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論文、取り下げろってよ。

岡山大学と国立循環器病研究センターが令和5年3月 2 4 日に発表した「研究活動の不正行為及び倫理指針不適合に関する調査結果報告について」によれば、

Genetic manipulation of autonomic nerve fiber innervation and activity and its effect on breast cancer progression https://www.nature.com/articles/s41593-019-0430-3

Kamiya A, Hayama Y, Kato S, Shimomura A, Shimomura T, Irie K, Kaneko R, Yanagawa Y, Kobayashi K, Ochiya T Nature Neuroscience 22(8): 1289-1305, 2019 doi.org/10.1038/s41593-019-0430-3.の論文で特定不正行為が認定されたそうです。計113 か所に捏造箇所があったとのこと。

① 特定不正行為に関与したと認定した研究者 岡山大学学術研究院医歯薬学域教授 元国立研究開発法人国立循環器病研究センター研究所循環動態制御部室長 神谷 厚範

行為の悪質性について 両機関の調査委員会において,相当広い範囲にわたって,架空の実験結果で構成され,大量の特定不正行為が認定されていること等から,悪質性が高い(大きい)と判断した。

今回,特定不正行為が認定された論文については,速やかに撤回が行われるよう,被告発者に勧告した。

https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/news/20230324houkoku01.pdf

プレスリリース

研究成果の内容

神谷教授らの研究チームは、自律神経が乳がんの増大に伴って乳がん組織内に入り込み(図1)、がんの増殖や転移に強い影響を及ぼすことを発見しました。また、ヒト乳がん組織解析により、交感神経密度の高い患者群は、交感神経密度の低い患者群に比べて予後不良であることを発見しました(図2)。

研究資金

本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)革新的先端研究開発支援事業(PRIME)「メカノバイオロジー機構の解明による革新的医療機器及び医療技術の創出」研究開発領域における研究開発課題「圧反射求心性神経のメカノバイオロジー機構の解明と神経操作医療の試作」(研究開発代表者:神谷厚範)の支援を受けて行われました。

がんに自律神経が影響することを発見!がんの神経医療の開発へ(AMED)

報道

  1. 岡山大学・神谷厚範教授 がんの論文で捏造113か所 実験に使われたマウスは13分の1以下 3/24(金) 17:08 コメント559件 RSK山陽放送 YAHOO!JAPAN

岡大と国循の不正防止策

 

 

参考

  1. 桐島、部活やめるってよ

 

J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(Predator The Secret Scandal of J-Pop)(2023) #ジャニーズ #ジャニー喜多川 #性加害 #性的虐待 #BBC 

ジャニーズの話は昔前から週刊誌で取り上げられていたように思います。

日本人にとって周知のことなのに、誰も問題視してこなかった(問題として取り上げられなかった)タブーに対して今回BBCが大々的な報道に踏み切ったというところではないでしょうか。

Predator The Secret Scandal of J-Pop (2023 BBC)

J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(Predator The Secret Scandal of J-Pop)(2023) DAILY MOTION

日本外国特派員協会 PRESS CONFERENCE

Predator – BBC Documentary on Johnny Kitagawa by Mobeen Azhar & Megumi Inman 日本外国特派員協会 オフィシャルサイトFCCJchannel チャンネル登録者数 3.3万人

文春オンライン

ジャニー喜多川“性加害” 英BBC告発番組の衝撃発端となった「週刊文春報道の裏側」〈キンプリ永瀬は新会社を設立?〉 「文春オンライン」公式チャンネル チャンネル登録者数 13万人

ジャニー喜多川の性加害「想像以上の被害者数」新たな証言者が記者に語った“忘れられない記憶” 「文春オンライン」公式チャンネル チャンネル登録者数 13万人

No.130【業界震撼】ジャニーズの闇が英BBCで放送される! 元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube) チャンネル登録者数 2.7万人

BBCの報道を伝える報道

  1. ジャニー喜多川氏性加害問題、黙殺のメカニズムと日本社会の共犯性:BBCドキュメンタリーが日本向け放送 2023/3/19(日) 11:09 オルタナ BBCのドキュメンタリー番組「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」が3月18日から19日にかけて、日本国内向けに放送されている。同番組は、ジャニー喜多川氏による性加害疑惑と、それを黙殺する日本社会の現実を突きつける。‥ 最大の衝撃は、その内容のほとんどを日本の私たちの大半がすでに知っていたという点だ。多くは「噂」の形ながら「常識だよ」という、ほぼ断言形の訳知り顔とともに。
  2. 【独占インタビュー】英BBC「ジャニー喜多川氏告発番組」取材記者が語る「4年間の戦い」2023年03月18日 FRIDAY DIGITAL
  3. BBC「ジャニー喜多川氏性加害」告発番組 全世界放送へ 発覚の原点「週刊文春」1999年ジュニアへのセクハラ告発記事を再公開 3/18(土) 12:12 文春オンライン 3月18日午後6時10分、イギリス国営放送「BBC Two」のゴールデンタイムで放送された1時間の番組がついに日本を含めた全世界向けの「BBCワールドニュース」で放送される。‥ イギリス時間3月7日に放映された番組は、日本でもSNSを中心に話題となった。
  4. 英BBCのジャニー喜多川氏「性的虐待」報道で…“辞めジャニ”にファンの怒りがとばっちり 2023年3月15日 7時42分 日刊ゲンダイDIGITAL どこまで性的なスキンシップを受け入れるかで、ジャニー氏はタレントに渡す金額を変えていたようです。ハグならいくら、添い寝ならいくら、それ以上だと……という感じです。無下に断るとデビューできなかったり、デビュー後に人気があっても突然グループの後列に変えられたりメディアへの露出が激減したりと、デメリットがあったといいます。
  5. ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害疑惑 英BBC番組の制作者「沈黙の壁あった」 Asahi Shimbun Globe+ 2023.03.17 朝日新聞グローブ

ジャニーズ問題を一切報じない日本の大手新聞社

ジャニー喜多川氏の性加害疑惑を英BBCが報道、日本の大手メディアが報道しない理由を堀江貴文氏が解説 ライブドアニュース チャンネル登録者数 36.4万

BBCの報道に対する反応

ジャニー喜多川氏の行為に関する証言

故ジャニー喜多川氏の加害について『皆売れる為に、咥えさせる。』元ジャニホストが吐露。グルメンタリー 〜明日は我がメシ〜 チャンネル登録者数 20.5

 

日本社会の異常さについて

法体制の不備

ジャニー喜多川氏に関する書籍

  1. 木山 将吾『SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ』2005/3/1 鹿砦社 219ページ ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4846305918
  2. 豊川誕『ひとりぼっちの旅立ち―元ジャニーズ・アイドル 豊川誕半生記』1997年鹿砦社
  3. 平本淳也『ジャニーズのすべて 少年愛の館』1996年 鹿砦社
  4. ジャニーズ『ジャニーズの逆襲』 1989/10/1 データハウス ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4924442757
  5. 北 公次『光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』 1988/12/1 データハウス‎  233ページ  ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4924442665

 

ジャニー喜多川氏に関する過去の報道

30年以上前から、ジャニー喜多川氏に関する報道はごく一部のメディアでなされていました。被害者による暴露本も出版されていたようです。

文春 株式会社文藝春秋

  1. 「1999年以来、絶望しきっています」BBCも注目するジャニー喜多川の性的虐待問題、日本のメディアが“無視”するワケ 2022/12/31(土) 6:12 文春オンライン
  2. 小誌だけが知っている ジャニー喜多川『絶体絶命』1999年12月9日号週刊 文春
  3. ジャニー喜多川は関西の少年たちを『ホテル』に呼び出す」1999年11月25日号 週刊 文春
  4. ジャニーズの少年たちが『悪魔の館(合宿所)』で強いられる“行為” 1999年11月11日号 週刊 文春
  5. TVも新聞も絶対報じない 青山孝(元フォーリーブス)衝撃の告発 芸能界のモンスター『ジャニーズ事務所』の非道」 1999年 10/28日号 週刊 文春

サイゾーウーマン 株式会社サイゾー(CYZO Inc.)

  1. ジャニー喜多川氏との“夜の儀式” 2018年9月12日 サイゾーウーマン
  2. いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第6回】 ジャニー喜多川氏の「泡風呂の儀式」「頬にキス」……オモチャにされた「15歳」が語る真実 #ジャニーズ #ジャニー喜多川 #少年愛 2018/08/29 21:00  サイゾーウーマン 第一審ではジャニーズ側の勝訴となったが、第二審ではホモセクハラ行為が事実と認定された。当然、ジャニーズ側は上告したが、これが棄却され、裁判所は改めてホモセクハラ行為に関する記事の主要部分を真実と認めたのだ。
  3. 「行為」をしなければJr.で終わる(第5回) 2018/08/01 21:00 サイゾーウーマン
  4. 16歳の“僕”が「スター抜てき」と引き換えたもの(第4回) 2018/07/18 21:00 サイゾーウーマン
  5. 13歳を誘い犯した、ジャニー喜多川のパワハラと“行為”(第3回) 2018/07/04 21:00 サイゾーウーマン
  6. いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第2回】 16歳の「おれ」にジャニー喜多川が繰り返した性行為(第2回)――初期ジャニタレが綴る決死の“告発” 2018/06/20 21:00 サイゾーウーマン
  7. 54年前、毒牙にかけられた「初代ジャニーズ」(第1回) サイゾーウーマン いま振り返るジャニーズの“少年愛”報道【第1回】 2018/06/06 21:00

その他

  1. 「ジャニー氏に性被害受けた」元ジャニーズJr.の告発動画が波紋呼ぶ ジャニーズ事務所からは回答なし 2022年11月18日 19時50分 ねとらぼ
  2. FOCUS 1989年8月11・18日号 流出した「田原俊彦のヌード写真」騒動

MDPIジャーナルの現在(いま)(2023.3ガチ議論)

MDPIがトレンド入り

MDPIジャーナルはハゲタカなのかそうではないのか、SNSが盛り上がっていたのでまとめておきます。ツイッターで激論が戦わされているようにみえます。

ハゲタカジャーナルリスト入り

リスト入りの理由

ハゲタカジャーナル認定協会・リストに関して

predatoryreports.orgなどというサイトがあるとは知りませんでした。運営者情報が皆無なので、当サイトのような個人ブログかもしれませんし、どこかの企業が何かしらの意図をもってやっているのかもしれません。

リスト入りの影響に関して

ハゲタカリスト入りの裏側で起きているかもしれないことについて

捕食ジャーナルリストといえば、Beall’s listが有名で訴訟問題などでBeallさんはリストをやめてしまったのだと思いますが、新たにこういうサイトができていたことは驚きでした。訴えらること間違いなしだと思います。それを意に介さないのだとしたら、無敵の人が運営しているのかなぁ。

 

MDPIをハゲタカ視することに関して

MDPIに対するとまどい

MDPIに論文を出している人は、今の自分の環境だとたくさんいますので、自分にもとまどいというか、どう評価すべき雑誌社なのかわからないところがあります。

MDPIに対する見方

 

MDPIでの苦い経験

MDPIでの投稿体験・査読体験・ゲストエディター体験

自分は投稿したことはありませんが、MDPIの査読経験はあります。一度受けると、次から次へと査読依頼が舞い込むし、しかもそれが分野違いの雑誌だったり論文だったりするので、スパムやんけ!と思って、それ以降は完全にスルーするようになりました。

MDPIハゲタカ論

MDPIの微妙さについて

MDPIの査読の早さについて

MDPIに限らず最近の査読期間は早いです。10日くらいに査読コメントを返えさせるような雑誌がばかりです。自分のところにくる雑誌だけ?

MDPIのユルさについて

みんなの体験談を読むと、明らかに査読システムが機能していない事例がありますので、やはりMDPIは(もしくはそのジャーナルは、もしくは、そのエディターは)信用ならんなと改めて思います。

MDPIのエディターと査読者との温度差について

MDPIの査読の透明性について

査読者と論文著者、エディターとのやりとりを全て公開するのはいいアイデアだと思います。それにより信頼を得ることができるはず。

MDPIジャーナル数の多さについて

MDPIジャーナルにおける特集号の異常な数の多さについて

MDPIのIF底上げ戦略について

MDPIの営業努力について

自分も投稿依頼をしょっちゅう受け取ります。

MDPIの怪しさについて

MDPIのレビュー論文の良さについて

自分の専門でない分野の論文を検索しているときに、MDPIジャーナルのレビューアーティクルに遭遇することが結構あります。読んでみるとなかなかまとまっていて不慣れな領域の知識を得るのにはよさそうな印象があります。自分の専門であれば、そういう検索の仕方をそもそもしないせいかMDPIのレビューを読むという経験はありません。ツイートをみると自分と同じ経験をしている人がいるのだとわかりました。

MDPIのオープンアクセスであることの良さについて

オープンアクセスはやはりありがたいと思います。せっかく興味のある論文を探し当てても、お金を何千円も払わないと読めないのなら、そこで普通は諦めます。どうしても必要なときは図書館に複写を頼むか、自分が論文を書いている最中で時間がなければ研究費から数十ドル払ってしまうこともあります。

MDPIへの投稿に関する素朴な疑問

ここで紹介したツイートには自分も賛同します。

MDPIの誘惑

インパクトファクター5の雑誌掲載実績が簡単に手に入るのであれば誘惑は大きいですね。

MDPIを避けて通る生き方

MDPIへの用心

MDPIが目に入ることがない世界

自分も研究をやめるまでは、MDPIの雑誌の存在を知らなかった、もしくは気にしたことがありませんでした。知らない雑誌に論文を出そうなんて思いませんから、論文を出したことはありません。あらためて考えても自分の専門領域にマッチするMDPI誌は見当たらないかも。研究をやめて職場が変わったら、MDPIに論文を出している人が普通に見の周りにいることに気付きました。また、調べてみたら東大や京大からも多数のMDPI論文が出ていて、単に自分が知らなかっただけか、CellsをCellかGenes to Cellsと見間違えていただけかもしれません。

MDPIに対する中立的な態度

MDPIの評価の研究分野による違いについて

MDPI非ハゲタカ論

MDPIをハゲタカ視することに関して

 

雑誌名で評価されることがあることについて

雑誌のインパクトファクターで人を評価するというのは、ふつーにあると思います。MDPIみたいな雑誌もあるので、インパクトファクターというよりも雑誌名ですが。

雑誌名でなく論文そのもので評価

論文の価値と雑誌とは別という議論はわかりますが、分野が違えば論文の価値を判断するのはほぼ無理です。

MDPIハゲタカ論争に関して

学術誌出版ビジネスについて

FRONTIERSについて

NATURE系について

MDPI以外の雑誌の話題

MDPIっぽさについて

MDPIに関するchatGPIの意見

MDPIが人材募集中

公開開始日 Date of publication 2023年02月22日

【概要】
学術オープンアクセス出版のパイオニアであるMDPI社は、1996年にスイスで創設され、今日まで学術コミュニティに貢献して参りました。弊社の使命は、学術の分野を問わず、開かれた科学者・研究者の交流を促進することです。世界中の方々が最新の知見を活用できるように日々努力しております。

MDPIでは現在、東京のチームに参加するEditorial and Marketing Assistantを募集しています。エディトリアル部門の研修後に、①日本でのプロモーションやマーケティングの立案や実施、②科学者、研究者、学会、研究機関・施設・組織の交流の支援、③弊社サービスを販売促進するイベントの企画・開催 を担当していただきます。

【主な業務内容】
・エディトリアル研修(6か月)
・日本国内の大学・機関・学会のマーケティングの立案や実施
・顧客サービス、カスタマーサポートなど
・顧客訪問
・アカデミック・イベントの作成と開催の支援

2023年06月30日 必着 適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D123021214

説明が丁寧でわかりやすい大学の有機化学の教科書

大学で学ぶ有機化学の難しさについて

大学の有機化学は高校時代と比べてなぜ難しくなるのか、どのように勉強すればいいのか、もろぴーさんが解説。

大学有機化学詰む人の特徴と解決法 もろぴー有機化学・研究ちゃんねる チャンネル登録者数 2.88万人

 

そんな難しい大学の有機化学を易しく学べる教科書を知ったので紹介したいと思います。

大学の有機化学のわかりやすい教科書

有機化学の反応機構の説明で、電子対の移動を「巻き矢印」で示しているのをよく見かけます。自分はあれが一体何を意味するのかがちゃんとわかっていませんでした。矢印の始点は何なのか、終点は何なのか、矢印本体の意味するところは何なのか、新しくつくられる結合は何であり、結合が切れたり脱離するのはどの部分なのか、なぜ正電荷や負電荷を帯びるのか、なんとなくわかっているようで本当に理解してはいなかったのです。そこのところを非常に丁寧に説明している本に出合いました。化学同人の『基礎講座有機化学』です。大学で学ぶ内容をここまでわかりやすく噛み砕いて説明した教科書って作れるものなんですね。

(amazon.co.jp)

  1. 基礎講座 有機化学(化学同人)  2022/04/05 チャレンジ問題,確認問題,実戦問題の解答と解説 訂正表(1刷)『基礎講座 有機化学』動画集

自分が『基礎講座有機化学』を手にした理由は、生物化学の勉強のために『マクマリー 生化学反応機構』を読んでもちんぷんかんぷんだったからなのですが、『基礎講座有機化学』で巻矢印の意味を理解し、主要な化学反応をおさえたうえで、『マクマリー 生化学反応機構』をあらためて読んだら、書いてある内容がとてもスムーズに頭に入ってきて、生物化学の勉強が面白いと思えました。特に酵素の活性中心に酸や塩基として働くアミノ酸の側鎖がちゃんとあって、それらの助けで化学反応が進むことを学ぶと、本当に生命はうまいことできているものだと感心します。

自分の大学時代ははるか彼方の大昔ですが、その当時は、理数系の講義をやっている先生たちは自分の講義の原稿?みたいな教科書を書いていて、無駄をそぎ落とした理路整然と書かれたものであったせいか、無味乾燥すぎてとても予習復習などの独学に使えるものではありませんでした。そんなわかりにくい教科書で勉強していても、クラスメイトの優秀な人たちはその道のプロになっていったので自分がアホなだけだったのでしょう。しかし、当時、この本のようなわかりやすい教科書があればもっと頑張って勉強できたのになあと思います。

自分は専門を生物のほうに進んだので、有機化学は学部の授業でちょろっとやった程度です。パズルのようにプラスとマイナスが引き合うだけという単純な理屈で好きなものを合成する経路がわかるのは、他の科目(量子力学や統計力学など)とは随分毛色がちがう学問だなあと思っていました。学生時代に難しいという印象を持った記憶はないのですが、今から振り返るとどれだけ理解できていたのか怪しいものです。仮に当時理解できていたとしても、大学卒業以来何十年もご無沙汰していて、今やほとんど記憶に残っていませんでした。しかし、生物が専門である以上、生体で起こっている反応はちゃんと理解しておきたいものです。化合物の構造式と反応を司る酵素の名前を覚えたところで、どんな反応が起きているのかを理解したことにはなりません。

子供の理系離れをどうやって防ぐかという議論が良くなされますが、理系大学生が勉強に落ちこぼれずに自学自習できて、さらなる高みを目指すように(=大学院進学、研究者への道に)仕向けるのも一つの方策だと思います。そのためには独学可能な親切な教科書が不可欠で、有機化学の場合、この教科書はその役割を担うものだと思いました。理解できないものは面白くないですが、理解できるとなんでも面白くなります。また、最近はアクティブラーニング反転学習など、講義前に内容を学習して理解することを学生に対して要求する傾向があります。その場合は、「わかりやすい授業」なみにわかりやすい、自習可能な教科書は不可欠であり、この本はそういう要求にも応えるものだと思いました。

 

基幹教員制度とは

基幹教員という言葉をネットで見かけて、何ソレ?状態なので調べてみました。

令和四年十月一日から施行されている改正された大学設置基準法において、新たに導入された制度のようです。

基幹教員制度導入の目的

教員が十分に養成されていない成長分野等において、民間企業からの実務家教員の登用や、複数大学等でのクロスアポイントメント等による人材確保を期待して導入するものです。(令和4年度大学設置基準等の改正に係るQ&A 文部科学省)

文科省による解説動画

令和4年度大学設置基準等の改正について 文部科学省/mextchannel チャンネル登録者数 9.49万人

  1. 令和4年度大学設置基準等の改正について(文部科学省)
  2. 大学設置基準 施行日: 令和四年十月一日 (令和四年文部科学省令第三十四号による改正)昭和三十一年文部省令第二十八号 (e-gov)

基幹教員制度に関する解説記事

  1. 大学設置基準改正のポイント。基幹教員制度、教育課程等に係る特例制度とは? 月刊先端教育 編集部 2023年1月号
  2. 大学改革を知るガバナンス・経営教学改革教育行政設置基準改正へ①「専任教員」は複数大学・学部で兼務可の「基幹教員」に 2022年05月30日 Between情報サイト

専任教員制度が基幹教員制度に変更されたことで何が変わるのか

大学関係者によるブログ解説記事を紹介。

  1. 実務担当者必見!?基幹教員への意向で意識するべき3つの視点について考察! 2022.11.17 地方私大職員のステップアップブログ(univ-stepup.com)
  2. 大学設置基準 基幹教員の理解と検討のためのメモ 2022-10-23  大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ
  3. 基幹教員とは!?今後の教員組織について解説します! 2022.06.21 地方私大職員のステップアップブログ(univ-stepup.com)

その他参考記事

  1. 「基幹」教員って?|大学から専任教員がいなくなる?  2022年9月8日 いとばや

クロスアポイントメント制度とは

  1. クロスアポイントメント制度について 経済産業省 クロスアポイントメント制度とは、研究者等が大学、公的研究機関、企業の中で、二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度です。

