学歴ロンダリングについて

学歴ロンダリングという言葉について思うこと

学歴ロンダリング(がくれきロンダリング)とは、日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。別名は大学院ロンダリングであり、ネガティブな意味あいで使われることが多い。(ニコニコ大百科

学歴ロンダリングという言葉はネットのスラングだそうで、たしかに実社会でこんな言葉を口にする人に出会ったことがありません。研究者の場合、研究者になるために少しでも良いトレーニングを受けられる大学院を目指すのは当然のことで、学歴ロンダリングという概念はそもそも存在しえないと思います。

学歴ロンダリングという言葉が存在する前提となっているのは、合格した大学名でその人に対する評価を固定しようという発想だと思いますが、その発想の裏にあるのは、偏差値至上主義であり、偏差値によってその人の頭の良し悪しを固定的に評価しようとしているのだと思います。さらにその考え方の前提になっているのは、頭の良し悪しで人間の価値が決まるという思い込みでしょう。長く生きてきて思うのは、頭が良かろうが悪かろうが、生きていく上ではどうでもいいのではないかということです。何かに熱中できる素質、やりたいことをやる意思の力、生きていることに幸せを感じられる能力といったもののほうがずっと役に立つ。

頭がいいほうがいいに決まっているはずの研究者の世界においても、最終的に研究者として生き残るのに必要なのは大学の入試時点での点数では全くないわけです。少なくとも、実力・実績が全ての業界においては、過去の大学入試の得点は社会人になってからどう評価されるかとは直接関係ありません。

パレートの法則が真理だとすれば、世の中のほとんどの人は頭が悪くても、仕事ができなくても、非生産的であってもみな幸せに生きていられるわけで、頭がいいことが良いことだという価値観は、世の中で支配的ではありますが無用の長物だと思います。東大で博士号をとっても職がなくて路頭に迷う人がいる一方で、べつに大学にいっていなくても経済的に成功して幸せに暮らしている人がいくらでもいることを見ていると、余計にそう思います。

高校生は自分の(現在の)偏差値で志望大学を決めることが多いみたいですし、教育に関するベストセラーの本にすら偏差値信仰を当然とするような文言が見られるのに誰もそれを気にしていないようです。日本における偏差値信仰の蔓延は恐るべきものがあります。

関連記事 ⇒ MARCHって括るのいい加減やめません?

学びたい人が学ぶ機会を得ようとすることを学歴ロンダリングだと貶めような風潮が世の一部に(ネット上に?)あるのは嘆かわしいことです。

 

学歴ロンダリングは当たり前

研究者になるには大学院で良いトレーニングを受ける必要があります。自分の大学の大学院でそのようないい研究室が見当たらなければ、他大学の大学院を探すのは普通のことです。日本で一番研究費をたくさんもらっているのはダントツで東大であり、あとは京大、阪大、東北大などだと思います。そうすると、大学院に進学するときにはそのような大学院に行くのはとても普通のことだと思います。それを学歴ロンダリングと呼ぶのはかなりおかしな話で、学歴ロンダリングという発想自体が、研究の世界には存在しないと思います。あえてその言葉を使うなら、学歴ロンダリングは当たり前のことです。誰だって、大学院時代に成果を挙げられるラボ(大学院)に進学すべきなのです。

参考

  1. 戦慄の「学歴ロンダリング完全マニュアル」 2020年5月10日 11時15分 プレジデントオンライン livedoor NEWS

田村淳さんが慶應義塾大大学院修士課程を修了

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの挑戦に関して批判的な声があるのは、まさに多様性を許容しない日本の窮屈さだと思います。むしろ、ある程度の年齢になっていても、学びたい気持ちを持ち、学べる機会を得るためにいろいろと挑戦してきた田村淳氏の生き方は、多くの人にとって励みになることなのではないでしょうか。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了

ツイッターで田村淳さんが大学院の修士を卒業したことを知りました。どこ行ったんだろうとおもって写真の中の文字を拡大してみたら慶応だったので驚きました。いろいろと周りから言われるだろうけど、と教授から声を掛けられたのが嬉しかったというコメントを読んで、何を言われるのかなと思ってネットの記事をあれこれ見ていたら、なんだかいろいろなことをすでに言われてきたみたいで、(勉学の大変さに加えて)田村淳さんが慶應義塾大学の修士に入って無事卒業するということがいかに大変なことだったのかがわかりました。

【密着裏側】田村淳、大学院を修了しました。 2021/03/27 ロンブーチャンネル

 

大学を卒業していないのに大学院に入れたことを批判的に捉える人もいるようですが、学びたいことが学べる大学院があるのに、資格だけのために大学からやり直すのも時間がもったいないわけで、学びたい人に学ぶ機会を与えてくれる慶應の懐の広さがもっと賞賛されていいのではないかと思います。普通の人が思いつかないような道筋があることを身をもって示してくれた田村さんを、すごいと思いこそすれ、それがおかしいという見方をするのは違うんじゃないかと思いました。

田村淳さんといえば自分が思い出すのは、NHKの「ろんぶ~ん」というちょっとオタクな科学番組での司会者としてです。好奇心の旺盛さ、司会進行の上手さなどが印象的でした。

関連記事 ⇒ NHK Eテレ『ろんぶ~ん』 著者が解説するエンタメ論文抄読会

 

慶應義塾大学通信課程の退学と大学院メディアデザイン研究科への入学

 

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の入学試験(面接)

ああ、完全に落ちたな…」という状態でした。最後にお情けのようにひとりの教授が、「結局君は、入ったら何をやりたいの?」と聞いてくれた時に、はっと我に返って、こう言いました。「人は生きる上で、色んなことを主体的に選択する権利を持っています。でも、死に方についてだけは全然違う。そこに何とかアプローチしてみたいんです」この言葉を聞いた3人の教授が、ごにょごにょと話し始めて、潮目が変わったな、とわかりました。正気になった僕は、「さっきちゃんと答えられなかった質問に遡って話したいのですが…」と話を巻き戻し、自分の言葉で思いを話しました。(ロンブー田村淳さん、慶應大学院生になっていた。理由は「死者との対話」を学ぶため 2019年09月08日 15時38分  南 麻理江 HUFFPOST)*太字強調は当サイト

上の記事を読んで、自分が転職のときの面接試験で、何をやりたいの?と聞かれて返答に詰まり、その瞬間に歓迎ムードが一変して面接官らの顔が曇り、当然のごとく不採用になったことを思い出しました。

田村淳だから特別扱いされて大学院に入れたんだろうという見方も世間にあるようですが、上の臨場感あふれる記述を読むと、自力で合格を手繰り寄せたんだろうなあと思います。

  1. 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科

 

大学院の教授らの思惑と大学院合格のための戦略

大学院での研究対象と自分がこれまで会社で経験してきた仕事とリンクするような研究科を選んだほうがより受かりやすくなります。

(戦慄の「学歴ロンダリング完全マニュアル」 2020年5月10日 11時15分 President Online livedoor NEWS)

上のプレジデントの記事は仰々しい記事タイトルですが、中に書いてあることは至極まっとうでした。これから大学院合格を目指す多くの社会人の役に立つアドバイスだと思います。しかし、「学歴ロンダリング」という言葉を当然のように使っていることには非常に違和感があります。

関連記事 ⇒ 学歴ロンダリングについて

 

 

 

いやいや、やりたいことが途中で変わるって普通にあることでしょう。

  1. 田村淳氏が慶応大学院へ 素直に「学歴コンプレックス」を吐露 それでも止まない批判 日本人はオワコンなのか TABLO / 2019年9月11日 14時32分

 

慶應義塾大学通信課程への入学

  1. ロンブー田村淳、慶應大通信課程に入学。青学不合格後に出願「とにかく学びたいという気持ち」 「勉強し尽くしても議論しても、簡単に答えが出ない問いに出会いたい」 2018年07月05日 07時02分 南 麻理江 錦光山 雅子 Masako Kinkozan HUFFPOST
  2. 慶大院に入学した田村淳、未だに批判の理由を理解できていなかった!? アサ芸プラス / 2019年9月9日 11時30分

 

青山学院大学不合格

田村淳氏が青学を受験したことがなぜここまで叩かれたのか、自分には全然理解できません。誰がどんな気持ちでその大学を受験したかなんて、他人には知り得ないことです。いい加減な気持ちで受けた人もいるかもしれない、突然の思いつきで大した勉強をせずに受験した人もいるかもしれない、何年も前から目指して勉強して受けた受験生もいるかもしれない、社会に出たあと思いなおして受験する人もいるかもしれない、いろんな受験生がいていいと思います。

中高年の社会人が医学部を受験して合格したというニュースに、どうせ人生先が短いんだから若者に譲れみたいな批判があるのを目にしたこともありますが、別に80歳のおばあちゃんが医学部を目指してもいいと思います。

新卒で会社に入らないと、途中からは正規社員という軌道に戻ることが難しい、多様性を許容しない日本社会に通じる発想で、なんとも残念。

万が一、いい加減な気持ちで受験した人がいたとしても、別に頑張って勉強してきた受験生にたいして失礼だとも思いません。学力試験なんて、真面目に勉強したかどうかを問うものではなくて、試験問題を解く能力があるかどうかを調べるだけのもの。感情論が入る余地のない、無色透明なものだと思います。

だいたい、ほとんどの受験生は受験勉強を始めるのが遅すぎたり、勉強を始めたのはいいが頑張り切れずに受験に失敗しているんじゃないでしょうか。なかなかやる気が起きなかったりして。それに対して、受験を舐めているといって、赤の他人の誰かが怒り出したらヘンです。

  1. 「田村淳は受験生に土下座しろ!」青学受験すべて不合格の言い訳に非難殺到! 2018年3月7日 17:59  AsageiPlus
  2. ロンブー田村淳、無念…青学不合格「これくらいの一生懸命さじゃ追いついてない」エンタメ総合2018年03月05日 tvlife.jp

 

青山学院大学を受験

 

  1. 偏差値32の田村淳が100日で青学一直線〜学歴リベンジ〜(ウィキペディア)AbemaTVのAbemaSPECIALチャンネルで2017年10月14日から2018年3月10日まで配信されたドキュメントバラエティ番組。全20回。
  2. 田村淳が急成長!”アノ方法”で脅威の正答率を叩き出す!? online-mega.com

 

 

参考

  1. 戦慄の「学歴ロンダリング完全マニュアル」 2020年5月10日 11時15分 プレジデントオンライン livedoor NEWS
  2. ロンブー田村淳“大学中退→大学院入学”のナゾ過ぎるカラクリ… 2019年9月11日 19:00 まいじつ Exciteニュース
  3. ロンブー田村淳さん、慶應大学院生になっていた。理由は「死者との対話」を学ぶため 2019年09月08日 15時38分  南 麻理江 HUFFPOST

AMEDの公募ってやっぱり出来レースだったの?

自分は文科省科研費しかもらったことがないので、AMEDの実態は全然知りませんが、自分のような完全な部外者であっても、たまに、「AMEDは出しても無駄、どうせ採択される人は決まっているから。」という声を聞くことがあります。

実際のところAMEDは出来レースなのでしょうか?ネット上の情報を纏めてみたいと思います。

AMED公募の出来レース

AMED公募の中に出来レースが含まれていることは、多くの研究者が知るところであることを本庶氏が公の場で指摘していました(「AMEDシンポジウム2019」2019年12月13日の講演)。

 

下のツイートに紙面が紹介されていますが、是非皆さんに読んで頂きたい重要な内容なので文字に書き起こしておきます。

AMEDには批判すべき点が幾つかある。第1の問題は、基礎的な研究に研究資金を出さないところだ。基礎研究は治療薬や技術のシーズを出す部分なので、それを育てることが国にとって重要なはずだ。もし良いシーズが出てくれば、AMEDが資金援助をせずとも、企業が向こうから寄ってきて、応用につながる。だからいいシーズを出すことが一番重要だ。
しかしAMEDは臨床応用が見えなければ採択されない。その一方、科学技術振興機構(JST)に応募しようとすれば、医学関係はAMEDへ応募せよと言われる。医学系の基礎研究を応募する先が現状では抜け落ちている。
 そして、国が大企業にお金を出すのはおかしい。営利目的で事業を行う企業は、いいシーズを選んでその実用化に向けて自らリソースを投入すべきだし、国はアカデミアのシーズを生み出す場所に資金を出すべきだ。だから比重を十分に考えてほしい。
 また、AMED全体を眺めると、細かい公募枠がたくさんある。がんでも何十個あるのか分からないほど細かい。そして多くの人が言っているが、その公募枠の中に細かい指示があって、「これを満たす人はあの人だろう」と、当事者を誰もが予想できるような公募がある。しかも情報リークがあって、事前に公募内容が分かっていたりする。これは断じて許すべきではない。特定のテーマと研究者を採択したいならば、最初から指定しておくべきで、これを公募にすることによって多くの人に無駄なエネルギーを使わせている。絶対に改めるべきだ。
 提案書のボリュームも課題だ。本当に審査委員が全部読んでいるのか。企業との連携内容など細かいことを山のように書かされ、企業とつながっているものは駄目だとか、いったい何なんだと感じる。提案書を出して、採択されて報告書を出したら、ほとんどの人は研究する時間が取れない。もっと簡素化しても十分だろう。(2019年12月13日「AMEDシンポジウム2019」での講演から抜粋 「出来レース」の公募はやめよ 京都大学 本庶 佑 特別教授 日経バイオ年鑑2021より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分は科研費が一番、公平に資金を分配できているのではないかと思います。内閣府のばらまきとか、AMEDとかと比べると、本当に誠実さを感じるのが文科省科研費。下のツイートの意見に大賛成。

 

 

資金配分機関と研究者との癒着の弊害

AMEDと一部の研究者とが癒着していると、AMEDから多額の助成を受けている研究者に対して研究不正疑惑が生じたときに、本来なら研究資金配分機関として情報開示をさせる監督責任があるはずなのに、むしろ隠蔽に走る恐れがあるのではないでしょうか。データ捏造の疑惑を指摘された大学が何の説明責任も果たさないまま、億単位の助成をAMEDから受け続けているのは、自分には異常なことに思えます。

 

参考

  1. 日本版NIHの「真っ黒」な船出(2015年4月号 選択) しかし記念すべき初代理事長になったのは、この三月まで慶應義塾大学医学部長を務めていた末松誠氏だ。

新型コロナウイルスCOVID-19のヒューマンチャレンジ試験(Human Challenge Studies; HCS)

新型コロナウイルスにわざと感染させる人体実験?とびっくりしました。ワクチンの臨床試験で、自然に感染させるのを待つのではなく人為的に新型コロナウイルスに感染させる「ヒューマン・チャレンジ」がイギリスで実施されるのだそうです。被験者に計画的に感染させるので、さまざまなデータが得られて、臨床試験の結果が早く得られるというメリットがあります。しかし、決定的な治療薬が存在しないわけですから、非常にリスキーな試験でもあります。

被験者を意図的にウイルスに暴露させる「ヒューマンチャレンジ試験」と呼ばれるものだ。従来のやり方よりも臨床試験のプロセスを迅速化できる一方、被験者の何パーセントかが死に至る可能性があり、倫理的な問題が立ちはだかる。(クーリエ・ジャポン2020年05月23日 News Picks)

  1. 英国がついに始めるコロナ「人体実験」の内容 最大で90人を人為的にコロナに感染させる The New York Times 2021/02/25 11:00 東洋経済ONLINE
  2. イギリス 健康な人に“人為的に感染” 新型コロナ研究を承認 2021年2月18日 6時17分 NHKニュース
  3. 英、若者をわざと感染させて新型コロナ研究へ 世界初 2021.2.18 07:19 産経新聞
  4. 英国で計画されている「ヒューマンチャレンジ試験」が抱える倫理的ジレンマ2020/10/23 AnswersNews – 製薬業界で話題のニュースがよくわかる
  5. コロナを故意に若者に感染させる研究の倫理的ジレンマ ボランティア料55万円 英政府が来年1月から開始 木村正人 | 在英国際ジャーナリスト 2020/10/21(水) 16:18 YAHOO!JAPAN
  6. 新型コロナウイルスに自ら感染……ヒトチャレンジ治験に応募する人々2020年9月23日 bbc.com
  7. ワクチン開発加速のための「人体実験」は許されるのか | 死の危険を伴う“ヒューマンチャレンジ試験”とは クーリエ・ジャポン2020年05月23日 News Picks

【科学英作文】useを使うかutilizeを使うか?使い分けの考え方

英語で論文を書くときに、ついつい格調高い言葉を使おうとしてelucidateだのutilizeだのを多用してしまいがちなのですが、英文校正に出すともっと平易な単語に直されることが多いです。

なぜuse でなくutilizeなのか?なぜutilizeでなくuseなのか?を考えてみたいと思います。

utilizeの意味はケンブリッジディクショナリーによれば、

to use something in an effective way(dictionary.cambridge.org

ということなので、単に使うというよりも、利用するという意味です。

utilizeの用例

ludwig.guruの例文を一つ紹介。

Economics is the study of how to utilize limited resources to achieve good ends.

なるほど確かに、単に「使う」以上の意味があります。

論文でどのように使われているか、例を拾ってみます。

  1. Preimplantation genetic diagnosis and screening have been utilized for years to avoid implantation of embryos harboring monogenic disease-causing alleles or aneuploidies.(論文
  2. Using imaging methodologies and virus-specific reporters, we demonstrate that β-coronaviruses utilize lysosomal trafficking for egress rather than the biosynthetic secretory pathway more commonly used by other enveloped viruses. (例文)
  3. Given this, we next interrogated the status of the secretory pathway in infected cells and whether this pathway was utilized for MHV egress. (例文)
  4. We utilized the SDL network to predict the response of various cancer cell lines to anticancer drugs. (例文)

 

参考

  1. utilize (Cambridge Dictionary)
  2. “Use” Versus “Utilize” (Quick and Dirty Tips) The word “utilize” often appears “in contexts in which a strategy is put to practical advantage or a chemical or nutrient is being taken up and used effectively” (9).

 

科研費採択件数ランキング 私学トップ10

KAKENデータベースで、「所属機関: ○○大学 AND 役割: 研究代表者」の検索条件で、科研費の通算採択件数合計を調べました。文科省科研費の件数は、その大学の研究力を表す良い指標になると思います。

国立大学が上位を占め、トップ10は、東京大学、京都大学、大阪大学 、東北大学、九州大学、北海道大学、名古屋大学、広島大学  、筑波大学、 東京工業大学でした。

私学トップ10は慶應義塾大学、早稲田大学、日本大学、東海大学、立命館大学、東京理科大学、順天堂大学、北里大学、近畿大学、昭和大学で、医学部のある大学が比較的上位に来ているようです。

公立大学のトップ5は、大阪市立大学、大阪府立大学、 名古屋市立大学、横浜市立大学、京都府立医科大学でした。

ちなみに大阪市立大学と大阪府立大学は2022年4月に合併して「大阪公立大学」になるそうです。

  1. 大阪公立大学2022年度入試概要
  2. 新法人(公立大学法人大阪)の設立について

 

