日本の公教育を一私企業に売り飛ばした人間は誰なのか?「文科省=ベネッセ」のズブズブな関係

      2019/11/10




私の身の回りでの話ですが、中学生が受けたGTECの英語の解答で、デタラメな英作文なのになぜかエクセレントとして高い点をもらっているのをみて、GTECを採点している人間っていったい誰なんだ?と驚いたことがあります。これが決して例外的な事象ではないということをネットで知りました。やっぱりね、というしかありません。

GTECの杜撰な採点


 


 

  1. 英語の民間試験の闇についにメスが入ったか?2019.05.16 ここにいるよ

 

まさかそのGTECが大学入試に置き換わるとは。英語だけでなく、国語や数学の記述式問題の採点までベネッセが受注したというニュースもあり、世も末です。

長い歴史があり一定のクオリティをもっているセンター試験をなぜ民間試験に置き換える必要があるのか?しかも質的に並ぶべくもないようなものに。なぜ最近の中学校、高校ではGTECが幅を利かせているのか?生徒から貴重が自主学習の時間を奪ってまでして、GTEC試験対策を強制するのか?学校での英語の勉強をいびつにゆがめてまでなぜ文科省はベネッセに利するのかが謎でしかたありませんでした。しかし、報道をみるとなるほどと納得がいきます。癒着の構図が気持ち悪すぎる。

 

人物メモ

安倍晋三:首相

下村博文:元文科大臣。支援組織「博友会」

福島保:下村博文元文科大臣の支援組織「博友会」のメンバー=ベネッセの元社長

佐藤禎一:元文部次官=「進学基準研究機構」(CEES)理事長

安西祐一郎:元中央教育審議会会長(入試改革の答申を出したときの議長)=CEES評議員 

武田美保:教育再生実行会議の有識者メンバー=CEES 理事

鈴木寛:下村文科相時代に文科相の補佐官=ベネッセグループの福武財団理事

*CEES:ベネッセとGTECを共催する団体で、CEESの拠点はベネッセ東京本社内に設置されている。

*教育再生実行会議は、安倍晋三首相の私的諮問機関で官邸に設置されている

 

ズブズブな関係を想像させる出来事

2014年 ベネッセ個人情報漏洩事件

2014年7月に、ベネッセが約3500万件の個人情報を漏洩させていたことが発覚。下村文科大臣(当時)はベネッセが受注していた高校の英語力調査の業務を一時停止させたもののすぐにそれを解除する”大甘処分”。

2017年 文科省の費用をベネッセが肩代わり

12月に朝日新聞が報じた「416万円疑惑」

2017年に文科省が米国から2人の委員を招聘した際に1日当たり約50万円の謝礼を要求されたが、国の規定で1万7700円しか払えないため、ベネッセに渡航費の一部を含めた416万円の支出を要求(参照:日刊ゲンダイ)。

2019年 大学入学共通テスト採点事業受注

2019年8月に大学入学共通テストの国語と数学の記述式採点業務をベネッセが61億円で受注。

ベネッセの機関紙「VIEW21」に文科省トップの役人たち

2015年度8月号には下村文科大臣が寄稿(PDF)しているほか、文科省トップの役人たちがVIEW21に頻繁に登場し、まるで文科省公認の様相。中学や高校の授業に影響力があるのは、校長、教育委員会、文科省だと思いますが、VIEW21を見ると校長や教育委員会の関係者、文科省役人が頻繁に登場します。

 

ベネッセが巣食い歪められる公教育


 


 


 


 


 

 


 

 


 

 

 


 


 

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参考

  1. 下村元文科相、“業者と蜜月”報道を否定 (2019/11/8(金) 1:41配信 TBS NEWS / YAHOO!JAPAN)「蜜月の理由として7年か8年前にね、私のセミナーに(業者関係者が)1人か2人、参加したということだけど、そんなことで何か便宜を図るということは100%ありえない話。非常に迷惑な話です」(自民党 下村博文 元文科相) また、下村氏は民間試験の活用を決めた時の文科大臣は自分自身だとしつつも、具体的な導入の議論はその後に始まったと説明しています。
  2. 民間試験問題をめぐり…ベネッセと文科省の“深すぎる関係”  2019/11/07 15:00 日刊ゲンダイDIGITAL
  3. 安倍”お友達”と英語試験業者の蜜月 週刊文春11月14日号(2019年)

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