フェミニズムに関する科研費研究

科研費は人文科学の進展のためにも助成を行っています。フェミニズムに関する(キーワードを含む)科研費研究には以下のようなものがあります。

研究課題名 研究種目 総配分額円 審査区分 研究課題/領域番号 研究期間 (年度) 研究代表者 研究開始時の研究の概要

  1. 外見差別とジェンダーに関する社会学的研究:見た目問題当事者の問題経験の検討から 研究活動スタート支援 2470000円 0108:社会学およびその関連分野 22K20201 2022-08-31 – 2024-03-31 吉村 さやか 日本大学, 文理学部, 助手 (80961606) 本研究の目的は、先天的・後天的な病気やけがによって外見が「ふつう」とは異なる人々の問題経験の具体的内実と、それへのジェンダーの影響を実証的に明らかにすることである。具体的な研究の方法は、海外の既存研究調査、当事者とその家族を対象とした生活史の聞き取り調査、質問紙調査の実施である。
    本研究の創造性としては、第一に、これまでほとんど手つかずのフィールドにおける海外研究を検討したうえで、それらの知見を援用しながら調査を設計し、実施しようとする点である。第二に、質/量の両研究手法を通して、より網羅的に、且つ、より実証的に、当事者の問題経験とそれへのジェンダーの影響を把握しようとする点である。
  2. 在日朝鮮人女性による批判的フェミニズム理論と実践 若手研究 4550000円 小区分80030:ジェンダー関連 22K18121 2022-04-01 – 2027-03-31 河 庚希 明治大学, 大学院, 特任講師 (10782758) 本研究は、ウーマン・リブ運動や「女性学」への関心が高まった 1970年代以降、日本におけるマイノリティ女性たちが行ってきた「異議申し立て」について、特に在日朝鮮人女性に注目し、1) 差別の交差性についてどのような「声」をあげてきたのか、その具体的なテーマを抽出し、2) その「声」が日本の主流フェミニズム研究・運動の中でどのように受容されてきたのか、されてこなかったのかという二点について、史資料とライフヒストリーから明らかにすることを目的とする。
  3. フェミニズム運動の「敵手」に関する実証および理論研究 若手研究 3900000円 小区分08010:社会学関連 22K13545 2022-04-01 – 2027-03-31 鈴木 彩加 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20779590) 本研究の目的は、フェミニズム運動の「敵手」とは何かについて考察することである。社会運動研究では、社会運動とは「敵手」も含めた様々なアクターと相互作用を展開するものとして考えられてきた。社会や文化に内在する性差別へ異議申し立てをするフェミニズム運動もその例外ではなく、歴史的に不特定多数の第三者から攻撃や非難などを受けてきた。フェミニズム運動や活動家をバッシングする人々の行為は、社会運動研究においてどのようなものとして位置づけられるのだろうか。この問いを明らかにするために、本研究では第4波フェミニズム運動を標的としたバッシングの実証および理論研究に取り組む。
  4. 日韓のフェミニズムとキリスト教-現代的課題に対する理論と実践の比較- 若手研究 3900000円 小区分01030:宗教学関連 22K12982 2022-04-01 – 2027-03-31 神山 美奈子 名古屋学院大学, 商学部, 准教授 (80803519) 本研究は日韓のフェミニズムとキリスト教思想に焦点をあて、現代的課題への応答と社会的実践を比較考察する。性の多様性に注目する「ジェンダー」へと関心が集まる今世紀のフェミニズムへの変遷過程において、両国のキリスト教神学「理論」とセクシャリティやジェンダーという性の在り方を改めて社会に問おうとする「実践的な活動」を比較、考察する。それにより自己省察と思想的深化を生み、直面する課題に有効な実践方法を見出すことができる。また、キリスト教神学のみならず諸宗教に共通する「性」をテーマにする「理論」の考察は宗教学界への新たな問いかけとなり、「実践的な活動」の考察は社会学等への大きな参考資料になると考えられる。
  5. コミュニケーションにおける暴力の分析:共同行為論の応用 若手研究 4290000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 22K12960 2022-04-01 – 2027-03-31 三木 那由他 大阪大学, 人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 講師 (40727088) 本研究は共同行為論をもとにコミュニケーションにおける暴力の生成を分析するフレームワークを与え、それにより既存の応用分析哲学的な研究を総合的に捉える視座を提供することを目標とする。ただしここで「コミュニケーションにおける暴力」と呼ぶのは、殴打のような身体的な暴力ではなく、むしろ抑圧や言葉によるハラスメントといった、社会的な不利益の産出である。本研究では、申請者が提唱している共同性基盤意味論(三木(2019)『話し手の意味の心理性と公共性』勁草書房)を用いて共同行為論とコミュニケーション論を接続し、それをもとに共同行為における暴力の生成の分析をコミュニケーションへと拡張する。
  6. 冷戦と性暴力ー北東アジアの長期駐留軍とインターセクショナル・フェミニズム 基盤研究(C) 4160000円 小区分80030:ジェンダー関連 22K12656 2022-04-01 – 2026-03-31 秋林 こずえ 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (90377010) 本研究はこの問いを、冷戦下での代理戦争とされた朝鮮戦争が現在も停戦として継続している北東アジアの状況をジェンダーの視点から分析することで検証する。そのために主に以下の2点を分析する。1)北東アジアでの長期駐留軍と性暴力、その不処罰を、沖縄と韓国での駐留米軍による性暴力の実証研究と性暴力の処罰に関する法の運用をめぐるポリティクスから分析、2)現在も継続する紛争としての朝鮮戦争の影響をインターセクショナル・フェミニズムの視点、特に植民地支配され軍事化が継続している島嶼を抑圧の重層構造から捉える島嶼フェミニズムの視点から分析である。
  7. ミスコンテスト調査に基づくネオリベラルなジェンダー・セクシュアリティ秩序の解明 基盤研究(C) 3380000円 小区分08010:社会学関連 22K01886 2022-04-01 – 2027-03-31 高橋 幸 日本女子大学, 人間社会学部, 研究員 (90865180) 本研究は、現在活況を呈しているミスコンテストの実態調査を通じて、ネオリベラリズムにおける「女らしさ」規範の強化のメカニズムを解明することを目的とする。ミスコンに参加する女性へのインタビュー調査と、世界及び日本のミスコンの制度改革の調査をもとに、1)「保守的」な性別観とは異なるネオリベラルな「女らしさ」の肯定的受容という態度が見られること、2)ミスコンの制度的改革がミスコン的イベントの正当化ロジックを生み出していることを実証する。さらに、この経験的調査に基づいて、現代のネオリベラルなジェンダー意識とそれに基づくジェンダー秩序の理論モデル構築を行う。
  8. 古典派経済学のジェンダー視点による思想史的再検討:女性・再生産・環境 基盤研究(C) 4030000円 小区分07020:経済学説および経済思想関連 22K01411 2022-04-01 – 2025-03-31 板井 広明 専修大学, 経済学部, 准教授 (60405032) 本研究は、ジェンダー視点から、経済学を思想史的に検討するものである。とりわけA.スミス、J.ベンサム、T.R.マルサスといった古典派経済学が前提にする経済主体と人間の再生産の捉え方および方法論的前提を考察する。
    これは、1990年代以降のフェミニスト経済学的視点から、従来の経済学の再検討を行なうことでもある。性別役割分業などのジェンダー不平等という現象に着目するだけでなく、その不平等が生み出される構造やその不平等を分析する経済学の経済人モデルなどの方法論的前提自体に潜むジェンダー・バイアスを、古典派経済学の時期にまで遡って検討する。
  9. 自由民主主義の危機とデモスの再検討―哲学とフェミニズムの導入による学際的研究 基盤研究(C) 4030000円 小区分06010:政治学関連 22K01308 2022-04-01 – 2026-03-31 山崎 望 駒澤大学, 法学部, 教授 (90459016) 研究目的は、自由民主主義を自明視することなく、民主主義の担い手であるデモス(民衆)に着目して、(1)自由民主主義の危機を明らかにし、(2)それを踏まえてデモス像の刷新を目指すことである。
    具体的には、政治学の独占的な研究対象とされがちな民主主義について、(1)他者をめぐる哲学と、人民(people)という主体をめぐる哲学、そして(2)人間の脆弱性に着目し相互依存を重視するケアをめぐるフェミニズムと、国境を越えるフェミニズムという、二つの人文科学の観点を導入し、投票や熟議を通じて集合的な意思決定を行う、合理的で自律性の高いデモス像の刷新を試みる。
  10. 市民放射能測定における「装置」のマテリアル・フェミニズム研究 基盤研究(C) 2080000円 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連 22K00276 2022-04-01 – 2025-03-31 水島 希 叡啓大学, ソーシャルシステムデザイン学部, 准教授 (60432035) 市民らが身の回りの放射能を測定する市民放射能測定は、日本の代表的な市民科学の1つである。一方で、原発事故による放射線被曝の評価をめぐっては、市民と主流の科学(国および職業科学者)との間に対立がある。この対立は、線量限度など「基準」をめぐる見解の相違において顕著だが、市民科学においては測定装置の選択や測定方法、測定対象の違いとして現れている。ではなぜ市民科学は主流の科学とは異なる装置を用い、異なる物を測定するのか。本研究ではマテリアル・フェミニズムの立場から、市民科学の測定実践における「装置」と物質のあり方に注目した分析を行い、対立の根底にあるリアリティの違いを明らかにする。
  11. ポスト・ブレグジットから見る20世紀英国文化―大都市移住者文化としてのモダニズム 基盤研究(B) 15080000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 22H00647 2022-04-01 – 2026-03-31 川端 康雄 日本女子大学, 文学部, 教授 (80214683) 本研究はブレグジット住民投票(2016年)の後の時点から20世紀イギリス文化を振り返り記述しようとするものであり、以下の3点にその特色が求められる。
    1)20世紀イギリス文化をモダニズム文化の支配性と残滓性という観点から考察する。
    2)モダニズム文化を、帝国主義期の大都市への移住者が作りだした文化と考え、その支配性を解明すると同時に、それへの代替的/対抗的文化を見出す。
    3)文化史的観点から1880-2016年を長い20世紀とみなし、1950年代までの前期をモダニズム文化の構成要素が勃興する時期、1960年代以降の後期をモダニズム文化が残滓化しつつ新しい文化の生産に深く関与した時期とみなす。
  12. 家族をめぐる自由とその限界――婚姻の契約法化の内実と養育の制度の行方 研究活動スタート支援 2860000円 0105:法学およびその関連分野 21K20098 2021-08-30 – 2023-03-31 松田 和樹 早稲田大学, 法学学術院, 助手 (10906861) 本研究の目的は、家族をめぐる人々の自由の尊重を出発点とした上で、共同生活や養育におけるその自由の限界を法哲学的に研究し、婚姻法の契約法化の内実と養育の制度の最良の構想を明らかにすることである。成人間の関係については、契約の自由とその限界について考察してきた契約法の哲学の知見を参照することで整理・分析し、成人による子の養育については、子どもの権利の哲学も加えて参照することで整理・分析する。
  13. ジェンダー/セクシュアリティ研究における分析枠組みの再構築ー精神分析の視点から 若手研究 4160000円 小区分08010:社会学関連 21K13456 2021-04-01 – 2024-03-31 古川 直子 長崎総合科学大学, 共通教育部門, 講師 (50803847) 近年のジェンダー/セクシュアリティ研究における構築主義的アプローチは、ジェンダーとセクシュアリティをセックスという「自然」からラディカルに離床させたとされる。しかし実際のところ、この課題が真に実現されたとは言いがたい。それは「雌雄(男女)の別のあること」 と「性的な欲望や快」というセクシュアリティというタームの二つの語義が、いまだ不可分に結びついているためである。このセクシュアリティ概念によって、本質主義と異性愛主義への批判はきわめて不完全なものとなる。本研究は現在のジェンダー/セクシュアリティ論における分析枠組みを精査し、S・フロイトの精神分析によってその困難の乗り越えをはかるものである。
  14. 沖縄の米軍基地偏在をめぐるジェンダーと脱植民地主義――女性たちの社会運動を中心に 若手研究 4160000円 小区分08010:社会学関連 21K13417 2021-04-01 – 2025-03-31 里村 和歌子 九州大学, 比較社会文化研究院, 特別研究者 (70837955) 近年、沖縄への米軍基地の過重負担の現状を受け、沖縄の女性たちから基地は「日本人」も公平に負担すべきであるという県外移設の声が生まれた。しかし一方で、軍隊による性暴力の「痛み」はどこにも移譲できないとの批判が寄せられた。結果として議論が膠着し、一地域への基地集中という課題解決の議論につながらない現状がある。
    そこで本研究は沖縄の米軍基地をめぐる女性たちを中心とした社会運動当事者が、ジェンダー関係、植民地支配関係の二つのポジショナリティをどう把握、節合、克服していくのかをその「声」から明らかにすることで、複数のポジショナリティを踏まえたフェミニズムの連帯可能性を理論的に探究する。
  15. 若手研究 4810000円 小区分02010:日本文学関連 21K12931 2021-04-01 – 2025-03-31 由尾 瞳 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (70791656) This research project examines the emergence of the category of “women’s literature” in early 20th-century Japan, focusing on a key period in Japanese history (1895-1935) when the modern field of “literature” (bungaku) was formed as part of the nation’s modernization process.
  16. 日本における第二波フェミニズムの成果と課題―理論的・実証的総括のために 基盤研究(C) 4160000円 小区分80030:ジェンダー関連 21K12500 2021-04-01 – 2026-03-31 佐藤 文香 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (10367667) 本研究は錯綜するフェミニズムの現状を整理し、「第二波フェミニズム」の思想的意義と達成、そして限界を考察しようとするものである。「第二波フェミニズム」を、改めて日本の歴史的文脈のなかに位置付けて理解し、その成果と課題を理論的・実証的に明らかにしたうえで、フェミニズムの新たな歴史叙述を模索していく。世代間の差異を強調した単線的な進歩史観を問い直し、日本のフェミニズムの評価を再検討することを目指す。
  17. フェミニストソーシャルワークの理論構築 基盤研究(C) 4030000円 小区分08020:社会福祉学関連 21K02027 2021-04-01 – 2026-03-31 横山 登志子 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (00295916) 本研究は、固定的な家族規範・性別役割規範が女性の抑圧を促進してきたという現状分析をふまえ、フェミニズムやジェンダーの視点からソーシャルワークの実践アプローチを理論構築することがねらいである。具体的には、家族や女性を支援するにあたり性別による社会的な役割規範や、「家族」への加重なケア負担を前提としない支援のあり方を示すことになる。そのためには、これまでのソーシャルワークにおける「家族」を、フェミニズム理論やジェンダー論を手がかりに再定義し、実践アプローチとしてのフェミニストソーシャルワークのスキルについて実践的・体系的に明らかにする。
  18. 1970年代から90年代における日本のレズビアン・コミュニティ:口述の運動史 基盤研究(C) 4030000円 小区分08010:社会学関連 21K01914 2021-04-01 – 2026-03-31 杉浦 郁子 和光大学, 現代人間学部, 教授 (40637443) 近年、日本の「LGBTコミュニティ」では、その歴史を記録、発信するプロジェクトが進められているが、レズビアンに関する発信は多くない。そこで本研究は、1970年代から90年代までの国内のレズビアン・コミュニティの形成と変容を、関係者へのインタビューから明らかにする。また、レズビアンによるこの時期の諸実践が、2000年代以降の「LGBTコミュニティ」に見られる差異への感受性(クィアな志向)とどのように接続しているのかを考察する。さらに、インタビューのウェブ公開、クィア領域における「語りのデータベース」構築を視野に入れ、調査手続きにおける配慮事項を検討する。
  19. インタビューの語りにみるジェンダー規範から考える女性活躍推進 基盤研究(C) 4160000円 小区分02060:言語学関連 21K00529 2021-04-01 – 2026-03-31 佐藤 響子 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (80235332) 本研究は、女性活躍が進まない日本社会の背景にあるジェンダー規範の実態と変化を可視化することを目的とする。女子大学生と正規職を持つ女性にライフコースに関する半構造化インタビューを実施する。得られたデータを相互行為の社会言語学に根差した談話分析の手法を用いて総合的に分析する。新自由主義とポストフェミニズム思想が相まって女性の活躍が自己の選択と管理の下で称揚される現代、労働管理や制度の研究だけでは掬い取れない当事者の声に耳を傾けることを通じて、誰もが望む形で働くことができる社会、女性が輝ける社会に必要なことを世代間の意識の差も含めてた規範意識という側面から可視化することを狙いとする。
  20. 20世紀転換期の新しい女性小説と住空間の関係性―ウォートンとギルマンの場合 基盤研究(C) 2600000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 21K00404 2021-04-01 – 2024-03-31 石塚 則子 同志社大学, 文学部, 教授 (80257790) 20世紀転換期に活躍する女性作家たちは、19世紀半ばに称揚された男女領域分離主義や「ドメスティシティ(家庭らしさ)」言説に対して疑義を呈しながら、「家庭小説」や「マリッジ・プロット」から脱却し、新しい「女性小説」への展開を模索した。本研究は、イーディス・ウォートンとシャーロット・パーキンス・ギルマンを取り上げ、個としての女性の内面世界を住空間との関係性から考察し、新しい女性小説として両者の文学テクストを批評する方法を提案する。同時にマテリアル・フェミニズムの観点から両者の女性空間の創出の戦略、つまり女性のエンパワーメントの場としての「家庭」や「家」のあり方を考察する。
  21. シェイクスピア上演の現象学的研究:特殊な配役と「生きられた経験」としての観劇 基盤研究(C) 3120000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 21K00401 2021-04-01 – 2024-03-31 阪本 久美子 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (50319240) 本研究では、上演における身体、上演のメカニズムや登場人物、役者、観客の関係を探る上で、特にメルロ=ポンティの現象学に理論的支柱を求める。上演における物質的な環境での瞬時の知覚を理解するために、伝統的なミメシスの概念に則った表象の研究方法とは異なった、上演の現象学的方法論を用いた検証を行う。その際に、異性配役などの「特殊な」配役(特殊な身体)を含む上演やダブリング(身体の共有)を検証することにより、現象学で言われる「生きられた経験」としての観劇のメカニズムを解明したい。同時に、現象学的方法論のシェイクスピア上演研究への有用性を探る。
  22. 周縁にて女性が書く行為をめぐる言説構造の解明:現代沖縄文学の多層性への新たな視座 基盤研究(C) 3120000円 小区分02010:日本文学関連 21K00299 2021-04-01 – 2025-03-31 翁長 志保子 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 講師 (70805671) 本研究では、1970年代後半から90年代初頭に登場した沖縄の女性作家たちの活躍に焦点を定め、女性が書く行為をめぐる言説構造について分析を行う。
    復帰後沖縄で求められた「女性らしさ」「沖縄らしさ」が、県内外の文壇や社会に与えた影響を女性作家の作品やそれを取り巻く言説の分析で明らかにする。その際2000年以降の「消費される<沖縄>」にあるジェンダーの問題、沖縄の女性作家作品における表現や表象に着目し、東京を中心とした文壇との同時代性だけで測ることのできない地方(周縁)の多層性も考察することで、周縁において女性が書く行為をめぐる困難と多層性を研究する。それを日本の近現代文学における自己批評につなげる。
  23. ポストフェミニズム下における現代美術の学際的分析 基盤研究(C) 3380000円 小区分01070:芸術実践論関連 21K00226 2021-04-01 – 2025-03-31 竹田 恵子 東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (30726899) 本研究は主にメディア研究の領域で行われてきた最新のフェミニズム研究成果を取り入れ、日本現代美術の動向を【(A)教育】【(B)労働】【(C)表象】の各制度を学際的に分析し3者の関係から日本現代美術における「ジェンダー秩序」を明らかにすること目的とする。資料調査、社会調査(質的調査・量的調査)、表象分析といった多数の視点から4年間にわたる調査を実施する。
  24. 戦後美術における社会思想・社会運動と口述史の研究 基盤研究(C) 4160000円 小区分01060:美術史関連 21K00174 2021-04-01 – 2024-03-31 足立 元 二松學舍大學, 文学部, 講師 (40532487) 本研究は、1940年代後半以降1990年代までの日本美術を様々なレベルの社会思想・社会運動と絡み合うものとして捉え、主にオーラル・ヒストリー(口述史料およびその研究)の手法を用いて明らかにする。特に、政治・環境・フェミニズム・障害者・技術革新など様々なレベルの思想・運動に注目し、美術が社会と切り結びながら展開してきた有様を解明する。
  25. 権力の批判理論の構築:フランクフルト学派、フェミニズム、人種の哲学を架橋する試み 特別研究員奨励費 1950000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 21J00128 2021-04-28 – 2024-03-31 本研究は、フランクフルト学派研究とフェミニズム、人種の哲学研究を架橋することで、ジェンダーや人種にかかわる具体的な権力現象を分析し、批判できる新しい批判理論を構築することを目指す。
    具体的には、申請者がこれまで行ってきた「批判理論における批判の方法論」にかんする研究を現代の権力論を用いて発展させ、「構造的な権力」を批判する議論枠組みを形成する。その上で、ジェンダー・アイデンティティの再生産や、人種的アイデンティティにもとづく知識形成過程からの排除といった現象に含まれる権力現象を分析し、批判できる理論を提示する。
  26. アメリカ(中/南)西部文学におけるトランスリージョナリズムとエコフェミニズム 基盤研究(B) 16510000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 21H00513 2021-04-01 – 2026-03-31 山本 洋平 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (40646824) 本研究は、西部文学・西部表象を移動・環境・女性の観点から捉え直すことを試みる。これまでの研究の多くが東部作家による西部表象の問題を扱ってきたのに対し、本研究は、西部へと流入してきた作家、あるいは、西部間を移動する作家が西部をどのように描いているのかという問いを主軸に置く。この問いを考える上で、トランスリージョナリズムという本研究独自の概念(ヒト・モノの移動が地域に及ぼす文化的諸相)を提唱する。さらに、主として男性作家に担われてきた西部文学にあって女性はどのように描かれているのか、女性作家は西部をどのように描いているのか、移動の文化と女性との関係はいかなるものか、といった問いを追究する。
  27. 現代詩のインターテクスチュアリティと翻訳をめぐる研究ー伊藤比呂美を参照枠として 研究活動スタート支援 1040000円 0102:文学、言語学およびその関連分野 20K21996 2020-09-11 – 2023-03-31 福尾 晴香 日本大学, 文理学部, 助手 (50875789) 本研究は、詩や散文におけるインターテクスチュアリティ(「引用」に関する問題)と翻訳の問題について扱っている。こうしたテーマを設定することで、文化横断的、ジャンル横断的な研究が可能となり、現代文学と古典文学の関係性や時代状況との関わりを解き明かす糸口となる。具体的には、伊藤比呂美の詩と散文を参照枠とし、伊藤が近世や中世の文学を引き受けることによって詩の概念を更新し、表現としてのフェミニズムに奥行きのある地平を切り拓いてきた、その文学活動の意義を、実証的な資料調査やテクストの分析によって明らかにするものである。
  28. トニ・モリスンの9/11以降の運動と対テロ戦争下のフェミニズム 研究活動スタート支援 1820000円 0102:文学、言語学およびその関連分野 20K21962 2020-09-11 – 2023-03-31 五十嵐 舞 新潟県立大学, 国際地域学部, 講師 (70881978) 本研究は、アフリカ系アメリカ人女性作家トニ・モリスンによる執筆を通じた運動を、2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降の文脈に位置づける試みである。その方法として、作品を9/11以降の対テロ戦争をはじめとするアメリカの国内外の政治状況や、黒人・女性・性的マイノリティなどマイノリティに関する言説を踏まえて読み解くことを行う。ナショナリズムの高揚との関係でマイノリティの運動が複雑化する時代において、彼女の運動がもつ可能性を明らかにする。
  29. 東アジア・東南アジアでのLGBTの実態とその権利擁護に向けた実証的・理論的考察 挑戦的研究(開拓) 20020000円 中区分5:法学およびその関連分野 20K20508 2020-07-30 – 2024-03-31 吉田 邦彦 北海道大学, 法学研究科, 教授 (00143347) LBGTの動きは欧米中心的に進められているが、本研究は第1に、とくに理論面で充分にそれを咀嚼し、第2に、その各論的・実務的問題に即して差別実態を明らかにし(具体的には、婚姻・家族形成(養子、人工生殖)問題のみならず、社会的暴力(歴史的不正義)・家庭内のドメスティックバイオレンス、性別を巡る諸問題(職場差別、社会保障法の差別など))、打開策を追求する。第3に、欧米と東アジア・東南アジアとの比較から、今後の変革のあり方を展望する。その際に、台湾やカンボジアなどの状況が比較的リベラルであることに鑑みて、その由来・動向に注目して、日韓との相違を理解し、東アジア・東南アジア全体の状況の底上げを図る。
  30. 越境する画家、越境する作品世界:富山妙子の軌跡と芸術をめぐる歴史社会学的研究 挑戦的研究(開拓) 25740000円 20K20272 2020-04-01 – 2021-03-31 真鍋 祐子 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00302258) 1921年生まれの現役画家・富山妙子の作品世界は、1970年代以降、社会参与を通して世界の歴史的動態に働きかけてきた。特に1980年に韓国で起きた光州事件では、いち早くその惨劇を版画作品にし、日本からドイツ、アメリカなどを中継して世界中に周知させる役割をはたし、それが非合法に韓国にも入り民主化運動を励ましたと評価される。本科研はそうした富山妙子の思想と作品世界がどのように構築され、また制作された作品がどのように世界へ伝播し、その意味世界が世界の歴史的動態にどのような波紋を与えたかを明らかにする。あわせて富山所蔵の作品や資料の歴史学的価値に鑑み、それらのデータベース化と公表を目指している。
  31. ファンタジーの存在論にみるジェンダー撹乱――ボーイズ・ラブに関する系譜学研究 若手研究 3640000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K20094 2020-04-01 – 2024-03-31 張 イヨウ 同志社女子大学, 現代社会学部, 助教 (50827730) 本研究は、ボーイズ・ラブ(BL)の核心をなす男性性をめぐる女性のファンタジーのメカニズムに焦点を当て、BLにおける男性性の表象の系譜を追跡することにより、男性性をめぐるファンタジーが異性愛中心主義のジェンダー構造の中にいかに存在するかという「ファンタジーの存在の論理」を解明する。その上で、さらにファンタジーとジェンダー構造の相互関係から、BLが異性愛中心主義のジェンダー構造にもたらしうる撹乱の可能性を探ることを目的とする。
  32. 複合差別を克服するための支援者の学習―カナダの先住民女性のコミュニティの事例 若手研究 3250000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K20093 2020-04-01 – 2024-03-31 矢内 琴江 長崎大学, ダイバーシティ推進センター, 准教授 (60732667) 本研究の目的は、カナダにおける先住民女性によるパートナーからの暴力被害にあった先住民女性の支援コミュニティMissinakの実践分析を通して、マイノリティ女性たちの複合差別を克服していくための支援者自身の学習プロセスを可視化し、プロセスの構造と構成要素を明らかにすることである。本研究は、4年間の計画とし、Missinakの支援者、Missinakを支援する専門家へのヒアリング調査を行い、そのヒアリング内容を記録化し、組織学習論的観点から分析する。それにより、マイノリティ女性を支援する現場において、より効果的な支援を実現する実践知の習得のための理論的枠組みを提供したい。
  33. 仏旧植民地出身移民(の子孫)の抵抗ーーインターセクショナルな連合の不/可能性 若手研究 3120000円 小区分08010:社会学関連 20K13667 2020-04-01 – 2024-03-31 田邊 佳美 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (40869880) 本研究は、フランスにおける旧植民地出身移民(の子孫)の抵抗における当事者および非当事者間の連合(coalition/alliance)の可能性と非可能性を明らかにすることを目指す。より具体的には、パリ市近郊のマイノリティ集住地区で活動する女性団体での参与観察と聞き取り調査を通して、どのような戦術(tactiques)や実践(praxis)が、人種・階級・ジェンダー・障害・学歴など絡み合う権力関係に状況付けられたアクター間の連合を可能にするのか、逆に何がそれを妨げ支配の構造を温存・再生産してしまうのかを明らかにすることを目指す。
  34. 1920年代~30年代ソ連文化におけるジェンダー表象 若手研究 3510000円 小区分01040:思想史関連 20K12827 2020-04-01 – 2024-03-31 北井 聡子 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 講師 (40848727) 本研究は、十月革命から1936年までのソ連におけるジェンダー/セクシュアリティの表象を分析することを目的とする。革命期から20年代中頃にかけては、男女平等、家族死滅、そして性解放が謳われたリベラルな時代であったのに対し、1930年代は家父長的家族が礼賛される保守的なジェンダー規範のみが許される時代へと変化した。本研究では、この家族や性をめぐる180度の方向転換がなされる過程において、ボリシェヴィキ内でなされた議論を検討し、またそこで産まれた文学や絵画作品を分析していく。最終的には対極的な2つの時代を断絶ではなく、一つの連続性の中に記述することを目標とする。
  35. インドネシアにおけるフェミニズム運動とイスラーム 基盤研究(C) 4290000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K12470 2020-04-01 – 2024-03-31 見市 建 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (10457749) 本研究は、非欧米諸国のなかでは極めて先進的なインドネシアにおけるフェミニズムの体系的な理解を提示する。イスラーム法の革新的な解釈に基づくフェミニズムとこれに反対する勢力の思想内容と運動の系譜、両者の戦略を分析する。またジェンダー関連法案の政治過程に注目し、インドネシアにおける政治過程と政治・社会運動の構造を明らかにする。
  36. 米国フェミニズムにおける多様性概念の形成とプエルトリカンのジェンダー 基盤研究(C) 4160000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K12461 2020-04-01 – 2024-03-31 三宅 禎子 岩手県立大学, 高等教育推進センター, 教授 (30305271) 米国領土プエルトリコは法的な植民地状況にある現代世界では数少ない地域の一つである。本研究の目的は、植民地状況にあるプエルトリコとメトロポリスとの境界線上で展開されるプエルトリカン・ジェンダーの動態の記述と分析を通して、米国フェミニズムにおける多様性の概念の形成と変容の過程とプエルトリカン・ジェンダーとの関係を明らかにすることにある。特にプエルトリカン・フェミニズムが関与してきた差別・植民地性の関係に注目し、その特殊性と米国で提起された多様な女性たちを包摂するインターセクショナル・フェミニズムとの関係を解明する
  37. セクハラ・性暴力問題の女性のエンパワーメントによる解決のための比較社会学的研究 基盤研究(C) 4290000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K12460 2020-04-01 – 2023-03-31 牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804) 本研究は、日本における性暴力・セクハラ問題についての取り組みをとくに女性のエンパワーメントを通じて前進させるために、近年めざましい変化を遂げている韓国の経験に学びながら、またこれまで日本で女性たちが沈黙を強いられてきた状況や構造を分析することを通じて、その方途を探る試みである。何が女性たちの声を抑圧しているかについて、ネット上のバッシングや攻撃について調査分析を行う。
  38. ホスト国における移民の社会的統合―「ウィンドラッシュの娘たち」の経験から 基盤研究(C) 4030000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K12457 2020-04-01 – 2023-03-31 堀内 真由美 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60449832) 近年の移民規制や移民排斥の潮流がもたらす深刻な影響は、欧州における反移民政治勢力の伸長、英国のEU離脱問題、「トランプ現象」などを通して頻繁に伝えられている。その一方で、植民地主義の近代史を紐解き、異なる言語文化や民族性を持つ人々が暮らすようになった経緯を丁寧に解説し、移民排斥勢力に対して、過去の支配―被支配関係に立ち戻る歴史的理解を促す地道な努力が続けられている。このような取り組みのうち、イギリスにおける事例を取り上げ、西インド諸島への植民地化から、脱植民地への過程、「ウィンドラッシュ世代」と呼ばれる移民の過酷な体験、その次世代が担ったイギリス社会への異議申し立て運動の諸相を明らかにする。
  39. 女性支援政策の構築に向けた婦人保護事業の現代的再編に関する研究 基盤研究(C) 3510000円 小区分08020:社会福祉学関連 20K02249 2020-04-01 – 2024-03-31 湯澤 直美 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (00277659) 研究目的を達成するために、①婦人保護事業の生成過程に関する歴史資料研究、②売春防止法第 5 条(勧誘罪)違反により処罰対象となる女性の現状把握、③地方自治体を対象とした婦人保護行政の位置づけに関するアンケート調査、④婦人相談員の業務内容を明ら かにするタイムスタディ調査/インタビュー調査、および婦人相談員の労働環境を把握するためのアンケート調査を実施する。
    上記の研究課題の論証を踏まえ、女性支援政策の構築に向けて婦人保護事業の現代的再編をいかに展望するのかを明らかにすると同時に、ナショナル・ルールの確立や政府統計の改善策に関する具体的な提案を行う。
  40. ヴィクトリア時代の合理主義的フェミニズム:ユニテリアン・ウーマンの社会改良思想 基盤研究(C) 3900000円 小区分07020:経済学説および経済思想関連 20K01581 2020-04-01 – 2023-03-31 舩木 恵子 武蔵大学, 総合研究所, 研究員 (00409369) 本研究はイギリスにおける古典的フェミニズム思想とされるリベラル・フェミニズムの転換点が、ヴィクトリア時代に生じた合理主義的なフェミニズム思想にあるのではないかという問いを設定し、ヴィクトリア時代のフェミニズムの独自性を明らかにするため、ユニテリアニズムに着目する。ユニテリアニズムは寛容法以降、特に合理的社会形成に男女平等教育を強調する。19世紀の時代的特徴を持つ諸思想と寛容法以降のユニテリアニズムの融合が20世紀初頭の女性参政権運動に代表される男女平等志向の思想形成をしたのではないかという推論を具体的に検証し分析を進める。
  41. セクシュアル・マイノリティとしてのファットと言語実践についての人類学的研究 基盤研究(C) 2210000円 小区分04030:文化人類学および民俗学関連 20K01225 2020-04-01 – 2023-03-31 碇 陽子 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (10791866) 本研究では、ファットと性的アイデンティティの関係を見るために、クィア・ファットやレズビアン・ファットと名乗る人たちの言葉に注目し、以下二つの調査を行う。①レズビアン・ファット、クィアといったアイデンティティの表現がどういう時に使われ、どのような主体概念やセクシュアリティを表すのか、②アイデンティティや主体に注目するのではなく、出来事や行為に沿って契機する、複数の主体の概念や時間の概念とはいかなるものかを、人類学的調査から明らかにする。特に②の分析において、性に関する現象に性的アイデンティティの表現だけでなく、欲望や抑圧、快楽、恐怖などの言葉もデータに含める。
  42. サルトルのモラル論の展開と「ラッセル法廷」 基盤研究(C) 2210000円 小区分02040:ヨーロッパ文学関連 20K00471 2020-04-01 – 2023-03-31 南 コニー 金沢大学, 国際機構, 准教授 (10623811) 本研究は、サルトルがその晩年のモラル論の中で提起した概念「単独的普遍」がいかにして「ラッセル法廷」へと展開していったのか、その過程を読み解きつつ、今後の可能性を探ろうとする考察である。「ラッセル法廷」は、1967年、ベトナム戦争の犯罪性を訴えるラッセルとサルトルの両者によってストックホルム、東京、ロスキレの三都市で開催され、世界的に大きな反響を呼び起こしたが、このような民衆法廷は今日もなお、国際格差の是正を求める「グローバル・ジャスティス」の動きと連動して世界中で開催されている。この法廷をサルトル晩年のモラル論の有意義な展開のひとつと位置づけつつ、現代的意義を探り、その射程を究明する。
  43. 人種主義を問い直す:アンドレア・レヴィとゼイディ・スミスの作品の考察 基盤研究(C) 2600000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 20K00444 2020-04-01 – 2023-03-31 齊藤 みどり 都留文科大学, 文学部, 准教授 (30759858) 人種主義を問い直す:アンドレア・レヴィとゼイディ・スミスの作品の考察
    近代国家の限界は、言語、人種、文化、国民の同一性を基盤としていることであり、その限界は近年問い直されている。カリブ海地域の作家たちは植民地思想と深く結びついた人種主義の空虚さを作品で考察してきたが、その姿勢こそがいまの日本で求められるものである。本研究では、ミックス・ルーツを持ち、さらなる研究が望まれる二人のジャマイカ出身の作家であるアンドレア・レヴィとゼイディ・スミスの作品における人種の表象に焦点を当てる。
  44. 英米児童文学におけるポストフェミニズム時代のヒロイン像 基盤研究(C) 4290000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 20K00416 2020-04-01 – 2023-03-31 谷口 秀子 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (70179092) 本研究は、1990年以降の、「男女平等は達成されたので、もはやこれまでのようなフェミニズムは必要ない」(Shelley Budgeon,”The Contradictions of Successful Femininity”(2011) 他参照) という考え方が見られるようになった、いわゆるポストフェミニズム時代に発表された英米の児童文学作品における女性像、とりわけ、ジェンダーにとらわれない強いヒロイン像を分析し、ポストフェミニズム時代の英米児童文学における強い女性表象の特徴と全体像を明らかにしようとするものである。
  45. ガンディーのジェンダー論:エコロジカル・フェミニズムとの関連において 基盤研究(C) 2860000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 20K00008 2020-04-01 – 2023-03-31 石井 一也 香川大学, 法学部, 教授 (70294741) 本研究は、ガンディーのジェンダー論をエコロジカル・フェミニズムとの関連において分析しようとするものである。女性を非暴力の象徴と見なす彼のジェンダー論は、本質主義として批判される側面をもちうる。にもかかわらず、権利や自由が尊重される近代社会での男女平等化のベクトルとは異なり、生命の再生産を重視するフェミニズムの観点から、両性間の役割に関するガンディー思想を捉えなおす必要がある。そうした作業は、産業の生産性を追求して環境と人間の破壊を進めてきた近代主義を乗り越え、社会科学が、人間と人間、人間と自然の間のコンヴィヴィアルな(自立共生的な)関係性を構築する縁として、重要な学術的意義をもつ。
  46. フェミニスト制度論における「ジェンダー化された制度」概念の理論的体系化 特別研究員奨励費 3400000円 小区分80030:ジェンダー関連 20J21678 2020-04-24 – 2023-03-31 本研究の目的は、ジェンダーと結びついている政治現象のメカニズムを、制度とアクターの双方を射程に入れながら把握するためには、いかなるアプローチが有効であるのかを明らかにすることである。この目的を達成するために本研究では、フェミニスト制度論における「ジェンダー化された制度」概念を理論的に体系化することを試みる。より具体的には、同概念をめぐる議論を、(1)フェミニスト的/ジェンダー的視座とは何か、(2)制度とは何か、(3)制度-アクター関係をどのように理解するか、(4)制度変化をどのように説明するか、という4つの論点に分節化したうえで、これらの論点に体系的に取り組むことを目指す。
  47. 「髪は女のいのち」を問い直す:脱毛症女性の「生きづらさ」への対処戦略の検討から 特別研究員奨励費 900000円 小区分80030:ジェンダー関連 20J12027 2020-04-24 – 2022-03-31 本研究の目的は、髪のない女性たちの「生きづらさ」とそれへの多様な対処戦略を明らかにすることを通して、「女性に髪があるのは自然であたりまえ」「女性の髪は美しいほうが望ましい」とされる常識的価値規範をジェンダーの視点から問い直すことにある。
    主な研究の方法は、「もう生きづらさを感じない」「乗り越えた」と語る当事者の女性たちを対象としたライフストーリーの聞き取り調査である。彼女たちは、先天的・後天的な病気(先天性脱毛症、円形脱毛症、抜毛症)によって、まだら頭やスキンヘッドになった経験をもつ。
    本研究の成果は、女性の身体と生き方におけるジェンダー平等・正義の達成に資する可能性を秘めている。
  48. メルロ=ポンティを手がかりとした現代における哲学者のエートスの探究 特別研究員奨励費 2860000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 20J00448 2020-04-24 – 2023-03-31 本研究の目的は、20世紀フランスの実存主義哲学者モーリス・メルロ=ポンティの思想の研究、および彼の思想を手がかりとした哲学史の研究を通して、近代以後の学問の発展の中で忘却された「生き方」としての哲学を復権することである。
    具体的には、「書くこと」をめぐるメルロ=ポンティの議論に注目して、哲学と政治の関係という問題に対する彼の見解を明らかにし、その見解の独自性を (1) 先行する現象学者や同時代の実存主義哲学者たちの議論、および (2) ミシェル・フーコーやピエール・アドなど、「生き方」という観点から哲学史を読み解いた論者たちの議論との比較を通して浮かび上がらせることを目指す。
  49. メルロ=ポンティにおける身体概念の再考とその応用 特別研究員奨励費 2470000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 20J00292 2020-04-24 – 2023-03-31 本研究は、20世紀フランスの哲学者メルロ=ポンティの身体概念を、彼の「制度化・受動性」講義の解釈により、捉え直し、今日の社会構築主義に見られる人種・民族、セクシュアリティの議論に接続することで、メルロ=ポンティの身体概念そのものを社会・政治的なものを含んだ概念へと拡張すると同時に、ジェンダー研究及びエスニシティ研究に寄与することを目的としている。
  50. 男女共同参画の政治過程の政治学的再検討―リベラル・フェミニズムの問題に着目して 基盤研究(B) 14300000円 小区分06010:政治学関連 20H01447 2020-04-01 – 2024-03-31 武田 宏子 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (20622814) 本研究計画の主要な研究課題は、1990 年代以降に「男女共同参画」と「女性活躍」の政治が行われてきたにもかかわらず、なぜ日本ではいまだに高い程度のジェンダー不平等が観察されるのか明らかにし、それによりリベラル・フェミニズムが孕む問題を理論的に検討する一方で、日本においてジェンダー平等を実現するための政治過程を構想することを目指す。
  51. 冷戦文化形成期(1945-1970)韓国文学・文化史の再認識 基盤研究(B) 17290000円 小区分02050:文学一般関連 20H01252 2020-04-01 – 2025-03-31 渡辺 直紀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (80409367) 冷戦文化形成期(1945-70)に、韓国の文学界や文化界で知的認識の枠組みや方法論が、アメリカのみならず日本を経由したそれとどう交渉しながら再編成されたかを研究する。それは文化的な中心が日本からアメリカに変更したということではなく「ポスト帝国」的な状況であった。関連研究はこれまで、アメリカからの影響を中心に探求してきたが、本研究では日本を経由したそれをも念頭に入れつつ国際共同研究を進める。
  52. 日本における女性映画パイオニア:フェミニスト映画史の国際的研究基盤形成 基盤研究(B) 13260000円 小区分01050:美学および芸術論関連 20H01200 2020-04-01 – 2025-03-31 木下 千花 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60589612) 本研究は、「女性映画パイオニア」、つまり監督やプロデューサー、編集や記録などのスタッフ、さらに批評家など「作り手」として日本の映画産業・文化に貢献した女性の活動と作品を発掘する。海外におけるフェミニスト映画史の方法論と対話しつつ、著名な監督から無名のスタッフまで、忘れられてきた女性映画人のキャリアを復元・分析し、日本映画産業史の分脈のなかに位置づけることで、ジェンダーと映画の関係について議論し研究交流を行う国際的なプラットフォームを構築する。成果は学術論文や書籍として発表し、さらにウェブサイトや上映会・講演会の活動を通してアウトリーチを行うことで社会に貢献したい。
  53. 母親の政治参加に関する課題の検討-ケア労働者の政治運動に着目して 研究活動スタート支援 1820000円 0108:社会学およびその関連分野 19K23268 2019-08-30 – 2023-03-31 元橋 利恵 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (50846748) 本研究の目的は、母親たちの政治運動とその参加者への質的調査を行い、ケアに従事する人の政治参加に関わる、実態、困難、課題を具体的に明らかにすることである。ケア・フェミニズムの潮流や欧米の母親のアクティビズムに関する理論および知見を援用することによって、母親たちによる母親業の経験に基づいた社会・政治参加や自らをエンパワメントする実践の検討を行う。それらを通じて、母親のエンパワメントの重要性や母親中心の子育て環境の重要性について議論を行う。
  54. 忘却と継承―中国古典怪奇小説集『聊斎志異』の日本受容史と「聊斎話」の再発見 研究活動スタート支援 1430000円 0102:文学、言語学およびその関連分野 19K23075 2019-08-30 – 2022-03-31 陳 潮涯 大阪大学, 文学研究科, 招へい研究員 (60845361) 本研究は、ハイカルチャーから大衆文化に至るまで日本における中国怪奇説話集『聊斎志異』(清・蒲松齢)の受容研究である。まず日本各地図書館が所蔵する『聊斎志異』の版本を整理し、各版本の流通状況を解明する。続いて江戸後期から現在までの『聊斎志異』の翻訳書、研究書を収集し、整理し、『聊斎志異』の日本翻訳史をまとめる。最後は、大衆文化における『聊斎志異』のアダプテーションと「聊斎話」の例を見つけ出す。「聊斎話」とは、愛らしい妖精、狐、仙女が不遇な人間男子を愛する異類婚姻譚で、『聊斎志異』の最も評価されている部分である。「聊斎話」の受容と変形から、『聊斎志異』の隠れた影響力と日本人の中国認識を考察する。
  55. 研究活動スタート支援 1300000円 0102:文学、言語学およびその関連分野 19K23048 2019-08-30 – 2021-03-31 BURITICAALZATE Juliana 国際基督教大学, 教養学部, 特任助教 (00847395) This research aims to explore the representations of families and parenting in a selection of literary texts by contemporary Japanese women authors. It uses feminist theory to “queer” the family; that is, it applies a mode of questioning to literary representations to expand the concept of family.
  56. Asian Women on the Move: Migration, Memory and Gender in Contemporary Performance 挑戦的研究(萌芽) 6370000円 中区分1:思想、芸術およびその関連分野 19K21617 2019-06-28 – 2023-03-31 エグリントン みか 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50632410) 未だ男性西洋中心主義が根強い社会と舞台芸術に潜む諸問題を、社会的弱者・少数派とされがちな女性、東洋、「アジア」の視点から共有・討議・考察しながら、ネットワーク構築、プラットフォーム構築、アーカイヴ構築を行う。1)公の歴史や言説から取りこぼされがちな女性の声と体験と記憶を共有するためにフィールド・ワークを行い、舞台芸術を巡る過去と現在進行形を把握し、持続可能な協力体制と磁場を生み出す。2)女たちの声、体験、記憶を集め、多種多様な民族・言語・文化を持つアジアの国々が独自の表現様式を再確認しつつ、新たな舞台芸術を創造する。3)アジアと女性の視点から既存体制に疑義を申し立て社会批評と変革を模索する。
