この2つを意識するだけで作文能力が劇的に上がる:cohesion(連結)とcoherence(首尾一貫)

英語で論文を書くときであれ、日本語で科研費の申請書を書くときであれ、文章を書く際に意識するとよいのが、cohesion(連結)とcoherence(首尾一貫)です。

cohesionは、文と文、パラグラフとパラグラフがつながっていて、方向性、流れがあること。coherenceは、内容的な一貫性です。ある文が、前後の文と脈絡がなくて、「浮いて」しまっていてはいけません。一見関連する内容であっても、文章全体の趣旨に合わないもの、文章全体で伝えたいメッセージに関連しないものは、coherentではないので削除すべきです。

どうやって、cohesion(連結)がある文にするかば、どのような語句を使うかの問題であり、誰でも簡単に学ぶことができます。どうやってcoherence(首尾一貫)のある文章にするかについては、自分が主張したいことを明確にしておく必要があります。

ライティングにおけるcohesionとcoherenceを解説した動画をいくつか紹介します。

Cohesion & Coherence | College Writing 2019/10/11  ELLCenter

Cohesion & Coherence in Essay Writing  2017/01/12   Write to Top

 

英文校正業者の選び方と英文校正の利用の仕方

論文を出すことを生業としている研究者にとって、悩ましい問題の一つが、英文校正の業者選びです。価格設定は英文校正の会社によってピンキリですし、高いサービスが必ず良いという保証もありません(実体験)。

「どこかいいとこ知らない?」、「どこ使ってる?」といった会話は研究者の間で日常的ですが、残念ながらココがお勧めといえる会社を自分は知りません。英語を直してくれるのは会社ではなくて、「人」なので、自分の論文原稿を直してくれるったった1人の良い人が見つかる会社がいい会社なのでしょう。

以下、英文校正に関して思うことを書き記します。

 

そもそも英文校正に出すべきか

日本人の研究者(PI,教授)の中には自分の英語力に絶対的な自信を持っているのか、英文校正のサービスへの信頼がないのか、科学的に内容が良ければ通ると思っているのか、英文校正に出さずに論文投稿してしまう研究者もいます。確かに、レビューアーが非常に好意的だった場合には、レビューアーが英語を直してくるというケースもなくはないです。しかし、それはレビューアーが実は論文著者の友人だったとか、かなり特殊なケースなのではないでしょうか。最初からそれをアテにするのは、論文がリジェクトされる可能性を増やすだけなのでやめたほうが良いと思います。

今までに,英語論文作成などにあたって他者に添削を依頼したことがありますか。
ある 289
ない 30

出典 報告書(アンケート調査)日本の研究者と英語の必要性 平成24年9月28日 PDF

 

査読者が記入するフォームの中には、その論文原稿の英語がそのまま出版できるレベルか、英文校正(Editing)が必要な状態かを評価するようになっている学術誌も多いので、論文の価値の有無と英文のひどさは、査読の過程で切り分けられているかもしれません。しかし、英語が悪いと言いたいことが伝わらなかったり読者に誤解させることになるので、やはり、「後から直せばいいや」と思わずに、最初の投稿時に英語を完全にしておきたいものです。

英語が悪くても、わざわざ直すほどのことでもない場合、結局だれも直してくれなくて悪文がそのまま出版されることになります。それを後で読み直すとかなり恥ずかしい思いをします。

 

誰が英文校正をしているのか

英文校正会社の売り文句を見る限り、校正をしてくれる人たちが現役の研究者であったり、引退した研究者であったりするところもあるようです。しかし、自分がこれまでに利用した「業界大手」の会社の場合、あきらかに論文を書いた経験がない、高等教育においては英語が公用語かもしれないが非英語圏の国の学生さん?みたいな人が多かった印象があります。学会のブースに出店していたその会社にこの質問を直接ぶつけてみたことがありますが、そんなことはない、みたいな回答でした。

誰が見てくれるのかわからない大きい会社よりも、一人でやっている小さな会社のほうが、英文校正者の経歴が明らかで良いかもしれません。一度利用してみてもしその人の直しかたが満足できるものであれば、その後も一定の品質が期待できます。大手の場合には、一度やってもらって良かった人を再度指名できる制度があるなら、それを利用すると良いでしょう。

 

高いサービスが良いとは限らない

単に英語の文法の間違いを直すだけでなく、論文の構成にまで踏み込んだアドバイスをしますという高い料金設定のサービスを提供しているところもあります。自分の数少ない経験では、単に論文の構成がぐちゃぐちゃにされただけで何もいいことがありませんでした。校正者が、何かを直さねばと力んでしまったせいかなと思いました。

論理的な構成をどのようにするかは、やはり研究者としての能力の見せ場であって、それを英文校正の人に委ねるのは(その人が自分よりも優秀な研究者でない限り)賢明だとは思いません。

言語表現能力は、学生か研究者かの違いよりも個人の違いのほうが大きいと思います。ですから、大手の英文校正サービスの会社で仮に学生のバイトが多かったとしても、いい人に当たる可能性はあります。自分は低価格設定のコースを選んで、学会要旨程度の短い英文でいろいろな人を試しておいて、良さげな人がいればその人に論文原稿を頼むという戦略が良いと思いました。

 

