プロの研究者になるために必要な素養とは?進路に迷っている人が「自分が研究に向いているか向いていないか」を判断するためのチェックリスト12項目

大学院博士課程進学などの進路を決めるにあたって、自分は研究者になれるだろうか?研究者に向いているだろうか?と悩む人は多い思います。プロの研究者になるために絶対に必要な素養とは、何でしょうか?進路を迷っている人の参考になりそうなアドバイスをまとめました。

0.大学までの勉強と、大学院における研究との違いを理解できているか?

教科書から学ぶ立場だったのが、教科書に新たな1行を書き足す立場にまわるのだという自覚が、まず必要です。

自分は過去の天才たちが考えた過程をトレースするのが好きなだけで 誰も知らないことを追求するのには向いていないんだと思う。 (僕は中学受験の頃から算数が好きだった はてな匿名ダイアリー anond:20170207113129)

 

研究者からみれば、学部生までは勉強にすぎなくて、大学院ではじめて研究に触れるー未解決問題の問題解決能力をトレーニングするーのだということがあまり知られていないですね。だからこそ博士の教育はすごく大事で、一般的価値があるのだという認識も広まってほしいです。@masahirono

 

勉強,勉強などと大声で言わずとも,勉強は,(研究者であるならば誰もが)当たり前のように,自発的に,死ぬまで,毎日行っていることです。… 「研究」とは,誰も(小川も)知らないことを探る作業ですから,その結果は誰も知りません。どのような方法で解答にたどり着くことが出来るのか,そもそも解答は存在するのかさえも分からない問題にアタックするのが「研究」です。だから,「先生はきっと解答を知っているのだろうから,困ったときは先生に相談して,教えてもらおう」というメンタリティーでは,研究者には絶対になれません。 (小川研究室のアドミッションポリシー)


学生実験は「上手くいくのが普通」、研究は「上手くいかないのが普通」。つまり、毎日毎日、朝から晩まで、失敗を重ね続けることになる。当然、失敗を糧に して改良・改善をするけどね、そう簡単にはいかない。マジで精神的に参ってしまうのでは、と思ってしまう。このプロセスに馴染めない学生は、研究をやるのに向いていない。(
成績は優秀だが「研究に向いていない」学生のタイプ JCAST 会社ウォッチ 2015/1/16

 

博士に必要なことは未解決の課題に挑戦して、失敗を重ねるうちにこうすれば良いという解決方法を見つけることです。それを論文にして発表させる、というのが私の教育法でした。博士は失敗の連続に耐えられる強さを持っていないといけません。研究は失敗するのが当たり前だからです。 (JST Science Portalインタビュー 「大学はもっと元気を 政府に言うべきことはきちんと」第2回「博士の育成・就職は教授の責任」元総合科学技術会議議員、元東北大学総長 阿部博之 氏)

 

他人の数学がよくわかるという能力と、自分の数学が創れるという能力は、あまり相関が大きくないようである。…学校で教わった流儀ではどうしてもわからなかったので、自分流にわかるように務めたら、このような仕事ができたといわれる大数学者は少なくない。(小松彦三郎 新・数学の学び方 小平邦彦 編 岩波書店 2015年 139ページ)

1.良いメンターを見つけられるか?

本人の能力がどれほどあったとしても、それを発揮し、伸ばす環境に恵まれないと研究者としての成功はおぼつきません。

「師に仰ぐならノーベル賞級の人の下に就け。研究者としての君の将来は、全く違ってくるはずだ」(元 東大総長 有馬朗人 氏の言葉 / 林周二 著「研究者という職業」)

 

研究というのはノウハウです.あなたがいかに優秀であっても質の低い研究室に入ったらよい研究はできません.(学生時代をどう過ごすか – 京都大学 物理 篠本 滋

 

ただ一つ確信的に言えるのは、大学院は、「どこの大学、どこの研究科」に入るかよりも、「誰のところで、何をするか」に尽きるということである。だから、大学院選を選ぶときには、事前に、自分が何をやりたいのかをよく考え、師事したい先生と直接会って考えを聞くことが必須である。大学院で何を学ぶか、何を教えるか、、と言う話 こんどうしげるの 生命科学の明日はどっちだ!?

