MDPIジャーナルの現在(2023.3)

MDPIジャーナルの現在(いま)が知れる、2023年3月頃のSNS上のガチ議論を纏めておきます。

目次

MDPIがトレンド入り

MDPIジャーナルはハゲタカなのかそうではないのか、SNSが盛り上がっていたのでまとめておきます。ツイッターで激論が戦わされているようにみえます。

ハゲタカジャーナルリスト入り

リスト入りの理由

ハゲタカジャーナル認定協会・リストに関して

predatoryreports.orgなどというサイトがあるとは知りませんでした。運営者情報が皆無なので、当サイトのような個人ブログかもしれませんし、どこかの企業が何かしらの意図をもってやっているのかもしれません。

リスト入りの影響に関して

ハゲタカリスト入りの裏側で起きているかもしれないことについて

捕食ジャーナルリストといえば、Beall’s listが有名で訴訟問題などでBeallさんはリストをやめてしまったのだと思いますが、新たにこういうサイトができていたことは驚きでした。訴えらること間違いなしだと思います。それを意に介さないのだとしたら、無敵の人が運営しているのかなぁ。

 

MDPIをハゲタカ視することに関して

MDPIに対するとまどい

MDPIに論文を出している人は、今の自分の環境だとたくさんいますので、自分にもとまどいというか、どう評価すべき雑誌社なのかわからないところがあります。

MDPIに対する見方

 

MDPIでの苦い経験

MDPIでの投稿体験・査読体験・ゲストエディター体験

自分は投稿したことはありませんが、MDPIの査読経験はあります。一度受けると、次から次へと査読依頼が舞い込むし、しかもそれが分野違いの雑誌だったり論文だったりするので、スパムやんけ!と思って、それ以降は完全にスルーするようになりました。

MDPIハゲタカ論

MDPIの微妙さについて

MDPIの査読の早さについて

MDPIに限らず最近の査読期間は早いです。10日くらいに査読コメントを返えさせるような雑誌がばかりです。自分のところにくる雑誌だけ?

MDPIのユルさについて

みんなの体験談を読むと、明らかに査読システムが機能していない事例がありますので、やはりMDPIは(もしくはそのジャーナルは、もしくは、そのエディターは)信用ならんなと改めて思います。

MDPIのエディターと査読者との温度差について

MDPIの査読の透明性について

査読者と論文著者、エディターとのやりとりを全て公開するのはいいアイデアだと思います。それにより信頼を得ることができるはず。

MDPIジャーナル数の多さについて

MDPIジャーナルにおける特集号の異常な数の多さについて

MDPIのIF底上げ戦略について

MDPIの営業努力について

自分も投稿依頼をしょっちゅう受け取ります。

MDPIの怪しさについて

MDPIのレビュー論文の良さについて

自分の専門でない分野の論文を検索しているときに、MDPIジャーナルのレビューアーティクルに遭遇することが結構あります。読んでみるとなかなかまとまっていて不慣れな領域の知識を得るのにはよさそうな印象があります。自分の専門であれば、そういう検索の仕方をそもそもしないせいかMDPIのレビューを読むという経験はありません。ツイートをみると自分と同じ経験をしている人がいるのだとわかりました。

MDPIのオープンアクセスであることの良さについて

オープンアクセスはやはりありがたいと思います。せっかく興味のある論文を探し当てても、お金を何千円も払わないと読めないのなら、そこで普通は諦めます。どうしても必要なときは図書館に複写を頼むか、自分が論文を書いている最中で時間がなければ研究費から数十ドル払ってしまうこともあります。

MDPIへの投稿に関する素朴な疑問

ここで紹介したツイートには自分も賛同します。

MDPIの誘惑

インパクトファクター5の雑誌掲載実績が簡単に手に入るのであれば誘惑は大きいですね。

MDPIを避けて通る生き方

MDPIへの用心

MDPIが目に入ることがない世界

自分も研究をやめるまでは、MDPIの雑誌の存在を知らなかった、もしくは気にしたことがありませんでした。知らない雑誌に論文を出そうなんて思いませんから、論文を出したことはありません。あらためて考えても自分の専門領域にマッチするMDPI誌は見当たらないかも。研究をやめて職場が変わったら、MDPIに論文を出している人が普通に見の周りにいることに気付きました。また、調べてみたら東大や京大からも多数のMDPI論文が出ていて、単に自分が知らなかっただけか、CellsをCellかGenes to Cellsと見間違えていただけかもしれません。

MDPIに対する中立的な態度

MDPIの評価の研究分野による違いについて

MDPI非ハゲタカ論

MDPIをハゲタカ視することに関して

 

雑誌名で評価されることがあることについて

雑誌のインパクトファクターで人を評価するというのは、ふつーにあると思います。MDPIみたいな雑誌もあるので、インパクトファクターというよりも雑誌名ですが。

雑誌名でなく論文そのもので評価

論文の価値と雑誌とは別という議論はわかりますが、分野が違えば論文の価値を判断するのはほぼ無理です。

MDPIハゲタカ論争に関して

学術誌出版ビジネスについて

FRONTIERSについて

NATURE系について

MDPI以外の雑誌の話題

MDPIっぽさについて

MDPIに関するchatGPIの意見

MDPIが人材募集中

公開開始日 Date of publication 2023年02月22日

【概要】
学術オープンアクセス出版のパイオニアであるMDPI社は、1996年にスイスで創設され、今日まで学術コミュニティに貢献して参りました。弊社の使命は、学術の分野を問わず、開かれた科学者・研究者の交流を促進することです。世界中の方々が最新の知見を活用できるように日々努力しております。

MDPIでは現在、東京のチームに参加するEditorial and Marketing Assistantを募集しています。エディトリアル部門の研修後に、①日本でのプロモーションやマーケティングの立案や実施、②科学者、研究者、学会、研究機関・施設・組織の交流の支援、③弊社サービスを販売促進するイベントの企画・開催 を担当していただきます。

【主な業務内容】
・エディトリアル研修(6か月)
・日本国内の大学・機関・学会のマーケティングの立案や実施
・顧客サービス、カスタマーサポートなど
・顧客訪問
・アカデミック・イベントの作成と開催の支援

2023年06月30日 必着 適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D123021214