子供の人気職業ランキング

第一生命保険が、小学生以下の子供を対象に調査した「大人になったらなりたい職業」人気ランキングを発表しました。男子の場合、サッカー選手や野球選手は安定した人気がありますが、「学者・博士」も意外と人気があり、2016年は2位にランクインしています。 (男の子に人気の職業ランキング第一生命のデータの一部をグラフ化) 参考 大人になったらなりたいもの (第一生命) 男児の夢、学者・博士が2位=ノーベル賞効果で急浮上-第一生命調査(時事ドットコム 2017/01/06):”第一生命保険が小学生以下の幼児・児童を対象に行った2016年度の「大人になったらなりたいもの」アンケート調査によると、男の子のランキングで「学者・博士」が前年度の8位から2位に急浮上した。同社は「日本人がノーベル賞を3年連続で受賞し、憧れを抱く子が多いためではないか」と分析している。”

夏休みの自由研究課題 アイデア&方法

自由研究とは? そもそもそのような宿題を課すことこそ子供の自主性や主体性を否定しているという、大変に矛盾した宿題である。…多くの場合において、この宿題は子供の想像を越えた何かの偉業を成し遂げなければならないのではないかという畏怖心を夏休み突入直前の児童らに抱かせる。そして同様に多くの場合、この宿題は夏休みの残り2日で適当な思い付きだけで片付けられる。(『自由研究』アンサイクロペディア) 小中学校の夏休みの宿題で一番頭を悩ませるのが自由研究のテーマ選びではないでしょうか?アイデアを得る際に助けになりそうな、過去の研究報告や実際のやり方などを紹介したウェブサイトを集めてみました。 生物 バイオ基礎教室:野菜からDNAを抽出してみよう (くらしとバイオプラザ21):”この実験では、家庭にあるもの、あるいは、100円ショップ、スーパーストア、薬屋さんで購入できるものだけを使います。” セミの羽化の観察 : “2日で完成します。短時間で、ちょっぴり感動的に仕上がります。先生へのウケは大変良かったです。…セミの幼虫は、木の根本などにあいた小さな穴を見つけて、細長い草の茎や木の枝を注意深くさしこんでやれば、向こうからしがみついてくる” (ほぼ日刊イトイ新聞 夏休みの自由研究相談所) とかげのくらし (小学校6年 自然科学観察コンクール 小学校の部 文部科学大臣奨励賞):”トカゲとカナヘビに学習能力はあるのか? 《学習能力実験のまとめ》・トカゲもカナヘビも正しい出口を見分け、学習する能力を持っている。・正しい出口の判断は方角で行う。・形も学習し、見分けることができる(トカゲでは実験できていない)。・学習能力はトカゲの方が高い。トカゲは自分の巣穴を掘って、行動することから、位置に関係する学習能力はカナヘビより高いことが分かる。” メダカの研究(中学校の部 自然科学観察コンクール入賞作品 継続研究奨励賞):”<方法>メダカに、前後左右から水槽をたたく刺激を50回ずつ与え、ビデオカメラで撮影する。メダカの動きを線にして、一枚の紙に描く。<結果>尾ビレの実験と同様に、メダカの右側から刺激を与えると左に動き、左側から刺激を与えると右に動く傾向があった。” 黒出目金の条件反射に関する研究 (小学校6年 自然科学観察コンクール入賞作品):”研究の動機 エサをやる前には、「エサだよー」と話しかけるような感じで、水そうを何度かたたいていた。1カ月ぐらいたつと水そうをたたくだけで、水そうの水面近くまで泳いできて、エサをねだるような行動をするようになった。” カマキリの食べ物の研究 (小学校3年 自然科学観察コンクール入賞作品 文部科学大臣賞):”自然界ではエサと天敵をどこで見分けているのか不思議です。●小さな虫→エサと判断して襲いかかる。●人が動かしているもの→同じ物でも、エサと判断して襲いかかる場合と逃げる時がある。●大きな虫→敵と判断して隠れる。●風で動いている葉→無視する。” くもについてしらべよう! (小学校1年 野依科学奨励賞 出雲科学館):”好物調べでは、生きた虫・死んだ虫・干しえび・パン・葉っぱ・ビスケットなどを巣に取り付けて実験をしました。生きた虫とビスケットに反応を示したので、これをさらに詳しく調べました。