生成AIの回答を鵜呑みにしちゃいけないなと思った最近の事例。「内分泌」の読み方を聞いたところClaudeとChatGPTとでは、正反対の答えが返ってきました。さて、どちらが正しいんでしょうか。ちなみに自分は、周りの研究者で「ないぶんぴつ」と言う人が多いので、自分も「ないぶんぴつ」と呼んでいますが、子供のころは「ないぶんぴ」と教わったような気がします。大学1年生が「ないぶんぴ」と読むのを聞いたことがあるので、高校では今でも「ないぶんぴ」なのかもしれません。
目次
Claude Sonnet 4
「内分泌」の正しい読み方は ないぶんぴつ です。
「分泌」は「ぶんぴつ」と読みます。「ぴ」だけでは不完全で、最後の「つ」まで含めて読むのが正しい読み方です。
医学用語でよく使われる言葉なので、正確に覚えておくと良いですね。
claude.ai
ChatGPT
ご質問ありがとうございます。
医学や生物学の専門用語としての 「内分泌」 の正しい読み方は:
ないぶんぴ【内分泌】
です。
✅ 詳しく解説:
- 「分泌」は、「ぶんぴ」 が慣用読みとして長く使われており、専門分野(特に医学、生理学、生物学)では 「内分泌(ないぶんぴ)」 と読むのが標準的です。
- 「ぶんぴつ(文筆)」と間違われやすいため、専門家の間では「ぶんぴ」と区別して読むことが一般的です。
辞書的にも:
- 『広辞苑』『大辞林』などの国語辞典でも、「分泌」の読みは 「ぶんぴ」 と記載されています(「ぶんぴつ」は誤読または別語)。
- NHKの『日本語発音アクセント辞典』や医学辞書でも「ないぶんぴ」が採用されています。
✅ 結論:
- 話し言葉でも、文書でも、「ないぶんぴ」 と読むのが正しく、正式です。
- 「ないぶんひつ」と読んでしまうと、誤読として訂正される可能性が高いです。
ご参考までに、同様の例に「分泌腺(ぶんぴせん)」「ホルモン分泌(ぶんぴ)」などもありますね。
実際に「ないぶんぴつ」と発音している大学の先生が多いというのは、日本の現場ではよくあることです。これには、歴史的な言葉の変化や専門語の慣用読みと国語的な正規読みのズレが関係しています。
なぜ「ないぶんぴつ」と言う先生が多いのか?
- 漢語の読み慣れによる影響:
「秘書(ひしょ)」や「筆記(ひっき)」など、「つ」の発音が語尾に来る熟語に慣れているため、「分泌」もつい「ぶんぴつ」と読んでしまう。 - 音の流れの自然さ(音便化):
日本語では、語尾に「つ」がつくと語調が整いやすく、言いやすいと感じる人も多いです。 - 誤読が定着してしまったケース:
特に、若手研究者や学生が、上の世代の誤読を聞いて育ち、それが「正しい読み」と思い込んでしまうことがあります。 - 医学部や理系の教員でも、実際に誤読が広まっている:
これは学力や知識とは無関係で、「読み方を誰も訂正してくれない」ことが多く、意外と長く残るんです。
✅ では、正しいのは?
やはり、正式な読み方は「ないぶんぴ」 です。
- 文部科学省や医学辞典、NHK、日本医学会が採用しているのも「ぶんぴ」。
- 「ぶんぴつ」は誤読とされます(文筆との混同の恐れもあるため)。
豆知識:学会発表では?
- **発表スライドや論文中では「ないぶんぴ」**と読むのが無難です。
- ただし、口頭発表で「ないぶんぴつ」と言っても、すぐに誤解されることは少なく、訂正されないまま通ってしまうのが実情です。
✍️まとめ:
読み方 | 状況 | 備考 |
---|---|---|
ないぶんぴ | ✅ 正しい | 学術的・公式な読み方 |
ないぶんぴつ | ❌ 誤読(慣用化している) | 教員・医師でも多いが、正しくはない |
言語って、現場での“慣れ”と公式な“正しさ”がズレること、よくありますね。学術の場では「正しさ」も大事なので、知っておくと一目置かれること間違いなしです。