日本の大学の科研費獲得件数(通算)ランキング

大学のみを対象にしたため、基礎生物学研究所など、国立研究所は含まれていません。

    1. 東京大学 (国立) 53817
    2. 京都大学 (国立) 39727
    3. 大阪大学 (国立) 33047
    4. 東北大学 (国立) 32154
    5. 九州大学 (国立) 24925
    6. 北海道大学 (国立) 23065
    7. 名古屋大学 (国立) 21482
    8. 広島大学 (国立) 14740
    9. 筑波大学 (国立) 14659
    10. 東京工業大学 (国立) 14083
    11. 慶應義塾大学 (私立) 11522
    12. 神戸大学 (国立) 11483
    13. 岡山大学 (国立) 10180
    14. 千葉大学 (国立) 9482
    15. 金沢大学 (国立) 8969
    16. 新潟大学 (国立) 8448
    17. 早稲田大学 (私立) 8120
    18. 熊本大学 (国立) 8032
    19. 東京医科歯科大学 (国立) 7869
    20. 長崎大学 (国立) 6868
    21. 徳島大学 (国立) 6814
    22. 日本大学 (私立) 6124
    23. 信州大学 (国立) 5873
    24. 鹿児島大学 (国立) 5713
    25. 山口大学 (国立) 5421
    26. 愛媛大学 (国立) 5289
    27. 大阪市立大学 (公立) 5204
    28. 群馬大学 (国立) 5190
    29. 山形大学 (国立) 4985
    30. 岐阜大学 (国立) 4619
    31. 三重大学 (国立) 4477
    32. 東海大学 (私立) 4395
    33. 大阪府立大学 (公立) 4323
    34. 静岡大学 (国立) 4258
    35. 東京農工大学 (国立) 3854
    36. 立命館大学 (私立) 3839
    37. 東京理科大学 (私立) 3795
    38. 鳥取大学 (国立) 3786
    39. 順天堂大学 (私立) 3756
    40. 名古屋市立大学 (公立) 3746
    41. 北里大学 (私立) 3712
    42. 横浜国立大学 (国立) 3516
    43. 横浜市立大学 (公立) 3507
    44. 京都府立医科大学 (公立) 3498
    45. 近畿大学 (私立) 3467
    46. 秋田大学 (国立) 3370
    47. 弘前大学 (国立) 3268
    48. 富山大学 (国立) 3267
    49. 昭和大学 (私立) 3223
    50. 琉球大学 (国立) 3196
    51. 東京慈恵会医科大学 (私立) 3105
    52. 埼玉大学 (国立) 3015
    53. 自治医科大学 (私立) 2875
    54. 名古屋工業大学 (国立) 2727
    55. 東京女子医科大学 (私立) 2724
    56. 福井大学 (国立) 2715
    57. 山梨大学 (国立) 2715
    58. 札幌医科大学 (公立) 2681
    59. 茨城大学 (国立) 2617
    60. 宮崎大学 (国立) 2604
    61. 東京都立大学 (公立) 2573
    62. 久留米大学 (私立) 2562
    63. 島根大学 (国立) 2530
    64. 九州工業大学 (国立) 2525
    65. 帝京大学 (私立) 2523
    66. 岩手大学 (国立) 2482
    67. 佐賀大学 (国立) 2451
    68. 香川大学 (国立) 2413
    69. 高知大学 (国立) 2365
    70. 浜松医科大学 (国立) 2350
    71. 電気通信大学 (国立) 2338
    72. 福岡大学 (私立) 2188
    73. 奈良先端科学技術大学院大学 (国立) 2182
    74. 関西大学 (私立) 2129
    75. 京都工芸繊維大学 (国立) 2128
    76. 明治大学 (私立) 2116
    77. 大分大学 (国立) 2092
    78. 同志社大学 (私立) 2046
    79. 豊橋技術科学大学 (国立) 2042
    80. 滋賀医科大学 (国立) 1951
    81. 長岡技術科学大学 (国立) 1938
    82. 関西医科大学 (私立) 1922
    83. 日本医科大学 (私立) 1883
    84. 奈良県立医科大学 (公立) 1880
    85. 宇都宮大学 (国立) 1859
    86. 東京学芸大学 (国立) 1857
    87. 東邦大学 (私立) 1839
    88. 旭川医科大学 (国立) 1825
    89. 福島県立医科大学 (公立) 1800
    90. 一橋大学 (国立) 1792
    91. 岩手医科大学 (私立) 1786
    92. お茶の水女子大学 (国立) 1786
    93. 中央大学 (私立) 1776
    94. 上智大学 (私立) 1667
    95. 法政大学 (私立) 1655
    96. 産業医科大学 (私立) 1641
    97. 和歌山県立医科大学 (公立) 1637
    98. 兵庫県立大学 (公立) 1617
    99. 関西学院大学 (私立) 1550
    100. 奈良女子大学 (国立) 1547
    101. 立教大学 (私立) 1488
    102. 埼玉医科大学 (私立) 1483
    103. 兵庫医科大学 (私立) 1437
    104. 愛知学院大学 (私立) 1369
    105. 東洋大学 (私立) 1352
    106. 静岡県立大学 (公立) 1342
    107. 東京医科大学 (私立) 1293
    108. 藤田医科大学 (私立) 1285
    109. 大阪医科大学 (私立) 1281
    110. 青山学院大学 (私立) 1240
    111. 東京歯科大学 (私立) 1179
    112. 聖マリアンナ医科大学 (私立) 1166
    113. 日本歯科大学 (私立) 1137
    114. 大阪教育大学 (国立) 1110
    115. 北陸先端科学技術大学院大学 (国立) 1109
    116. 杏林大学 (私立) 1103
    117. 愛知教育大学 (国立) 1099
    118. 神奈川大学 (私立) 1085
    119. 金沢医科大学 (私立) 1074
    120. 東京外国語大学 (国立) 1062
    121. 京都産業大学 (私立) 1060
    122. 北海道教育大学 (国立) 1056
    123. 東京薬科大学 (私立) 1049
    124. 名城大学 (私立) 1022
    125. 金沢工業大学 (私立) 1016
    126. 和歌山大学 (国立) 990
    127. 龍谷大学 (私立) 971
    128. 川崎医科大学 (私立) 967
    129. 学習院大学 (私立) 966
    130. 神奈川歯科大学 (私立) 959
    131. 室蘭工業大学 (国立) 944
    132. 鶴見大学 (私立) 927
    133. 東京電機大学 (私立) 924
    134. 日本女子大学 (私立) 906
    135. 愛知医科大学 (私立) 903
    136. 獨協医科大学 (私立) 902
    137. 北海道医療大学 (私立) 887
    138. 東京農業大学 (私立) 887
    139. 中部大学 (私立) 883
    140. 京都府立大学 (公立) 849
    141. 帯広畜産大学 (国立) 836
    142. 大阪歯科大学 (私立) 829
    143. 岡山理科大学 (私立) 822
    144. 福島大学 (国立) 821
    145. 滋賀大学 (国立) 803
    146. 九州歯科大学 (公立) 789
    147. 福岡歯科大学 (私立) 766
    148. 摂南大学 (私立) 757
    149. 芝浦工業大学 (私立) 750
    150. 甲南大学 (私立) 708
    151. 国際医療福祉大学 (私立) 691
    152. 北見工業大学 (国立) 672
    153. 東京海洋大学 (国立) 651
    154. 兵庫教育大学 (国立) 645
    155. 武庫川女子大学 (私立) 632
    156. 大阪工業大学 (私立) 631
    157. 上越教育大学 (国立) 615
    158. 滋賀県立大学 (公立) 609
    159. 千葉工業大学 (私立) 608
    160. 松本歯科大学 (私立) 603
    161. 東北学院大学 (私立) 601
    162. 京都薬科大学 (私立) 595
    163. 南山大学 (私立) 592
    164. 中京大学 (私立) 584
    165. 工学院大学 (私立) 583
    166. 専修大学 (私立) 583
    167. 明海大学 (私立) 582
    168. 愛知県立大学 (公立) 579
    169. 鳴門教育大学 (国立) 573
    170. 秋田県立大学 (公立) 551
    171. 福岡教育大学 (国立) 539
    172. 徳島文理大学 (私立) 536
    173. 成蹊大学 (私立) 535
    174. 東京芸術大学 (国立) 528
    175. 広島市立大学 (公立) 525
    176. 県立広島大学 (公立) 521
    177. 富山県立大学 (公立) 518
    178. 宮城教育大学 (国立) 501
    179. 神戸学院大学 (私立) 495
    180. 京都教育大学 (国立) 491
    181. 明星大学 (私立) 481
    182. 朝日大学 (私立) 469
    183. 明治学院大学 (私立) 455
    184. 麻布大学 (私立) 453
    185. 奈良教育大学 (国立) 450
    186. 岐阜薬科大学 (公立) 446
    187. 高知工科大学 (公立) 441
    188. 玉川大学 (私立) 436
    189. 創価大学 (私立) 431
    190. 北九州市立大学 (公立) 422
    191. 岡山県立大学 (公立) 416
    192. 大阪電気通信大学 (私立) 415
    193. 東京工科大学 (私立) 410
    194. 国際基督教大学 (私立) 404
    195. 九州産業大学 (私立) 404
    196. 東京都市大学 (私立) 397
    197. 國學院大學 (私立) 395
    198. 立正大学 (私立) 385
    199. 埼玉県立大学 (公立) 384
    200. 岩手県立大学 (公立) 380
    201. 福山大学 (私立) 375
    202. 福岡工業大学 (私立) 373
    203. 佛教大学 (私立) 371
    204. 神奈川工科大学 (私立) 370
    205. 福井県立大学 (公立) 367
    206. 星薬科大学 (私立) 366
    207. 東京女子大学 (私立) 363
    208. 小樽商科大学 (国立) 359
    209. 日本福祉大学 (私立) 358
    210. 愛知工業大学 (私立) 348
    211. 崇城大学 (私立) 344
    212. 京都女子大学 (私立) 340
    213. 駒澤大学 (私立) 339
    214. 大東文化大学 (私立) 337
    215. 新潟医療福祉大学 (私立) 336
    216. 豊田工業大学 (私立) 335
    217. 広島国際大学 (私立) 334
    218. 関東学院大学 (私立) 328
    219. 大妻女子大学 (私立) 324
    220. 神戸薬科大学 (私立) 321
    221. 川崎医療福祉大学 (私立) 315
    222. 酪農学園大学 (私立) 314
    223. 椙山女学園大学 (私立) 312
    224. 政策研究大学院大学 (国立) 298
    225. 昭和女子大学 (私立) 296
    226. 城西大学 (私立) 295
    227. 大阪産業大学 (私立) 291
    228. 津田塾大学 (私立) 290
    229. 同志社女子大学 (私立) 284
    230. 明治薬科大学 (私立) 278
    231. 奥羽大学 (私立) 278
    232. 愛知大学 (私立) 273
    233. 沖縄科学技術大学院大学 (私立) 268
    234. 国士舘大学 (私立) 266
    235. 宮城大学 (公立) 263
    236. 筑波技術大学 (国立) 263
    237. 日本工業大学 (私立) 262
    238. 大阪薬科大学 (私立) 261
    239. 高知県立大学 (公立) 261
    240. 追手門学院大学 (私立) 254
    241. 福岡県立大学 (公立) 252
    242. 金城学院大学 (私立) 252
    243. 武蔵野大学 (私立) 250
    244. 共立女子大学 (私立) 248
    245. 茨城県立医療大学 (公立) 246
    246. 武蔵大学 (私立) 240
    247. 会津大学 (公立) 239
    248. 目白大学 (私立) 237
    249. 成城大学 (私立) 233
    250. 東京工芸大学 (私立) 232
    251. 広島工業大学 (私立) 231
    252. 新潟薬科大学 (私立) 231
    253. 帝京平成大学 (私立) 227
    254. 鹿屋体育大学 (国立) 226
    255. 神戸市外国語大学 (公立) 225
    256. 聖徳大学 (私立) 223
    257. 高崎健康福祉大学 (私立) 223
    258. 福井工業大学 (私立) 219
    259. 北海学園大学 (私立) 218
    260. 中村学園大学 (私立) 218
    261. 東北工業大学 (私立) 218
    262. 兵庫医療大学 (私立) 216
    263. 東北医科薬科大学 (私立) 215
    264. 奈良大学 (私立) 215
    265. 福岡女子大学 (公立) 214
    266. 熊本県立大学 (公立) 214
    267. 聖路加国際大学 (私立) 213
    268. 西南学院大学 (私立) 212
    269. 常葉大学 (私立) 212
    270. 広島修道大学 (私立) 210
    271. 北陸大学 (私立) 210
    272. 拓殖大学 (私立) 210
    273. 甲南女子大学 (私立) 209
    274. 高崎経済大学 (公立) 208
    275. 総合研究大学院大学 (国立) 208
    276. 公立はこだて未来大学 (公立) 205
    277. 鈴鹿医療科学大学 (私立) 205
    278. 大谷大学 (私立) 204
    279. 桜美林大学 (私立) 202
    280. 立命館アジア太平洋大学 (私立) 199
    281. 神戸女子大学 (私立) 198
    282. 実践女子大学 (私立) 197
    283. 八戸工業大学 (私立) 195
    284. 山口県立大学 (公立) 194
    285. 文教大学 (私立) 193
    286. 日本獣医生命科学大学 (私立) 193
    287. 大阪経済大学 (私立) 193
    288. 神戸市看護大学 (公立) 192
    289. 天理大学 (私立) 186
    290. 帝京科学大学 (私立) 185
    291. 大正大学 (私立) 182
    292. 日本赤十字看護大学 (私立) 180
    293. 聖隷クリストファー大学 (私立) 180
    294. 常磐大学 (私立) 179
    295. 島根県立大学 (公立) 177
    296. 東京経済大学 (私立) 174
    297. 北星学園大学 (私立) 173
    298. 獨協大学 (私立) 171
    299. 埼玉工業大学 (私立) 171
    300. 長崎県立大学 (公立) 171
    301. 京都橘大学 (私立) 166
    302. 帝塚山大学 (私立) 163
    303. 桃山学院大学 (私立) 162
    304. 昭和薬科大学 (私立) 162
    305. 石巻専修大学 (私立) 161
    306. 淑徳大学 (私立) 160
    307. 神奈川県立保健福祉大学 (公立) 158
    308. 日本体育大学 (私立) 158
    309. 静岡理工科大学 (私立) 158
    310. 愛知淑徳大学 (私立) 157
    311. 関西外国語大学 (私立) 157
    312. 長野県看護大学 (公立) 156
    313. 東京医療保健大学 (私立) 156
    314. 青森県立保健大学 (公立) 155
    315. 畿央大学 (私立) 155
    316. 長浜バイオ大学 (私立) 155
    317. 東北福祉大学 (私立) 155
    318. 流通科学大学 (私立) 155
    319. 吉備国際大学 (私立) 151
    320. 石川県立看護大学 (公立) 150
    321. 京都市立芸術大学 (公立) 146
    322. 宮城学院女子大学 (私立) 146
    323. 名古屋学院大学 (私立) 144
    324. 東京家政大学 (私立) 144
    325. 長崎総合科学大学 (私立) 143
    326. 大阪大谷大学 (私立) 143
    327. 札幌市立大学 (公立) 143
    328. 東京国際大学 (私立) 143
    329. 大阪体育大学 (私立) 141
    330. 湘南工科大学 (私立) 141
    331. 聖心女子大学 (私立) 141
    332. 関西福祉科学大学 (私立) 140
    333. 石川県立大学 (公立) 139
    334. 大分県立看護科学大学 (公立) 139
    335. 松山大学 (私立) 138
    336. 和洋女子大学 (私立) 137
    337. 姫路獨協大学 (私立) 136
    338. 阪南大学 (私立) 134
    339. 九州保健福祉大学 (私立) 134
    340. 文京学院大学 (私立) 133
    341. 札幌学院大学 (私立) 133
    342. 熊本学園大学 (私立) 132
    343. 麗澤大学 (私立) 132
    344. 都留文科大学 (公立) 132
    345. 北海道科学大学 (私立) 131
    346. 桐蔭横浜大学 (私立) 131
    347. 岐阜聖徳学園大学 (私立) 130
    348. 安田女子大学 (私立) 127
    349. 山梨県立大学 (公立) 126
    350. 京都外国語大学 (私立) 125
    351. 就実大学 (私立) 125
    352. 東京福祉大学 (私立) 125
    353. 和光大学 (私立) 125
    354. 駿河台大学 (私立) 123
    355. 三重県立看護大学 (公立) 121
    356. 千葉県立保健医療大学 (公立) 120
    357. 国際大学 (私立) 119
    358. 城西国際大学 (私立) 119
    359. 神戸芸術工科大学 (私立) 119
    360. 名古屋女子大学 (私立) 119
    361. 四国大学 (私立) 119
    362. 長崎国際大学 (私立) 118
    363. 大阪学院大学 (私立) 114
    364. 大阪樟蔭女子大学 (私立) 110
    365. 十文字学園女子大学 (私立) 108
    366. 大阪国際大学 (私立) 108
    367. 白百合女子大学 (私立) 108
    368. 新潟県立看護大学 (公立) 107
    369. 沖縄国際大学 (私立) 107
    370. 別府大学 (私立) 106
    371. 九州共立大学 (私立) 106
    372. 東亜大学 (私立) 106
    373. 神戸女学院大学 (私立) 105
    374. 日本社会事業大学 (私立) 103
    375. 東北文化学園大学 (私立) 103
    376. 京都ノートルダム女子大学 (私立) 102
    377. 相模女子大学 (私立) 102
    378. 名古屋商科大学 (私立) 101
    379. 千葉科学大学 (私立) 100
    380. 群馬県立県民健康科学大学 (公立) 99
    381. 皇學館大学 (私立) 99
    382. 流通経済大学 (私立) 99
    383. 神田外語大学 (私立) 98
    384. 札幌大学 (私立) 98
    385. 新潟県立大学 (公立) 98
    386. 関西国際大学 (私立) 96
    387. 日本女子体育大学 (私立) 95
    388. 女子栄養大学 (私立) 95
    389. 下関市立大学 (公立) 95
    390. 中部学院大学 (私立) 94
    391. 千葉商科大学 (私立) 93
    392. 京都光華女子大学 (私立) 93
    393. 京都造形芸術大学 (私立) 93
    394. 西九州大学 (私立) 93
    395. ノートルダム清心女子大学 (私立) 93
    396. 日本赤十字広島看護大学 (私立) 91
    397. 大阪経済法科大学 (私立) 90
    398. 東海学園大学 (私立) 90
    399. 岐阜県立看護大学 (公立) 89
    400. 新潟工科大学 (私立) 88
    401. 四天王寺大学 (私立) 87
    402. 東洋英和女学院大学 (私立) 87
    403. 亜細亜大学 (私立) 86
    404. 広島経済大学 (私立) 85
    405. 大手前大学 (私立) 85
    406. 前橋工科大学 (公立) 84
    407. 明治国際医療大学 (私立) 84
    408. 長野大学 (公立) 83
    409. 熊本保健科学大学 (私立) 82
    410. 東京家政学院大学 (私立) 82
    411. 甲子園大学 (私立) 81
    412. 大阪商業大学 (私立) 80
    413. フェリス女学院大学 (私立) 79
    414. 沖縄県立看護大学 (公立) 79
    415. 清泉女子大学 (私立) 79
    416. 愛媛県立医療技術大学 (公立) 78
    417. 名桜大学 (公立) 78
    418. 藍野大学 (私立) 77
    419. 森ノ宮医療大学 (私立) 77
    420. 名古屋外国語大学 (私立) 77
    421. 沖縄大学 (私立) 77
    422. 第一薬科大学 (私立) 76
    423. 二松學舍大学 (私立) 76
    424. 山形県立保健医療大学 (公立) 76
    425. 釧路公立大学 (公立) 75
    426. 九州女子大学 (私立) 75
    427. 人間環境大学 (私立) 75
    428. 横浜薬科大学 (私立) 75
    429. 名古屋学芸大学 (私立) 74
    430. 園田学園女子大学 (私立) 74
    431. 倉敷芸術科学大学 (私立) 72
    432. 西南女学院大学 (私立) 72
    433. 兵庫大学 (私立) 71
    434. 跡見学園女子大学 (私立) 70
    435. 国際武道大学 (私立) 70
    436. 関西福祉大学 (私立) 70
    437. 京都文教大学 (私立) 70
    438. 聖学院大学 (私立) 70
    439. 茨城キリスト教大学 (私立) 69
    440. 川村学園女子大学 (私立) 69
    441. 沖縄県立芸術大学 (公立) 69
    442. 多摩美術大学 (私立) 69
    443. 群馬パース大学 (私立) 68
    444. 京都先端科学大学 (私立) 68
    445. 静岡文化芸術大学 (公立) 68
    446. 尚絅学院大学 (私立) 68
    447. 花園大学 (私立) 67
    448. 福山市立大学 (公立) 66
    449. 日本赤十字豊田看護大学 (私立) 66
    450. 香川県立保健医療大学 (公立) 66
    451. 星城大学 (私立) 66
    452. 岐阜女子大学 (私立) 65
    453. 広島女学院大学 (私立) 64
    454. 関西医療大学 (私立) 64
    455. 山陽小野田市立山口東京理科大学 (公立) 64
    456. 札幌国際大学 (私立) 64
    457. 神戸松蔭女子学院大学 (私立) 63
    458. 名古屋経済大学 (私立) 63
    459. 仙台大学 (私立) 63
    460. 江戸川大学 (私立) 62
    461. 比治山大学 (私立) 62
    462. 郡山女子大学 (私立) 62
    463. 岡山商科大学 (私立) 62
    464. 東京成徳大学 (私立) 62
    465. 東京情報大学 (私立) 62
    466. 梅花女子大学 (私立) 61
    467. 北翔大学 (私立) 61
    468. 日本赤十字九州国際看護大学 (私立) 61
    469. 武蔵野美術大学 (私立) 61
    470. 四国学院大学 (私立) 61
    471. 群馬県立女子大学 (公立) 60
    472. 名寄市立大学 (公立) 60
    473. 豊橋創造大学 (私立) 60
    474. 大同大学 (私立) 59
    475. 京都精華大学 (私立) 59
    476. 九州国際大学 (私立) 59
    477. 尚絅大学 (私立) 59
    478. 山梨学院大学 (私立) 59
    479. 仁愛大学 (私立) 58
    480. 金沢学院大学 (私立) 58
    481. 聖マリア学院大学 (私立) 58
    482. 国際教養大学 (公立) 57
    483. 日本文理大学 (私立) 57
    484. 天理医療大学 (私立) 57
    485. 藤女子大学 (私立) 56
    486. 広島国際学院大学 (私立) 56
    487. 北海道情報大学 (私立) 56
    488. 駒沢女子大学 (私立) 56
    489. 大阪人間科学大学 (私立) 56
    490. 高千穂大学 (私立) 56
    491. 筑紫女学園大学 (私立) 55
    492. 白鴎大学 (私立) 55
    493. 弘前学院大学 (私立) 55
    494. 大阪芸術大学 (私立) 55
    495. 千里金蘭大学 (私立) 55
    496. 姫路大学 (私立) 54
    497. 久留米工業大学 (私立) 54
    498. 南九州大学 (私立) 54
    499. 新潟青陵大学 (私立) 54
    500. 西日本工業大学 (私立) 54
    501. 福岡女学院大学 (私立) 53
    502. 金城大学 (私立) 53
    503. 日本薬科大学 (私立) 53
    504. 産業技術大学院大学 (公立) 52
    505. 活水女子大学 (私立) 52
    506. 東北芸術工科大学 (私立) 52
    507. 鎌倉女子大学 (私立) 51
    508. 金沢星稜大学 (私立) 51
    509. 神戸常盤大学 (私立) 51
    510. 愛知県立芸術大学 (公立) 50
    511. 青森大学 (私立) 50
    512. 岐阜医療科学大学 (私立) 50
    513. 金沢美術工芸大学 (公立) 50
    514. びわこ成蹊スポーツ大学 (私立) 49
    515. 九州看護福祉大学 (私立) 49
    516. 帝塚山学院大学 (私立) 49
    517. 愛知工科大学 (私立) 48
    518. 環太平洋大学 (私立) 48
    519. 相愛大学 (私立) 48
    520. 福山平成大学 (私立) 47
    521. 神戸親和女子大学 (私立) 47
    522. 公立小松大学 (公立) 47
    523. 高野山大学 (私立) 47
    524. 松本大学 (私立) 47
    525. 盛岡大学 (私立) 47
    526. 奈良学園大学 (私立) 47
    527. 中央学院大学 (私立) 46
    528. 学習院女子大学 (私立) 45
    529. 天使大学 (私立) 45
    530. 東日本国際大学 (私立) 44
    531. 広島文化学園大学 (私立) 44
    532. 上武大学 (私立) 44
    533. 敬愛大学 (私立) 44
    534. 鹿児島国際大学 (私立) 44
    535. 作新学院大学 (私立) 43
    536. 旭川大学 (私立) 42
    537. 大阪成蹊大学 (私立) 42
    538. 秀明大学 (私立) 41
    539. 東京有明医療大学 (私立) 41
    540. 東京未来大学 (私立) 41
    541. 愛知産業大学 (私立) 40
    542. 平安女学院大学 (私立) 40
    543. 宮崎公立大学 (公立) 40
    544. 尚美学園大学 (私立) 40
    545. 東洋学園大学 (私立) 40
    546. 健康科学大学 (私立) 39
    547. 東京女子体育大学 (私立) 39
    548. つくば国際大学 (私立) 39
    549. 仙台白百合女子大学 (私立) 38
    550. 富山国際大学 (私立) 38
    551. 恵泉女学園大学 (私立) 37
    552. 至学館大学 (私立) 37
    553. 青森公立大学 (公立) 36
    554. 日本赤十字北海道看護大学 (私立) 36
    555. くらしき作陽大学 (私立) 36
    556. 尾道市立大学 (公立) 36
    557. 埼玉学園大学 (私立) 36
    558. 山陽学園大学 (私立) 36
    559. 志學館大学 (私立) 36
    560. 徳山大学 (私立) 36
    561. 四日市大学 (私立) 36
    562. 白梅学園大学 (私立) 35
    563. 静岡産業大学 (私立) 35
    564. 東海学院大学 (私立) 35
    565. 北海道文教大学 (私立) 34
    566. 敬和学園大学 (私立) 34
    567. 長崎純心大学 (私立) 34
    568. 新潟国際情報大学 (私立) 34
    569. 人間総合科学大学 (私立) 34
    570. 愛知学泉大学 (私立) 33
    571. 純真学園大学 (私立) 33
    572. 芦屋大学 (私立) 32
    573. 千葉経済大学 (私立) 32
    574. 宮崎県立看護大学 (公立) 32
    575. 昭和音楽大学 (私立) 32
    576. 横浜商科大学 (私立) 32
    577. 同朋大学 (私立) 31
    578. 神戸国際大学 (私立) 31
    579. 奈良県立大学 (公立) 31
    580. 文化学園大学 (私立) 30
    581. 四條畷学園大学 (私立) 30
    582. 東北公益文科大学 (私立) 30
    583. 四日市看護医療大学 (私立) 30
    584. 国際仏教学大学院大学 (私立) 29
    585. 鹿児島純心女子大学 (私立) 29
    586. 美作大学 (私立) 29
    587. 名古屋芸術大学 (私立) 29
    588. 新見公立大学 (公立) 29
    589. 多摩大学 (私立) 29
    590. 愛知東邦大学 (私立) 28
    591. 田園調布学園大学 (私立) 28
    592. 福岡看護大学 (私立) 28
    593. 日本赤十字秋田看護大学 (私立) 28
    594. 共栄大学 (私立) 28
    595. 植草学園大学 (私立) 28
    596. 北陸学院大学 (私立) 27
    597. 名古屋産業大学 (私立) 27
    598. 公立鳥取環境大学 (公立) 27
    599. 宇部フロンティア大学 (私立) 27
    600. ルーテル学院大学 (私立) 26
    601. 国立音楽大学 (私立) 26
    602. 京都医療科学大学 (私立) 26
    603. 名古屋文理大学 (私立) 26
    604. 聖泉大学 (私立) 26
    605. 長野県立大学 (公立) 26
    606. 福岡女学院看護大学 (私立) 25
    607. ものつくり大学 (私立) 25
    608. 関西看護医療大学 (私立) 25
    609. 武蔵野音楽大学 (私立) 25
    610. 長崎外国語大学 (私立) 25
    611. 東京音楽大学 (私立) 25
    612. 東京医療学院大学 (私立) 25
    613. 青森中央学院大学 (私立) 24
    614. 足利大学 (私立) 24
    615. 中国学園大学 (私立) 24
    616. サイバー大学 (私立) 24
    617. 嘉悦大学 (私立) 24
    618. 清泉女学院大学 (私立) 24
    619. 聖カタリナ大学 (私立) 24
    620. 光産業創成大学院大学 (私立) 24
    621. 横浜創英大学 (私立) 24
    622. 羽衣国際大学 (私立) 23
    623. 日本保健医療大学 (私立) 23
    624. 亀田医療大学 (私立) 23
    625. 神戸山手大学 (私立) 23
    626. 九州情報大学 (私立) 23
    627. 九州ルーテル学院大学 (私立) 23
    628. 富士大学 (私立) 22
    629. 浜松学院大学 (私立) 22
    630. 関東学園大学 (私立) 22
    631. 長岡造形大学 (公立) 22
    632. 宝塚大学 (私立) 22
    633. 山梨英和大学 (私立) 22
    634. 西武文理大学 (私立) 21
    635. 公立千歳科学技術大学 (公立) 21
    636. 群馬医療福祉大学 (私立) 21
    637. 静岡英和学院大学 (私立) 21
    638. 湘南医療大学 (私立) 21
    639. 滋慶医療科学大学院大学 (私立) 20
    640. 北海商科大学 (私立) 20
    641. 共愛学園前橋国際大学 (私立) 20
    642. 桜花学園大学 (私立) 20
    643. 大阪青山大学 (私立) 20
    644. 了徳寺大学 (私立) 20
    645. 日本医療大学 (私立) 19
    646. 宮崎国際大学 (私立) 19
    647. 宮崎産業経営大学 (私立) 19
    648. 佐久大学 (私立) 19
    649. 松蔭大学 (私立) 19
    650. 公立諏訪東京理科大学 (公立) 19
    651. 東都大学 (私立) 19
    652. 愛知みずほ大学 (私立) 18
    653. 広島都市学園大学 (私立) 18
    654. 情報セキュリティ大学院大学 (私立) 18
    655. 桐生大学 (私立) 18
    656. 日本医療科学大学 (私立) 18
    657. 筑波学院大学 (私立) 18
    658. 秋田公立美術大学 (公立) 17
    659. 女子美術大学 (私立) 17
    660. 大阪保健医療大学 (私立) 17
    661. 大阪行岡医療大学 (私立) 17
    662. 産業能率大学 (私立) 17
    663. 福知山公立大学 (公立) 17
    664. 東京純心大学 (私立) 17
    665. 保健医療経営大学 (私立) 16
    666. 平成国際大学 (私立) 16
    667. 医療創生大学 (私立) 16
    668. 松山東雲女子大学 (私立) 16
    669. 高松大学 (私立) 16
    670. 桐朋学園大学 (私立) 16
    671. 第一工業大学 (私立) 15
    672. 福岡国際医療福祉大学 (私立) 15
    673. 八戸学院大学 (私立) 15
    674. 情報科学芸術大学院大学 (公立) 15
    675. 日本経済大学 (私立) 15
    676. 大阪女学院大学 (私立) 15
    677. 静岡福祉大学 (私立) 15
    678. 種智院大学 (私立) 15
    679. 浦和大学 (私立) 15
    680. 東大阪大学 (私立) 14
    681. 岩手保健医療大学 (私立) 14
    682. 長崎ウエスレヤン大学 (私立) 14
    683. 東北文教大学 (私立) 14
    684. 東北生活文化大学 (私立) 14
    685. 東北女子大学 (私立) 14
    686. 稚内北星学園大学 (私立) 14
    687. 大和大学 (私立) 14
    688. 神戸医療福祉大学 (私立) 13
    689. 京都看護大学 (私立) 13
    690. 新潟経営大学 (私立) 13
    691. 星槎大学 (私立) 13
    692. 清和大学 (私立) 13
    693. 山形県立米沢栄養大学 (公立) 13
    694. 愛知文教大学 (私立) 12
    695. 秋田看護福祉大学 (私立) 12
    696. 中京学院大学 (私立) 12
    697. 一宮研伸大学 (私立) 12
    698. 京都華頂大学 (私立) 12
    699. 新潟産業大学 (私立) 12
    700. 新潟リハビリテーション大学 (私立) 12
    701. 大阪観光大学 (私立) 12
    702. 高崎商科大学 (私立) 12
    703. 東京造形大学 (私立) 12
    704. びわこ学院大学 (私立) 11
    705. 福井医療大学 (私立) 11
    706. 北海道千歳リハビリテーション大学 (私立) 11
    707. 開智国際大学 (私立) 11
    708. 神戸海星女子学院大学 (私立) 11
    709. 身延山大学 (私立) 11
    710. 新潟食料農業大学 (私立) 11
    711. 大阪音楽大学 (私立) 11
    712. 大阪総合保育大学 (私立) 11
    713. 宝塚医療大学 (私立) 11
    714. 宇都宮共和大学 (私立) 11
    715. 弘前医療福祉大学 (私立) 10
    716. 札幌大谷大学 (私立) 10
    717. 太成学院大学 (私立) 10
    718. 敦賀市立看護大学 (公立) 10
    719. 福岡国際大学 (私立) 10
    720. 福島学院大学 (私立) 9
    721. 岐阜協立大学 (私立) 9
    722. 事業創造大学院大学 (私立) 9
    723. 日本映画大学 (私立) 9
    724. 桃山学院教育大学 (私立) 9
    725. 岡崎女子大学 (私立) 9
    726. 札幌保健医療大学 (私立) 9
    727. 修文大学 (私立) 9
    728. 京都情報大学院大学 (私立) 9
    729. 東京富士大学 (私立) 9
    730. 東京通信大学 (私立) 9
    731. 大阪物療大学 (私立) 8
    732. 名古屋音楽大学 (私立) 8
    733. 岡山学院大学 (私立) 8
    734. 高岡法科大学 (私立) 8
    735. 東京聖栄大学 (私立) 8
    736. 梅光学院大学 (私立) 7
    737. エリザベト音楽大学 (私立) 7
    738. 九州栄養福祉大学 (私立) 7
    739. 長岡大学 (私立) 7
    740. 鈴鹿大学 (私立) 7
    741. 東京基督教大学 (私立) 7
    742. 鳥取看護大学 (私立) 7
    743. 山口学芸大学 (私立) 7
    744. 岐阜保健大学 (私立) 6
    745. 函館大学 (私立) 6
    746. 広島文教大学 (私立) 6
    747. こども教育宝仙大学 (私立) 6
    748. 嵯峨美術大学 (私立) 6
    749. 沖縄キリスト教学院大学 (私立) 6
    750. 成安造形大学 (私立) 6
    751. 洗足学園音楽大学 (私立) 6
    752. ヤマザキ動物看護大学 (私立) 6
    753. 愛国学園大学 (私立) 5
    754. 神戸情報大学院大学 (私立) 5
    755. 武蔵野学院大学 (私立) 5
    756. 至誠館大学 (私立) 5
    757. 上野学園大学 (私立) 5
    758. 横浜美術大学 (私立) 5
    759. 京都美術工芸大学 (私立) 4
    760. 長岡崇徳大学 (私立) 4
    761. ノースアジア大学 (私立) 4
    762. 三育学院大学 (私立) 4
    763. 苫小牧駒澤大学 (私立) 4
    764. ハリウッド大学院大学 (私立) 3
    765. 育英大学 (私立) 3
    766. 長野保健医療大学 (私立) 3
    767. 湘南鎌倉医療大学 (私立) 3
    768. 事業構想大学院大学 (私立) 3
    769. 東邦音楽大学 (私立) 3
    770. 文星芸術大学 (私立) 2
    771. ビジネス・ブレークスルー大学 (私立) 2
    772. LEC東京リーガルマインド大学院大学 (私立) 2
    773. 名古屋造形大学 (私立) 2
    774. 大原大学院大学 (私立) 2
    775. SBI大学院大学 (私立) 2
    776. 星槎道都大学 (私立) 2
    777. 杉野服飾大学 (私立) 2
    778. 社会情報大学院大学 (私立) 2
    779. 常磐会学園大学 (私立) 2
    780. グロービス経営大学院大学 (私立) 1
    781. 日本文化大学 (私立) 1
    782. 日本ウェルネススポーツ大学 (私立) 1
    783. 東京神学大学 (私立) 1
    784. 和歌山信愛大学 (私立) 1
    785. 八洲学園大学 (私立) 1
    786. 文化ファッション大学院大学 (私立) 0
    787. デジタルハリウッド大学 (私立) 0
    788. 平成音楽大学 (私立) 0
    789. 高知学園大学 (私立) 0
    790. 名古屋柳城女子大学 (私立) 0
    791. 大阪河﨑リハビリテーション大学 (私立) 0
    792. 桐朋学園大学院大学 (私立) 0