  57. チリ先住民マプーチェの女性運動の歴史と現在―ジェンダーとエスニシティの視点から 若手研究 4290000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K20589 2019-04-01 – 2023-03-31 柳原 恵 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (80837253) 南米チリ共和国の先住民マプーチェは19世紀のチリ独立以降、開発によって領地を追われつづけ、現在に至るまで土地と権利の回復を求める運動を行ってきた。近年、マプーチェの若い女性たちのなかから、既存の先住民運動とは視座を異にする、先住民であること、そして女性であることに起因して彼女らが直面する差別や困難に立ち向かう動きが立ち現れはじめている。本研究の目的は、「マプーチェ・フェミニズム」と呼ばれ始めたこの新しい女性運動とその担い手たちに着目し、アメリカ大陸「発見」以降500年の歴史のなかに位置づけながら、その思想と活動の内実をジェンダーとエスニシティ(民族性)の視点から明らかにすることである。
  58. 「女流画家」のジェンダー的言説分析ー占領期・ポスト占領期の女性運動の一側面として 若手研究 3770000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K20582 2019-04-01 – 2023-03-31 中嶋 泉 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (30737094) 「女流画家」は、終戦後から1960年代半ばにかけ、女性解放や民主化を象徴するものとして、美術専門誌から大衆誌、米国政府の機関紙まで多様な媒体で論じられた。その議論の幅広さと注目の度合いにおいて、「女流画家」が、新たな存在である女性の「文化生産者」として、戦後の女性運動、とくに占領期とポスト占領期における女性政策に関するイデオロギーの多層性と変化を複雑に反映する政治的存在であったと考えられる。本研究では、終戦直後から1960年代半ばの言説を調査対象に、美術史のみならず女性史、戦後占領史の資料を横断的に検証することで、「女流画家」が戦後のイデオロギー的変化のなかで担った役割の内実を明らかにする。
  59. 社会運動における排除・周縁化のメカニズム――活動従事者の日常に注目して 若手研究 4160000円 小区分08010:社会学関連 19K13929 2019-04-01 – 2022-03-31 富永 京子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70750008) 本研究は、社会運動の従事者たちが集まって運営するシェアハウス・スクウォットハウスを通じて日常的に、私生活を通じて政治的な理念と規範を実践・再生産し、またそれをデモや政策提言といった集合的な社会運動へと反映する過程を検討する。活動家内での生活実践を通じた規範・作法への適応や、相互調整や葛藤の過程を明らかにし、異なる規範や作法同士の衝突・排除へと帰結するメカニズムを明らかにする。
  60. ヴィクトリア朝におけるフェミニズムと人権理念の関係について 若手研究 2860000円 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連 19K13382 2019-04-01 – 2023-03-31 田村 理 北海道大学, 文学研究院, 専門研究員 (00768476) ヴィクトリア朝のイギリスにおけるフェミニズムの形成過程を明らかにする。注目すべきは、「万人は生来にして自由」と謳う人権理念が、女性に対して拡張適用されたという事実である。そのことに付随する有効性および問題点を、港湾都市リヴァプールで貧困女性の支援に携わっていた、J・バトラ(Josephine Butler, 1828-1906)の思索と生涯に即して明らかにする。
  61. 姉妹をめぐる文学の言説――ドイツ語と日本語の文学を中心に 若手研究 4030000円 小区分02050:文学一般関連 19K13146 2019-04-01 – 2023-03-31 宮崎 麻子 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (60724763) 複数の姉妹たちを文学作品が描き分けるとき、そこには多様な女性性のモデルが示される可能性がある。姉妹たちのあいだの差異は、出身地や所属階級といった社会条件の差異に還元されることがなく、女性の個性の多様さとして現れる。
    姉妹を描く文学作品を政治的言説として分析することを通して、<女性像の画一化と多様化>、<女性どうしの関係性>、<ジェンダーと家族>といった論点に新たな光をあてながら議論することを目指す。
    その一環では、日本語や英語の文学との比較の視点から、ドイツ文学のカノンに大人数(三人以上)の姉妹があまり現れないことの意味や理由を問うことも試みる。
  62. ラ・プラタ地域における女性詩人の系譜(モデルニスモ期以降) 若手研究 1560000円 小区分02040:ヨーロッパ文学関連 19K13144 2019-04-01 – 2022-03-31 駒井 睦子 清泉女子大学, 文学部, 専任講師 (00814758) 本研究は、ラテンアメリカ諸国の中でも文学活動がとくに盛んなラ・プラタ地域(アルゼンチンとウルグアイ)において、近代(特に1890年代の終わりから1930年代まで)の女性詩人の創作が、それ以降21世紀に至る両国の女性詩人にいかなる影響を及ぼしてきたかを考察する全体構想の一環である。研究期間中の具体的な目的は、近代ウルグアイを代表する二人の女性詩人(マリア・エウヘニア・バス・フェレイラとデルミラ・アグスティーニ)が相互にどのようにかかわりあい、アルゼンチンの女性詩人(アルフォンシーナ・ストルニ)の創作にどのような影響をもたらしたのか、三者の作品を分析しながら検討することである。
  63. 社会批判の時間性―ディストピア文学とSFにおけるノスタルジアの逆説性の探求 若手研究 2210000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K13119 2019-04-01 – 2023-03-31 中村 麻美 立教大学, 文学部, 助教 (80827709) 本研究は主に20世紀から現代におけるディストピア文学・SFの読解を通じ、ノスタルジアという情動が如何に社会批判のレトリックを構成するかを吟味し、その諸相を解明する。具体的には(1)Ishiguroの諸作品におけるノスタルジアの美学化(2)Grayの_Lanark_における故郷グラスゴーの神話創造(3)Dickの諸作品におけるノスタルジアとシミュレーション(4)Le Guinの諸作品における帰郷概念・ノスタルジアにおけるジェンダー差といった問題群を究明する。社会批判を過去(記憶)と未来(想像・創造)という時間的側面から検討し、毒、また薬/媚薬ともなり得るノスタルジアの逆説性を探求する。
  64. 知識形成における多様性と客観性の認識論的基盤の研究 若手研究 1300000円 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連 19K13047 2019-04-01 – 2022-03-31 二瓶 真理子 松山大学, 経済学部, 准教授 (50770294) 科学的知識の客観性=「価値自由」という見方は、近年科学哲学上でも影響力を失いつつある。科学は、社会のなかの一事業として、様々な諸価値や状況からの影響をうけざるをえない。しかし、同時にそれは、特定の個人や立場のみに占有されるのではなく、社会全体に共有される公共知でもあるべきだ。こうした新しいいみでの「客観性」概念を担保するひとつの要素として、近年、科学者共同体内部の価値観、信念背景、立場、観点などの「多様性」を重要視する見方が、提起されている。さまざまな観点をもつものによる共同体部の相互批判により、科学知のステイタスを確保するという見解だ。本研究は、このような見解の是非と意義を理論的に検討する。
  65. 20世紀フランス前衛美術における価値評価システムの形成と美術制度の役割 若手研究 4160000円 小区分01060:美術史関連 19K13003 2019-04-01 – 2023-03-31 松井 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (40774500) 本研究は、次の三点にそって調査・検討する。
    【I.前衛の美術館コレクションの形成過程の解明】20世紀前半のフランスの美術館において前衛芸術が美術館購入の対象となるまでのプロセスや、作品購入の傾向の年次変化を明らかにする。
    【Ⅱ.前衛芸術家による美術教育】前衛芸術家が私的なアトリエでほどこした美術教育の手法を調査する。
    【Ⅲ. 美術史の言説と前衛の制度化】同時代の美術史的な著述における前衛芸術運動や運動に関わった芸術家の位置付けについての考察をおこなう。
  66. 承認の両義性を捉える批判理論の構築-イデオロギー的承認の批判 若手研究 1820000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 19K12936 2019-04-01 – 2022-03-31 成田 大起 成蹊大学, 法学部, 研究員 (60823789) 本研究の目的は、「承認」のポジティヴな側面とネガティヴな側面の双方を適切に捉えることのできる新たな批判理論の構築である。ポジティヴな側面とは、承認への要求は正しい社会関係を確立するための規範的基礎になりうるという側面である。ネガティヴな側面とは、承認が不正な支配関係の再生産に貢献してしまうようなイデオロギー的承認である。本研究は最も体系的な承認論を提示しているアクセル・ホネットの批判理論が承認のネガティヴな側面を捉えることができていないことを示し、ジェンダーや人種に関するイデオロギー研究を参照することでイデオロギー的承認を特定する基準を提示し、承認の両義性を適切に捉える批判理論を構築する。
  67. レヴィナスの性差・家族の現象学 若手研究 4290000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 19K12931 2019-04-01 – 2023-03-31 小手川 正二郎 國學院大學, 文学部, 准教授 (30728142) レヴィナスの哲学的議論を現象学的伝統および同時代の文脈の中で正確に理解し直し、従来は切り離して論じられがちだった性差論と家族論の結びつきを詳らかにする。
    そうして取り出されたレヴィナスの性差論をフェミニスト現象学の文脈において再評価し、男性的・女性的身体性の現象学的分析につなげる。家族論の方は現代の家族論、とりわけ英米圏において議論されている家族倫理学と比較検討し、家族関係の現象学的分析を試みる。
  68. ケアの倫理の再定位をめざす研究:ネオ・リベラリズムに対抗する公的規範として 基盤研究(C) 3900000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K12620 2019-04-01 – 2023-03-31 岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482) 「中絶」という一見すると個人的な問題、しかも女性のみが直接的に経験する葛藤の道徳的意義を見いだそうとして始まったケアの倫理のなかにこそ、現在のネオ・リベラリズムに対抗しうる理論的契機が存在しており、単なる社会的・外的現象としてではなく、ひとは内在的につねにすでに関係性のなかで生きている、というケアの倫理による人間観の提示こそが、非軍事的で、より民主主義的な社会をめざす可能性を拓いていることを明らかにする。
  69. 「第三者の関わる生殖技術」の利用をめぐる開かれた議論の構築 基盤研究(C) 4290000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K12615 2019-04-01 – 2023-03-31 柳原 良江 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (30401615) 日本では生殖技術利用に対しフェミニストは勿論、人文社会系の研究者など科学技術の非専門家の加わる「開かれた議論」が、実務的なレベルでは機能しておらず、未だ特定の医師/科学者(その多くは男性である)の議論がヘゲモニーを握る状態にある。この現状を受け本研究は、代理出産や卵子提供に関する議論を中心に、そこで構築された言説を、フーコーの生政治論に沿って分析し、既存の議論における科学知と、そこに影響する男性中心的な知を明確化させる。その上でフェミニズムの議論を始め、女性達の言語化されていない声を掬いあげた議論構築の可能性を探るため、市民圏理論を援用し、より民主的な議論とそれに必要な手続きについて考察する。
  70. アジア太平洋戦争下の女性詩―加害と被害、ジェンダー、イデオロギーを巡る総合的研究 基盤研究(C) 4160000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K12607 2019-04-01 – 2023-03-31 菊地 利奈 滋賀大学, 経済学部, 教授 (00402701) アジア太平洋戦争中(1931年~1945年)、特に1937年の日華事変以降から敗戦にかけて、日本国内の女性詩人らは、男性詩人らと競うかのように、次々と「戦争詩(愛国詩・国民詩)」を発表したが、それらの詩作品は文学史上存在を無視されてきた。本研究は、教養と良識を備えた当時のフェミニスト女性詩人が、いかに帝国主義にのまれ戦争に加担協力するにいたったかを考察し、ジェンダーとイデオロギーの観点から、女性詩人による戦争協力・賛美詩を分析するものである。
  71. わが国の女性支援における反抑圧実践の展開と実践プログラム構築の可能性 基盤研究(C) 1560000円 小区分08020:社会福祉学関連 19K02161 2019-04-01 – 2022-03-31 児島 亜紀子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (40298401) 本研究の目的は、DVや性暴力など、ジェンダーに関連する諸困難を抱えた女性たちのエンパワメントとアドボカシーを推進すべく、わが国の女性支援現場に反抑圧実践 (anti-oppressive social work practice)を導入し、展開していくための理論的な足場づくりを行うことである。英国やカナダのAOP理論と実践を読み解き、わが国の社会福祉、わけても女性支援に関わる制度の特質や課題を浮かび上がらせながら、AOP導入の可能性を探る。
  72. 18世紀末ブリテンにおける女性論の諸相:功利主義的フェミニズムの可能性 基盤研究(C) 4290000円 小区分07020:経済学説および経済思想関連 19K01570 2019-04-01 – 2023-03-31 板井 広明 専修大学, 経済学部, 准教授 (60405032) 本研究は特にJ.ベンサムの女性論と家族論を中心に、18~19世紀の功利主義フェミニズムの諸相を明らかにする。従来看過されがちであった功利主義哲学の論理とフェミニズム思想の関わりを明らかにするために、「最大多数の最大幸福」を標語に社会改革を構想したベンサムが、各人の幸福最大化のために、両性への平等な権利付与、女性に抑圧的な社会に存在する権力関係の改革、期限付き結婚制度の確立を主張するに至った思想形成過程を考察する。このようにしてベンサムの功利主義フェミニズムを『新ベンサム全集』の最新テクストや未公刊の草稿から再構成し、19世紀の多様なフェミニズムに対する功利主義の思想的インパクトを明らかにする。
  73. 19-20世紀転換期のロシア女性作家研究―ジナイーダ・ギッピウスを中心に 基盤研究(C) 2990000円 小区分02040:ヨーロッパ文学関連 19K00508 2019-04-01 – 2023-03-31 草野 慶子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10267437) 本研究は、19-20世紀転換期のロシア女性文学についての研究であり、主としてジナイーダ・ギッピウス(1869-1945)を対象とする。欧米で先行したギッピウス研究を消化、発展させつつ、ギッピウスの芸術と思想における身体感覚の考究に焦点を合わせることによって、研究代表者独自のギッピウス論を構築する。並行して、同時代ロシア女性文学の見取り図を提示するという、ロシア文学研究にとっての重要課題を果たすとともに、それらによって得られた視座を、比較文学的手法をも用いながら、現代日本文学におけるジェンダー、セクシュアリティをめぐる議論にも接続させる。
  74. アメリカ女性作家にみる性差と身体の表象の系譜―ケイト・ショパンの作品を中心に 基盤研究(C) 1560000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K00455 2019-04-01 – 2023-03-31 佐々木 真理 実践女子大学, 文学部, 教授 (30297436) 本研究の目的は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、アメリカ合衆国の社会と文化に大きな影響を与えた、優生学に基づく身体に関する思想や言説が、女性作家作品における女性の身体の表象にどのように作用したのかについて、ケイト・ショパンを中心に考証することで、当時の性差と身体に関する規範に対する女性作家の反応と戦略を明らかなものとすることである。ショパンの作品と、同時代の女性作家の作品の比較分析を踏まえ、アメリカ女性文学の原点にある問題を突き止め、現在の女性文学を読み直す通時的な視点と、女性文学の理解と分析に関する新たな視点を提供することにより、現代社会へのアクチュアルな問いかけを試みるものである。
  75. テレサ・ハッキョン・チャ研究―インターメディアルな文学とトランスナショナルな記憶 基盤研究(C) 2860000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K00443 2019-04-01 – 2023-03-31 井上 間従文 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 准教授 (50511630) 本研究は韓国系アメリカ人文学作家・映像アーティストのTheresa Hak Kyung Chaの作品と思想について、これまで文学テクストを検討することで進展してきたCha研究の対象を文学に加えて映像、映画理論、アート、パフォーマンス等作品とテクストへと接続することでインターメディアルな総体として把握するものである。この研究を通して、Chaにおける文学、映像、アートを横断する記憶の移動と変容が、いかにして帝国とポスト植民地の「国民の歴史」という表象装置を越え出る特異な証言者たちの共同性をもたらすインターメディアルな美的装置を形成したかを明らかにする。
  76. 記憶と対峙するWorld Literature:英語圏文学とアジア圏文学の融合 基盤研究(C) 4290000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K00434 2019-04-01 – 2024-03-31 臼井 雅美 同志社大学, 文学部, 教授 (00223537) 世界規模の政治的および環境上の大破壊が起こっている21世紀において、周辺化され越境する文学が構築され認識されつつある中で、新たな World Liteture が構築されてきた経緯とその系統を分析する。多様なバックグランドを持ち創作活動をした作家が誕生しており、その傾向は21世 紀において最も顕著となっている。
    特に、アジアとヨーロッパは数世紀に渡る民族の移動により芸術や文化を構築し、アジアの域に繋げる研究は未開発であった。16世紀から続く帝国主義からアジアへの植民地支配と第二次世界大戦と冷戦時代を遡って検証し、多重の壁を越境する21世紀文学において記憶と語り軌跡の重要性を複合的に検証する。
  77. 「無削除版日記」以降のアナイス・ニン――パリンプセストとしての再読 基盤研究(C) 2730000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K00432 2019-04-01 – 2022-03-31 矢口 裕子 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (30339931) 本研究は、無削除版日記の出版以降新たな局面を迎えたアナイス・ニン研究を、諸テクストをパリンプセストとして再読することで更新しようとする試みである。ニンの主著である日記は、編集版、初期の日記、無削除版の3シリーズからなるが、無削除版もまた編集されたものであることがわかっている。本研究は編集版・無削除版日記、UCLA図書館が所蔵する手書き日記、小説、書簡集等を等価なテクストとして重ね読みする。ニンにおいて「文」と「人」が分かちがたくあることは前提としつつ、人格/人生への価値判断を排し、ジェンダー/セクシュアリティ・精神分析・親族研究等の最新の知見を援用しつつ、21世紀的なニン再読を行う。
  78. ポストサフレジズム研究 基盤研究(C) 4290000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 19K00403 2019-04-01 – 2023-03-31 松永 典子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00579807) 本研究では、第一波フェミニズムの終焉以降から現代までの時代に、ポストサフレジズム(イギリス男女同権参政権獲得以降)という名を与え、一連の継続する時代として捉える。モダニズム、冷戦、新自由主義を包括的に理解することによって、イギリス女性文学のとくに社会主義運動の成功と失敗を系譜的に、また、グローバルな現象として考察するため、英米日に読者をもつモダニズム期の代表的知識人作家V・ウルフ作品とその読者コミュニティ取りあげる。これによって本課題が目指すのはモダニズム以降の英文学における連帯と分断の言説構造の解明である。
  79. レヴィナス哲学の総合的再検討と国際的研究基盤の構築 基盤研究(C) 4290000円 小区分01010:哲学および倫理学関連 19K00040 2019-04-01 – 2022-03-31 村上 暁子 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (10823734) 本研究は、エマニュエル・レヴィナスの哲学の総合的再検討と国際的研究基盤の構築を目指す。日本では、レヴィナスの著作はほぼ全て邦訳され、専門研究も数多く出版されている。しかし『レヴィナス著作集』等の新資料の公刊、フランスのSIRELや英語圏のLevinas Studiesといった国際的研究組織の展開、隣接分野からの参照増加状況を鑑みれば、基盤研究を更新し国際化することが求められる。本研究は、若手研究者中心に構成する「レヴィナス協会」の活動をもとに新たな基盤研究の構築を試みる。最終的には『レヴィナス読本』(仮称)のような形で、哲学・倫理学はもとより隣接分野の研究にも資する最新研究情報の整理を試みる。
  80. 女性向けAV視聴者の社会学的研究:性的主体化とセクシュアル・ストーリーの観点から 特別研究員奨励費 1300000円 小区分08010:社会学関連 19J21151 2019-04-25 – 2022-03-31 本研究は、女性向けAVを性的主体化の装置として捉え、視聴者の受容・抵抗を、SNSの自然言語処理とインタビュー調査によって、調査の(不)可能性を踏まえながら明らかにする。
    表象を消費する側の存在として「女性」主体を位置づけるという第三波フェミニズムの潮流のもとでポルノを分析するとき、ポルノを男性の性的主体化の装置として捉えた赤川学の理論が有用である。と同時に赤川の理論の、「見る主体」としての「女性」が射程に入っていないこと、主体化への抵抗可能性が明らかでないことの2点の克服が目指される。調査可能性自体、セクシュアル・ストーリー論の枠組で反省的に分析しながら、語りのデータから理論の再構成を試みる。
  81. フェミニストNGOが産出する「第三世界」のジェンダー表象 特別研究員奨励費 1300000円 小区分80030:ジェンダー関連 19J21075 2019-04-25 – 2022-03-31 本研究の目的は、社会変革的な理念をもって運動する「第三世界」のフェミニストNGOが「第一世界」に向けて行う表象実践の意味の全体像を、表象の素自体がもつ意味内容と、「第一世界」の読み手がその素材に対して下す評価の両面に着目しながら、明らかにすることにある。
    「第三世界」のフェミニストNGOがインターネット上に公開する各種文書資料のメディア論的分析、さらには「第一世界」の一般市民を対象としたグループ・ディスカッションを通じて、「第一世界」市民が「第三世界」の女性差別問題に対してもつ認識の枠組みを問い直せるような、メディア・リテラシー教育および国際理解教育のあり方を構想する。
  82. 日中戦時下の中国語雑誌『女声』研究―フェミニスト作家田村俊子編集長の視点から 基盤研究(B) 17290000円 小区分80030:ジェンダー関連 19H04387 2019-04-01 – 2023-03-31 山崎 眞紀子 日本大学, スポーツ科学部, 教授 (00364208) 『女声』の主要記事を選別し、公刊のために日本語翻訳を行い、その記事の注釈や解説を付し、『女声』の全貌を日本人読者に提供する。また、各研究担当者がそれぞれの視点で論考をまとめ、『女声』とはいかなる雑誌だったのか、その全貌に迫る。これまで中国主体で研究が主導されていた『女声』研究を日本側から見ることで研究の中立性が図られ、従来とは異なる研究結果が予想される。
  83. 日独近代化における〈国民文化〉と宗教性―学際的・国際的共同研究基盤の強化 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 14820000円 中区分1:思想、芸術およびその関連分野 18KK0004 2018-10-09 – 2023-03-31 前田 良三 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (90157149)
  84. 「証言の時代」後の日本軍戦時性暴力謝罪賠償請求運動-参加者のライフストーリーから 若手研究 2210000円 小区分08010:社会学関連 18K12951 2018-04-01 – 2023-03-31 熱田 敬子 早稲田大学, 文学学術院, その他(招聘研究員) (20612071)
  85. 1960-80年代仏・英語圏の写真キュレイターをめぐる比較文学、比較芸術研究 若手研究 3510000円 小区分02050:文学一般関連 18K12353 2018-04-01 – 2023-03-31 佐々木 悠介 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20750730)
  86. 放射能市民測定運動におけるフェミニスト・スタンドポイント研究 基盤研究(C) 2470000円 小区分80030:ジェンダー関連 18K11894 2018-04-01 – 2022-03-31 水島 希 叡啓大学, ソーシャルシステムデザイン学部, 准教授 (60432035)
  87. マイノリティの社会運動と政策イシュー形成過程の領域横断比較研究 基盤研究(C) 4420000円 小区分08010:社会学関連 18K01975 2018-04-01 – 2021-03-31 岡部 耕典 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90460055)
  88. 環太平洋地域のトランスナショナルな女性ネットワークとハイブリッドな女性たち 基盤研究(C) 2470000円 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連 18K01055 2018-04-01 – 2023-03-31 安武 留美 甲南大学, 文学部, 特別研究員 (10351751)
  89. 1933~1945年のドイツ語圏女性亡命文学研究 基盤研究(C) 2210000円 小区分02040:ヨーロッパ文学関連 18K00492 2018-04-01 – 2022-03-31 田丸 理砂 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (40386925)
  90. 第三の人種――近現代アメリカ文学における黒人エリート表象の意味とその歴史的背景 基盤研究(C) 4030000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 18K00388 2018-04-01 – 2023-03-31 新田 啓子 立教大学, 文学部, 教授 (40323737)
  91. アメリカン・ルネサンス期の女性の戦略的言説の分析 基盤研究(C) 2990000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 18K00385 2018-04-01 – 2023-03-31 伊藤 淑子 大正大学, 文学部, 教授 (50223201)
  92. 「個人」から「政治」へ―現代英語圏の女性向けポピュラーフィクションの可能性を探る 基盤研究(C) 1950000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 18K00378 2018-04-01 – 2023-03-31 英 美由紀 藤女子大学, 文学部, 教授 (40623830)
  93. 現代責任論の責任概念分析とその教育学的意義 特別研究員奨励費 900000円 18J13991 2018-04-25 – 2021-03-31
  94. 現代日本女性運動史の再構築―「地方」 のフェミニズムの思想と活動の分析から 特別研究員奨励費 4030000円 18J01081 2018-04-25 – 2021-03-31
  95. ガーナ北部の農業開発史 特別研究員奨励費 4030000円 18J00040 2018-04-25 – 2021-03-31
  96. 感情労働の地域・階級間比較にみる「近代家族」、フェミニズム思想の越境性とその限界 基盤研究(B) 12610000円 小区分03010:史学一般関連 18H00702 2018-04-01 – 2022-03-31 並河葉子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (10295743)
  97. 英国モダニズムにおける反心理学の系譜に関する学際的かつ国際的研究 基盤研究(B) 15340000円 小区分02030:英文学および英語圏文学関連 18H00653 2018-04-01 – 2022-03-31 遠藤 不比人 成蹊大学, 文学部, 教授 (30248992)
  98. 女性教師をエンパワーする学校文化の構築 挑戦的研究(萌芽) 4420000円 17K18614 2017-06-30 – 2019-03-31 浅井 幸子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (30361596)
  99. モダニズム文学における建築の政治学――「空間」をつくる女性たちの欲望と可能性 若手研究(B) 2860000円 17K18101 2017-04-01 – 2021-03-31 菊池 かおり 法政大学, 経営学部, 准教授 (50793246)
  100. 医行為の実施による看護の機能拡大と看護の専門職化に関する歴史的研究 基盤研究(C) 3510000円 17K12097 2017-04-01 – 2022-03-31 川原 由佳里 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70308287)
  101. 共生のためのジェネレーション・センシティブな平和教育:慈善行為の齎す教育的価値 基盤研究(C) 3510000円 17K04583 2017-04-01 – 2020-03-31 井手 華奈子 創価大学, 教育学部, 准教授 (30532444)
  102. ケアを基盤とする共生社会構築のためのケア概念確立と社会福祉教育への反映 基盤研究(C) 3510000円 17K04250 2017-04-01 – 2020-03-31 妻鹿 ふみ子 東海大学, 健康学部, 教授 (60351946)
  103. 重度知的障害者に対する「ケアの分配」をめぐる規範的研究 基盤研究(C) 3770000円 17K04229 2017-04-01 – 2022-03-31 田中 耕一郎 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (00295940)
  104. 移民とセクシュアリティのグローバル化 基盤研究(C) 4550000円 17K04140 2017-04-01 – 2023-03-31 菊地 夏野 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (00381898)
  105. 「ポスト代表制」時代の民主主義――新たなるコンステレーションの模索 基盤研究(C) 4290000円 17K03556 2017-04-01 – 2023-03-31 山崎 望 駒澤大学, 法学部, 教授 (90459016)
  106. 女性教育者とそのTransnational Networkに関する比較文学的研究 基盤研究(C) 4030000円 17K02661 2017-04-01 – 2022-03-31 小橋 玲治 東京成徳大学, 人文学部, 助教 (60756435)
  107. カリブ文学におけるエコフェミニズムの可能性 基盤研究(C) 2600000円 17K02561 2017-04-01 – 2021-03-31 齊藤 みどり 都留文科大学, 文学部, 准教授 (30759858)
  108. ハニフ・クレイシの作品に見られるイスラム教移民の意識の変化 基盤研究(C) 1170000円 17K02513 2017-04-01 – 2020-03-31 川上 省三 日本工業大学, 共通教育学群, 准教授 (00255051)
  109. 現代英米児童文学におけるジェンダーを超える女性像を提示する作品における男性表象 基盤研究(C) 3120000円 17K02504 2017-04-01 – 2023-03-31 谷口 秀子 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (70179092)
  110. 20世紀英国小説の展開 基盤研究(C) 4290000円 17K02491 2017-04-01 – 2020-03-31 高橋 和久 立正大学, 文学部, 教授 (10108102)
  111. 批判的社会理論からのネオリベラリズム批判 基盤研究(C) 2210000円 17K02272 2017-04-01 – 2021-03-31 日暮 雅夫 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70222239)
  112. ポスト民主化移行期における「想起の文化」─南米における「記憶」の変容 基盤研究(C) 4550000円 17K02267 2017-04-01 – 2023-03-31 林 みどり 立教大学, 文学部, 教授 (70318658)
  113. 日本におけるクィア神学の文脈化をめぐる研究――「解放の神学」アプローチの可能性 基盤研究(C) 4030000円 17K02245 2017-04-01 – 2022-03-31 堀江 有里 公益財団法人世界人権問題研究センター, その他部局等, 専任研究員 (60535756)
  114. ダリット女性および部落女性における複合差別とエンパワーメントに関する国際比較研究 基盤研究(C) 4550000円 17K02097 2017-04-01 – 2023-03-31 熊本 理抄 近畿大学, 人権問題研究所, 教授 (80351576)
  115. 米軍駐留と性暴力―平和安全保障におけるエンパワーメント 基盤研究(C) 4290000円 17K02094 2017-04-01 – 2021-03-31 秋林 こずえ 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (90377010)
  116. 近代ドイツのナショナリズムとさまざまな女性運動ー日本のフェミニズムも含めて 基盤研究(C) 4030000円 17K02080 2017-04-01 – 2023-03-31 姫岡 とし子 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (80206581)
  117. 個々人が担う「植民地責任」―英系クリオール女性を例として 基盤研究(C) 3640000円 17K02077 2017-04-01 – 2020-03-31 堀内 真由美 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60449832)
  118. 自己表象によるジェンダーと社会――女性のドキュメンタリー映画 特別研究員奨励費 2800000円 17J11223 2017-04-26 – 2020-03-31
  119. ゾンビ映画研究ーー植民地主義とポストヒューマニズムの観点からーー 特別研究員奨励費 900000円 17J08232 2017-04-26 – 2019-03-31
  120. エスニシティとセクシュアリティ:イスラエルのピンク・ウォッシングを事例に 特別研究員奨励費 3100000円 17J07426 2017-04-26 – 2020-03-31
  121. リベラリズムとフェミニズム/クィア理論を横断する正義論:普遍化可能性と自律的主体 特別研究員奨励費 1300000円 17J00989 2017-04-26 – 2020-03-31
  122. 東アジアにおける家族とセクシャリティの変容に関する比較史的研究 基盤研究(B) 18330000円 17H02246 2017-04-01 – 2021-03-31 小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
  123. 「産業文学」の再定義とその国際共同研究─産業化と脱産業化のグローバルな経験 基盤研究(A) 26260000円 17H00913 2017-04-01 – 2021-03-31 川端 康雄 日本女子大学, 文学部, 教授 (80214683)
  124. アンジェラ・カーターの作品に見られる日本の影響とジェンダー・パフォーマティビティ(国際共同研究強化) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化) 11050000円 16KK0035 2016 – 2018 生駒 夏美 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60365525)
  125. 性差・国家の狭間の文学:英国女性科学者と英国人妻・娘による近現代日本の表象 若手研究(B) 2860000円 16K16786 2016-04-01 – 2020-03-31 雲島 知恵 奈良女子大学, 理系女性教育開発共同機構, 講師 (50737434)
  126. 新しい東洋的身心論とエコロジカル・エンボディメント理論の国際発信 挑戦的萌芽研究 3380000円 16K13151 2016-04-01 – 2019-03-31 河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
  127. トランスジェンダーとインターセックスのスポーツ参加における公平性と倫理の研究 挑戦的萌芽研究 2340000円 16K13136 2016-04-01 – 2019-03-31 松下 千雅子 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90273200)
  128. 性的少数者の政治と多様な諸身体の連帯および共存をめぐる現状分析と理論構築 挑戦的萌芽研究 2340000円 16K13134 2016-04-01 – 2020-03-31 清水 晶子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40361589)
  129. 女性支援現場の支援者が認識する女性の抑圧要素とジェンダー規範 基盤研究(C) 1950000円 16K04161 2016-04-01 – 2019-03-31 児島 亜紀子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (40298401)
  130. 古典派経済学におけるハリエット・マーティノゥの影響とその現代的意義に関する研究 基盤研究(C) 3510000円 16K03581 2016-04-01 – 2020-03-31 舩木 恵子 武蔵大学, 総合研究所, 研究員 (00409369)
  131. 日本における政治学リーディングズの不在とその克服:比較政治学的検討 基盤研究(C) 4550000円 16K03493 2016-04-01 – 2023-03-31 越智 敏夫 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (20247183)
  132. ネオリベラル・ポピュリズムの時代の自由民主党とゴーリスト政党との比較 基盤研究(C) 4030000円 16K03469 2016-04-01 – 2019-03-31 大嶽 秀夫 京都大学, 法学研究科, 名誉教授 (40083563)
  133. 18世紀フランスにおけるミソジニー(女性嫌悪)とナショナリズム 基盤研究(C) 4550000円 16K02551 2016-04-01 – 2019-03-31 玉田 敦子 中部大学, 人文学部, 教授 (00434580)
  134. 母性とkitchenからみる戦後英国演劇1945-1970 基盤研究(C) 4030000円 16K02472 2016-04-01 – 2020-03-31 川島 健 同志社大学, 文学部, 教授 (60409729)
  135. 社会運動としての女性文学 基盤研究(C) 4420000円 16K02465 2016-04-01 – 2019-03-31 松永 典子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00579807)
  136. フランス両大戦間における女性芸術家の活動環境 基盤研究(C) 4550000円 16K02263 2016-04-01 – 2019-03-31 天野 知香 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (20282890)
  137. フェミニズムの問題圏から見た批判理論の可能性 基盤研究(C) 3770000円 16K02122 2016-04-01 – 2020-03-31 入谷 秀一 龍谷大学, 文学部, 准教授 (00580656)
  138. 「新しい女性」とアジアの近代――情動にみる思想・価値観の形成過程の比較研究 基盤研究(C) 4680000円 16K02003 2016-04-01 – 2019-03-31 山口 みどり 大東文化大学, 社会学部, 教授 (00384694)
  139. 日本の政治領域における性的マイノリティの包摂と排除のメカニズム 特別研究員奨励費 2800000円 16J08328 2016-04-22 – 2019-03-31
  140. ダナ・ハラウェイの「宣言」における混淆概念の研究:「サイボーグ」と「伴侶種」 特別研究員奨励費 1300000円 16J07782 2016-04-22 – 2019-03-31
  141. 戦後日本の文化的記憶にみる「慰安婦」表象 特別研究員奨励費 3250000円 16J01700 2016-04-22 – 2019-03-31
  142. ILOの国際労働立法・行政と国際関係の重層的構造の変容 特別研究員奨励費 1300000円 16J01359 2016-04-22 – 2018-03-31
  143. イスラーム・ジェンダー学構築のための基礎的総合的研究 基盤研究(A) 39780000円 16H01899 2016-04-01 – 2020-03-31 長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
  144. Japanese Shakespeare in the New Millennium(国際共同研究強化) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化) 14690000円 15KK0053 2016 – 2019 エグリントン みか 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50632410)
  145. 1920‐30年代の日本の女性詩人・ジェンダー・主知的客観性に関する文学研究(国際共同研究強化) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化) 14430000円 15KK0049 2016 – 2019 菊地 利奈 滋賀大学, 経済学部, 教授 (00402701)
  146. 男女平等社会実現を促す文化活動のコーディネーターの力量に関する研究 若手研究(B) 1560000円 15K21432 2015-04-01 – 2018-03-31 矢内 琴江 早稲田大学, 文学学術院, 講師(任期付き) (60732667)
  147. ケア基底的社会の原理:法理論における「ケアの倫理」の可能性と限界 若手研究(B) 1690000円 15K16911 2015-04-01 – 2017-03-31 池田 弘乃 山形大学, 人文学部, 講師 (80637570)
  148. 米国における福祉権運動の展開 -人種、階級、ジェンダーの交錯 若手研究(B) 1560000円 15K16587 2015-04-01 – 2019-03-31 土屋 和代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60555621)
  149. ヘミングウェイの冷戦期ヨーロッパにおける受容 基盤研究(C) 3250000円 15K02342 2015-04-01 – 2018-03-31 高野 泰志 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (50347192)
  150. 環太平洋文学におけるエコ・コスモポリタニズム詩学の生成と発展に関する基礎研究 基盤研究(C) 2990000円 15K02336 2015-04-01 – 2018-03-31 高橋 綾子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (30435416)
  151. Japanese Shakespeare in the New Millennium 基盤研究(C) 4420000円 15K02307 2015-04-01 – 2018-03-31 エグリントン みか 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50632410)
  152. 方法としての有島武郎-1920年代の朝鮮文壇における女性・子供・労働者の表象 基盤研究(C) 4810000円 15K02239 2015-04-01 – 2019-03-31 丁 貴連 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80312859)
  153. リベラリズム的主体に対するフェミニズムの葛藤と挑戦-マリアンネ・ヴェーバーを軸に 基盤研究(C) 1950000円 15K01933 2015-04-01 – 2018-03-31 内藤 葉子 同志社大学, アメリカ研究所, 嘱託研究員 (70440998)
  154. エコロジカル・フェミニズムの日米比較研究 基盤研究(C) 4550000円 15K01925 2015-04-01 – 2023-03-31 千田 有紀 武蔵大学, 社会学部, 教授 (70323730)
  155. 1920‐30年代の日本の女性詩人・ジェンダー・主知的客観性に関する文学研究 基盤研究(C) 4680000円 15K01915 2015-04-01 – 2019-03-31 菊地 利奈 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (00402701)
  156. ソ連社会主義体制下における合法・非合法雑誌に見る「記録文学」としての女性の証言 特別研究員奨励費 1690000円 15J07828 2015-04-24 – 2017-03-31
  157. ケアの倫理の承認論的再解釈―ヘーゲル哲学のフェミニズムへの応用 特別研究員奨励費 1900000円 15J03020 2015-04-24 – 2017-03-31
  158. トニ・モリスンの9.11以降の作品における外傷的記憶の「証言」と「情動操作」 特別研究員奨励費 2800000円 15J02741 2015-04-24 – 2018-03-31
  159. ケアの倫理の民主主義的展開ーーフランスにおけるケアの倫理受容研究を通じて 基盤研究(B) 11830000円 15H03145 2015-04-01 – 2019-03-31 岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
  160. 身体観の日仏比較研究 -経口避妊薬受容言説の分析を通して- 若手研究(B) 1690000円 26870603 2014-04-01 – 2017-03-31 相澤 伸依 東京経済大学, 経営学部, 准教授 (80580860)
  161. 国境と共生―在日アメラジアンの教育的ニーズに光を当てて― 若手研究(B) 2730000円 26780456 2014-04-01 – 2017-03-31 井手 華奈子 創価大学, 教育学部, 准教授 (30532444)
  162. 〈慰安婦問題〉構築過程と日本人「慰安婦」の不可視化に関する研究 若手研究(B) 3510000円 26780299 2014-04-01 – 2017-03-31 木下 直子 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(PD) (70719319)
  163. フラナリー・オコナー作品における身体と冷戦期アメリカン・コミック 若手研究(B) 2080000円 26770109 2014-04-01 – 2018-03-31 杉本 裕代 東京都市大学, 共通教育部, 講師 (20581797)
  164. ウィーダ再評価:センセーション・ノヴェルにおける先進的フェミニストの形成をたどる 挑戦的萌芽研究 2340000円 26580060 2014-04-01 – 2015-03-31 李 春美 高知県立大学, 文化学部, 教授 (90281576)
  165. アフリカ系アメリカ文学と視覚芸術における歴史的トラウマ表象の変遷 基盤研究(C) 4680000円 26370349 2014-04-01 – 2020-03-31 宮本 敬子 西南学院大学, 外国語学部, 教授 (60182044)
  166. 英国ミドルブラウ文学・文化に関する学際的研究 基盤研究(C) 3120000円 26370293 2014-04-01 – 2018-03-31 松本 朗 上智大学, 文学部, 教授 (00365678)
  167. 現代英米児童文学におけるフェミニズム童話の意義 基盤研究(C) 2080000円 26370280 2014-04-01 – 2018-03-31 谷口 秀子 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (70179092)
  168. 描かれた明治のジェンダー(明治30年頃までを中心に) 基盤研究(C) 4160000円 26370174 2014-04-01 – 2017-03-31 乾 淑子 東海大学, 国際文化学部, 教授 (40183008)
  169. 女性の宗教的主体構築―ジェンダーの視点から 基盤研究(C) 3380000円 26370066 2014-04-01 – 2017-03-31 川橋 範子 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10303687)
  170. 全英女性解放会議におけるジェンダー/人種/階級:「第五要求」形成過程を中心に 基盤研究(C) 3380000円 26360054 2014-04-01 – 2019-03-31 山森 亮 同志社大学, 経済学部, 教授 (90325994)
  171. コロニアリティ、人種、ジェンダー:プエルトリカンのジェンダーと米国フェミニズム 基盤研究(C) 4680000円 26360050 2014-04-01 – 2020-03-31 三宅 禎子 岩手県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30305271)
  172. 明治期の言文一致運動と女性の権利 基盤研究(C) 4290000円 26360045 2014-04-01 – 2017-03-31 ESSERTIER Joseph 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70589283)
  173. 近代ドイツのナショナリズムと女性の政治化-植民地問題を中心として 基盤研究(C) 4550000円 26360040 2014-04-01 – 2017-03-31 姫岡 とし子 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (80206581)
  174. ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング 基盤研究(B) 17550000円 26283013 2014-04-01 – 2018-03-31 牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804)