英文校正に何を期待するのか

英文校正をやってくれる人は、研究経験が浅いかあるいはあったとしても分野外の人でしょう。ですから、自分の英語が悪いとそもそも意味を誤解されて、著者の意図とは異なる内容の、正しい英文に直されることがしばしば起こります。ですから、英文校正が施されて戻ってきた原稿は、意味が変わっていないかどうかを注意深くチェックする必要があります。間違っても、そのまま鵜呑みにして投稿してはいけません。

文法や語法の間違いを直してもらえのは当然としても、英文校正を利用する一番の効果は実は、部外者が読んで理解できる英文を自分が書けていたかがわかることではないかと個人的には思っています。

自分の考えを裏付ける内容が、英語校正の「エナゴ」のQ&Aにありました。

校正者が作業するときに最も困難と感じるのは、「筆者の言いたいことが分からず、意図を推測するしかない」ときだそうです。弊社で実施した校正者に対するアンケート調査において、71名の校正者のうち87%がその点を「最も困難」と回答しました。つまり、お客様の言いたいことが校正者に伝わらないケースは、常に起こる危険があるということです。(Q 日本語ネイティブの翻訳者が関わらずに、どうして内容を理解し校正が可能なのか? よくあるご質問(FAQ) 英文校正・校閲エナゴ)*太字強調は当サイト

 

サービスの使いやすさ

完全を求めないのであれば、英文校正サービスの利用のしやすさも重要なポイントです。自分は大手を使うことが多いのですが、文字数から料金が直ちにわかって、日数が選べて(速いほど高価)、これまでの校正記録が保存できて、土日祝日無関係で、原稿の送付が簡単でといった利便性も重要だと思いました。特に、締め切りがあるものの英文校正を頼む場合には、迅速さと確実性は大きなポイントです。

 

関連記事

  1. 科学英語論文の英文校正サービスを行う会社一覧

 

参考

  1. 報告書(アンケート調査)日本の研究者と英語の必要性:日本の高等教育研究機関における英語サポートプログラム構築のために(平成24年9月28日 﨑村耕二 深田智 河野亘 PDF

 

論文執筆時の注意点:曖昧さの排除

科学論文を書くときに気を付けるべきことは、自分の書いた英文に曖昧さがなく、どんな読者に対しても確実に一通りの意味、解釈しか許さない英語の文にすることです。そんなことは当たり前だと思われるかもしれませんが、いざ書いてみると、これが案外難しいのです。曖昧さがどのようにして生じるのか、その原因をいくつか考えてみたいと思います。

 

曖昧さが生じるmore

Women like chocolate more than men.
.

「女性は男性よりもチョコレートを好む。」と書いてしまうと、「女性は、男性のことを好むよりももっとチョコレートのほうを好む」という意味にも、「女性と男性とで比較すると、女性のほうがチョコレートをより好む」という意味にとれます。日本語でも英語でも、二通りの解釈が有り得るため、曖昧さが生じます。

論文においては、文脈から明らかだから問題ないと思うかもしれませんが、それまでに書いてきた部分の文脈がすでに読者にとって明らかでなくなっているかもしれません。また、英語が堪能でない読者には不親切な態度です。

moreの使用が、文法的に2つの意味を生じさせる文例をもうひとつ、および意味を一意に確定させる書き方を紹介します。

‘… the starch yielded more glucose than maltose

 

say either
‘… than did maltose
or
‘… starch produced a greater yield of glucose than of maltose’.

(出典:Vernon Booth. Writing a Scientific Paper.Biochem. Soc. Trans. 3 (1) 1-26 (1975))

 

曖昧さが生じるalso

論文ではalso(~も)という言葉が多用されますが、これもかなり曲者です。なぜなら、「ナニナニも」の「ナニナニ」にあたる部分が主語を指す場合と、述語の部分を指す場合との二通りが文法的には有り得るからです。文脈で意味が一つに定まります。

He also went to China.「彼”も”中国に行った」または、「彼は中国に”も”行った」 (https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1657213.html)

下の例文では、述部が共通なので、alsoで対比されるものが主語だとがわかります。

Contestant Amanda Hammer Harris tells the judges that her father was Jack Hammer, who wrote “Great Balls of Fire.” Growing up, she didn’t know him, but they made up just before he died. Contestant Amalia Watty also didn’t know her dad; she moved from Anguilla to New York to be near him, but that didn’t work out, so she uses the pain to motivate her singing. (https://www.thestar.com/entertainment/television/opinion/2018/03/21/is-american-idol-a-singing-competition-or-a-group-therapy-session.html)

下の例文では、主語が共通なので、alsoで対比されるものが述部だとわかります。

Bacon notes that studies can be enjoyable, and they can also be useful (whether for developing critical thinking skills or learning something for one’s profession). But he also notes that if done too much, studying could lead to “sloth”— laziness (in other words, if all you do is study, you won’t make the time to apply what you’ve learned and use your knowledge in a positive way). Bacon also believed that certain subjects could enhance different abilities— for example, mathematics can improve concentration, poetry can enhance one’s “wit” (what we today would call a sense of humor), and studying history can expand one’s wisdom.