科研費獲得の方法とコツ 改訂第7版
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか

参考

  1. 科研費で採択件数、配分額ともに「私立大学3位」を獲得 2021.01.20 NEWS 立命館大学
  2. 研究力が高い私立大学3(2017年12月18日 THE世界大学ランキング日本版)
  3. 科研費ランキングから読み解く 医学研究に「強い」大学 (小林哲夫 2017.2.3 07:00 AERAdot.)
  4. 研究力を示す科研費取得額の大学ランキング (研究したい方におすすめの大学ランキング daigakuerabu.com) データは2015年度のもの
  5. 最新版「大学ランキング」トップ300 東大8連覇、就職に強い東海大や千葉工大など躍進 (2014/03/13 6:00 東洋経済ONLINE)
  6. 科学研究費補助金の採択研究課題数による大学分類の試み 大学財務経営研究第2号pp55-76 2005年8月(PDF)
  7. 科学研究費補助金からみる全国大学総合ランキング―科学研究費補助金採択研究課題数による大学の研究活性度の調査研究 (科学研究費調査研究シリーズ) 2005/8/1 慧文社

 

みんなで振り返る東大2次試験(前期日程)令和3年2月25日(木)・26日(金) 解答速報・問題解説サイト・ツイート

2021年(令和3年)度の東大2次試験(前期日程)は令和3年2月25日(木)・26日(金)に行われました(理三は27日も)。

 

2021年東京大学入学試 2次試験験 解答速報サイト

  1. ”第一志望は、ゆずれない” 駿台 2021年度東京大学入学試験問題解答速報
  2. ”志望校が母校になる” 代々木ゼミナール 入試問題と解答例 東京大学 前期日程
  3. ”すべては一人ひとりの生徒のために” 河合塾 大学入試解答速報 東京大学 前期
  4. ”その結果には理由(ワケ)がある” 東進ハイスクール解答速報 東京大学
  5. 東京大学 前期日程 読売新聞 問題と解答

 

 

大学受験勉強の落とし穴

やり方を間違えるとマニュアル的な思考にとらわれてしまう。逆に意識的に勉強すると、受験勉強って本当に考える力が付きます。… 塾関係者などプロの人が分析してマニュアル化する。生徒さんはノウハウをお金で買う。ただ、それは生徒さんのためにならない。本当は自分で考えないと。(2020年1月26日 【受験生応援2020】東大教授が語る2次試験の意味 「知識ではなく考える力を試す」 東大新聞オンライン

 

東大物理

 

 

 

 

東大生物

 

 

東大数学

 

 

 

 

 

京大数学

 

東大化学

 

東大地学

 

東大英語

 

アカデミアから民間へ【博士の転職】年齢・年代別成功事例 

アカデミアでポジションを得る場合は年齢が重要ですが、同様に、アカデミアから民間への転職にも年齢はクリティカルです。一般論として、年齢が上がるほど、転職は困難になると思います。自分が民間も考えたときにはすでに年齢的に手遅れで、ポスドクを続ける以外の選択肢が見つかりませんでした。時代も変化し、転職エージェントの活動も盛んなようなので、こういったサービスを利用すれば、また違った結果になるのかもしれません。

 

31歳の博士の転職

  1. ポスドク、国立研究所の研究員からメーカーのデータサイエンティストへ 前職 国立研究開発法人 研究所 特別研究員 現職 船舶総合電機メーカー 新規事業部門 データサイエンティスト(elite-network.co.jp)

30代半ばの転職

  1. 研究者を辞めた時のこと、そしてその後のこと (渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ 2019-01-31 TJO) 最終的に3社からオファーをいただけたのは意外であったと同時に本当に光栄でした。その中で選んだ1社が前々職です。

35歳の博士の転職

  1. ポスドク、アカデミックから飛び出し、電力領域ベンチャーの研究開発職へ 前職 旧・帝国大学 任期付き研究員 現職 マザーズ上場 電力領域ベンチャー企業(PPS) 研究開発職 elite-network.co.jp

 

35歳転職限界説

35を超えたあたりの人たちはアカデミアにも企業にも行き先がないというのが現状です.これを見ている35手前のポスドクがアカデミアの将来を捨てて企業に移るということが現に起こっています.(むつかしいですね・・・ 36の帰国組 2008年3月9日 16:21 / ポスドク、どうするべきか こまったこぶた 2008年3月7日 16:20 主人がもう6年もポスドクをしています。年齢は36歳、バイオ関係です。発言小町

こういう一般常識については、それを破る人が必ずいるわけで、人材業界で採用の現場にいると、いくらでも例外に出会うので、あまり年齢のことを限定的にお伝えしたくない(理学博士KOTORAのキャリア相談室〜博士・ポスドクから企業への転職:年収は?年齢は?〜2020.08.25 COTORA リケラボ

 

30代後半の博士の転職成功事例

以下のブログ記事では、転職する際の基本的な考え方が紹介されていました。

重要なのは、未経験業界への転職を成功させるには、同じ職種の中、あるいは同じ業種の中で探すのが成功率を高めるための基本だということです。特に年齢が高くなってくる30代半ばから後半あたりはこの傾向が顕著に表れます。(30代で未経験の職種への転職を成功させた元研究者が取ったシンプルな戦略とは?更新日:2017年10月31日 21世紀の人生戦略

 

下のリンク記事は、ポスドクが民間に転職しようとしたときに、どんな理由で断られるかの事例が紹介されていました。当たり前のことですが、民間から民間への転職者がライバルになるんですね。

  1. 転職活動を通しての価値観の変化(2014-04-02 私はこうしてアカデミアを辞めました・・・30代後半の高齢バイオ系ポスドクが民間企業への転職するまでの活動記録) 私が最終的に内定を頂いた、しかしとても満足している企業は、大手とは程遠い、ベンチャー企業(しかも上場前)で、研究職ではない、営業職とコンサルティング職の間ぐらいの職務で、そして、結局年収も1割ほど減ることになりました(ストックオプションは付与された)。

 

30代後半/40代目前の博士の転職成功事例

  1. キャリアアドバイザーの業務日誌(第19回) 40代目前の女性研究者、民間勤務経験無しでも大手企業に転職できたワケ (2019.08.08 菊竹ふみ=リクルートキャリア ヘルスケア領域専門アドバイザー 日経バイオテク)別の可能性を探った私は、大手の開発業務受託機関(Contract Research Organization、以下CRO)であるX社に目を止めた。

 

参考

  1. 転職成功事例(2008年度~2019年度)(製薬オンライン) *転職時の年齢、転職前後の年収、業種の例が多数示されています。

JST創発的研究支援事業(”創発”)第1期生(2020年度)採択者252名一覧

関連記事 ⇒「創発」3期生 創発的研究支援事業2022年度新規研究 採択 課題が発表される

関連記事 ⇒ 2021年度 創発的研究支援事業 259件の採択課題 氏名 所属機関 所属部署 役職 研究課題名

 

JST「創発」の記念すべき第1期生の採択者が発表されました。

創発の趣旨

将来ノーベル賞につながるような個人の自由な発想による研究を支援する目的で、科学技術振興機構(JST)が「創発的研究支援事業」を創設しました。

未来のノーベル賞につながるような成果が創出されることを期待しています。(令和2年6月1日 文部科学大臣 萩生田 光一)(2020年度募集要項

創発の公募期間

公募は2020年、2021年、2022年の3回が予定されており、2020年度の募集期間は2020年6月1日(月)~ 7月31日(金)でした。

創発の助成金額

1課題あたり研究費(直接経費)、原則として 7 年間で総額 5,000 万円(上限)、その内フェーズ 1(3年間)での総額は 2,000 万円(上限)とします。(2020年度募集要項

創発の年齢制限

年齢制限は博士号取得後に年数で定められていますが、ライフイベントによる研究の中断期間は考慮されます(募集要項参照のこと)。

① 2020 年 4 月 1 日時点で博士号取得後 15 年以下
医学、歯学又は獣医学を履修する場合、博士課程修了後に、法律(医師法、歯科医師法又は獣医師法)に定める臨床研修を修了した者については、2020 年 4 月 1 日時点で博士号取得後 17 年以下

2020年度募集要項

創発の支援対象

創発の特徴は、独立した研究者、これから独立しようとしている研究者に対する長期的な助成にあります。そのため採択者の職位は、博士研究員(ポスドク)、助教から教授まで幅広いものになっています。

