公立の小中学校の宿題は、生徒間の学力差が大きいにもかかわらず一律に課されます。飲み込みの速い生徒にとって、2,3回やれば済む計算問題を、何十題もやらされるのは理不尽なことでしょう。
宿題は自己満足
学校の宿題は学校の先生の自己満足に過ぎないと思っていましたが、先生だけでなく生徒にとっても、親にとっても自己満足に過ぎないという下の意見に納得させられました。
『先生は宿題を出して勉強させてますよ。それでも成績が悪いのは先生のせいじゃありませんよ』という先生の自己満足と
『宿題が出ている=勉強をさせてもらっている』という分かりやすくもくだらない図式が親を自己満足させる
『自分は宿題をやっているのだから良い子だ』という悲しい自己満足— B_six (@sevenoneoneo) May 17, 2020
無意味な宿題
宿題はやる必要がないと思う一番の理由は、やるだけ無駄という宿題を現在の学校が大量に出しているからです。
- やれば出来るとわかっている計算問題のドリル。
- 知っている英語単語や目で見ればスペルを覚えられるような英単語なのに、5回ずつ書かせる。
- 問題を生徒にやらせて、答え合わせまでやらせて、提出させる。ほとんどの生徒は、答えを丸写しして出すだけなので、時間の無駄。
生徒を管理するための宿題
計算ドリルなどは、計算ができるようになってしまえばそれ以上やる必要はありません。しかし、先生は一定量の計算問題を宿題として生徒に強制します。自分の子供時代を思い出すと、公立中学でそれほど難しいことを習っていなかったので、数学の計算練習の宿題は全部サボりました。すると、「罰」として数学の成績は一段階下げられてしまいました。全く馬鹿げた話です。先生のいうことを聞くように生徒を飼いならすことは教育とは程遠い行為です。残念ながら、昔も今も、従順な生徒ほど学校の先生に好まれます。
一律に課される宿題をやる必要はあるのか?
子供時代に一番鬱陶しかったのは学校の宿題だったような気がします。特に公立の中学までは学力差が非常に大きいにも関わらずクラス全員が同じ課題をやらされるわけですから、易しすぎる生徒と難しすぎる生徒が存在し、宿題をやることに意味が見いだせない人が一定の割合出てきてしまいます。勉強をするうえで効果が低い宿題は、やるだけ時間の無駄だと個人的には思います。
”進学校”では、教師の自己満足でしかないレベル・量の宿題を強制し、生徒が自主的に勉強する時間を奪っているのが現実。学校の先生の言うことを素直に聞いて無意味な宿題をこなす真面目な生徒ほど、志望大学に合格する可能性が下がってしまうという不条理。やるべき勉強のレベル・量は生徒ごとに違う。 https://t.co/FFCFk9W2ji
— PUBLISH AND PERISH 日本の科学と技術@在宅 (@scitechjp) May 19, 2020
宿題に意味があるのは、生徒の学力があるていど揃っていて、先生が出した宿題の量が質が、生徒にとってピッタリなときでしょう。生徒の学力は学習意欲が大きくばらついているときには、一律に課せられた宿題が無意味でしかない層が出てきてしまいます。
宿題はいつやるべきか
夫が用事から帰ってきて「今日は何してたの?」と聞くので、「何もしなかったよ」と答えると、「それはよかったね。休めたでしょー」と。
長女に「宿題いつするの?」と聞いて、長女が「後で!」と答えると、「偉いな、やる時間自分で決められて」と。
どのボールも褒めて返す夫。— とけいまわり(10才8才5才三姉妹母) (@ajitukenorikiti) 2017年3月4日
ちびまる子ちゃん 34A「宿題をためたまるちゃん(前編)」
ちびまる子ちゃん 34B「宿題をためたまるちゃん(後編)」
宿題の重さ
- 「宿題が終わらない」小学生3人が集団自殺未遂(ロケットニュース24 2011年9月22日)そのとき孔歓さんがこう提案した。「死んだらもう宿題をしなくてもいいよね。みんなで死のう」 王歓さんもそれに同調。2人の6年生に対し婉テイさんは最初は死にたくはなかったそうだ。しかし、先生からの罰を考えるとそっちの方が怖くなり、死ぬことを決意。3人で2階から飛び降りたのだという。
宿題をやらなかった人たちの末路
学校時代に宿題をやらなかった子供たちは、どんな大人になってしまうのでしょうか。
「漫画家になれるのは、夏休みの宿題を期日までに終わらせられる人」というワードを見ました。
僕の考えは少し違っていて、「宿題として出ていない、やる義務は全くない工作を、自己満足で作ってくる人」こそが向いていると思ってます。実際、そういう人たちが活躍してるので(漫画以外の創作業界も)。
— モチコミ編集デスク児玉 (@9GsHjrvWX8zzGi0) August 23, 2019
- ★宿題をしなかったヤツの末路 2018年08月03日(金) 08時26分50秒 心屋仁之助オフィシャルブログ