その結果、生きた虫が大好物であることが判明しました。” ダンゴ虫の大研究 (小学校3年 自然科学観察コンクール入賞作品):”最初のT字路では、左右どちらに曲がるかは言えない。その次からは必ず反対方向に、左右交互に進む。” ダンゴ虫の学習能力 (ほぼ日刊イトイ新聞 夏休みの自由研究相談所):”私もダンゴ虫の研究をしました。厚紙で作ったT字路の右に行くと電流がながれ、左に行くと無事脱出できるという装置を作り、ダンゴ虫君が何回でそれを覚えるかというものです。ええ、100回ぐらいは覚悟していましたとも。しかし200回歩かせても、300回歩かせても、このダンゴ虫君まったく覚えない。” 水中の微生物の観察 (ビクセン) シーモンキー育成キット (PRTIMES):”シーモンキーは「アルテミア サリーナ」という 甲殻類の仲間です。形はエビに似ていますが、エビの仲間ではありません。シーモンキーは、アメリカのソルトレイクなどの塩分の多い湖に生息しています。” 「猫の一日」 飼い猫のココさんの1日を観察 (ARuFaの日記 2008-08-14):”小学4年生の時に、猫の一日を観察して先生に提出したら怒られたんです。先生「そんなふざけた課題は受け入れられません!」と、言われ、ショックでした。しょうがないので、家にあったプチトマトを持ってきて、俺「観察はしてないけど、育てました」と、言ったら褒められました。” 化学 紫キャベツによるpH測定 (アクア環境株式会社):”実験室では、pH試験紙を使ったり、pH計といった専用の機械を使って測定します。でも、もっと簡単に小学生でも測定することができるんですよ。ここでは紫キャベツを使ったpH測定法を紹介します。” うがいぐすりでビタミンCをしらべよう(「身近な自然で遊ぼう」 自然大好き! 身近な自然観察から環境教育を考えるホームページ) スケルトンたまごを作ろう!(Mr.スミスの夏休み自由研究 実験!お酢のチカラをときあかせ MIZKAN):たまごのカラが、お酢でとける‥!? 海水で作った天然の塩(moomii.jp 【夏休み自由研究】簡単で高評価の小学生向けおすすめ15作品):”手間がほとんどかからず、2日でできた割には科学的な実験風になってよかったと思います。” やってみよう!水の自由研究(サントリー 水育):水の力でふしぎお絵かき、表面張力の実験、ひとりでに進むふしぎなボート、他。 水がぷるっぷるんのぽよんぽよんになる実験 (ねとらぼ 2015年8月18日):”材料がそろえば3時間くらいで作れてしまう…なぜぽよぽよになるのか。アルギン酸ナトリウムに含まれた「アルギン 酸」とは、褐藻などに含まれている多糖類かつ食物繊維の一種で、ワカメやコンブのぬるぬるの素。これが乳酸カルシウムのカルシウムイオンと反応すること で、「アルギン酸カルシウム」という水に溶けないゲル状の物質に変化する。ぽよぽよした膜の部分だ。アルギン酸カルシウムは人体への害もないため、人工イクラの皮膜に使われるなど、液体を包み込む手段として食品や飲食業界で幅広く活用されている。…自由研究にしたい少年少女は、着色料など使えばゲーム 「ぷよぷよ」や人工イクラなどいろんなものに変身させられるので、思いつくままの物体を作ってみて欲しい。” レモン電池 (ASCII.JP 大人の自由研究「秘めたる果実から湧き出るアレ」(レモン電池) 2013年06月18日 […]

大学入学センター試験は廃止、大学入学試験制度を抜本的に改革

文部科学省の中央教育審議会は、平成26年12月22日に「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜 の一体的改革について」という答申を取りまとめました。、現行の大学入試センター試験を廃止して、新たな試験制度を導入するなど非常に大きな転換を図ろう とするものです。 教育改革を行う場合、そもそもどのような人材を育てたいのかを明確にする必要があります。 高等学校教育、大学教育を通じて育むべき「生きる力」を、それを構成する「豊かな人間性」「健康・体力」「確かな学力」それぞれについて捉え直すと、以下のように考えることができる。 ① 豊かな人間性 高等学校教育を通じて、国家及び社会の責任ある形成者として必要な教養と行動規範 を身に付けること。