 

通常は文脈で意味が確定しますが、執筆者には明かなことでも、読者にとっては明らかでない可能性があります。「共通する要素」を指すのに異なる単語を用いてしまうと、曖昧さを呼びこむ恐れが出てきます。

 

同じものを違う言葉で言い換えるのは要注意

英語を書くときは、同じ言葉を繰り返すことを避けなさいと習った人がいるかもしれません。しかし、言い換えが読者にとって明らかでない場合には、曖昧さが生じるため読者は混乱します。常に同じ言葉を使うか、違う語句が同じものを指すことを明示しておく必要があります。

use different terms for the same thing, for example, building, construction, obstacle and bluff body for one and the same study object. Yes, in high school you were probably taught to avoid repeating the same words, and to use comparisons and metaphors, etc. Forget that. (https://www.elsevier.com/authors-update/story/publishing-tips/10-tips-for-writing-a-truly-terrible-journal-article ダメな論文を書くための10のコツ)

 

代名詞が何を指すのかが読者に自明とは限らない

代名詞のthisやitは、すぐ前の名詞を指す可能性が高いのですが、文脈によっては一番近い名詞ではなく少し離れた名詞を指すこともあります。その場合、どの名詞を指すかは意味によって定まるので、文脈が曖昧な文章の場合に、読みにくくなります。

対処方法としては、this単独で使わずに、this observation,やthis resultのように意味をさらに限定すれば、読みやすくなるでしょう。また、代名詞を使うことを避けて、繰り返しをいとわずに同じ名詞をもう一度使えば曖昧さが生じません。

 

 

論文はcrystal clearに書けとよく言われます。通常の読者だけでなく、そそっかしい読者、英語が苦手な外国人、英語のスタイルが若干異なる英語圏の国の老若男女、英語のスタイルやイディオムの意味が多少変化しているかもしれない100年後の読者、その研究内容に関する知識が無い人などなど、どんな人が読んでも意味が一意にしか定まらないような英文を書くことが大切です。

 

参考(英語の書き方)

  1. Single words and phrases that we see and often have to correct (Astronomy & Astrophysics) よくある英語の語法の間違いと、正しい使い方 一覧

 

参考(論文の書き方)

  1. Liumbruno et al., How to write a scientific manuscript for publication. Blood Transfus. 2013 Apr; 11(2): 217–226. doi: 10.2450/2012.0247-12 PMCID: PMC3626472
  2. Tips for Academic Writing and Other Formal Writing Write what you mean, mean what you write For instance, we often speak informally of “going the extra mile”, “at the end of the day”, “hard facts”, things being “crystal clear”  …  if there was no crystal, do not write about its clarity.

手段はusingかby usingかbyかwithか?

論文を書いていると、「手段」を表すときの英単語として、using とby usingのどちらを使うべきかでよく迷います。withやbyという選択肢もありますので、さらに迷います。

using? by using? with? by? 何を使えば良いのか、参考になりそうなウェブサイト、書籍、および、論文中の例を紹介します。

‥‥ 「by using」と「using」はいずれも可能ですが、どちらにするかによって文意が微妙に異なります。「by using」によっては、Aを得るのに coupled cluster method だけで十分だというニュアンスが含まれます。(by, using, by using の使い分けについて エナゴ学術英語アカデミー)

 

(ある行為を描写している文の)動詞が受身形である場合には、byの目的語になりうるのはその行為を行う行為者を表す語のみだということである。つまり、その行為者が利用する道具、手段などがbyの目的語になることはありえない。(科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 Chapter 29 147ページ)

能動態の場合でも、by の替わりに、(by) using、with、(by) employing、through、in terms of、by applying、(by) utilizing、(by) making use of、through use of、by means of、with the help of、with the aid of、from のような、意味がよりはっきり限定された表現を使用した方が望ましい。(科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 Chapter 29 147ページ)

 

語句の選択にあたっては、文法的に正しいか、語法が正しいか、保守的・厳格か、内容的に意味をなすか、著者が意図してそのニュアンスを出したいのか、事実を正確に表すか、語呂的によいか、どちらでもいいのか、などの観点から考える必要があると思います。

出版された論文の英文が必ず全て正しい、最善であるという保証がないので、参考としてグーグルスカラーのヒット件数と合わせて紹介します。Ludwigという論文執筆者向けの英文検索サービスも、無料版だと検索回数が限られますが、使い勝手が良いです。

 

~の装置を用いて観察した

byを用いた文例

  1. The cells were examined by fluorescent microscopy using a Leica SP2 confocal microscope (Leica, Wetzlar, Germany). (doi: 10.1186/1471-2202-13-48 PMC3407521) [Google Scholar “examined by * microscopy” 約 151,000 件]
  2. Cells were examined by confocal microscopy following MitoTracker staining. (10.1371/journal.pone.0015901) [Google Scholar “examined by * microscopy” 約 151,000 件]
  3. These images were obtained by ceiling mounted X-ray sources and corresponding floor mounted amorphous silicon image detectors. (10.3389/fonc.2012.00063) [Google Scholar “obtained by * detector” 約 2,050 件] :

withを用いた文例

  1. MOR distribution was examined with a Zeiss confocal microscope using a 63× oil immersion objective. (10.1371/journal.pone.0019372) [Google Scholar “examined with * microscope” 約 7,180 件]

usingを用いた文例

  1. All images were acquired using a Zeiss confocal microscope (LSM 510 META DuoScan) (10.1371/journal.pone.0009465)[Google Scholar “acquired using * microscope” 約 1,020 件]

by usingを用いた文例

  1. Living and fixed cells were imaged by using widefield microscopy as previously described. (10.1371/journal.pone.0009898) [Google Scholar “imaged by using * microscopy” 約 140 件 ]

 

