Monthly Archives: April 2015

首相官邸屋上に汚染土積載ドローン(小型無人機)を墜落させたのは、日本の原発政策への抗議行動

首相官邸屋上で放射性物質を積んだドローンが墜落しているのが見つかった件で、ドローンを飛ばした福井県小浜市在住の男が警察署に自首し逮捕されました。この男性のブログ『ゲリラブログ参』には、事件を起こした動機や具体的な計画、当日の行動が詳細に記述されています。

ドローンに積まれていた放射性物質の正体は、福島で採取してきた汚染土でした。

3度目の福島・・・今回は用途が決まっており大量に必要 … あいかわらず汚染土放置な福島 … 前回まではカジュアルな服装で被爆しまくってたので今回はカッパを着用・・・放射線(α線)はカッパで代用可らしい ヨウ素剤が間に合わず都昆布を大量摂取したら腹を壊してツライ 帰宅困難区域は静かでいい・・・ .. 大量に積載すると車内全体の線量が上がるので収集した汚染土を一旦規制線の外で保管 (見えない武器3 ゲリラブログ参 2015/03/14)

ブログでは、ドローンに汚染土100gとと発炎筒2本を搭載し、「原発再稼動反対 官邸サンタ」のメッセージカードを取り付けた様子が写真で説明されています。(最終仕様 ゲリラブログ参 2015/04/07)

ドローンは2015年4月9日午前3時半ころに飛ばされましたが、機体は行方不明になりました。

4/7 14:40 小浜出発
4/8 01:00 赤坂到着 04:00 天候が更に悪化・・・一旦赤坂離脱・・・
4/9 01:00 03:30 赤坂到着
離陸地点を通りから入った駐車場に変更・・・ビルの合間・・・電波が心配・・・
迷わず離陸・・・メンタル問題なし
GPS感度が悪くてビルスレスレで上昇
官邸上空・・・中庭・・・全く見えない・・・真っ暗・・・
官邸の輪郭すらつかめない
電気つけとけよ・・・節電か・・・じゃあ仕方ない・・・
HOMEを現在地に再設定する操作をするが設定できない・・・想像以上に電波が悪い
カメラ画像にノイズが乗る・・・
目標を官邸前庭に変更
前庭のライトめがけて下降・・・画像電波ロスト・・・
なぜかDJIアプリダウン・・・再立ち上げ
操縦用の電波は微妙に拾っててスティックを下降させ続ける
そのまま完全ロスト・・・
しばらく待つも戻らず・・・現場離脱
04:00 渋谷 第2の矢 ゲリラブログ参 2015/04/12

当初の計画では首相官邸にドローンを墜落させ、直後に予定されていた選挙を混乱させるのが目的でした。

グリフォン行方不明・・・これはマズイ
計画
4/8 官邸にドローン墜落・・・マスコミ報道
4/9 ブログ公開、警察に出頭・・・ここが選挙3日前
4/12 混乱の中で選挙を迎える
全国から注目される中で12日投開票・・・投票率、票の行方がどうなるか・・・
・・・という投票率アップの特効薬になる計画が頓挫・・・ (反省会 ゲリラブログ参 2015/04/10)

しかし目論見は外れ、首相官邸の屋上に墜落したドローンが発見されたのは2週間も経過した後でした。

ヤフーニュースで「官邸にドローン」
遅せーよ職員!てゆーか警備員じゃないのか・・・2週間放置て・・・
グリフォン発見 ゲリラブログ参 2015/04/22

この男性が影響を受けた書籍としてブログで挙げられているのは、

チェ・ゲバラ「ゲリラ戦争」
古賀茂明「原発の倫理学」
矢部宏治「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」
若杉 冽「原発ホワイトアウト」「東京ブラックアウト」
押井守「機動警察パトレイバー2 the Movie」
小出裕章「原発のウソ」
上杉隆「官邸崩壊」
東野圭吾「天空の蜂」
指原莉乃「逆転力」
西田文郎「NO.1メンタルトレーニング」
山野車輪「若者奴隷時代」
齊藤 真「関西電力「反原発町長」暗殺指令」
参考書 ゲリラブログ参 2015/04/24

