り出してそれを人類で共有するために論文発表をする、それが唯一の違いですと解説されていました(主任講師: 岸根 順一郎 2017年7月22日放送 第15回 自然科学の展望:さらなる一歩へ向けて)。

このように日本の理科教育では、研究がいかにして進められるかに関してしっかりと教えるようになっています。ところが、肝心の、プロの研究者を育てる場であるはずの大学院においては、仮説に基づいて実験するという当たり前の態度がなぜかないがしろにされている研究室が散見します。中学や高校での理科教育で強調されてきたことは、研究の現場である大学院でも実践されて然るべきでしょう。

呼吸に必要な酵素の遺伝子を持っていない(?)不思議な細菌を発見

地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉で、どのような生物がいるか調べたところ、27種の微生物の遺伝子が見つかった。周辺は強アルカリ性で、約40億年前の地球に似た過酷な環境という。 そのうち、岩石に付着した細菌では、酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかった。(どうやって生きてるのか…「常識外れ」の細菌、泉で発見 朝日新聞 DIGITAL7/21(金) 23:27)

論文はこちら。

The ISME Journal , (21 July 2017) | doi:10.1038/ismej.2017.111

Unusual metabolic diversity of hyperalkaliphilic microbial communities associated with subterranean serpentinization at The Cedars

Shino Suzuki, Shun’ichi Ishii, Tatsuhiko Hoshino, Amanda Rietze, Aaron Tenney, Penny L Morrill, Fumio Inagaki, J Gijs Kuenen and Kenneth H Nealson

Water from The Cedars springs that discharge from serpentinized ultramafic rocks feature highly basic (pH=~12), highly reducing (Eh<−550 mV) conditions with low ionic concentrations. These conditions make the springs exceptionally challenging for life. Here, we report the metagenomic data and recovered draft genomes from two different springs, GPS1 and BS5. GPS1, which was fed solely by a deep groundwater source within the serpentinizing system, was dominated by several bacterial taxa from the phyla OD1 (‘Parcubacteria’) and Chloroflexi. Members of the GPS1 community had, for the most part, the smallest genomes reported for their respective taxa, and encoded only archaeal (A-type) ATP synthases or no ATP synthases at all. Furthermore, none of the members encoded respiration-related genes and some of the members also did not encode key biosynthesis-related genes. In contrast, BS5, fed by shallow water, appears to have a community driven by hydrogen metabolism and was dominated by a diverse group of Proteobacteria similar to those seen in many terrestrial serpentinization sites. Our findings indicated that the harsh ultrabasic geological setting supported unexpectedly diverse microbial metabolic strategies and that the deep-water-fed springs supported a community that was remarkable in its unusual metagenomic and genomic constitution.

(Copyright © 2017, Rights Managed by Nature Publishing Group)

 

 

学術機関が共闘 ELSEVIER購読を打ち切り

以下、Creative Commonsライセンスに基づく記事転載(出典元:エディテージ・インサイト)


 

60以上の学術機関がエルゼビア発行誌へのアクセスを失う(ドイツ)

スネハ・クルカルニ (Sneha Kulkarni) 2017年7月7日

ドイツの60以上の学術機関が、オランダの大手出版社エルゼビアとの購読契約を打ち切りました。これにより、数千人の研究者が同社発行誌へのアクセスを失うことになりました。

高額な購読料は、学術機関と出版社の間で生じている論戦の争点となっています。また、ドイツの学術機関は、エルゼビアへのコストの支払いを困難と感じています。こうした状況の中、ドイツの大学、公共図書館、研究機関は2014年、「Project DEAL」というコンソーシアムを結成しました。これは、大手学術出版社との2017年度のライセンス契約を、全国規模で締結することを目指すものです。しかしながら、エルゼビアとの協議は2016年12月に中断されたことが発表されました。同コンソーシアムは、エルゼビアからの提示が「オープンアクセス方針と公正な価格体系に応じるものでなかった」ため、それを拒否したと説明しています。この結果、交渉に関わったすべての学術機関が、12月31日を最後に、エルゼビアのジャーナルへのアクセスを失うことになりました。ゲッティンゲン大学は次のような声明を発表しています。「ジャーナルへのアクセスを失うことで研究や指導にどのような影響が出るかは、交渉に参加している誰もが十分に理解しています。それでも我々は皆、多くの研究機関が手を携えて圧力をかけることが、現状では、ドイツの科学コミュニティに利益をもたらす唯一の方法であるという強い信念を持っています」。一方、エルゼビアは、来年以降も交渉を続ける意向があることを表明しています。

多くの国が同様の問題に直面しており、高騰する購読料によって学術機関の運営が難しくなってきています。2016年12月初頭には、国立台湾大学(NTU)図書館が、高額な購読料を理由に、2017年以降のエルゼビアのScienceDirectジャーナルの購読を打ち切る予定であることを発表しました。購読料の高騰は、科学の発展を阻害しかねない深刻な問題であり、全世界で解決していかなければならない課題と言えるでしょう。

参考文献:

Thousands of German researchers set to lose access to Elsevier journals

本記事:60以上の学術機関がエルゼビア発行誌へのアクセスを失う(ドイツ)は元々エディテージインサイトに掲載されたものです。


参考

  1. Thousands of German researchers set to lose access to Elsevier journals (By Gretchen Vogel,  Science News Dec. 22, 2016 , 12:30 PM)

2017年採択新学術領域研究テーマと代表

2017年に新規で採択された新学術領域研究(研究領域提案型) (研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31)が公表されました。

  1. 光合成分子機構の学理解明と時空間制御による革新的光ー物質変換系の創製 領域代表者  沈 建仁 岡山大学 教授
  2. 脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理 領域代表者  尾藤 晴彦 東京大学 医学(系)研究科(研究院) 教授
  3. 細胞社会ダイバーシティーの統合的解明と制御  領域代表者  藤田 直也 公益財団法人がん研究会
  4. 共創的コミュニケーションのための言語進化学 領域代表者 岡ノ谷 一夫 東京大学 総合文化研究科 教授
  5. 熱ー水ー物質の巨大リザーバ:全球環境変動を駆動する南大洋・南極氷床 領域代表者  川村 賢二 国立極地研究所 准教授
  6. 予防を科学する炎症細胞社会学 領域代表者 松島 綱治 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
  7. 性スペクトラム - 連続する表現型としての雌雄 領域代表者 立花 誠 徳島大学 先端酵素学研究所 教授
  8. 細胞機能を司るオルガネラ・ゾーンの解読 領域代表者  清水 重臣 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授
  9. 植物の生命力を支える多能性幹細胞の基盤原理 領域代表者 梅田 正明 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 教授
  10. 進化の制約と方向性 ~微生物から多細胞生物までを貫く表現型進化原理の解明~ 領域代表者 倉谷 滋 国立研究開発法人理化学研究所
  11. 代謝アダプテーションのトランスオミクス解析 領域代表者 黒田 真也 東京大学, 理学(系)研究科(研究院) 教授
  12. 分子合成オンデマンドを実現するハイブリッド触媒系の創製 領域代表者  金井 求 東京大学 薬学研究科(研究院) 教授
  13. 化学コミュニケーションのフロンティア 領域代表者  掛谷 秀昭 京都大学 薬学研究科(研究院) 教授
  14.  重力波物理学・天文学:創世記 領域代表者  田中 貴浩 京都大学 理学(系)研究科(研究院) 教授
  15. 分子夾雑の生命化学 領域代表者  浜地 格 京都大学 工学(系)研究科(研究院) 教授
  16. ソフトクリスタル:高秩序で柔軟な応答系の学理と光機能 領域代表者 加藤 昌子 北海道大学 理学(系)研究科(研究院) 教授
  17. 次世代物質探索のための離散幾何学 領域代表者 小谷 元子 東北大学 理学(系)研究科(研究院) 教授
  18. 水惑星学の創成  領域代表者  関根 康人 東京大学 理学(系)研究科(研究院) 准教授
  19. 和解学の創成-正義ある和解を求めて 領域代表者  浅野 豊美 早稲田大学 政治経済学術院 教授
  20. トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現 領域代表者  山口 真美 中央大学 文学部 教授

 

参考

  1. KAKEN科学研究費助成事業データベース 検索
  2. 科新学術領域研究(研究領域提案型)(文部科学省)

 

海外出張の保険料を科研費から支出?