~の手法を用いて調整した

usingを用いた文例

  1. Multiple comparisons were controlled for using the Bonferroni correction (P<0.0005). (10.1038/sj.bjc.6604935) [Google Scholar ” controlled for using” 約 5,890 件]

by usingを用いた文例

  1. Day of the week effects, holidays, and epidemics were controlled for by using dummy variables. (10.1289/ehp.7387)[Google Scholar “controlled for by using” 約 2,770 件 ]

 

~によって制御した;~によって(実験条件を)制御した

by usingを用いた文例

  1. Our findings underscore the importance of considering HER3 behavior in the context of its molecular environment, which we were able to control by using a cell line that does not endogenously express HER receptors. ( 10.1073/pnas.1617994114) [Google Scholar “by using a cell line” 約 404 件]

 

(実験材料)を用いて実験した

usingを用いた文例

  1. To separate the effects of cell cycle perturbation from changes in viral gene expression, we conducted experiments using a cell line that is relatively resistant to profound growth arrest with rapamycin treatment. (10.1371/journal.pone.0014535) [Google Scholar “experiments using a cell line” 約 72 件 ]

 

『科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現』のChapter 29では、13ページにわたって、日本人が犯しやすいbyの誤用に関する詳細な説明があります。その中の、29.1[行為]+by+[道具]のような表現 29.1.3「道具」が手段、過程、方法、などである場合 というセクションから一つだけ例を紹介します。

誤:This integral was performed by the Newman method.

正:This integral was performed /with/using/ the Newman method.

 

(~の手法を用いて)計算した

byを用いた文例

  1. The intervertebral rotation calculated by our method during an
    extension movement was comparable to the rotation calculated by the manual method for the C2/C3 to C6/C7 segments. (Image Analysis: 20th Scandinavian Conference, SCIA 2017) [Google Scholar “calculated by * method” 約 92,700 件]

usingを用いた文例

  1. The normalized mean number of division that cells have undergone was calculated using method of De Boer and Perelson, where Xn(t)  =  the number of cells undergone n divisions by time t [51]. (10.1371/journal.pone.0015154) [Google Scholar “calculated using * method” 約 44,500 件]

withを用いた文例

  1. Intraclass correlation coefficients were calculated with the method described by Snijders and Bosker. (10.1136/bmj.b5479) [Google Scholar “calculated with * method” 約 16,600 件]

 

~の手法で解析した

usingを用いた文例

  1. The level of βGeo expression was analyzed using two methods. (10.1186/1471-2202-11-62)[Google Scholar “was analyzed using * method” 約 5,180 件] [Ludwigh “was analyzed using * method 30 ]

withを用いた文例

  1. Data was analyzed with Prism 5 (GraphPad software). (10.1186/s12915-015-0167-8) [Google Scholar “data was analyzed with” 約 17,500 件]

byを用いた文例

  1. Data was analyzed by custom Matlab scripts. (10.7554/eLife.08688) [Google Scholar “data was analyzed by” 約 19,000 件]
  2. Data was analyzed by ∆-∆CT method using 18S ribosomal transcript as endogenous control. (10.1038/s41598-017-12940-0) [Google Scholar “was analyzed by * method” 約 13,300 件] [Ludwig “was analyzed by * method” 2 件]

 

参考

  1. オンライン言語検索サービスのLudwigで英文をブラッシュアップ (TechCrunch Japan 2016年8月07日) 2016年2月に公開されたLudwigは、正しい英語の文章を書くサポートをする言語検索エンジンだ。(1日15回検索まで無料。それ以上のヘビーユーザーには有料コースあり)
  2. Ludwich (ludwig.guru): We built a gigantic database with millions of correct English sentences and an algorithm specialized in language so that you can compare any of your English phrases with a set of similar correct and contextualized ones.(1日15回検索まで無料。それ以上のヘビーユーザーには有料コースあり)
  3. エナゴ学術英語アカデミー パケット道場~初級アカデミック英語講座~
  4. 科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 グレン・パケット 著 京都大学学術出版会

 


科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現
科学論文の英語用法百科 第2編 冠詞用法

 

冠詞はaかtheか無しか?可算・不可算の謎を解く、パケット英語用法百科II

日本人が英語で論文を書くときの壁のひとつが、正しい冠詞を選べないことです。辞書で可算名詞か不可算名詞か調べても、まったく解決しません。抽象名詞が文脈によって可算名詞として使われたり、修飾語句によって冠詞の選択が変わる可能性があるからです。「なぜここではこの冠詞なのか」とアメリカ人の研究者に聞いても、「なんとなく」という答えしか返ってこなくて、もやもやが残るだけです。冠詞の選択を誤ると文の意味が変わってしまうことが多く、論理が一貫しない読みにくい原稿になります。しかし、そんな日本人の冠詞の悩みを解決する、福音書とでもいうべき教科書がついに刊行されました。

グレン・パケット氏が『科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現』を世に送り出したのが2004年。それから実に12年もの歳月を経て、2016年に「科学論文の英語用法百科」待望の第2編が刊行されました(全5編の予定)。第2編「冠詞用法」は、書籍タイトル通り、一冊まるまる300ページが冠詞の選び方の説明に費やされています。

ネイティブなら自然に身につけてしまう正しい冠詞の選び方のルールを徹底的な理論的考察により炙り出し、悩める日本人研究者にそれを伝授するという、実に野心的かつ教育的な本です。