参考

  1. 出頭の40歳男逮捕=9日飛行か、原発政策不満—業務妨害容疑・官邸ドローン事件(THE WALL STREET JOURNAL 2015 年 4 月 25 日):”首相官邸(東京都千代田区)の屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、警視庁公安部は25日、威力業務妨害容疑で、福井県警に24日に出頭した無職の山本泰雄容疑者(40)=同県小浜市青井=を逮捕した。”
  2. 「官邸ドローン」の狙いは「福井県知事選の混乱」 容疑者はブログで犯行を克明に明かしていた (JCAST ニュース 2015/4/25):”容疑者のものとされるブログは、「ゲリラブログ参」という名称。”
  3. ゲリラブログ参 (http://guerilla47.blog.fc2.com/)
  4. 「原発ホワイトアウト」作者インタビュー

チリ南部のカルブコ火山が約50年ぶりに大噴火

2015年4月22日に南米チリ南部にあるカルブコ(Calbuco)火山が約50年ぶりに大噴火を起こしました。
Explosión volcán calbuco

Erupción Calbuco Chile 2015, 2 Timelapse Volcán HD,

Calbuco Volcano Blankets Towns In Chile With Ash

今回のカルブコ(Calbuco)火山の噴火の映像にUFO(未確認飛行物体)が写り込んでいるのではないかと、話題になっています。
5 AMAZING UFO / OVNI Video’s from Witnesses at Calbuco Volcano!!

参考

  1. カルブコ火山が約50年ぶり噴火、チリ南部で非常警報(AFP 2015年04月23日):”(一部更新)南米チリ南部にあるカルブコ(Calbuco)火山が22日、約50年ぶりに噴火し、当局が非常警報を発令した。”

中国の研究者らがヒト受精卵でゲノム編集

世界で初めてヒト受精卵にゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)の適用を試みた論文を中国の研究グループが発表

革新的なゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いて、ゲノムを人工的に改変した実験動物が数多く作られていますが、倫理的な問題のため、このゲノム編集技術をヒトの卵に応用した研究はこれまで知られていませんでした。

今回、世界で初めてヒト受精卵にゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)を適用した論文を中国の研究グループがPROTEIN & CELL誌に発表しました。倫理的な問題を回避する目的で、この実験では卵子に精子が2個入ったため発生が正常に持続しない卵(3PN)が使用されています。

ProteinCell(論文のウェブサイト http://link.springer.com/article/10.1007/s13238-015-0153-5/fulltext.html

日付に注目してみると、この論文の原稿をPROTEIN & CELL誌が受け取ったのが2015年3月30日、なんと2日後の2015年4月1日にはもうアクセプトされています。学術論文の投稿から受理までの日数がこれほど短いのは極めて異例で、差読者がこの論文を精読する時間があったのかという懸念を生じさせるほどの短さです。

ABSTRACT
Genome editing tools such as the clustered regularly interspaced short palindromic repeat (CRISPR)-associated system (Cas) have been widely used to modify genes in model systems including animal zygotes and human cells, and hold tremendous promise for both basic research and clinical applications. To date, a serious knowledge gap remains in our understanding of DNA repair mechanisms in human early embryos, and in the efficiency and potential off-target effects of using technologies such as CRISPR/Cas9 in human pre-implantation embryos. In this report, we used tripronuclear (3PN) zygotes to further investigate CRISPR/Cas9-mediated gene editing in human cells. We found that CRISPR/Cas9 could effectively cleave the endogenous β-globin gene (HBB). However, the efficiency of homologous recombination directed repair (HDR) of HBB was low and the edited embryos were mosaic. Off-target cleavage was also apparent in these 3PN zygotes as revealed by the T7E1 assay and whole-exome sequencing. Furthermore, the endogenous delta-globin gene (HBD), which is homologous to HBB, competed with exogenous donor oligos to act as the repair template, leading to untoward mutations. Our data also indicated that repair of the HBB locus in these embryos occurred preferentially through the non-crossover HDR pathway. Taken together, our work highlights the pressing need to further improve the fidelity and specificity of the CRISPR/Cas9 platform, a prerequisite for any clinical applications of CRSIPR/Cas9-mediated editing. http://link.springer.com/article/10.1007/s13238-015-0153-5/fulltext.html