 

残念ながら、研究者として成功するための十分条件を明確に規定することはできません。しかし、その必要条件は明らかです。それは大学院生時代を過ごすラボは、一流のラボに行け、ということです。大学院生のときの教育がその人の科学者としての基盤を形成することは明らかです。 (「幻の原稿」編 『Q&Aで答える 基礎研究のススメ』 九州大学 生体防御医学研究所 分子医科学分野 教授 中山 敬一)

 

優れた(自然科学系の)研究者になるにはどうしたらよいか? … 結局は,かの久保田競先生が10年以上前に書いた次の一文に全てが集約されている(久保田競編 『脳の謎を解く』(朝日文庫,1995)より抜粋)。 よい指導者の大学院へ進んで院生になり,研究の訓練,指導を受けて,よい学位論文を書いて発表することです。これがよい脳研究者になる一番の近道です。しかも,唯一の道といってもよいほどで,他の道は限られています。よい指導者ではない脳研究者の大学院生となって指導を受けて,よい研究者になれる確率はほとんどありません。 … この文章は「優れた脳研究者になるには?」というタイトルの文章中の一節だが,脳研究者に限らず,自然科学系研究者に広く通じるものである。 (脳科学者はかく稽ふ 【07/11/25】優れた研究者になるには)

2.人一倍強い好奇心があるか?

やはり第一条件は好奇心旺盛だということでしょう。あとは根詰めて考える力や簡単にはあきらめない粘り強さが必要。それは、普段まじめに勉強することである程度身に付くと思います。あとは、コミュニケーションの 能力もかなり必要ですね。問題はそこからうまく閃いてくれるかどうかという所なのだけれども、そこはコミュニケーションをたくさん積み重ねることで出てく るものだと思います。資質というよりは訓練して身につけるという感じがありますね。 (学生必見!! 東大教授の素顔に迫る!~野本 憲一教授 天文学専攻 専門:宇宙化学進化論)

 

私が研究者に必要だと考える資質はたったひとつです。それは、「まだこの世界のだれも知らないことを、自分の手で明らかにしたい」という欲求です。これを備えた学生であれば、研究室に入りたての時に多少論文読むのが下手くそでも、当初与えられたテーマをぜんぜん自分のものにできていなくても、指導者の力次第で、「研究によって新たな発見をし、それを発表する」ことを自力でできるレベルまで持っていけると考えています。 (自分は研究者に向いていない? 〜研究者に必要な資質とは〜 つなぽんのブログ 生物学者♀のたまごつなぽんのポスドク日記。2016-03-05)

 

今の学生は設備がないと研究できないと言うけれど、そんなものなくてもできるんですよ。要はアイデア。そして、本当にやろうと思う熱情ですね。情熱を超えた熱情です。情熱があれば一定のところまで行けるけれども、物事を成し遂げるためには、どうしても自分でやってみたいという心の底から湧き上がってくる熱情が必要です。僕が取り組んだ問題も、60年以上も多くの研究者が取り組んでうまくいかなかったテーマですから、情熱だけじゃ足りません。うなされるような取り組みが必要ですよ。変わらない熱情で、中胚葉へと変わる過程を見る 浅島 誠 JT生命誌研究館 サイエンティスト・ライブラリー

 

いろんな資質が必要かもしれませんが、私自身が一番大事かなと思ってるのは好奇心じゃないかと思いますね。…研究ではやっぱり「何をやるか」が一番大事じゃないかと思うんですね。…この「何をやるか」。それがまず分かれ目じゃないかと思います。… 「How」の前にやっぱり「What」が一番大事じゃないかと思います。そこが分かれ道。これをそこの前の青色LEDっていうのは一番最初に言いましたが好奇心がそこに来るということではないかと思います。 だから好奇心が一番大事な資質かなという気がします。実際には、「What」が大事で、その次に「How」が来る。そういう具合に考えるんです。(赤﨑勇氏 ログミー 研究者に必要な資質は何? ノーベル賞の山中・赤﨑両教授が学生の質問に回答

 

私も好奇心というのが非常に大切で。私の最初の実験のお話をしましたが、本当に簡単な実験で、どうでもいいような実験なんですけれども、血圧を上げると思っていた薬が逆に思いきり下げた。 そのときにやっぱり人間のタイプが2つに分かれると思うんですね。どっちもいいと思うんですが、「予想どおり血圧が上がったら非常にハッピー な人」つまり、予想が外れたらがっかりしてしまうタイプと、そうじゃなくて、予想どおりだったら「まあこんなもんか」と思って、逆のことが起こったときに ものすごい興奮するタイプ。こっちが僕なんですけど、この2つに大きく分かれると思うんですね。 …でも僕は明らかに後者だったんですね。 そのときに自分は研究者、研究をやっていこうと思いましたから。だからやっぱり、好奇心だと思うんです。「なんでこんな予想が外れたんだろう?」という好奇心が、自分でも予想以上にあったので、そのあとずっと研究してきましたから。 やっぱり研究者というのは向き不向きがあると思います。そういう意外な結果に興奮するかどうかというのが、1つのものさしじゃないかなと思います。(山中伸弥氏 ログミー 研究者に必要な資質は何? ノーベル賞の山中・赤﨑両教授が学生の質問に回答

3.自分の頭を使ってものを考えているか?

