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[JRECINウォッチ] 歪んだ認識に基づいて公募要項を読む

  2019/08/24    公募情報, JREC-IN

ふた昔にパーマネント職についており外に出ようとしたことがない非PIの人と話をすると、職探しの厳しさを全く認識していなくて、平和でうらやましいなあと思います。 ふた昔前以上前にPIになった人と話をすると、自分が雇用している任期付きの部下たちが直面している職探しの厳しさを全く認識していなくて、その温度差にやはり驚きます。 超成功者がパネリストとして登壇して更に成功するための議論をしている?現PIの職の維持に論文業績で貢献した部下が皆野垂れ死にする制度を変えない限り、東大院の定員割れは永遠に続くのでは?大御所のラボで10年以上奉公して何者にもならない状況をまず変えるべきでは?https://t.co/2o9QZz1gMz https://t.co/JeZPZboFiq — 日本の科学と技術 (@scitechjp) July 28, 2019   全てが任期制なので、PI職を獲れない=職が切れる=路頭に迷うということ。だから皆必死になって研究をしながら職を探している。それを、どうせPIになる気が無い人達と括るのは暴論では。どのラボも功労者を抱えきれず、ポロポロとこぼれ落ちていっているというのが、自分の目に映る今の研究業界の姿。 — 日本の科学と技術 (@scitechjp) July 31, 2019     関連記事⇒ アカデミア研究者雇用状況の過酷な現実 歪んだ認識に基づいたいびつな解釈 公募に落ち続けると、どんどん心が荒んできて、事実(Fact)と考え(Thought)の区別が自分の頭の中でつかなくなってきます。そんな人間が教員公募要項を読むと…。 知らない人を面接もしないで採用するなんてありえないから、「書類審査を主とします」という文言は、採用する人はすでに決まっておりこれは公募ではありません、無駄な時間を費やさないでくださいと親切に教えてくれているかのよう(勝手な解釈)。昔ならこれに憤りを感じたが、今ではこういうのを読むと(他の)応募者への愛を感じて涙が出る。ここまで踏み込んだ表現をして、(他の)応募者に伝えるべきことを伝えようとする気持ちに心打たれる(本心)。 そういえば以前、ウチにもこの公募に出せる人間が一人おりますとかいう文言が公募要項に書かれているとツイッターで話題になった大学があったけど、あれにも(他の)応募者を慮る気持ちが感じられて感動した(本当)。誤解のしようがない表現を盛り込んだ勇気に拍手を送りたい(本心)。 関連記事⇒ 大学教員公募が必ずしも公募でない理由 「面接をお願いする場合があります」という文言も非常によく見かけますが、見ず知らずの人間が応募してくる「公募」なのに、面接しないことがあり得るのか?と最初驚きました。これも、公募じゃないよという親切なメッセージなのかも。毎回の募集ごとに文面を変えると勘繰られるので、公募でない場合を含めるための汎用性の高い言葉、あるいは公募の可能性を排除しない逃げの言葉と考えれば納得がいきます(勝手な解釈)。 高校で勉強させられる数学なんて一体人生で何の役に立つんだろうと思っていましたが、「公募⇒面接あり」の対偶は「面接なし⇒デキ公募」というわけで、デキ公募を見抜くのに使えそうです。 だからと言って面接することを明示している募集がデキ公募でないとも思いません。内部昇格させる人間を書類審査で通して、当て馬とともに面接をやらせる(あるいは当人ひとりだけ面接をやらせる)ことで、教授採用のための規定(公募+面接)を満たしたことにできるわけですから(妄想)。 ”○○大学教授にふさわしい見識と人格”を候補者に求める募集要項も、なんだか不思議。研究不正疑惑論文を連発しているのに誰も咎められることがないような大学だと特に。そんな大学が求める見識や人格って一体何なのだろう(考えすぎ)。 関連記事⇒ 酷似する画像を含む生命科学論文が インターネット上で大量に指摘される なんのつてもなかった大学で高い倍率の書類審査、面接を勝ち抜いて職を得たという人の話を聞くこともごくたまにあるので、本当の公募も混じっているようです(職には呼ばれるもの)。 JREC-INで目に留まった公募情報を主観で選んで紹介します。要綱の一部のみを紹介。太字強調は当サイト。 ヤマザキ動物看護大学 動物臨床看護学(内科・外科)担当専任教員公募(教授または准教授または講師)(任期あり) 契約期間 2020年4月1日から3年間(教員審査のうえ、定年制への移行制度あり) 勤務地 東京都八王子市南大沢4-7-2 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D119080369&ln_jor=0   …