海外出張のときの保険料は高額で、かなり懐が痛みます。ですから、学会発表や研究目的で行くのになぜそこは自腹を切らないといけないのか?という疑問、不満を持つ薄給の研究者は多いと思います。

ツイッターの議論をみると、海外出張に際して科研費による保険料の支出を認める大学や研究機関が結構あります。個人的なことなので科研費は使えませんという事務方の主張は、ローカルルールかもしれません。

 

参考

  1. 科研費の4つの費目についての質問 (文部科学省) 【Q4441】 海外への出張に係る海外旅行傷害保険料、査証(ビザ)の申請料や予防接種等を科研費から支出することは可能ですか? 【A】研究遂行上、必要であれば支出可能です。ただし、例えば、保険料においては、契約に当たって適正な掛け金となっているかなど、過度に高額な支出にならないように留意することが必要です。
  2. ローカル線に乗った研究者の皆様へ (衆議院議員 河野太郎公式サイト 2017.05.15):”ローカルルールの廃止と統一ルールへの統合について。ローカルルールを廃止できない大学の評価をどうするかについては文科省で検討中です。”

 

研究生活カテゴリーの記事一覧

インパクトファクター2018学術誌ランキング

 

なぜあなたの研究は進まないのか?
なぜあなたは論文が書けないのか?
なぜあなたの発表は伝わらないのか?

Science Research Writing 


医学雑誌のインパクトファクターは、記事を分けました。

関連記事⇒ 医学系の学術雑誌インパクトファクター 2018ランキング


インパクトファクター2019年6月発表

毎年6月にクラリベイト(Clarivate)がJournal Citation Reports (JCR) を発表しています。2019年6月には前年度の集計JCR2018 が発表されます。ClarivateのJCRは契約をしている大学や研究機関しか見ることができないのですが、各雑誌社が多くの場合に自分の雑誌のインパクトファクターを直ちにウェブサイトに掲載するので、最新の数値を雑誌サイトで調べることが簡単にできます。

以下、Nature 43.070(2018)と表記した場合、2019年6月に発表された2018年のジャーナルサイテーションインデックス(JCR)(つまり、インパクトファクター)という意味です。

主なジャーナルの最新のインパクトファクターを見てみます。

NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE 79.258(2017)-70.670(2018)
JAMA-JOURNAL OF THE AMERICAN MEDICAL ASSOCIATION 47.661(2017)-51.273(2018)
Nature 41.577(2017)-43.070(2018)
SCIENCE 41.058(2017)-41.037(2018)
NATURE MATERIALS 39.235(2017)-38.887(2018)
NATURE BIOTECHNOLOGY 35.724(2017)-31.864(2018)
NATURE MEDICINE 32.621(2017)-30.641(2018)
CELL 31.398(2017)-36.216(2018)
NATURE GENETICS 27.125(2017)-25.455(2018)
NATURE METHODS 26.919(2017)-28.467(2018)
Nature Chemistry 26.201(2017)-23.193(2018)
Cell Stem Cell 23.290(2017)-21.464(2018)
BMJ-British Medical Journal 23.259(2017)-27.604(2018)
CANCER CELL 22.844(2017)-23.916(2018)
NATURE NEUROSCIENCE 19.912(2017)-21.126(2018)
NATURE CELL BIOLOGY 19.064(2017)-17.728(2018)
NEURON 14.318(2017)-14.403(2018)
MOLECULAR CELL 14.248(2017)-14.548(2018)
NATURE STRUCTURAL & MOLECULAR BIOLOGY 13.333(2017)-12.109(2018)
Nature Protocols 12.423(2017)-11.334(2018)
Nature Communications 12.353(2017)-11.878(2018)
PLOS MEDICINE 11.675(2017)-11.048(2018)
Molecular Psychiatry 11.640 (2017)-11.973(2018)
Science Advances 11.511(2017)-12.804(2018)
Nature Plants 11.471(2017)-13.297(2018)
EMBO JOURNAL 10.557(2017)-11.227(2018)
GENOME RESEARCH 10.101(2017)-9.944(2018)
DEVELOPMENTAL CELL 9.616(2017)-9.190(2018)
PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA (PNAS) 9.504(2017)-9.580(2018)
GENES & DEVELOPMENT 9.462(2017)-8.990(2018)
Molecular Plant 9.326(2017)-10.812(2018)
CURRENT BIOLOGY 9.251(2017)-9.193(2018)
PLOS BIOLOGY 9.163(2017)-8.386(2018)
PHYSICAL REVIEW LETTERS 8.839(2017)-9.227(2018)
JOURNAL OF CELL BIOLOGY 8.784(2017)-8.891(2018)
EMBO REPORTS 8.749(2017)-8.383(2018)
PLANT CELL 8.228(2017)
Cell Reports 8.032(2017)
eLife 7.616(2017)
NEURAL NETWORKS 7.197(2017)
Stem Cell Reports 6.537(2017)
Science Signaling 6.378(2017)
CEREBRAL CORTEX 6.308(2017)
GLIA 5.846(2017)
BMC BIOLOGY 5.770(2017)
FASEB JOURNAL 5.595(2017)
Journal of Molecular Cell Biology 5.595(2017)
PLoS Genetics 5.540(2017)
DEVELOPMENT 5.413(2017)
Scientific Data 5.305(2017)
SLEEP 5.135(2017)
Human Molecular Genetics 4.902(2017)
Cells 4.829(2017)
FEBS Journal 4.530(2017)
RNA 4.490(2017)
BIOESSAYS 4.419(2017)
Scientific Reports 4.122(2017)
GENETICS 4.075(2017)v
JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY 4.010(2017)
METHODS 3.998(2017)
Open Biology 3.286(2017)
CEREBELLUM 3.199(2017)
Frontiers in Neural Circuits 3.131(2017)
HIPPOCAMPUS 3.966(2017)
PLoS Computational Biology 3.955(2017)
Biochemical Journal 3.857 (2017)
BMC GENOMICS 3.730(2017)
CELL CALCIUM 3.718(2017)
NEUROSCIENCE 3.382(2017)
Zoological Letters 2.900(2017)
PLoS One 2.766(2017)
G3-Genes Genomes Genetics 2.742(2017)
BMC Developmental Biology 2.427(2017)
Neuroscience Research 2.277(2017)
Biology Open 2.217(2017)
Mechanisms of Development 1.900 (2017)
JoVE 1.184(2017)

参考

  1. 各雑誌社のウェブサイト
  2. クラリベイト プレスリリース
  3. 2018 Journal Citation Reports
  4. [2018年] 最新インパクトファクター 基礎医学・生命科学 負け犬主義。2018年06月27日02:13

 


インパクト・ファクターとは?

ジャーナル・インパクト・ファクター(Journal Impact Factor)は、学術雑誌の影響力を測る指標で、対象年における引用回数を、対象年に先立つ 2 年間にそのジャーナルが掲載したソース項目の総数で割ることによって計算されますインパクトファクターについて  Clarivate Analytics)。

The Impact Factor of journal J in the calendar year X is the number of citations received by J in X to any item published in J in (X-1) or (X-2), divided by the number of source items published in J in (X-1) or (X-2). (Measuring  a journal’s impact. ELSEVIER)

日本語で説明されたほうがわかりやすいですね。

2010年のIFは次のように計算されます。

IFX =2008年と2009年にジャーナルX誌が掲載した論文の2010年の総引用回数
2008年と2009年にジャーナルX誌が掲載した全ての引用可能な論文数

お気付きだと思いますが、2010年のIFは2011年以降に利用できるようになります。(nue.riec.tohoku.ac.jp)

 

インパクトファクターが高いジャーナルに論文が通るかどうかで、研究者は一喜一憂しますが、インパクトファクターの動向が気がかりなのは、雑誌社にとっても同じです。ちなみに、研究分野や雑誌のスコープにより数字の出方がかなり異なるため、分野や性格の違う雑誌同士でインパクトファクターを比較して優劣を論じるのは無意味です。

しかし、現実的にはインパクトファクターは研究者の業績の目安として使われることが多く、ファカルティポジションへの応募書類の中の業績一覧にインパクトファファクターを併記させる大学があるなど、人物評価の基準として用いられることがあるようです。

インパクトファクターの調べ方

毎年クラリベイトという会社が学術誌のインパクトファクターを計算して、公表しているようです。多くの雑誌社は自分の雑誌のインパクトファクターをウェブサイト上で紹介しています。インターネットを検索すると、インパクトファクターの一覧表がヒットします。

 

2016年のインパクトファクターが、公表されました。その中から一部を紹介します(参照サイト: researchgate.net/post/New_Impact_factors_2017_for_Journals_are_released_now、 bioxbio.com/if、Cell Press Journal Metrics、個々のジャーナルサイトなど)

2017年の6月に発表されるインパクトファクターは、「2016年のインパクトファクター」です。ややこしいですが、当サイトでは、Nature 40.137(2016)-41.577(2017)のように表示することにします。