この論文は最初ネイチャーやサイエンスに投稿されてリジェクトされたそうですが、ネイチャーはニュース欄でこの論文を紹介しています。

Huang says that the paper was rejected by Nature and Science, in part because of ethical objections (http://www.nature.com/news/chinese-scientists-genetically-modify-human-embryos-1.17378)

倫理的な問題もあってネイチャーやサイエンスに掲載を拒否されたというこの論文を瞬速でアクセプトしたPROTEIN & CELL誌とは一体どのような雑誌なのでしょうか?

PROTEIN & CELL誌を発行しているのはシュプリンガー(Springer)社ですが、チーフエディターが中国の人で、他のエディターも5人中4人が中国、ボードメンバーも66人中26人が中国の人です。また、この雑誌は通常の学術論文を掲載するだけでなく、特に、

Presents research highlights, news and views, and commentaries covering research policies and funding trends in China (http://www.springer.com/life+sciences/biochemistry+%26+biophysics/journal/13238)

中国の研究動向を取り上げる方針を持っており、さらに、オープンアクセスのための論文掲載費用は、

Protein & Cell is a peer-reviewed open access journal published monthly. The open access fees (article-processing charges) for this journal are kindly sponsored by Higher Education Press, Beijing Institutes of Life Science, Chinese Academy of Sciences and Biophysical Society of China. Authors can publish in the journal without any additional charges.(http://www.springer.com/life+sciences/biochemistry+%26+biophysics/journal/13238)

中国の機関が負担しています。この雑誌へ論文を投稿している研究者もほぼ全てが中国人で、『中国人研究者のために中国人が作った中国の英文科学雑誌』という趣きが伺えます。

参考

  1. Liang et al., CRISPR/Cas9-mediated gene editing in human tripronuclear zygotes.  Protein & Cell 18 Apr 2015
  2. Chinese scientists genetically modify human embryos (Nature News 22 April 2015)
  3. ヒト受精卵:遺伝子改変…中国チームが論文(毎日新聞 2015年04月23日):”国立成育医療研究センター研究所の阿久津英憲・生殖医療研究部長は「技術は革命的だが、目的外の遺伝情報にも改変が起きてしまう点で未完成。ヒトの受精卵 に応用するような段階ではない。論文の結論部分も、やる前からわかっていたはずの内容だ。科学的にも倫理的にも、問題の多い論文と言える」と話す。”
  4. First experiment ‘editing’ human embryos ignites ethical furor (Reuters Apr 23, 2015):”Biologists in China reported carrying out the first experiment to alter the DNA of human embryos, igniting an outcry from scientists who warn against altering the human genome in a way that could last for generations.”
  5. ヒト受精卵の遺伝子を操作 中国チーム論文に倫理的懸念(朝日新聞DIGITAL 2015年4月24日):”17日付の中国の科学誌「プロテイン&セル」に掲載された論文によると、チームは酵素を使って遺伝子を改変する「ゲノム編集」という技術で、狙った遺伝子だけを置き換えようとした。”
  6. 人の受精卵DNA改変か – 中国チームが発表(マイナビニュース/共同通信社 2015/04/23):”人の受精卵のDNAを改変し、異常な遺伝子の修復が可能かどうかを調べたとする研究結果を中国・中山大のチームが23日までに発表した。”