独立に関する条件 フェーズ 1(3 年間)の間に満たすこと(採択までの過程において必要に応じて独立可能性を客観的に確認する場合があります)。
① 自己の研究に係る論文について、責任著者の立場にあること
大学院生等の指導に責任を持つこと、又は持つ立場にあること
研究グループを組織して研究を行う場合は、そのグループの責任者であること。
研究室を持つこと(※)※ 独立した研究を行うために必要な研究設備や研究を遂行する部屋の管理の責任者であること。

2020年度募集要項

創発に採択されたのに3年以内に独立できなかった場合どうなるのかちょっと心配ですが、創発は、今まで例が無い、かなり画期的な研究支援策だと思います。以下、採択課題の一覧です。

(順不同です)

  1. Brain-Machine Interfaceを用いたテーラーメイド・ニューロリハビリテーション 産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 研究員 笠原 和美
  2. 小型浮魚類回遊生態の解明と漁場予測技術の確立 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 研究員 西川 悠
  3. 「深海底地盤工学」確立に向けた革新的技術開発 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 研究員 野村 瞬
  4. 海洋細菌の表面性状と炭素源獲得機構の解明 沖縄科学技術大学院大学 海洋生態物理学ユニット Postdoctral scholar 山田 洋輔
  5. 生殖non-coding RNA群を利用したカスタマイズイネの創生 沖縄科学技術大学院大学 サイエンステクノロジーグループ サイエンス・テクノロジーアソシエート 小宮 怜奈
  6. Plexin経路制御による神経障害性疼痛治療開発 九州大学 病院 医員 藤井 敬之
  7. 肺胞マクロファージによる肺修復・再生法の開発 金沢大学 附属病院 医員 渡辺 知志
  8. 新生RNAライフサイクルを制御する転写終結機構の解明 オックスフォード大学 サーウイリアムダン病理学研究所 シニアリサーチフェロー 野島 孝之
  9. 時間・空間光励起制御による革新的疾患モデル開発解明研究 名古屋大学 高等研究院 医学系研究科 S-YLC特任助教 佐藤 和秀
  10. 光検出核磁気共鳴分光法の創成及びナノ流体デバイス工学の深化による革新的分析基盤技術の確立 産業技術総合研究所 エレクトロニクス・製造領域デバイス集積化技術研究部門 MEMS研究グループ 特別研究員 Le ThuHacHuong
  11. 柔軟な視覚・運動連関を生む脳領野間ダイナミクス 生理学研究所 基盤神経科学研究領域 特任助教 木村 梨絵
  12. 固相メカノラジカルの化学と応用 北海道大学 化学反応創成研究拠点 特任助教 久保田 浩司
  13. 革新的な合成化学を用いた多糖の機能研究と応用 岐阜大学 糖鎖生命コア研究所 特任助教 河村 奈緒子
  14. 世界最速光波面シェイピングによる光散乱との共生 岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 特任助教 渋川 敦史
  15. 微生物変成実験とバイオマーカー分析から目指す火星生命痕跡の検出 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 特任助教 菅原 春菜
  16. 近接場テラヘルツ励起プローブ顕微鏡による1細胞・1分子分光イメージング解析とその応用 大阪大学 レーザー科学研究所 特任助教 芹田 和則
  17. 褐色脂肪細胞の細胞系譜網羅解析と生活習慣病予防への応用 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教 米代 武司
  18. 生命科学における還元的方法と構成的方法の統合による多様な生命現象の理解 京都大学 大学院農学研究科 助教 青木 航
  19. 液晶と金属-有機構造体の異種相間複合化と機能開拓 九州大学 先導物質化学研究所 助教 阿南 静佳
  20. ミトコンドリア動態に着目した初期発生の研究 金沢大学 医薬保健研究域 助教 荒磯 裕平
  21. 超柔軟・高透明デバイスの集積実装と微小信号処理の研究 大阪大学 産業科学研究所 助教 荒木 徹平
  22. ミトコンドリア病の未知の病態形成機構の解明 筑波大学 生命環境系 助教 石川 香
  23. 反物質量子凝縮体によるガンマ線レーザーの実現 東京大学 大学院理学系研究科 助教 石田 明
  24. 血中異常タンパク質分解系の普遍性確立と応用展開 千葉大学 大学院理学研究院 助教 板倉 英祐
  25. 印刷型ブラスト波源で実現する針なし注射 名古屋大学 大学院工学研究科 助教 市原 大輔
  26. 光線場変調による人の現実世界認識の拡張 東京工業大学 情報理工学院 助教 伊藤 勇太
  27. 内部構造操作による微小管の機能進化 鳥取大学 工学部 助教 稲葉 央
  28. 筋組織リモデリングにおける細胞の若返り現象の解明 東北大学 大学院生命科学研究科 助教 梅津 大輝
  29. 臨床用OMRIの技術基盤の構築と実証研究 長崎国際大学 薬学部 助教 榎本 彩乃
  30. モアレ励起によるトポロジカル情報の物質系への転写 東北大学 大学院理学研究科 助教 大野 誠吾
  31. 抗ウイルス防御における細胞内カルボキシル化修飾の包括的理解 東京大学 大学院薬学系研究科 助教 岡崎 朋彦
  32. エネルギー代謝による組織形態形成・維持機構の解明 大阪大学 微生物病研究所 助教 荻沼 政之
  33. 細胞内高次会合体の動態解析 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 奥村 正樹
  34. 不規則材料系のマテリアルズインフォマティクスへの展開 山形大学 学術研究院 助教 笠松 秀輔
  35. がん細胞の熱エネルギー代謝―熱代謝療法の開発― 京都大学 大学院医学研究科 助教 川島 雅央
  36. マイクロマルテンサイト変態-多機能性材料物質群の創出- 東北大学 大学院工学研究科 助教 XU XIAO
  37. 脳機能の解明に向けた多機能三次元神経プローブの開発 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 郭 媛元
  38. 共熱分解シナジー効果制御による有機炭素資源利用高度化 東北大学 環境科学研究科 助教 熊谷 将吾
  39. 光熱変換機構の解明と熱の自在制御技術の創成 山形大学 大学院理工学研究科 助教 江目 宏樹
  40. 感染症媒介蚊の吸血を制御する口吻味覚基盤の包括的理解 東京慈恵会医科大学 医学部 助教 佐久間 知佐子
  41. 生物活性分子のプローブ化不要な結合タンパク質網羅的同定 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 佐藤 伸一
  42. 半導体の結晶歪みを利用したオペランドチューニング可能な量子光源の開発 三重大学 大学院工学研究科 助教 正直 花奈子
  43. ゲノム複製におけるDNAポリメラーゼ間の協調的機能 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 大学 保一
  44. 脳における運動系の基準座標の神経機構の解明 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 助教 高橋 真有
  45. 生体内埋め込み多極神経刺激デバイスによる機能的運動の再建 名古屋大学 大学院工学研究科 助教 竹内 大
  46. 大脳基底核深部電極を使用したBrain Machine Interface開発 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 谷 直樹
  47. RNA修飾編集技術の創発とその治療への応用 熊本大学 大学院生命科学研究部(医) 助教 中條 岳志
  48. ディープラーニングを用いたマウス夢見証明への挑戦 東北大学 大学院生命科学研究科 助教 常松 友美
  49. バブルアレイのマイクロ・ナノ構造化による新規熱輸送技術の創出 京都大学 大学院工学研究科 助教 名村 今日子
  50. 高分子フォルダマーを基盤としたDDSナノファクトリーの創製 信州大学 繊維学部 助教 西村 智貴
  51. 霊長類の大脳発達における外的要因の役割とその応用 熊本大学 発生医学研究所 助教 畠山 淳
  52. 個体成長を支える宿主微生物叢代謝ネットワークの解明 京都大学 大学院生命科学研究科 助教 服部 佑佳子
  53. Pioneering Radar Aeroecology for the Study of Airborne Animals 京都大学 大学院情報学研究科 助教 Vincenot C.E.
  54. 生体内の高解像蓄光イメージング技術の創生 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 助教 平田 修造
  55. 骨格筋再生医療を基盤とした健康寿命の延伸 東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 助教 古市 泰郎
  56. 生体がもつ巧妙な炎症制御機構の解明から治療応用へ 名古屋大学 医学部附属病院 助教 古橋 和拡
  57. 遺伝子発現のタイミングの違いを生み出す新たな分子機構 筑波大学 生命環境系 助教 堀江 健生
  58. 高分解能な空間プロテオミクス技術の開発 熊本大学 大学院生命科学研究部(薬) 助教 増田 豪
  59. 筋肉・受容器・神経デバイスの超分散化で切り拓くBrainless Robotics 大阪大学 大学院工学研究科 助教 増田 容一
  60. 脳疲労のグリア―神経連関機構を解明するスポーツ神経生物学 筑波大学 体育系 助教 松井 崇
  61. 多臓器発生を最大化する「場と細胞膜」の硬さの定量解明 埼玉大学 大学院理工学研究科 助教 松崎 賢寿
  62. 生物学と人文科学の融合:人類情報学(Anthropological Informatics)の構築 東海大学 医学部 助教 松前 ひろみ
  63. 大質量機械振動子を用いた巨視的量子力学分野の創発 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 松本 伸之
  64. 金ナノ粒子―他元素協働が拓く不均一系有機合成の新展開 東京都立大学 大学院都市環境科学研究科 助教 三浦 大樹
  65. 多圏間の相互作用を紐解く新しい地球温暖化科学の創設 九州大学 応用力学研究所 助教 道端 拓朗
  66. ウイルス感染における宿主因子の動態と分子機能の解明 名古屋大学 大学院医学系研究科 助教 三宅 康之
  67. 圧力・温度自動応答スマート流体による資源開発革命 東北大学 流体科学研究所 助教 椋平 祐輔
  68. 脳のアナログ調節機構を支える間質液動態の解明 お茶の水女子大学 基幹研究院 助教 毛内 拡
  69. 動的異常翻訳のメカニズムとその病的意義 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 森 康治
  70. T細胞による造血幹細胞クローンと白血病制御 東京大学 医科学研究所 助教 山下 真幸
  71. 異種体内ヒト腎臓による腎再生医療の実装と薬剤性腎障害の克服 東京慈恵会医科大学 医学部 助教 山中 修一郎
  72. 7テスラ超高磁場fMRI技術を新機軸としたヒト脳の多階層な機能の解明 岡山大学 大学院ヘルスシステム統合科学研究科 助教 楊 家家
  73. がん細胞外小胞の臨床応用へ向けた基盤技術開発研究 名古屋大学 医学部附属病院 助教 横井 暁
  74. バイオナノ繊維界面を活かした新奇融合粒子の創製 九州大学 大学院農学研究院 助教 横田 慎吾
  75. 運命決定の“ゆらぎ”を応用した新たな器官再生モデルの開発 九州大学 大学院歯学研究院 助教 吉崎 恵悟
  76. 災害時のQoL維持に役立つワイヤレス給電と災害情報提供システムの相利共生法に関する基盤研究 鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系 助教 吉田 賢史
  77. 量子散乱による超高均一ゲル形成の学理解明とその展開 東京大学 物性研究所 助教 Li Xiang
  78. バレイショF1育種に向けた近交系の作出とヘテロシスの解明 帯広畜産大学 環境農学研究部門 専任助教 實友 玲奈
  79. エアロゾルと気候変動を繋ぐその場測定法の開発 金沢大学 フロンティア工学系 助教(テニュアトラック) 玄 大雄
  80. 器官構築を司る多階層情報フィードバックの解明 京都大学 大学院生命科学研究科 特定助教 近藤 武史
  81. 植物雌性配偶体をモデルとした細胞運命制御機構の解明 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師 栗原 大輔
  82. 分子機械が繋ぐ生物と機械の融合システム 長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 特任講師 庄司 観
  83. 1細胞統合メタボローム解析システムの開発 慶應義塾大学 先端生命科学研究所/大学院政策・メディア研究科 特任講師 平山 明由
  84. 状態遷移を制御する血管正常化療法の開発 大阪大学 大学院医学系研究科 特任講師 福嶋 葉子
  85. 合成生物学的手法による抗生物質の自在合成基盤の確立 慶應義塾大学 先端生命科学研究所 特任講師 湯澤 賢
  86. 小型レーザー装置による高指向性スピン偏極熱中性子の直接発生と産業応用研究 大阪大学 レーザー科学研究所 講師 有川 安信
  87. 染色体脱落の克服による遺伝資源概念の拡張 鳥取大学 乾燥地研究センター 講師 石井 孝佳
  88. 植物RNAiの理解と応用:自在な人工ゲノム発現にむけて 東京大学 定量生命科学研究所 講師 岩川 弘宙
  89. 運動バイオマーカーの確立と革新的運動模倣薬の開発 東京大学 医学部附属病院 講師 岩部 真人
  90. 交流磁場の持つ抗腫瘍効果のメカニズム解析とがん治療への応用 横浜市立大学 医学部 講師 梅村 将就
  91. 口腔内細菌叢破綻の生涯に渡る代謝への影響 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 講師 片桐 さやか
  92. 新世代コンピューティング素子のためのスキルミオン物質基盤創成 東京大学 大学院工学系研究科 講師 金澤 直也
  93. プログラマブルビジョンによる次世代イメージング 東海大学 情報通信学部 講師 久保 尋之
  94. がん細胞誕生時の生体内反応の解明 東京理科大学 研究推進機構生命医科学研究所 講師 昆 俊亮
  95. デジタルとフィジカルが融合した生物模倣スマートマテリアル 九州大学 大学院芸術工学研究院 講師 斉藤 一哉
  96. 幼少期の社会的環境が成熟後の生きやすさに及ぼす影響 自治医科大学 医学部 講師 高柳 友紀
  97. 周期的電子風力を利用した原子再配列法の開拓 名古屋大学 大学院工学研究科 講師 徳 悠葵
  98. 人工海馬による記憶・学習能力の創発 北海道大学 大学院薬学研究院 講師 野村 洋
  99. バイオインテグレーション工学によるデジタル生体制御 東京工業大学 生命理工学院 講師 藤枝 俊宣
  100. やり抜く力個人差の脳特徴解明に基づくパーソナル教育支援科学の創発 帝京大学 戦略的イノベーション研究センター 講師 細田 千尋
  101. 記号的AIと統計的AIの圏論的統合による次世代AIパラダイム創出 オーストラリア国立大学 計算機科学科 講師 丸山 善宏
  102. 耐量子暗号によるハイブリッド型量子暗号プロトコル 京都大学 基礎物理学研究所 講師 森前 智行
  103. 多次元超高分解能地球観測インテリジェンスの創発 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師 横矢 直人
  104. テーラーメイド時間健康科学の確立 早稲田大学 理工学術院 准教授(任期付) 田原 優
  105. 新しい偏極中性子散乱による次世代デバイスの微視的理解 東北大学 金属材料研究所 准教授、東北大学ディスティングイッシュトリサーチャー 南部 雄亮
  106. バイオミメティック電極による外場誘導型エコシステムの創成 大阪府立大学 大学院工学研究科/LAC-SYS研究所 准教授/副所長 床波 志保
  107. 休眠が惹起する低代謝適応のメカニズムの解明とヒト組織への実装化 理化学研究所 生命機能科学研究センター 上級研究員 砂川 玄志郎
  108. 期待外れを乗り越える動機づけの神経メカニズム 京都大学 大学院医学研究科 特定准教授 小川 正晃
  109. がんに起因する宿主の多細胞連関の異常に関する統合的研究 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 特定准教授 河岡 慎平
  110. 予測的運動制御に関わる皮質-皮質下神経ネットワークの解明とその操作 京都大学 白眉センター 特定准教授 武井 智彦
  111. 貴金属ナノ触媒の3次元原子構造とダイナミクス 東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授 石川 亮
  112. シングルセル・マルチオミックス解析による線維化シグナルネットワークの全貌解明 熊本大学 病院 特任准教授 石本 崇胤
  113. シート型バイオモニタリングシステムによる生体代謝物計測 大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 植村 隆文
  114. 骨・免疫・がん連関に基づく、がん骨転移の病態理解と制御 東京大学 大学院医学系研究科(医学部) 特任准教授 岡本 一男
  115. 加齢関連線維性疾患治療法確立に向けた包括的研究 新潟大学 大学院医歯学総合研究科 特任准教授 清水 逸平
  116. 生物に習う高温でガラス化する高分子材料の創製とその学理解明 北海道大学 大学院先端生命科学研究院 特任准教授 野々山 貴行
  117. 新たな分子結合の創発と材料・医薬への応用 千葉大学 大学院理学研究院 特任准教授 橋本 卓也
  118. 分子設計と細孔構造制御によるハード柔軟多孔体の創出 名古屋大学 未来材料・システム研究所 特任准教授 長谷川 丈二
  119. あらゆる半導体デバイスに適用できるオペランド観測技術の確立 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 特任准教授 福本 恵紀
  120. 皮膚ミトコンドリア老化・初期化の自然免疫系によるコントロール 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 特任准教授 松岡 悠美
  121. 複製ストレス制御機構が引き起こす生命現象の総合的理解 慶應義塾大学 先端生命科学研究所/大学院政策・メディア研究科 特任准教授 村井 純子
  122. 光ファンクションジェネレーターで拓く光周波数エレクトロニクス技術 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 特任准教授 吉井 一倫
  123. 微生物代謝に着目した廃PET資源化手法の開発 奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 特任准教授 吉田 昭介
  124. 不安定性から読み解く歩行の過去・現在・未来 京都大学 大学院工学研究科 准教授 青井 伸也
  125. 細胞熱工学の深化と生命システム制御 金沢大学 ナノ生命科学研究所 准教授 新井 敏
  126. 生体親和性分子が担う環境ストレス応答医農薬品の創生 東北大学 大学院薬学研究科 准教授 有澤 美枝子
  127. 角運動量流電子技術 慶應義塾大学 理工学部 准教授 安藤 和也
  128. 時系列取得によらない風環境評価 九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 池谷 直樹
  129. 散乱光を用いた新しい観測的宇宙論への挑戦 名古屋大学 大学院理学研究科 准教授 市來 淨與
  130. 痛み・苦痛を客観定量する簡便な方法の確立~意思表示困難者の声が反映されるケアを求めて 名古屋市立大学 医学部 准教授 岩田 欧介
  131. 極限エピタキシー技術が拓く量子輸送の物理 東京工業大学 理学院物理学系 准教授 打田 正輝
  132. PlantTwin:育種・栽培のための植物仮想化 大阪大学 大学院情報科学研究科 准教授 大倉 史生
  133. 超稠密海陸測地観測によるジオハザード連続監視 東北大学 大学院理学研究科 准教授 太田 雄策
  134. DRY&WET:界面分割法による多糖の再組織化技術 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 准教授 桶葭 興資
  135. 革新的化学ツールによるRNA機能の制御と理解 東北大学 多元物質科学研究所 准教授 鬼塚 和光
  136. 最先端超音波を駆使した3D欠陥可視化技術創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 小原 良和
  137. 胎児医療に向けた神経発達障害発症機構の解明 大阪大学 大学院薬学研究科 准教授 笠井 淳司
  138. 超相分離ナノ構造制御技術の創出と新概念キャリアマネージメント機構の実証 小山工業高等専門学校 機械工学科 准教授 加藤 岳仁
  139. 光により操作可能な生命現象の拡張と光遺伝学2.0の創出 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 加藤 英明
  140. 生活空間セマンティクス駆動型ロボットに関する研究 東京工業大学 情報理工学院 准教授 金崎 朝子
  141. 安定電荷分離状態を利用した電荷・励起子制御技術の実現 沖縄科学技術大学院大学 有機光エレクトロニクスユニット 准教授 嘉部 量太
  142. 生物流体と生命現象のクロストークダイナミクスの創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 菊地 謙次
  143. ヘテロアニオンサイトを反応場とする新規固体触媒の創出 東京工業大学 元素戦略研究センター 准教授 北野 政明
  144. 電磁波センシングによる多元的双方向画像解析の研究 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授 木寺 正平
  145. 非感染性自然免疫活性化機構の全貌解明 金沢大学 医薬保健研究域薬学系 准教授 倉石 貴透
  146. 室温・溶液中における単一分子の極限時間分解分光 自然科学研究機構 分子科学研究所 協奏分子システム研究センター 准教授 倉持 光
  147. 電子スピン波情報担体の創発 東北大学 大学院工学研究科 准教授 好田 誠
  148. 生物素材を用いた持続性エレクトロニクスの創成 大阪大学 産業科学研究所 准教授 古賀 大尚
  149. 分子技術によるπスタック機能分子系の刷新 京都大学 大学院理学研究科 准教授 齊藤 尚平
  150. 地球外での建設にも利用可能な次世代コンクリートの開発 東京大学 生産技術研究所 准教授 酒井 雄也
  151. 赤外光をエネルギーに変える透明太陽電池の開発 京都大学 化学研究所 准教授 坂本 雅典
  152. 分子性ナノシートの合理的応用展開の追究 京都大学 大学院工学研究科 准教授 坂本 良太
  153. 超分子メカノフォアライブラリーの構築と新分野創発 東京工業大学 物質理工学院 准教授 相良 剛光
  154. 数値社会空間予測の創発による社会変革の先導 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 澤田 洋平
  155. EMMアセンブリーアッセイによるグラム陰性菌制御法の創出 宮崎大学 キャリアマネジメント推進機構 准教授 塩田 拓也
  156. グアニン四重鎖によるプリオノイド・イノベーション 熊本大学 発生医学研究所 准教授 塩田 倫史
  157. 相変化材料を用いたスピントロニクス機能開拓 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 塩見 雄毅
  158. 次世代「つながる」超精密光計測学構築への挑戦 東北大学 大学院工学研究科 准教授 清水 裕樹
  159. データリッチな海洋による台風高波の実態解明 京都大学 防災研究所 准教授 志村 智也
  160. 希少がん骨軟部腫瘍の融合遺伝子と相互排他性に注目した研究開発 順天堂大学 医学部 准教授 末原 義之
  161. ヒト脳神経発生を正確に再現し、測れなかったものを測る 名古屋大学 大学院医学系研究科 准教授 須賀 英隆
  162. 原子間力顕微鏡を用いたナノ磁性の力学制御 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授 杉本 宜昭
  163. 過剰パラメータ化が導く学習原理の再設計 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授 杉山 麿人
  164. 真空場の積極活用による量子技術の開拓 電気通信大学 レーザー新世代研究センター 准教授 鈴木 はるか(丹治はるか)
  165. 哺乳類胚におけるプログラムされた発生休止の解明 徳島大学 先端酵素学研究所 准教授 高岡 勝吉
  166. 蛋白質中D-アミノ酸を基盤とした未知生命科学研究領域の開拓 京都大学 複合原子力科学研究所 准教授 髙田 匠
  167. 炎症記憶による腸の組織再生とがん化機構の解明 慶應義塾大学 医学部 准教授 谷口 浩二
  168. 非天然核酸による損傷DNAシーケンシング技術の創成 九州大学 大学院薬学研究院 准教授 谷口 陽祐
  169. テンソルネットワーク法と量子シミュレータで切り拓く新奇量子多体現象 近畿大学 理工学部 准教授 段下 一平
  170. 植物自家不和合性の進化動態解明と制御へ向けた基盤研究 東京大学 大学院理学系研究科 准教授 土松 隆志
  171. 細胞融合を用いた新規リプログラミング技術の創出 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 幹細胞生物学研究室 准教授 坪内 知美
  172. 生態系レベルの生物機能最適化を実現する越境科学フロンティア 京都大学 生態学研究センター 准教授 東樹 宏和
  173. 水熱電解法による炭素・熱循環の新スキーム 東北大学 多元物質科学研究所 准教授 笘居 高明
  174. 半導体構造相転移材料の創成 北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授 冨岡 克広
  175. 臓器特異的血管構築機構の解明と応用 大阪大学 微生物病研究所 准教授 内藤 尚道
  176. 創傷難治化予知・予防スマートドレッシング 東京大学 大学院医学系研究科 准教授 仲上 豪二朗
  177. トポロジーを用いたグラフの変形過程の解析と応用 金沢大学 理工研究域電子情報通信学系 准教授 中村 伊南沙
  178. 多段光符号化を駆使したレンズレスギガピクセルカメラの創成 大阪大学 産業科学研究所 准教授 中村 友哉
  179. データとモデルの統合によるインフラの実耐震性の学習 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 長山 智則
  180. 多様なリスクに対応する知能化インフラの研究 筑波大学 システム情報系 准教授 西尾 真由子
  181. スパース非線形低次元モデルによる複雑流動場の先進フィードバック制御 東北大学 大学院工学研究科 准教授 野々村 拓
  182. 精子産生における生殖細胞移動の役割 東北大学 大学院農学研究科 准教授 原 健士朗
  183. 宇宙ミッション創出へ向けたデータ駆動型サイエンスと軌道工学の融合 九州大学 大学院工学研究院 准教授 坂東 麻衣
  184. シナプス構築から探る大脳新皮質の構造原理 順天堂大学 医学部 准教授 日置 寛之
  185. 非線形非平衡現象を駆使した化学プロセスの創成 神戸大学 大学院工学研究科 准教授 日出間 るり
  186. 肺における組織炎症記憶の4次元制御機構の統合的解明 千葉大学 大学院医学研究院 准教授 平原 潔
  187. 植物微生物共生体における糸状菌の休眠二次代謝物群の役割 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 晝間 敬
  188. ナノ量子光スピン機能の開拓による光電スピントロニクスの創成 北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授 樋浦 諭志
  189. 前頭前野による情報分配原則の解明 同志社大学 研究開発推進機構 准教授 廣川 純也
  190. 老化と神経細胞へのダイレクトリプログラミング 筑波大学 医学医療系 准教授 福田 慎一
  191. 計算知能と数理モデルを統合した高解像度生態水理シミュレータの開発 東京農工大学 大学院農学研究院 准教授 福田 信二
  192. 健康データ創発的多地域コホート研究基盤の構築 九州大学 大学院医学研究院 准教授 福田 治久
  193. 分子スーツ装着による生体分子の機能強化と動態制御 京都大学 高等研究院 准教授 藤田 大士
  194. 初期膵臓がんを一元的に診断・治療できる医療技術の開発 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 准教授 淵上 剛志
  195. 革新的異方性透明多結晶セラミック材料の創出 北見工業大学 工学部地球環境工学科 准教授 古瀬 裕章
  196. 革新的酸化物触媒実現のための格子酸素の反応性制御指針の確立 九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 北條 元
  197. 未婚男性への教育介入は精液所見と将来の出生力を改善するか 秋田大学 大学院医学系研究科 准教授 前田 恵理
  198. 超小型音響センサを用いた生物学的適応型陽子線治療 北海道大学 大学院工学研究院 准教授 松浦 妙子
  199. 独創的発想に基づく分光技術と宇宙生命探査 名古屋大学 大学院理学研究科 准教授 松尾 太郎
  200. 時間領域フォトニックデバイスの創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 松田 信幸
  201. ダイヤモンドパワーエレクトロニクスの創成 金沢大学 ナノマテリアル研究所 准教授 松本 翼
  202. 超高分解能アダプティブX線顕微鏡の実現 名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 松山 智至
  203. 超回折限界精度での光熱還元析出制御と3D造形応用 長岡技術科学大学 大学院工学研究科 准教授 溝尻 瑞枝
  204. 界面組成の高度制御法確立による構造用金属材料の力学特性向上 東北大学 金属材料研究所 准教授 宮本 吾郎
  205. 新旧の情報を統合する睡眠脳のダイナミクス 富山大学 学術研究部医学系 准教授 宮本 大祐
  206. RNA標的のケモインフォマティクス 大阪大学 産業科学研究所 准教授 村田 亜沙子
  207. 難培養微生物の完全利用に向けた生細胞特異的識別・培養基盤技術の開発 東京農工大学 グローバルイノベーション研究院テニュアトラック推進機構 准教授 モリ テツシ
  208. 電子・原子の運動量顕微鏡による化学動力学研究 東京工業大学 理学院 准教授 山崎 優一
  209. 宇宙物理輻射輸送計算で拓く新しい生体医用光学 筑波大学 計算科学研究センター 准教授 矢島 秀伸
  210. 周期的環境を利用した新しいストレスバイオロジーの開拓 九州大学 大学院農学研究院 准教授 安尾 しのぶ
  211. MRI・NMRの未来を担う「トリプレット超核偏極の材料化学」 九州大学 大学院工学研究院 准教授 楊井 伸浩
  212. 金属ナノ構造で拓く新奇ナノ熱工学 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 准教授 矢野 隆章
  213. トポロジー最適化による可展面構造の創成設計法とその展開 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 山田 崇恭
  214. ミトコンドリア人工共生が拓く新しい細胞生物学 北海道大学 大学院薬学研究院 准教授 山田 勇磨
  215. DNA修復反応の動的構造解析基盤の創出 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授 山元 淳平
  216. 細胞運命を制御する空間トランスクリプトミクス 京都大学 iPS細胞研究所 准教授 山本 拓也
  217. 腸上皮オルガノイド分野の多面的イノベーション 東京医科歯科大学 統合研究機構 准教授 油井 史郎
  218. 物理ベースグラフィックス:変形物体のマルチスケールモデリング 青山学院大学 理工学部 准教授 楽 詠コウ
  219. 新たなトポロジカル物質への数理的アプローチ 東北大学 大学院理学研究科 准教授 米倉 和也
  220. コンデンスドプラスチックの電子論と機能性の創成 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授 渡邉 峻一郎
  221. 時空間極限における革新的光科学の創出 Fritz-Haber Institute Physical Chemistry Research Group Leader 熊谷 崇
  222. スピン偏極電子を用いた化学反応制御 コネチカット大学 リベラル・アーツ&サイエンス学部 アシスタント・プロフェッサー 萬井 知康
  223. 抗腫瘍免疫応答に重要な真のネオ抗原の同定と発がんとの関係解明 千葉県がんセンター(研究所) がん治療開発グループ 細胞治療開発研究部部長代理 冨樫 庸介
  224. 精度保証付きニューラルネットワーク数値計算理論の確立 早稲田大学 理工学術院総合研究所 次席研究員(研究院講師) 田中 一成
  225. 気候変動に耐え得る新たな大気観測網の構築 海洋研究開発機構 地球環境部門(大気海洋相互作用研究プログラム) 副主任研究員 藤田 実季子
  226. ランタノイド・ナノフォトニクス量子デバイス 量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学部門 主幹研究員 佐藤 真一郎
  227. トポロジカル超伝導ヘテロ接合の材料科学 物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究拠点 主任研究員 小塚 裕介
  228. 熱帯荒廃地の炭素貯留を高める人工土壌のデザイン 森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員 藤井 一至
  229. 腸内細菌叢の再構築による創発的共生システムの解明 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 主任研究員 宮崎 亮
  230. 骨格筋維持システムの解明と健康長寿戦略の創出 熊本大学 発生医学研究所 独立准教授 小野 悠介
  231. 直接リプログラミングによる長期生存能を持つメモリーT細胞の誘導 愛知県がんセンター研究所 腫瘍免疫応答研究分野 分野長 籠谷 勇紀
  232. 宇宙放射線の測定による月極域の水資源探査と月面天文学 理化学研究所 開拓研究本部 理研白眉研究チームリーダー 榎戸 輝揚
  233. ヘリウム表面上の電子を用いた量子ビットの実現 理化学研究所 開拓研究本部 川上浮揚電子量子情報理研白眉研究チーム 理研白眉研究チームリーダー 川上 恵里加
  234. 光免疫療法を基盤とする革新的内視鏡治療の創出 関西医科大学 新医学研究所(仮称)設置準備室 室長兼研究所教授 花岡 宏史
  235. 炎症による造血幹細胞の機能制御とその変容 熊本大学 国際先端医学研究機構 特別招聘教授 滝澤 仁
  236. 合成生物学を基盤とする革新的天然物創製研究 東北大学 大学院薬学研究科 教授 浅井 禎吾
  237. 細胞質の区画化と流動性を制御する分子機構の解明 九州大学 大学院理学研究院 教授 池ノ内 順一
  238. 造血幹細胞運命における新規予知因子の解明 東京女子医科大学 医学部 教授 石津 綾子
  239. RNA修飾が創発する生命原理の理解と応用 東北大学 加齢医学研究所 教授 魏 范研
  240. 分子シャペロンから理解する動的生命システム 徳島大学 先端酵素学研究所 教授 齋尾 智英
  241. プロリン異性化による立体的ヒストンコードの解明 山口大学 共同獣医学部 教授 島田 緑
  242. 化学・ナノ構造カップリングの解明に資する対話型分析技術の創成 金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授 高橋 康史
  243. 微量の新規マクロファージに基づく全身虚血性疾患治療の構築 順天堂大学 大学院医学研究科 教授 田中 里佳
  244. チャネルシナプス研究の拡張と深化、そして応用へ 京都府立医科大学 大学院医学研究科 教授 樽野 陽幸
  245. 極希薄濃度場におけるイオン種の識別 豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 教授 土井 謙太郎
  246. 物理法則上回避不可能なハードウェアセキュリティ対策手法の開拓 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授 林 優一
  247. メカノオペランド量子ビーム分析に基づくナノスケール学的機械工学の新展開 京都大学 大学院工学研究科 教授 平山 朋子
  248. レーザー摂動を用いた細胞内分子操作による神経情報処理機構の解明 大阪市立大学 大学院理学研究科 教授 細川 千絵
  249. 新材料設計指針により対破壊電流密度に挑む 成蹊大学 理工学部 教授 三浦 正志
  250. マルチモーダルフェノタイピングによる適応型情報協働栽培手法の確立 静岡大学 学術院情報学領域 教授 峰野 博史
  251. レディオナノ生理学による脳神経機能の解明 藤田医科大学 医学部 教授 山下 貴之
  252. 次世代型免疫細胞サブセット解析手法の開発とその実装 大阪大学 微生物病研究所 教授 山本 雅裕