雑誌研究分野別インファクトファクター一覧

科学総合誌

  1. Nature (ネイチャー)40.137(2016) (推移:31.434 – 34.48 – 36.101 – 36.28 – 42.351 – 41.456 – 38.138 – 40.137(2016) bioxbio.com)
  2. Science (サイエンス)37.205(2016) (推移:28.103 – 29.747 – 31.364 – 31.201 – 31.027 – 31.477  –  33.611 – 34.661 –  37.205(2016)   bioxbio.com)
  3. Nature Communications (ネイチャーコミュニケーションズ)12.124(2016) (推移:7.396 – 10.015 – 10.742 – 11.470 – 11.329 – 12.124(2016) bioxbio.com)
  4. PNAS (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America) (ピーエヌエイエス)9.661(2016) (推移:bioxbio.com)
  5. Scientific Reports (サイエンティフィックリポーツ)4.259(2016) (推移:2.927 – 5.078 – 5.578 – 5.228 – 4.259(2016) bioxbio.com)

 

生物学総合誌

  1. Cell 30.41(2016)(セル) (推移:32.242 – 28.71 – 30.41(2016) bioxbio.com)
  2. PLOS Biology (プロスバイオロジー)9.797(2016) (推移:9.343 – 8.668 – 9.797(2016) bioxbio.com)
  3. Current Biology (カレントバイオロジー) 8.851(2016) (推移:9.571 – 8.983 – 8.851(2016) bioxbio.com)
  4. Cell Reports (セルリポーツ)8.282(2016) ( 推移:7.87 – 8.358 – 8.282(2016) bioxbio.com)
  5. elife (イーライフ)7.725(2016) (推移:9.322 – 8.282 – 7.725(2016) bioxbio.com)
  6. BMC Biology 6.779(2016) (推移:7.984 – 6.967 – 6.779(2016) bioxbio.com)
  7. Proceedings of the Royal Society B-Biological Sciences  4.940(2016)
  8. PLOS ONE (プロスワン)2.806(2016) (推移:3.234 – 3.057 – 2.806(2016) bioxbio.com)
  9. Biology Open (バイオロジーオープン)2.095(2016) 

 



 

発生生物学

  1. Genes & Development 9.413(2016) (推移 13.623 – 12.075 – 12.889 – 11.659 – 12.444 – 12.639 – 10.798 – 10.042 – 9.413(2016) bioxbio.com)
  2. Developmental Cell 9.174(2016) (推移 12.882 – 13.363 – 13.946 – 14.03 – 12.861 – 10.366 – 9.708 – 9.338 – 9.174(2016) bioxbio.com)
  3. Development 5.843(2016) (推移 6.812 – 7.194 – 6.898 – 6.596 – 6.208 – 6.273 – 6.462 – 6.059 – 5.843(2016) bioxbio.com)
  4. Developmental Biology 2.944(2016) (推移 4.416 – 4.379 – 4.094 – 4.069 – 3.868 – 3.637 – 3.547 – 3.155 – 2.944(2016) bioxbio.com)
  5. Differentiation 2.567(2016)
  6. Development Growth & Differentiation 2.145(2016)
  7. Developmental Dynamics 2.004(2016)
  8. International Journal of Developmental Biology 1.981(2016)
  9. Mechanisms of Development 1.333(2016) (推移 2.534 – 2.827 – 2.958 – 2.833 – 2.383 – 2.238 – 2.440 – 2.041 – 1.333(2016) bioxbio.com)

 

ゲノム科学・遺伝学

  1. Nature Genetics 27.959(2016)
  2. Genome Research  11.922(2016)
  3. Genome Biology  11.908(2016)
  4. PLoS Genetics 6.100(2016)
  5. Genetics 4.556(2016)
  6. BMC Genomics 3.729(2016)
  7. Genomics 2.801(2016)

 

神経科学

  1. Nature Neuroscience 17.839(2016)
  2. Neuron 14.024(2016)
  3. Frontiers in Neuroendocrinology 9.425(2016)
  4. Journal of Neuroscience    5.988(2016) (推移 7.452 – 7.178 – 7.271 – 7.115 – 6.908 – 6.747 – 6.344 – 5.924 – 5.988(2016) bioxbio.com)
  5. Frontiers in Molecular Neuroscience 5.076(2016)
  6. Frontiers in Cellular Neuroscience 4.555(2016)
  7. Frontiers in Aging Neuroscience 4.504(2016)
  8. Frontiers in Neuroinformatics 3.870(2016)
  9. Frontiers in Neuroscience 3.566(2016)
  10. Frontiers in Neurology 3.552(2016)
  11. Frontiers in Neuroanatomy 3.267(2016)
  12. Frontiers in Neural Circuits 3.005(2016)
  13. European Journal of Neuroscience  2.941(2016)
  14. Journal of Neuroscience Methods 2.554(2016)
  15. Journal of Neuroscience Research 2.481(2016)
  16. BMC Neuroscience 2.312(2016)
  17. Neuroscience Letters 2.180(2016)
  18. Neuroscience Research 2.060(2016)

 

細胞生物学、分子生物学、その他の生物学専門誌

  1. Nature Biotechnology 41.667
  2. Nature Methods 25.062
  3. Nature Cell Biology 20.060
  4. Molecular Cell  14.714
  5. Nucleic Acids Research (NAR)  10.162(2016) (推移 6.878 – 7.479 – 7.836 – 8.026 – 8.278 – 8.808 – 9.112 – 9.202 – 10.162(2016) bioxbio.com)
  6. EMBO J 9.792(2016)
  7. Molecular Plant  8.827(2016)
  8. Plant Cell 8.688(2016)
  9. Journal of Cell Biology (JCB)  7.955(2016)
  10. Cell Reports 8.282(2016)
  11. Frontiers in Ecology and the Environment 8.039(2016)
  12. Biochimica et Biophysica Acta (BBA)- General subjects  4.702(2016)
  13. Frontiers in Pharmacology 4.400(2016)
  14. Journal of Biological Chemistry (JBC) 4.125(2016)
  15. Biochemical and Biophysical Research Communications (BBRC)  2.466(2016)
  16. Genes to Cells 1.993(2016)
  17. Cell Structure and Function 1.900(2016)

化学

  1. Nature Chemistry 25.870(2016)
  2. Journal of the American Chemical Society (JACS) 13.858(2016)
  3. Angewandte Chemie-International Edition  11.994(2016)
  4. Bulletin of the Chemical Society of Japan 2.297(2016)
  5. Chemistry Letters 1.801(2016)

 

物理 物理化学 材料科学 工学

  1. Nature Materials 39.737(2016)
  2. Nature Nanotechnology 38.986(2016)
  3. Nature Photonics 37.852(2016)
  4. Physical Review Letters 8.462(2016)
  5. Soft Robotics 8.649 (2016)

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

医学系雑誌のインパクトファクター

医学雑誌のインパクトファクターは、記事を分けました。

関連記事⇒ 医学系の学術雑誌インパクトファクター 2018ランキング

医学系総合誌

  1. New England Journal of Medicine (NEJM)  72.406(2016)
  2. LANCET 47.831(2016)-53.254(2017) –59.102(2018)
  3. JAMA (Journal of the American Medical Association) 44.405(2016)
  4. Nature Medicine 29.886(2016)

 

医学系専門誌

  1. LANCET Oncology   33.900(2016)
  2. Cancer Cell 27.407(2016)
  3. Journal of Clinical Oncology 24.008(2016)
  4. LANCET Neurology 26.284(2016)
  5. Immunity 22.845(2016)
  6. Nature Immunology 21.506(2016)
  7. JACC (Journal of the American College of Cardiology) 19.896(2016)
  8. Molecular Psychiatry 13.204(2016)
  9. Journal of Clinical Investigation 12.784(2016)
  10. Liver Cancer 7.854(2016)
  11. Frontiers in Immunology 6.429(2016)
  12. Epilepsia 5.295(2016)

 