自分自身でモノを考える力 これさえあれば後に述べる資質は全て時間の経過と共に身につきます。修士と博士を分ける境界はここにしかないと考えています。この力がないと、どこかで研究者として行き詰まります。 (大学の研究者になりたい人たちへ 暮標 2015年2月21日)

 

「君、何でもちょっとずつよう知ってるね」と言われ、ものすごく傷つきました。それを契機に、自分でアイディアを考えることが重要だと気づきそれに専念す る事にしたのです。常に問いを立て続けて—免疫・嗅覚・そして次は 坂野 仁 JT生命誌研究館 サイエンティスト・ライブラリー

 

わからないことに挑み、新しい原理を見つけていくのがサイエンス。そのためには、現状を知って、突き詰めてものを考ていく。そうすると、案外パーンとあれっと思うようなことが出てくる。それには相当考えなければだめ。考えることに尽きます。新しい側面が少しずつ解明されて、ある時ようやく全貌がわかってくるのであって、それまでは雲の中です。だから、見つけた現象を自分のもっている知識全部で説明できるかどうか。説明できないとすると、どこに問いがあるのか。それを一つ一つ明らかにすることが基本ですね。そうやって全然予期せぬことが見つかった時は、本当に興奮します。それを一度経験したらやめられない。自分の頭で考える ~ウイルス研究からがん遺伝子の発見へ~ 花房 秀三郎  JT生命誌研究館 サイエンティスト・ライブラリー

4.コミュニケーションの大切さを理解しているか?

一人前の研究者になるために必須、と考えるのはディスカッションの力だ。人とディスカッショ ンをすることで、 自分の論理は正しいのか、どんな修正が必要なのかを明らかにできる。(国立遺伝学研究所 教員インタビュー 荒木 弘之 教授)

 

研究は独力で進展するものではありません。実験研究や製品の開発研究では共同研究者たちと一緒に研究したり、チームを作ってシステマティックに進めたりし ます。ひとり黙々と頭の中で考える理論研究でさえ、他の研究者と多面的な議論をすることは研究を深化させるのに役立ちます。理論家と実験家のコラボがとて も重要で、その成果の論文が高く評価されます。どんな種類の研究でも、指導者、助言者、先輩、同僚、共同研究者、後輩、部下、学生、ときには競争相手などとの付き合いは不可欠です。その良否が研究の成否を決めると言っても過言ではありません。(ブルーバックス 研究者としてうまくやっていくには 長谷川修司)

 

いまから考えると、まことに赤面のいたりだが、教養部時代のある日、アポイントメントもなしに、木原先生の研究室のドアを突然たたいた。…「私は遺伝学にたいへん興味をもっているが、率直な感想を申し上げますと、私は遺伝学はもうすることがないんじゃないかと思います」と一席ぶったのだ。…木原先生は机に向いたまま、黙って私の言葉に耳を傾けていたように見えた。ややあって、ふっと顔を上げると、「君、なんていったっけ?志村くんか。そんなことはないよ。遺伝学は終わりじゃないんだ。むしろこれから出発するんだよ」と答えてくれたのだ。訳のわからないことをほざいた私のような学生に向かって、木原先生のような高名な先生がよくまともに応対してくれたものだと思う。先生はさらにこう付け加えてくれた。「これからの遺伝学は、物質のレベルで遺伝子の正体とか働き方というものを解いていくことになっていくと思う。そういう遺伝学はまだ全然なされていないから、君はその方向に進んでみたらどうかね」私のサイエンス・スタイル「直感的創造力」 志村 令郎 JT生命誌研究館 サイエンティスト・ライブラリー

5.競争に勝つマインドを持っているか?

