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特定看護師と診療看護師とナース・プラクティショナーの違いについて

特定看護師と診療看護師とナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner, NP)は同じなのか違うのか、何なのかについての纏め。 法律上、日本には「NP」も「特定看護師」も「診療看護師」もいません (Vol.244 「特定行為に係る看護師の研修制度」をめぐる現場の混乱-2 医療ガバナンス学会 2018年11月20日 15:00)   特定看護師とは 法律上、「特定看護師」という資格はありません。 2011年に取りまとめられたチーム医療の推進に関する検討会報告書「チーム医療の推進について」において、「特定看護師(仮称)」の提案がされましたが、その後の議論を経て創設された「特定行為に係る看護師の研修制度」はあくまで研修制度であり、新たな資格をつくる制度ではありません。 しかし、特定行為に係る看護師の研修制度の普及・活用にあたっては、「特定行為研修を修了した看護師」を略して「特定看護師」と呼称することは問題ありません。(よくあるご質問 特定行為研修 日本看護協会) 関連記事 ⇒ 特定行為とは   診療看護師とは 診療看護師(NP) 医師や他の医療従事者と連携・協同し、対象とする個々の患者の診療上および療養生活上のニーズを包括的に的確に評価し、倫理的かつ科学的な根拠に基づき、必要とされる絶対的医行為を除く診療を自律して、効果的、効率的、タイムリーに提供し、患者および患者家族のQOL の向上に係る看護師 日本NP教育大学院協議会は、養成教育開始(2008年)直後は,「ナースプラクティショナー(NP)」の名称を用いていたが,広く国民の理解を求める必要があると考え,NPの日本語名称として「診療看護師(NP)」を用いることとした。 (引用元:診療看護師(NP)2019年1月30日 「診療看護師(NP)」について(説明) 一般社団法人日本NP教育大学院協議会)   診療看護師になるには 本領域では,(1) 日本NP教育大学院協議会が指定するプライマリケア領域とクリティカルケア領域の診療看護師(NP)教育カリキュラムの基準を満たす大学院診療看護師養成コース教育 (2) 厚生労働省認可の看護師特定行為研修教育 (3) 臨床看護学に関する研究と修士論文作成の3つの教育を柱としています。(愛知医科大学) 高度実践看護コース【全日制】 学位名:修士(看護学) 高度な判断力と実践力をもって初期医療にも対応できる診療看護師(NP)を育成 (東京医療保健大学)   ナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner, NP)とは 米国等では、医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができる「Nurse Practitioner(ナース・プラクティショナー)」という看護の資格があり、医療現場で活躍しています。しかし、現在の日本の法律においては、看護職は、医師の指示を受けなければ医行為を行うことはできず、また、診断や処方を行うことはできません。したがって、米国等の「ナース・プラクティショナー」に相当する資格は現在の日本にはありません。(ナース・プラクティショナー(仮称)制度の構築 日本看護協会) *太字強調は当サイト ナースプラクティショナー(NP)とは 5年以上の実務経験を積んだ看護職が、看護系の大学院で2年以上の教育を受け、比較的安定した状態にある患者に対して、医師と協働して作成したプロトコール内で診断・治療が提供できる新しい看護の人材です。NPを日本NP協議会では「診療看護師」と呼称しています。(引用元:北海道医療大学)   特定看護師と診療看護師とナース・プラクティショナーとの違い 一般社団法人日本NP教育大学院協議会が用いる呼称が、診療看護師で以前はナース・プラクティショナーと呼んでいたそうなので、診療看護師=ナース・プラクティショナーのようです。では特定看護師と診療看護師の違いは何でしょうか?特定看護師は、日本看護協会の説明によれば、特定行為研修を修了した看護師のことで、「資格」ではなく研修の修了者の呼び名です。しかし、修了者は日本NP教育大学院協議会が実施するNP(診療看護師)の受験資格が得られるそうなので、診療看護師は特定看護師(診療看護師ならば、特定看護師でもある)といます。 …