  175. 農村における〈女性〉の構築過程-1970年代以降の農村女性政策・運動・表象 特別研究員奨励費 4641322円 14J11245 2014-04-01 – 2018-03-31
  176. 清田政信における「オブジェ」概念の考察 特別研究員奨励費 2800000円 14J03951 2014-04-25 – 2017-03-31
  177. 「新日窒労組主婦の会」の歩みの記録とその女性運動史的分析 若手研究(B) 1690000円 25870917 2013-04-01 – 2016-03-31 村上 潔 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 准教授 (00588402)
  178. アメリカの「表現の自由」論の普遍性が生む緊張関係の検討 若手研究(B) 2340000円 25780017 2013-04-01 – 2016-03-31 田代 亜紀 専修大学, 法務研究科, 准教授 (20447270)
  179. 翻訳研究アプローチによる言語規範としての女ことばに関する研究 若手研究(B) 1950000円 25760015 2013-04-01 – 2016-03-31 古川 弘子 東北学院大学, 文学部, 准教授 (70634939)
  180. 英国20世紀前半の児童文学における女児表象研究 挑戦的萌芽研究 3640000円 25580065 2013-04-01 – 2016-03-31 松永 典子 帝京大学, 理工学部, 講師 (00579807)
  181. 男女平等意識の継承に関する研究:母親と娘の「語り」を通して 基盤研究(C) 4680000円 25380863 2013-04-01 – 2016-03-31 青野 篤子 福山大学, 人間文化学部, 教授 (70202489)
  182. ビアトリス・ウェッブの福祉経済学の研究:フェミニズム・福祉国家論・社会経済学 基盤研究(C) 3510000円 25380260 2013-04-01 – 2017-03-31 佐藤 公俊 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 嘱託教授 (00178716)
  183. 経済学説史におけるフェミニズムの理論領域の可能性についての研究 基盤研究(C) 3120000円 25380254 2013-04-01 – 2016-03-31 舩木 恵子 武蔵大学, 総合研究所, 研究員 (00409369)
  184. ルソーの嘘の哲学-新たなる統一的綜合的解釈の試み 基盤研究(C) 3900000円 25370377 2013-04-01 – 2017-03-31 桑瀬 章二郎 立教大学, 文学部, 教授 (10340465)
  185. 自然の制御と汚染の言説の比較文学研究 基盤研究(C) 1560000円 25370322 2013-04-01 – 2016-03-31 松岡 信哉 龍谷大学, その他部局等, 准教授 (50351333)
  186. 南米におけるトラウマ的記憶の「商品化」 基盤研究(C) 4030000円 25370095 2013-04-01 – 2017-03-31 林 みどり 立教大学, 文学部, 教授 (70318658)
  187. 哲学的当事者研究:身体障害者のための自助プログラムの構築 基盤研究(C) 4160000円 25370010 2013-04-01 – 2016-03-31 稲原 美苗 大阪大学, 文学研究科, 助教 (00645997)
  188. 歴史的視点による中国のジェンダー秩序に関する総合的研究 基盤研究(C) 4940000円 25360052 2013-04-01 – 2016-03-31 小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
  189. 北欧の在宅・地域ケアに繋がる生活世界アプローチの思想的基盤の解明 基盤研究(B) 16120000円 25300019 2013-04-01 – 2016-03-31 浜渦 辰二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70218527)
  190. 英国モダニズムの情動空間に関する総合的かつ国際的研究 基盤研究(B) 13910000円 25284058 2013-04-01 – 2017-03-31 遠藤 不比人 成蹊大学, 文学部, 教授 (30248992)
  191. 麗ら舎の〈おなご〉たち-岩手におけるウーマンリブのライフストーリー 特別研究員奨励費 2200000円 13J10825 2013-04-01 – 2015-03-31
  192. 現代日本文学における精神的外傷と記憶の研究-女性と性的少数者の問題を中心に 特別研究員奨励費 1200000円 13J08503 2013-04-01 – 2015-03-31
  193. 沖縄における「慰安婦」をめぐる記憶のポリティクス 特別研究員奨励費 1000000円 13J03420 2013-04-01 – 2015-03-31
  194. 「産み」の哲学的・倫理学的研究-生命論、他者論、フェミニズムを参照軸として 特別研究員奨励費 2520000円 13J01743 2013-04-01 – 2016-03-31
  195. 日中フェミニズム批評比較研究-1980年代転換期を起点に- 特別研究員奨励費 2200000円 13J00302 2013-04-01 – 2015-03-31
  196. ベーシックインカムとフェミニズム:性別役割分業の観点から 若手研究(B) 2080000円 24730465 2012-04-01 – 2016-03-31 堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 講師 (40523999)
  197. 相互依存性(inter―dependency)の哲学に基づく新たな人格論の構築 若手研究(B) 2470000円 24720001 2012-04-01 – 2015-03-31 池田 喬 明治大学, 文学部, 講師 (70588839)
  198. 「国家的危機」における身体の柔軟性と選別に関する分析:3.11後のナショナリズム 挑戦的萌芽研究 2600000円 24651283 2012-04-01 – 2016-03-31 清水 晶子 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40361589)
  199. 現代社会運動のアジェンダ―「フクシマ」以後の社会変革 基盤研究(C) 5200000円 24530644 2012-04-01 – 2015-03-31 本田 宏 北海学園大学, 法学部, 教授 (60316239)
  200. 19-20世紀転換期のブラック・フェミニズムにおける政治的言説 基盤研究(C) 1560000円 24520308 2012-04-01 – 2016-03-31 宮津 多美子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (60509660)
  201. アンジェラ・カーターの作品におけるジェンダー・パフォーマティビティの研究 基盤研究(C) 4810000円 24520307 2013-02-01 – 2018-03-31 生駒 夏美 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60365525)
  202. 十九世紀末から世紀転換期の女性医師著述家研究―文学・医学・フェミニズム 基盤研究(C) 5200000円 24520297 2012-04-01 – 2016-03-31 市川 千恵子 茨城大学, 人文学部, 准教授 (10372822)
  203. 「ポストヒューマン」をめぐる理論と表象―現代英語圏文学に見る身体加工の表象から 基盤研究(C) 1820000円 24520275 2012-04-01 – 2016-03-31 英 美由紀 藤女子大学, 文学部, 准教授 (40623830)
  204. 知のエコロジカル・ターン:人間的環境回復のための生態学的現象学 基盤研究(A) 52130000円 24242001 2012-04-01 – 2017-03-31 河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
  205. ウィルキー・コリンズの作品における語りと19世紀英国における自我表象の研究 特別研究員奨励費 400000円 12J09868 2012 – 2014-03-31
  206. 共依存の倫理学的考察 特別研究員奨励費 1000000円 12J08386 2012 – 2013
  207. 草の根保守運動の社会学的研究 特別研究員奨励費 1000000円 12J00489 2012 – 2013
  208. 日米軍事組織におけるジェンダー政策の比較研究 若手研究(B) 4420000円 23710317 2011-04-28 – 2015-03-31 佐藤 文香 一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (10367667)
  209. ドイツ女性団体連合国際ネットワークに見るザロモン研究‐ICWとICSSWの連携役 基盤研究(C) 5070000円 23530729 2011-04-28 – 2016-03-31 岡田 英己子 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (10233321)
  210. ファシズムとの関連におけるA.ボイムラ―の思想に見られるドイツ的特質の研究 基盤研究(C) 3640000円 23520414 2011 – 2013 中島 邦雄 独立行政法人水産大学校, その他部局等, 教授 (00416455)
  211. アジア系アメリカ文学における「幽霊物語」―民族、性、ポスト植民地主義の視座から 基盤研究(C) 4810000円 23520335 2011 – 2013 小林 富久子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00063751)
  212. マーガレット・フラーにみる19世紀アメリカの女性のキャリア形成とジェンダー意識 基盤研究(C) 2210000円 23520323 2011 – 2013 伊藤 淑子 大正大学, 文学部, 教授 (50223201)
  213. マーガレット・アトウッドのグローバル・ヴィジョン-サバイバル・地球環境・未来- 基盤研究(C) 5330000円 23520310 2011-04-28 – 2016-03-31 松田 雅子 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (90249665)
  214. 現代英米児童文学における男装ーその意味と変遷 基盤研究(C) 1560000円 23520309 2011 – 2013 谷口 秀子 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (70179092)
  215. ドゥーリア概念の精緻化による、非暴力と身体性に根ざした社会モデルの構築 基盤研究(C) 5460000円 23510357 2011 – 2013 岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
  216. 近代ドイツのバックラッシュとナショナリズム 基盤研究(C) 4940000円 23510342 2011 – 2013 姫岡 とし子 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (80206581)
  217. リベラルな法理論におけるジェンダー平等の可能性と限界 特別研究員奨励費 1800000円 11J07163 2011 – 2013
  218. <「慰安婦」問題>と国民国家イデオロギー--日本人「慰安婦」をめぐって-- 特別研究員奨励費 1300000円 11J05355 2011 – 2012
  219. ケアリング教育からシティズンシップ教育への展開の可能性 若手研究(B) 1040000円 22730639 2010 – 2012 伊藤 博美 名古屋経済大学, 人間生活科学部, 准教授 (50410832)
  220. 福祉権フェミニズムにおけるベーシック・インカム要求とケアの社会化要求の関連の研究 若手研究(B) 2990000円 22710266 2010 – 2013 山森 亮 同志社大学, 経済学部, 教授 (90325994)
  221. 名古屋・東海地域の外国籍女性とグローバル化する社会的再生産 若手研究(B) 4030000円 22710264 2010-04-01 – 2015-03-31 菊地 夏野 名古屋市立大学, 人間文化研究科, 准教授 (00381898)
  222. 『言説・メディア研究雑誌『女人芸術』『婦人倶楽部』を中心に 基盤研究(C) 2340000円 22510286 2010-04-01 – 2013-03-31 REDDY SreedevI 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40436902)
  223. 世紀転換期ロシアにおけるエロス論の展開 特別研究員奨励費 800000円 10J00249 2010 – 2012
  224. 基本所得がジェンダー秩序に与える影響に関する研究;脱商品化・脱家族化の観点から 若手研究(B) 2080000円 21730452 2009 – 2011 堅田 香緒里 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40523999)
  225. アメリカの「表現の自由」論の普遍性を、フェミニズムとフランスを参照して探る 若手研究(B) 3900926円 21730018 2009 – 2012 田代 亜紀 専修大学, 法務研究科, 准教授 (20447270)
  226. ポストコロニアル・トライアングル:英国、カリブ海諸島、合衆国を繋ぐ文学/文化研究 若手研究(B) 4420000円 21720092 2009 – 2012 一柳 英里(小林英里) 和洋女子大学, 言語・文学系, 准教授 (00456279)
  227. ビアトリス・ウェッブの福祉経済学とフェミニズム 基盤研究(C) 4030000円 21530192 2009 – 2012 佐藤 公俊 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (00178716)
  228. 反奴隷制運動の国際ネットワークにみる近代的「人権」・「人種」概念の成立と変容 基盤研究(C) 4420000円 21520657 2009 – 2011 並河 葉子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (10295743)
  229. 小説の書き出しの研究:スペイン文学におけるトポス生成と変容過程の考察 基盤研究(C) 4160000円 21520337 2009-04-01 – 2014-03-31 大楠 栄三 明治大学, 法学部, 准教授 (80315853)
  230. イギリス・ルネサンス期文化におけるジェンダーと女性の主体構築の 表象とその変容 基盤研究(C) 4030000円 21520281 2009 – 2012 楠 明子 東京女子大学, 人間科学研究科, 教授 (40104591)
  231. メスメリズムとフェミニズム:1840 年代アメリカ・ルネサンスとボストンの女性文化 基盤研究(C) 4160000円 21520280 2009 – 2012 庄司 宏子 成蹊大学, 文学部, 教授 (50272472)
  232. 非婚女性の貧困と生活不安に抗する家族のオルタナティブに関する研究 基盤研究(C) 3900000円 21510287 2009 – 2011 牟田 和恵 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (80201804)
  233. ネオリベラリズムとジェンダー主流化時代の日本における代表/表象の理論と実践の研究 特別研究員奨励費 1400000円 09J03058 2009 – 2010
  234. 文化戦争以降の米国歴史教科書におけるジェンダー概念と社会統合の論理に関する研究 若手研究(B) 1560000円 20730527 2008 – 2009 岡本 智周 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60318863)
  235. 19世紀アメリカ東海岸におけるユニテリアニズムを中心とした宗教と性差の研究 若手研究(B) 4810000円 20720079 2008 – 2012 大串 尚代 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70327683)
  236. 断種法制定運動のリーダー永井潜の生涯と活動-東大医学部生理学教室を拠点として 基盤研究(C) 4160000円 20530514 2008 – 2010 岡田 英己子 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (10233321)
  237. 沖縄施政権返還をめぐる社会運動・思想の研究 基盤研究(C) 4550000円 20520603 2008 – 2011 森 宣雄 聖トマス大学, 人間文化共生学部, 准教授 (20441157)
  238. ビッグ・ハウス文学におけるモダニティの実証的研究、及び新批評の構築 基盤研究(C) 3250000円 20520235 2008 – 2010 山根木 加名子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (30132492)
  239. 生殖と身体をめぐる”自然主義”の再検討 基盤研究(C) 4160000円 20510258 2008 – 2011 大越 愛子 近畿大学, 文芸学部, 教授 (00223777)
  240. 日本近代庶民住生活像・インテリア像の形成と英国田園都市住宅思想の影響 基盤研究(C) 4810000円 20500679 2008 – 2010 黒石 いずみ 青山学院大学, 総合文化政策学部, 教授 (70341881)
  241. 「パート主婦」による「労働」をめぐる思想実践の同時代史:女性当事者たちの活動から 特別研究員奨励費 1000000円 08J08933 2008 – 2009
  242. フェミニズムとファシズムの「接点」-メアリ・アレンと戦間期イギリス社会- 若手研究(B) 4030000円 21720277 2007 – 2011 林田 敏子 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (10340853)
  243. アメリカの「表現の自由」論は、フェミニストの批判に如何に対応するか。 若手研究(B) 1250000円 19730016 2007 – 2008 田代 亜紀 群馬大学, 社会情報学部, 講師 (20447270)
  244. 日本の性的マイノリティにおける名づけと自己表象をめぐる文化分析と理論構築 若手研究(B) 3050000円 19710222 2007 – 2009 清水 晶子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (40361589)
  245. 平和構築とジェンダー-フェミニスト国際関係論からの考察 若手研究(B) 3890000円 19710217 2007 – 2010 佐藤 文香 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 准教授 (10367667)
  246. ポピュリスト指導者と草の根ナショナリズム:小泉政権とG・W・ブッシュ政権 基盤研究(C) 3900000円 19530104 2007 – 2009 大嶽 秀夫 同志社女大, 現代社会学部, 教授 (40083563)
  247. ブレイクの複合芸術においてコントラポスト体位をとる女の表象 基盤研究(C) 4550000円 19520192 2007 – 2008 今泉 容子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40151667)
  248. 同性婚をめぐる権利運動の理論分析から考える、「家族」の規範研究 基盤研究(C) 4420000円 19510283 2007 – 2010 岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
  249. セクシュアリティの観点から見た近代フェミニズム思想の成立と展開 基盤研究(C) 2730000円 19510282 2007 – 2009 川津 雅江 名古屋経済大学, 法学部, 教授 (30278387)
  250. ジェンダーで読む労働運動-近代化過程のドイツを中心に 基盤研究(C) 4160000円 19510268 2007 – 2010 姫岡 とし子 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80206581)
  251. 台湾女性史とジェンダー主流化戦略に関する基礎的研究 基盤研究(B) 13780000円 19310166 2007 – 2009 成田 静香 関西学院大学, 文学部, 教授 (00237603)
  252. シェイクスピア受容史再考–翻訳・ナショナリズム・ジェンダー 若手研究(B) 2220000円 18720065 2006 – 2008 近藤 弘幸 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00302901)
  253. メキシコの近代公教育形成過程における教育のジェンダー化 基盤研究(C) 2990000円 18530665 2006 – 2008 松久 玲子 同志社大学, 言語文化研究センター, 教授 (40239075)
  254. イギリスにおけるエスニック・マイノリティ女性の労働とその変容:1951-1979 基盤研究(C) 3350000円 18530267 2006 – 2008 奥田 伸子 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (00192675)
  255. 『テンペスト』受容研究:テキストと言説とインターテキスチュアリティ 基盤研究(C) 3920000円 18520216 2006 – 2007 大島 久雄 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80203769)
  256. レイチェル・カーソンと緑の伝統 基盤研究(C) 1150000円 18520211 2006 – 2007 上岡 克己 高知大学, 人文学部, 教授 (10135973)
  257. 英語圏における「問答形式」の歴史的展開、および日本における英語教育への影響の研究 基盤研究(C) 4020000円 18520174 2006 – 2009 阿部 公彦 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
  258. メアリ・ウルストンクラフトに見られる女性と自然の相互隠喩表象の研究 基盤研究(C) 3540000円 18520163 2006 – 2008 石幡 直樹 東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (30125497)
  259. アルテミジア・ジェンティレスキと女性芸術家の神話 基盤研究(C) 1750000円 18520090 2006 – 2007 米村 典子 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 准教授 (30243976)
  260. 戦後日本社会における「バックラッシュ」的言説の社会学的研究 若手研究(B) 2500000円 17730302 2005 – 2006 北田 暁大 東京大学, 大学院情報学環, 助教授 (10313066)
  261. 保主主義・性・階級-20世紀初頭イギリス女性警察を通して- 若手研究(B) 3500000円 17720196 2005 – 2007 林田 敏子 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (10340853)
  262. 生殖技術に見る日仏の生命観のメタ倫理学的検討 若手研究(B) 2400000円 17720006 2005 – 2007 柿本 佳美 大阪産業大学, 教養部, 非常勤講師 (70399088)
  263. 東海地方における外国籍女性の生活から考察する日本のグローバル化とジェンダー 若手研究(B) 3500000円 17710211 2005 – 2007 菊地 夏野 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 准教授 (00381898)
  264. 新・旧優生学とナチ断種法批判に関する日独比較史-平塚らいてうの優生思想の再考から 基盤研究(C) 3730000円 17530422 2005 – 2007 岡田 英己子 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (10233321)
  265. 女性の主体構築の表象とイギリス・ルネサンス文化:社会的・歴史的意味とその変容 基盤研究(C) 4080000円 17520201 2005 – 2008 楠 明子 東京女子大学, 文理学部, 教授 (40104591)
  266. ダーウィニズム以後の英米のユートピア文学に関する新歴史主義的研究 基盤研究(C) 3950000円 17520154 2005 – 2008 丹治 陽子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90188459)
  267. ブレイクの複合芸術における女の裸体の表象 基盤研究(C) 3400000円 17520148 2005 – 2006 今泉 容子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (40151667)
  268. クラーラ・ツェトキーンの女性解放思想のジェンダー視点での再考 基盤研究(C) 3800000円 17510224 2005 – 2008 伊藤 セツ 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (60073558)
  269. 日本におけるフェミニズムと宗教研究の再編成 基盤研究(C) 3740000円 17510219 2005 – 2007 川橋 範子 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10303687)
  270. フェミニニティと現像学的身体論批判–女(わたし)という身体の謎 基盤研究(C) 3900000円 17510217 2005 – 2007 金井 淑子 国立大学法人 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (50152773)
  271. 18世紀末から20世紀前半までの英米のユートピアニズムの政治批評的研究 基盤研究(B) 16550000円 17320044 2005 – 2008 SHEILA Hones 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70206035)
  272. フェミニズム・ジェンダー理論から「恐怖の表象」を分析する、アメリカ地域文化研究 特別研究員奨励費 1800000円 05J10927 2005 – 2006
  273. アメリカの「表現の自由」論におけるリベラリズムとフェミニズムの対抗関係 特別研究員奨励費 1500000円 05J04512 2005 – 2007
  274. アジアにおける女性運動の理論的検討-日韓比較研究- 特別研究員奨励費 2400000円 05F05256 2005 – 2007
  275. 同性結婚法制化を巡る議論を規定し、かつそこに投影される「政治的なるもの」の分析 若手研究(B) 2500000円 16710185 2004 – 2006 岡野 八代 立命館大学, 法学部, 助教授 (70319482)
  276. アイデンティティの可視性とその自己決定可能性をめぐる文化分析と理論構築 若手研究(B) 3400000円 16710183 2004 – 2006 清水 晶子 中央大学, 経済学部, 講師 (40361589)
  277. 15世紀イタリア絵画における「結婚」と女性の「徳」の表象 萌芽研究 2000000円 16652008 2004 – 2006 喜多村 明里 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教授 (90294264)
  278. 親権は果たして強いのか-家族に対する国家の介入の根拠とその基準 基盤研究(C) 3400000円 16530053 2004 – 2007 山口 亮子 京都産業大学, 法学部, 教授 (50293444)
  279. 大正・昭和初期日本女性史と台湾-北村兼子と『婦人毎日新聞』『台湾民報』 基盤研究(C) 1600000円 16520401 2004 – 2005 大谷 渡 関西大学, 文学部, 教授 (80340644)
  280. リベラル・フェミニズムの限界:ケアの包摂に向けて 特別研究員奨励費 1100000円 04J10424 2004 – 2005
  281. 我が国の看護学領域に対するジェンダー分析と、それに基づく看護科学試論の作成 若手研究(B) 3400000円 15791277 2003 – 2005 朝倉 京子 新潟県立看護大学, 看護学部・看護学科, 助教授 (00360016)
  282. プロダクティヴ・エイジングの思想史的研究-経済学における労働観とエイジング観の変容 基盤研究(C) 3200000円 15530135 2003 – 2004 安川 悦子 福山市立女子短期大学 (90071034)
  283. ジェンダー法学のアカウンタビリティー-アメリカの先駆者たちに見るその軌跡- 基盤研究(C) 2900000円 15530082 2003 – 2005 澤 敬子 京都女子大学, 現代社会学部, 助教授 (60340444)
  284. 現代市民社会論における親密圏の意義と規範構造からの検討-DVを素材として 基盤研究(C) 3500000円 15530014 2003 – 2004 井上 匡子 愛知学泉大学, コミュニティ政策学部, 助教授 (10222291)
  285. ロマン主義時代の英国小説に描かれた女権論者メアリ・ウルストンクラフト 基盤研究(C) 3700000円 15520193 2003 – 2006 鈴木 美津子 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (60073318)
  286. ポストモダニズム以降の観点による児童文学におけるセクシュアリティの研究 基盤研究(C) 3300000円 15520161 2003 – 2004 三浦 玲一 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 助教授 (70262920)
  287. 中国文化におけるジェンダーの表象に関する研究 基盤研究(C) 3700000円 15510227 2003 – 2005 中山 文 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (30217939)
  288. アメリカ文学における19世紀から20世紀にかけてのNew Womanの表象について 基盤研究(C) 2800000円 15510225 2003 – 2005 中川 優子 立命館大学, 文学部, 教授 (70217686)
  289. 20世紀初頭のラディカル派フェミニズムの再考-日米欧の比較研究 基盤研究(C) 3900000円 15510223 2003 – 2005 水田 珠枝 名古屋経済大学, 名誉教授 (60079316)
  290. 《親密圏/公共圏》の再構築の理論化とその表象分析 基盤研究(C) 3100000円 15510211 2003 – 2006 竹村 和子 お茶の水女子大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (10155046)
  291. ジェンダーと民事訴訟 特定領域研究 8700000円 人文・社会系 15084211 2003 – 2008 神長 百合子 専修大学, 法学部, 教授 (80194968)
  292. ドロシー・リチャードソンを中心とするイギリスのモダニズム文学研究 特別研究員奨励費 700000円 03J09004 2003 – 2005
  293. ケアの倫理の基礎づけ 萌芽研究 1300000円 14651006 2002 – 2003 品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
  294. ジェンダー理論の法学教育への統合的モデル構築にむけた現状と課題の実践的研究 基盤研究(C) 3400000円 14594024 2002 – 2004 南野 佳代 京都女子大学, 現代社会学部, 助教授 (60329935)
  295. フランス・ロマン主義文学における、クルチザンヌ像 基盤研究(C) 3200000円 14510572 2002 – 2004 村田 京子 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (60229987)
  296. ハワイ・ローカル劇の世界:クム・カファ劇場の誕生と発展 基盤研究(C) 2000000円 14510551 2002 – 2005 臼井 雅美 同志社大学, 文学部, 教授 (00223537)
  297. イギリス.ルネサンス文化における女性の主体構築の表象:女性作家・男性作家の場合 基盤研究(C) 3300000円 14510542 2002 – 2004 楠 明子 東京女子大学, 文理学部, 教授 (40104591)
  298. ヴァージニア・ウルフにおける歴史記述の革新 特別研究員奨励費 2500000円 02J08223 2002 – 2003
  299. エリザベス朝演劇における性暴力の表象 特別研究員奨励費 2500000円 02J08151 2002 – 2003
  300. 男女平等の判断基準-男女平等実現への有効性の検討- 特別研究員奨励費 1200000円 02J06178 2002 – 2003
  301. 環境問題と環境運動における女性の「不可視化」 基盤研究(C) 3200000円 13837039 2001 – 2003 脇田 健一 岩手県立大学, 総合政策学部, 助教授 (00305319)
  302. ジェンダーからみた中国の「家」と「女」 基盤研究(C) 3600000円 13837035 2001 – 2002 野村 鮎子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60288660)
  303. フェミニズム国際法学の構築―女性差別撤廃条約選択議定書の研究― 基盤研究(C) 3600000円 13837023 2001 – 2002 山下 泰子 文京学院大学, 経営学部, 教授 (40174685)
  304. 美術館博物館の展示における性別役割分業観とその社会的影響の研究 基盤研究(C) 3700000円 13837018 2001 – 2003 森 理恵 京都府立大学, 人間環境学部, 助教授 (00269820)
  305. 現代プエルトリコのフェミニズムとナショナル・アイデンティティ 基盤研究(C) 2300000円 13837015 2001 – 2003 志柿 禎子 岩手県立大学, 社会福祉学部, 講師 (30305271)
  306. 米軍と自衛隊に属する女性兵士の実態と表象についての文化人類学的研究 基盤研究(C) 3400000円 13837011 2001 – 2003 田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)
  307. 地域社会における非定住型外国人受容をめぐる諸問題の法社会学的研究 若手研究(B) 2400000円 13720001 2001 – 2002 尾崎 一郎 北海道大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (00233510)
  308. 被爆者看護にあたった看護婦の体験 基盤研究(C) 1500000円 13672506 2001 – 2002 大原 良子 広島大学, 医学部, 講師 (40325163)
  309. フェミニズムからポストフェミニズムへの進化:英国世紀末詩人ベヴィントンの居場所 基盤研究(C) 3300000円 13610545 2001 – 2003 瀬名波 栄潤 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (10281768)
  310. 岡田八千代の資料調査に関する総合的研究 基盤研究(C) 3100000円 13610525 2001 – 2004 井上 理恵 吉備国際大学, 社会学部・国際社会学科, 教授 (80278986)
  311. 近代日本の共同体思想をジェンダーから解明する 基盤研究(C) 3500000円 13610051 2001 – 2003 大越 愛子 近畿大学, 文芸学部, 教授 (00223777)
  312. 日本フェミニズムの理論 特別研究員奨励費 1400000円 01F00157 2001 – 2003
  313. 女子割礼(FGM)をめぐるフェミニスト言説とアフリカの女の表象についての研究 奨励研究(A) 2200000円 12710258 2000 – 2001 大池 真知子 広島大学, 総合科学部, 講師 (90313395)
  314. 福祉国家の理論における高齢者像の思想史的研究 基盤研究(C) 3300000円 12630015 2000 – 2001 安川 悦子 名古屋市立大学, 人文社会学部, 教授 (90071034)
  315. 生活時間調査による生活構造分析と幼稚園・保育所制度の検討 基盤研究(B) 10600000円 12572002 2000 – 2002 中田 照子 同朋大学, 社会福祉学部, 教授 (70086180)
  316. ジェンダーをめぐる現代社会の価値と規範の研究 基盤研究(B) 13900000円 12490022 2000 – 2002 光末 紀子 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (80031350)
  317. 地理空間のジェンダー分析-フェミニスト的視角をめぐって- 基盤研究(B) 8900000円 12480016 2000 – 2002 吉田 容子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70265198)
  318. 現代リベラリズム論における政治的アイデンティティー観の変容と「少数派の権利」:ロールズ以降のアメリカを手がかりとして 奨励研究(A) 2100000円 11720049 1999 – 2000 飯田 文雄 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70184356)
  319. 19世紀アメリカにおける心霊主義と社会改革運動に関する言説分析 奨励研究(A) 1000000円 11710269 1999 – 2000 稲垣 伸一 山梨英和短期大学, 英語コミュニケーション学科, 助教授 (00269599)
  320. 女性の地位の社会的変化に関する国際共同研究-近代・現代「市民社会論」との関係の中で 基盤研究(B) 11500000円 11694040 1999 – 2000 井上 匡子 愛知学泉大学, ユミュティ政策学部, 助教授 (10222291)
  321. 「新しい女」と近代国民国家―比較歴史社会学的研究 基盤研究(C) 3900000円 11610223 1999 – 2001 牟田 和恵 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (80201804)
  322. 近代法思想の形成過程における環境観の変動の意義に関する研究 奨励研究(A) 2000000円 10720003 1998 – 1999 桜井 徹 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (30222003)
  323. かき消された声を求めて:英国世紀未詩人ルイザ・サラ・ベヴィントン研究 奨励研究(A) 1800000円 10710221 1998 – 1999 瀬名波 栄潤 北海道大学, 文学部, 助教授 (10281768)
  324. 19世紀末アメリカのフェミニズムの思想と文学にたいするダーウィニズムの影響 基盤研究(C) 2500000円 10610464 1998 – 2000 丹治 陽子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (90188459)
  325. セクシュアリティの理論構築および、その文学/映像表象の実証研究 基盤研究(C) 3500000円 10610463 1998 – 2001 竹村 和子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (10155046)
  326. 近世英国演劇における「聖母」/「娼婦」分節の諸相 基盤研究(C) 1000000円 10610452 1998 – 2000 境野 直樹 岩手大学, 教育学部, 助教授 (90187005)
  327. イギリス・フェミニズム運動における国際的連携構想の研究 基盤研究(C) 2600000円 10610378 1998 – 2000 河村 貞枝 京都府立大学, 文学部, 教授 (70111911)
  328. 近代社会理論の再検討と現代社会理論の刷新の構想 基盤研究(B) 5700000円 10410050 1998 – 2000 藤山 嘉夫 横浜市立大学, 商学部, 教授 (60156916)
  329. 南アジアにおけるジェンダーと構造変動 特定領域研究(A) 26400000円 10116110 1998 – 2000 押川 文子 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (30280605)
  330. ヘミングウェイの描く女性性の解読と,彼の男性的イメージ構築に見る同性愛嫌悪の研究 奨励研究(A) 2000000円 9710339 1997 – 1998 谷本 千雅子 名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (90273200)
  331. 世紀転換期のアメリカ文化諸相における優生学パラダイムの浸透に関する研究 奨励研究(A) 800000円 9710332 1997 – 1998 庄司 宏子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (50272472)
  332. 現代「市民社会論」とフェミニズム-ポスト近代における法と政治のゆくえ- 基盤研究(C) 2800000円 9620058 1997 – 1998 川崎 修 立教大学, 法学部, 教授 (80143353)
  333. 日本におけるフェミニズムの受容-大正時代を中心に 基盤研究(C) 3000000円 9610046 1997 – 2000 水田 珠枝 名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (60079316)
  334. エイズと1980年代アメリカ演劇の研究 萌芽的研究 2000000円 8871050 1996 – 1998 内野 儀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40168711)
  335. アジア系アメリカ文学にみられる女性たちの葛藤と戦いについて 奨励研究(A) 500000円 8710339 1996 羽澄 直子 名古屋女子大学短期大学部, 助教授 (60249323)
  336. 女性弁護士の意識と実態-女性の権利擁護との関わりにおいて 基盤研究(C) 2000000円 8620011 1996 – 1997 神長 百合子 専修大学, 法学部, 教授 (80194968)
  337. イギリスの<自己>像および<他者>像構築の歴史的変遷 基盤研究(B) 2800000円 8451099 1996 – 1998 成田 篤彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30017363)
  338. 国際生命倫理の基本的枠組の構築に関する基礎的研究 奨励研究(A) 900000円 7857173 1995 森岡 正博 国際日本文化研究センター, 研究部, 助手 (80192780)
  339. アメリカにおけるダ-ウィニズム受容と自然主義文学に関する新歴史主義的研究 一般研究(C) 900000円 7801063 1995 丹治 陽子 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90188459)
  340. 1980年代のアメリカ演劇における演劇思想の研究 一般研究(C) 900000円 7801062 1995 内野 儀 東京大学, 教養学部, 助教授 (40168711)
  341. 農村女性の主体的役割の研究 基盤研究(C) 1700000円 7801027 1995 – 1997 中道 仁美 愛媛大学, 農学部, 助教授 (30254725)
  342. イデオロギーの対決:第二次世界大戦下の日本におけるヴァージニア・ウルフ研究 奨励研究(A) 600000円 7710334 1995 臼井 雅美 広島大学, 総合科学部, 助教授 (00223537)
  343. アメリカ文学におけるジュンダーとエスニシティの問題 基盤研究(C) 2000000円 7610456 1995 – 1996 杉山 直子 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (20213506)
  344. ラテンアメリカの女性を対象とした教育政策のフェミニズム的視点からの分析 基盤研究(C) 2100000円 7610284 1995 – 1996 松久 玲子 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 助教授 (40239075)
  345. 復古・新生活運動とYWCA系雑誌にみるフェミニズム論 基盤研究(C) 800000円 7610042 1995 – 1996 前山 加奈子 駿河台大学, 経済学部, 教授 (70229326)
  346. 中国現代文学の多元的展開と地域的特質に関する研究 基盤研究(B) 4500000円 7451095 1995 – 1997 岡田 英樹 立命館大学, 文学部, 教授 (00030172)
  347. 絵巻作品解釈の理論とその応用に関する研究 基盤研究(B) 5300000円 7451013 1995 – 1997 亀井 若菜(1997) 学習院大学, 文学部, 助手 (30276050)
    千野 香織(1995-1996) 学習院大学, 文学部, 教授 (20163727)
  348. フランス革命期の英文学における地域小説と歴史小説の政治社会史的研究 奨励研究(A) 900000円 6710291 1994 斎藤 靖 熊本大学, 教養部, 講師 (40235081)
  349. 生殖の形態変化に関する歴史社会学的研究 奨励研究(A) 900000円 6710132 1994 加藤 秀一 明治学院大学, 社会学部, 専任講師 (00247149)
  350. 平等賃金(Equdl Pay)の思想的系譜-イギリスとアメリカを中心に- 一般研究(C) 1900000円 6630014 1994 – 1995 安川 悦子 名古屋市立女子短期大学, 学長 (90071034)
  351. パフォーミング・アーツにおける比較文化的女性論の研究 一般研究(C) 1900000円 6610451 1994 – 1995 池内 靖子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80121606)
  352. シドニー・ファミリー・ロマンスの研究-『ニュー・アーケイディア』を軸にして 一般研究(C) 600000円 6610439 1994 村里 好俊 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30116298)
  353. 一九三〇年代後半の中国における新良妻賢母主義論争について 一般研究(C) 600000円 6610044 1994 前山 加奈子 駿河台大学, 経済学部, 教授 (70229326)
  354. ヨーロッパにおけるコスモポリタニズムとナショナリズム 基盤研究(B) 5200000円 6451093 1994 – 1996 小野 理子 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (60031340)
  355. 1960年代のアメリカ演劇における演劇思想の研究 奨励研究(A) 900000円 5851067 1993 – 1994 内野 儀 東京大学, 教養学部, 助教授 (40168711)
  356. 言語行為における性差についての社会言語学的方法研究 奨励研究(A) 900000円 5710310 1993 武田 春子 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (40206983)
  357. 一九三〇年代から四〇年代初頭の中国におけるフェミニズム論争について 一般研究(C) 600000円 5610039 1993 前山 加奈子 駿河台大学, 経済学部, 助教授 (70229326)
  358. ドイツ文学における〈批評〉の展開 総合研究(A) 5500000円 5301059 1993 – 1994 池内 紀 東京大学, 文学部, 教授 (70083277)
  359. 現代社会の構造と変化-日英比較研究 国際学術研究 6000000円 5045009 1993 – 1995 渡辺 雅男 一橋大学, 社会学部, 教授 (70175123)
  360. 「労仂力の女性化」をめぐる思想史的研究-経済学におけるフェミニズムの問題 一般研究(C) 2300000円 4630010 1992 – 1993 安川 悦子 名古屋市立女子短期大学, 経済科, 教授 (90071034)
  361. 女性労働者のワーキングライフと生活価値に関する実証的研究 一般研究(C) 1300000円 4610097 1992 – 1993 木本 喜美子 一橋大学, 社会学部, 教授 (50127651)
  362. 日本労使関係と女子労働-生産と再生産の構造的分析視角からの歴史的実証的研究 総合研究(A) 3000000円 4301073 1992 – 1993 服部 良子(1993) 大阪市立大学, 生活科学部, 助手 (80198770)
    竹中 恵美子(1992) 大阪市立大学, 経済学部, 教授 (10046881)
  363. 心身問題(心脳問題も含む)と倫理に関する基礎的研究 総合研究(A) 3900000円 4301005 1992 – 1993 濱井 修 東京大学, 文学部, 教授 (00012360)
  364. 古代地中海世界における「女性」の役割と意義 一般研究(C) 1700000円 2610234 1990 – 1991 宮本 久雄(1991) 東京大学, 教養学部, 教授 (50157682)
    荒井 献(1990) 東京大学, 教養学部, 教授 (40012439)
  365. 初期キリスト教の生活世界・言語世界・思想世界 一般研究(C) 1800000円 2610015 1990 – 1991 土屋 博 北海道大学, 文学部, 教授 (30000607)
  366. フェミニズム黎明期におけるジャ-ナリズムを通した女性作家の社会参加の今日的意義 一般研究(C) 800000円 2610222 1989 – 1990 持田 明子 九州産業大学, 教養部, 教授 (00157827)
  367. 家事労働問題に関する理論的実証的研究 一般研究(C) 2100000円 1540070 1989 – 1991 竹中 恵美子(1990) 大阪市立大学, 経済学部, 教授 (10046881)
    津島 行男(1989) 大阪市立大学, 理学部, 教授 (80047240)
  368. 家事労働問題に関する理論的実証的研究 一般研究(C) 1900000円 1530030 1989 – 1991 竹中 恵美子 大阪市立大学, 経済学部, 教授 (10046881)
  369. フェミニズム黎明期におけるジャ-ナリズムを通した女性作家の社会参加の今日的意義 一般研究(C) 円 1510286 1989 持田 明子 九州産業大学, 教養部, 教授 (00157827)
  370. イギリスにおける婦人参政権運動の一考察ー「婦人参政権協会国民同盟」をめぐって 一般研究(C) 1900000円 63510207 1988 – 1990 河村 貞枝 富山大学, 人文学部, 教授 (70111911)
  371. 自然観・世界観と地球環境問題 重点領域研究 9900000円 4212115 1988 – 1993 伊東 俊太郎 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (80012277)
  372. 19世紀イギリス労働史におけるセクシズムとフェミニズムの研究 一般研究(C) 1600000円 62530007 1987 – 1989 安川 悦子 名古屋市立女子短期大学, 経済科, 教授 (90071034)
  373. 「愛」指標構成による産業および公共部門の家族内緒役割の代替度分析 一般研究(B) 3000000円 62450027 1987 – 1989 渡邊 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20167117)