大学においては、それを更に発展・向上させるとともに、国、地域 社会、国際社会等においてそれぞれの立場で主体的に活動する力を鍛錬すること。 ② 健康・体力 高等学校教育を通じて、社会で自立して活動するために必要な健康・体力を養うととも に、自己管理等の方法を身に付けること。大学においては、それを更に発展・向上させ るとともに、社会的役割を果たすために必要な肉体的、精神的能力を鍛錬すること。 ③ 確かな学力 学力の三要素を、社会で自立して活動していくために必要な力という観点から捉え直 し、高等学校教育を通じて(ⅰ)これからの時代に社会で生きていくために必要な、「主体 性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」を養うこと、(ⅱ) その基盤となる「知識・技能を活用して、自ら課題を発見しその解決に向けて探究し、成 果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」を育むこと、(ⅲ)さらに その基礎となる「知識・技能」を習得させること。大学においては、それを更に発展・向上させるとともに、これらを総合した学力を鍛錬すること。 本答申における「学力」とは、上記の三要素から構成される「確かな学力」のことを指す。なお、特に「多様性」については、生徒、学生に、多様性を受容し尊重する力を 育んでいく必要があるが、そのためには、高等学校や大学の側において、多様な生徒、学生が多様な環境の中でともに学ぶことのできる場を用意する必要がある。 (中略) また、グローバル化の進展の中で、言語や文化が異なる人々と主体的に協働していくためには、国際共通語である英語の能力を、真に使える形で身に付けることが必要であり、単に受け身で「読むこと」「聞くこと」ができるというだけではなく、積極的に英語の技能を活用し、主体的に考えを表現することができるよう、「書くこと」「話すこと」も含めた四技能を総合的に育成・評価することが重要である。また、英語のみならず、我が国の伝統文化に関する深い理解、異文化への理解や躊躇交流する態度などが求められることにも留意が必要である。(答申6-7ページ) ここで示された人間像はまさに科学者になるために必要なものです。現行の高校教育、大学入試、大学教育をくぐってきた研究者は、非常に恵まれない環境で育ってきたということでしょうか? 現行の高校教育、大学教育、大学入試制度の何が問題なのでしょうか?一口に高校、大学、と言っても生徒や学生の学力には非常に大きな幅があるため、答申では「選抜性が高い大学」と「選抜性が中程度の大学」といった表現を用いて、個々のケースを分析しています。 学校の教育方針が選抜性の高い大学への入学者数を競うことに偏っている場合には、高等学校教育が、受験のための教育や学校内に閉じられた同質性の高い教育に終始することになり、多様な個性の伸長や幅広い視野の獲得といった、多様性の観点からは不十分なものとなりがちである。こうした教育では、大学入試に必要な知識・技能やそれらを与えられた課題に当てはめて活用する力は向上させられたとしても、自ら課題を発見し解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力や、主体性を持って、多様な人々と協働しながら学んだ経験を生徒に持たせることはほとんどできない。そうした生徒がそのまま選抜性の高い大学に入学した場合、一定の知的な能力を持っていたとしても、主体性を持って他者を説得し、多様な人々と協働して新しいことをゼロから立ち上げることのできる、社会の現場を先導するイノベーションの力を、大学において身に付けることは難しい。(答申4ページ) ペーパーテストで測れるのが人間の能力のごくごく一部であることは間違いないでしょう。 大 学入学者選抜については、前述のように、知識の記憶力などの測定しやすい一部の能力や、選抜の一時点で有している能力の評価に留まっていたり、丁寧な評価 よりも学生確保が優先されるなど、高等学校教育で培ってきた力や、これからの大学教育で学ぶために必要な力を評価するものとなっていない。