 

関連記事

 

ムーアの法則50周年

「コンピュータチップに集積されるトランジスターの数は2年ごとに倍に増えるだろう」(The number of transistors incorporated on a computer chip will double every 2 years. )という経験則、いわゆる「ムーアの法則」が1965年に提唱されてから、今年で50周年になります。

提唱者であるゴードン・ムーアさんが振り返る50年のテクノロジーの進歩。
Intel celebrates 50th Anniversary of Moore’s Law w. Gordon Moore

ムーアの法則が終焉する理由をDerek McAuley教授が解説。
Is it the End for Moore’s Law? – Computerphile

ムーアの法則が成りたたなくなる理由をSciShowが一般向けに解説。
Moore’s Law and The Secret World Of Ones And Zeroes

参考

  1. Moore’s law is the observation that, over the history of computing hardware, the number of transistors in a dense integrated circuit has doubled approximately every two years. (Wikipedia)
  2. ムーアの法則(ウィキペディア):”1975年には、ムーアは今後2年毎に2倍のペースにしかならないだろうという見通しを立てた。彼は自分が「18か月ごと」と言ったことは一度もないのに、そう引用されたのだと主張している”。

九大農教授が講義中にアダルトビデオ画像

九州大学農学部の教授が、2015年4月15日の2限目の分子生物学の講義中にうっかりアダルトビデオの画像を上映してしまうハプニングがあったそうです。授業を受けていた学生はおよそ100人。その中の学生の1人が写真を撮影しTWITTERに投稿しネット上で拡散しました。これを受けて九州大学が事実関係を確認したとのこと。

教授のコメント:「申し訳なかった」(スポニチアネックス)

九州大のコメント:「不適切な事案が起き、極めて遺憾。厳正に対処する」(共同通信社)

参考

  1. 大学授業にわいせつ画像 九州大、教授が誤って映す47ニュース(2015/04/18):”大学によると、15日の2限目の授業で教材ビデオを大型モニターで映した直後、保存されていた履歴が表示され、約30秒間、アダルトビデオの静止画像3枚が映し出された。
  2. 九大授業中にAV出現…男性教授がPC保存 学生ツイッターで拡散(スポニチアネックス 2015年4月19日):”投稿された写真には、講義室らしき部屋の大型スクリーンに、ほぼ全裸でベッドにうつ伏せになっている男性と、その横に立つ白衣の女性が写っていた。女性が男性に対しマッサージを施しているように見える。”

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)から流出した内部文書3万点と電子メール17万3千通をウィキリークスが公開

ウィキリークスは、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)から流出した内部文書3万点と電子メール17万3千通を2015年4月16日にウェブサイトで公開しました。これらの文書や電子メールは、キーワード検索可能になっています。

ジュリアン・アサンジュ代表は「影響力のある多国籍企業がどのように動いているのかを知ることができる。これはみなが共有する財産だ」とのコメントを出した。(朝日新聞DIGITAL)

Today, 16 April 2015, WikiLeaks publishes an analysis and search system for The Sony Archives: 30,287 documents from Sony Pictures Entertainment (SPE) and 173,132 emails, to and from more than 2,200 SPE email addresses. (https://wikileaks.org/sony/press/)

SPEは声明で、サイバー攻撃が悪意のある犯罪行為だったと指摘。流出した社員情報や非公開情報を検索可能にしたことを強く非難する、とした。(ロイター/ハフィントンポスト2015年04月17日)

参考

  1. ウィキリークス、ソニー子会社の流出文書公開 約3万点(朝日新聞DIGITAL 2015年4月17日):”内部告発サイト「ウィキリークス」は16日、昨年11月に北朝鮮に関係するとみられるハッカー集団によって大量に流出したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の内部文書約3万点を自らのサイト上で公開した。”
  2. ソニー・ピクチャーズがウィキリークス非難、流出文書ネット公開で(ロイター/ハフィントンポスト 2015年04月17日)