冠詞用法は、正式な指導を受けるとしても僅かなものにすぎないのに、ネイティブ・スピーカーはどうにかほとんど全ての人が完璧な直感的な理解を得る。… 上述のように冠詞の特殊性を認識した結果として、冠詞用法の理論を科学的理論と同様に構築することができるということに気付いた。…当然、英語における冠詞用法を説明する理論は他にも組み立てられ、異なった個人的観点から築かれた理論はどれも内容に多少の差異があるものとなるだろう。しかし、慎重に組み立てられたものであれば、そのいずれの理論でも、ネイティブ・スピーカーに共有される同一の直感的な理解に基づくため、冠詞用法についての帰結が必ず一致するという意味で同等のものでなければならない。…英語の場合は、冠詞があるため、日本語では普段示されない情報が各名詞に対して必ず示される。冠詞により名詞の意味するものがことごとく一定の形を持つかどうか、また特定、唯一、包括的などであるかどうかについて明確な情報が伝えられる。…原文を日本語として読むときは内容について何の違和感も感じないが、英語に訳そうとすると、初めて文章中に(英語から見れば)意味が曖昧な名詞があることに気付く、ということがしばしばある。その名詞が特定のものを意味しているのか、任意のものを意味しているのか、ある種類やある範囲内の全てのもの、あるいはその一部のみを意味しているのかなど、ということが判断できないわけである。また、その情報が文脈からでも分かり得ないことは少なくない。その多くの場合、訳文での冠詞用法を誤らないためには文献を調べる必要がある。…冠詞用法の基礎となるロジックをしっかり学習した上で、たくさんの用例を対象にそのロジックを熟考すると、冠詞の正しい使い方は徐々に直感的に理解できるようになる。本書が提供する指導はまさにそういった学び方を可能にするものである。 (前書きより)

 

参考

  1. 『科学論文の英語用法百科』とは(京都大学学術出版会)
  2. パケット道場~初級アカデミック英語講座~  (エナゴ学術英語アカデミー):パケット道場記事一覧
  3. Paquette道場(phpBB掲示板

書くことは、書き直すこと (Writing is rewriting)

文豪ヘミングウェイも、 「書くという行為には、書き直すという行為の一種類しかない(The only kind of writing is rewriting)」と言っています。

論文の原稿であれ何であれ、最初の草稿が一通り出来上がってから、ようやく書くという行為が始まります。どんな風に書き直すと良い文章になるのか、サイエンティフィックライティングにおける推敲の例を見てみましょう。伝えたいことが伝わる文章を書く際には、 Clarity(明晰), Concision(簡潔), Coherence(首尾一貫), Connection(つながり), Flow(流れ), Logic(論理)などがポイントになります。

How To Make Your Writing Flow

以下の動画は、スタンフォード大学のKristin Sainani博士によるサイエンティフィック・ライティングの講義。推敲のケーススタディ。
SciWrite Demo Edit 1

SciWrite Demo Edit 2

SciWrite Demo Edit 3

SciWrite Demo Edit 4

SciWrite Demo Edit 8.4

 

参考

  1. How to Write a Great Research Paper by Professor Simon Peyton Jones, Microsoft Research. (youtu.be/g3dkRsTqdDA) 28:40- #7 Listen to your readers. Get your paper read by as many friendly guinea pigs as possible.
  2. Writing science in plain English by Dr Lynn Dicks, manager of the Conservation Evidence project at the University of Cambridge. (youtu.be/Mn7f5tsgjx8) RULE 1: Put important messages at the start RULE 2: Write short sentences RULE 3: One sentence one idea RULE 4: Vary the rhythm RULE 5: Break the text into small chunks RULE 6: Avoid making nouns from verbs RULE 7: Avoid jargon RULE 8: Avoid long words RULE 9: Do not be afraid of repetition RULE 10: Avoid acronyms RULE 11: Cut out redundant words RULE 12: Use the active voice

 

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論文書法:タイトル 要旨 序論 方法 結果 考察

科学論文は、タイトル、要旨、序論、材料と方法(ジャーナルによっては最後)、結果、そして考察から構成されています。頭文字をとって、IMRaD (Introduction、Method、Result and Discussion)と呼ばれることもあります。順序だけでなく、各々のセクションをどう書くべきかはある程度決まっており、その原則から外れた書き方をすると、科学論文としての体をなさなくなります。以下、論文の書き方を各セクションごとに説明したYOUTUBE動画やネット上の記事を紹介します。ちなみに、研究者が論文の原稿を書くときにこの順で書き進めるというわけではありません。

論文タイトル Title

論文タイトルは、論文の内容を簡潔に示したものになります。

論文要旨 Abstract

要旨には、限られた文字数の中で背景、目的、方法、重要な結果、結論、意義を含めるようにします。

Titles and abstracts

イントロダクション Introduction

The Introduction to a research paper needs to convince the reader that your work is important and relevant, frame the questions being addressed, and provide context for the findings being presented. (Getting a Strong Start: Best Practices for Writing an Introduction by Michael Bendiksby) ← この文書には、科学論文のイントロの意義、イントロに含めるべき内容・事項、イントロの具体的な書き方が簡潔に述べられていて、非常に濃い内容になっています。

イントロでは、先行研究により既にわかっていること、まだわかっていないこと、自分の研究で明らかにしたいこと、実験で検証する仮説、研究の目的などを書きます。何を述べるにしても、その根拠となる文献を引用しなければなりません。