参考

  1. New Impact factors (2017) for Journals are released now (https://www.researchgate.net/post/New_Impact_factors_2017_for_Journals_are_released_now)
  2. NATURE RESEARCH JOURNAL METRICS ネイチャーおよびネイチャー姉妹紙のインパクトファクター一覧など
  3. Cell Press Journal Metrics JCR(2016) セル・プレスジャーナルのインパクトファクター一覧
  4. Frontiers journals indexed in the 2016 Journal Citation Reports (Table 1) フロンティアジャーナルのインパクトファクター一覧
  5. ELSEVIER Journal Metrics: Find the latest metrics for Elsevier’s journals per subject area ELSEVER社が出版する学術雑誌のインパクトファクター総覧(分野別)
  6. Journal IF (bioxbio.com) ジャーナル・インパクトファクター検索サイト
  7. Journal Citation Reports (JCR) で最新版(2016年)のインパクトファクターが公表されました (鹿児島大学附属図書館 情報サービス課情報調査支援係 2017.6.15):” 2017年6月14日付(米国時間)で最新版Journal Citation Reports (JCR) がリリースされ、インパクトファクターをはじめとする、ジャーナルの各種指標の最新データ(2016年)が公表されました。世界81か国から236分野、11,459誌が収録されています。”
  8. World’s most influential journals for 2017 unveiled in the Journal Citation Reports from Clarivate Analytics (Clarivate Analytics News releases):”PHILADELPHIA, June 14, 2017 /PRNewswire/ — Clarivate Analytics today released the 2017 Journal Citation Reports (JCR), an annual update of the world’s most influential and comprehensive resource for information on highly cited, peer-reviewed publications and the source of Journal Impact Factor (JIF) scores. “
  9. World’s most influential journals for 2017 unveiled in the Journal Citation Reports (tass.com June 14,2017 16:00 UTC+3) :”Clarivate Analytics today released the 2017 Journal Citation Reports (JCR), an annual update of the world’s most influential and comprehensive resource for information on highly cited, peer-reviewed publications and the source of Journal Impact Factor (JIF) scores.”
  10. Scientific Reports 2017年発表インパクトファクター 4.259 (http://www.natureasia.com/ja-jp/srep/):”2016 Journal Citation Reports (Thomson Reuters, 2017) Scientific Reports は、一次研究論文を扱う、オープンアクセスの電子ジャーナルです。本誌は、自然科学(生物学、化学、物理学、地球科学)のあらゆる領域を対象としています。
  11. ACMG’s Genetics in Medicine Journal Receives Record High Impact Factor of 8.229 for 2016: GIM Now in Top 2.5% of All Indexed Journals (PR Newswire/American College of Medical Genetics and Genomics 15 Jun, 2017, 11:33 ET):”The American College of Medical Genetics and Genomics (ACMG) announced that the Thomson Reuters Impact Factor Journal Citation Reports has just increased the impact factor of the ACMG’s peer-reviewed medical genetics and genomics journal, Genetics in Medicine (GIM) to 8.229 for 2016, up from 7.710 in 2015. GIM is currently ranked 10 of 166 titles in the Genetics & Heredity category and is the top-ranked of genetic journal that has a primarily clinical focus.”
  12. Clinical Chemistry Impact Factor Rises to 8, the Highest in the History of the Journal (Newswise/American Association for Clinical Chemistry (AACC) 15-Jun-2017 1:00 PM EDT):”AACC, a global scientific and medical professional organization dedicated to better health through laboratory medicine, is pleased to announce that the impact factor of its journal, Clinical Chemistry, has risen to 8.008 in the 2016 Thomson Reuters Journal Citation Reports. This impact factor places Clinical Chemistry in the top 2.6% of 12,062 ranked academic journals and speaks to the significant influence of the science it publishes on laboratory medicine and patient care.”
  13. Celebrating a high performing new journal in quantum information (EurekAlert!/University of New South Wales Public Release: 15-Jun-2017):”UNSW Sydney is proud of the early publication performance, influence and reach of its Nature Partner Journal npj Quantum Information, from advancing discovery to affecting public discourse. At a time of the year when the Journal Citation ReportsTM are published, UNSW sees npj Quantum Information’s inaugural Impact Factor in the context of a variety of journal-based metrics that provide a richer view of the journal’s performance. For 2016, the range of performance metrics, which are made available on the journal website, include:2-year Impact Factor: 9.111   Immediacy Index: 1.560   Eigenfactor® score: 0.00060   Article Influence Score: 4.617″
  14. 日本発化学ジャーナルの行く末は? (日本最大の化学ポータルサイト Chem-Station 2015/11/20)

 

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コンプレックスの克服法、劣等感の塊をなくす方法

劣等感に無縁でいられる人は少ないでしょう。どれだけ勉強ができた優等生の子供であっても、中学、高校、大学と上がっていけば、おのずと自分よりもはるかに優秀な人たちに遭遇することになり、もし自分と比べてしまう性格だと劣等感を味わうことになります。大学院に進学し、研究者を目指せば、学力のかわりに今度は論文業績という指標で測られます。いずれにせよ、自分や人に何かしら物差しを当てて比較している限り、劣等感からは逃れられないのです。劣等感/優越感は人間の性(さが)かもしれませんが、研究を楽しむうえであまり役立ちません。

人と比べて自分は何かができないときに、劣等感や挫折感、焦燥感を感じるわけですが、他人を見ているとそんなものとは全く無縁のように明るく生きている人もたくさんいます。この生き方の違いはどこから来るのだろうと悩んだ時期もありました。自分のコンプレックスを振り返りつつ、劣等感に関するもろもろを纏めてみたいと思います。

*以下、引用箇所の太字強調は当サイト

 

小学生のときに感じる劣等感や挫折感、焦燥感

自分は公立の小学校から地元の公立中学に進み、テストの点数が公開されることもなかったため、勉強に関して劣等感を持つような機会はありませんでした。今の時代、早くから塾に行って成績の順位を突き付けられる子供たちは可哀そうかなと思います。

小学校時代の塾では一番上のクラスにいましたが、その中でもテストの成績順に席が決まるので、前の席には座れないことが多かったです。上のクラスにいても上には上がいるという挫折感、そして、常に他人と比較しなければならない苦しみ、点数や偏差値という数値で明らかに差がわかってしまうという劣等感と優越感をずっとずっと抱えて生きてきました。(進学校はコンプレックスの温床でした)

 

算数、理科は、1とか2。なにしろ分数ができなかった。分数ができなかった小学生でも、こうして大学の教授になれるのだ、ということは強調しておきたい(笑)。「おれは頭が悪いんだ」とずっと思っていました。だから落ちこぼれや劣等感を持っている人の気持ち、わかります。小さい時からできる子って、私から言わせれば、上を向いて歩いている。だから打たれ弱いですね。(インタビュー企画 『未来医療への挑戦者たち』 シリーズ第5弾)

 

中学進学で感じる劣等感や挫折感、焦燥感

自分の小中学校時代は勉強ができることに高い価値を置く人はあまりいなくて、運動神経が良くて足が速いとか、面白いことが言えるとか、そういうことの方が重要だったのではないかと思います。

都司さんは甲子園球場の近くの小学校に通っている頃は、常に1番の成績だった。灘中(神戸市)に進学すると、1学年150人ほどのうち、130番前後になった。「はじめて強烈な劣等感を持ちました。私の学力ではかなわない生徒ばかりだったのです」(“灘中→麻布高校→東大”で、抱き続けた劣等感 PRESIDENT Online 2016.1.5)

 

高校進学で感じる劣等感や挫折感、焦燥感

勉強に関して自分が強烈な劣等感、というか「落ちこぼれた感」を感じたのは、高校入学直後でした。中学校のときは授業中にみんながおしゃべりしているのが普通だったのに対して、高校ではおしゃべりする人が皆無で、非常に静かな教室で先生がひたすらしゃべって授業をどんどん進めていくため、気持ちがついていきませんでした。「みんなが静かに先生の話を聞いている」=「みんなはちゃんと理解できている」のだと思ったため、自分ひとりだけ何も理解できていないことに強烈な焦りを感じたものです。

高校に来てボリュームは増えるわ内容は難しいわスピードは早いわで1ヶ月もかからないうちに5教科全てにおいて授業についていけなくなりました。不安と焦りと劣等感が混ざり合ったあの春の独特な感覚を覚えています。(進学校で落ちこぼれた時の話。部活への逃避と転校の危機、不合格と嫉妬。haigaki.jp 2016.12.31)

晴れて入学したその有名進学校で、しかし、私は大きな挫折を味わいます。数学オリンピックの金メダリスト・高校生クイズで優勝した人・両親が東大理科三類出身で異常に頭が切れるイケメン・東大病院の教授の子供……有名進学校は枚挙にいとまがないほどの天才集団でした。「地元じゃ負け知らず」の私も、そんな天才たちの前にはただの凡人。(競争社会を勝ち抜き続けてきた東大生の「将来やりたいことがない」という葛藤に満ちた就職活動 2018年9月20日(木)  ONE CAREER)

 

大学進学で感じる劣等感、挫折感、焦燥感

大学に入って強烈な劣等感を感じたのは、選択で取ったゼミの初回でした。量子力学の輪講でしたが、なぜか当てられた学生が当たり前のように教科書の説明をみんなの前でしているのです。量子力学というのは大学で初めて学ぶものだと思ったのに、なぜか新入生がすでに理解していてそれを皆に説明しているという状況が、自分には全く理解できませんでした。ゼミも普通の授業のように先生が説明してくれるものと期待していたのは、大間違いでした。

高校までは、勉強ができて、友達もいるし、顔もそこそこ……と思っていたのですが、大学に入って、アイデンティティが失われた。東大に入るとみんな頭良いし、かわいいし、金持ちだし……自分はゴミクズだなと思ってました。高校まではずっと勉強は一番だったのに、圧倒的ビリ。(ミス東大出場の根本朱里さん「ミスコンは顔で判断すべきという人はうちのファンにはいない」2020/09/18 かがみよかがみ)