慰安婦に関する科研費研究の一覧

自分は自然科学系の研究しかこれまで注目していませんでしたが、科研費は人文科学の進展のためにも助成を行っています。慰安婦に関する(キーワードを含む)科研費研究には以下のようなものがあります。

研究課題名 研究種目 総配分額 円 審査区分 研究課題/領域番号 研究期間 (年度) 研究代表者 研究開始時の研究の概要

  1. セクハラ・性暴力問題の女性のエンパワーメントによる解決のための比較社会学的研究 基盤研究(C) 4290000円 小区分80030:ジェンダー関連 20K12460 2020-04-01 – 2023-03-31 牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804) 本研究は、日本における性暴力・セクハラ問題についての取り組みをとくに女性のエンパワーメントを通じて前進させるために、近年めざましい変化を遂げている韓国の経験に学びながら、またこれまで日本で女性たちが沈黙を強いられてきた状況や構造を分析することを通じて、その方途を探る試みである。何が女性たちの声を抑圧しているかについて、ネット上のバッシングや攻撃について調査分析を行う。
  2. 外国の国家機関に対する国家の管轄権行使に関する国際法の研究 基盤研究(C) 4420000円 小区分05030:国際法学関連 20K01310 2020-04-01 – 2024-03-31 水島 朋則 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (60434916) 本研究は、外国の国家機関に対する国家の管轄権行使をめぐる問題について国際法の観点から分析することにより、研究代表者のこれまでの研究と合わせて、国家の管轄権行使に関する国際法の全体的・現代的な構造を解明することを目的とする。外国の元首や外交官、駐留軍隊構成員等の機関ごとに分析されることが多かった国家の管轄権行使ないしそれぞれの管轄権免除の問題について、外国の国家機関の扱いに関する国際法の観点から包括的・総合的に検討することを通して、外国の国家機関に対する国家の管轄権行使を現代の国際法はどのように規制しているのかを明らかにし、それをふまえた望ましい管轄権行使のあり方を探求し、提示することを目指す。
  3. ケアの倫理から考える新たな安全保障研究の構築―武力紛争下の性暴力を事例に 若手研究 4030000円 小区分80030:ジェンダー関連 19K20581 2019-04-01 – 2023-03-31 土野 瑞穂 明星大学, 教育学部, 准教授 (10739048) 本研究の全体構想は、武力紛争下で性暴力を受けた女性たちが支援者とともに実践してきた尊厳回復のための営みの実態調査を通じて、フェミニズム理論の一つである「ケアの倫理」から考える新たな安全保障研究を構築することである。具体的には、以下の三つの研究を行う。①既存の安全保障に対するフェミニストたちからの批判に関する文献研究
    ②武力紛争下における女性への性暴力の事例として、元「慰安婦」女性たちが支援者とともに実践してきた尊厳回復のための営みに関する実証研究
    ③ケアの倫理から考える新たな安全保障研究構築のための理論研究
  4. 米軍収容所の中の構造的な暴力とジェンダー:沖縄とカナダとの比較を視野に 若手研究 4160000円 小区分80030:ジェンダー関連 18K18300 2018-04-01 – 2022-03-31 洪 ユンシン 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (80751057)
  5. フィリピン・せブおよびボホールにおける戦時性暴力とその記憶をめぐる地域史的研究 基盤研究(C) 4420000円 小区分80010:地域研究関連 18K11773 2018-04-01 – 2022-03-31 岡田 泰平 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70585190)
  6. アメリカにおける「慰安婦」の記憶表象―小説とモニュメントの考察 基盤研究(C) 3510000円 17K02563 2017-04-01 – 2023-03-31 寺澤 由紀子 東京都市大学, 共通教育部, 准教授 (50409439)
  7. 戦争と植民地をめぐる和解文化と記憶イメージ 新学術領域研究(研究領域提案型) 38350000円 人文・社会系 17H06339 2017-06-30 – 2022-03-31 浅野 豊美 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60308244)
  8. 「慰安婦」問題和解努力における加害者・被害者の脱構築と被害者保護の相克と協調 基盤研究(C) 3120000円 16K03537 2016-04-01 – 2019-03-31 熊谷 奈緒子 国際大学, 国際関係学研究科, 准教授(移行) (10598668)
  9. 修復的正義の観点からの<損害の可視化>を実現するための損害論の法心理学的再構築 基盤研究(C) 4420000円 16K03428 2016-10-21 – 2019-03-31 松本 克美 立命館大学, 法務研究科, 教授 (40309084)
  10. 沖縄と朝鮮半島を跨ぐトランスナショナルな戦争記憶の歴史的考察 基盤研究(C) 4550000円 16K03064 2016-04-01 – 2019-03-31 若林 千代 沖縄大学, 法経学部, 教授 (30322457)
  11. アジア太平洋地域における日本侵略の記憶とアジア系アメリカ文学 基盤研究(C) 4290000円 16K02513 2016-04-01 – 2022-03-31 河原崎 やす子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (80341808)
  12. 東アジアから考える日本ナショナリズム論-戦争の記憶・表象の比較思想史研究として 基盤研究(C) 4420000円 16K02210 2016-04-01 – 2020-03-31 樋口 浩造 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (30243140)
  13. 「従軍慰安婦」表象とジェンダーの政治学:東アジアの文化空間を横断する記憶と戦争 基盤研究(C) 4550000円 16K02060 2016-04-01 – 2020-03-31 李 恵慶 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20648737)
  14. 戦後日本の文化的記憶にみる「慰安婦」表象 特別研究員奨励費 3250000円 16J01700 2016-04-22 – 2019-03-31
  15. 保守運動への女性の参入要因の解明-「女性運動」という観点から 研究活動スタート支援 1560000円 16H06926 2016-08-26 – 2018-03-31 鈴木 彩加 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (20779590)
  16. 90年代日韓歴史認識問題に関わるオーラルヒストリー調査研究 基盤研究(B) 13650000円 16H03587 2016-04-01 – 2021-03-31 木村 幹 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
  17. ジェンダー視点を取り入れた安全保障のグローバル・ガバナンスの形成過程に関する研究 若手研究(B) 3640000円 15K16594 2015-04-01 – 2019-03-31 土野 瑞穂 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 基幹研究院研究員 (10739048)
  18. 太平洋戦争下の朝鮮人詩人たちの詩と日本 基盤研究(C) 3770000円 15K02463 2015-04-01 – 2020-03-31 熊木 勉 天理大学, 国際学部, 教授 (70330892)
  19. 〈慰安婦問題〉構築過程と日本人「慰安婦」の不可視化に関する研究 若手研究(B) 3510000円 26780299 2014-04-01 – 2017-03-31 木下 直子 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(PD) (70719319)
  20. 日韓歴史認識問題の起源と展開――戦後初期と1990年代を中心に―― 挑戦的萌芽研究 3380000円 26570002 2014-04-01 – 2017-03-31 佐野 正人 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (90248724)
  21. 「沖縄フェミニズム」と平和構築―軍事占領と性暴力 基盤研究(C) 4680000円 26360055 2014-04-01 – 2017-03-31 秋林 こずえ 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (90377010)
  22. サンフランシスコ講和体制の再検討 基盤研究(B) 15210000円 26285037 2014-04-01 – 2018-03-31 波多野 澄雄 筑波大学, 人文社会系(名誉教授), 名誉教授 (00208521)
  23. ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング 基盤研究(B) 17550000円 26283013 2014-04-01 – 2018-03-31 牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804)
  24. 東アジアにおけるアメリカ認識の相克--日中韓比較による総合的研究 基盤研究(A) 30680000円 26243004 2014-04-01 – 2018-03-31 古矢 旬 北海商科大学, 商学部, 教授 (90091488)
  25. 戦後責任の国家意識と戦後補償 アジア女性基金と「記憶・責任・未来」財団の比較研究 基盤研究(C) 2990000円 25380210 2013-04-01 – 2016-03-31 熊谷 奈緒子 国際大学, 国際関係学研究科, 准教授 (10598668)
  26. 慰安婦の生きた日本占領下インドネシアの社会史 基盤研究(B) 7930000円 25300035 2013-04-01 – 2017-03-31 HORTON William.B 早稲田大学, 付置研究所, その他 (00625262)
  27. 沖縄における「慰安婦」をめぐる記憶のポリティクス 特別研究員奨励費 1000000円 13J03420 2013-04-01 – 2015-03-31
  28. 東アジア地政学と社会紛争:日本版トランスナショナルな社会運動研究に向けて 挑戦的萌芽研究 3770000円 24653130 2012-04-01 – 2014-03-31 成 元哲 中京大学, 現代社会学部, 教授 (20319221)
  29. ポストコロニアル状況における「在日」の知の現在―その「独自的普遍」を問う 基盤研究(C) 3900000円 24617001 2012-04-01 – 2016-03-31 真鍋 祐子 東京大学, 大学院情報学環, 教授 (00302258)
  30. アジア系アメリカ文学にみる日本植民地主義批判ー暴力、ジェンダー、人種 基盤研究(C) 4550000円 24520323 2012-04-01 – 2017-03-31 河原崎 やす子 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (80341808)
  31. 日韓の市民社会ネットワーク構築を通した地域共同体の可能性の模索 特別研究員奨励費 1600000円 12F02721 2012
  32. 国際人道法に基づく戦争責任と戦後補償責任の日本国内での内包化過程 若手研究(B) 2600000円 23730175 2011 – 2012 熊谷 奈緒子 国際大学, 国際関係学研究科, 講師 (10598668)
  33. <「慰安婦」問題>と国民国家イデオロギー--日本人「慰安婦」をめぐって-- 特別研究員奨励費 1300000円 11J05355 2011 – 2012
  34. 「政府間和解」と歴史問題に関する基盤的研究―戦争賠償の再検討を中心に― 基盤研究(A) 17160000円 22243016 2010-04-01 – 2014-03-31 波多野 澄雄 筑波大学, 名誉教授 (00208521)
  35. 消え去る歴史-日本占領期インドネシアにおける印欧人社会 奨励研究 540000円 21911011 2009 山本 まゆみ 早稲田大学, 文学学術院, 非常勤講師
  36. アーレントの「世界愛」で照射する21世紀の東北アジアの「和解」の条件 基盤研究(C) 4550000円 21510295 2009 – 2011 志水 紀代子 追手門学院大学, 名誉教授 (50079399)
  37. 戦後政治におけるジェンダー・ポリティクス-アジア女性基金をめぐって 特別研究員奨励費 800000円 09J00062 2009 – 2010
  38. 日本占領期インドネシアにおける「慰安婦」の記憶-スマラン事件に関する考察 奨励研究 570000円 20911009 2008 山本 まゆみ 早稲田大学, 文学学術院, 非常勤講師
  39. 現代日本映画におけるジェンダーとセクシュアリティ:表象とアイデンティティ 特別研究員奨励費 1400000円 08F08788 2008 – 2010
  40. 占領とナショナリズムの相関関係-沖縄と韓国における基地と女性問題を中心に- 特別研究員奨励費 1900000円 06J00396 2006 – 2007
  41. GHQ占領期における日本文学・演劇の研究:近年のメディア研究の成果を踏まえて 特別研究員奨励費 2200000円 04J11827 2004 – 2006
  42. 「日本帝国」の支配地域における公娼制度と接客業の実態分析 基盤研究(C) 3300000円 14510372 2002 – 2004 藤永 壯 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (00247876)
  43. アメリカ占領下における沖縄文学の基礎的研究 基盤研究(B) 15800000円 13410126 2001 – 2004 仲程 昌徳 琉球大学, 法文学部, 教授 (50044863)
  44. 財産権法定主義と戦争犠牲者補償 -ドイツと日本の比較研究 基盤研究(C) 2900000円 12620031 2000 – 2002 中島 茂樹 立命館大学, 法学部, 教授 (10107360)
  45. 国際人権法の国内実施 基盤研究(C) 2900000円 9620023 1997 – 1999 横田 洋三 東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (90052266)
  46. 20世紀ドイツ文化のイメージ研究-ベンヤミン研究の文化史的展開 基盤研究(C) 2500000円 9610509 1997 – 2000 荻原 晶子 千葉大学, 文学部, 助教授 (50157608)
  47. 日本統治下の朝鮮における風俗営業と女性売買システムの展開過程に関する研究 基盤研究(C) 3200000円 9610349 1997 – 1999 藤永 壮 大阪産業大学, 教養部, 助教授 (00247876)
  48. 東アジア文化と近代法―日本と韓国の比較研究を通して― 基盤研究(A) 12900000円 9044019 1997 – 1999 今井 弘道 北海道大学, 法学部, 教授 (00093188)
  49. 北方系からゆきさんの研究 基盤研究(C) 1700000円 8610378 1996 – 1998 倉橋 正直 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (10149495)
  50. 在日韓国・朝鮮人の人権保障及び戦御補償問題解決に向けた実証的総合研究 基盤研究(A) 9700000円 8402001 1996 – 1999 鴨野 幸雄 金沢大学, 法学部, 教授 (40019253)
  51. 国家の戦争行為責任と「戦後補償」に関する実証的研究 一般研究(C) 1800000円 5620017 1993 – 1994 古川 純 専修大学, 法学部, 教授 (30096440)

ブリーダー崩壊 多数の犬が路頭に迷う危機

コロナ禍でステイホームやテレワークが拡がり、それを機会にペットとして犬などを飼う例が増えたそうです。またペットの価格が高騰したというニュースもありました。ペットとなる犬などのブリーディングがビジネスチャンスになっていたのかもしれません。しかし、犬を飼うにせよブリーダーとしてビジネスにするにせよ、安易に行うと大変なことになります。

甲斐犬 悪質繁殖屋 崩壊レスキューご支援ありがとうございます ポチパパ ちゃんねる【保護犬達の楽園】 @pochipapa チャンネル登録者数 25.1万人

【繁殖崩壊】レスキューした11頭の甲斐犬に首輪付けていきます‼️ ポチパパ

悪質繁殖屋からレスキューした甲斐犬達に名前を付けよう‼️ ライブ22時より配信 ポチパパ

甲斐犬レスキューゲリラライブ ポチパパ

  1. 廃業ブリーダーから甲斐犬2頭の引取 ~100頭の犬が放棄されます 2023年02月04日(土) 紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~ 東京センター(東京都動物愛護相談センター)から相談があった、廃業で放棄される甲斐犬・柴犬が併せて100頭いるという繁殖場です。スタッフくみこさんと一緒に行ってきました。くみこさん、お疲れ様でした。事前情報では、甲斐犬85頭、柴犬15頭ほど。年齢は甲斐犬が1歳~12歳、柴犬が5歳~12歳くらいとのことでした。
  2. 2/1 柏市保健所から子犬3頭の引取 ~甲斐犬の多頭飼育家庭からの放棄 2023年02月01日(水) 紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~ 2月1日、柏市保健所(柏市動物愛護ふれあいセンター)から、甲斐犬の子犬3頭の引取がありました。‥ 今年に入って1月中旬のことですが、保健所から相談がありました。市内の多頭飼育家庭で甲斐犬が70~80頭までに増えており、管理が甘く逃げ出す事故も起きている、センターで何頭かの引取り保護をして、子犬を産んだ母犬等を保管しているとのこと。
  3. 真っ暗闇にいる甲斐犬、柴犬のレスキューのご報告。 2023年02月05日 17:52 ペット里親会通信 この日は8匹の犬達を現場からレスキューしました、東京の団体さんも来ていらして2匹助けて下さいました。‥ 後、84匹残っています。
  4. ブリーダー入院、犬24匹の運命は 相次ぐ多頭飼育崩壊 有料記事 阿久沢悦子2018年8月13日 8時14分  朝日新聞デジタル記事  静岡県焼津市の県道沿いの民家で6月末、繁殖業者(ブリーダー)の男性(74)が転倒して入院し、24匹の甲斐犬が取り残された。

JAXA新型ロケット発射「中止」は「失敗」か?

今回ロケットが打ちあがらなかったのは「失敗」なのか「中止」なのか、科学報道について考えさせられる出来事なので、記事をまとめておきます。思い込みは恐いです。

ロケット発射中止

*失敗でなく中止というべきだと、引用ツイートで指摘されています。

これリアタイでみてました。 一旦はメインエンジンはスタートしましたが、すぐに停止。しばらくして理由はSRBが点火しなかったための打ち上げ中止とアナウンスがありました。日本語は正しく使いましょう。(午後7:57 · 2023年2月17日 【フィニアスと】カモノハシペリー【ファーブ】@kamonohashibus

ロケット発射中止に関する記者会見

発射直前に異常を検知して発射を中止したことが、打ち上げ「失敗」なのか打ち上げ「中止」なのか、JAXAと共同通信社の男性記者の間で解釈の違いが生じたようです。

H3プロジェクトチームプロダクトマネージャJAXA岡田匡史氏:

こういった事象が時々ロケットにはあるのですが、その時に自分たちは失敗と言ったことがありませんので」

「どのような解釈をされるのかは、受け止められ方はもちろんあると思いますので、そうではないですとは言い難いんですけれども、ロケットというものは基本安全に止まる状態でいつも設計しているので、その設計の範囲の中で止まっている、つまり意図しないというのはそういう設計の範囲を超えて、そうじゃない状態になることは大変なことになると思いますが、ある種想定している中の話なので、そこに照らし合わせますと失敗とは言い難いと思います

ある種の異常を検知したら止まるようなシステムの中で、安全、健全に止まっているのが今の状況です

共同通信記者:「わかりました、それは一般に失敗といいます。ありがとうございます

「それは一般的に失敗といいます」JAXA打ち上げ中止会見での共同記者の“指摘”に批判続出 2/18(土) 6:01 コメント868件 女性自身 YAHOO!JAPAN)

上のやり取りを動画でみると、JAXAはエンジニアの考え方を非常に率直に説明していて、誤魔化す意図なども全く見受けられません。失敗ではないかという攻撃的な質問に対する答え方のこの真っすぐさには、自分は感動すら覚えました。しかしながら質問した記者は、なにがなんでも「失敗」として捉えたがっていたようです。

「自分が取材した結果」を受け入れないで、「もともと自分の頭の中にあった結論」を押し通そうとするのは、報道記者として正しい態度だとは思えません。

自分の「仮説」の”正しさ”に対する思いこみが強すぎて、得られた実験データを捻じ曲げて解釈する(もしくはデータを改ざんする)研究不正が起こる過程に通ずるものがあると思いました。人間は見たいものを見て、信じたいものを信じるとよく言われますが、研究者や記者がそれをやったらだめでしょう。

「事実」は、「異常が発生したのを検知してシステムが停止した」のであり、「失敗した」というのは「解釈」もしくはその本人の受け取り方に過ぎません。記事を読んで解釈するのは読者のやることなので、報道記者は、判断材料として十分な「事実」を伝えてくれればよいと思います。事実と解釈をごちゃまぜにするのは、ありがちな「失敗」です。

H3ロケット試験機1号機に関する記者会見 JAXA | 宇宙航空研究開発機構

報道(当日17日夕刊)

  1. 文科省「H3は失敗ではなく中断」 2/17(金) 12:06コメント1557件 産経新聞 日本の次世代ロケット「H3」初号機が、17日午前に予定通り打ち上がらなかったことについて、文部科学省宇宙開発利用課は同日、産経新聞の取材に対し「打ち上げ前に取りやめを判断しており、失敗ではなく中断と受け止めている」との見解を明らかにした。

報道に対する反応

  1. 「あり得ない」「敬意のかけらもない」 H3打ち上げ中止、JAXA会見で反発広げた「記者の捨て台詞」 2023年02月17日20時56分 J-CASTニュース YAHOO!JAPAN(コメント4099件)この記者は「つまりシステムで対応できる範囲の異常だったんだけれども、起こるとは考えられなかった異常が起きて、打ち上げが止まった。こういうことでいいですね」と論点を整理し、岡田氏が主張を繰り返すと、「わかりました。それは一般に失敗といいます。ありがとうございます」と突き放すように切り上げた。

失敗とは何か

失敗ではないとする捉え方

  1. フェイルセーフを理解しない?/H3ロケットの発射に関する記者会見で「それは一般的に失敗と言います」と発言した共同通信の記者に注目あつまる togetter
  2. 打ち上げ中止「H3」会見で共同記者の質問に批判相次ぐ ロケットを救った「フェールセーフ」とは 2023年02月17日 19時50分 公開 [山川晶之,ITmedia]

失敗とする捉え方

余波

報道(翌日朝刊)

  1. H3ロケット「失敗ではなく中止」 前日は異常なし、担当者も悔しさ 有料記事 玉木祥子 嘉幡久敬 竹野内崇宏2023年2月17日 19時33分 朝日新聞デジタル

イェール大成田悠輔氏いわく高齢化問題の唯一の解決策は老人の集団自決(メタファーに非ず)

棄老政策は成田悠輔氏の持論

成田悠輔氏はニューヨークタイムズからの取材では、あれはメタファーですと釈明したそうですが、メタファーなどではなく彼は日頃から老人に生きるのをやめてもらうという提言を繰り返していたようです。全ての人に、平等に生きる権利があるという一番大事な倫理観を蹂躙する風潮を蔓延らせているわけで、とても危険な行為だと思います。成田悠輔氏が問題というよりも、問題発言を繰り返す成田悠輔氏を日本中で持ち上げて、総理大臣賞を与えたり、テレビにたびたび呼んだりして、個々の人間の存在を尊重する感覚が麻痺している今の日本の風潮のほうがより大きな問題でしょう。

  1. ひろゆき、成田悠輔で話題 登録者数100万人のYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」が終了へ 2023/2/10(金) 18:21 コメント206件 文春オンライン YAHOO!JAPAN テレビ東京と日本経済新聞が共同で運営するYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」が終了することが「 週刊文春 」の取材で分かった。時期は今年3月で調整しているという。‥ 「日経テレ東大学」は〈本格的な経済・ビジネスを、もっと楽しく学ぶ〉をテーマに2021年4月にスタート。制作統括は『家、ついて行ってイイですか?』などの人気番組を手掛けたテレ東の人気プロデューサー・高橋弘樹氏が務めた。鳴り物入りでスタートした「日経テレ東大学」は、開始からわずか1年10カ月後の今年2月にチャンネル登録者数100万人を突破。
  2. 【日曜配信】Re:Hack  成田悠輔×ひろゆきが日本や世界の根本的な問題に新しい視点を提供し再定義(ReHack)するトーク番組
  3. 成田悠輔、ひろゆきによるビジネストーク番組「Re:Hack(リハック)」が経済YouTube「日経テレ東大学」にて配信スタート! テレビ東京グループ 2021年7月19日 15時00分 PR TIMES

AbemaTVでの成田悠輔氏の発言

イェール経済学部助教授の成田悠輔氏が2021年のAbemaTVの番組内で高齢化問題の唯一の解決策は老人の集団自決 と発言したことが最近SNSで注目されて炎上していました。

番組の内容は下のアベマTVのサイトで視聴できます。

少子化ってダメなこと?人口減少で60代が労働力の中心に?ひろゆき×成田悠輔 26分 2021年12月17日放送(abema.tv) (成田悠輔氏の問題発言は20分50秒から)

上の動画では、イェール大学の先生が、老齢化問題を解決する唯一の方法は老人に死んでもらうことだと述べ、それを聞いた慶應義塾大学の先生がゲラゲラと笑い、ひろゆき氏もヘラヘラと笑っている、なんとも気持ちの悪い光景でした

日本の大手メディアはあまり取り上げませんでしたが、ニューヨークタイムズが1面および中の紙面で成田悠輔氏の発言や主張を詳報しました。

ニューヨークタイムズはツイッターでも記事を紹介したため、瞬く間に世界中に拡散されました。

Yale Professor Says Elderly People In Japan Should Kill Themselves(イェール大学教授、日本の高齢者は自殺すべきと発言)

  1. Yale Professor Says Elderly In Japan Should Kill Themselves | Japan’s Population Crisis | Vantage with Palki Sharma February 13, 2023

ニューヨークタイムズの記事のツイートは2,400万回以上表示され、1万1千回以上も引用ツイートされており、大きな反響を呼んでいます。

  1. @nytimes 午後1:25 · 2023年2月13日 · 118.1万 件の表示 358 件のリツイート 360 件の引用ツイート 1,022 件のいいね
  2. @nytimes 午前0:40 · 2023年2月13日 · 2,444.6万 件の表示 4,659 件のリツイート 1.2万 件の引用ツイート 1.4万 件のいいね

引用ツイートをいくつか紹介します。

なんですって?