参考

  1. 創発的研究支援事業
  2. JST、“破壊的イノベーション”を創出する若手研究者育成事業を開始 (2020/08/03 08:30 著者:丸山正明 マイナビニュース)この創発的研究支援事業は内閣府・文部科学省が日本の「研究力向上改革2019」という若手研究者育成施策計画に基づいて始める“破壊的イノベーション”創出につながる若手研究者を育成する研究支援事業だ。その事業の実施をJSTが担当する。
  3. 科学新聞 2019年12月20日号 コラム 創発的研究はJSTに500億円の基金が造成される。若手研究者を対象に3年間にわたって延べ700人程度採択し、年間700万円程度の予算を原則7年、最長10年支援する。

大学教授とは?大学教授の年収、責任、性格、権限などについて

大学教授とは

大学教授とは?ついては、学校教育法という法律の第92条⑥で説明されています。いわく、

教授は、専攻分野について、教育上、研究上又は実務上の特に優れた知識、能力及び実績を有する者であつて、学生を教授し、その研究を指導し、又は研究に従事する。

ちなみに、教授と准教授と助教の説明はたいして変わりません。

教授: 特に優れた知識、能力及び実績を有する者
准教授:  優れた知識、能力及び実績を有する者
助教:     知識及び能力    を有する者
法律の条文的には違いはわずかですが、教授とそれ以外では実際には大きく異なります。教授はラボの主宰者でPrincipal Investigator(PI)です。准教授の立ち位置は大学やラボで異なり、上に教授がいない独立准教授の場合は准教授はPIという意味において教授と変わりません。
とにかくPIがラボを運営する責任と権限を持っているので、その下に位置する人間はPIに従うことが当然とされます。つまりラボの中においてはPIである教授が(独立准教授の場合にはPIである准教授が)絶対的な決定権を持つ「王様」としてラボ内で君臨しています。王様の命令に背く人間には居場所はありません。まあ、言うことを聞かない人間はそもそも雇い入れないと思います。そんなわけですから、大学院生やポスドクは、PIのことを、本人がいないところで話題にするときに、「ボス」と呼ぶことが多いです。

教授のラボ運営のスタイル

一口に教授と言っても、その人の信条や性格によってラボの運営の仕方や部下への接し方は全く異なります。

完全放置型のボス

教授が「売れっ子」の場合、国際学会に呼ばれたり学会のシンポジウムなどの世話役で忙しかったりして、ラボにそもそもあまりいない場合があります。ラボにいても教授室にこもって論文や研究助成の申請書を書いてたり、雑務をこなしたり、大学の運営に関わる各種委員会の会議に出たり、学部学生の授業をしたりして、大学院生やポスドクの研究の面倒を全く見る暇がないということがあります。

ポスドクは自立して研究を進めるトレーニングを受けてきているので、放置型のボスをむしろ歓迎する人もいます。しかし、大学院生の場合には、このような放置型のボスのもとでは十分なトレーニングが受けられない恐れがあります。教授が大学院生に無関心でも、教授の下にいる准教授や助教の先生が面倒を見てくれる体制があれば、問題なくラボは回ります。多数の学生をそれぞれ准教授や助教といった割り振って、あぶれた学生をボスが直接面倒を見るということになると、放置型の教授についた学生は学ぶ機会が少なくて恵まれない学生生活になりがちです。

 

管理型のボス

教授によっては部下の実験の進捗状況を完全に把握しておきたいという人もいます。沼研のエピソードを見ると、沼先生はこちらのタイプだったようです。

ほぼ毎日夜10時ころ沼先生が研究室へおりてこられ,
きょうの実験は如何でしたか?
と質問され,わたしがデータを説明すると,
では明日はどこそこまで進みますね。」,
なにかミスがあると,
なぜすぐやり直さないのですか。
といった調子でした。 (医 化 学 教 室 と 私)

 

中間型・複合型のボス

上の2つは両極端で、実際にはその中間が多いようです。例えば、普段は忙しいのであまりディスカッションはしないが定期的なラボミーティングではしっかりと実験データを確認して研究の方向性がズレていないかを確認するという教授が一番多いのではないでしょうか。

ボスがまだ若くてテニュアトラック准教授になったばかりなのか、あるいは、国際的にその分野で認められているスター教授なのか、といった教授(あるいは准教授のPI)が研究者としてキャリアのどの段階にいるかでも、ラボの運営スタイルは変わってくるかもしれません。

 

教授の能力について

そのラボに集まってくる人たちは、いい研究をしたくて入ったきたわけですが、研究のアクティビティの天井はどうやって決まるのでしょうか。野村監督の言葉に、

組織はリーダーの力量以上には伸びない。(野村克也 名言集

というものがあります。特に管理型のボスの場合は、研究のアクティビティはボスの力量以上にはならないと言えます。部下がいくら優秀で素晴らしい研究のアイデアを持っていても、それがボスの想像力を超えていた場合には、どうせ無理だからやめておけという反応をしてしまうからです。

部下に自由に研究をさせてみて、実験結果の解釈を一緒に考えて楽しめるようなボスの態度が、ラボのアクティビティを最大化する秘訣ではないかと思われます。

Jenniferはラボメンバーに対して怒ったり理不尽なプレッシャーをかけたりすることはあまりなく、とてものびのびとやらせていたと思います。研究の進め方の議論で何かを提案する時も、「これこれやってくれ」とか言うことはまれで、「これこれやってみたら」とか「これこれやってみようか」とか、あくまでメンバー自身に主体的に取り組ませるような議論の進め方だったように思います。(Jennifer Doudna研究室でのポスドク経験 投稿者 福永 流也 (Johns Hopkins University School of Medicine) 日本RNA学会

ボスの仮説に合わない実験データを部下が出したときに、ボスがそれを捨ててしまって元の仮説に固執するのも、研究の限界をボスが作っている典型例です。

 

ボスとの相性について

教授は世間的には尊敬の対象かもしれませんが、いざラボの中に入ってみると子供っぽい振る舞い、大人げない言動、傍若無人の振る舞い、非論理的で感情的な判断など、聖人君子とはとても言えない部分が見えてくるかもしれません(想像)。ラボの中の人(学部学生、大学院生、ポスドク、助教、講師、准教授、教授秘書)は、そんなボスであってもうまく折り合いをつけて研究を推し進める必要があります。人間的に合う、理解できる人であれば問題ないのですが、人間的に合うあわないというものはどうしても出てくると思います。

ある人にとっては極悪非道に思えるボスであっても、別の人はその部分が全く気にならずにとても良いボスでしかない、ということは十分あり得ます。ですから、どのラボに入るかを決めるときには、教授との相性というものが非常に大事です。

 

ボスの教育者としての責任

大学教授は学問的な業績でその地位についていることが多いので、必ずしも教育的な人とは限りません。部下のプロモーションに必ずしも積極的ではない場合もあります。

大学院生やポスドクがラボを選ぶ場合には、そのラボからどんな人が巣立っているかをしっかりと見極めたほうがよいでしょう。入学した大学院生がほとんど博士号を取得できずに辞めてしまっているラボ、ポスドクが誰も次にステップアップできていないラボは、要注意です。ラボが機能不全に陥っている可能性があります。

 

大学教授の年収

自分は知らないので、ネットの情報を。

  1. 職業別年収ランキング第3位は「大学教授」! 平均年収は1,000万をどのくらい超えてる? (ベネッセ 教育情報サイト 2/3(水) 20:14 YAHOO!JAPAN) 年収ランキング第3位の「大学教授」の年収は1,100万円! 研究に加えて学生への講義や大学運営にも携わるなど、仕事内容は多岐にわたるため、高い水準の給与が設定されているようです。 ただし、上記の年収はあくまでも平均値。

大学の講師、助教、准教授、非常勤講師の違い

大学の講師とは?

大学には研究と教育を職務とするものとして、教授以下、准教授、講師、助教という職位があります。大学の講師は、准教授と助教の間に位置しています。しかし講師だけ呼び名に一貫性が無いため、助教とどっちが上なの?という疑問を持つ人もいるかと思います。曖昧さをなくすには、日本の「学校教育法」がどう定めているかを見るのが早道です。

学校教育法が定める大学講師の位置付

第九十二条 大学には学長、教授准教授助教、助手及び事務職員を置かなければならない。ただし、教育研究上の組織編制として適切と認められる場合には、准教授、助教又は助手を置かないことができる。

② 大学には、前項のほか、副学長、学部長、講師、技術職員その他必要な職員を置くことができる。

(中略)

⑩ 講師は、教授又は准教授に準ずる職務に従事する。

e-gov 学校教育法 第九章 大学  *太字強調は当サイト)

上の法律の条文に、講師は教授、准教授に準ずるとありますので、准教授の下だということがわかります。にも拘わらず、なぜ混乱することがあるのかというと、一つには欧米のシステムの違いにあります。

講師の英語表記と欧米のシステムとの違いによる誤解と混乱

アメリカの大学のシステムでは、

  • 教授(Full Professor)
  • 准教授(Associate Professor)
  • 助教授(Assistant Professor)

という順番ですが、講師(Lecturer)が准教授と助教授の間には来ません。アメリカの大学のシステムではLecturerは教育職で授業を行うのが役目であり、研究職の職位のシステムには組み込まれていないのです。しかし、日本の講師(Lecturer)は教授や准教授と同様に教育だけでなく研究を行います。助教だった人が昇格して講師になり、さらに昇格して准教授、教授となっていくので、日米で同じ呼称を用いていても、やることが全然違います。

  1. EDUCATION REPORT Assistant Professor, Associate Professor, Lecturer… What’s the Difference?(April 20, 2005. learningenglish.voanews.com)Another position is that of lecturer. Lecturers teach classes, but they may or may not have a doctorate.