How to write the Introduction: Part 1

イントロダクションではどのようなスタイルで書くべきでしょうか?イントロは複数のパラグラフからなります。一つのパラグラフには、一つのトピックが含まれるようにし、トピックセンテンスによってそれを示します。文と文、パラグラフとパラグラフは、きちんとつながっていることが必要です。そのためには、論旨の流れを示す言葉(furthermore, howeverなど)を有効に使いましょう。事実や実験結果を示す際の、現在形、現在完了形、過去形の使い分けも重要です。

 

How to write the Introduction: Part 2

方法 Materials and Methods

方法のセクションは、結果の信憑性を示すためにも重要です。

How to write the Method part 1

メソッドのセクションはどのような英語のスタイルで書かれるのでしょうか?一般的に、時制は過去形が使われ、能動態でなく受動態で書かれます。

How to write the Method part 2

結果 Results

論文はストーリーです。Resultsのセクションでどのような順番でデータを見せるかにより、ストーリーの良し悪し(=論文の良し悪し)が変わってきます。

Although the fundamental purpose of your Results section is to present your data, it should never simply be a collection of numbers and tables. This part of the paper should be a story within a story. It presents an opportunity to lead the reader from one important result to the next, guiding them from initial and supporting findings to the novel discoveries that are your reason for publishing. To achieve this, the Results section should generally follow the same pattern as the Methods, following the order of data acquisition as closely as possible in most cases. However, it is more important to use a logical presentation sequence than it is to be strictly chronological. Ideally, each new set of results should build on the previous ones, presenting a logical narrative that makes sense to the reader and leads them to the conclusions you will ultimately ask them to subscribe to. (Reaping the Rewards: Best Practices for Writing a Results Section by Michael Bendiksby)

結果のセクションでは、実験で得られた結果のみを書きます。実験結果の解釈を書いてはいけません。それは議論のセクションで書くようにします。

How to write the Results part 1

結果のセクションではどのような英語表現を用いるべきでしょうか?

How to write the Results part 2

考察 Discussion

考察のセクションには、実験結果が何を意味するのかを書きます。論文執筆において最も書くのが難しい部分でしょう。なぜなら、どれほど深く考えているのか、どれくらい考えが明晰になっているのかが問われるからです。

How to write the Discussion part 1

考察のセクションは、結果のセクションで書いたことを繰り返し書く場所ではありません。

How to write the Discussion part 2

参考

  1. Scientific writing 101 Nature Structural & Molecular Biology Feb 2010;17(2):139:論文作成のポイントが1ページで簡潔にまとめられている
  2. Getting a Strong Start: Best Practices for Writing an Introduction by Michael Bendiksby:イントロは何のためにあるのか、どう書くべきなのかを簡潔かつ明確に説明。
  3. Setting the Scene: Best Practices for Writing Materials and Methods by Michael Bendiksby メソッドのセクションをきちんと書くと、論文の信頼性も上がる。
  4. Reaping the Rewards: Best Practices for Writing a Results Section by Dr. Michael Bendiksby:Resultsセクションは何を目的として書くべきなのかを端的に説明。
  5. From Science to Citation (fromsciencetocitation.com) 論文の書き方を各セクションごとに丁寧に解説し、さらに論文投稿やエディターとのやり取りに関しても書かれています。論文の書く上で参考になる非常に良い教科書。書籍としても出版されていますが、このウェブサイトから無料でもダウンロードできるようです。
  6. 論文の書き方 東京農業大学生物産業学部水圏生態学研究室 October 18, 2006
  7. 学術論文作成の基本と英語らしい論文の書き方 (PDF 54 pages) 大島勇人 Journal of Oral Biosciences誌編集長 新潟大学大学医歯学総合研究科 2014.9.26 歯科基礎医学会学術大会総会ランチョンセミナー エルゼビア社主催 若手研究者のためのAuthor Workshop
  8. From Science to Citation: How to Publish a Successful Scientific Paper
  9. これから論文を書く若者のために 改訂第二版 1999.1.21. ver. 2.1 酒井 聡樹(東北大学大学院理学研究科生物学教室)
  10. Getting Published: How to Write a Good Science Paper, by Dr. Chris Mack (Editor-in-Chief, The Journal of Micro/Nanolithography, MEMS, and MOEMS)(youtu.be/yvhYTdEMyC8)  17:00- Introduction Section 18:23- Method Section 19:46- Results and Discussion Section 21:33- Conclusion Section

 

更新 201702012 Dr.Bendiksbyの記事を紹介

 

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研究者のための”10個のシンプルな原則”集

Ten Simple Rules(10のシンプルな原則)は、プロの研究者を目指す人が遭遇する数々のチャレンジを乗り越えるためのコツを教えるガイド集です。PLOS Computational Biology誌のヒット企画。

博士号をとるために

研究者になるためには、大学院を受験して研究室に所属し、数年間、研究のトレーニングを受けることになります。指導教官とは師弟関係としての付き合いが一生続くことになるので、研究室選び、指導教官選びは親を選ぶのと同じくらいに重要です。研究者としての運命を決定付けてしまうラボ選びで失敗しない方法は?理想的な大学院生のあり方は?

Ten Simple Rules for Graduate Students 「大学院生のための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Finishing Your PhD 「学位取得のための10個のシンプルな原則」

学会発表に必要なスキル

研究者にとって、発表能力を磨くことはとても大切。良いポスターの作り方や学会での口演をうまくこなすコツは?

