佐藤天彦名人、人工知能(山本一成氏の将棋ソフトPONANZA)に2連敗し、電王戦に幕

   

第2期電王戦のプレビュー(12:54)

 

将棋のプロ棋士(第2期叡王戦の優勝者)とコンピューターソフト(第4回将棋電王トーナメント優勝ソフト)が対戦する第2期電王戦二番勝負の第2局が2017年5月20日に、兵庫県姫路市の姫路城で行われました。佐藤天彦名人(29)は将棋ソフトのポナンザに破れ、電王戦は人工知能ポナンザが覇者となりました。

2017年5月20日 第2期電王戦二番勝負第二局 佐藤天彦 叡王 対 Ponanza 棋譜

なお、電王戦はこれで幕を閉じることになるそうです。人工知能が人間の頭脳を凌駕してしまった結果、将棋ソフトx棋士の戦いが互角には成立しない時代になってしまったのでしょう。

 

佐藤名人がソフトに完敗 将棋電王戦が終了 KYODO NEWS 【共同通信社】2017/05/20 に公開

 

記者会見での山本一成氏のコメントの一部、および佐藤天彦名人の電王戦6年間を包括するコメント (出典:YOUTUBE動画 PONANZA、佐藤名人に完勝! 山本一成のコメント「将棋ソフトは暴力的に強くなったので、もう羽生さんとは対局しなくても・・」 )

 

報道(第二期電王戦第2局の結果)

  1. 速報:電王戦第2局もPonanzaが勝利。序盤は佐藤叡王が優勢で進んだものの、受けきれず惨敗 コンピューターはもうプロ棋士レベルを優に超えてしまったってこと (japanese.engadget.com 2017/05/20):佐藤叡王の先手で始まった本局は、☗2六歩と飛先を突き、これに対しPonanzaは☖2四玉と第1局のような玉が上る展開。これには解説陣や会場もどよめきましたが、☗2六歩に対しPonanzaが指す9手の中の1つだそうです。
  2. 電王戦 佐藤名人が人工知能に敗れ人間大きく負け越し(NHK NEWS WEB 5月20日 20時27分):現役のタイトル保持者と人工知能が初めて対戦した将棋の電王戦二番勝負は、20日に行われた第2局で、佐藤天彦名人が、人工知能のPONANZAに再び敗れました。
  3. 将棋電王戦 ソフト連勝で幕 佐藤名人「思いつかない手」(毎日新聞 2017年5月20日 19時37分(最終更新 5月21日 00時48分)):コンピューター将棋ソフトと棋士が戦う第2期電王戦二番勝負第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのPONANZA(ポナンザ、開発者・山本一成氏と下山晃氏)が佐藤天彦(あまひこ)名人(29)に94手で勝って2連勝を飾った。
  4. 佐藤天彦名人、人工知能に敗北決定 将棋・電王戦(朝日新聞DIGITAL 2017年5月20日21時21分):将棋の棋士と人工知能(AI)が戦う第2期電王戦二番勝負(ドワンゴ主催)の第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)がPONANZA(ポナンザ)に敗れた。これでポナンザの2連勝となり、将棋界の頂点に立つ名人の敗北が決まった。
  5. 最後の電王戦 将棋ソフトが名人に連勝(日本経済新聞 2017/5/20 19:36 (2017/5/20 23:49更新)):将棋の第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で指され、後手のコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」が第1局に続き佐藤天彦名人(29)を破った。
  6. 佐藤天彦名人、ポナンザに2連敗…将棋の電王戦(@niftyニュース/読売新聞 2017年05月20日 20時22分)将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのポナンザが佐藤天彦名人(29)を94手で破った。
  7. 佐藤天彦名人が将棋ソフト「PONANZA」に連敗(日刊スポーツ 2017年5月20日19時48分):将棋のプロ棋士、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」の2番勝負、第2期電王戦最終第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、先手の佐藤名人が94手で敗れた。
  8. 最後の電王戦 佐藤名人がソフトに完敗「期待に応えられなかったのは残念」/将棋(サンスポ SANSPO.COM 2017.5.20 21:49)将棋プロ棋士の佐藤天彦名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負、第2期電王戦の第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、94手で佐藤名人が敗れた。

 

 

また、叡王戦は、タイトル戦に昇格して続けられることになるそうです。

【ニコニコ動画】第3期叡王戦 タイトル戦として開幕決定!

 

報道(叡王戦がタイトル戦に昇格)

  1. 将棋に八つ目のタイトル戦「叡王戦」 新設は34年ぶり(朝日新聞デジタル 2017年5月20日21時35分):日本将棋連盟と「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴ社は20日、両者が主催する叡王戦をタイトル戦に昇格させると発表した。タイトル戦の新設は34年ぶりで、八つ目となる。

 