サイエンスというのは、最初に発見した者だけが勝利者なんです。発見というのは、一回だけしか起こらない。同じものをもう一度見つけても、発見とはいわな いんです。一ヶ月のちがいでも、一週間のちがいでも、早い方だけが発見なんです。サイエンスでは二度目の発見なんて、意味がない。ゼロです。だから競争は熾烈です。(精神と物質 立花隆 x 利根川進)

 

研究の現状は、フロンティアめざして進む西部開拓者のようなものである。所有権のない土地を誰よりも先に見つけ、発見したあとは他人に侵されないよう垣根を作り、侵略者がいれば実力でもって追い出さなければならない。どれ一つとして気弱ではつとまらない仕事である。(小松彦三郎 新・数学の学び方 小平邦彦 編 岩波書店 2015年 139-140ページ)

6.頑張ってしまわないか?

強い意思を持って困難に当たるというような力の入ったことでは、遅かれ早かれいずれ力尽きる。むしろ、なによりも研究が好きで、客観的には大変な困難な道を歩いているように見えても、本人はそれを困難だと感じないというぐらいでなければ続かない。(研究者になるには Taka Matsubara, Nagoya Univ.)

7.研究に没入し、解決すべき問題に集中し続けることができるか?

If I have ever made any valuable discoveries, it has been owing more to patient attention, than to any other talent. (Isaac Newton)

 

やっぱり研究には、朝から晩まで時間をとられるんで、両立は無理だね。特に能力のない者はね、時間で稼ぐしかないんで。(戸塚洋二先生の「二十歳の頃」)

 

「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既に数学の世界に入っていなければならない。」(佐藤幹夫)数学は体力だ!木村 達雄

 

起きている時間は、ほとんど全部、科学のことを考えています。九時から五時までの職業とは違いますから。科学者として成功するためには、本当に、時間のある限り考えぬいて、眠っているときにさえ、無意識のうちに問題に挑み続けていることを願わなくてはなりません。答えが出るまで、まるで獲物に食いついて放さないテリアのようなものです。これは、人を完全に没頭させる、一日二四時間の職業です。 マイケル・バーリッジ (細胞生物学者) の言葉『科学者の熱い心―その知られざる素顔』[pp.276-277] より (「気ままに有機化学」「気ままに創薬化学」

 

本当に職業として研究者を続けていけるかどうかは、能力ではなく、性質によると思う。それは、世間で何が起こっていようと、寝ても覚めても1つのこと(自分の研究)を脇目もふらず考え続けることが出来るような性質である。…論文を書いている時、実験をしている時、テーマを練っている時。あなたはそのことだけに思いっきりワクワクして、本気でのめり込んでいるだろうか?それとも他のことに思いを巡らしてしまっていないか? …必須の原動力は研究そのものである。 (研究者に向いている人・向いていない人 On Verge of Own Goal 2013年1月19日)

8.職業選択に迷いはないか?

悩む人はもうそれだけで「向いていません」。米国の指揮者・作曲家の故レナード・バーンスタインがおっしゃっていました。わたしはよく 「私は音楽家になれるでしょうか?」と聞かれます。私の答えはいつも誰に対しても即座に「駄目です」です。…音楽家は好きや嫌い、なれるかなれないかに悩むものではありません。他になるものがあるなどということを考えつかない者がなるものです。芸術家はみんなそういうものですが、研究者も芸術家と同じです。 (研究者に向いている?向いていない? 教えて!goo)

 

数学は試験をすれば高校生でも大学生でもきわめてはっきりとした実力差が出る。統計的にみれば、そういう成績のよい秀才の方が研究者になりやすいことは確実だが、個別の例をみると秀才度との相関はあまり高くないように思える。… 結局は、好きで仕方がない、勉強・研究するなと言われてもどうしてもしてしまうというような人が生き残る世界なのではないかと思う。(河東 泰之 新・数学の学び方 小平邦彦 編 岩波書店 2015年 65ページ)

 

研究者は職業ではない、生き方だ@piyota0

9.正念場で頑張れるだけの体力、気力、忍耐力、意志力はあるか?