君たちは高校の理科の授業で常に1番や2番(3番だったかもしれないが)だったし、所属していた理科のコースで平均以下の人間がほんとうにアホだと思っているだろうが、今突然、自分が平均以下であることに気付くわけだよ。君たちの半分はそうなわけだ。そりゃ大打撃だろうよ。だって、高校時代に出来ない奴と思っていたのと同じところにいるってことだから。相対的に、だけど。(ファインマン語録)(訳:scienceandtechnology.jp)

When you’ve lived all the time as number one or number two (or even possibly number three) in high school science, and when you know that everybody who’s below average in the science courses where you came from is a complete idiot, and now you suddenly discover that you are below average – and half of you guys are – it’s a terrible blow, because you imagine that it means you’re as dumb as those guys used to be in high school, relatively. (The Quotable Feynman)

高校や予備校の同級生の進学先が、 東大、一橋、慶應、早稲田ばかりだと知って劣等感を抱いてしまった。 そこで、苦肉の策として入学式に考えたのが、 学習院大学法学部政治学科を一番で卒業する、ということだった。 そうすれば、東大や早慶にもひけをとらないのではないか、と考えたのだ。 (私の大学時代 第1章 劣等感との闘い)

 

一番の大きな変化は、学歴コンプレックスが無くなりました。正確に言えばコンプレックスが無くなったというよりは「コンプレックスを感じる必要が無いのだと気付いた」という感じですね。当たり前ですが、大学入学前は大学生活を知らなくて、どうしても受験勉強をしていると偏差値の優劣だけで物事を考えていました。しかし、友人は純粋に理学部が好きで研究志望だったことや、海外インターンサークルの人たちと関わって多様な価値観に触れることで、「偏差値の優劣じゃない」と当たり前のことに気付き、そう素直に思えるようになりました。(大阪大学理学部→京大医学部に仮面浪人で合格したK.Tさんインタビュー)

 

芸大にはいってしばらくは、劣等感ばかりがつのる毎日でした。美術学部のキャンパスにも、音楽学部のキャンパスにも、毎日毎日自分の専門の実技にうちこんでいる学生がいます。そういう実技の学生にくらべて、自分は何もしていない、何もできない者であるような気がしたのです。(清泉女子大学教員インタビュー)

 

社会に対して著しく無関心のまま大学に入学し、大学を出た後の職業についてもまるでイメージが描けなかった。高校時代から弁護士や研究者などの職業を考えて入学してきた女性もいたけれども、少数だったと思う。 そういう状態で大学に入学したため、入学後は強い不安と劣等感にとらわれることになった。男性が圧倒的ななかで、自分は何も知らない、特別出来ることが何もない、ということを強く感じざるを得なかった。(研究で人生を考える)

 

自分より相手のほうが優れているポイントだけで比較しちゃって、劣等感でひねくれてしまう人がたくさんいる。.. イメージと現実のズレに悩み、自尊心と劣等感が混ざって混乱する。その結果、自己肯定感がなくなってしまう。うまくいかないこともある自分でいい、と思えるまでの道のりは長いです。(東大出身ギャグ漫画家「東大生は心の穴まみれ!」東大ハツオンラインメディア UmeeT 2016.06.06)

 

カルテクが大変良い評判をえているがゆえに不利な点もあります.だいたい高校で1番か2番の生徒がみなここを受験する.そこでわれわれとしては,さまざまな試験をやり,最優秀の中からさらに最優秀なものを選びだす選抜方式を考えだそうとした.そうやって君らはこうしたすべての高校の中から厳選されてここに来たのです. ‥  どんなに注意深く入学者を選んでも,どんなに辛抱強く分析をしても学生がここに入ってくると何かが起こる.「かれらのほぼ半数は平均より下ということがいつも起こるんです!」 ‥  この心理的衝撃に耐えるのはむずかしい。(ファインマン流物理がわかるコツ〔増補版〕 2015年 岩波書店 3-4ページ)

周りは開成(東京都)、灘(兵庫県)、筑駒(筑波大学附属駒場、東京都)などの”メジャーリーガーばかりですが、僕は地方無名校という”3Aマイナー”の選手。同じグラウンドで戦えるはずがないのに、たまたまホームランを打ってメジャーに来てしまった。(東大に入っただけで終わる人たち まぐれで入ってついていけない 2010.03.16 週刊現代)

下の説明↓はとても核心を突いていて、どんな大学の学生であろうが、あるいは既に社会人になっている人であろうが、コンプレックスに苦しんでいる人みんなに通用する、とても普遍的な方法だと思います。

低学歴でもできる学歴コンプを克服する方法は、小さなハードルの超え方を知ることです。低学歴は、小さなハードルも大きなハードルも皆一様に飛び越えることのできないハードルとしてしか認識できていません。 だから、成功体験を持っている人間でさえ飛び越えることが困難であろう高さのハードルを、何の脈略もなく設定します。そして玉砕します。その繰り返しで、自分はハードルを飛び越えることなどできないと思い込みます。まず、自分の飛び越えられるハードルの高さを知るべきです。ほんの些細なちいさなちいさなことから挑戦してみましょう。(学歴コンプレックスになる本当の理由と克服方法をFラン大卒が解説するよ 2016-11-15 よーじ通信)

 

大学院進学で感じる劣等感や挫折感、焦燥感

大学院時代は、やる実験、やる実験、どれもうまくいかなくて、思わしい実験データが取れないまま年月が過ぎていき大きな焦燥感にとらわれていました。人と比べてどうこうというよりも、限られた年数からくるプレッシャーのほうが大きかったです。

私は現在M1です。学部時代は物理学の理論系研究室に所属し、大学院は他大学の同分野の実験系の研究室に進みました。.. 他学生は自分のテーマをバリバリ進め、日々進歩している状況にあるだけに今では彼らに強い劣等感を抱いてしまっています。.. 自分で言うのもなんですが、学部時代までは私は比較的優等生で周りに対して劣等感を抱くことなどほとんどありませんでした。理論から実験に変わるということである程度の苦労は想定していましたが、正直ここまでうまくいかないとは思っていませんでした。 (大学院修士1年ですが、研究がうまくいかず劣等感に悩まされています。YAHOO!JAPAN知恵袋)

東大に研究室をもっている先生の多くは東大生はそんなに優秀だと思っていないです。いやまあ、思う学生はいるんです。それは極度に出来る学生です。その一部の極度に優秀な学生がいるためにその他の学生はできないという烙印を押されます。だから、実は東大生の半分くらいは自分は出来ない学生なんだという劣等感を感じています。(教授にとっての東大大学院生① 東大大学院生25歳の999の考えたこと 2016年04月14日)

 

若手研究者が感じる劣等感や挫折感、焦燥感

自分の場合、ポスドクの年数が長びくと、自分の友人知人、後輩がトップジャーナルに論文を出すことが増えていき、思うように実験ができていないことに、だんだん焦りを感じるようになっていきました。自分もやればできると思っていたのが、いつの間にか、周りの人達の論文アクセプトを心から喜べなくなり、焦燥感や挫折感ばかりを感じるように変化してしまいました。

大学という閉鎖的な社会にいると、同業者との競争で劣等感や嫉妬に翻弄されることがある。結果が出せなければ、どんなにすばらしい研究をしていても評価されない世界なので、他の研究者が発表する成果を見て焦る気持ちを持つのは、どんな研究者でも同じではないか。(「人工知能」「量子コンピュータ」人類の未来に関わる量子力学 研究者の新たな挑戦とは)

 

藤原氏によれば、数学者というのは、劣等感にまみれた職業だそうです。なぜなら、180日目に問題が解けても、179日目までは解けない状態が続いて、失意や劣等感を味わっているからです。そうしたつらい時期を支えるのが「楽観的であること」なのです。(慶應丸の内シティキャンパス KEIO MCCマガジン 藤原 正彦 「知識・論理・情緒」2006年02月21日)

 

1938年 12月6日 無能な男でも役立たずでも,一人の人間と考えてとりあつかってくれるのはやはり肉親だけだ.能力も才能もなにもかにもとりさっての人間関係はここにあったのだという気がして思わず落涙したのは,女々しすぎることだろうか.
1939年 3月27日 世の人々のだれを見ても,自分より優れていると思えて,とてもかなわないと感じる.ハイゼンベルク,オイラー,湯川はもとよりのこと,そうでない,市井の只人を見ても,彼らの心にある,知足と,労働を愛する心が自分にはないように思われるのである.(滞独日記 朝永振一郎『量子力学と私』)

 

劣等感を克服するヒント

劣等感に悩む人の一大特質は「自分のことばかり考えている」という点にあります。… 少しばかり、他人を幸せにすることについて考える方へ振り向けてやったら、どうなるでしょうか?実に、この時、この人の頭脳は休息を得るのであります。(無能唱元『人蕩し術』 pp143~144)

