【激論】万年助教の是非 任期制導入の影響

ツイッターでパーマネント助教問題が議論されていたので、目についたものを拾っておきます。過去に問題視された万年助手と今まだ一部存在するパーマネント助教とは、全く別物だと理解しておくことが大事です。今は次のポジションがほとんどないので、パーマネント助教のポジションで業績がある人でもそこにとどまらざるをえない人がほとんどだと思います。

万年助手問題:かつて万年助手・万年助教が存在していたことについて

自分が大学生のときに、高齢(40代~50代?)の助手の先生がいたように記憶していますが、万年助手問題なるものが存在していたのかどうか全くわかりません。

万年助手を排斥しようとした動きについて

万年助教の絶滅危惧について

国立大学でも任期制が導入される前に助教になった人は、パーマネントなので定年まで助教でいることができます。自分の場合、任期のある助教だったため任期切れで研究を辞めざるをえなくなったので、定年まで雇用されるという経済的にも精神的にも安定した状態で研究を続けられる身分がうらやましく感じられます。次にステップアップするのはなかなかポストがないので大変だと思います。昔の万年助手問題に該当するようなパーマネント助教を自分は知りません。自分が知っている人たちはみな、きっちりと研究して論文を書いている人ばかりです。

万年助教の存在について

自分は全ての大学の助教が任期付きだと思い込んでいたのですが、自分が研究を辞めたあとで改めて周りを見渡してみたら、実は私立大学(の一部)では定年制の助教というポジションもあるようです。狭い世界しか見えていませんでした。

万年助手・万年助教の作られ方

任期なし助教職についている隠れた任期について

万年助手・万年助教という言葉について

万年助手という言葉はかなりネガティブな意味で使われおり、自分のこのブログ記事で使ってはいますが、あまり気分のいいものではありません。全ての万年助手・助教が仕事をせずにさぼっているわけではないからです。結果的に助教に長くとどまっているだけで研究をしっかり行っている人もいます。昔いた万年助手の場合でも、教育に力を入れていた人がいると思います。

万年助教問題解決手段としての任期制導入の正当化とそれに対する反論

万年助手・万年助教に対するネガティブな見方

万年助教という存在に対するポジティブな見方

自分が学生のときの記憶ですが、演習や実験は助手の先生が見ていました。講義で教授に質問するのは勇気がいりますが、助手の先生方はみな気さくで学生想いの人ばかりだったので、非常に初歩的な質問でも臆せずにすることができて、とても親切に教えてもらえて、いい印象しかありません。実験にしろ演習にしろ助手の先生はみなとても楽しそうに教えていたので、万年助手問題としてやり玉に挙げられているような人間像は自分には想像がつきません。

万年助教という職の素晴らしさについて

常に路頭に迷う恐怖と背中合わせで研究を続けてきて、結果的に任期切れで研究を辞めざるを得なかった自分としては、定年まで助教としてであっても研究が続けられるポジションというのは大変魅力的に思えます。

万年助教という制度に対するポジティブな見方

万年助教とひとくくりにすることについて

万年助手・助教問題と研究者の雇用問題との区別に関して

万年助教が出現することに関する普遍的な問題に関して

万年教授の存在について

パーマネント職にあるものとあらざるものとの間のとてつもない温度差について