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特定行為とは

特定行為とは 特定行為は、診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる次の38行為です。 (注)「歯科医行為」の場合は「医師」を「歯科医師」と読み替えるものとする。 特定行為 特定行為の概要 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 医師の指示の下、手順書により、身体所見(呼吸音、一回換気量、胸郭の上がり等)及び検査結果(経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)、レントゲン所見等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、適切な部位に位置するように、経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの深さの調整を行う。 侵襲的陽圧換気の設定の変更 医師の指示の下、手順書により、身体所見(人工呼吸器との同調、一回換気量、意識レベル等)及び検査結果(動脈血液ガス分析、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、酸素濃度や換気様式、呼吸回数、一回換気量等の人工呼吸器の設定条件を変更する。 非侵襲的陽圧換気の設定の変更 医師の指示の下、手順書により、身体所見(呼吸状態、気道の分泌物の量、努力呼吸の有無、意識レベル等)及び検査結果(動脈血液ガス分析、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)の設定条件を変更する。 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 医師の指示の下、手順書により、身体所見(睡眠や覚醒のリズム、呼吸状態、人工呼吸器との同調等)及び検査結果(動脈血液ガス分析、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、鎮静薬の投与量の調整を行う。 人工呼吸器からの離脱   医師の指示の下、手順書により、身体所見(呼吸状態、一回換気量、努力呼吸の有無、意識レベル等)、検査結果(動脈血液ガス分析、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)等)及び血行動態等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、人工呼吸器からの離脱(ウィーニング)を行う。 気管カニューレの交換   医師の指示の下、手順書により、気管カニューレの状態(カニューレ内の分泌物の貯留、内腔の狭窄の有無等)、身体所見(呼吸状態等)及び検査結果(経皮的動脈血酸素飽和度(SpO 2)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、留置されている気管カニューレの交換を行う。 一時的ペースメーカの操作及び管理 医師の指示の下、手順書により、身体所見(血圧、自脈とペーシングとの調和、動悸の有無、めまい、呼吸困難感等)及び検査結果(心電図モニター所見等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、ペースメーカの操作及び管理を行う。 一時的ペースメーカリードの抜去 医師の指示の下、手順書により、身体所見(血圧、自脈とペーシングとの調和、動悸の有無、めまい、呼吸困難感等)及び検査結果(心電図モニター所見等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、経静脈的に挿入され右心室内に留置されているリードを抜去する。抜去部は、縫合、結紮閉鎖又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行う。縫合糸で固定されている場合は抜糸を行う。 経皮的心肺補助装置の操作及び管理 医師の指示の下、手順書により、身体所見(挿入部の状態、末梢冷感の有無、尿量等)、血行動態(収縮期圧、肺動脈 楔 入圧(PCWP)、心係数(CI)、混合静脈血酸素 飽和度(SvO2 ※ )、中心静脈圧(CVP)等)及び検査結果(活性化凝固時間(ACT)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、経皮的心肺補助装置(PCPS)の操作及び管理を行う。    ※:「v」 の上に 「-」 がつく 大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 医師の指示の下、手順書により、身体所見(胸部症状、呼吸困難感の有無、尿量等)及び血行動態(血圧、肺動脈 楔 入圧(PCWP)、混合静脈血酸素飽和度(SvO2 ※ )、心係数(CI)等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、大動脈内バルーンパンピング(IABP)離脱のための補助の頻度の調整を行う。      ※:「v」 の上に 「-」 がつく  心 嚢のう ドレーンの抜去 医師の指示の下、手順書により、身体所見(排液の性状や量、挿入部の状態、心タンポナーデ症状の有無等)及び検査結果等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、手術後の出血等の確認や液体等の貯留を予防するために挿入されている状況又は患者の病態が長期にわたって管理され安定している状況において、心 嚢のう 部へ挿入・留置されているドレーンを抜去する。抜去部は、縫合、結紮閉鎖又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行う。縫合糸で固定されている場合は抜糸を行う。 低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 医師の指示の下、手順書により、身体所見(呼吸状態、エアリークの有無、排液の性状や量等)及び検査結果(レントゲン所見等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、吸引圧の設定及びその変更を行う。 胸腔ドレーンの抜去 医師の指示の下、手順書により、身体所見(呼吸状態、エアリークの有無、排液の性状や量、挿入部の状態等)及び検査結果(レントゲン所見等)等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、手術後の出血等の確認や液体等の貯留を予防するために挿入されている状況又は患者の病態が長期にわたって管理され安定している状況において、胸腔内に挿入・留置されているドレーンを、患者の呼吸を誘導しながら抜去する。抜去部は、縫合又は結紮閉鎖する。縫合糸で固定されている場合は抜糸を行う。 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された 穿せん刺針の抜針を含む。) …