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染

1986年のチェルノブイリ原発事故から10年後、内部被ばくの被害に関するドキュメ­ンタリー番組

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4

チェルノブイリ原発事故 ある科学者の告白

ドキュメンタリードラマ チェルノブイリの真相~ある科学者の告白~Chernobyl Nuclear Disaster
製作 BBC/Discovery Channel/ProSieben (イギリス/アメリカ/ドイツ 2006年)
この作品はチェルノブイリ原発事故の直後から現地で調査・対策に当たった科学者の証言をもとに再構成したドラマです
チェルノブイリ原発事故 ワレリー・レガソフ回想録 Part 1/4

チェルノブイリ原発事故 ワレリー・レガソフ回想録 Part 2/4

チェルノブイリ原発事故 ワレリー・レガソフ回想録 Part 3/4

チェルノブイリ原発事故 ワレリー・レガソフ回想録 Part 4/4

福井地裁が高浜原発再稼働禁止の仮処分 

福井県や関西の住民ら9人が関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てに関し、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、再稼働を認めない決定を出した。仮処分の手続きで原発の運転差し止めが認められたのは初めて。(高浜原発:再稼働差し止め 新基準の安全性否定 福井地裁 (毎日新聞 2015年04月14日))

高浜原発再稼働認めず 福井地裁が仮処分”>高浜原発再稼働認めず 福井地裁が仮処分

樋口裁判長は、原子力規制委員会が2013年(平成25年)7月に施行した新規制基準は、「緩やかすぎて、これに適合しても原発の安全性は確保されない」と断定しました。再稼働に向けた審査の前提となる新規制基準自体が否定されるという厳しい判断です。(参考記事:朝日新聞DIGITAL)

決定文要旨(PDF)
hanketsubunyoshi
高浜原発仮処分決定(脱原発弁護団全国連絡会) 決定文要旨(PDF) 決定文(PDF) 弁護団声明(PDF)

原子力規制委員会は2015年2月12日、再稼働に必要な審査を進めている関西電力高浜原発3、4号­機(福井県)の安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定した。審査­合格は九州電力川内1、2号機(鹿児島県)に続き2例目。

参考

  1. 速報:高浜原発仮処分決定!(脱原発弁護団全国連絡会 2015年4月14日):決定文要旨(PDF) 決定文(PDF) 弁護団声明(PDF)
  2. 新規制基準について(原子力規制委員会) 実用発電用原子炉及び核燃料施設等に係る新規制基準について【PDF】(施行 平成25年(2013年)7月8日~)
  3. 福井地裁、高浜原発再稼働禁止の仮処分 新規制基準「安全確保せず」(ロイター 2015年 04月14日):”関西電力高浜原発3・4号(福井県高浜町)をめぐり、福井県や関西の住民9人が再稼働の差し止めを求めた仮処分申請で、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、住民側の請求を認め、両機を「運転してはならない」と関電に命じた。”
  4. 高浜原発 再稼働認めない仮処分決定(NHK NEWS WEB 2015年4月14日):”福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は「国の新しい規制基準は緩やかすぎて原発の安全性は確保されていない」という判断を示し、関西電力に再稼働を認めない仮処分の決定を出しました。”
  5. Japan court bars restart of Takahama nuclear reactors (BBC News) :”A Japanese court has blocked the restarting of two nuclear reactors in the western city of Takahama, after local people raised safety concerns.”
  6. Japanese Court Rejects Bid to Restart of 2 Nuclear Reactors (New York Times/Associated Press APRIL 14, 2015):”A court issued an injunction Tuesday ordering two nuclear reactors in western Japan to stay offline, rejecting regulators’ safety approval of the reactors’ planned restart later this year, a decision that could further delay the government’s restart plans.”
  7. 原子力災害に係る福井県の対応について(福井県)