たまげた

まず、あなたから

まず、イェール経済学部の教授らから

まず、イェールの教授陣から

まず、アイビーリーグの教授たちから

自分の親に言える?

もっとほかにあるやろ

まあまあ落ち着いて

教育で賢くはならない

ヒットラーのナチズムやん

優生学

ジョナサン・スウィフトね

  1. Swift would be proud. 
  2. This has to be a Jonathan Swift type of thing, right? 

姥捨山ね

  1. That’s awful, but not new. Japanese society has long had trouble caring for its elderly – a dark side of their longevity. Ubasute is the practice of abandoning old people in nature to die from exposure.   

マルサス主義者

  1. This is sick Pro-Malthusian suicide propaganda
  2. Yusuke Narita, another Malthusian attention seeker.

ファシズムじゃん

  1. NYT did a fascism

資本主義

  1. In capitalism, If you do not produce, you are worthless, so much that it’s better to kill you.

カナダの安楽死のこともあるし

  1. First we hear about Canada’s healthcare system expanding the conditions for medically assisted suicide and now this? 
  2. American press is rapidly on their way to endorsing Canada’s euthanasia health care policy. “What if we tried X” is how this always starts.

映画の見すぎ(Midsommar)

  1. Somebody watched midsommar
  2. Yikes. Definite shades of “Midsommar” to this.
  3. this guy watched midsommar and took it personally
  4. Well he took midsommar a little too seriously
  5. Looks like someone watched Midsommar while stoned.
  6. WTF is he suggesting? Did he watch Midsommar too many times, maybe?
  7. Guys watch midsommar one time and think they know how to fix society 
  8. What did he mean? He seems to have meant he thinks Japan should kill the old people. Midsommar: Tokyo Drift

映画Logan’s Runか

  1. A Yale economics professor just watched Logan’s Run.
  2. Just for reference, the 1976 film “Logan’s Run” is set in 2274…

映画Plan 75か

  1. The start of ‘Plan 75’
  2. This was the plot of Plan 75

『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)か

  1. Xino-xano cap a Soylent Green

Thanosか

  1. Thanos writing for the times
  2. When did thanos become tenured at Yale? 
  3. Thanos‘s idea was better. Young old rich poor everyone. Half of the world’s population. Fair. 
  4. the Yale professors intrusive thoughts: “I offered a solution..they called me a madman.. I call it mercy” – Thanos 

老人Zの出番はなしか

ディストピア

  1. Humanity at its finest… This is where the world is headed… They don’t even try and hide it anymore.

数字でしか物を見ないと

  1. That’s what happens if you see through the earth only numbers and figures

おぞましい

  1. Anybody randomly started thinking of the cliff scene in Midsommar
  2. Seems Yale dude has gone bonkers.. It’s not only ridiculous but close to criminal..
  3. He’s a professor at Yale? They should fire him and set him off in a boat in the ocean. Disgusting.
  4. This is a demonic suggestion that would only be made by an evil person. If @Yale / @YaleEconomics doesn’t fire him immediately, then the institution is demonic, too.

イェールのファカルティが炎上商法をやるとは

  1. @YaleEconomics seriously Yale? Yr faculty member? Suggesting suicide for clicks?

イェールね

アイビーリーグって

  1. why do all ivy league grads/professors turn genocidal? 
  2. Ivy League colleges are basically training camps for the up and coming inner party members of the new world order
  3. I bet I could come up with other solutions but that might be because I spent zero days of my college career in an Ivy League school.
  4. Ivy League institutions have really lost their stature lately. This guy, Ted Cruz, Josh Hawley, etc. 
  5. I’m officially canceling the Ivy Leagues. They’ve done enough damage already.
  6. THE IVY LEAGUE CONTINUING TO PRODUCE SOME OF THE WORSE PEOPLE ON EARTH (EXCEPT SHANAYA SHE IS THE ONLY EXCEPTION)

イェールって‥

イェール大学は大量虐殺を推奨しているのか?

  1. So, Yale is promoting genocide? 
  2. Yale has staff advocating for genocide? 
  3. @Yale Yikes, advocating mass genocide seems, ummm , wrong.
  4. The professor has a right to his [twisted & sick] opinions, but Yale may feel uneasy having him represent the school publicly advocating suicide as an economic tool toward solvency. 

イェール大学の教育って

高い学費を払って子供をイェール大学に行かせ学ぶことがこれ?

イェール大学の中の人の反応

  1. I talked with a Yale professor yesterday about this post. Can confirm that you are full of it. #LiberalismIsAMentalDisorder

イェール大学に対応を求める声

ニューヨークタイムズの記事紹介ツイートに対する引用ツイートを見ていくと、何も対応しないイェール大学への批判が凄まじいです。

I think the most problematic part of this article is not the number of his followers, but the part that says:”Neither Tony Smith, the department chair in economics, nor a spokesperson for Yale replied to requests for comment.”

経済学者って

  1. Why is it always an “Economist”?
  2. least psychopathic person in economics
  3. When I saw what he suggested, I thought “he HAS to be an economics prof.”
  4. I’d say 9 times out of 10 if an “economics professor” has an idea it’s probably pure shit.

経済学って

  1. I guess this is why they call economics the “dismal science”.
  2. Economists have always been the running joke of the social sciences.  

マッキンゼー流

この眼鏡

  1. I want the glasses he’s wearing
  2. where did you get those glasses
  3. He has the same stupid glasses as the German artist who set up speakers in the Namibian desert to play the song “Africa” forever in 2019.  
  4. they should’ve thrown his ass into an insane asylum the minute he put on those glasses.

これThe Onionの記事?

  1. This is not the Onion, right? Right!?
  2. I thought this was an onion article
  3. Is this the Onion?

ニューヨークタイムズ紙を非難する声

こんな記事をニューヨークタイムズに掲載するなという声も結構ありました。自分としては日本のメディアが完全にスルーしたことをニューヨークタイムズが取り上げてくれたのは喜ぶべきだと思ったのですが、成田悠輔氏にこのような主張の機会を与えるべきではないし、こんなくだらないことをニューヨークタイムズたるものがニュースとして取り上げるべきではないというわけです。報道する側も大変ですね。

  1. Wtf is this article! I want my 5 mins back
  2. I’ve lost the ability to distinguish news from satire.
  3. The point is why a newspaper would publish it. 
  4. NYT and Yale are garbage now. This is just pure shit…. 
  5. The @nytimes and @Yale are promoting mass suicide
  6. I wonder what the NYT expected to achieve with this article other than boosting its click count.  
  7. At some point, you just have to turn down an opinion piece for the sake of journalistic integrity
  8. Hey @nytimes, you know you don’t have to publish every crack opinion out there, right?  
  9. @Yale , y’all allowed these ideas to ferment? this idea has access to your resources? @nytimes you’re giving this idea a platform?
  10. Yale and the New York Times consistently showcase the anti-social folly, vanity, and futility of the elite. 
  11. We are now at the point of societal collapse where leading newspapers write stories on @Yale professors who want kill off all the old people 
  12. NYT making sure Ivy League eugenicists get heard worldwide 
  13. The New York Times gives schizos like this attention because it’s the only way they can get eyes on their dying business model. 
  14. What the fuck is wrong with you as humans and journalists? No, really, what is wrong with you to give such people and ideas this kind of visibility?
  15. “Yale professor proposes mass geriatricide to solve economic problems; NYT believes his proposal worthy of debate” wtf is going on
  16. Surprise an Ivy League professor is fond of eugenics and the nytimes thinks that’s just a super interesting perspective they should platform 
  17. Dumbass “Yale professor” is given a platform by @nytimes . Fuck these thanos approaches, and the media that given them a platform.
  18. Shoutout to @nytimes for giving Yale professor’s views on Suicide a platform & for having no morals in printing an article on this topic & for giving us a window into the editorial team’s views on a dystopian future where the elderly don’t matter
  19. Kind of crazy that nobody at the @nytimes thought maybe, just maybe, they shouldn’t give a larger platform to this ghoulish take. 

指導教官のコメント

成田氏がMITで博士課程を過ごしたときの指導教官の一人であり、ノーベル経済学賞の受賞者でもあるJosh Angrist氏が、今回の騒動に関してニューヨークタイムズにコメントを求められて、このように回答しています。

I would like to see Yusuke continue a very promising career as a scholar. So my main concern in a case like his is that he’s being distracted by other things, and that’s kind of a shame.

私は、ユースケが学者として非常に有望なキャリアを続けるのを見たいと思っています。彼のような場合、私が一番心配するのは、彼が他のことに気を取られていることで、それはちょっと残念なことです。」(*DeepL機械翻訳)

成田悠輔氏はニューヨークタイムズ紙への回答で、今回報道された内容に関して、発言の一部を切り取られた、メタファーとして述べただけだと釈明したそうです。

「結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか。僕はこれを大真面目に言っていて、やっぱり人間は引き際が重要だと思う。別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる」(成田悠輔「老害化する前に集団自決」NYタイムズが報じ炎上…テレビ界から“追放危機” 2/15(水) 18:06 コメント55件 女性自身 YAHOO!JAPAN)

しかし、ニューヨークタイムズの記者は、切り取られた部分だけ見て記事を書いたわけではなく、成田悠輔氏のこれまでの主張や言動を紹介しています。例えば、年老いた人間は自決することになっている村を描いた映画『ミッドサマー』(Midsommar)を例に出して自分の主張を説明したことがあるというエピソードを紹介していました。また、老人に安楽死を強制する制度も議論としてありえるだろうという発言もしているようで、単なるメタファーではなく物理的な死を含めた主張に思えます。

集団自決はメタファーかどうかについて

実際、下の動画にあるように、別の機会で、あの言動は比喩ですよね?と何度も聞かれたのに対して、いや、あれは比喩ではありませんと本人が明言していました。ニューヨークタイムズには比喩だと答えつつ、仲間内では比喩ではないと答えていたわけです。

  1. He explains emphatically in a video that his theory of mass suicide of the elderly is not a “metaphor” but a “cool Japanese way to die like Yukio Mishima.” 

下の動画をみると、別の機会でも、ハッキリ物理的な死を提言していますね。

成田氏がふだんから老人に物理的な死を求める主張をしていることは、子供でも知っていることらしいです。メタファーという言い訳は通用しないのではないですか。

日本で大人気の成田悠輔氏

老齢化問題に対する答えが老人に死んでもらうことだという学者を国じゅうで持ち上げている今の日本は異常だと思います。

  1. 成田悠輔客員研究員が内閣府日本オープンイノベーション大賞・内閣総理大臣賞を受賞
  2. ドーナツトーク[解][字]【超ひねくれ者!?売れっ子経済学者の頭の中】 2023年2月19日 (日) よる 11時30分〜 TBS
  3. 19日の日曜日夜のTBS系列は、初耳学ドーナツトークと、まるで成田悠輔デーのような番組編成。
  4. 日本人は「数十年かけて間違った愛国心を抱いてしまった」 経済学者・成田悠輔 2023/01/03 08:00 AERA
  5. 彼は数十年に一度の逸材で、彼を追いやったら日本の経済学の発展は数十年遅れますよ

 

参考

  1. ミッドサマー (映画)(ウィキペディア)*あらすじが読めます。ネタバレ注意。
  2. A Modest Proposal アイルランドの貧民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案 ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift 1667-1745)
  3. How Preventing Unwanted Pregnancies Can Help on Climate BY ​ROBERT N. PROCTOR AND LONDA SCHIEBINGER • JULY 21, 2022 Yale Environment 360

 

報道

  1. 成田悠輔「老害化する前に集団自決」NYタイムズが報じ炎上…テレビ界から“追放危機” 2023/2/15(水) 18:06 コメント1409件 女性自身 YAHOO!JAPAN 『日曜日の初耳学』(TBS系)や、’23年1月から始まった成田氏がMCを務めるテレビ番組『夜明け前のPLAYERS』(日本テレビ系)など、頻繁にテレビ出演している成田氏ですが、集団自決、集団切腹発言を問題視した視聴者たちが、SNS上で『#成田悠輔をテレビに出すな』とハッシュタグをつけて投稿し、トレンド入りしていました。
  2. 成田悠輔「高齢者は集団自決した方がいい」NYタイムズが発言報じて世界的大炎上「この上ないほど過激」 2023/2/14(火) 17:46 コメント6186件 SmartFLASH YAHOO!JAPAN
  3. 「高齢者の集団自殺」発言の成田悠輔 言葉が“独り歩き状態”で海外でも大きな物議に 2023/2/16(木) 17:00 コメント457件 FRIDAY YAHOO!JAPAN
  4. 「集団自決」発言の成田悠輔氏、イエール大プロフィルに追記「大学見解を代表するものではない」 2/16(木) 10:30 コメント242件 日刊スポーツ YAHOO!JAPAN
  5. イェール大・成田悠輔氏の“集団自殺”発言、世界中で怒られるより笑われた「あなたから切腹どうぞw」 2023/2/16(木) 8:47 コメント1139件 女子SPA!YAHOO!JAPAN アメリカの『ニューヨーク・タイムズ New York Times』が取り上げると、イギリスの『ザ・テレグラフ The Telegraph』、『デイリー・ミラー The Daily Mirror』、ドイツの『デア・シュピーゲル DER SPIEGEL』などが続き、記事は大バズり。
  6. ひろゆき氏 成田悠輔氏の過激発言は「比喩で言った話」「伝言ゲームが始まってる」 2023/2/15(水) 12:21 東スポWEB YAHOO!JAPAN
  7. 経済学者・成田悠輔氏の「高齢者の集団自殺」発言 日本メディア“ガン無視スルー”のなぜ 2023/2/15(水) 9:06 コメント913件 日刊ゲンダイDIGITAL YAHOO!JAPAN 世界最高峰の大学として数えられる名門大学で教鞭をとる先生が、高齢化社会の「唯一」の対処方法として挙げたのが「集団自決」「集団切腹」――。年老いた母を背板に乗せて真冬の楢山へ捨てにいく深沢七郎の短編小説「楢山節考」や、2019年に公開された海外映画「ミッドサマー」を連想させるが、不思議なのは、日本の大手メディアで「成田発言」を取り上げる会社が一つもないことだ。
  8. 「高齢者集団の切腹が高齢社会の解決策」 イェール大の日本教授が思いがけない人気 2023.02.14 10:26 中央日報 日本語版 成田氏は「集団切腹は抽象的な例え」とし「反省して昨年からはその言葉は使用していない」と一歩退いた。しかし高齢層に対する医療・福祉が日本経済の負担になっているとし、高齢人口が消えるべきという刺激的な発言を続けている。
  9. 成田悠輔さんが「集団自決」発言でNYタイムズに登場 2023.02.13 12:58 アゴラ編集部
  10. 成田悠輔氏 ウエブ番組からの引退を報告「また22世紀にお会いしましょう」 2023/2/9(木) 15:26配信 東スポWEB YAHOO!JAPAN 成田氏は「日経テレ東大学アベマプライムのYouTube登録者がそれぞれ100万人を超えたそうです。いい機会なので、私は両方の番組から引退します」とツイート。「1年ちょいありがとうございました。また22世紀にお会いしましょう」と結んだ。‥ ABEMAの「ABEMA Prime」は、不定期MCとして出演してきた。‥ 昨年12月には、アベマプライムで発した「高齢化社会への対応策」への持論が批判を浴びていた。
  11. 成田悠輔氏「高齢者は集団自決」発言を“例え話”と笑っていられない理由 窪田順生 2023.1.19 4:15 DIAMOND ONLINE 歴史を振り返れば、そうも笑っていられない。
  12. 慶応大学 特任准教授/プロデューサー 若新雄純 「ナルシスト」全開の道化師 その多彩な仕掛けの中身 2019/05/03 16:22 高杉 公秀  東洋経済ONLINE 有料会員限定記事

九大男性教授、アカハラで戒告 学生発表中にスマホ

新聞報道

九州大は14日、指導する学生の発表中にスマートフォンの画面を見続けたり、大声で学生を叱責したりするアカデミックハラスメントがあったとして、農学研究院の60代男性教授を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は11日付。‥ 学生は退学したという。(九大男性教授、アカハラで戒告 学生発表中にスマホ 日本経済新聞 2019年6月14日 17:26)

新聞が報道しないこと

「学生発表中にスマホ」が紙面の最初にありますが、アカハラの内容の一番軽いどうでもいいことが見出しになっていて非常にミスリーディングな印象です。被害者のツイートを読むと、修士から博士になるタイミングでラボを変更しようとする学生を潰しにかかるなど、ハラスメントの度合いが新聞報道とはかけはなれたレベルであることがわかります。

アカハラ被害者と思われるツイートにはかなり詳細に状況が説明されていたので紹介します。

世界初のCRISPR遺伝子組み換えベビー(Lulu, Nana双子姉妹)

CRISPR/CAS9法は、非常に簡単に遺伝子組換えが起こせる技術として、瞬く間に世界中に広まりました。分子生物学実験と動物実験ができるラボであれば、どんな学生でもできる簡便さです。しかし、ヒトに適用するとなると話は全く別で、安全性の問題、倫理的な問題などが山積しています。そういった問題を全部無視して、2018年に中国の科学者賀建奎(He Jiankui)氏がクリスパーベビーを世界で初めて誕生させことを発表し大問題になりました。生まれたのは双子の姉妹でニックネームとしてlulu、Nanaと呼ばれています。実験を実施した賀建奎氏らは逮捕され実刑判決を受けました。

世界初クリスパーベビーの成長

  1. chinese scientist behind world’s first gene-edited babies shares children’s status Carl Samson Sat, February 11, 2023
  2. ゲノム編集の子、順調に成長 実刑の中国人研究者が主張 2/8(水)/2023 17:04 共同通信 YAHOO!JAPAN
  3. ‘Respect them,’ says He Jiankui, creator of world’s first gene-edited humans 7 Feb, 2023 South Cnina Morning Post The world’s first genetically edited children are living happily with their parents, according to He Jiankui, the controversial scientist who created three gene-edited babies in 2018 and 2019.

 

2022年 賀建奎 He Jiankui氏 出所

  1. 「ゲノム編集ベビー」事件の中国人科学者が出所=研究再開については沈黙―米華字メディア Record China 2022年4月8日(金) 18時20分
  2. 「遺伝子編集ベビー」誕生から3年、実刑の中国人科学者が釈放 by Antonio Regalado2022.04.07 MIT Technology Review

 

未発表論文Birth of Twins After Genome Editing for HIV Resistance

  1. 未公表論文を独占入手中国・遺伝子編集ベビー問題専門家が語る13の疑問 by Antonio Regalado2019.12.13 MIT Technology Review
  2. China’s CRISPR babies: Read exclusive excerpts from the unseen original research By Antonio Regaladoarchive page December 3, 2019 MIT Technology Review
  3. 賀建奎 (He Jiankui)の未発表論文原稿“Birth of Twins After Genome Editing for HIV Resistance”を読む 2019年12月04日 crisp-bio.blog.jp

 

2019年クリスパーベビーを誕生させた賀建奎 He Jiankui氏に懲役3年の実刑

賀建奎 He Jiankui氏は、HIV感染男性と感染女性のカップルの受精卵に対して、ウイルスが免疫細胞に感染するときに必要とする使うタンパク質CCR5(C-C chemokine receptor type 5)ができなくなるように受精卵のCCR5遺伝子をCRISPR/CAS9法によって改変しました。CCR5遺伝子の変異は、なぜかAIDSにならない人たちが存在していて、かれらの間で自然に起きている変異(32塩基の欠失 CCR5∆32)として同定されたものです。He Jiankui氏の操作の結果、ルルにはCCR5遺伝子の意図していない箇所で遺伝子の改変が起きており、ナナは2つある遺伝子コピーのうち、1つはまったく改変できていなかったとのこと。意図した遺伝子操作ができていないことがわかっていたにもかかわらず、受精卵を女性の胎内に戻したのだそうです。またルルの胚は遺伝子操作に関してはモザイクになっていたそうです(参考記事 2019/12/31(火) 1:43 YAHOO!JAPAN)。

He Jiankui氏は「Birth of Twins After Genome Editing for HIV Resistance」という論文を書いて発表しようとしたそうですが、どの雑誌社も掲載を見送ったために公開されていないようです。

  1. ゲノム編集ベビーの賀建奎博士に懲役3年の実刑判決 では、日本で起きたら? 詫摩雅子科学ライター&科学編集者 2019/12/31(火) 1:43 YAHOO!JAPAN
  2. China jails ‘gene-edited babies’ scientist for three years Published 30 December 2019 BBC
  3. CRISPR’d babies: human germline genome editing in the ‘He Jiankui affair’ Henry T Greely J Law Biosci. 2019 Oct; 6(1): 111–183. Published online 2019 Aug 13. doi: 10.1093/jlb/lsz010
  4. He Jiankui, embryo editing, CCR5, the London patient, and jumping to conclusions By Henry T. Greely April 15, 2019 STAT
  5. ゲノム編集「悪魔のハサミ」への憂慮 2019年3月20日 張田勘(特別寄稿)/李明子 楊智傑(『中国新聞週刊』記者)/江瑞(翻訳) Science Portal China
  6. 中国「世界初のゲノム編集赤ちゃん」 双子の誕生と、別の女性の妊娠を確認 2019年1月22日 BBC
  • 2019年12月30日の中国国営の新華社通信によると深セン市の裁判所が賀氏に対して懲役3年の実刑、罰金300万人民元(4700万円相当)の判決
  • 2019年1月21日 広東省当局が、ゲノム編集ベビーが実際に誕生していたという予備調査の結果を新華社通信を通して発表。南方科技大学は同日付で賀氏を解雇
  • 2018年11月28日 香港大学で開催された国際会議で中国広東省深セン市 方科技大学副教授(当時)賀建奎氏がゲノム編集技術を施した双子の女の子を誕生させと発表

ゲノム編集ベビーの賀建奎博士に懲役3年の実刑判決 では、日本で起きたら? 詫摩雅子科学ライター&科学編集者 2019/12/31(火) 1:43 YAHOO!JAPAN

2018年クリスパーベビー誕生が学会報告される

About Lulu and Nana: Twin Girls Born Healthy After Gene Surgery As Single-Cell Embryos The He Lab 2018/11/26

  1. “ゲノム編集で双子誕生”の衝撃 2018.12.03  NHK 11月28日、香港で開かれた第2回ヒトゲノム編集国際サミットで登壇した中国・南方科技大学の賀建奎(が・けんけい)准教授。‥ この日議長を務めた、デビッド・バルティモア博士は壇上で、「医学的にみてこのケースではゲノム編集を行う必要はなかった。透明性も確保されておらず、科学界の自己規制は失敗した」と痛烈に批判しました。
  2. ゲノム編集ベビー誕生の報告に非難殺到 Natureダイジェスト 26 NOVEMBER 2018

 

参考論文

  1. CRISPR’d babies: human germline genome editing in the ‘He Jiankui affair’ Henry T Greely J Law Biosci. 2019 Oct; 6(1): 111–183. Published online 2019 Aug 13. doi: 10.1093/jlb/lsz010
  2. Lulu and Nana open Pandora’s box far beyond Louise Brown Shiva M. Singh, PhD CMAJ. 2019 Jun 10; 191(23): E642–E643. doi: 10.1503/cmaj.71979 PMCID: PMC6565397 PMID: 31182462
  3. Global distribution of the CCR5 gene 32-basepair deletion Nat Genet . 1997 May;16(1):100-3. doi: 10.1038/ng0597-100.

 

参考(遺伝子治療)

  1. ゲノム編集技術を用いた画期的な遺伝子治療開発と課題 2019年9月14日山口照英金沢工業大学日本薬科大学
  2. 遺伝子治療とゲノム編集治療の 研究開発の現状と課題 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部第1室 (遺伝子治療担当室) 内田 恵理子 NIHS

参考(ゲノム編集)

  1. ゲノム編集の歴史と基礎

参考(日本での議論)

  1. 第1回ゲノム編集専門部会 議事録 平成30年11月8日
  2. 遺伝子治療とゲノム編集の臨床研究に関する日本と欧米の規制の現状 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部 内田 恵理子 第2回遺伝子治療等臨床研究に関する指針の 見直しに関する専門委員会 2017.5.15

三笘薫選手のドリブルの科学

三笘薫選手のドリブル

厳しい環境を与えないとやらないところがあった。逆に厳しい環境を与えれば、立ち位置を変えるなど工夫が成果としてすぐに表れるんです(“無双ドリブラー”三笘薫が生まれた日 小6の司令塔に恩師が「全部抜け」と指示した理由 2022.11.21 THE ANSWER )

サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究

「サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究」強豪を相手に左サイドを再三突破したMF三笘薫選手(25)。これが、カタールのスタジアムを沸かせたドリブラーが大学で書いた卒業論文のタイトルだ。頭に小型カメラを着けてデータを取り、ボールをもらう際の自分とほかの選手の目の動きの違いを比較した。(突破の三笘薫は卒論も「ドリブル」…恩師は「世界のエースになれる実力」と今後に期待 2022/12/06 22:37 読売新聞)

三笘薫はなぜドリブルを言語化したのか? 筑波大学蹴球部・小井土監督と読み解く卒業研究(前編) 足立 真俊 2020.11.25 footballllista 会員限定記事

なぜ、自分のドリブルは抜けるのか――。川崎フロンターレの三笘薫が、筑波大時代に取り組んだ卒業論文のテーマだ。‥「すごく真面目でしたね。テーマも自分で決めて持ってきましたから。ドリブルするときの視線が他の人とは違うという仮説を立て、グラウンドで実験し、一生懸命に検証していました。最後まで自分で考えるタイプで、すぐに『どうしたらいいですか』と聞きに来ることはなかったです」(「なぜ、自分のドリブルは抜けるのか」意識高すぎルーキー・三笘薫が筑波大で書いた卒業論文 2020/10/14 11:01 NumberWeb)

  1. サッカーの1対1場面における攻撃側の情報処理に関する研究 三笘薫 専攻学生卒業論文2019 筑波大学 体育専門学群

ドリブルの科学

  1. サッカーのドリブルにおけるフェイント動作の巧さの画像解析を用いた評価手法 松見, 涼輔, 土田, 修平, 寺田, 努, 塚本, 昌彦 20221630-1639
  2. 中学生を対象としたサッカーにおける継続的なドリブルトレーニング がドリブル動作様式及びゲームパフォーマンスに及ぼす効果 多賀 健, 浅井 武 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会670273-296
  3. サッカーゲームにおける速攻プレー特性の測定(測) 松岡 弘樹, 安藤 梢, 西嶋 尚彦 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会720136
  4. 音楽的リズム感に注目したサッカードリブル練習方法としてのリズムゲームの提案 森, 拓輝, 土田, 修平, 寺田, 努, 塚本, 昌彦 情報処理学会20211817-824
  5. サッカー熟練者におけるドリブル技能の「コツ」に関する質的分析 山田 庸 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会710404
  6. 非エリート・ユースサッカー選手における認知機能と体力・ドリブル技術の関係 東浦, 拓郎, 多賀, 健 亜細亜大学総合学術文化学会3681-94
  7. サッカーにおけるボールリフティング技術とドリブルおよびシュート技術との関係 辻本 典央, 絹巻 悟 福井工業大学49171-176
  8. 幼児を対象としたサッカーのドリブルスキル向上における技術的変化 多賀 健, 浅井 武 北海道体育学会5431-41
  9. サッカーにおけるドリブルスキルの獲得に関するコオーディネーション能力について 細野 裕希 日本コーチング学会302205-212
  10. 育成年代サッカー選手における直線ドリブルの標準動作モデルに関する研究 村越 雄太, 山本 大, 上野 広治 日本スプリント学会2473-87
  11. サッカーにおけるドリブル走の加速局面の下肢動作に関するバイオメカニクス的比較 : 育成年代サッカー選手を対象として 村越 雄太, 山本 大, 上野 広治 日本スプリント学会2433-45
  12. 09方-27-口-41 サッカーにおけるドリブル能力の変化に関係する能力の検討(09 体育方法,一般研究発表,2020東京オリンピック・パラリンピックと体育・スポーツ科学研究) 細野 裕希, 漆原 良 一般社団法人 日本体育学会660298
  13. 標準動作モデルからみた男子高校サッカー選手のドリブルの動き出しに関するバイオメカニクス的研究 村越 雄太, 青山 清英 日本スプリント学会2333-41
  14. 心27-010 サッカーのドリブルに関係する能力についての検討(03 体育心理学,一般研究発表抄録) 細野 裕希, 漆原 良 一般社団法人 日本体育学会650105
  15. 育成年代サッカー選手のドリブル速度の相違に関するバイオメカニクス的研究 村越 雄太, 青山 清英 桜門体育学会事務局48245250
  16. サッカーにおけるドリブルの立ち上がり疾走動作に関する研究 村越 雄太, 中平 翔太, 山岡 卓弥, 北島 悠樹, 西澤 修一, 伊佐野 龍司, 青山 清英 日本コーチング学会262267-271
  17. 09方-28-ポ-99 サッカーにおけるドリブル動作の習得に関する研究 : 小学生と高校生を対象として(09 体育方法,一般研究発表抄録) 村越 雄太, 青山 清英 一般社団法人 日本体育学会640324-325
  18. 高校サッカー競技者のドリブル動作に関するバイオメカニクス的研究 村越 雄太, 澤野 大地, 村上 幸史 桜門体育学会事務局47251-59
  19. 09方-24-ポ-86 サッカーにおけるドリブルの立ち上がり疾走動作に関する研究 : 高校生サッカー競技者を対象として(体育方法,ポスター発表,一般研究発表抄録) 村越 雄太, 北島 悠樹, 西澤 修一, 中平 翔太, 山岡 卓弥, 伊佐野 龍司, 青山 清英 一般社団法人 日本体育学会630255
  20. B34 短期間のドリブルトレーニングがスキルに及ぼす影響 : 中学2年生のサッカー選手を対象として(サッカー) 多賀 健, 山中 邦夫, 中山 雅雄, 浅井 武 一般社団法人 日本機械学会20070368-373
  21. 11-5-B302-1 サッカー初心者の技術指導に関する基礎的研究 : ドリブルからと、リフティングから練習する場合の比較(11.体育科教育学,一般研究発表抄録) 山崎 有希, 芹澤 博一, 下田 新, 後藤 幸弘 一般社団法人 日本体育学会580321
  22. ジュニアサッカー選手のスキルテストからみたドリブル能力について 大嶽 真人, 橋口 泰一, 古賀 初 日本大学文理学部人文科学研究所74147-160
  23. ニューラルネットワークによるドリブルスキルの獲得 並川 直樹, 小野 玄基, 横山 智史, 高谷 将裕, 中島 智晴, 石渕 久生 一般社団法人 システム制御情報学会SCI06033-33
  24. 116 F10112 ドリブル戦法期の練習形態の研究 : 児童期のサッカー・ゲームにおける実践研究 福田 純 一般社団法人 日本体育学会540606
  25. 0831601 サッカーのドリブル技能と調整力との関係 : 正選手と補欠選手の比較 長澤 吉則, 出村 慎一, 勝木 豊成 一般社団法人 日本体育学会42B0613
  26. 051K01 サッカーのドリブルにおける重心高(5.バイオメカニクス,一般研究A) 浅井 武, 小林 一敏 一般社団法人 日本体育学会39A0392
  27. サッカーにおけるボールを伴った方向転換(ドリブルターン)動作の研究 榊原, 潔, 直原, 幹, 永木, 耕介, Kiyoshi, Sakakibara, Kan, Jikihara, kosuke, Nagaki 上越教育大学63299-306
  28. 091106 サッカーにおけるボールを伴った方向転換(ドリブルターン)の動作分析(第2報)(9.体育方法,一般研究A) 榊原 潔, 直原 幹 一般社団法人 日本体育学会38A0243
  29. 091303 サッカーにおけるボールを伴った方向転換(ドリブルターン)の動作分析(9.体育方法,一般研究A) 榊原 潔, 木庭 修一, 直原 幹 一般社団法人 日本体育学会37A0301
  30. キックの方向予測に関する実験的研究–サッカーのドリブルシュートについて 前田 明伸 東北学院大学文経法学会73p67-86
  31. 9096 キックの方向予測に関する実験的研究 : サッカーのドリブルシュートについて 前田 明伸, 柳原 英児, 山中 邦夫 一般社団法人 日本体育学会330689
  32. サッカーにおけるスキルテストの検討–ドリブル 太田 茂秋, 服部 恒明 茨城大学教養部13p153-161
  33. 809 サッカーにおけるスキルテストの検討 : ドリブル 太田 茂秋, 服部 恒明 一般社団法人 日本体育学会310543
  34. サッカーにおけるボールリフティング技術とドリブルおよびシュート技術との関係 辻本,典央/絹巻,悟 49171-176