疑似餌で誘き寄せた魚を捕獲する賢い鳥【動画】

  2019/08/18    生命科学, 動物行動学

😂😂 pic.twitter.com/6SeHn9jcyg — Neva (@LadyNevaa) August 11, 2019 ネットの解説ではこの鳥は、ゴイサギだろうとのこと。 Clever bird fishing using bait to catch fish in Mauritius (water park) melissa virassamy 2011/12/25   下の動画では、餌に見えるものを探してきて使っている様子がわかります。 Amazing Bird Fishes Like A Human Crazy Ass Videos 2007/03/12   参考 Birds That Fish… With …

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[JREC-INウォッチ] 大学教員、URA等の公募情報

  2019/08/17    公募情報, JREC-IN

慶應義塾大学 CREST特任教員 医学部薬理学教室 CREST特任教員(博士研究員) JST戦略的創造研究推進事業(CREST)プロジェクトの開始に伴い、特任教員(博士研究員)を募集 特任教員(博士研究員) 1名 ※特任助教(もしくは特任講師。役職は経験・業績などに応じて審査の上決定致されます) 任期は3年。ただし、双方の合意に基づき、CREST終了まで(約2年間)再任可。 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119050919&ln_jor=0   日本医科大学 教授 日本医科大学 大学院医学研究科 分子遺伝医学分野(生化学・分子生物学) 大学院教授について、全国公募により選考 任期制(任期5年:再任可) 勤務地 東京都文京区千駄木1-1-5 着任時期 2020年01月01日(予定) 分子病態学的視点をもった生化学・分子生物学教育をできる方 募集期間 2019年08月13日 ~ 2019年10月01日 必着 全て片面印刷でお願いします 選考方法 書類選考、面接、プレゼンテーション等。最終決定は法人理事会 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119080722&ln_jor=0 鳥取大学 教授 分子細胞生物学講座免疫学分野教授候補者の公募 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119080356&ln_jor=0   福井県立大学 教授 教授の公募(植物環境学) 勤務地 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1 常勤(任期なし) 当該分野に関して責任感と協調性を持って学部生・大学院生の教育・研究指導を行える人。 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119080255&ln_jor=0   石巻専修大学 准教授または助教 動物生態学あるいは動物系統学分野(准教授または助教の公募) 准教授または助教1名(常勤(任期なし) 助教は任期3年で再任用制度あり) …

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Physician–Scientist(研究医)への道 臨床医のための臨床研究入門ウェブ記事・書籍・セミナーその他

  2019/08/17    臨床研究

Physician–Scientistへの道 臨床医のための臨床研究入門ウェブ記事 Developing Physician-Scientists Carpe Diem Nancy J. Brown Originally published30 Aug 2018 https://doi.org/10.1161/CIRCRESAHA.118.313473 Circulation Research. 2018;123:645–647  座談会 臨床研究の本質を知るのは 床研究の本質を知るのは けっこう楽しい 週刊 医学界新聞 2018年7月2日 医学書院 Being a physician-scientist today JULY 12, 2017  Beth Kozel is a 2015 Lasker/NIH Clinical Research Scholar. Becoming a Physician–Scientist A …

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「3た」論法とは

  2019/08/17    Uncategorized

3た論法の例 「薬を使った、治った、故に薬が効いた」(私の医歴書◆久道茂・東北大学名誉教授 Vol.17  2015年12月17日 m3.com) 「ダイエットサプリを使った、やせた、ゆえにそのサプリは効いた。」(あの人に効いたら、私にも効くのか? 朝日新聞DIGITAL アピタル・大野智 2017年7月27日06時00分) 「雨乞いした。雨が降った。だから、雨乞いは効いた。」(佛教大学保健医療技術学部論集 第 9 号2015 年 3 月  相関と因果(1)「3 た」論法をめぐって  村岡 潔 PDF)   3た論法がダメな理由 「三た論法」とは、対照を置かないで「投与した、治った、故に効いた」とする論法のことである。投与したことと治ったことは事実だとしても、そのことからすぐ「故に効いた」とは言えないのである。プラセボ効果に似た作用で効いたように見えたのかもしれないし、薬とは関係のない医師の指導で効いたのかもしれないし、単純に運動と食事を変えただけで治ったのかもしれないのである。(科学性と倫理性 医学系研究科教授 久道 茂 tohoku.ac.jp)   参考 薬効評価の三「た」論法再訪 -EBMとbest case projectの時代を背景に - 日本薬史学会2007年会 長崎, 2007.11.11(日) 東京大学大学院薬学系研究科・医薬政策学 津谷 喜一郎 単群試験の薬効評価法と統計的課題の紹介 エーザイ株式会社 兼清 道雄 …