ややこしいことに、イギリスにおけるLecturerはアメリカのLecturerとは異なるようです。下のリンク(Quora)の説明によれば、イギリスにはAssistant Professorという職位はもともと無くて、アメリカのAssistant Professorに相当するのがイギリスのLectuerなんだそう。ということは、日本の講師は、イギリスのLecturerに近いですね。

  1. Which is higher, a lecturer or an assistant professor? (Quora)
  2. Academic ranks in the United States (Wikipedia)

 

講師と非常勤講師との違い

さらにややこしいのは、「非常勤講師」にも「講師」という言葉が含まれていることです。非常勤講師は単年度契約で文字通り「非常勤」の雇用ですが、「講師」は常勤です(任期がつくのが普通かどうかは自分は知りません)。大学の非常勤講師は授業を教えるのが職務であり、研究に携わることはありません。大学の講師は、教授や准教授に準ずる扱いなので、講義を持つこともありますが、研究することおよび研究成果が求められます。

 

ケビン「『講師』は、主に授業のみを担当シマス。」(「准教授」と「助教」の違い 暮らし・学び・医療 学び・教育・入試 雇用・就職・働き方 2017年3月7日 09時52分(最終更新 3月7日 09時52分) コトバ解説 毎日新聞

上の毎日新聞の解説は、海外の講師あるいは日本の非常勤講師と混同しているようです。全く正しくないので、要注意。毎日新聞が間違えるくらいに、講師という職位はマイナーな存在なんでしょう。

 

講師と助教との違い

繰り返しになりますが、講師が助教よりも職位が上なので、助教から昇進して講師になります。英語表記だとAssistant ProfessorからLecturerになるので、全然昇進したように感じられないかもしれません。対外的には非常に誤解を招く呼称だと思います。

一般用語としての講師からくる混乱

講師という言葉は、学校教育法が定める大学の職位でもあり、通常のありふれた日本語でもあります。人前で物を教える人はみな「講師」なので、よけいに混乱する人はするのでしょう。

ポスドクとは?年収、結婚、任期の問題

ポスドクは研究者にとって当たり前過ぎる言葉ですが、一般の人にはよくわからない職種だと思います。withNewsに、その理解のズレを示した小話が紹介されていました。

ポスドクは任期があります。だいたいポスドクを雇用する財源に依存するので数年程度で、ボスが研究費を獲得できればもう少し伸びるというのが実際のところです。数年といっても実際の雇用契約は1年ごとの更新が多く、基本的にボスから使えないやつと思われたら翌年の職はなくなる恐れがあるという、なんとも恐ろしい状態です。ボスから気に入られていたとしても、ボスがポスドクを雇えるだけの研究費を獲りそこなうとやはりクビになる恐れが大です。まあこれはラボのボスが雇用する場合で、もし大学が財源を持っていて大学のお金で雇用する場合には、もう少し経済的、気分的な安定が見込まれます。

さて、そもそもポスドクとは何かについて、自分も長いことポスドクをやって「高齢ポスドク」まで行ったので、自分の経験を踏まえてまとめておきたいと思います。人それぞれ置かれた状況によって、多少事情が異なるかもしれません。

ポスドクとは

ポスドク(Postdoc)は、英語のポストドクトラルフェロー(postdoctoral fellow)の略で、大学院で博士号を取得した後、大学教員の職を得る前の、通常数年程度の一時的な研究職のことです。次に大学教員として就職するために必要な研究者としての実績を積むための数年間という位置づけです。このポスドクの時期に、しっかりと研究して成果を挙げ、いい論文にまとめないと、次にステップアップできません。東大や京大、阪大、ハーバードやスタンフォードなど一流の大学にポスドクから教員の職を獲った人の業績を見てみると、ほぼ例外なくポスドクの時期にトップジャーナル(セル、ネイチャー、サイエンス、およびそれらの姉妹紙の最上位のジャーナル)に論文を複数出しています。別にこのようなメジャーな大学でなくても、今のご時世はもっと普通の大学であってもやはりこれらのレベルのジャーナルに論文を出したことがある人しか、研究ができるような大学の教員にはなれていないように思います。研究者の業績をどう評価するかは大学の考え方次第なので、100%そうとまでは言いませんが。

ポストドクトラルトレーニング

日本では博士号を取得したら一人前の研究者と見なされるべきだという風潮を感じますが、アメリカに行って驚いたのはポスドクは、postdoctral trainingという言葉があるくらいで、PIになる前のトレーニング期間という位置づけでした。別に半人前に扱われるわけではないのですが。実際には自分で学ぶしかありませんが、建前としてはアメリカは非常に教育的な国だと思います。

最近、日本でもこのポスドクという名前が知られるようになって来たが、博士号取得者の就職困難という負の文脈で用いられることが多く、誤解を与えているようだ。(誤解されていないか、ポスドクという職業 須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学) 2012年05月05日 論座RONZA)

ポスドクの期間

ポスドクは博士をとった人間が、大学教員の職をゲットするための機関なので、早い人だと2年くらい、望ましくは3年くらいで終わらせるものだったはずです。なかなか良い論文が出せずに5年くらいかかってというのもあり。しかし、これは理想的な話であって、近年のいわゆる「ポスドク問題」という言葉が示すように、大学に空きポジションがあまりにも少ないために多少の業績がある人でも教員職にありつけず、ズルズルとポスドクを続けて高齢化していきますます就職に不利になってしまうという状況が頻繁に見られます。

自分の経験を言うと、日本で博士号を取得して数年間ポスドクをやってから、さらにアメリカに行ってポスドクをやりましたが、アメリカのボスが自分に会うなり最初に言った言葉が、「なんでお前はこんなに長くポスドクをやってるんだ?」というものでした。ポスドクを数年やったら、さっさと次にステップアップするのが通常なので、自分の行動はすでにキャリアパスから足を踏み外していたのかもしれません。自分はそれから職探し(=大学の教員のポジション探し)を始めましたがどうにもこうにも見つからず、結局ズルズルと10年以上もポスドクをやってしまいました。研究者のキャリアパスとしては、最悪のパターンです。

ポスドクの仕事は誰のもの?

生命科学の業界では、ラボの仕事は全部ラボヘッドの仕事と見なされます。ポスドクがファーストオーサー(筆頭著者)として論文を書いても、外からみるとそれはラボの教授(あるいはPI)の仕事でしかありません。それが証拠に、せっかく良い研究テーマを当てたとしても、ラボを出るときにその研究テーマを持って出られるとは限りません。

テーマののれん分けは、ボスの考え方次第ですので、テーマを持ち出して競合相手になることを気にしないボスもいれば、テーマの持ち出しを絶対に許さないボスもいますし、うまくテーマを住み分けて協調するボスもいます。

 

ポスドクの給料・年収

ポスドクは何年やっても普通の会社のような昇給はありません。何歳であっても考慮されません。30歳のポスドクも40歳のポスドクも50歳のポスドクも給与に差はつきません。差が出るとしたらそのポスドクを雇用する制度が異なる場合だけです。ボスが科研費で雇うのか、大学が雇うのか、日本学術振興会特別研究員 (PD)(通称、学振)での雇用なのか、CRESTなどのプロジェクトでの雇用なのかで差はあると思います。ボスが科研費で雇用する場合は、たいていかつかつなので最低金額しかもらえないでしょう。高齢ポスドクでも、企業の新入社員なみの低さです。ポスドクは常勤職ではないのでボーナスはありません。

ポスドクの年収に関してネイチャーに記事がありました。国や研究分野、および個人によって大きな差があるようです。

  • 年間の収入が5万ドル以上8万ドル未満(約515万円以上825万円未満)になると報告した人は半数以下(42%)
  • 米国立衛生研究所(NIH)の所内研究訓練奨学金(Intramural Research Training Awards:IRTA)を受けている新しいポスドクは、少なくとも年間5万2850ドル(約545万円
  • 回答者の38%が年収3万ドル以上5万ドル未満(約310万円以上515万円未満)
  • 15%が年収3万ドル未満と答えている。
  • 欧州では、欧州ポスドク協会ネットワーク(European Network of Postdoctoral Associations;ポルトガル・コインブラ)が2019年に実施した調査の結果、ポスドクの収入には大きな格差があり、中央値が約3万8000ドル(約390万円)と示されたことと一致している。
  • 生物医学分野では、過半数をわずかに上回る人(51%)が、年間5万ドル以上の収入があると回答している。

(学術界のプレカリアート、ポスドク Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210226

ポスドクの貧困度合い

ポスドクの給与、特に科研費雇委の場合はボスにも余裕がないので、ボスがケチだからというわけではなく、非常に低い金額しか期待できません。自分の経験を語るなら、毎日、缶コーヒー一本が買えず、一番安い野菜、一番安い果物、一番安いお肉を買って同じような食事を食べ続ける毎日で、生活の余裕は全くなくただ生きながらえているだけのような状態でした。こんな生活を何年も続けていると、精神的にやられます。

 

ポスドクの恋愛・結婚

ポスドクは大学で職を獲るまでの修行期間なのでたいていの人は研究に100%の労力をつぎ込んでいます。なので恋愛する余裕はあまりないのではないでしょうか。しかし学生時代からつきあっている人がいたりした場合には、結婚をどうするのかという問題も生じます。男性の心理としては、自分の職がどうなるかわからない状態ではとても結婚などできないと思う人がほとんどでしょう。必然的に女性は待たされることになります。しかし、ポスドク問題が示す通り、いつまでたっても職にありつけないで高齢化するポスドクが大量に生まれている状況ですので、いつまで待っても結婚のタイミングは来ないと思ったほうがよいです。結婚するならする、しないならしない。次の職が取れたらと考えても無意味ではないでしょうか。

ポスドクの人生

本来はほんの数年で次にステップアップしなければならないポスドクなのですが、ポスドクから抜け出せなくなる人が多いです。

高齢化するポスドクの人生を描写した「白木屋コピペ」を読んだときに、ポスドクを長くやっていた自分は本当に惨めな気分になりました。実際にはもっと悪い状況で、友達関係も全部途切れて、向こうからすれば音信不通になった奴状態だったので、安い居酒屋で飲む機会すらありませんでしたが、それでもこのストーリーはリアリティがあって身に応えます。

なあ、お前と飲むときはいつも白木屋だな。
一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。 俺もお前も理学部の学生だったとき、一緒に飲みに行ったのも白木屋だったな。

「俺はいつか生命科学者になってCNSで一報取ってアカポスに付くんだ」

お前はそういって笑ってたっけな。

(中略)

あれから十年たって今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白木屋だ。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。
別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。

(中略)

お前が前の研究室のポスドク任期切れになったの聞いたよ。奨学金の返済も国民年金も払えないのも聞いたよ。
新しく入った技術者派遣で、一回りも歳の違う、20代の若い専門卒や主婦の中に混じって、使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってテクニシャン続ているのもわかってる。

だけど、もういいだろ。
十年前と同じ白木屋で、十年前と同じ、努力もしない夢を語らないでくれ。

(以下略)

(出典:白木屋コピペ アカポス編

  1. 白木屋コピペ(ニコニコ大百科)

ポスドクの末路

ポスドクをやって華々しい成果を挙げた人は、テニュアトラック助教、テニュアトラック准教授といったPI職を得るチャンスが出てきます。あまり成果が得られなかった場合でも、どこかの助教になれる可能性はあります(人との繋がりが必要)。成果が出ず、ボスがもうこれ以上雇いきれなくなると、辞めざるを得ませんが次に行く場所もないので、アカデミアを去る決断が必要になります。しかし年齢がいっていると、民間に行く選択肢はありません。自分がこのパターンでした。人材登録会社に相談しましたが、まともな職は紹介してもらえず、結局、アカデミアでさらにがんばる以外の選択肢がありませんでした。高齢ポスドクのさらなる高齢ポスドク化です。

  1. 悲惨なポスドク…東大博士号でも非正規、40代で就職活動、夢は中国で研究者 (奥田壮/清談社 2019.07.01 07:00 Business Journal

ポスドクのキャリア

もちろん一部のポスドクは順調にステップアップしていきますが、ポスドクの期間で思わしい論文業績を作れなかった場合には、アカデミア以外のキャリアパスのオプションを考えたほうがよいかもしれません。

  1. 理学博士KOTORAのキャリア相談室〜博士・ポスドクから企業への転職:年収は?年齢は?〜(2020.08.25 リケラボ
  2. ポスドク街道11年の果てで進退窮ま……らなかった話〈アカデミアを離れてみたら〉(2020.04.22 岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」

 

ポスドクという非常勤職を長く続けてチャンスを伺うよりも、なにはともあれ若いうちに助教などの常勤職でどこかに潜り込んでそこでステップアップしたほうが確実性が高く、経済的にも安定した人生になるような気がします。いくらポスドクで業績があったとしても、内部昇進する人が決まっているポジションの”公募”で勝つことはできません。助教も任期付きがほとんどですが、一部の大学では定年制の場合があります。

まだMDPIで悩んでいるの?

自分の論文をMDPIジャーナルに出すべきか?
MDPIジャーナルから投稿の誘いが来たのに乗るべきか?
MDPIジャーナルから査読依頼が届いたが、受けるべきか?
MDPIから特集(Special Issue)のエディターをやってくれと誘いのメールが来たがやるべきか?
MDPIの悪い噂を聞いたけど、気にしたほうがいいのか?
MDPIジャーナルにも高名な研究者が論文を出しているので、問題ないんじゃないのか?

関連記事 ⇒ MDPIはハゲタカジャーナルか?

MDPIが世の研究者たちを惑わせています。

ジャーナルの評価は研究者個人の主観によるところが大きく、その主観の集合体が客観的な判断になります。判断は分野により異なることもあるでしょう。

私の考えはこうです。自分がこれからジョブアプリケーションを送ろうとしている大学の選考委員たちがMDPIを認めていないのなら、自分の将来を閉ざすような行為は避けた方が良い。自分が所属している研究者コミュニティがみなMDPIを認めているのなら、交わればよい。既にパーマネントな職についていて、昇進のために論文の数だけが問われるなら、‥ 好きにすればよい。

東大や京大もMDPIに何百報も論文を出しているのが現実なので、10年後には誰もMDPIがかつてハゲタカ認定されていたことなど覚えていないかもしれません。

関連記事 ⇒ 東大京大での一番人気はInt J Mol Sci

前に、MDPIに出すくらいなら自分はFRONTIERに出すと書いたのですが、実はFRONTIERもかつてBeall氏からハゲタカ認定されていたことを、今日知りました。

  1. Beall-listed Frontiers empire strikes back

そうは言っても自分はFRONTIERに悪い印象を抱いたことが全くないので、MDPIと同じに考えることは、自分にはできません。

さて、ここからは私見になります。自分ならこう考えます。

自分が何年も苦労してまとめ上げた研究成果をMDPIジャーナルに出しますか?

⇒自分が大事に育てた娘や息子を、どこの誰かわからない相手と結婚させますか?

初めて聞く名前のジャーナルを投稿先に選びますか?

⇒知らない人に誘われて車に乗りますか?

MDPIからの査読のお誘いに乗りますか?

⇒ランダムに声をかけてナンパしている相手に、ホイホイとついていきますか?

MDPIからのエディターのお誘いに乗りますか?

⇒自分が長年培ってきた倫理観が全く通用しない人間と、お近づきになりたいですか?

論文数が足りなくて職を追われそう、あるいは、論文数が足りないせいで職のオファーが流れそう。さあ、MDPIに出しますか?

⇒No choice!

MDPIのビジネスのやり方を暴く

ネット上に見過ごせない記事がありました。

  1. Guest Editing a Special Issue with MDPI: Evidences of Questionable Actions by the Publisher By Stef Brezgov – June 6, 2019

上の告発記事では、特集のためのゲストエディターの誘いに乗った人が、垣間見たMDPIのビジネスのやり方です。この人はゲストエディターを引き受けたのですが何もやらないうちにMDPIが勝手に500人以上もの研究者に特集への寄稿を促すメールを出し、論文を投稿させ、査読も済ませていたというものです。

they said they would do all the work on my behalf

the EiC is just a figurative name, who accepted the position because the publisher does all the “work” — in fact, a Chinese employee from MDPI with no scientific expertise does all the work

なんのためのゲストエディターでしょう!?

研究者の連絡先はキーワードで拾って集めたということですが、これはもうスパム的な行動と言ってよいでしょう。

It was a special issue and I was invited to contribute by the invited editor of the issue. We sent our manuscript and received an immediate rejection based on poor publication history of the first author! (Is MDPI still a predatory publisher? Researchgate.net)

前置詞of とforの使い分け ~のマーカー markers of ~か markers for ~か【科学英語作文】

日本語だと「の」で済むのですが、英語は前置詞を選ぶ必要があります。~のマーカー を英語でいうときにofとforの両方が使われますが、使い分けはどうなっているのでしょうか。

The authors identified early markers of three different cell lineages (trophectoderm, primitive endoderm, and epiblast) and found that, at early stages, cells coexpress markers for different lineages.

This then allowed them to identify early markers for cell lineage specification and show that expression of early marker genes significantly differed between inner and outer cells in the morula, confirming their role in early embryonic pattern formation.(論文 Cell

Using specific markers for autophagosomes as well as cells lacking autophagy genes, recent studies provide new evidence that the autophagic machinery plays a role in the degradation of both extracellular bacterial pathogens that invade the cell (e.g., Group A Streptococcus) (Nakagawa et al., 2004) and true intracellular bacterial pathogens (e.g., Mycobacterium tuberculosis and Shigella flexneri) (Gutierrez et al. 2004, Ogawa et al. 2004).

Activation of autophagy reversed the usual acidification defect observed in mycobacterial-containing phagosomes, resulted in colocalization of mycobacterial-containing phagosomes with markers of the late endocytic/lysosomal compartments and with the autophagy proteins (e.g., LC3 and Beclin 1), and decreased mycobacterial survival.(論文 Cell

For example, it was initially discovered that lower-grade gliomas have a higher frequency of TP53 mutation and PDGFRA expression, thus classifying these two events as markers of secondary GBM.

These findings, on the one hand, demonstrate the need to identify additional markers for secondary GBM.(論文 Cell

Retinal stratification with proper apical-basal polarity occurred, and markers of neural retina and pigment epithelium were expressed in a spatially correct manner.

Early markers of the distal (alveolar) airways were expressed early in culture but were lost later.

Expression of specific markers for each of these cell types confirmed the correct layering of the organoid walls.(論文 Cell

Markers of primitive cells are often not fully specific for stem cells.

Daughter cells may briefly retain markers of signal reception such as Dad.(論文 Cell

Evidence is also accumulating that satellite cells are not all alike but instead are heterogeneous in the genes they express; consequently the markers of such cells are not consistent.

The general lack of specific molecular markers for stem cells may be due either to the fact that better markers have yet to be discovered or that they simply do not exist.(論文 Cell

In a cohort of 3,511 women, leukocyte telomere length (LTL) negatively correlated with two markers of oxidative stress, γ-glutamyltyrosine and γ-glutamylphenylalanine, as well as with two lysolipids that are positively associated with phospholipase A2 expression and may reflect poor membrane fluidity.

Correlative studies in humans and interventional studies in mice indicate that N-(carboxymethyl)lysine and methylglyoxal derivatives of glucose-protein or glucose-lipid interactions—which serve as markers for AGEs—accumulate in tissues and accelerate several manifestations of aging, including cognitive decline and metabolic syndrome.

Second, consistent molecular biomarkers of aging are lacking, which considerably complicates the assessment of the short- and long-term consequences of metabolic interventions on the aging process. (論文 Cell

With a sufficiently large collection of cell models, one can correlate pathways and vulnerabilities with specific genetic lesions, providing invaluable insights into cancer biology, markers for patient selection in clinical trials, and potential new targets for cancer drug development. (論文 Cell

 

ofとforとで明かに互換性がないものもあれば、自分には使い分けが曖昧に感じられるものもあります。

mechanism ofかmechanism forか、前置詞ofとforの使い分け【科学英語作文】

前の記事で、前置詞ofとforの使い分けを、role ofとrole forで見ました。

記事 ⇒ role ofかrole forか、前置詞ofとforの使い分け【科学英語作文】

「~のメカニズム」というときも、ofとforの両方があり得ます。この使い分けはどうでしょうか。role of 、 role forの時と同じ感覚で使い分けができそうです。

たまたま検索でヒットした論文、

Molecular Mechanisms of Fear Learning and Memory (文献 Cell)

論文のタイトル「恐怖学習と恐怖記憶の分子メカニズム」ではofが使われています。要旨の中の文もof。

Pavlovian fear conditioning is a particularly useful behavioral paradigm for exploring the molecular mechanisms of learning and memory because a well-defined response to a specific environmental stimulus is produced through associative learning processes. (中略)

Collectively, this body of research illustrates the power of fear conditioning as a model system for characterizing the mechanisms of learning and memory in mammals and potentially for understanding fear-related disorders, such as PTSD and phobias.

本文に入ると最初はforが使われています。

LTP has provided a rich array of candidate mechanisms for the plasticity processes that could occur during actual fear learning but will not be the focus of this Review.

