2012年1月に米長邦雄 永世棋聖がコンピュータ将棋プログラム「ボンクラーズ」(伊藤英紀氏が開発)と対局したのが、将棋電王戦の始まりでした。翌年からは5対5の団体戦の形で開催されてきましたが、2015年の第4回将棋電王戦はFINALと銘打たれており、これが最後となる予定です。
これまでの対戦成績は、
第1回 将棋電王戦 一番勝負 持時間各3時間
2012年1月14日 ● 米長邦雄永世棋聖 ボンクラーズ/ 伊藤英紀 ○
第2回 将棋将棋電王戦 五番勝負 持時間各4時間
2013年3月23日 第1局 ○ 阿部光瑠四段 習甦/竹内章 ●
2013年3月30日 第2局 ● 佐藤慎一四段 ponanza/山本一成 ○
2013年4月 6日 第3局 ● 船江恒平五段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2013年4月13日 第4局 持将棋 塚田泰明九段 Puella α/ 伊藤英紀 持将棋
2013年4月20日 第5局 ● 三浦弘行八段 GPS将棋/田中哲朗・森脇大悟 他 ○
将棋電王戦リベンジマッチ
2013年12月31日 ○ 船江恒平五段 vs ツツカナ ●
第3回 将棋電王戦 五番勝負 持時間各5時間
2014年3月15日 第1局 ● 菅井竜也五段 習甦/竹内章 ○
2014年3月22日 第2局 ● 佐藤紳哉六段 やねうら王/磯崎元洋 ○
2014年3月29日 第3局 ○ 豊島将之七段 YSS/山下宏 ●
2014年4月 5日 第4局 ● 森下 卓九段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2014年4月12日 第5局 ● 屋敷伸之九段 ponanza/山本一成 ○
将棋電王戦リベンジマッチ 持時間各8時間
2014年7月19日 ● 菅井竜也五段 習甦 ○
将棋電王戦リベンジマッチ 持ち時間3時間、継盤使用可
2014年12月31日 ○ 森下卓九段 ツツカナ ● (裁定による勝敗)
第4回 将棋電王戦(FINAL) 五番勝負 持時間各5時間
2015年3月14日 第1局 ○ 斎藤慎太郎五段 Apery/平岡拓也 ●
2015年3月21日 第2局 ○ 永瀬拓矢六段 Selene/西海枝昌彦 ●
2015年3月28日 第3局 ● 稲葉 陽七段 やねうら王/磯崎元洋、岩本慎 ○
2015年3月 4日 第4局 ● 村山慈明七段 ponanza/山本一成、下山晃 ○
2015年3月11日 第5局 阿久津主税八段 AWAKE/巨瀬亮一
将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKE 2015年4月11日(土)10:00対局開始 東京・将棋会館 9:30 ニコニコ生放送 のPV
将棋電王戦FINAL第5局で阿久津主税(あくつ ちから)八段と対戦する将棋ソフトはAWAKE. AWAKEはこの将棋電王戦FINALの出場資格を得るための大会、第2回電王トーナメント(2014年11月1日~3日)で優勝し、「電王」の称号を手にしたソフトです。 【将棋・電王戦決勝】 awake VS ponanza 2014年11月3日
第3回将棋電王戦 第5局 屋敷伸之 九段 vs ponanza
第3回将棋電王戦 出場棋士発表PV 人類VSコンピュータ 第3回将棋電王戦 出場棋士がついに発表!第2回将棋電王戦の敗北を受け、第3回は更なる強豪棋士が出場します。
【完全版】第2回将棋電王戦 第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 PV
第2回将棋電王戦に関しての羽生善治三冠のインタビュー
第2回将棋電王戦PV
【米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ】プロ棋士 対 コンピュータ 将棋電王戦 告知PV
参考
- 棋戦情報 電王戦(日本将棋連盟)
- 【続報】年越しの電王戦 激闘20時間の末に人間側勝勢のまま指し掛け(ニコニコニュース/ガジェット通信 2015/1/1):”強豪将棋コンピューターソフト「ツツカナ」に森下卓九段が挑んでいた「電王戦リベンジマッチ」は、約20時間・152手の激闘の末、森下九段勝勢のまま、コンピュータが負けを認めず延々と指し続けるため、1月1日5時26分、後日指し掛け(対局中断)となった。”
- 電王戦リベンジマッチ 森下卓 九段 vs ツツカナ 中断に対する批判まとめ (TOGETTER)
- PV 「電王戦リベンジマッチ」2014.12.31 森下卓九段 vs ツツカナ (ニコニコ動画)
- 「第2回電王トーナメント」レポート(日本将棋連盟 2014年11月 4日):”「何とかしてPonanzaの連覇を止めたかったので、達成できて言葉で表現できないほど嬉しいです。電王戦FINAL出場に当たって、棋士の先生には申し訳ないんですが、そこまで勝負自体にはこだわりはないです。コンピュータを使っていかにプロ棋士が強くなって、将棋のレベルが上がることに貢献できるかというところにモチベーションがあります」(巨瀬さん)”
- 電王戦リベンジマッチ・森下卓九段 VS ツツカナは森下九段の判定勝ちに (2ch名人):”判定勝ちの理由として、中断局面からコンピュータ同士で対戦して、後手(森下九段側)の100戦100勝。 ”
- 将棋電王戦リベンジマッチ 激闘23時間 菅井竜也五段 vs 習甦 (ニコニコ生放送 2014年7月19日)(20時間58分45秒)
- 第2回将棋電王戦第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 棋譜 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg58174 ニコニコ静止画
- 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実 【前編】対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音 (現代ビジネス 2013年04月29日):” 「棋士の文化と、われわれ研究者の文化は違うんですよ。棋士は『この一局の勝負にすべてが懸かっている』と考えます。だけど私たちは『1000局指してみないと本当の強さなんてわからない』と考えている。一局だけでは、出来不出来がありますからね。研究者はいつも、誤差のかたまりを相手にしているんですよ。だから今日の結果で、コンピュータのほうが強いとか、人間のほうが強いとか、そういうことはまったく考えません。負かされて、修正すべき点が見つかればそこを直す。その繰り返しです。(GPS開発者の1人金子知適氏)”
- 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか(現代ビジネス 2013年05月15日):”ずっと将棋をやってきた者としては、プロの権威を傷つけたくはない。でも開発者としては、ソフトの力を試したい。葛藤があります。傷つきなんかしない、杞憂だとは思うけど、でも杞憂であってほしいという願望かもしれない。(ponanza開発者山本氏)” ”私は、悪手を指して負けたわけではないのです。GPSも、一手の悪手も指していません。”(三浦八段)
- 【第2回電王戦】Puella αx塚田泰明のクライマックスを見たかった(ニコニコ動画):第4局 塚田泰明九段 Puella αの対局で持将棋になった場面から局後のインタビューまでの動画。
- 第2回将棋電王戦第4局 塚田泰明九段 vs Puellaα 棋譜(ニコニコ静画)
- 佐藤 大輔(さとう だいすけ、1974年 – )は、日本の映像作家。フジテレビジョンを経て、現在は株式会社佐藤映像代表。将棋「電王戦」プロモーションビデオ(2012年〜、ニコニコ生放送)(ウィキペディア)