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子宮体がんとエストロゲンと肥満の関係

  2019/08/17    産婦人科

子宮体がんに関する朝日新聞APITALの記事の説明がわかりやすかったので、内容を纏めておきます。 子宮体がんとは 婦人科のがんの中で一番多いがん 子宮内膜から発生するがん 肥満も要因となる 子宮体がんになった人の8割は閉経後の50歳以上で発症 エストロゲンが発がんに関与する(閉経すると卵巣からのエストロゲンの分泌はないが、内臓脂肪がエストロゲンをつくっており、このエストロゲンが発がんに関与する) 閉経前は黄体ホルモン(プロゲステロン)が子宮内膜を保護しているが、閉経後は子宮内膜は微量のエストロゲンにも敏感に反応してしまいがんになる。 子宮体がんと肥満 BMI30以上の女性はそれ未満の女性に比べて子宮体がんのなりやすさが4倍という疫学調査結果がある   アンドロゲンとエストロゲン 男性ホルモンであるアンドロゲンは、女性でも年齢にかかわらず副腎から分泌されている 脂肪中には酵素アロマターゼが豊富に存在し、アンドロゲンをエストロゲンに変換する   参考 子宮体がん、閉経後の肥満に要注意 この10年で倍増 (弘前大学大学院医学研究科産科婦人科学講座教授 横山良仁 2019年8月16日10時00分 朝日新聞DIGITAL APITAL)

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令和2(2020)年度科研費公募の変更点のお知らせがJSPSウェブサイトに掲載される