小出裕章氏(京都大学原子炉実験所)の講演 2014年2月15日 於 青森県弘前市 弘前文化センター

2014年2月15日 京都大学原子炉実験所の小出裕章氏の講演 1 / 3

2014年2月15日 京都大学原子炉実験所の小出裕章氏の講演 2 / 3

2014年2月15日 京都大学原子炉実験所の小出裕章氏の講演 3 / 3

参考

  1. 川内原発再稼働見えず九電社員「心が折れそう…」(産経ニュース2015.2.13);”補正書をめぐり、九電の原発部門に対する規制庁側の要求は、厳しさを増している。内容だけでなく、書式を含めて細かいチェックが入り、作り直しが続く。現在計4万ページの補正書は大幅な修正の結果、6万ページにも達しそうだという。…高浜原発の合格を獲得した関電は、したたかだった。九電との折衝における規制庁の言動を逐一つかみ、自社の書類に即座に反映させている。この結果、関電は高浜原発の補正書の大半をすでに提出した。8万2千ページにも達したという。”
  2. 2015年、原発「再稼働」と「廃炉」はどうなる?老朽原発”原則廃炉”は守られるか(東洋経済 2015年01月04日)
  3. 原発推進派が反対派を押し切った2014年 2015年は原発再稼働と電力改革が本格化――エネルギー業界この1年を振り返る (ダイヤモンド・オンライン編集部【第2回】 2014年12月29日)
  4. 電事連会長「2015年は原発再稼働に全力」 (東洋経済ONLINE 2014年12月24日)
  5. なぜ原子力発電の再稼働は難しいのか (PRESIDENT Online 2014年12月24日):”東日本大震災によって起きた福島第一原子力発電所の事故後、国内の原発48基は順次運転を停止、現在もすべてが運転を停止している。…この状況を打開するために安倍内閣は、従来以上に安全性に配慮した「新規制基準」を満たした原子力発電所の再稼働を進めていく方針を示した。”
  6. 原発再稼働の真の目的は?安倍政権が原発輸出に固執する恐ろしい理由 (LITERA 2014.09.23)
  7. あさこはうす・小笠原厚子さんの講演 2013年3月10日・原発ゼロへのカウントダウンinかわさき集会&デモ 発言の要旨
  8. 大間原子力発電所の建設工事の再開について(電源開発株式会社 平成24年10月1日):”当社は、本日、大間原子力発電所の建設工事を以下のとおり再開することといたしますので、お知らせします。当社が建設を進めている大間原子力発電所は、平成23年3月11日の東日本大震災以降、本体の建設工事を休止しておりましたが、平成24年9月14日に国の革新的エネルギー・環境戦略が決定され、その後、建設中の原子力発電所の取り扱いが明確になったことを踏まえ、地元の皆様のご理解の下、建設工事を再開することとしたものです。”

電王戦 阿久津八段にAWAKE開発者が21手で投了

2015年4月11日(土)に行われた電王戦FINAL第5局 阿久津主税八段 対 AWAKE は、たったの21手め、対局開始後わずか50分後にAWAKE側が投了するという、予想外の幕切れとなりました。投了はソフトのAWAKEではなく、AWAKE開発者である巨瀬亮一氏の判断によるものです。

ほとんど「事故」のような形で将棋電王戦が終わりを告げたのは、いかにも異種格闘技戦らしかったというべきでしょうか。電王戦FINALに参加した5人のソフト開発者と五人の棋士らがそろって記者会見に臨みましたが、人間とコンピュータが異種というよりも、プロ棋士という人間とコンピュータ将棋開発者という人間の両者の勝負に対する考え方の違いや将棋に関する価値観の違いが際立った会見となりました。さらに、コンピュータ将棋開発者も五者五様で、一口にコンピュータ将棋ソフトと言っても、それぞれが異なる考えの元に作られていることが伺えます。