Ten Simple Rules for a Good Poster Presentation 「ポスター発表を成功させるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Making Good Oral Presentations 「学会発表を成功させるための10個のシンプルな原則」

論文の書き方と通し方

論文はどうやって書けばいいのでしょうか?研究者として生きていくための最重要スキルにもかかわらず、誰もちゃんと教えてくれないという落とし穴にはまらないように。

Ten Simple Rules for Writing Research Papers 「研究論文を書くための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Better Figures 「論文の図作製のための10個のシンプルな原則」
Ten Simple (Empirical) Rules for Writing Science 「科学論文を書くための10個のシンプルな経験則」

サブミッション(投稿)、リジェクト(却下)、リサブミッション(再投稿)、リビジョン(改訂)などを経て最終的に論文をアクセプト(受理)されるまでの道のりは、論文を書き上げる作業とはまた別の大変さがあります。途中で心が折れてしまわないために重要なことは?

Ten Simple Rules for Getting Published (日本語訳:『投稿した論文がリジェクトされてもへこたれないために~論文を出すための10個のシンプルな原則』

価値ある科学研究を行うために

科学に貢献するような優れた研究はどうしてこんなに少ないのでしょう?なぜ多くの研究結果はただ忘れ去られるだけなののでしょうか?この「10の原則」は計算機科学者リチャード・ハミングの講演内容“You and Your Research”(1986)をまとめたもの。

Ten Simple Rules for Doing Your Best Research, According to Hamming 「ハミングが説く、一流の研究をするためのシンプルな10原則」

論文発表したデータに再現性をもたせるために

生データは全て保存しておき、データ解析に用いた手法、スクリプト、手順なども全部記録し保存しておけば、第三者がデータ解析をやり直したとしても同じ結果が再現されるはずです。また、生データを全てインターネット上で公開して第三者が再利用可能な状態にすれば、またあらたな発見が生まれるかもしれません。データ捏造などの研究不正が起きる余地をなくすこともできます。

Ten Simple Rules for Reproducible Computational Research 「再現性のある計算機科学研究のための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for the Care and Feeding of Scientific Data 「科学データを第三者に活用してもらうための10個のシンプルな原則」

ポスドク先のラボ選び

無事に博士号を取得した次に大きな選択となるのが、どこでポスドクをやるかです。その先、アカデミックポストが得られるかどうかは、ポスドク時代にどれだけの研究成果を出せたかにかかっているため、将来を見据えたうえで慎重に選ぶ必要があります。

ノーベル賞受賞者の多くはノーベル賞受賞者の研究室での研究経験があるという事実は、ラボ選びにおける見逃せないポイント。真核生物の遺伝子にはイントロンがあることを発見して1993年にノーベル医学・生理学賞を受賞した(フィリップ・シャープと共同受賞)イギリスの分子生物学者リチャード・ロバーツ博士のアドバイスにも耳を傾けてみましょう。

Ten Simple Rules for Selecting a Postdoctoral Position (Correction) 「ポスドク先の研究室を選ぶためのシンプルな原則10個」
Ten Simple Rules to Win a Nobel Prize 「ノーベル賞をとるためのシンプルな原則10個」

職を得るために

さて、ポスドクの修行時代を終えると、いよいよ職探し。アカデミアかインダストリーかという選択は、非常に大きな決断力を要します。博士号取得直後に民間に就職という選択もありますし、ポスドクまで経験してから民間に転ずるキャリアパスもあります。学生時代に製薬会社などでインターンシップを経験しておくのも職業選択における視野を広げるのに役立つでしょう。自分の人生がかかったジョブインタビュー(面接試験)を乗り切る方法は?

Ten Simple Rules for Approaching a New Job 「ジョブ獲得交渉を成功させるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Choosing between Industry and Academia 「インダストリーかアカデミアかを正しく選ぶための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Internship in a Pharmaceutical Company 「製薬企業でのインターシップを成功させるための10個のシンプルな原則」

研究費を獲得するために

お金がないと研究できません。研究グラント(研究費)を勝ち取る秘訣は何でしょうか?

Ten Simple Rules for Getting Grants 「グラント獲得のためのシンプルな原則10個」

教育と研究の両立

教育も、研究者の重要な職務。しかし、多くの場合、教育者になるための教育を受けていない研究者が大学の教員として教壇に立つことになります。授業の準備に膨大な時間をとられて大変ですが、研究とのバランスを取りながら優れた教育を行う秘訣は?

Ten Simple Rules To Combine Teaching and Research 「教育と研究を両立させるための10個のシンプルな原則」

研究者のお仕事

研究者がこなすべき仕事は、自分の論文を書くだけでなく、他人の論文を査読したり、レビュー論文を書いたり、学会でセッションの座長を務めたり、学会やワークショップの企画・運営を行うなど、キャリアアップするにつれていろいろと増えていきます。

Ten Simple Rules for Reviewers 「査読者のための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Writing a Literature Review 「レビュー論文を書くための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Chairing a Scientific Session 「学会で座長の役を無事に果たすための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Organizing a Scientific Meeting 「研究集会を開催するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Running Interactive Workshops 「インタラクティブなワークショップを開催するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules to Achieve Conference Speaker Gender Balance 「学会講演者の男女比を適切にするための10個のシンプルな原則」