参考

  1. 人に披瀝できる様な劣等感はそれは劣等感ではないのです。本当の劣等感或いは屈辱感は口が割けても死んでも言えないものなのです。墓場まで自分と一緒に持っていくしかないのです。そういう事が劣等感なのです。またそれがあるかどうか、或いは敢えてそれから目を反らしていないかどうか、それを顧みる事こそ自分のこれからの人生を決定する大事な事です。これも前に述べました様に人の才能はそれぞれです。  しかしその才能を花咲かせる一番の肥料は劣等感だと思います。(学長からの手紙 / 公立大学法人 福島県立医科大学)
  2. 相談室開室当時の平成初期は、受験競争の全盛期であり、行きたい人学より入れる大学を選択して入学してくる者がいた。また国公立大学や志望大学が合格できずに、仕方なく入学したという不本意入学生も何人かいた。不本意入学生の中には、志望校に入れなかった挫折感や焦燥感をいつまでも引きずって、適応できずに退学していった者がいたし、再受験して第一志望大学に合格してゆく者もいた。その方で、その悔しさをばねにして、自分の好きな学問やサークル活動にエネルギーをそそいで、自分の能力を十分発揮していった学生もいた。(学生相談室から見た現代の女子短期大学生の特性 神谷かつ江 教育心理学 東海女子短期大学紀要 32, 33-40, 2006-03-31)
  3. 小学校高学年 発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。(子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題 文部科学省)
  4. 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』 本書は、ミシガン大学に研究員として招かれた若き数学者(当時29歳)である著者自身による、3年に渡るアメリカ滞在記である。著者にとって初めての海外であったことから、滞在初期の頃は、期待と不安の渦巻く中、自身が日本人であることを過剰に意識し、アメリカ人に対して強い対抗意識を持っていた。その結果、劣等感や疎外感に悩まされ、さらに日本への郷愁の念も加わって、生命の危険を意識するほどのノイローゼに陥ってしまう。その後、コロラド大学の助教授に採用され生活環境が変わると、徐々に知り合いが増え、多くの人に慕われるようになり、アメリカの中に完全に溶け込んだように見えるようになるのであるが、実はこの時期の著者は日本人であることを無理に意識の外に置いてアメリカ人の真似をしようと懸命になっていたのであり人々の人気を博すれば博するほど物足りなさや淋しさを感じていたのであった。そのような著者が落ち着きを得たのはアメリカ滞在の最後の9か月においてであり、「他人の迷惑にならない限りはすべて自然な日本流で通すのがアメリカ社会に快く受け入れられる秘訣だと思われる」(pp.267-268)という境地に至り、ようやく日本人としてごく自然に振る舞うことができるようになったのであった。(推薦者 田中大輝 鳴門教育大学大学院講師言語系コース(国語)わたしの本棚から~お勧めの1冊~)
  5. But there is also a certain disadvantage: because Caltech has such a good reputation, almost everybody who’s the first or second in his high school class applies here. There are lots of high schools, and all the very best men apply. Now, we have tried to figure out a system of selection,
    with all kinds of tests, so that we get the best of the best. And so you guys have been very carefully picked out from all these schools to come here. But we’ re still working on it, because we’ve found a very serious problem: no matter how carefully we select the men, no matter how patiently we make the analysis, when they get here something happens: it always turns out that approxi­mately half of them are below average!
    Of course you laugh at this because it’s self-evident to the rational mind, but not to the emotional mind – the emotional mind can’t laugh at this. When you’ve lived all the time as number one or number two (or even pos­sibly number three) in high school science, and when you know that everybody who’s below average in the science courses where you came from is a complete idiot, and now you suddenly discover that you are below average –  and half of you guys are – it’s a terrible blow, because you imag­ine that it means you’re as dumb as those guys used to be in high school, relatively. That’s the great disadvantage of Caltech: that this psychological blow is so difficult to take. Of course, I’m not a psychologist; I’m imagin­ing all this. I don’t know how it would really be, of course!
    The question is what to do if you find you’re below average. There are two possibilities. (Feynman’s Tips on Physics: Reflections, Advice, Insights, Practice)
  6. ああ、灘高 日本で一番勉強ができた子たちの「その後」 (現代ビジネス 2010.05.12)
  7. 『新入生のみんな!入学おめでとう、君たちの中には”””不本意ながら”””慶應義塾に入った人もいるかもしれない。しかし、一つ伝えたいことがある・・・慶應義塾は楽しいぞォ!!!』   『皆さん、慶應は君たちにとって正しい選択です。今はどうかわからないけれど、””卒業してからネットワークのありがたみを感じる””大学ですよ』 (受験競争の弊害?!慶應義塾大の抱える『学歴コンプレックス』とは tutee 2016/05/19)
  8. タブーに挑戦「学歴有用論」 国際社会では「学閥」は無意味 (よみタイムVol.129 2010年1月29日号掲載 エッセイスト:寺澤芳男) 一橋が東大を目の仇にするのは東京商科大学が前身で、総合大学ではないというコンプレックスがあるのかもしれない。… 早大卒ということを一橋や慶応の卒業生のように高らかに宣伝出来ない。どこかに屈折した想いがある。特に政経学部の学生は東大のすべり止めとして受験した連中が多いから東大コンプレックスがある。

 

研究生活カテゴリーの記事一覧

他大学大学院への進学を許さない教授

大学の研究室における深刻なハラスメントの事例がツイートされていたので、紹介します。

大学教授が学生らをまるで奴隷か囚人のように自分の研究室に囲い込むのは許される行為ではありません。このツイートおよび他の一連のツイートによれば、この教授は、研究室の学生が他所へ行かないように脅しをかけ、妨害し、他大学大学院へ進学を希望した学生に対しては指導放棄し露骨な苛めにより報復し、学生の人権を蹂躙しています。また、上級生は教授の方針を下級生に対して徹底させる責任があるとして、ラボ全体を巻きこんで誰も逆らえないような体制を作り上げようとしています。

この教授がメールの中で述べているところによれば、彼の考え方は同じ大学の周りの先生方の賛同を得ているようで、決して特別なことではないといいます。この告発に対するインターネット上の反応を見ても、こういう大学の先生は結構多いという声があり、アカデミアにおける構造的な問題です。

アカデミック・ハラスメントの問題は、指導者と学生のどちらかが一方的に悪いといえない場合も多いと思いますが、この告発を見る限り、毎年この研究室からは二人くらいの学生が”消えていく”ということなので、かなり異常なラボです。さらに、過去数年間にこの研究室の学生が大学の相談室やカウンセリングセンターなどに相談した数は、延べ10人以上にものぼるにも関わらず改善されなかったそうです。告発ツイートの中には、この教授は過去に女子学生を一人だけ指導と称して家に呼び、彼女はその後調子がおかしくなり、自殺を仄めかしていたという記述もあります。

学生をこれ以上不幸にしないためにも、大学は速やかに適切な対応をとり、早急にハラスメントが起こりえないような体制を構築する必要があります。

以下、ツイートの一部を転載(文中の .. は中略を示す)。全文はTWEETをご覧ください。

私が人間性、特に研究室、学問、人に対する謙虚さに基づく「仁義」と「縁」の尊重を、これまでずっと一貫して研究室員に説いてきたことはご存じのとおりです。これまでの卒業生もそれをずっと堅持してきています。それが研究室の方針です。最終的には、その堅持が「君たちに研究室(私)の後ろ盾がある」に繋がります。円満な「人間関係」をつづけながら、自分の研究を進展させることが肝要です。そのため、他人から見た本質的謙虚な人間性がなければだめです。

「君たちがこの分野で生きるようとする限りは、しばらくは僕の掌の上の人間関係で動く」のですから。
..

しかも、最近はマネーロンダリングならずの何もわかっていない学生の「大学ロンダリング」が問題になってきています。修士から「大学ロンダリング」すると、移った場合もちろんマイナス要因ばかりなのです。当然のことです。それが分からないで、みすみす残念な結果に終わっています。ましては、それが指導教員の推薦の無い場合は、言語道断です。期せずして、最近幾人かの先生たちが仮定の話として例が挙がり、(先日の  先生も3次会でお話していましたが)、もっとわかりやすく、事前にそういう場合、研究室の対処がどうなるかを示した方がよいのではとなったので、それも含めて以下に立て直し案を皆さんにお示しします。

1. ..
..
3. 大学ロンダリング(同一分野への)に関しては、当研究室、私とは全く、「縁」をなくす観点から、相手側の先生に以下の趣旨の連絡を事前にいれる。そのようにして、対象学生が金輪際、一切こちらと関わり合いがないことを明確にする。

以下例———————————————-

..