参考

  1. 現役棋士タイトル保持者(日本将棋連盟 棋士データベース)
  2. 「将棋のプロ棋士ってどうやってお金を稼いでいるの?」(日本将棋連盟 将棋コラム):プロ公式戦は2016年8月現在17個ありますが、このうち「竜王戦」「名人戦」「王位戦」「王座戦」「棋王戦」「王将戦」「棋聖戦」が七大タイトルと呼ばれています。
  3. 叡王戦(日本将棋連盟 棋戦一覧)
  4. 第2期 叡王戦
  5. 第3期 叡王戦
  6. 現役名人がコンピューターに負けた。将棋電王戦が、人間同士と違う部分。(Number Web 2017/04/08 茂野聡士):コンピューター将棋ソフトの中でも最強と言われる電王「PONANZA」と佐藤天彦名人の対局。現役のタイトルホルダー、それも順位戦を経て決まる名人がコンピューターと相まみえるということもあり、大きな注目が集まった一戦は71手で先手・PONANZAの勝利に終わった。
  7. 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2017年4月7日 (金) 16:00 佐藤慎一):しかし、図から▲7四歩という一撃で、その全てが崩れ去る。△同飛は▲8八金があるので△同銀と取るが、そこで▲7七桂と逃げられた局面は驚いたことに後手に指す手がないのである。
  8. 多くのコンピューター将棋の開発者が願い祈ってきた未来 Ponanza完勝、第2期電王戦第1局の佐藤名人が敗れた顛末と電王手一二さんの独占秘話(ASCII.jp x ゲーム・ホビー 2017年04月05日 13時50分更新 文● 飯島範久 編集●ジサトライッペイ)
  9. プロ棋士と将棋ソフト、最後の決戦。佐藤天彦叡王 VS Ponanza、第2期電王戦二番勝負の展望は? (日本将棋連盟 将棋コラム 2017年03月31日):第2期電王戦の記者発表会で、将棋電王戦は今期限りで終了することが発表されている。そこで、まずはこれまでの電王戦及び、電王戦以前のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトとの戦いの歴史を簡単に振り返ってみよう。
  10. 棋士の一分 将棋界が変わるには 問題は起こるべくして起こった。「物言う棋士」が明かす将棋界の危機。角川新書 著者 橋本 崇載 発売日:2016年12月10日: 内容紹介ブログ:橋本崇載八段著「棋士の一分 将棋界が変わるには」の読書感想文(将棋ワンストップ・ニュース 2016/12/10)、橋本崇載「棋士の一分」は内部から将棋界を痛烈批判した衝撃の問題作だった! (あいむあらいぶ 2016-12-14)、[書評] 橋本崇載「棋士の一分 将棋界が変わるには」(グローバル引きこもりブログ 2016-12-15)
  11.  叡王戦史上屈指の好カード 佐藤天彦九段―羽生善治九段:第2期 叡王戦本戦観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2016年11月21日 観戦記者 内田晶) 17:01):名人の佐藤と三冠の羽生が準決勝で激突した。
  12. 不屈の棋士 大川慎太郎著 講談社現代新書 2016年07月19日発売 羽生善治は将棋ソフトより強いのか。渡辺明はなぜ叡王戦に出ないのか。最強集団・将棋連盟を揺るがせた「衝撃」の出来事、電王戦でポナンザに屈した棋士の「告白」とは。気鋭の観戦記者が、「将棋指し」11人にロングインタビューを敢行。ここまで棋士たちが本音を明かしたことはなかった!由緒ある誇り高き天才集団は、はたしてこのまま、将棋ソフトという新参者に屈してしまうのか。劣勢に立たされ、窮地に追い込まれた彼らはいま、何を考え、どう対処し、どんな未来を描いているのか。プロとしての覚悟と意地、将来の不安と葛藤……。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する棋士たちの「実像」に迫った、渾身の証言集。
  13. 将棋連盟の理事に立候補するハッシーこと橋本崇載八段が電王戦のハメ手に「ガッカリした人がいないか心配」(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/12 更新2015/4/13)
  14. 電王戦FINAL、AWAKE開発者・巨瀬亮一さん「ハメ手を使うプロ棋士の存在意義」を問う(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/11 更新2015/6/26)
  15. いつまでも震えが止められない。ponannzaを開発した「対局者」の山本さん、コンピューター将棋に携わっている方々を自分は尊敬して止まない。将棋に新しいプロセス、スポットライトを当ててくれて、日々努力と精進している方々。それでも、自分は勝ちたかったし、勝たなきゃいけなかった。(申し訳ない サトシンの将棋と私生活50-50日記 2013-03-31
  16. Ponanzaとは、山本一成が開発したコンピュータ将棋ソフトウェアである。2013年3月30日、第2回電王戦第2局で佐藤慎一四段と対戦して勝利し、現役のプロ棋士に公の場で勝った史上初の将棋ソフトとなった。Bonanzaへのリスペクトを表した名前だが、現在はBonanzaライブラリ不使用である。POnanza is Not bonANZA でPonanzaとのこと。(ponanza ニコニコ大百科)
  17. 清水市代女流王将との対局 次にプロ棋士との公式対局が行われたのは3年後の2010年10月11日であり、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSによる合議制で作られた「あから2010」が清水市代女流王将と対戦し、あから2010が勝利した。(Bonanza ウィキペディア
  18. 2007年3月21日、大和証券杯ネット将棋・最強戦の創設を記念して、渡辺明竜王との平手一番特別対局が組まれた。結果は渡辺が勝利した。対局は品川プリンスホテルでの公開対局となりBonanzaの先手、持ち時間はそれぞれ2時間とされた。(Bonanza ウィキペディア

 

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