JST「創発」3期生 創発的研究支援事業2022年度新規研究 採択 課題が発表される

2022年度の創発の採択者263名が発表されました。

    1. 阿部パネル 大坪 和香子 (助教) 東北大学 大学院農学研究科 動物性食品の健康的摂取の指針となる小腸フローラ制御方法の開発
    2. 阿部パネル 岡野 憲司 (准教授) 関西大学 化学生命工学部 「-(引き算)の科学」が切り拓く腸内細菌の機能研究
    3. 阿部パネル 小倉 由資 (准教授) 東京大学 大学院農学生命科学研究科 合成・酵素・計算化学の融合が拓く化合物創成の新展開
    4. 阿部パネル 加藤 晃代 (助教) 名古屋大学 大学院生命農学研究科 翻訳制御機構の解明とバイオ産業への応用
    5. 阿部パネル 河合(久保田) 寿子 (准教授) 山形大学 学術研究院 光合成エネルギーの自在制御~空気からエネルギーを作る~
    6. 阿部パネル 城所 聡 (助教) 東京工業大学 生命理工学院 植物の温度ストレス感知機構の解明と応用
    7. 阿部パネル 木矢 剛智 (准教授) 金沢大学 理工研究域 ステロイドホルモンを介した昆虫と植物の異種間相互作用
    8. 阿部パネル 草野 修平 (研究員) 理化学研究所 環境資源科学研究センター 植物の物質生産機能を強化・拡張するケミカルバイオロジー
    9. 阿部パネル 杉本 真也 (准教授) 東京慈恵会医科大学 医学部医学科 アミロイドの制御分子から開拓する感染症・神経変性疾患の融合領域研究
    10. 阿部パネル 田中 茂幸 (講師) 摂南大学 農学部 植物病原菌エフェクタータンパク質輸送機構の分子基盤
    11. 阿部パネル 田畑 亮 (特任講師) 名古屋大学 生命農学研究科 植物環状ペプチドの機能解明によるストレス応答の制御
    12. 阿部パネル 戸田 安香 (特任講師) 明治大学 農学部農芸化学科 脊椎動物における旨味・甘味の起源の解明
    13. 阿部パネル 永井 啓祐 (助教) 名古屋大学 生物機能開発利用研究センター イネの茎をモデルとした新規作物耐水性機構の解明
    14. 阿部パネル 吉村 柾彦 (特定助教) 京都大学 高等研究院物質-細胞統合システム拠点 細胞模倣マテリアルによる物質生産テクノロジー
    15. 阿部パネル 米山 香織 (特任准教授) 愛媛大学 農学研究科 植物-植物コミュニケーションにおけるストリゴラクトンの機能解析
    16. 阿部パネル LAOHAVISIT Anuphon (特任准教授) 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 植物におけるキノン受容の分子機構の解明Molecular mechanisms of quinone perception in plants
    17. 井村パネル 伊里 友一朗 (准教授) 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 高エネルギーイオン液体推進システムの創発
    18. 井村パネル 井上 陽登 (助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 フレキシブルかつ超高安定なX線顕微鏡の開発
    19. 井村パネル 翁 岳暄 (助教) 東北大学 学際科学フロンティア研究所 Design-Centered Governance for Human-Robot Co-Existence: Fromthe Ethical Design Perspective 人間とロボット共存のためのデザイン中心ガバナンス:エシカルデザインの視 点から
    20. 井村パネル 亀尾 佳貴 (助教) 京都大学 医生物学研究所 脳形態形成における構造・機能創発の統合的理解
    21. 井村パネル 河野 佑 (准教授) 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 非線形大規模ネットワークの分散多様化制御
    22. 井村パネル 小澤 祐市 (准教授) 東北大学 多元物質科学研究所 空間トランスフォーム光学の創出
    23. 井村パネル 志賀 拓麿 (主任研究員) 産業技術総合研究所 計量標準総合センター物質計測標準研 究部門 時空間サーマルフォノニクスの創生
    24. 井村パネル 嶋田 隆広 (教授) 京都大学 大学院工学研究科 格子欠陥機能力学が拓く極小原子空間の機械機能工学
    25. 井村パネル 鈴木 健仁 (准教授) 東京農工大学 大学院工学研究院 テラヘルツギャップを切り拓く人工構造材料の深化と7G通信への展開
    26. 井村パネル 都甲 薫 (准教授) 筑波大学 数理物質系 ハイブリッド・チャネル相補型薄膜トランジスタ
    27. 井村パネル 永島 壮 (准教授) 名古屋大学 大学院工学研究科 シングルナノ機械要素をつくるRugaリソグラフィの開発
    28. 井村パネル 中村 友祐 (特任助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 超低軌道長期周回衛星による持続的宇宙利用の実現
    29. 井村パネル 西中 浩之 (准教授) 京都工芸繊維大学 電気電子工学系 安定相制御による超低消費電力変換素子に関する研究
    30. 井村パネル 西原 大志 (助教) 京都大学 エネルギー理工学研究所 ナノシステム制御による太陽光利用の技術革新
    31. 井村パネル 堀 琢磨 (准教授) 東京農工大学 大学院工学研究院 超高熱伝導率を有する放熱材の創成
    32. 井村パネル 村田 順二 (准教授) 立命館大学 理工学部 電解液を用いない電気化学的微細表面構造創成
    33. 井村パネル 森本 雄矢 (准教授) 東京大学 大学院情報理工学系研究科 全身性制御を再現可能なミニチュアボディの確立
    34. 井村パネル 焼野 藍子 (助教) 東北大学 流体科学研究所 物体表面の超層的流体科学による次世代輸送機革新
    35. 井村パネル 吉野 大輔 (准教授) 東京農工大学 大学院工学研究院 プラズマ電荷制御によるタンパク質分子状態の自在操作
    36. 井村パネル 若土 弘樹 (准教授) 名古屋工業大学 大学院工学研究科 古典周波数概念を転換する電磁材料の開拓と応用
    37. 塩見パネル 石綿 整 (主任研究員) 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所 革新的な生体量子解析法の創生による細胞内動的機能の解明
    38. 塩見パネル 岩崎 由香 (チームリーダー) 理化学研究所 生命医科学研究センター 非コードRNAを用いた核内コンパートメントの制御と理解
    39. 塩見パネル 岡本 直樹 (助教) 筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 栄養応答性を司る新規内分泌システムの探索
    40. 塩見パネル 加藤 孝信 (基礎科学特別研究員) 理化学研究所 生命機能科学研究センター 一次繊毛を介したベクトル情報による多細胞統御メカニズム解明
    41. 塩見パネル 清光 智美 (准教授) 沖縄科学技術大学院大学 細胞分裂動態ユニット 初期胚分裂の染色体継承機構とその適応・潜在能の理解
    42. 塩見パネル 黒田 純平 (助教) 大阪大学 大学院生命機能研究科 コラーゲン繊維を直交させずに平面状に一方向に配向させる原理の解明
    43. 塩見パネル 近藤 侑貴 (准教授) 神戸大学 大学院理学研究科 内的・外的要因による植物幹細胞運命制御網の解明
    44. 塩見パネル 佐藤 敦子 (准教授) お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 変化する環境下での卵の品質を管理する方法の開発
    45. 塩見パネル 澁谷 大輝 (Associate Professor) University of Gothenburg Department of Chemistry and MolecularBiology 雄性減数分裂期における中心小体の制御
    46. 塩見パネル 角野 歩 (助教) 金沢大学 ナノ生命科学研究所 連動する三種のイオンチャネルの活性化と集合離散動態
    47. 塩見パネル SEO WOOSEOK (特任准教授) 名古屋大学 大学院医学系研究科 遺伝子位置情報から遺伝子機能予測 – 「転写ファクトリー」概念の立証研究
    48. 塩見パネル 竹俣 直道 (助教) 京都大学 大学院工学研究科 アーキアがもつ始原的クロマチン構造の理解と操作に向けて
    49. 塩見パネル 田尻 怜子 (准教授) 千葉大学 大学院理学研究院 多彩な昆虫クチクラの普遍的な構築原理の解明
    50. 塩見パネル 藤 泰子 (助教) 東京大学 大学院理学系研究科 植物のエピゲノムパターン構築機構の解明と応用
    51. 塩見パネル 中戸 隆一郎 (准教授) 東京大学 定量生命科学研究所 大規模ゲノム解析の新たな価値を拓く情報解析基盤の創出
    52. 塩見パネル 野澤 佳世 (准教授) 東京工業大学 生命理工学院 遺伝子発現を制御するゲノム折り畳み構造のクライオ電子顕微鏡解析
    53. 塩見パネル 藤原 慶 (准教授) 慶應義塾大学 理工学部 創るトランスクリプトームにより迫る生命の設計原理
    54. 塩見パネル 三木 卓幸 (助教) 東京工業大学 生命理工学院 蛋白質超分子システムの細胞内導入による「解析」と「工学」
    55. 塩見パネル 水内 良 (特任助教) 東京大学 大学院総合文化研究科 原始RNA集団における自己複製体の創発と進化
    56. 塩見パネル 元村 一基 (助教) 立命館大学 生命科学部生物工学科 革新的順遺伝学が拓く花粉運命決定機構の包括的理解
    57. 塩見パネル 森田 梨津子 (上級研究員) 理化学研究所 生命機能科学研究センター 恒常性システムの起源の解明 – 形態形成から恒常性維持へのステージ遷 移 –
    58. 塩見パネル 矢木 宏和 (准教授) 名古屋市立大学 大学院薬学研究科 タンパク質に組み込まれた糖鎖修飾コードの解明と糖鎖修飾制御
    59. 塩見パネル 安居 佑季子 (准教授) 京都大学 大学院生命科学研究科 陸上植物の単相世代における有性生殖システムの進化
    60. 吉田パネル 有松 唯 (准教授) 広島大学 大学院人間社会科学研究科 鉄の文明:起源と形成のパラダイム転換
    61. 吉田パネル 宇野 正起 (助教) 東北大学 大学院環境科学研究科 化学反応による岩石破壊が拓く加速度的CO2鉱物固定
    62. 吉田パネル 岡崎 友輔 (助教) 京都大学 化学研究所 湖間比較で拓く高解像度な生態系多様性研究基盤
    63. 吉田パネル 尾﨑 和海 (准教授) 東京工業大学 理学院 地球化学進化史から汎生命惑星進化論への展開
    64. 吉田パネル 木村 善一郎 (准教授) 呉工業高等専門学校 環境都市工学分野 環境微生物ゲノム編集で希少微生物を「狙って」釣る
    65. 吉田パネル 上妻 馨梨 (特任研究員) 自然科学研究機構アストロバイオロジー センター 宇宙生命探査プロジェクト室 反射分光による植物生理応答のリアルタイム計測
    66. 吉田パネル 髙田 昌嗣 (助教) 東京農工大学 大学院農学研究院 リグニン高次構造の解明と革新的発光材料の創製
    67. 吉田パネル 田巻 孝敬 (教授) 鹿児島大学 理工学域工学系 石油化学工業を代替するCO2電解技術の創生
    68. 吉田パネル 藤吉 奏 (助教) 広島大学 IDEC国際連携機構 大気微生物の雲核形成メカニズムから生存戦略と気象への影響を考える
    69. 吉田パネル 安川 和孝 (准教授) 東京大学 大学院工学系研究科 顕生代海洋における堆積性レアメタル鉱床生成史の解明
    70. 吉田パネル 渡邉 友浩 (助教) 北海道大学 低温科学研究所 電子のエネルギーを制御する酵素から理解する微生物エネルギー代謝
    71. 合田パネル 植松 朗 (特任講師) 東京大学 大学院理学系研究科 不快刺激を克服する神経機構の解明
    72. 合田パネル 大島 一正 (准教授) 京都府立大学 大学院生命環境科学研究科 昆虫が持つ植物操作能を例に進化の方向性を決める要因を探る
    73. 合田パネル 佐藤 達雄 (教授) 鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 細胞コンパートメント演算が生み出す前頭前野の柔軟な計算
    74. 合田パネル 田﨑 英祐 (助教) 新潟大学 教育研究院自然科学系 社会性昆虫モデルを用いた長寿代謝機構の多階層的理解
    75. 合田パネル 辻 かおる (准教授) 神戸大学 大学院理学研究科 生物多様性に関する新分野「多様性輪環学」の創成
    76. 合田パネル 冨菜 雄介 (特任助教) 北海道大学 電子科学研究所 縮重性を備えた神経回路網の動的制御機構の解明
    77. 合田パネル 長井 淳 (チームリーダー) 理化学研究所 脳神経科学研究センター 脳機能向上を生む全脳アストロサイトカタログ
    78. 合田パネル 中島 美保 (副チームリーダー) 理化学研究所 脳神経科学研究センター 好奇心の神経基盤の解明
    79. 合田パネル 二宮 太平 (助教) 自然科学研究機構生理学研究所 システム脳科学研究領域 社会脳ネットワークの動作原理の解明に向けた心理・生理・解剖学的研究
    80. 合田パネル 丹羽 康貴 (助教) 筑波大学 医学医療系 眠りやすさを制御する新しい感覚システムの解明
    81. 合田パネル 乘本 裕明 (准教授) 北海道大学 大学院医学研究院 層構造海馬から生み出される脳波の生成機構・役割の解明
    82. 合田パネル 藤田 幸 (教授) 島根大学 学術研究院医学系研究科 損傷後の神経回路修復を促す手法の開発
    83. 合田パネル 増田 隆博 (教授) 九州大学 生体防御医学研究所 脳内マクロファージの多様性と中枢神経系疾患
    84. 合田パネル MIRYEGANEH Matin (staff scientist) 沖縄科学技術大学院大学 統合群集生態学ユニット 環境変動とマングローブのエピゲノム動態(Modeling plant adaptation in face of climate change using genomics andepigenomics of stress tolerant Mangrove trees)
    85. 合田パネル 村上 知成 (助教) 東京大学 大学院医学系研究科 脳神経ネットワークの形成メカニズム解明への基盤創出
    86. 合田パネル 森本 桂子 (助教) 慶應義塾大学 医学部 免疫の役者による脳発生及び機能解明
    87. 合田パネル REITER Samuel (准教授) 沖縄科学技術大学院大学 計算行動神経科学ユニット 頭足類の行動神経科学から明らかにする睡眠の一般原理(General principles of sleep revealed through neuroethology of cephalopods)
    88. 水島パネル 安藤 康史 (室長) 国立循環器病研究センター 研究所 心臓再生制御部 脳内ペリサイトの新規生理機能の探求
    89. 水島パネル 遠藤 裕介 (室長) かずさDNA研究所 先端研究開発部 脂質代謝による病原性T細胞系譜の追跡と革新的治療法の創出
    90. 水島パネル 王 青波 (准教授) 大阪大学 大学院医学系研究科 ゲノム制御機構を解明する、解釈可能な汎用予測モデルの構築
    91. 水島パネル 河合 喬文 (助教) 大阪大学 大学院医学系研究科 細胞が持つ「電気信号」の意義を多面的に理解する
    92. 水島パネル 小林 祥久 (研究員) 国立がん研究センター 分子病理分野 薬剤耐性から迫る発がん機構
    93. 水島パネル 小松 紀子 (助教) 東京大学 大学院医学系研究科 T細胞分化可塑性に基づく組織恒常性の破綻機構の解明
    94. 水島パネル 佐藤 荘 (教授) 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 疾患特異的マクロファージから繙く抗腫瘍メカニズムの包括的理解
    95. 水島パネル 島田 裕子 (助教) 筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 寄生蜂毒研究に基づく上皮選択的な細胞死誘導の解明
    96. 水島パネル 杉浦 大祐 (助教) 東京大学 定量生命科学研究所 シスインタラクトーム解析法の開発による免疫制御機構の解明
    97. 水島パネル 高野 愛 (准教授) 山口大学 共同獣医学部 マダニ臓器間における病原体許容能力の解明
    98. 水島パネル 谷川 俊祐 (講師) 熊本大学 発生医学研究所 新規全胚培養システムを用いた血流と尿排出路を有する次世代腎臓オルガ ノイドの創出
    99. 水島パネル 中西 祐貴 (特定助教) 京都大学 大学院医学研究科 マトリセルラー蛋白を標的としたがん脆弱性誘導の試み
    100. 水島パネル 永安 一樹 (助教) 京都大学 大学院薬学研究科 うつ病のセロトニン仮説の創造的破壊
    101. 水島パネル 西原 秀昭 (助教) 山口大学 医学部神経・筋難病治療学講座 血液脳関門という新たな診断,治療ターゲットの確立
    102. 水島パネル 西村 多喜 (特任講師) 東京大学 大学院医学系研究科 革新的なオンデマンド脂質プローブ作成技術の確立
    103. 水島パネル 福井 一 (室長) 国立循環器病研究センター 研究所 細胞生物学部 血行力学特性が規定する心臓内腔形態の秩序形成
    104. 水島パネル 松田 隆志 (特任助教) 東京工業大学 科学技術創成研究院生体恒常性研究ユ ニット 血圧制御を司る神経機構の研究
    105. 水島パネル 丸山 剛 (准教授(任期付)) 早稲田大学 高等研究所 MHC-I 認識により制御される上皮細胞の細胞競合性免疫
    106. 水島パネル 三野 享史 (助教) 京都大学 大学院医学研究科 免疫におけるRNA制御の分子基盤
    107. 水島パネル 三宅 崇仁 (助教) 京都大学 大学院薬学研究科 神経病態薬理学基盤拡張にむけたプレシナプトロジーの創成
    108. 水島パネル 宮地 孝明 (研究教授) 岡山大学 自然生命科学研究支援センター 小胞型神経伝達物質トランスポーターを切り口とした革新的創薬
    109. 水島パネル 宮西 正憲 (特命教授) 神戸大学 大学院医学研究科 造血幹細胞機能維持体外細胞増幅技術の開発
    110. 水島パネル 森 貴裕 (助教) 東京大学 大学院薬学系研究科 合理的酵素機能改変による革新的生体触媒の創出と利用
    111. 水島パネル 諸石 寿朗 (教授) 熊本大学 大学院生命科学研究部(医学系) 共生と排除が紡ぐ細胞社会の理解と制御
    112. 水島パネル 簗取 いずみ (特定助教) 京都大学 大学院医学研究科 鉄毒性制御による老化進行抑制、疾患予防への挑戦
    113. 水島パネル 山中 聡士 (特定助教) 愛媛大学 プロテオサイエンスセンター 動物界における生体内タンパク質分解誘導分子の発見
    114. 石塚パネル 秋山 雅博 (特任講師) 慶應義塾大学 薬学部 化学修飾に立脚した環境曝露と腸内細菌の新たな関係
    115. 石塚パネル 浅岡 聡 (准教授) 広島大学 大学院統合生命科学研究科 次世代メタン発酵と脂質藻類の融合でエネルギーを創る
    116. 石塚パネル 田中 貴 (准教授) 岐阜大学 応用生物科学部 On-farm experimentationによる農学研究の転換
    117. 石塚パネル 田上 瑠美 (助教) 愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 環境リスクの高い未規制化学物質の探知とリスク低減措置の検討
    118. 石塚パネル 中沢 由華 (講師) 名古屋大学 環境医学研究所 転写共役DNA修復の分子機構と老化関連疾患の分子病態解明
    119. 石塚パネル 西田 梢 (特任助教) 筑波大学 生命環境系 多様な生物の行動生態解明に向けた同位体ロギング法の確立
    120. 石塚パネル 的場 章悟 (専任研究員) 理化学研究所 バイオリソース研究センター 胎盤による胚発生の保護メカニズムとその破綻
    121. 石塚パネル 水野 聖哉 (准教授) 筑波大学 医学医療系 ミニマル染色体コンソミックマウスの創出
    122. 石塚パネル 山本 真也 (准教授) 京都大学 高等研究院 内集団・外集団の形成メカニズムと集団心理の進化・発達
    123. 川村パネル 蘆田 祐人 (准教授) 東京大学 大学院理学系研究科 量子多体物理と量子光学の融合で探る強結合開放系の物理
    124. 川村パネル 生田 力三 (講師) 大阪大学 大学院基礎工学研究科物質創成専攻 非線形量子光学に基づく量子ネットワーク
    125. 川村パネル 池田 暁彦 (助教) 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 新世代量子ビームによる超100テスラ量子物性の解明
    126. 川村パネル 井元 佑介 (特定准教授) 京都大学 高等研究院ヒト生物学高等研究拠点 1細胞ダイナミクスの多層分解による細胞地図の構築
    127. 川村パネル 浦川 優子 (准教授) 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 次世代重力波実験で解き明かす宇宙創世と対称性の破れ
    128. 川村パネル 小川原 亮 (助教) 京都大学 化学研究所附属先端ビームナノ科学セン ター 新たな実験領域を切り開くためのビームリサイクル技術の開発
    129. 川村パネル 高麗 正史 (助教) 東京大学 大学院理学系研究科 大気観測の未踏領域 乱流エネルギー散逸率の全大気分布
    130. 川村パネル 品岡 寛 (助教) 埼玉大学 大学院理工学研究科 2粒子レベルの量子埋め込み理論に基づく新規第一原理計算手法の開発と 実証
    131. 川村パネル 志村 恭通 (助教) 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 オールfスピンメタルの0.1 Kを生成する磁気冷凍機の創製
    132. 川村パネル Dani Keshav (Associate Professor) 沖縄科学技術大学院大学 Femtosecond Spectroscopy Unit Imaging Dark Excitons in Momentum Space運動量空間における暗い励起子の視覚化
    133. 川村パネル 塚本 裕介 (助教) 鹿児島大学 理学部理学科 強化学習による超高速数値計算の実現と星惑星形成の新展開
    134. 川村パネル 永野 中行 (准教授) 金沢大学 理工研究域数物科学系 K3曲面の周期による微分幾何学と整数論の統一的研究
    135. 川村パネル 服部 香里 (特任准教授) 高エネルギー加速器研究機構 量子場計測システム国際拠点 超伝導検出器アレイが拓く暗黒物質探索
    136. 川村パネル 樋口 嵩 (特任助教) 大阪大学 核物理研究センター 超冷中性子スピン・メーザーによる標準模型を超えた物理の探索
    137. 川村パネル Hirschberger Maxi milian (准教授) 東京大学 大学院工学系研究科 中心対称な金属におけるメロン・スキルミオン構造の開拓Pioneering meron and skyrmion textures in centrosymmetric metals
    138. 川村パネル 前多 裕介 (准教授) 九州大学 大学院理学研究院物理学部門 幾何学を軸とするアクティブ乱流物理学の開拓
    139. 川村パネル 松尾 貞茂 (研究員) 理化学研究所 創発物性科学研究センター スピン制御による新奇ジョセフソン超伝導現象の開拓
    140. 天谷パネル 安藤 智暁 (助教) 順天堂大学 大学院医学研究科 眼が物質を取捨選択し能動的に取り込む機構の解明
    141. 天谷パネル 稲垣 舞 (助教) 徳島大学 大学院医歯薬学研究部(薬学域) 胎盤由来エクソソームを中核とする胎盤関門機能予測
    142. 天谷パネル 犬伏 俊博 (講師) 大阪大学 歯学部附属病院 エネルギー代謝から紐解く疾患生物学〜ヒアルロン酸に着目した新たなアプ ローチ〜
    143. 天谷パネル 小川 亜希子 (助教) 東北大学 加齢医学研究所 エピトランスクリプトームが開拓する新しい眼内病態生理学
    144. 天谷パネル 越智 陽太郎 (助教) 京都大学 大学院医学研究科 癌のエピゲノム不均一性の解明
    145. 天谷パネル 金子 直樹 (助教) 九州大学 大学院歯学研究院 多様な疾患環境下で病態に関与する自己抗体産生B細胞の同定
    146. 天谷パネル 菊田 順一 (准教授) 大阪大学 大学院生命機能研究科 線維症の時空間的動態解析による新規治療法の開発
    147. 天谷パネル 北本 祥 (特任准教授) 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター N:Nの臓器連関が切り拓く難治性膵疾患医療の未来
    148. 天谷パネル 小早川 和 (助教) 九州大学 九州大学病院 グリア瘢痕形成メカニズムの包括的理解
    149. 天谷パネル 坂上 倫久 (講師) 愛媛大学 大学院医学系研究科 組織線維化を駆動する血管新生の新概念
    150. 天谷パネル 島田 斉 (教授) 新潟大学 脳研究所 統合脳機能研究センター 脳老化可視化技術の開発と脳機能リザーブ本態の解明
    151. 天谷パネル 城 愛理(渡辺 愛理) (助教) 順天堂大学 大学院医学研究科 重炭酸イオン生物学の創成
    152. 天谷パネル 高野 晴子 (講師) 日本医科大学 先端医学研究所 血管内皮細胞を基軸としたメカニカルシグナルによる肺胞形成メカニズムの 解明
    153. 天谷パネル 田島 健 (准教授) 順天堂大学 大学院医学研究科 可逆性分化モデルによる腫瘍内不均一性の解明と薬剤耐性克服
    154. 天谷パネル 田中 愛 (博士研究員) 信州大学 医学部 血管の恒常性制御により癌転移を抑制する、新規モダリティの創出
    155. 天谷パネル 富田 弘之 (准教授) 岐阜大学 大学院医学系研究科 血管内皮とグリコカリックスの「見える化」から創る新毛細血管学
    156. 天谷パネル 長岡 創 (助教) 奈良県立医科大学 医学部 卵子の「質」構築を理解し、再建へと繋げる次世代卵子学の創出
    157. 天谷パネル 中道 亮 (医員) 岡山大学 岡山大学病院 バイオ腱骨組織創出のための細胞周囲環境の役割の解明
    158. 天谷パネル 新妻 邦泰 (教授) 東北大学 大学院医工学研究科 次世代光技術を用いた革新的脳腫瘍制御法の創発
    159. 天谷パネル 新部 邦透 (講師) 東北大学 東北大学病院 成体幹細胞の神経堤形質を増強した歯胚再生技術の開発
    160. 天谷パネル 福田 直到 (助教) 順天堂大学 医学部 改変マラリア原虫による赤血球の多機能化を利用した新規治療開発
    161. 天谷パネル 松本 知訓 (助教) 大阪大学 微生物病研究所 多倍体細胞の系統分類と特性解明で拓く倍数性治療の創出
    162. 天谷パネル 三島 英換 (客員研究員/非常勤講 師) ヘルムホルツセンター・ミュンヘン/東北 大学 Institute of metabolism and cell death/ 大学院医学系研究科 生命進化における抗フェロトーシスビタミンとしてのビタミンKの役割と治療応 用
    163. 天谷パネル 皆川 栄子 (特任研究室長) 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 睡眠による生理作用の分子基盤に立脚した健康寿命延伸戦略の創出
    164. 天谷パネル 安田 浩之 (准教授) 慶應義塾大学 医学部 非癌肺オルガノイドを用いた発癌プロセス本態解明と先制医療への応用
    165. 天谷パネル 安間 太郎 (助教) 三重大学 大学院医学系研究科 細菌叢由来ペプチドに着目した糖尿病における心腎連関メカニズムの解明
    166. 天谷パネル 由良 義充 (病院助教) 名古屋大学 医学部附属病院 クローン性造血を介した加齢性心血管病の病態解明
    167. 天谷パネル 吉原 弘祐 (主任教授) 新潟大学 大学院医歯学総合研究科 3次元分子病理学による子宮内膜関連疾患の病態解明
    168. 天谷パネル 渡邊 裕之 (講師) 京都大学 大学院薬学研究科 がんの放射線内用療法に資するプラットフォームの創成
    169. 田中パネル 東 直輝 (助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 DNA一分子の遺伝子検出による薬剤耐性菌の迅速検査
    170. 田中パネル 雨宮 歩 (講師) 千葉大学 大学院看護学研究院フロンティア医工学 センター 在宅介護を支えるポイントオブケアAI
    171. 田中パネル 伊藤 綾香 (講師) 名古屋大学 環境医学研究所/高等研究院 脂質リモデリングから読み解く自己・非自己認識と治療への応用
    172. 田中パネル 小栗 靖生 (助教) 京都大学 大学院農学研究科 脂肪組織の栄養・代謝学的な多様性の解明
    173. 田中パネル 小野田 淳人 (助教) 山陽小野田市立山口東京理科大学 薬学部薬学科 超微小粒子は如何にして脳の老化を加速させるのか
    174. 田中パネル 金子 賢太朗 (専任講師) 明治大学 農学部農芸化学科 脂質構造マップによる母子間相互作用の理解と肥満研究の展開
    175. 田中パネル 後藤 義幸 (准教授) 千葉大学 真菌医学研究センター 腸内細菌が司る感染感受性・抵抗性体質の理解
    176. 田中パネル 齋藤(千見寺) 貴子 (教授) 北海道大学 保健科学研究院 細胞老化が形成するストレスレジリエンスな細胞社会の解明
    177. 田中パネル 下田 麻子 (特定研究員) 京都大学 大学院工学研究科 細胞外小胞表層糖鎖プロファイリングと再生医療応用
    178. 田中パネル 高草木 洋一 (サブリーダー/ 上席研究員) 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所 超偏極−核磁気共鳴法で創発する未病の科学と代謝診断治療学
    179. 田中パネル 宝田 剛志 (教授) 岡山大学 学術研究院医歯薬学域(医学系) 四肢ヒト化マウスの開発によるがん研究のイノベーション
    180. 田中パネル 富松 航佑 (助教) 九州大学 生体防御医学研究所トランスクリプトミク ス分野 空間マルチオミクスによる加齢性筋萎縮機構の解明
    181. 田中パネル 中澤 直高 (講師) 近畿大学 理工学部 ニューロンがもつ力学刺激の検知機構に基づく生体力学素子の創出
    182. 田中パネル 中村 壮 (特定拠点助教) 京都大学 iPS細胞研究所臨床応用研究部門 巨核球成熟不均一性を解消させる培養法の確立
    183. 田中パネル 西川 昌輝 (講師) 東京大学 大学院工学系研究科 インスタント臓器の作成
    184. 田中パネル 常陸 圭介 (講師) 藤田医科大学 医科学研究センター タンパク質のメチル化修飾に基づいたサルコペニアの克服
    185. 田中パネル 北條 宏徳 (准教授) 東京大学 大学院医学系研究科 形と細胞分化の制御学
    186. 田中パネル 萬代 新太郎 (助教) 東京医科歯科大学 東京医科歯科大学病院血液浄化療法部 循環細胞外小胞の制御によるサルコペニア・慢性腎臓病の克服
    187. 田中パネル 吉原 利典 (助教) 順天堂大学 大学院スポーツ健康科学部スポーツ健康 科学研究科 運動不足が世代を超えて伝播する分子メカニズムの解明
    188. 八木パネル 青山 一真 (特任講師) 東京大学 先端科学技術研究センター Cross Physics Nerve Stimulationによる高度な神経刺激手法の構築
    189. 八木パネル 雨宮 智浩 (准教授) 東京大学 大学院情報理工学系研究科 身体融合錯覚による感覚運動体験の拡張
    190. 八木パネル 五十嵐 歩美 (准教授) 東京大学 情報理工学系研究科 実応用に即した資源配分メカニズムの開発
    191. 八木パネル 池田 佳奈美 (助教) 大阪公立大学 大学院工学研究科 光情報解析システムの創生
    192. 八木パネル 唐木田 亮 (主任研究員) 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 学習力学を数理基盤とした革新的ニューラルネットワークの開拓
    193. 八木パネル 齋藤 卓 (特任講師) 愛媛大学 大学院医学系研究科 蛍光情報工学による高次元1分子計測テクノロジーの創出
    194. 八木パネル 坂本 大介 (准教授) 北海道大学 大学院情報科学研究院 デジタル体験の多様性、公正性、包括性のための情報科学
    195. 八木パネル 篠田 一馬 (准教授) 宇都宮大学 工学部 多元・小型・低容量を同時達成するメタイメージングの創成
    196. 八木パネル 首藤 裕一 (准教授) 法政大学 情報科学部 自己安定アルゴリズムの飛躍的発展に向けた研究
    197. 八木パネル 高道 慎之介 (助教) 東京大学 大学院情報理工学系研究科 計算機が人間に准ずるための音声認識合成技術
    198. 八木パネル 陳 オリビア (准教授) 東京都市大学 情報工学部 高性能非ノイマン型超伝導SoCの開発
    199. 八木パネル 中村 栄太 (特定助教) 京都大学 白眉センター 理論と社会的実験で築く知能と文化の進化動力学
    200. 八木パネル 平原 秀一 (准教授) 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 メタ計算量による暗号の安全性の解析
    201. 八木パネル 廣井 慧 (准教授) 京都大学 防災研究所 防災IT連携基盤によるCrisis Computingの創出
    202. 八木パネル 吉井 和佳 (准教授) 京都大学 大学院情報学研究科 ニューラルタイムマシン:時空間視聴覚場の分析合成系
    203. 福島パネル 相澤 直矢 (助教) 大阪大学 大学院工学研究科 励起一重項と三重項のエネルギー逆転の創発
    204. 福島パネル 井本 裕顕 (准教授) 京都工芸繊維大学 分子化学系 有機ヒ素化学が拓く未踏機能物質
    205. 福島パネル 大松 亨介 (特任准教授) 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 オルソゴナル結合変換が拓く新しい合成化学
    206. 福島パネル 神谷 真子 (教授) 東京工業大学 生命理工学院 次世代型ラマンプローブの創製による生体機能多重解析
    207. 福島パネル 河崎 史子 (助教) 東京大学 定量生命科学研究所 ヘテロな細胞運命を生み出す多階層な分子機構を測る
    208. 福島パネル 菊川 雄司 (准教授) 金沢大学 理工研究域 静電場を制御した分子性金属酸化物のプロトニクス
    209. 福島パネル 草田 康平 (特定准教授) 京都大学 白眉センター 多元素ナノ物質による革新的材料の創出
    210. 福島パネル 草本 哲郎 (准教授) 自然科学研究機構分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域 スピン相関磁性発光体の科学
    211. 福島パネル 倉重 佑輝 (准教授) 京都大学 大学院理学研究科 相対論的多配置理論による光化学スピントロニクスの開拓
    212. 福島パネル 近藤 美欧 (准教授) 大阪大学 大学院工学研究科 革新的物質変換に向けた協奏的機能統合戦略
    213. 福島パネル 佐藤 弘志 (ユニットリーダー) 理化学研究所 創発物性科学研究センター 4次元多孔性結晶の科学
    214. 福島パネル 杉本 敏樹 (准教授) 自然科学研究機構分子科学研究所 物質分子科学研究領域 次世代アクアナノ界面機能化学を拓く高次非線形分子分光
    215. 福島パネル 須田 理行 (准教授) 京都大学 大学院工学研究科 カイラルイオントロニクスによる電磁交差物性創発
    216. 福島パネル 樽谷 直紀 (助教) 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 ナノ粒子の多元複合クラスター化が拓く機能材料開発
    217. 福島パネル 中島 祐 (准教授) 北海道大学 大学院先端生命科学研究院 力と化学変化のカップリングによるゴム様材料の力学機能創発
    218. 福島パネル 永島 佑貴 (助教) 東京工業大学 物質理工学院 周期表横断型の多元素光化学が拓く高度分子変換
    219. 福島パネル 中島 裕美子 (研究チーム長) 産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター ケイ素およびリン資源循環に向けた新規ライフサイクルの構築
    220. 福島パネル 西井 祐二 (講師) 大阪大学 大学院工学研究科 三次元芳香族クラスターを活用した高性能触媒の開発と応用
    221. 福島パネル 原渕 祐 (助教) 北海道大学 大学院理学研究院 量子化学計算に基づく光機能性分子の自在設計
    222. 福島パネル 星本 陽一 (准教授) 大阪大学 大学院工学研究科 反応空間を歪めて実現する「有機分活化学」
    223. 福島パネル 正木 慶昭 (助教) 東京工業大学 生命理工学院 微量副反応解析による長鎖核酸の化学合成法の開発
    224. 福島パネル 松野 敬成 (講師(任期付)) 早稲田大学 先進理工学部 微小な圧力を駆動力としたナノ多孔質圧電触媒の開拓
    225. 福島パネル 三代 憲司 (准教授) 金沢大学 新学術創成研究機構 酸性官能基の水中での修飾技術を基盤とする生命科学研究
    226. 福島パネル 村山 恵司 (助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 人工核酸の自己複製・翻訳反応の開発と分子進化法への応用
    227. 福島パネル 森本 大智 (助教) 京都大学 大学院工学研究科 生体内の流れによるタンパク質の構造破壊の理解
    228. 福島パネル 森本 裕也 (理研白眉研究チームリー ダー) 理化学研究所 光量子工学研究センター 光変調された電子線と原子・分子・固体の衝突
    229. 福島パネル 矢崎 亮 (助教) 九州大学 大学院薬学研究院 非天然α-アミノ酸が拓くコンパクトペプチドワールド創発
    230. 北川パネル 浅子 壮美 (上級研究員) 理化学研究所 環境資源科学研究センター 配向電場による非対称化を鍵とする反応制御
    231. 北川パネル 一川 尚広 (准教授) 東京農工大学 大学院工学研究院 三次元トポロジー制御に基づく高分子膜の革新機能創発
    232. 北川パネル 猪股 雄介 (助教) 熊本大学 先端科学研究部 光学活性な無機結晶の触媒化学の開拓
    233. 北川パネル 上杉 祐貴 (助教) 東北大学 多元物質科学研究所 光技術で革新する電子光学の探究と展開
    234. 北川パネル 大島 優 (助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 転位と光の相互作用がもたらす新規材料特性
    235. 北川パネル 岡崎 雄馬 (主任研究員) 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 音波の量子計測が拓く核音響共鳴の新展開
    236. 北川パネル 加藤 俊顕 (准教授) 東北大学 大学院工学研究科 次世代量子コンピュータ用高機能原子層超伝導素子の創製
    237. 北川パネル 神戸 徹也 (助教) 東京工業大学 科学技術創成研究院 単原子層からなるXenes類縁体の液相化学合成の開発
    238. 北川パネル 北村 恭子 (准教授) 京都工芸繊維大学 電気電子工学系 オールインクルーシブレーザーの創生
    239. 北川パネル 楠本 周平 (助教) 東京大学 大学院工学系研究科 π結合性軌道設計による新規原子軌道混成状態の実現
    240. 北川パネル コ ソンジェ (助教) 東京大学 大学院工学系研究科 “High Enthalpy”溶液を基軸にした新奇な電気化学機能の発現と蓄電デバイ スの革新化
    241. 北川パネル 近藤 徹 (テニュアトラック講師) 東京工業大学 生命理工学院 揺らぎで拓く高次階層の生体光物理学
    242. 北川パネル 佐藤 勝俊 (特任准教授) 名古屋大学 大学院工学研究科 酸化物ナノフラクションの集積を基軸とした 新奇触媒活性サイトの創出
    243. 北川パネル 佐野 航季 (助教) 信州大学 学術研究院 二次元物質の一次元自己集積化を基軸とする無機超分子ポリマー
    244. 北川パネル 庄司 衛太 (助教) 東北大学 大学院工学研究科 ゆらぎで分ける技術の創出
    245. 北川パネル 高橋 駿 (准教授) 京都工芸繊維大学 電気電子工学系 半導体カイラルフォトニック結晶を用いた無偏極下でのスピン流生成とその 応用
    246. 北川パネル 武田 俊太郎 (准教授) 東京大学 大学院工学系研究科 光量子技術の汎用化による量子アプリケーション創出
    247. 北川パネル 田中 正樹 (助教) 東京農工大学 大学院工学研究院 超高秩序有機アモルファス形成と機能開拓
    248. 北川パネル 湯 代明 (主任研究員) 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 CNT molecular junction based THz electromechanical systems/カーボンナノ チューブ分子接合型テラヘルツ電気機械システムの開発
    249. 北川パネル 土持 崇嗣 (准教授) 神戸大学 システム情報学研究科 未踏化学を拓く革新的エンタングルメント量子計算
    250. 北川パネル 天神林 瑞樹 (独立研究者) 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 液体建築学の開拓
    251. 北川パネル 中野 匡規 (特任准教授) 東京大学 大学院工学系研究科 強相関ファンデルワールス超構造の量子物質科学
    252. 北川パネル 林 博之 (助教) 京都大学 大学院工学研究科 新規多元系物質群の自律探索システム開発
    253. 北川パネル 藤原 宏平 (准教授) 東北大学 金属材料研究所 トポロジカル物質群のアモルファス薄膜材料化
    254. 北川パネル 蒲 江 (助教) 名古屋大学 大学院工学研究科 原子層モアレ超格子の自在構造制御による量子機能デバイスの創製
    255. 北川パネル 松永 隆佑 (准教授) 東京大学 物性研究所 テラヘルツ駆動高速ホール伝導ダイナミクスの精密計測と学理構築
    256. 北川パネル 丸山 美帆子 (教授) 大阪大学 大学院工学研究科 生物における準安定形から安定形への相転移科学
    257. 北川パネル 森山 貴広 (准教授) 京都大学 化学研究所 反強磁性体によるスピン・テラヘルツ波変換
    258. 堀パネル 浦田 淳司 (講師) 東京大学 大学院工学系研究科 災害時都市活動支援のためのsoftware2.0型シミュレータの構築
    259. 堀パネル 久我 一喜 (助教) 九州大学 大学院総合理工学研究院 新興感染症に備えるマルチスケール感染現象学の構築
    260. 堀パネル 才ノ木 敦士 (准教授) 熊本大学 大学院先端科学研究部 CO2鉱物化法を用いた誘発地震抑制技術の基礎的検討
    261. 堀パネル 高橋 佑弥 (准教授) 東京大学 大学院工学系研究科 コンクリート構造物性能評価のDXによる革新的維持管理/設計
    262. 堀パネル 幡本 将史 (准教授) 長岡技術科学大学 技学研究院 バイオフィルム微生物の分離培養と増殖制御技術の開発
    263. 堀パネル 原 祐輔 (准教授) 東北大学 大学院情報科学研究科 都市・交通・活動の共進化の数理