(中略)以下、mechanisum of/forが出てくる箇所を列挙します。

Molecular mechanisms of fear extinction will not be discussed here (for reviews, see Myers and Davis, 2007, Quirk and Mueller, 2008, Sotres-Bayon et al., 2006, Herry et al., 2010, and Pape and Pare, 2010).

We thus start our exploration of the cellular and molecular mechanisms of fear memory formation by considering the acquisition/training phase of fear conditioning during which learning occurs.

This provides a potential alternate mechanism for NMDAR activation during fear learning that is non-Hebbian in nature (i.e., does not require postsynaptic depolarization) and should be taken into consideration when discussing the effects of pharmacological manipulations of the NMDAR in the LA.

Supporting this as a mechanism for fear learning, GluA1 is increased in the LA following fear conditioning and is required for fear memory formation.

Although the mechanism of β-AR involvement in the acquisition of fear learning is unclear, one possibility is that they act on GABAergic interneurons to suppress feed-forward inhibition and enhance Hebbian plasticity mechanisms.

Though the mechanisms for this are not completely understood, it appears that PKMζ maintains fear memories by reducing GluA2 AMPAR subunit removal from synapses and thereby sustaining the synaptic strengthening originally induced by fear learning

Our understanding of the cellular and molecular mechanisms of memory reconsolidation is at an early stage.

Thus, we will focus specifically on the molecular mechanisms of auditory fear memory reconsolidation in LA neurons.

Understanding the mechanisms of this process is appealing both for understanding how memories are encoded in the brain and because it could provide new treatment avenues for debilitating memory-related disorders such as PTSD.

of と for が文脈に応じて使い分けられていることがわかったと思います。

for

forに関してさらに用例を見ておきます。

Thus, we demonstrate a heretofore unknown molecular mechanism for cough induction by a virulent human pathogen via its production of a complex lipid. (論文Cell)

Our structure supports the classical “sliding helix” mechanism of voltage sensing and provides a complete gating mechanism for voltage sensor function, pore opening, and activation-gate closure based on high-resolution structures of a single sodium channel protein. (論文 Cell)

Figure 6 Gating Mechanism for Voltage-Gated Sodium Channels(論文 Cell)

3.3 Å Cryo-EM Structure of a Nonenveloped Virus Reveals a Priming Mechanism for Cell Entry論文 Cell

Our experiments establish a mechanism for ICL repair that reveals how this process is coupled to DNA replication. (論文 Cell)

We propose that a two-stage mechanism of signal-driven insertion into a membrane protein complex and subsequent integration into the lipid phase may represent a general mechanism for biogenesis of β-barrel proteins.(論文 Cell

underlying

~のメカニズム というときに、mechcanism underlying ~ という言い方もできます。

A Possible Molecular Mechanism Underlying Memory Maintenance.

 

 

role ofかrole forか、前置詞ofとforの使い分け【科学英語作文】

英語で論文を書くときに、遺伝子産物など何か分子”の役割”と書きたいことがよくあります。「~の役割」というときの「の」にあたる前置詞は何でしょうか。

「role of~」が真っ先に思い浮かびますが、「role for ~」も見かけます。両方が使われるわけですが、どのように使い分けられるのでしょう。ちょっと悩んだので例文を見ながら、使い分ける考え方を整理しておきたいと思います。

role for ~ は ~に割り当てられる役割;~に対する役割;新たに見つかった役割

role of ~ は ~が持っている役割;~が果たすべき役割

という文脈で使われることが多いようです。つまり従来からあったもの、従来から認識されているものであればofを使い、新しく見出されたもの、新しく割り当てるものであればforを使うという具合です。この事情を反映して、roleの前につく冠詞も、

a role for ~

a new role for~

the role of ~

のようになることが多いようです。ofとforの使い分けは前後の言葉や文脈で決まるため、一つの文章中で両方が混在することが普通に起こります。未知か既知かというニュアンスの違いがあるので、一度未知なものとしてa role for~と読者に紹介されたあとは、それ以降、既知になるのでthe role of~と自然に変わるわけです。パターンで覚えるのは無意味で、あくまで文脈に応じた使い分けが必要になります。

具体例を見ていきましょう。グーグル検索でたまたまヒットした論文ですが、

A human ESC-based screen identifies a role for the translated lncRNA LINC00261 in pancreatic endocrine differentiation (文献リンク eLife

論文のタイトル中では、「翻訳された長鎖ノンコーディングRNA LINC00261の役割」というときにa role forが用いられています。これは今まで知られていなかった役割を見出したという文脈だからforです。

Our comprehensive assessment of functional lncRNA translation identified a likely trans-regulatory role for LINC00261 in endocrine cell differentiation that appears to be independent of the seven microproteins that were individually deleted.

ここでもa ~ role for ~ という形が使われています。ところが、今度は、

To identify potential functional roles of translated lncRNAs during pancreas development, we selected ten candidates for CRISPR/Cas9-based genome editing in hESCs through excision of the lncRNA promoter or entire lncRNA locus (Figure 3A,B).

とof が使われています。これは「lncRNAsの役割」の「の」ですが、ここでは役割が存在するという前提をもとに話を進めている場面なのでfor よりもof が適当だと思われます。次に、

Trans-regulatory roles of LINC00261 have also been observed in previous studies.

ここでもofですが、これはこの役割があることを前提とした文脈だからです。

These results indicate that there is not one dominant LINC00261 sORF that is required for endocrine cell formation, suggesting a functional role of the LINC00261 transcript and not the individual sORFs mutated here.

ここもofが使われています。

In this study, we have characterized the role of translated lncRNAs.(本研究では翻訳される長鎖ノンコーディングRNAの役割を解析した。)

役割があるという前提で話しているのでofが使われています。

ofでもforでも大差ないと思われる例もありますが、この論文は、文脈を反映した使い分けがわかりやすいと思って紹介しました。

’21入試出題ミス 阪大・早稲田・青学・理科大

どれほど注意深く準備しても、大学入試での出題ミスは起こるようです。ミスにどう対処するかで大学組織の誠実さが垣間見れるのではないでしょうか。過去に信じられないような対応をした大学がありました。

大阪大学

化学

理科は、物理、化学、生物から選択するが、この3科目は同じ冊子にとじられて出題された。ミスがあったのは化学で、DNAの構成要素を記述させる問題の解答となる単語が、生物の問題文中に記載されていた (化学の答え、同じ問題冊子の生物に 大阪大が出題ミス 2021年2月27日 19時39分 朝日新聞DIGITAL

 

早稲田大学

東京理科大学

青山学院大学

立命館大学

日大芸術学部

大阪医科薬科大学

数学

  • 令和3(2021)年大阪医科薬科大学薬学部薬学科 一般入学試験A
  • 2021年2月1日(月)実施
  • 出題内容:数学 Ⅰ~Ⅲの解答は,解答用紙の所定の欄に記入しなさい (2)答えが複数あるときは,すべて解答しなさい. 問題Ⅲ(2)(ii) (2)ある微生物を培養することを考える.この微生物は,ある一定の条件に保たれた容器内で,1 時間毎に 1 匹だけが死に,残りの個体はそれぞれ 2 つに分裂する.この条件の下で,はじめにこの微生物 4 匹を容器に入れ,n 時間後(n は自然数)の生きた微生物の個体数をan とする. (ⅱ) 数列{an}が満たす漸化式を答えなさい.
  • 出題ミスの内容:当該問題についてはすべてを解答することができない。
  • 発覚の経緯:試験終了後、学内点検にて判明した。

参考

防衛医科大学

数学

  • 令和3年度入校防衛医科大学校医学教育部医学科第48期学生採用第1次試験記述式「数学」
  • 令和2年10月25日(日)実施
  • ミスの内容:4 次関数() = − 1 4 4 + 3 − 2 2+ 2 2 + 2について条件を与え、そ の条件を満たすを求める問題であり、本問題の主旨は、()が = 、 = で極大 値をとり(<)、 = で極小値をとるような の範囲を求めることでした。しかし、 この条件を満たすとき、()は = 、 = で同じ値をとるため、極大値自体は 1 つの数値しか存在しません。したがって、異なる2つの極大値は存在しないことに なり、(2)の条件を満たすは存在しないため正答が存在しません。 (2) 問3(3)は上記問3(2)の条件を満たすの範囲内で指定された図形の面積を求め る問題であることから、こちらも正答が存在しません。
  • 対応:受験者全員を正答

参考

大分大学

数学

  • 令和2年(2020 年)11⽉18⽇(⽔)実施 令和3年度(2021 年 度)⼤分⼤学理⼯学部学校推薦型選抜⼀般推薦 基礎能⼒試験
  • 学部等 理⼯学部創⽣⼯学科福祉メカトロニクスコース
  • ミスの内容:問題 2,2) 2-4)において,条件設定を「f = gとなる」としていましたが,前問までの結果より「f= gとなる」を求めると =2 となり,設問の条件「0≦≦1」を満たさないこととなり,解が導けない
  • 出題ミスがあった問題 PDF

参考

立命館大学

数学

  • 一般入試 2月2日実施 数学
  • 出題ミスの内容:該当箇所:大問Ⅳ[3]のコにおいて、任意の値の m で条件を満たすことを想定して いた m/n の値の解答に対し、特定の(m,n)の組み合わせで条件を満たす 多数の別解が存在することが判明しました。すべての値を解答欄内に記 述することは困難であり、また m/n を約分すると、別解の(m, n) が条 件を満たしているか、正誤が判断できなくなる可能性もあります。
  • 対処:この設問は受験した734人全員を正解に

参考

  1. 立命館大学
  2. 近大と立命大、入試で出題ミス 2021/02/08 15:00 読売新聞

北海道文教大学

生物基礎

  • 令和3年2月5日(金)実施 一般選抜「A期2科目型の選択科目「生物基礎」
  • 出題ミスの内容:「生物基礎」大問[3] 問1.の選択語群に、「陰性植物」、「陽性植物」と選択肢を設定した。高校の教科書では「陰生植物」、「陽生植物」としているので正解がなくなった。
  • 出題ミスの対応措置:大問[3] のうち問1.の問題は11問中2問に正答が存在しないためその2問について全員正解とした。
  • 該当学部・学科:人間科学部 健康栄養学科、理学療法学科、作業療法学科、看護学科、こども発達学科

参考

龍谷大学

生物

  • 一般選抜入試(前期日程)
  • 出題ミスのあった科目:農学型『理科』の「生物」 1月31日実施分
  • 出題ミスの内容:対象設問:Ⅲ-問11 当該設問はイモリを用いた発生実験とその結果に関する説明として適当なものを2つ選択させる問題で、選択肢①および④を選択し、完答で正答とする問題でした。正解としていた選択肢④は、「イモリ胚から眼杯を取り出して生体のイモリの腹部に移植すると、腹部の表皮から水晶体が分化する」という文章ですが、正しくは「頭部」とするところを見落とし、「腹部」と示しており、誤った設問となりました。
  • 出題ミス発覚の経緯:試験実施後の問題精査を委託している外部精査機関からの指摘
  • 対応:当該設問の配点100点満点中の1点を「全員正解」に
  • 出題ミス科目の受験者数:1月31日の農学型『理科』「生物」受験者数  100名 (『理科』全体の受験者は 153名)

参考

  1. 龍谷大学

京都橘大学

生物

  • 2021年1月26日(火)実施 一般選抜前期B日程「生物」
  • 出題ミスの内容:該当箇所は大問Ⅲの問6、遺伝子の発現調節に関する設問文の中で、以下の通り記号の誤植があり、正答を導けない 誤:「…アラビノースがあると、 J にアラビノースが結合して活性化因子となり、…」  正:「…アラビノースがあると、 H にアラビノースが結合して活性化因子となり、…」
  • 対応:受験生全員を正解

参考

  1. 京都橘大学

旭川大学

日本史B

  • 旭川大学経済学部一般選抜1期 2021年2月1日実施 選択科目 「日本史B」
  • 問題2 次の文章を読んで、各設問に答えなさい。 明治初期の日本と朝鮮の関係では、日本から朝鮮に開国通商を呼び掛けたが、当時 の朝鮮政府はかたくなに鎖国政策を採っていたことと、日本の開国政策を侮蔑する言 動があったため、日本政府において西郷隆盛を中心に征韓論が巻き起こった。その 後、外国事情の視察と条約改正交渉のために欧米諸国を訪問していた岩倉具視、大久 保利通、( 1 )らは帰国後、征韓論に強く反対した。 明治六年の政変において西郷隆盛の朝鮮派遣が中止され、征韓派の西郷隆盛、板垣 退助、副島種臣、( A )、①江藤新平ら5参議は辞職し下野したことで、征韓論争 は決着を見た。 1875 年、朝鮮の江華島における衝突を契機に、日本軍は江華島の砲台を占領し、 1876 年 2 月に( 2 )を締結して朝鮮の開国に成功した。( 2 )により元山と 仁川の開港を定め、開港場における貿易権を日本が獲得すると規定された。
  • 設問1 文中の( 1 )から( 6 )の中にふさわしい語を次の語群から選び、 その記号を書きなさい。 語群 ア.江華島条約 エ.南樺太 ク.漢城条約 シ.朝鮮戦争 タ.金日成 ト.天津条約 イ.済物浦条約 オ.日韓基本条約 ケ.アヘン戦争 ス.高宗 チ.遼東半島 ナ.犬養毅 ウ.坂本龍馬 カ.南京条約 コ.清仏戦争 セ.山東半島 ツ.哲宗 ニ.台湾 キ.純宗 サ.木戸孝允 ソ.李承晩 テ.朝鮮半島 ヌ.澎湖島
  • ( 2 )の正答である ネ.日朝修好条規 が語群の中になかった。
  • 対応:当該設問 問題2 設問1(2) については、全員正解として扱う。

参考

  1. 旭川大学 PDF

日本女子大学

日本史

  • 2021年度一般選抜(個別選抜型)2月1日(月)実施 文学部 選択科目「日本史」
  • ミスの内容:Ⅰ 11行目 掲載の史料中の語句に誤字(誤)「加懇」→ (正)「加墾」
  • ミスの内容:Ⅱ 問8 「室町幕府と問7の人物が対立し,後者が滅ぼされた紛争が空欄5の年に発生した。この紛争を何というか。解答欄に漢字で答えなさい。」 正答「永享の乱」に平仮名が含まれていました。

参考

近畿大学

化学

  • 一般入試の前期A日程 1月30日実施 化学
  • 全国38会場で実施
  • 理工学部、建築学部、薬学部、農学部、生物理工学部、工学部、産業理工学部
  • 対応:2290人受験者全員を正解に
  • 出題ミスの内容:化学反応に関する文章の空欄を八つの選択肢から埋める問題で、異なる選択肢に同じ番号を割り当てていた
  • 発覚の経緯:試験中に受験生から指摘

参考

  1. 近大と立命大、入試で出題ミス 2021/02/08 15:00 読売新聞
  2. 近大一般入試で出題ミス 受験生からの質問で分かる  2021年2月8日11時37分 日刊スポーツ

数学

  • 令和 2 年 11 月 22 日(日)実施 令和 3 年度推薦入試(一般公募)並びに地域
    枠入試(推薦型)
  • 対象学部:医学部
  • 該当箇所 「数学」 大問 2 (3) 四面体に関する問題で、問題本文に記載されている条件に誤りがあり、問題が成立しない
  • 対処:大問 2 (3) については全員加点

参考

  1. 近畿大学

武蔵野大学

化学・化学基礎

  • 2021(令和 3)年 1 月 24 日実施 全学部統一選抜「化学基礎・化学」(薬学部薬学科)
  • ミスの内容:不適切な問題表記があり、正答が導き出せない 該当箇所 2 問1 配点5点 グラフの横軸の目盛が、0.2刻みであるのに、1.2の次から0.4刻みになっている。従って、①~⑤のような直線のグラフにはならない。
  • 対応:当該設問について全員加点

参考

  1. 武蔵野大学

国際神戸大学

国語

  • 2021年2月2日(火)実施 一般選抜試験「一般入学試験(前期)」
  • ミスの内容:一冊にまとめられている選択科目の冊子において、国語のみ2月1日(月)に実施されたものと同じ問題が印刷されていました(他の科目は正しく出題されています)。
  • 発覚の経緯と対応:試験開始後にその事実が判明したため、試験を即座に中断し、国語の新たな問題冊子を配布した上で再開。
  •  試験後の対応:試験終了後に入試委員会で対応を検討した結果、選択した科目により試験時間の不公平が生じる可能性があると考えられるため、希望者を対象に再試験を実施。

参考

  1. 神戸国際大学

千葉工業大学

国語

  • 令和3(2021)年度 A日程入学試験
  • 内容と対応:【国語】6ページ 第1問 の 問1 (イ)正解として扱うことが出来る選択肢が複数ありましたので、そのいずれを選択した場合も正解

参考

  1. 千葉工業大学

跡見学園女子大学

日本史

  • 令和3年度一般入学試験A日程2日目(試験日:令和3年2月1日)の「日本史」
  • ミスの内容:該当箇所 問題冊子 17 ページ 第 8 問 リード文 4 行目 4.誤りの内容 (誤)翌年 (正)翌々年
  • 対応:上記誤りにより、問 2 が「正答なし」となるため、当該問題は受験者全員を正答扱い(配点は 3 点)。

参考

  1. 跡見学園女子大学 PDF

四天王寺大学

英語

  • 入試区分:2021年度一般選抜前期日程(大学)・一般選抜(短大)
  • 入試日:2021年1月29日(金)
  • 該当箇所:英語 大問Ⅱ(A) 4.
  • 出題ミスの内容:選択肢③の単語についてスペルに誤り
  • 対応措置:該当する解答番号について、全員正解として採点

参考

名古屋学院大学

日本史

  • 入試区分 :一般入試【前期 A 日程:2021 年1月 31 日(日)実施】「日本史」
  • ミスの内容:21 頁 Ⅱ G 解答番号 17 ①~⑥の選択肢より解答する問題において、固有名詞(人物)に誤記
  • 対 応 :当該科目を受験した受験生の当該問題を全員正解

参考

中京大学

英語

  • 一般選抜入試前期日程 M 方式
  • 試験教科・科目:外国語(英語)
  • 試験実施 日:2021 年 2 月 9 日 11:40~12:40
  • ミスの内 容:大問[Ⅰ]問3.(4) 正解となる選択肢に誤り
  • 対 応:大問[Ⅰ]問3.(4)の設問を廃問とし、 受験生全員を正解として採点

参考

  1. 中京大学

茨城キリスト教大学

政治・経済

  • 2021年度一般選抜入学試験1期(試験実施日:2021年2月3日)選択科目「政治・経済」
  • 内容:出題ミス
  • 対応:当該科目の受験者全員を正解

参考

 

星薬科大学

数学

2020年の入試ミス

関西国際大学

英語

  • 2020年2月実施 一般選抜入試一般選抜型前期A日程 英語
  • 実施学部学科:国際コミュニケーション学部英語コミュニケーション学科,教育学部教育福祉学科,経営学部経営学科,人間科学部人間心理学科,保健医療学部看護学科,現代社会学部総合社会学科,現代社会学部観光学科
  • 入試ミスの内容: 該当する問題:英語 Ⅱ 設問5 (別紙のとおり) 配点 各4点 ミスの内容:②が正解であるところ、③を正解として採点
  • 採点ミス発見の経緯:入試対策講座を行うにあたり、本学専任教員が事前に問題を確認したところ、採点ミスがあることが判明
  • 対応:正しい正解に基づき採点のやり直しをおこなった結果、合否判定ラインに変更はなかった

参考

  1. 関西国際大学

参考

  1. R3年度入試 出題ミス 東海大学医学部2日目 化学 そうだ、医学部へ行こう

からだ工務店へようこそ!公募中の「学術変革領域研究(A)(公募研究)」

新学術領域研究の”後継”(発展的な変更)である学術変革領域研究(A)の公募研究が、公募中です。

学術変革領域研究(A)(公募研究)の締切日時について

研究計画調書の提出(送信)期限令和3(2021)年3月31日(水曜日)午後4時30分(厳守)※応募書類の提出(送信)後に、研究計画調書等の訂正、再提出等を行うことはできません。

上記は大学や研究機関の事務方が行う「送信」の期限であって、研究者が大学に提出する期限ではないことに注意。大学の学内締切は、大学ごとにまちまちです。”ほんとうのしめきり”がいつかについては、ご所属の大学・機関へお問い合わせください。

  1. 令和3(2021)年度科学研究費助成事業-科研費-(学術変革領域研究(A)(公募研究))の公募について(文部科学省)

 

生涯学

Lifelong sciences: Reconceptualization of development and aging in the super aging society

これまでは,人間の生涯は「成長から衰退へ」という単純な枠組みでとらえられてきましたが,人生100年時代の到来とともに,従来のような固定的な生涯観だけで人間の生涯を理解することは難しくなってきています.そこで本領域では,従来の生涯観を刷新し、人間の生涯における変化を、社会との相互作用の中で多様な成長と変容を繰り返す生涯発達のプロセスとしてとらえ直すことを目的とした,新しい学際的研究領域である「生涯学」を創出し,研究を展開します。

  1. 生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新

土器を掘る

Excavating earthenware: Technology development-type research for construction of 22nd century archeological study and social implementation

本研究領域は、土器の分析に、考古学のみならず、新たに植物学・昆虫学・農学・薬学・化学などの多様な周辺自然科学分野からの科学的視点にX線技術やAI技術を加えることで、従来考古学者の目に見えなかった土器中の資料群を可視化し、植物栽培(農耕化・定住化)の歴史とその人類に与えた影響に関する新たな情報の抽出・分析を試みる。

  1. 土器を掘る 22世紀型考古資料学の構築と社会実装をめざした技術開発型研究

中国文明起源

A New Archaeology Initiative to Elucidate the Formation Process of Chinese Civilization

本研究の目的は、新石器時代晩期(紀元前3千年紀後半)(以下、「紀元前」を「前」と略)の中国に勃興した諸地方文明がやがて黄河中流域へと収斂し、青銅器時代初期(前2千年紀前半)には中国文明として開花する過程を解明することにあります。

  1. 中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ

イスラーム信頼学

Connectivity and Trust Building in Islamic Civilization

イスラームという宗教・文明自体に他宗教・文明との対立が埋め込まれているとする言説は、2001年の9/11事件以後急速に流布し、依然影響力があるように見える。しかし歴史を謙虚に振り返れば、イスラーム文明は「横への広がり」、人と人の水平方向のつながりづくりに長けており、他者との間に信頼を構築する技術を発展させてきたからこそ、グローバルに拡大してきたと言える。本提案は、水平方向にネットワークを形成する過程の「つながりづくり」をコネクティビティの概念でとらえ、その暗黙知を言語化・可視化して、今日の世界において深刻化する不信と分極化・分断化の諸問題を解決するための視座を提供し、新たな提言を行うことを目指す。

  1. イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築 世界の分断をのりこえる戦略知の創造

動的エキシトン

Dynamic Exciton: Emerging Science and Innovation

光化学は、エレクトロニクス、エネルギー、医薬・医療、機能性材料など現代社会において多様な貢献を期待されています。その根幹を司るドナー・アクセプター(D•A)相互作用では、今まで電荷移動(CT)を、クーロン相互作用による「静的エキシトン(クーロン力によって束縛された電子と正孔の対の状態及びその概念、と定義)」として捉えてきました。しかし、D•A系ではそれ以外にも、核や格子の運動、スピンと軌道の相互作用などが動的効果として時間発展的に働くために、従来の捉え方では破綻をきたしています。

  1. 動的エキシトンの学理構築と機能開拓

次世代星間化学

Next Generation Astrochemistry: Reconstruction of the Science Based on Fundamental Molecular Processes

物理や化学の分野では、精密な反応制御や原子分子レベルでの表面反応ダイナミクス研究などが可能となっています。それを踏まえ、私たちは天文学・地球惑星科学・物理・化学の協働によって、素過程に基づく新しい学理として次世代アストロケミストリーを創生します。この次世代アストロケミストリーによって、宇宙における化学進化史を理解し、その多様性の中に太陽系を位置づけることが可能になると考えています。

  1. 次世代アストロケミストリー:素過程理解に基づく学理の再構築

ダークマター

What is dark matter? – Comprehensive study of the huge discovery space in dark matter

存在はするが未知の物質 ダークマター、今まではごくわずかな質量範囲で、その探索が行われてきました。 本提案では 広大なディスカバリースペースを網羅的にカバー するため、今までにない多角的な方法で、理論から宇宙観測・地上実験にまたがる研究領域を拓くことを目指します。

  1. ダークマターの正体は何か?