  2019/08/13    研究助成, 科研費

「令和2(2020)年度科学研究費助成事業(科研費)の公募に係る制度改善等について」という文書が、2019年8月9日にJSPSウェブサイトに掲載されました。これを読むと、2020年度科研費(2019年9月1日公募開始)の変更点がわかります。 業績欄には業績を書く 平成31(2019)年度公募では、「研究業績」欄が「応募者の研究遂行能力及び研究環境」欄に変更されたため、どう書けばいいの?と多くの研究者に戸惑いを与えました。それを受けて、研究計画調書における研究業績の記載方法に関する、より具体的な指示が今回付け加えられました。もともと「業績欄」だった「応募者の研究遂行能力及び研究環境」欄には、研究業績を書いていいという、当たり前のことの確認です。 1. 研究業績(論文、著書、産業財産権、招待講演等)は、網羅的に記載するのではなく、本研究計画の実行可能性を説明する上で、その根拠となる文献等の主要なものを適宜記載すること。 2.研究業績の記述に当たっては、当該研究業績を同定するに十分な情報を記載すること。例として、学術論文の場合は論文名、著者名、掲載誌名、巻号や頁等、発表年(西暦)、著書の場合はその書誌情報、など。 (太字強調は当サイト) 計画調書において引用文献を示すときに(だれそれ、XXXX年)のような曖昧な書き方をすると、どの論文を指すのかが同定できません。雑誌名まで書いても、同姓の人がいるのでやはり曖昧です。今回、頁数まで書くなどして「同定するに十分な情報を記載すること」という指示が加わったのは、どれくらい詳しく文献を書けばよいのか?というみんなの疑問を解消する、良い指示だと思います。   新学術領域の廃止とそれに代わる制度の創設 「新学術領域研究(研究領域提案型)」の新規の研究領域については、令和2(2020)年度は公募が行われないことになりました。新規の立ち上げはなくなりますが、継続の研究領域(平成29(2017)年度及び令和元(2019)年度採択領域)の公募は、今年も行われます。 新学術の廃止は大きな変化ですが、後継の制度として、「学術変革領域研究」が創設されます。これは、以前、すでに公表されていました。「学術変革領域研究」の公募開始時期は、令和2(2020)年1月以降を予定とのこと。 創設されるのは、助成金額や研究期間等に応じて、「学術変革領域研究(A)」と「学術変革領域研究(B)」の2つ。「学術変革領域研究(A)」は、新学術領域研究(研究領域提案型)の後継です。新たに設けられる「学術変革領域研究(B)」は、より挑戦的かつ萌芽的な研究に小規模・少人数で短期的に取り組み、将来の「学術変革領域研究(A)」への展開が期待されるものとされています。 「学術変革領域研究」の重複制限 ○「学術変革領域研究(A)」の重複制限は、従来の「新学術領域研究(研究領域提案型)」における重複制限と同様。 ○「学術変革領域研究(B)」の重複制限は、従来の「新学術領域研究(研究領域提案型)」における重複制限を基本としつつ、研究種目の趣旨等を踏まえ、区分(A)と比較して次のとおり重複制限を緩和。 【重複応募・受給を認めるもの】 ・「学術変革領域研究(B)」の領域代表者と「基盤研究(S)」の研究代表者 ・「学術変革領域研究(B)」の領域代表者及び計画研究代表者と「挑戦的研究(開拓)」の研究代表者 ・「学術変革領域研究(B)」の領域代表者と「特別推進研究」の研究分担者   さらなる若手研究者優遇政策 若手優遇の傾向が、今回の制度変更にも見られます。若手研究者の挑戦機会の拡大のために重複制限の緩和が行われるとのこと。 「若手研究(2回目)(※)」と「基盤研究(S・A・B)」との重複応募制限の緩和 (※)令和2(2020)年度公募においては、「若手研究(1回目)」を受給中で本年度が研究計画の最終年度の者、又は過去(平成30(2018)年度以前)に1度「若手研究」を受給し終わった者のうち、「若手研究」の応募資格を満たす者が応募する「若手研究」。なお、「若手研究」には、「若手研究(S・A・B)」を含む。 (注)「若手研究(2回目)」と「基盤研究(S・A・B)」との重複受給はできません(両方採択された場合は「基盤研究(S・A・B)」を優先。)。   研究活動スタート支援の重複受給制限緩和 ・令和元(2019)年度以前に「研究活動スタート支援」に採択され、令和2(2020)年度も当該研究課題が継続する者が、令和2(2020)年度公募において基盤研究等に応募し採択された場合、重複して受給が可能です。   重複制限の緩和 他にも、一部の重複制限が緩められました。 ・従来、「基盤研究(B)」と「挑戦的研究」との重複応募については、「挑戦的研究(萌芽)」のみが認められていたところ、令和2(2020)年度公募からは「挑戦的研究(開拓)」との重複応募、重複受給も可能です。 ・あわせて、「挑戦的研究(開拓)」については、令和2(2020)年度から基金化することを予定しています。   参考 令和2(2020)年度科学研究費助成事業(科研費)の公募に係る制度改善等について      

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予算1000億円のムーンショット・テーマ25候補が発表される