263名のうち助教82名、博士研究員1名、研究員3名、特定研究員1名、特任研究員1名、独立研究者1名、特任助教6名、特定助教5名、病院助教1名、医員1名、特定拠点助教1名、特任講師7名、講師(任期付)1名、特任准教授8名、特定准教授2名、准教授(任期付)1名、特命教授1名、理研白眉研究チームリー ダー1名、副チームリーダー1名、特任研究室長1名、基礎科学特別研究員1名、客員研究員/非常勤講 師1名、staff scientist1名、専任研究員1名、上級研究員2名、サブリーダー/ 上席研究員1名、主任研究員5名、講師16名、テニュアトラック講師1名、専任講師1名、准教授83名、Associate Professor2名、室長3名、研究チーム長1名、チームリーダー2名、ユニットリーダー1名、教授13名、主任教授1名、研究教授1名という内訳です。

肩書だけみると任期付きかどうかがはっきりしないものもありますが、ざっとみて半数近くが任期付きの職位に思えます(助教も任期つきと見なした場合)。教授も10名以上採択されていることを考えれば、教授レベルの業績を挙げている若手研究者であっても多くの人が任期無しの職に就けていないという研究業界における過酷な現実が、この採択者リストから見て取れます。

創発の公募は当初3回と言われていましたが、創発の事業を継続するための予算がめでたくついて、令和5年度以降も公募があるようです(新たに750名程度)。

参考

  1. 創発的研究支援事業における2022年度新規研究課題の決定について 令和5年1月27日 JST
  2. 創発研究者一覧

地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(総合振興パッケージ)とは?

研究費は、科研費の基盤研究(C,B,A,S)のようなボトムアップ型で研究者個人が応募するもの、研究者個人で応募できるが研究分野やテーマが定められたトップダウンのもの、AMEDのようにピンポイントで研究者にくる(?)トップダウン型などいろいろありますが、大学全体を対象とした支援というものもいろいろあります。選択と集中の極みともいえるのが、10兆円ファンド/国際卓越研究大学でしょう。国際卓越研究大学制度の公募はすでに令和4年12月23日(金曜日) から開始されており、公募締切が 令和5年3月31日(金曜日)15時00分 となっています。

  1. 国際卓越研究大学制度について(文部科学省)

国際卓越研究大学に応募するのは日本のトップレベルの大学を自負する大学に限られるでしょう。東京医科歯科大学と東京工業大学が合併してできる東京科学大学も応募予定みたいです。

  1. 新大学の名称は「東京科学大学」 東京工業大学と東京医科歯科大学|TBS NEWS DIG TBS NEWS DIG Powered by JNN 両校は統合のうえ、「国際卓越研究大学」の認定を目指していて、認定されれば政府の10兆円規模の「大学ファンド」から多額の支援を受けられるようになります。

これから研究者を目指す高校生は、国際卓越研究大学に選ばれた大学(選ばれそうな大学)に入ったほうが、研究者への近道になるかもしれません。研究を取り巻く環境の大学間の格差は、今後ますます大きくなっていきそうです。

さて、そんな世界のトップレベルの大学と伍していける大学とまではいかない大学はどうすればいいのでしょうか。そんな大学を対象とした研究支援として、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」なるものが、令和5年度(2023年度)にできるらしいことを知りました。

地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(総合振興パッケージ)

G型大学とL型大学の思い出

自分はこの国際卓越研究大学と地域中核・特色ある研究大学の二本立ての支援体制を知ったときに、以前、巷で騒がれた、グローバル人材のためのG型大学とローカル大学(L型大学)の論議を思い出してしまいました。

  1. G 型/ L 型大学と新しい階級制度 山本奈生 佛大社会学 第39号(2014)
  2. 第40回「G型大学、L型大学」論の炎上を受け、議論していくべきこと 濱口桂一郎独立行政法人労働政策研究・研修機構主席統括研究員
  3. G型大学・L型大学(日本の人事部)「G型大学・L型大学」とは、それぞれグローバル(Global)型、ローカル(Local)型の大学という意味で、2014年10月に開かれた文部科学省有識者会議において、経営共創基盤CEOで経営コンサルタントの冨山和彦氏が提言した新しい大学教育のあり方を示す言葉です。
  4. G型とL型って? 大学も人材もこれからは二極化が進んでいく!?2015.3.31 スタディサプリ
  5. 東大だって「L型大学」だ!真の「G型大学」が存在しない日本で教えるべき「経済」とは 2014.10.27 現代ビジネス

まあさすがにG型、L型を復活させるものではないのでしょう。GとLにわけるのではなくて、研究大学の層に厚みを持たせる趣旨のようです。

総合振興パッケージの趣旨

  1. 地域中核・特色ある研究大学の強みやその特色を伸ばすための取組について(最終まとめ)—我が国の大学の研究力及び国際競争力強化への7つの提言— 令和4年 10 月
    国立大学協会 教育・研究委員会
  2. 「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ  の狙いは?」文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 拠点形成・地域振興室 室長 梅原弘史  Between306

上の Between誌の文科省の説明は、語り口が平易なので非常にわかりやすいと思いました。

総合振興パッケージの支援内容

日本の研究の「厚み」に貢献する大学としては、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(総合振興パッケージ)」で選ばれた場合に、何にをお金を使うことができるのかがきになるところでしょう。下の日刊工業新聞社ニュースイッチの記事は、説明がわかりやすいです。

文部科学省は2023年度から、研究の特色を際立たせるため、戦略的に経営リソースを重点配分する国公私立大学の取り組みを支援する。‥ 文科省は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」として研究力強化と経営改革をセットで後押しする。例えば材料系が強い中規模・中堅大学には、同分野の競争力を高めるため全学の経営戦略に基づき、メリハリをつけてリソースを配分してもらう。‥ 文科省は新事業を通して、各大学が強みに基づく共同研究起業を大幅に増加することに加え、企業や自治体など外部からの資金獲得につなげる。新事業の予算は研究者・研究支援者の雇用研究設備・機器の共用体制構築国際ネットワークの確保など幅広く使えるようにする。(地域中核大学を研究×経営改革で支援、文科省が新たな一手 2022年08月24日 ニュースイッチ)

つまりは、自分の大学の強味をさらに伸ばしなさいということのようです。

総合振興パッケージの支援対象

事業内容、支援対象はというと、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ~改定に向けた検討状況~ 科学技術・イノベーション推進事務局令和4年12月23日」に説明がありました。

支援対象:強みや特色ある研究、社会実装の拠点(WPI、共創の場等)等を有する国公私立大学が、研究力強化に有効な他大学との連携について協議のうえ、研究力の向上戦略を構築した上で、全学としてリソースを投下する取組(単独大学での申請及び国際卓越研究大学への申請中の大学を含む申請は対象外)※ 5年目を目途に評価を行い、進捗に応じて、必要な支援を展開できるよう、文科省及びJSPSにおいて取組を継続的に支援(最長10年を目途)

総合振興パッケージを読んで:極めて個人的な感想

上の説明を読んで自分はかなり驚いたのですが、結構、応募の制限が厳しいようです。一つの大学が単独で出せるものではないんですね。しかも、WPIや「共創の場」に採択された大学が支援対象(の例?)として挙げられていますので、選ばれし者たちをさらに支援するという意図なのでしょうか。結局のところ、選択と集中の路線なのかとちょっと残念な気持ちになりました。

WPIは「世界トップレベル研究拠点プログラム」なので、WPIに採択されている大学は世界トップレベルであって、トップ下の「厚み」に寄与する大学ではないはずで、なんだか一貫していないようにも感じます。また、WPIに関してはあまり社会実装が強調されていなかったように自分は思っていたので、社会実装の拠点WPIという表現をみて、ん?と思いました。支援対象の項目を読んだら、結局、誰をどう支援したいのかが不明瞭に感じてしまいました。

公募はまだこれからみたいです。公募要領で最終形がどうなるのか楽しみにしたいと思います。

総合振興パッケージに関する文書など

  1. 地域中核・特色ある研究大学に向けて(文部科学省)
  2. 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ 総合科学技術・イノベーション会議 令和4年2月1日 (内閣府)
  3. 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ~改定に向けた検討状況~ 令和4年12月23日 科学技術・イノベーション推進事務局
  4. 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(素案) 令和3年12月 科学技術・イノベーション推進事務局

総合振興パッケージに関する報道

  1. 特集産学連携に関する2022年度予算 文部科学省 地域中核・特色ある研究大学の振興について~社会実装関係を中心に~ 文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 2022年3月15日 産学官連携ジャーナル
  2. 文科省「共創の場形成支援プログラム」、今年度の注目大学は? 2022年12月17日 ニュースイッチ 文部科学省事業の「共創の場形成支援プログラム」(COI―NEXT)の2022年度採択が例年以上に注目されている。政府の「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」で同事業が土台の一つとなったためだ。

参考

  1. 基金制度の沿革と課題(1) - 社会保障政策として始まった基金制度 - 予算委員会調査室 藤井 亮二
  2. JST産学連携事業における令和4年度の施策ご紹介 令和4年3月 JST

東京大学第2次学力試験出願状況【速報】令和5年度 前期日程試験 第1段階 選抜倍率

東大2次試験の出願状況の速報です。定員、出願人数、出願倍率、足切りの倍率などをお伝えします。

令和5年2月3日(金)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人 1,226 人 3.06 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人 1,088 人 3.08 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 1,412 人 3.01 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 2,820 人 2.55 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 2,286 人 4.30 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人    411 人 4.24 倍 約3.0倍

10:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人 1,197 人 2.99 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人 1,043 人 2.95 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 1,388 人 2.96 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 2,745 人 2.48 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 2,251 人 4.23 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人    372 人 3.84 倍 約3.0倍

令和5年2月2日(木)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人 1,197 人 2.99 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人 1,043 人 2.95 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 1,388 人 2.96 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 2,745 人 2.48 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 2,251 人 4.23 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人    372 人 3.84 倍 約3.0倍

令和5年2月1日(水)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人 1,081 人 2.70 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人    903 人 2.56 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 1,284 人 2.74 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 2,514 人 2.27 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 2,079 人 3.91 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人     282 人 2.91 倍 約3.0倍

令和5年1月31日(火)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人    983 人 2.45 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人    811 人 2.30 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 1,129 人 2.41 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 2,289 人 2.07 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 1,827 人 3.43 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人    224 人 2.31 倍 約3.0倍

令和5年1月30日(月)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人    832 人 2.07 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人    643 人 1.82 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人    892 人 1.90 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 1,977 人 1.78 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 1,481 人 2.78 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人     168 人 1.73 倍 約3.0倍

令和5年1月27日(金)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人    582 人 1.45 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人    420 人 1.19 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人    578 人 1.23 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 1,318 人 1.19 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人     876 人 1.65 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人       97 人 1.00 倍 約3.0倍

令和5年1月26日(木)

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400206122.pdf

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文科一類.     401 人  366 人 0.91 倍. 約3.0倍.
文科二類    353人   230 人 0.65 倍 約3.0倍
文 科三類.    469 人  313 人 0.67 倍 約3.0倍
理 科一類. 1,108 人  781 人  0.70 倍. 約2.5倍.
理 科二類.    532 人  457 人 0.86 倍. 約3.5倍.
理 科三類.      97 人    55 人  0.57 倍. 約3.0倍

令和5年1月25日(水)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率

文 科 一 類    401 人 209 人 0.52 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人 122 人 0.35 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 164 人 0.35 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 420 人 0.38 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 255 人 0.48 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人   28 人 0.29 倍 約3.0倍

令和5年1月24日(火)

17:00現在

科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率
文 科 一 類    401 人    77 人 0.19 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人   38 人 0.11 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人   47 人 0.10 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 147 人 0.13 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人   88 人 0.17 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人      3 人 0.03 倍 約3.0倍

令和5年1月23日(月)

令和5年度東京大学第2次学力試験出願状況
<前期日程試験>
令和5年1月23日(月) 〔17:00現在〕
第1段階
科類 募集人員 志願者数 選抜倍率 第1段階選抜倍率
文 科 一 類    401 人 0 人 0.00 倍 約3.0倍
文 科 二 類    353 人 0 人 0.00 倍 約3.0倍
文 科 三 類    469 人 0 人 0.00 倍 約3.0倍
理 科 一 類 1,108 人 0 人 0.00 倍 約2.5倍
理 科 二 類    532 人 0 人 0.00 倍 約3.5倍
理 科 三 類      97 人 0 人 0.00 倍 約3.0倍

※上記「志願者数」は,出願書類等の郵送受付が完了した人数

東工大と医科歯科が合併して東京科学大学に:Fラン感がトレンド入り

東京工業大学と東京医科歯科大学が合併して、新たな大学名は東京科学大学(Institute of Science Tokyo)になるのだそうです。

  1. 東京科学大は軽すぎる? 指定国立大の統合、SNSで「Fラン感」 1/19(木) 19:43 毎日新聞

 

両想いの二人から生まれた子供、その名は

 

「Fラン感」がトレンド入り

 

東京科学大という響き

 

そもそもの東工大の名前のイメージ

東工大の名称の歴史

耐えられない知名度の低さ

東工大コピペとは

  1. 東工大コピペ(ニコニコ大百科)

新名称の反響

 

新名称の紛らわしさ

新名称への反応(学内)

納得感

憂い

その他の感想

新名称を考える難しさ

(仮称)東京科学大学に対するもっと良い名称の提案

東京科学大学の名称の将来性

 

東京科学大学の略称は「科学大」

東大という幻想 東大受験にまつわるエトセトラ

日本人の多くが、東大(東京大学)に対して何か特別な思いを抱いているように見えます。その世間的な東大のイメージンは、必ずしも現実を表してはいないのではないでしょうか。

なぜ東大を目指すのか

1年生のときから志望大学の調査が行われます。たしか第3希望まで書かなければいけなかったのですが、大学がよくわからなかったわたしは、とりあえず知っているなかで難しそうな大学から順に書いて出しました。東京大学 京都大学 早稲田大学(もしかしたら一橋と書いたかも)‥紙にそう書いて出してしまったら、なんかわたし東大に行くんだな〜と思ってしまったんですよね。‥ どうせ4年間どこかの大学に行くなら(実際は5年間だったんですけどね笑)、いちばん優れた環境で学びたい、と思ったのが動機の一つです。‥ 東大を目指すことを決めたとき、わたしの学力は全然そこに足りていませんでした。だからこそ、「無理そうだな。だからやってみたい」と思ったのです。(みおりんが東大を目指した理由|無知と思い込みで決めた東大受験 2018.05.11)

東大は天才が行くところなのか

「もちろん本当に優秀な東大生の能力は青天井です。彼ら彼女らは大抵のことを普通の人の半分以下の時間で済ませられる。でも、その割合は、一学年にせいぜい1割ほど。残りは真面目な秀才か、あるいは受験勉強の要領に恵まれた『普通の人』に過ぎません。同じ大学のなかで、これほど『格差』が大きいところは他にないでしょう」(『東大なんか入らなきゃよかった』(飛鳥新社)著者 書籍ライター 池田渓  東大を卒業しても「仕事がまったくできない人」の意外すぎる共通点 1/7(土) 8:03 現代ビジネス)

 

東大の入試問題は難しいか

早稲田大学や慶應大学などの有名難関大学と比べて、東大の入試問題は難問揃いというわけではありません。(東大合格は簡単?東大の難易度を数値付きで現役東大生が徹底解説!2019年9月10日)

東大入試の難問を解く必要があるのか

二次試験だけの合格最低点を推計すると、年度や科類によって違いはあるものの、得点率50%~55%ぐらいのところでしよう。あの難しい問題も「半分得点することができればよい」と考えれば、希望が持てるのではないでしょうか。(東京大学入試情報2021東京大学の合格点 東大塾)

東大に合格したら自信が持てるか

高校までは、勉強ができて、友達もいるし、顔もそこそこ……と思っていたのですが、大学に入って、アイデンティティが失われた。東大に入るとみんな頭良いし、かわいいし、金持ちだし……自分はゴミクズだなと思ってました。高校まではずっと勉強は一番だったのに、圧倒的ビリ。(ミス東大出場の根本朱里さん「ミスコンは顔で判断すべきという人はうちのファンにはいない」2020/09/18 かがみよかがみ

君たちは高校の理科の授業で常に1番や2番(3番だったかもしれないが)だったし、所属していた理科のコースで平均以下の人間がほんとうにアホだと思っているだろうが、今突然、自分が平均以下であることに気付くわけだよ。君たちの半分はそうなわけだ。そりゃ大打撃だろうよ。だって、高校時代に出来ない奴と思っていたのと同じところにいるってことだから。相対的に、だけど。(ファインマン語録)(訳:scienceandtechnology.jp)

  1. コンプレックスの克服法、劣等感の塊をなくす方法

 

東大合格者と東大不合格者との差

 

東大に合格するのにSAPIX・中高一貫校・鉄緑会が必須なのか

  1. 東大への近道(でこぼこ中学受験のブログ)「合格おめでとう 次は東大!」 言わずと知れた鉄緑会が中学入試合格発表会場で配っているチラシのキャッチフレーズです。
  2. 小1からSAPIXに通わせて燃え尽きないでしょうか[受験進路相談] SAPIXに入れないと何が困るんでしたっけ?

「『勉強している』。それは嘘じゃないだろうな。ちゃんと机に向かって、ちゃんとペンを持って、宿題も真面目にやろうと努力している。お前は確かに、ちゃんと勉強しているんだろう。じゃあなんでお前の成績は上がらないのか。‥ お前に『意思』がないからだ。‥ 先生や親が言うから机に向かうポーズをしているだけ。自分から何も掴もうとしていない。それじゃ成績は上がらないさ。‥ お前は一体何がしたい?あるいは、何をしたくない?それがない状態で勉強しても、お前はずっと今のままだ。」(師匠の言葉 西岡 壱誠 それでも僕は東大に合格したかった 2022/9/22 新潮社)

  1. 沖縄の貧困家庭から東大合格「周囲に勉強する友達はいませんでした」 1/15(日) 15:55 週刊SPA!
  2. 西岡 壱誠(にしおか いっせい) Issei Nishioka 東洋経済ONLINE

 

東大に合格するためにはガリ勉が必要か

歌や楽器がうまかったりスポーツがめちゃくちゃできたりと、天から二物も三物も与えられているかのような人。そういう人たちに限って、僕が長らく参照してきた「テストの点数の良し悪し」「偏差値の高低」みたいな基準を、大して重視していないように見えました。(東大卒・無職が考える「プライドの捨て方」  豆腐 2021年8月22日 15:46)

 

東大に入ればモテるのか

  1. 僕は頭がいいけれど…東大生が抱く「彼女は頭が悪いから」への違和感 2019.01.10

 

東大に入ったら幸せになれるのか

勉強が出来過ぎたがゆえに、勉強の物差しで人生は幸せになれると思い込まされる。そして、自分より勉強ができる数多の秀才に出会ったが故に、もっと上に行きたくて勉強して、結果、勉強への過剰適応で世の中に適応できない若者を量産する。それが東大。(■東大の学生生活は本当に病むから気をつけたほうがいい 2018-03-14

東大を出たら企業での活躍が約束されているのか

  1. 企業・業界 東大卒メガバンク行員がMARCH卒に営業成績で敵わず「うつ病」に…高学歴の不幸 文=A4studio 2023.01.07 06:00  Business Journal
  2. 東大卒メガバンク行員の悲痛な叫びに涙が止まらない「幼稚園児みたいな文章を書く人たちが営業で大活躍している」 2022年11月5日  togetter

 

東大卒がマイノリティの環境で起こり得ること

  1. 「東大生を見世物にしてあざ笑う」TV局の軽率 コミュ障、変人、アスペいじりはもう要らない 池田 渓 2020/10/26 11:20 東洋経済ONLINE

 

東大を卒業すれば稼げるのか

東大に入るための勉強は人生に必要か

 

東大卒無職

  1. 東大卒・無職、プロ奢ラレヤーに奢ってきました【更新50日目】  2021年4月3日 03:56 note.com

  1. #東大卒無職

参考

【東大卒】「天才以外の東大生は挫折する」高学歴がプレッシャーに?あえて学歴を隠す人も「東大なのに‥」ギャップはどうすれば?東大卒に聞く呪縛と苦悩【ひろゆき】|#アベプラ《アベマで放送中》 ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】 チャンネル登録者数 101万人

 

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関連記事 ⇒ 東京大学に合格する勉強方法と受験戦略

レビュー論文の書き方

研究者の評価は原著論文の数と質が最重要視されます。レビュー論文は業績とはみなされないと自分は思っていました。しかし論文の数を重視する評価方法においては、レビュー論文も業績としてカウントする場合があるようです。実際、他大学で大学教員の職を得る際や大学内での昇任人事において論文数が足りないから、論文数を稼ぐために急遽レビュー論文をいくつも書いたという話を聞いたこともあります。

そんなわけで、レビュー論文を書く必要に迫られる人は結構多いと思うのですが、レビュー論文とはいったいどのようなもので、どう書けば良いのでしょうか。

レビュー論文の種類

一口にレビュー論文といっても、実はいくつかの種類があるそうです。

  1. レビュー論文(文献レビュー)の目的と書き方 By エナゴ アカデミー PUBLISHED ON Sep 27, 2021 ナラティブレビュー スコーピングレビュー システマティックレビュー

レビュー論文とは

レビュー論文にはナラティブレビューやシステマティックレビューといった種類があるようですが、基礎系の研究でレビュー論文といえばナラティブレビューを指すと思います。

レビュー論文とは、すでに発表されている研究結果の概要や評価をまとめ、何がまだ明らかになっていないのか明確にするためのものです。‥ レビュー論文は、研究論文をもとに今後明らかにすべき内容をまとめたものです。(レビュー論文とは?書き方や必要な要素、ポイントなどについて詳しく解説 2021.06.01 2022.05.20 )

文献レビューでは、当該する研究領域のトレンドや課題、どこまでが既に明らかとなっていて何がまだ分かっていないのかを指摘します。(文献レビューの書き方と注意すべきポイントを解説! acaric)

これまでに明らかにされたことをまとめ、今後の研究の方向性を見出す。先行研究レビューでやることを一文でまとめると、コレに尽きます。(【研究のススメかた】先行研究レビューの実作業のやりかた Dr. MM 2020年1月24日 00:35 note.com)

科学の分野では自分は見たことがなかったのですが、人文科学系の論文の場合は、原著論文の構成要素として「文献レビュー」のセクションが存在することがあるようです。

論文の各セクションの構成順は次の通りです:タイトル、アブストラクト、イントロダクション、文献レビュー、方法、結果、考察、課題、結論および応用。‥文献選びは、広い学術的ランドスケープの中で、研究がどこに、どのように位置し、どのリサーチギャップを埋めようとしているのかを浮き彫りにするもの(ジャーナル編集者が文献レビューに求めていること Caven Mcloughlin 2020年03月17日 EDITAGE)

読む側にとってのレビュー論文の有用性

レビュー論文とは数多くの論文を整理した上で各々の論文を紹介しているもので、その領域の近年の動向を1本の論文で吸収できるお得な論文です。(BLOG2012.10.26【研究に役立つWebサイト】良いレビュー論文を見つけるために fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp)

レビュー論文を書くことの有用性

論文の数を稼ぐためという俗っぽい理由以外に、レビュー論文を執筆するメリットとしてはどのようなことが考えられるのでしょうか。

深く批判的に考えることを余儀なくされます。研究の長所とリミテーションを見極め、その理由を説明できなければなりません。‥ 実施された研究を批判的に評価し、理想的には、そのテーマについて新しい視点を提供しなければなりません。‥ 研究を比較対照することで、その限界を明らかにし、将来の研究への提案を行うことができます。 (なぜ、研究者はレビュー論文を書くべきなのか By Edanz-Learning-Japan)

レビューを書くという目的で、国内外の膨大な文献を集中的に、また、批判的に読み、 さらに、それらを人が読んでわかるようにまとめるという作業を、1 年目に徹底的に行 なうことにより、当該分野に関する専門性を高め、問題点を整理し、当該分野で何がわ かっていて何がわかっていないのか、どのような研究が必要なのかを考えることができ、 その後の研究を進めるための強固な土台を築くことができたように思う。(書き手の立場からみた、博士後期課程におけるレビュー論文執筆の意義 -博士論文への架け橋- 大関 浩美(東京大学留学生センター非常勤講師))

Regardless, the ultimate publication of a review is an important addition to a Curriculum Vitae, and gives evidence that the author has achieved a noteworthy level of recognition from her/his scientific peers. Such evidence is considered at the time of review for Promotion and Tenure: a Curriculum Vitae with ‘only’ original research articles is not quite as impressive as one with a selection of reviews in key journals (it can be overdone). (The impact of review articles Catherine M Ketcham & James M Crawford Laboratory Investigation volume 87, pages1174–1185 (2007))

  1. module 7.1 writing review artilces writing in the sciences stanford university

レビュー論文の書き方

レビュー論文の書き方に関するアドバイスは、メジャーな出版社やジャーナルで取り上げられています。

  1. Writing a good review article Elsevier
  2. How to write a good scientific review article The FEBS Journal
  3. How to write a superb literature review 04 December 2020 Correction 09 December 2020  nature.com
  4. How to Write a Scientific Review Article By Enago Academy Oct 25, 2021
  5. How to write a review article that people will read by Rebecca Schwarzlose December 14, 2016, 09:00 Cell Mentor
  6. How to Write a Good ScientificPaper: Review Articles
  7. How to Write a Good Scientific Paper Chris A. Mack SPIE (124 page PDF)
  8. How to write a Review Paper | How to write a Review Article | Step-by-step process explained WiseUp Communications (YOUTUBE 7:42)
  9. How to Write a Review Paper | Step By Step Guide Thesis Helper (YOUTUBE 6:11)
  10. How to Write an Article Review l What Is an Article Review l Steps for Writing an Article Review Educational hub (YOUTUBE 5:18)

参考

  1. 文献レビューを書く時に重要な10のポイント By エナゴ アカデミー PUBLISHED ON May 9, 2018
  2. 科学的な文献レビュー(Literature Review)の書き方 By エナゴ アカデミー PUBLISHED ON Jun 14, 2021
  3. レビュー論文とは?書き方や必要な要素、ポイントなどについて詳しく解説 2021.06.01 2022.05.20

日本、クロアチアにPK戦で敗れる 悲願のベスト8進出ならず

延長線で決着つかずPK戦に

スコア1-1のまま延長戦でも決着がつかずPK戦になりました。PK戦は日本が先攻でしたが一人目のキッカー南野選手が右側に蹴ったボールは相手キーパーにセーブされ、クロアチアのキッカーはきっちりとゴールを決めて、日本人二人目は三苫選手。三苫選手は左横を狙いましたがセーブされてしまいました。クロアチアは2人目もゴール。これで0-2となり勝利はほぼなくなったように感じました。3人目は浅野選手がようやく決めて、クロアチアの選手がポストを叩いたので、3人蹴ったところで、1ー2。4人目の吉田選手がまたもやセーブされ、クロアチアがその後決めたので1-3となり、5人目が蹴ることはなく、勝負が決まってしまいました。

雰囲気にのまれていて実力を発揮できなかったPK戦

 

 

PK戦にもつれ込ませたのは戦術ミスでは

遅すぎた三苫選手の投入

三笘選手は徹底的に研究されていて縦に抜けるのは難しかったようですが、一度は真ん中のほうにドリブルして強烈なシュートを放つなどやはり見せ場をつくってくれました。

しかし、与えられた時間が短すぎて、結局どうにもならなかった印象です。もっと、時間があってもっとあれば、いろいろなことを試すことができたのにと思います。

 

リードして前半終了

PKの準備をしていなかった日本

PK戦は準備が全て・練習するもの

PK戦は運の要素が強いと思いますが、それはお互いが互角のレベルで合った場合の話です。今回のPK戦を見ていて、PK戦で惨敗した印象がありました。あの舞台で強い気持ちで蹴れるようにするためには、日頃からの準備が必要だったのだと思います。

三笘薫選手の試合後のインタビュー