高密度共役

Condensed Conjugation Molecular Physics and Chemistry: Revisiting “Electronic Conjugation” Leading to Innovative Physical Properties of Molecular Materials

分子間空隙にわたる 新しい電子共役の概念 “X”-Conjugation の実証・普遍化

  1. 高密度共役の科学web

物質共生

Biophysical Chemistry for Material Symbiosis

「なぜそのマテリアルが免疫原性を持つのか?」―我々はその作用機序に目を向けることで、「物質共生とは何か?」を世界にさきがけて解明し定義することを目指します。本領域の研究成果により、様々な最先端医薬品や機能性材料に対して認められる課題(免疫原性、悪性腫瘍誘発など)の解決が期待されます。(期待される成果と意義より)

  1. 「物質共生」マテリアル・シンバイオシスのための生命物理化学website

超秩序構造科学

Progressive condensed matter physics inspired by hyper-ordered structures

様々な材料における機能性の根幹は、母物質と添加元素(ドーパント)の組み合わせによる協調・協奏現象と言っても過言ではありません。そのような中、前プロジェクトの新学術領域「3D活性サイト科学」で代表されるように、結晶中のドーパント解析など欠陥の科学も進展し、その理解も大きく進んできました。
そして、学術変革領域「超秩序構造科学」では、その先のサイエンスを開拓し、世界トップを目指します。

  1. 超秩序構造が創造する物性科学website

散乱透視学

Comprehensive understanding of scattering and fluctuated fields and science of clairvoyance

本領域では、3次元空間にナノメートルからキロメートルサイズのマルチスケールに遍く存在する散乱・揺らぎ現象を包括的に理解すると共に、克服することを目的とします。そのために、生体から大気まで現実世界の散乱・揺らぎ媒質を伝搬する光の物理量をことごとく計測し、最新の理論と深層学習を駆使して、マルチスケールに存在する散乱・揺らぎ現象を解明すます。さらに、散乱・揺らぎ媒質そのもの、およびその向こうを透視することで、生命科学や天文学などの自然科学、情報通信工学などの工学の諸分野に革新をもたらします。

  1. 散乱・揺らぎ場の包括的理解 と透視の科学(散乱透視学)website

グリアデコード

Glia decoding: deciphering information critical for brain-body interactions

脳-身体相互作用の中核として多種類のグリアが機能し、その時間的な応答は神経活動よりはるかに多様である。さらに、グリアは血液脳関門の制御や末梢炎症の感知などの多彩な機能を脳領域と環境に依存して発動する。本領域では従来の神経活動計測とは全く異なる計測手法や体内環境の専門家を呼び込み、グリア機能の包括的な読み出し(デコーディング)を実現する。

  1. グリアデコード公式サイト

不均一環境と植物

Multi-layered regulatory system of plant resilience under fluctuating environment

従来の研究は均一条件下での単一な環境応答の解析に留まり、本来の不均一かつ複合的な自然環境への多層的な適応機構を理解するには至っていません。本領域では、時空間的に不均一な環境情報を統御する分子機構とそれを支えるプロテオーム多様化機構に焦点を当てることで植物の環境レジリエンスの本質を解明し、生物の環境適応研究に変革をもたらすことを目指します。

  1. 不均一環境と生物 ウェブサイト

臨界期生物学

Inducing lifelong plasticity (iPlasticity) by brain rejuvenation: elucidation and manipulation of critical period mechanisms

神経回路の可塑性が高い特定の時期を「臨界期(critical period)」と呼びます。臨界期の経験が神経回路に刻み込まれ、一方、神経回路の可塑性は臨界期が過ぎると著しく低下するために、臨界期の影響は一生涯残ります。例えば、視覚野の臨界期に片目の視覚を剥奪するとその目は弱視になってしまいます。そこで、一旦終了した臨界期を大人の脳で再開することができれば、失われた神経機能の回復や新たな脳機能の獲得を促進することが期待できます。実際、近年の研究により、臨界期の時期を早めたり遅らせたりすることや、成熟動物において臨界期を再開できる可能性が示されています。また、脳傷害の後の一定期間、神経回路の可塑性が上昇して機能回復が起きやすい、一種の臨界期が生ずることが知られています。これらを踏まえて、本研究領域では、臨界期を生涯にわたって生じ得る「神経回路の再編成と可塑性が亢進する時期」と捉え直しました。

  1. 臨界期生物学公式ウェブサイト

多面的蛋白質世界

Multifaceted Proteins: Expanding and Transformative Protein World

近年の様々な発見や技術革新によるブレイクスルーから、従来のタンパク質の見方が大きく変化している。例えば、翻訳は、想定されている遺伝子読み枠の開始コドンAUGから始まって淡々とアミノ酸をつないで終止コドンで終わるだけではない。翻訳はしばしばAUG以外から始まったり、翻訳伸長途中で止まったり、途中終了したりするなど、非典型的な翻訳が普遍的であることが分かってきた。非典型的な翻訳は、神経変性疾患に関与する塩基リピート配列から起こる開始コドンAUGに依らない翻訳開始(RAN翻訳)のように病気に関与する場合もある。関連して、タンパク質をコードしないという定義で命名されたノンコーディングRNAが生理的に意味のあるタンパク質に翻訳される例が続々と見つかってきている。質量分析に基づくプロテオミクス解析の技術革新などによってプロテオームを構成するタンパク質のレパートリーは増加の一途をたどっている。また、タンパク質はいつもフォールディングして機能するわけではないこと、特定の場所・特定の構造状態で機能を発揮するだけではないことも分かってきた。例えば、タンパク質によっては完成前、すなわち翻訳途上で機能を発揮する例が見つかってきている。また、タンパク質によっては、複数のオルガネラへ局在し、その多重局在が機能に直結することが分かりつつある。

  1. 多面的蛋白質世界「マルチファセット・プロテインズ」ウェブサイト

ゲノムモダリティ

Genome modality: understanding physical properties of the genome

ゲノムモダリティ Genome modality とは 塩基配列情報、DNA物性、その他の環境諸因子によって多元的に制御されるゲノムの構造や機能の様式のことを、本領域では「ゲノムモダリティ(Genome modality)」と呼ぶ。DNA物性を含む複眼的な視点からゲノムモダリティを理解することで、新しい染色体の形が見えてくる。

  1. DNAの物性から理解するゲノムモダリティ

からだ工務店

Material properties determine body shapes and their constructions

体を構築・維持するには、細胞だけでは剛性が足りないので、サポート素材(カルシウム、コラーゲン、キチン等)が利用されます。細胞は、素材によって工法を選び、「体」を建築します。本領域では、「非細胞素材の加工」という新しいパラダイムを提示することで、解明が遅れている後期発生以降の形態形成の原理に挑みます。

  1. からだ工務店公式ウェブサイト

深奥質感

Analysis and synthesis of deep SHITSUKAN information in the real world

我々が想定する深奥質感処理とは以下のようなものである。

  • 質感情報から事物の多面的な生態学的意味や価値を計算する過程。身体内部に情動的な反応を誘発する過程も含む。
  • 質感と他の感覚属性の統合により外界モデルを脳内に構築することによって、行動の結果を事前に予測し、適切な行動選択をするような過程。
  • 質感情報処理が、処理の主体である人間の個性(たとえば年齢、脳機能障害、文化背景、経験)によって影響される過程。
  • 実際の事物を出発点として、五感でとられた感覚情報の処理を介してリアルとフェイクを見極める過程。
  1. 深奥質感
  2. 質感ゲートウェイ

アルゴリズム基盤

Creation and Organization of Innovative Algorithmic Foundations for Social Advancement

現代の高度情報化社会を動かしているアルゴリズム、すなわち論理的な手続き処理の理論と技法における近年の急速な進展を、様々な分野の科学者・技術者が理解可能な形で広く自由に利用できる学術として体系化し、社会変革の源泉となる基盤研究領域として発展させることを目的とする。近年の圧倒的な計算性能の進歩や未来の革新的デバイス、及び新しい社会的概念や価値観に基づいて、理論と応用を分かりやすく接続する汎用的かつ実用的な定式化モデルを再構築・体系化する。それらを構成する離散構造処理、制約充足、列挙、離散最適化、量子計算理論など、日本が強みを持つ分野を中心としたアルゴリズムの理論と技法の研究を推進し、革新的アルゴリズム基盤として発展させる。

  1. アルゴリズム基盤 社会変革の源泉となる革新的アルゴリズム基盤の創出と体系化
  2. 公募研究公募概要

分子サイバネ

Molecular Cybernetics -Development of Minimal Artificial Brain by the Power of Chemistry

新学術領域「分子ロボティクス」(2012-17)の基本理念を継承しつつ,より大規模な分子システム構築の方法論の開拓に挑戦する領域です.具体的には,センサ,プロセッサ,アクチュエータといった異なる機能をもつ分子を,リポソームをはじめとする人工細胞(コンパートメント)に実装し,さらにこれらを結合することにより,複雑な機能をもつシステムを構築する方法論の研究に取りみます.

  1. 分子サイバネティクス

参考

  1. 学術変革領域研究(A)リンク集(文部科学省)

研究者と任期切れ

国立大学の研究者はテニュアトラックで無事にテニュアを取らない限り、任期があって10年で雇止め(正確には雇止めとはみなされず、任期満了に過ぎない)の憂き目にあいます。

もちろん任期が切れる前に次の職を探せよという話なのですが、現実問題、次の職がちゃんと得られるのはよっぽど幸運な人々であって、任期が切れて万事休すという状態になっている人が多いと思います(肌感覚)。

自分も、自分が研究代表者として獲得した研究費も十分にあり、研究成果もひとつの内容で連続的に出ており次の論文ネタも良いものがありましたが、任期切れ目前のため、次の論文が仮に出てももう任期切れのタイミングには間に合わず失職するというところまできてしまい、最後は研究どころではなくなり公募への応募などの就職活動に明け暮れ、そんな就職活動も手応えゼロのまま万事休しました。

 

任期が切れるということ

  1. 任期切れの足音 2017-07-16 Pentaroの日記
  2. 大学教員の任期切れ(雇止め)の通知はどんなふうに来るのか 最終更新日:2019年4月2日 青木宣明のブログ

 

参考

  1. 若手研究者の任期制雇用の現状 特集●研究者のキャリアと処遇 小林 淑恵 (文部科学省 科学技術・学術政策研究所 上席研究官)日本労働研究雑誌 No.660/July2015
  2. 若手研究者「任期つき雇用」増加で「才能の無駄遣いを強いられている」 渡辺豪2018.2.23 11:30 AERAdot.
  3. 若手研究者 コロナ禍で苦境 2020年5月29日 公明党ニュース
  4. 早稲田大学「教員公募の闇」書類選考で落ちた男性が訴訟を起こした 選考プロセスが不透明すぎる 田中 圭太郎 2019.1120 ismedia

東大も京大もMDPI社のInt J Mol Sciが好き

MDPI社が発行している学術誌の評価に関しては、なにかと論争が多い(controversial)ところです。

関連記事 ⇒ MDPIはハゲタカジャーナルか?

Go To キャンペーン論文

  1. “Go To Travel” Campaign and Travel-Associated Coronavirus Disease 2019 Cases: A Descriptive Analysis, July–August 2020 by Asami Anzai and Hiroshi Nishiura (Journal of Clinical Medicine, MDPI)
  2. 西浦教授からのリプライに対するコメント (中田大悟 | 独立行政法人経済産業研究所 上席研究員 1/29(金) 17:15 YAHOO!JAPAN)
  3. 西浦教授が「Go To トラベル研究」への批判に答える (1/29(金) 8:00配信 m3.com)

 

Go Toキャンペーン論文がMDPIジャーナルに掲載されたものであったことで、ネット上が騒がしくなったようです。「 MDPIはハゲタカジャーナルか?」に書きましたが、MDPIジャーナルはハゲタカジャーナルだと断定的に言うことはできません。査読が非常にゆるい雑誌が多いことは間違いありません(全てかどうかはわかりません)。査読がゆるいと言っても決して査読者がいい加減に査読しているわけではありません(自分も査読経験あり)。採否を決めるのはジャーナルのエディターなので、査読者が真面目に論文を読み込んで、どれほど厳しい要求をしたところで、エディターがビジネス優先で、「いいよ、いいよ、これで。」と言えば、どんな論文でも掲載されてしまうのです。

MDPIジャーナルは査読者に一週間以内に査読コメントを返すように要求してきたりします。

We have received the following manuscript to be considered for publication in
International Journal of Molecular Sciences
(https://www.mdpi.com/journal/ijms/) and kindly invite you to provide a
review to evaluate its suitability for publication:

(中略)

If you accept this invitation we would appreciate receiving your comments
within 1 week. Please let us know if you will need more time.

(査読依頼メールの例。太字強調は当サイト)

 

MDPIジャーナルでは追加実験無しのマイナーリビジョンでアクセプトされるのであれば、投稿してから1か月もしないでアクセプトされることもありうるでしょう。一刻も早く出版する目的でMDPIジャーナルを選ぶ人はいると思います。

 

一般的なジャーナル名の特徴として、一流誌ほど「短い」という傾向がありますが、MDPIのネーミングは絶妙で、短く1単語で、複数形のsを付けて新たな雑誌名を創出しているパターンが多く、「一流っぽさ」を見事に演出しています(あくまで、個人的な印象)。短くない雑誌名の場合も、他の中堅どころの雑誌名に酷似していて(まあ、仕方ないのですが)、紛らわしいことこの上ないです(まあ、仕方がないのですが)。

 

生命科学系の研究者が一番利用する文献データベースはPubMedですが、PubMedにも多数のMDPIジャーナルが収載されています。以下、その一覧。

  1. Animals
  2. Antibiotics
  3. Antibodies
  4. Antioxidants
  5. Audiology Research
  6. Behavioral Sciences
  7. Bioengineering
  8. Biology
  9. Biomedicines
  10. Biomimetics
  11. Biomolecules
  12. Biosensors
  13. Brain Sciences
  14. Cancers
  15. Cells
  16. Children
  17. Clinics and Practice
  18. Clocks & Sleep
  19. Current Oncology
  20. Dentistry Journal
  21. Dermatopathology
  22. Diagnostics
  23. Diseases
  24. Entropy
  25. Foods
  26. Gels
  27. Genes
  28. Geriatrics
  29. Healthcare
  30. Infectious Disease Reports
  31. Insects
  32. International Journal of Environmental Research and Public Health
  33. International Journal of Molecular Sciences
  34. International Journal of Neonatal Screening
  35. Journal of Cardiovascular Development and Disease
  36. Journal of Clinical Medicine
  37. Journal of Developmental Biology
  38. Journal of Functional Biomaterials
  39. Journal of Functional Morphology and Kinesiology
  40. Journal of Fungi
  41. Journal of Intelligence
  42. Journal of Personalized Medicine
  43. Journal of Xenobiotics
  44. Life
  45. Marine Drugs
  46. Materials
  47. Medical Sciences
  48. Medicina
  49. Medicines
  50. Membranes
  51. Metabolites
  52. Methods and Protocols
  53. Micromachines
  54. Microorganisms
  55. Molecules
  56. Nanomaterials
  57. Neurology International
  58. Non-Coding RNA
  59. Nutrients
  60. Pathogens
  61. Pediatric Reports
  62. Pharmaceuticals
  63. Pharmaceutics
  64. Pharmacy
  65. Plants
  66. Polymers
  67. Proteomes
  68. Sensors
  69. Sports
  70. Toxics
  71. Toxins
  72. Tropical Medicine and Infectious Disease
  73. Vaccines
  74. Veterinary Sciences
  75. Viruses
  76. Vision

PuBMedにデータがあるので、例えば東大が何報これまでにMDPIジャーナルに論文を出したのかを調べることができます。検索してみると、826件ヒットしました。内訳をみると、51個のジャーナルに出しています。それぞれのジャーナルについてみると、

Int J Mol Sci 144
Sensors (Basel) 92
Int J Environ Res Public Health 77
Molecules 49
Nutrients 48
Micromachines (Basel) 44
Materials (Basel) 31
Genes (Basel) 30
Viruses 25
Cancers (Basel) 24
J Clin Med 22
Nanomaterials (Basel) 18
Polymers (Basel) 18
Entropy (Basel) 17
Biomolecules 14
Cells 14
Toxins (Basel) 13
Plants (Basel) 11
Healthcare (Basel) 11
Microorganisms 10
Mar Drugs 10
Brain Sci 9
Diagnostics (Basel) 8
Biomedicines 8
Biology (Basel) 7
Metabolites 6
Pathogens 6
Antioxidants (Basel) 6
Foods 6
Vaccines (Basel) 6
Membranes (Basel) 5
Insects 5
Pharmaceutics 5
Proteomes 3
Behav Sci (Basel) 3
J Funct Biomater 3
Noncoding RNA 2
Methods Protoc 2
Vet Sci 2
Toxics 1
Animals (Basel) 1
Sports (Basel) 1
Bioengineering (Basel) 1
Antibiotics (Basel) 1
Med Sci (Basel) 1
Gels 1
Diseases 1
J Fungi (Basel) 1
J Dev Biol 1
Biosensors (Basel) 1
Pharmaceuticals (Basel) 1

という結果でした。
MDPIジャーナルの一番人気は、Int J Mol Sci (International Journal of Molecular Sciences)ということがわかりました。

京都大学もみてみると、MDPIジャーナル論文は38の雑誌に、372報。内訳は、

Int J Mol Sci 52
Int J Environ Res Public Health 37
Molecules 31
Sensors (Basel) 25
Polymers (Basel) 24
Materials (Basel) 23
Nutrients 23
Cancers (Basel) 17
J Clin Med 13
Entropy (Basel) 12
Nanomaterials (Basel) 12
Insects 12
Mar Drugs 11
Plants (Basel) 7
Metabolites 6
Viruses 6
Genes (Basel) 6
Biomolecules 6
Cells 5
Microorganisms 5
Pharmaceutics 5
Biomedicines 3
Biology (Basel) 3
Diagnostics (Basel) 3
Animals (Basel) 3
Micromachines (Basel) 3
Membranes (Basel) 3
Sports (Basel) 2
Vet Sci 2
Brain Sci 2
Pathogens 2
Toxins (Basel) 2
Diseases 1
Toxics 1
Healthcare (Basel) 1
Foods 1
Antibodies (Basel) 1
Pharmaceuticals (Basel) 1
で、東大と同じくInternational Journal of Molecular Sciencesに一番論文が投稿されていました。

 

東大も京大もMDPIに論文を多数投稿しているようですが、これからPI職を獲って研究の世界で生き残るつもりの若者は、自分の論文投稿先を決める前にMDPIはハゲタカジャーナルか?をお読みください。

 

参考

  1. https://www.mdpi.com/about/journals/pubmed