私の研究室4年生のXが、貴大学の大学院の先生方の研究室を受験することを耳にしました。
..
Xの場合、私は学力は十分にあると思います。しかしながら、Xは学部4年生で研究室での教育期間も短いために、「個人的な意見、意志を持つ自分」と「人の中、組織の中で生かされている自分」とを区別し、謙虚な立場で考え、行動するということを十分に身に付けていない状況にあります。
..
1. ..
..
2.Xに関しては、表面的には丁寧に振舞うことはできますが、上述した謙虚さをまだ身に付けておりません。
..
4.「現段階」でのXを私自身から推薦することはできません。
5.今後Xに関しては、研究室としても私としても、一切関与するつもりはありません。
そちらの研究室にご迷惑がかかるかもしれないので、私としては大変お恥ずかしい限りですが、あえてメールしていることをご理解いただけますと幸甚に存じます。
..

———————————————-

こんなメールを私から受け取ったら、相手の先生はどう思われるかは、まだ世間をしらない学生・院生諸君でも、想像に難くないと思います。また、これは私に限らず、   大なら、ほとんどどの先生も対応される方法だと、皆さんに確認いたします。「君たちに研究室(私)の後ろ盾がなくなった」ことを相手方に明記するためですから。

逆をいえば、このように6年間一貫教育をかしている大学の教授の先生方は、それだけの責任を背負って君たち一人一人の教育を行っています。それがわからない不心得者には、社会を教えなければなりません。

..

また、研究室皆さん全員に皆さんに以下のことをお勧めします。

『人の中、組織の中で生かされている自分』を謙虚に捉えることができれば、今、研究室の一員としての自分の本分は何であるのかが自ずとわかるでしょう。

また、他人事ではなくXの部分に自分自身を入れてみてください。そうして自分自身を見直し改めて『縁』と『仁義』の大切さ、『人の中、組織の中で生かされている自分』についてどれほど自分自身が深く理解しているか問い直してください。きっと誰しも見直す点があるはずです。そして、一人一人が『縁』と『仁義』をより大切にすることによって研究室の、縁ある人々の、個々人のさらなる発展が生まれてきます。謙虚な姿勢について、皆さんに改めて考えてみることを切に望みます。

最後に、この『縁』と『仁義』が学生諸君のこれからの生きる人生において真に大切なことであり、君たちの人生をより豊かにすると強く思うからこそ、厳しく対応するのであり、君たちの人としての存在そのものを否定する気は毛頭ないことを改めて記載しておきます。

..

 

参考

  1. 文部科学省と各大学にアカデミックハラスメント対策を徹底し,被害者の保護とケアを最優先するよう求めます (change.org)

現在もハラスメントに悩んでいる学生は多くいます.その大半が窓口で相談を握りつぶされたり,申し立てもできず泣き寝入りしている状況にあります.教員によるハラスメントが辛かったら,学生は大学をやめればいいという方もいらっしゃるかもしれません.学生たちは義務教育から,そして大学における研究活動まで多額の税金を投じて教育がされており,将来,日本のために活躍することを期待されています. そんな学生がアカデミックハラスメントによって,たとえば適応障害を発症したり,場合によっては退学に追い込まれるというのは,大きな国家的損失であるといわざるを得ません.

ハラスメントは,直接の被害者ではない周囲の研究者・学生にも無力感をもたらします.ますます研究・教育成果が求められる大学においては,ハラスメント問題はパフォーマンスの低下要因以外のなにものでもありません.したがって,アカデミックハラスメントは大学だけの問題と考えるのではなく,社会全体の問題として捉えるべきです.

我々は,アカデミックハラスメント対応の徹底化を求めます.具体的には,学内ではなく外部に,専門のカウンセラーや人権問題を専門とする法曹関係者らからなる中立的な機関を新たに設けるべきであると考えます.さらに悪質なハラスメントを行った教員は懲戒し,場合によっては刑事事件とし,ハラスメントはひとの命さえも奪いかねない犯罪的行為であり,絶対に許されないという社会的コンセンサスの形成も必要です.(change.org より *赤字の強調は当ウェブサイトによる)

 

他大学大学院への進学を許さない教授たち(新聞報道より)

  1. 茨城大、長時間叱責のアカハラで教授停職処分(日刊スポーツ 2018年6月1日13時35分)茨城大は1日、指導する女子学生を長時間叱るなどのアカデミックハラスメントを繰り返したとして、教育学部の40代男性教授を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は5月31日付。 大学によると、2016年11月、当時4年生で自身の研究室に所属していた20代の女子学生が他大学の大学院に合格したことについて長時間叱責(しっせき)したほか、学生の卒業後も会員制交流サイト(SNS)で人格を傷つける内容のメッセージを送った。

更新:20170525追記

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佐藤名人がPONANZAに2連敗し電王戦に幕

第2期電王戦のプレビュー(12:54)

 

将棋のプロ棋士(第2期叡王戦の優勝者)とコンピューターソフト(第4回将棋電王トーナメント優勝ソフト)が対戦する第2期電王戦二番勝負の第2局が2017年5月20日に、兵庫県姫路市の姫路城で行われました。佐藤天彦名人(29)は将棋ソフトのポナンザに破れ、電王戦は人工知能ポナンザが覇者となりました。

2017年5月20日 第2期電王戦二番勝負第二局 佐藤天彦 叡王 対 Ponanza 棋譜

なお、電王戦はこれで幕を閉じることになるそうです。人工知能が人間の頭脳を凌駕してしまった結果、将棋ソフトx棋士の戦いが互角には成立しない時代になってしまったのでしょう。

 

佐藤名人がソフトに完敗 将棋電王戦が終了 KYODO NEWS 【共同通信社】2017/05/20 に公開

 

記者会見での山本一成氏のコメントの一部、および佐藤天彦名人の電王戦6年間を包括するコメント (出典:YOUTUBE動画 PONANZA、佐藤名人に完勝! 山本一成のコメント「将棋ソフトは暴力的に強くなったので、もう羽生さんとは対局しなくても・・」 )

 

報道(第二期電王戦第2局の結果)

  1. 速報:電王戦第2局もPonanzaが勝利。序盤は佐藤叡王が優勢で進んだものの、受けきれず惨敗 コンピューターはもうプロ棋士レベルを優に超えてしまったってこと (japanese.engadget.com 2017/05/20):佐藤叡王の先手で始まった本局は、☗2六歩と飛先を突き、これに対しPonanzaは☖2四玉と第1局のような玉が上る展開。これには解説陣や会場もどよめきましたが、☗2六歩に対しPonanzaが指す9手の中の1つだそうです。
  2. 電王戦 佐藤名人が人工知能に敗れ人間大きく負け越し(NHK NEWS WEB 5月20日 20時27分):現役のタイトル保持者と人工知能が初めて対戦した将棋の電王戦二番勝負は、20日に行われた第2局で、佐藤天彦名人が、人工知能のPONANZAに再び敗れました。
  3. 将棋電王戦 ソフト連勝で幕 佐藤名人「思いつかない手」(毎日新聞 2017年5月20日 19時37分(最終更新 5月21日 00時48分)):コンピューター将棋ソフトと棋士が戦う第2期電王戦二番勝負第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのPONANZA(ポナンザ、開発者・山本一成氏と下山晃氏)が佐藤天彦(あまひこ)名人(29)に94手で勝って2連勝を飾った。
  4. 佐藤天彦名人、人工知能に敗北決定 将棋・電王戦(朝日新聞DIGITAL 2017年5月20日21時21分):将棋の棋士と人工知能(AI)が戦う第2期電王戦二番勝負(ドワンゴ主催)の第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)がPONANZA(ポナンザ)に敗れた。これでポナンザの2連勝となり、将棋界の頂点に立つ名人の敗北が決まった。
  5. 最後の電王戦 将棋ソフトが名人に連勝(日本経済新聞 2017/5/20 19:36 (2017/5/20 23:49更新)):将棋の第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で指され、後手のコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」が第1局に続き佐藤天彦名人(29)を破った。
  6. 佐藤天彦名人、ポナンザに2連敗…将棋の電王戦(@niftyニュース/読売新聞 2017年05月20日 20時22分)将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのポナンザが佐藤天彦名人(29)を94手で破った。
  7. 佐藤天彦名人が将棋ソフト「PONANZA」に連敗(日刊スポーツ 2017年5月20日19時48分):将棋のプロ棋士、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」の2番勝負、第2期電王戦最終第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、先手の佐藤名人が94手で敗れた。
  8. 最後の電王戦 佐藤名人がソフトに完敗「期待に応えられなかったのは残念」/将棋(サンスポ SANSPO.COM 2017.5.20 21:49)将棋プロ棋士の佐藤天彦名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負、第2期電王戦の第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、94手で佐藤名人が敗れた。

 

 

また、叡王戦は、タイトル戦に昇格して続けられることになるそうです。

【ニコニコ動画】第3期叡王戦 タイトル戦として開幕決定!