共同研究を成功させるコツ

研究は一人でやるよりも共同してやったほうが大きな成果が得られやすいもの。しかし、人と人との間にはいろいろな思惑の違いも生じます。また、分野が異なる研究者同士では話す言葉がお互いに理解できなくて、研究の話が噛みあわないということがしばしば起こります。

Ten Simple Rules for a Successful Collaboration 「共同研究を成功させるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for a Successful Cross-Disciplinary Collaboration 「異分野間での共同研究を成功させるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Cultivating Open Science and Collaborative R&D 「オープンサイエンスと協同研究開発の基盤づくりのための10個のシンプルな原則」

学び続ける研究者

研究者は、自分の仕事を深めるためにも、また仕事の幅を広げるためにも、一生勉強し続ける必要があります。コーセラ(coursera.com)などインターネット上の無料プログラムを利用すれば、大学レベルの内容を誰でも学ぶことができるという素晴らしい時代になりました。何歳であっても、何か新しいことを学び始めるのに遅過ぎるということはありません。

Ten Simple Rules for Lifelong Learning, According to Hamming 「ハミングが説く、一生涯賢く学び続けるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Online Learning 「オンライン学習活用のための10個のシンプルな原則」

知的財産権をいかに守るか

Ten Simple Rules to Protect Your Intellectual Property 「あなたの知的財産権を守るための10個のシンプルな原則」

研究者が経済的にも成功する方法

研究職は元来金銭的に恵まれていないものです。しかし、研究成果をお金に換える方法を学べば、経済的にも報われた人生に。

Ten Simple Rules To Commercialize Scientific Research 「科学研究の成果をお金にするための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Starting a Company 「研究者が起業するための10個のシンプルな原則」

研究者コミュニティや社会への貢献

研究者は研究者コミュニティの中で生活しています。コミュニティの一員として認められたという感覚はとても重要ですし、研究者がコミュニティのためにできることはたくさんあります。

Ten Simple Rules for Building and Maintaining a Scientific Reputation 「科学者としての評判を築き上げ保つための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Getting Ahead as a Computational Biologist in Academia 「計算生物学者としてアカデミアの世界で成功するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Developing a Short Bioinformatics Training Course 「バイオインフォマティクス短期トレーニングコースを開催するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules of Live Tweeting at Scientific Conferences 「ツイッターで学会の実況中継をするための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Editing Wikipedia 「ウィキペディアを編集するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Getting Involved in Your Scientific Community 「自分の研究分野の科学コミュニティに参加するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for the Open Development of Scientific Software 「科学研究用ソフトウェアのオープンデベロップメントを行うための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Starting a Regional Student Group 「学生の地域ネットワークを立ち上げるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Getting Help from Online Scientific Communities 「オンライン科学コミュニティから有用な助言を得るための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Providing a Scientific Web Resource 「科学研究リソースをウェブ上で提供するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Organizing an Unconference 「アンカンファレンスを主催するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Organizing a Virtual Conference—Anywhere 「バーチャルカンファレンスを主催するための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for a Community Computational Challenge
Ten Simple Rules for Teaching Bioinformatics at the High School Level 「高校生にバイオインフォマティクスを教えるための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Aspiring Scientists in a Low-Income Country 「低所得国で上を目指す研究者のための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Writing a PLOS Ten Simple Rules Article 「PLOS 10個のシンプルな原則を書くための10個のシンプルな原則」

計算生物学分野の話題

Ten Simple Rules for Effective Computational Research 「計算機科学的な研究を効果的に行うための10個のシンプルな原則」
Ten Simple Rules for Reducing Overoptimistic Reporting in Methodological Computational Research 「計算機科学的な研究による方法論の成果をあまりにも楽観的に報告してしまわないための10個のシンプルな原則」

 

参考

  1. Ten Simple Rules (PLOS Computational Biology)
  2. リチャード・W・ハミング 「研究にどう取り組むべきか」 ベル通信研究所セミナー 1986年3月7日 日本語訳(himazu archive 2.0)

 

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研究論文を能率よく書くためのコツ7個

研究分野が違えば、論文のフォーマットは大きく異なります。以下の動画はコンピュータサイエンスの分野でConference paperをどうやって能率よく仕上げるかについてのサイモン・ペイトン・ジョーンズ(Simon Peyton Jones)氏によるセミナーです。研究の進め方や論文を書くことに関しては普遍的な部分があるため、実験科学など他の分野の研究者にとっても非常に示唆に富む内容です。

Professor Simon Peyton Jones (Computer Scientist)
How to Write a Great Research Paper

00:20  #1 Don’t wait: write
04:13  #2 Identify your key idea
07:18  #3 Tell a story
09:34  #4 Nail your contributions
16:44  #5 Related work: later
23:47  #6 Put your readers first
28:40  #7 Listen to your readers
(34:19 トークの終わり。この動画ではなぜか、再び繰り返しになっているようです。)

同じトピックに関する別の場所でのトーク(60分間バージョン)。こちらのウェブサイト(http://research.microsoft.com/apps/video/default.aspx?id=168649)ではスライドが別に表示されます。

参考

  1. Simon Peyton Jones, Microsoft Research: Research skills
  2. Choosing a venue: conference or journal? by Michael Ernst (2006)
  3. Mentoring Advice on “Conferences Versus Journals” for CSE Faculty  by Kevin W. Bowyer (2012)

 

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