ひとつの問題を検証するのに昔はわずかなことを確認すれば良かったのが、今は膨大な情報の中からあらゆる可能性をさぐり、テストしなければ論文にならなくなった。1報の論文を書くのに以前と比べて10倍くらいの時間を使わないといけないんです。しかも、電子化によってサプリメンタルデータを付けなければならなくなり、論文全体としてより高い 完璧性が要求されます。技術が進歩して昔できなかったこともできるので、やれることはすべてやりなさいというわけですね。論文を書き上げた後も、レビュワーから1論文に対して5-6ページくらいの追加実験リストが送られてくることが珍しくない。難しいジャーナルほどそのリクエストが多く、全部こなすにはまさに飲まず食わずで実験しないといけません。ですから、論文1つ出版するのにもの凄いエネルギーがいるんです。頑張れる人だけが達成できる。頭脳だけではどうしようもなく肉体労働ですね。 (トムソン・ロイター 研究者インタビュー 細胞のメカニズム解明から医療へ。発生・再生科学の今  理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター センター長 竹市雅俊氏)

 

細かい議論を長々とするには、実は忍耐だけでは不十分です。一番大切なそして難しいことの一つは、このルーチンワークのような議論の積み重ねをすれば、必要なことができると見抜くことです。さらに、単に見抜いただけでは不十分で、その「見抜いた」ことが正しいことを確証するために、実際に長いルーチンワークに耐え、最後まで手をぬかずやり抜かねばなりません。議論が面倒であればあるほど、自分の見抜いたことに対する確信とそれを貫く意志が必要になります。忍耐を支えるのは、自分のこうやればできるはずだという感性に対して築きあげた自信なのです。(深谷賢治  小平邦彦 編 『新・数学の学び方』 32ページ より)

10.素直さがあるか?

人が成功するために一つだけ資質が必要だとするとそれは「素直さ」 (松下幸之助)(小宮一慶 著 社長のための「お客さま第一」の会社のつくり方: 明日から職場を変える行動プログラム)

 

(Q どういう人に来てほしいですか?) 私たちが重視する素質は、素直なことです。
周りから愛され、伸びていくことでしょう。熊本大学大学院生命科学研究部 分子機能薬学専攻 創薬科学講座 構造生命イメージング分野 寺沢研究室

 

研究者は常に自らバージョンアップを繰り返していく必要があります。そのためには、人の意見や研究に素直に耳を傾ける謙虚さが必要となります。(大学院入学希望者へ 広島大学 大学院 総合科学研究科 認知言語学 研究室 町田 章 研究室)

 

創薬研究に携わる者には、好奇心・探求心が旺盛であることや、実験が好きでロジカルに解析できることなどは当然求められる資質です。その上で更に大切なことは、データを、先入観を持たずに素直に見る姿勢です。サイエンスは決して嘘をつきません。思いもよらぬ結果がでた時、それをダメと思うか、それとも、面白いと思えるか。つまり細胞や動物が何かしらのメッセージを発信している時、それを素直に感じ取ることができる感性を持った研究者が必要なのです。 (JT医薬総合研究所・大川滋紀所長に訊く

 

大切なのは、特に自然科学は実験結果を透明な眼鏡で見るといいますか、色眼鏡で見ないということですね。どうしても自分の仮説があったら、その仮説どおりになってほしいという希望があったりして、真っ白な心で見れないので。 そうすると真実を誤認しますから、いかに自分の目を透明にするか、真っ白な心で結果を見れるかということが非常に大切だと思います。(山中伸弥氏 ログミー 研究者に必要な資質は何? ノーベル賞の山中・赤﨑両教授が学生の質問に回答

11.野心はあるか?

研究の世界に限らず、どこの世界でも、ある業界で一人前の人間として大成するためには、向上心や野心が必要です。 研究とは、まだ誰もやっていないことをやるものであり、常に失敗するリスクをはらんでいます。 そうした不安や孤独に耐えて地道に努力を続けられる、タフさも重要です。 また、研究の価値で重要視されるのは独創性、新規性です。単に教科書を読んで勉強して、それで満足しているような人は研究者には向きません。 何か新しいことをやってやろう、世界を驚かせてやろう、そういう野心や山っ気も大切です。大学院進学希望の方へ 東京大学 大学院理学系研究科 天文学専攻 戸谷 友則 教授

(補). 百人百様

K:研究者に必要な資質は、どのようなものとお考えですか?
橋本先生:ある意味では、人は誰でも研究者じゃないですか。だから、それぞれの方がそれぞれの資質を生かせるように研究をすれば、それでよろしいと私は思います。…今、皆さんいろいろとうまくいっているわけですね。そうしたら自分の資質はどのようなものかを考えて、それを伸ばしていければいいのではないでしょうか。(教授に聞く 橋本祐一教授 東京大学分子細胞生物学研究所広報誌分生研ニュース2006.9 PDF

 

更新 20170219 はてな匿名ダイアリーを紹介