そうした背景に は、年齢、性別、国籍、文化、障害の有無、地域の違い、家庭環境等の多様な背景を持つ高校生一人ひとりが、高等学校までに積み上げてきた多様な経験や能力 を度外視し、18歳頃における一度限りの一斉受験という画一化された条件において、知識の再生を一点刻みで問う問題を用いた試験の点数による客観性の確保 を過度に重視し、そうした点数のみに依拠した選抜を行うことが「公平」であるという、従来型の「公平性」の観念が社会に根付いていることがあると考えられ る。(5ページ) しかし大学入試に要求される公平性を考えたときに、ペーパーテストほど公平なものはありません。人間が人間を選ぶ面接試験でどれだけ公平性が確保できるのでしょうか?実は、人生における最初で最後の、全ての人にとって最も公平な機会が大学入学試験(ペーパーテスト)だったという見方もできます。 ペーパーテストは知識の記憶力を測定しているとか、受験テクニックがないとだめとかまことしやかに言われますが、それはテストそのものよりもむしろ勉強のやり方に問題があります。同じ問題を解くにしても、暗記や(ありもしない)「受験テクニック」に頼るより、その場で問題に向き合って、自分の頭で考えて解くような学習を普段から心がけたほうが楽ですし、そうしている生徒のほうが結果的に良い成績を収めるものです。 センター試験が廃止され、代わりに”「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する”(答申10ページ)新テストとして、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)が導入される予定です。大学入学者選抜では、この新テスト導入だけでなく、さらに多様な資料を選抜時の判断材料として利用することを大学に要求しています。 具体的な評価方法としては、下記②に示す「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の成績に加え、小論文、面接、集団討論、プレゼンテーション、調査書、活動報告書、大学入学希望理由書や学修計画書、資格・検定試験などの成績、各種大会等での活動や顕彰の記録、その他受検者のこれまでの努力を証明す る資料などを活用することが考えられる。「確かな学力」として求められる力を的確に把握するためには、こうした多元的な評価尺度が必要である。各大学はその教育方針に照らし、どのような評価方法を組み合わせて選抜を行うかを、応募条件として求める「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の成績の具体的提 示等を含め、アドミッション・ポリシーにおいて明確に示すことが求められる。その際、英語については、高等学校教育において育成された「聞くこと」「話す こと」「読むこと」「書くこと」四技能を、大学における英語教育に引き継いで確実に伸ばしていくことができるよう、アドミッション・ポリシーにおいても四技能を総合的に評価することを示すこととし、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」における英語の扱いも踏まえつつ、四技能を測定する資格・検定試験 の更なる活用を促進すべきである。(12ページ) 大学入試で面接、集団討論、プレゼンテーションの配点が高いと、おとなしい性格の人や人前で緊張しやすい人は不利になるかもしれません。 新しい大学入学希望者学力評価テスト(仮称)がどのようなものになるのか、その青写真が答申では示されています(下では一部を紹介) 「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の在り方 ◆ 「知識・技能」を単独で評価 するのではなく、「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」 (「思考力・判断力・表現力」)を中心に評価 ◆ 「教科型」に加えて、現行の教科・科目の枠を越えた「思考力・判断力・表現力」を評価するため、「合教科・科目型」「総合型」の問題を組み合わせて出題す […]