日本中に浸透中?英語プレゼンの極意「遺伝研メソッド」

      2018/11/08




最近、大学院生や研究者のための英語プレゼン技法「遺伝研メソッド」なるものを紹介するセミナーが全国各地の大学等で開催されているのをネットで見かける。「遺伝研メソッド」のベースとなっているのは、遺伝研(国立遺伝学研究所)の大学院生向けの実践的な講義内容であり、それを書籍化したものも販売されている。

遺伝研メソッドで学ぶ科学英語プレゼンテーション[動画・音声付き]
感じる力、考える力、討論する力を育てる
著者 平田 たつみ (著者) タジ・ ゴルマン (著者) 広海 健 (著者)
発売日 2016/01/28 価格 3600円(税別)  発行:dZERO → 出版社商品紹介サイト

自分もこの書籍を読んでみた。英語やプレゼンテーションの本は探してみると既にたくさん出版されているのだが、この本が他書と違うところは、プレゼンにとどまらずに研究の進め方を考えさせられる点だろう。研究成果のプレゼンの内容は、自分の研究における思考過程そのものだから、当然そうなるわけで、両者は切り離して考えることなんてできないのである。良いプレゼンとは何かを悩み始めれば、必然的に、本来なら良い研究をどのように進めてくるべきだったのかという反省を強いられる。いかにして研究を進めるべきか、そのへんの脳を強く刺激してくれる本だ。放置型のラボにいる大学院生がこの本を手にすれば、強力な指導教官を手に入れたも同然というと言い過ぎであろうか。まあ、本の内容をどれだけ取り出せるかは、結局、読み手、使い手の意欲・能力次第であるが。よっぽど優秀な人は別として、多くの大学院生にとっては一読して消化吸収するにはあまりに大変な内容であって、実際に学会発表やセミナーを多少経験した若手研究者あたりが、一番得るものが多い本であろう。

本を読むだけではピンとこない人のために、執筆者自身によるわかりやすいセミナーや講義も開催されている。

 

過去に開催された遺伝研メソッドのセミナー

  1. 東京大学
  2. 東邦大学
  3. 筑波大学
  4. 静岡大学
  5. 京都大学
  6. 大阪大学
  7. 神戸大学
  8. 広島大学
  9. 熊本大学
  10. 長崎大学
  11. 情報システム
  12. 統計数理研究所
  13. 第57回⽣命科学夏の学校
  14. 第3回学術英語学会研究大会
  15. その他、国内外多数

 

出張講義

遺伝研メソッドに基づいた科学英語プレゼンテーションの講義は全国の大学や研究教育機関へ「出前」してくれるそうだ。

(*イメージ図です)

  1. 「遺伝研メソッド」科学英語プレゼンテーションの出前研修 ご案内PDF
  2. 高エネルギー加速器研究機構 英語プレゼンテーション短期コース 講演者 Dr. Todd Gorman

 - 研究力強化, 研究プレゼンテーションのやりかた