 

報道(叡王戦がタイトル戦に昇格)

  1. 将棋に八つ目のタイトル戦「叡王戦」 新設は34年ぶり(朝日新聞デジタル 2017年5月20日21時35分):日本将棋連盟と「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴ社は20日、両者が主催する叡王戦をタイトル戦に昇格させると発表した。タイトル戦の新設は34年ぶりで、八つ目となる。

 

参考

  1. 現役棋士タイトル保持者(日本将棋連盟 棋士データベース)
  2. 「将棋のプロ棋士ってどうやってお金を稼いでいるの?」(日本将棋連盟 将棋コラム):プロ公式戦は2016年8月現在17個ありますが、このうち「竜王戦」「名人戦」「王位戦」「王座戦」「棋王戦」「王将戦」「棋聖戦」が七大タイトルと呼ばれています。
  3. 叡王戦(日本将棋連盟 棋戦一覧)
  4. 第2期 叡王戦
  5. 第3期 叡王戦
  6. 現役名人がコンピューターに負けた。将棋電王戦が、人間同士と違う部分。(Number Web 2017/04/08 茂野聡士):コンピューター将棋ソフトの中でも最強と言われる電王「PONANZA」と佐藤天彦名人の対局。現役のタイトルホルダー、それも順位戦を経て決まる名人がコンピューターと相まみえるということもあり、大きな注目が集まった一戦は71手で先手・PONANZAの勝利に終わった。
  7. 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2017年4月7日 (金) 16:00 佐藤慎一):しかし、図から▲7四歩という一撃で、その全てが崩れ去る。△同飛は▲8八金があるので△同銀と取るが、そこで▲7七桂と逃げられた局面は驚いたことに後手に指す手がないのである。
  8. 多くのコンピューター将棋の開発者が願い祈ってきた未来 Ponanza完勝、第2期電王戦第1局の佐藤名人が敗れた顛末と電王手一二さんの独占秘話(ASCII.jp x ゲーム・ホビー 2017年04月05日 13時50分更新 文● 飯島範久 編集●ジサトライッペイ)
  9. プロ棋士と将棋ソフト、最後の決戦。佐藤天彦叡王 VS Ponanza、第2期電王戦二番勝負の展望は? (日本将棋連盟 将棋コラム 2017年03月31日):第2期電王戦の記者発表会で、将棋電王戦は今期限りで終了することが発表されている。そこで、まずはこれまでの電王戦及び、電王戦以前のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトとの戦いの歴史を簡単に振り返ってみよう。
  10. 棋士の一分 将棋界が変わるには 問題は起こるべくして起こった。「物言う棋士」が明かす将棋界の危機。角川新書 著者 橋本 崇載 発売日:2016年12月10日: 内容紹介ブログ:橋本崇載八段著「棋士の一分 将棋界が変わるには」の読書感想文(将棋ワンストップ・ニュース 2016/12/10)、橋本崇載「棋士の一分」は内部から将棋界を痛烈批判した衝撃の問題作だった! (あいむあらいぶ 2016-12-14)、[書評] 橋本崇載「棋士の一分 将棋界が変わるには」(グローバル引きこもりブログ 2016-12-15)
  11.  叡王戦史上屈指の好カード 佐藤天彦九段―羽生善治九段:第2期 叡王戦本戦観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2016年11月21日 観戦記者 内田晶) 17:01):名人の佐藤と三冠の羽生が準決勝で激突した。
  12. 不屈の棋士 大川慎太郎著 講談社現代新書 2016年07月19日発売 羽生善治は将棋ソフトより強いのか。渡辺明はなぜ叡王戦に出ないのか。最強集団・将棋連盟を揺るがせた「衝撃」の出来事、電王戦でポナンザに屈した棋士の「告白」とは。気鋭の観戦記者が、「将棋指し」11人にロングインタビューを敢行。ここまで棋士たちが本音を明かしたことはなかった!由緒ある誇り高き天才集団は、はたしてこのまま、将棋ソフトという新参者に屈してしまうのか。劣勢に立たされ、窮地に追い込まれた彼らはいま、何を考え、どう対処し、どんな未来を描いているのか。プロとしての覚悟と意地、将来の不安と葛藤……。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する棋士たちの「実像」に迫った、渾身の証言集。
  13. 将棋連盟の理事に立候補するハッシーこと橋本崇載八段が電王戦のハメ手に「ガッカリした人がいないか心配」(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/12 更新2015/4/13)
  14. 電王戦FINAL、AWAKE開発者・巨瀬亮一さん「ハメ手を使うプロ棋士の存在意義」を問う(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/11 更新2015/6/26)
  15. いつまでも震えが止められない。ponannzaを開発した「対局者」の山本さん、コンピューター将棋に携わっている方々を自分は尊敬して止まない。将棋に新しいプロセス、スポットライトを当ててくれて、日々努力と精進している方々。それでも、自分は勝ちたかったし、勝たなきゃいけなかった。(申し訳ない サトシンの将棋と私生活50-50日記 2013-03-31)
  16. Ponanzaとは、山本一成が開発したコンピュータ将棋ソフトウェアである。2013年3月30日、第2回電王戦第2局で佐藤慎一四段と対戦して勝利し、現役のプロ棋士に公の場で勝った史上初の将棋ソフトとなった。Bonanzaへのリスペクトを表した名前だが、現在はBonanzaライブラリ不使用である。POnanza is Not bonANZA でPonanzaとのこと。(ponanza ニコニコ大百科)
  17. 清水市代女流王将との対局 次にプロ棋士との公式対局が行われたのは3年後の2010年10月11日であり、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSによる合議制で作られた「あから2010」が清水市代女流王将と対戦し、あから2010が勝利した。(Bonanza ウィキペディア)
  18. 2007年3月21日、大和証券杯ネット将棋・最強戦の創設を記念して、渡辺明竜王との平手一番特別対局が組まれた。結果は渡辺が勝利した。対局は品川プリンスホテルでの公開対局となりBonanzaの先手、持ち時間はそれぞれ2時間とされた。(Bonanza ウィキペディア)

 

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ツメガエル発生48時間がニコニコ生放送

アフリカツメガエルの受精、卵割(細胞分裂)、尾芽胚形成、孵化まで発生過程48時間がニコニコ生放送される

ゴールデンウィーク中の2017年5月3日(水)17時から5月5月5日(金)17時頃までの48時間にわたって、、アフリカツメガエルの受精から尾芽胚形成までの発生過程がニコニコ生放送で生中継され、20万人以上の視聴者でおおいに盛り上がりました。

(写真の出典:【みんなで数えよう】アフリカツメガエルの細胞分裂〜受精から孵化まで〜基礎生物学研究所×niconico)

発生過程の解説は基礎生物学研究所の上野直人教授および上野研究室のラボメンバーが行いました。

TWEETS

参考

  1. 【みんなで数えよう】アフリカツメガエルの細胞分裂〜受精から孵化まで〜基礎生物学研究所×niconico 【会場のご案内】2017/05/03(水) 開場:16:50 開演:17:00 この番組は2017/05/05(金) 17:21に終了いたしました。来場者数:230158人 コメント数:119375 
  2. GWは細胞分裂をみんなで数えよう! アフリカツメガエルの受精からオタマジャクシ誕生の瞬間まで、48時間ぶっ通し放送 (ニコニコニュースORIGINAL 2017年4月30日 (日) 11:00):”5月3日(水)17時から48時間に渡り、 基礎生物学研究所とniconicoの共同企画として、『【みんなで数えよう】アフリカツメガエルの細胞分裂〜受精から孵化まで』の放送が決定しました。”
  3. niconico×基礎生物学研究所 アフリカツメガエルの受精から誕生までを48時間生中継 細胞分裂の回数をみんなで数えよう! (dwango ニュース 株式会社ドワンゴ 2017年4月25日) 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)は、同社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」と、日本を代表する生物学の研究所である基礎生物学研究所の共同企画として、アフリカツメガエルの受精からオタマジャクシ誕生の瞬間までを追い、卵の細胞分裂を視聴者と共に数える番組を5月3日(水)17時より48時間にわたり、「ニコニコ生放送」にてお送りします。 本番組は、基礎生物学研究所の上野直人教授と上野ラボのメンバーから、卵の細胞分裂や生物の形態形成についての実況解説と共にお届けします。
  4. アフリカツメガエルの発生 【基礎生物学研究所制作】
  5. Xenopus laevis stage series Digitized images and developmental data from Nieuwkoop and Faber (1994) Normal Table of Xenopus laevis (Daudin). Garland Publishing Inc, New York ISBN 0-8153-1896-0. (xenbase.org)