  2019/08/11    Uncategorized

1000億円の予算がつぎ込まれるムーンショット制度のテーマ25候補が発表されました。この25個の候補からさらにテーマが絞り込まれるそうです。 ムーンショット・テーマ25候補 50年までにサイボーグ化技術の実現(人間拡張技術) 40年までに移動の完全ユビキタス化を実現 40年までにほぼ全ての人のほぼ全ての行為と体験をアバター経由で実現 35年までに高齢者のQoLを劇的改善 40年までに予防措置・ウエルネスが主流となる生活の実現 40年までに「どこでも医療アクセス」実現 40年までに農林水産業の完全自動化を実現 40年までに建設工事の完全無人化を実現 50年までに現在の1/100の資源ロスで現在の生活水準が維持可能な工業生産・利用の実現 40年までに、単位計算量当たりエネルギー消費を1/1000に 60年までに持続可能なエネルギー独立の達成 50年までに完全資源・物質循環の達成 50年までにフード・ロスをなくし、全ての人々に必要な食料を効率的に届ける 50年までに地球上からの「ゴミ」の廃絶 50年までに環境中立で最高水準の生活を可能とする大都市の実現 50年までに生物多様性を増大させる農業を地球規模で実現 50年までにテラ・フォーミング技術を確立 50年までにノーベル賞級の発見を自律的に行うAI&ロボットシステムの開発 50年までに生命現象をデジタルモデル化し、その制御を実現 50年までに人工冬眠技術を確立 50年までに全神経回路網とその関連組織を完全デジタルコピー/モデル化 50年までに汎用型量子コンピューターネットワークを実現 50年までに海洋・地下を網羅的・高精度に測定し可視化・監視 50年までに太陽系内全天体等の定常的観測網とサンプルリターン体制の構築による宇宙状況監視の実現 35年までに宇宙空間で稼働する高機能・多自由度ロボット・人工衛星群の開発 (参考:https://news.goo.ne.jp/article/newswitch/business/newswitch-18659.html 太字強調は当サイト)   ムーンショット制度に関する国の議論 ムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議 第1回(平成31年3月29日) 議事次第・資料 議事要旨(PDF/300KB) 第2回(平成31年4月22日) 議事次第・資料 議事要旨(PDF/84KB) グラフィックレコーディング(PDF/1,458KB) 第3回(令和元年5月23日) 議事次第・資料 議事要旨(PDF/297KB) グラフィックレコーディング(PDF/883KB) 第4回(令和元年7月31日) 議事次第・資料 ウェブサイト https://www.kantei.go.jp/jp/singi/moonshot/index.html ムーンショットに関わる人々 ビジョナリー会議構成員 北野宏明 ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長、所長 落合陽一 メディアアーティスト筑波大学准教授 …

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[JREC-INウォッチ] お盆休みは応募書類を書こう

  2019/08/10    JREC-INウォッチ

ジョブアプリケーションを一つ仕上げるのにも結構時間がかかるものです。お盆休みのようにまとまった時間が取れるときは、応募書類を書く良い機会と言えるでしょう。JREC-INの公募情報から主観でいくつかピックアップして紹介します。詳細はURLリンクをご覧ください。 関連記事 ⇒ 大学教員公募が必ずしも公募でない理由   教授の公募 東京工業大学 地球生命研究所 東京工業大学地球生命研究所 主任研究者(教授または准教授)の公募  パイオニア精神を備え、情熱的、かつ共同研究を推進し、自由闊達な議論を通して生命の起源を探求する主任研究者(教授または准教授)を1名公募します。特に、ELSIにおける理論系-実験系の間の共同研究強化に向けて、化学と生物学の幅広い分野に精通する研究者を求めています。 専門分野:初期地球の研究、生命の起源の研究。特に大気化学、有機化学、無機化学、分析化学、組み合わせ化学、計算化学、化学情報学、高分子化学、触媒化学、生化学、合成生物学、バイオインフォマティクス、ゲノム科学、微生物生態学、生体エネルギー学、ウィルス学。複雑性の創発や進化能の獲得に関する理論研究やモデリング。あるいは、上記の分野に限らず、生命起源に関連する広範な学問分野。 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119051353&ln_jor=0 ライフAIデータ科学分野 東京工業大学 教授または准教授の公募(ライフAIデータ科学分野)  https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119070701&ln_jor=0    東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 認知神経生物学分野担当教授候補者の公募について 咀嚼嚥下機能を中心とした口腔生理学の分野に興味を有し、さらに全身と口腔機能との関連性等に、広く第一線級の成果を発信できる卓越した研究能力および指導力を有すること。 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119070210&ln_jor=0  東京大学 教授の公募 生命科学、動物系の研究分野 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119061671&ln_jor=0  東京理科大学 東京理科大学薬学部薬学科(6年制)教員公募 准教授または教授(病原微生物学・感染症学、薬物治療学(感染症)および関連分野) https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119070793&ln_jor=0 京都大学 農学研究科 京都大学大学院農学研究科 地域環境科学専攻 教授(熱帯農業生態学分野) https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119071409&ln_jor=0 ゲノム作動原理解明 教授または准教授の公募(ゲノム作動原理解明)機関名Institution京都大学 試用期間あり(6ヶ月 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119071892&ln_jor=0 医学研究科 教授の公募ー京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻リハビリテーション科学コース(人間健康科学系)作業療法学講座  https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119071539&ln_jor=0 農学研究科 応用生物科学専攻 京都大学大学院農学研究科 応用生物科学専攻 教授 (海洋生物環境学分野)  https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119072284&ln_jor=0 …