東大修論炎上で炙り出された修士号の真実

「修士号は努力賞」と昔から言われてきました。2年間頑張って実験したけど結局ネガティブデータしか得られなくて、査読付き原著論文に出すのが不可能であっても、2年間しっかり頑張ったんなら修士をあげましょうという大学教員側の考え方です。実際に自分も自分の周りでそのような例を見たことがあります。もちろん博士号は全く別です。論文にならない限り、博士号は取れません。

さて、そんな修士号なわけですが、このたび、東京大学物理学研究科YOUTUBERの修士論文が炎上しました。自分も時々そのYOUTUBEチャンネルを見て楽しんでいたのですが、修士論文をまだ1文字も書いていないという動画を見て心配し、その後、修論発表が終わったという動画を見て安心していたので、その後に出した動画が炎上していたことを知り少し驚きです。

大学院修士課程の学生、指導教官、その他いろいろな立場の人がいろいろな想いでこの炎上を見ているようですが、修士論文の存在意義に関して示唆に富むツイートも多かったので、東大物理「4日修論」の炎上ぶりを以下にまとめておきます。

 

中間発表会

研究進捗1割で臨む中間発表会。教授に鬼詰めされる【東大物理学科女子の夜更かしレイディオ】#34 たむらかえ2 チャンネル登録者数 23万人

 

修論に向けて

【限界】修論が0文字の東大物理学科女子のお正月vlog たむらかえ2 チャンネル登録者数 23万人

 

修論発表会

 

修士論文の提出

 

修論提出動画の炎上と公開の取りやめ

 

YOUTUBERの発信する影響と責任について

YOUTUBERの芸風

 

YOUTUBERの炎上がもたらす心理的な影響

 

ひとはひと自分は自分であることについて

 

修論4日間仕上げの問題点

 

修論4日仕上げの実現可能性

 

東大修士論文炎上

 

修論炎上の原因に関する考察I

 

修論炎上の原因に関する考察II

 

修論炎上の原因に関する考察III

 

数字が一人歩きし始める怖さについて

 

修士号取得の真実

 

修士論文執筆の意義について

 

炎上を受けて、本人による説明と謝罪と反省

 

いろいろな修士号の取り方

 

 

パンドラの箱を開けてはいけないわけ

 

修士で落とされた例が世の中に存在するのかに関して

 

修論とD論の違い

 

論文を書くのにかかる日数

論文を書くのにかかる日数は人それぞれ、どの段階で書き始めるかにもよるでしょう。自分の場合、最初に書いた英語論文は完全に実験をやめて論文を書くのに専念しましたがまるまる3か月かかりました。その後、少しずつ速く書けるようになりましたが。日本に来た著名な研究者に論文を書く日数を訊いたことがありますが、3日で書くと言っていました。その人はラボのボスだったので、ポスドクがデータを出して図を作ってもってきたものを論文にまとめる時間という意味だと思います。その時は、競争に勝ち抜くためには、そのスピード感が必要なのかと思いました。

 

指導者側からみた望ましい修論指導スケジュール

 

指導教官の責務

 

修論の意義

 

修士号の(本来)あるべき姿とは

 

 

教育者としてのあるべき態度とは

 

修論の思ひで

 

炎上したYOUTUBERへのエール