投了までの指し手 ⇒ <投了まで>将棋棋譜速報 将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE(将棋上達の探求)

コンピュータが2八角という悪手を指す可能性があることを事前研究で知っていた阿久津主税八段の作戦勝ちになったようです。

【放送事故】 わずか21手、ソフトまさかの投了!? △2八角を打ち、劇的な幕切れ! 解説付き 【将棋電王戦FINAL第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE】

投了直後の実況解説者の説明:「この局面だけを解説しますと2八角はいずれ安い駒としか交換できない、角と桂の交換くらいになってしまうんですね。後手は 大幅な駒損をしますので、まあ正直プロ的にはこの局面は大差です。先手が大優勢です。(後手は2八角を)打ってしまってはいけないですね。なので、局面だけみたら確かに、先手がはっきり大優勢なんですけど。」

【将棋】 対局直後のインタビュー + 投了局面以下の解説 【将棋電王戦FINAL第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE】

対局直後の囲み取材における阿久津八段のコメント:「(2八角という手について)今回(事前)貸し出しというルールで、貸し出ししてもらって3日目か4日めくらいにいろいろな形を試しでやっていた中で、コンピュータ将棋の中では有名な筋なんですかね、試しにやってみたら打ってくることもあるということで、そのときから知ってました。(こういう作戦を使うことの葛藤みないなものはありましたか?)普段(棋士同士では)全然やらない形なので、そういう葛藤ももちろんありましたけど。やはり団体戦ということもありますし、2勝2敗で結果を求められているということもあったので、一番勝算が高い形を取るべきかなと思いました。結果に関しては素直に嬉しいという感じではないですけど、とりあえず良かったかなと思います。」

対局直後の囲み取材における巨瀬亮一氏のコメント:「この形に誘導されると(持ち時間が)長時間でもかなりの確率で2八角を指してしまうのがわかっていたので、1六香と上がった時点で投了しようと思っていました。すでにアマチュアの方が指されていた形なので、ちょっとプロとしてはやりづらいんじゃないかと思っていました。(2八角の手に気付いたのはいつ?)全然気付いていなくて、『勝ったら100万円!』のときに気付きました。(改善できないのか?)評価関数で玉の近くに馬ができるのを過大評価してたりするので、評価関数の表現能力の限界があるというか。角が殺されるまでわからなくて、結構枝刈りしてしまうので、この手を指してしまうということですね。」

二コファーレ会場の聞き手:「100万円チャレンジでこの2八角が出て、巨瀬さんはこれで知ったということでしたけども、阿久津八段はもっと早くから知っていたということですかね。」
二コファーレ会場の解説者 森内俊之九段:「貸し出しがあって三日目くらいで自分で気付いたということで、相当調べたんだなということは感じました。」

まさに、米長邦雄 永世棋聖が亡くなる前に予言した通りのことが起きました。

このインタビューの中で米長永世棋聖は、棋士が自分を殺して、コンピュータの欠陥やソフトの意外な弱点を突き、見ている人間につまらない将棋だなと思ってもらえればプロが勝つという不思議なことになるだろう、と話しています。

将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税八段 vs AWAKE 1/5

21:10 (立会人)定刻になりました。阿久津八段の先手で対局を開始して下さい。
41:25 (読み上げ)先手、2八銀
43:23 (解説)ちょっと変わった手が出ましたね、2八銀。
43:53 (解説)予備知識がなければ、絶句する手ですよね。
44:06 (解説)この手を普通に解説してたら、2八銀っていうのは符号の間違いでしょ、なんかの間違いじゃないですかっていうとこですけど。こういう手もあると聞いているので、驚きません。(将棋を)覚えた手の人が指したら、こういう手はいけませんよと言われそうですけど。大丈夫なんですかこれは?
(聞き手)研究手(けんきゅうしゅ)ということ?
45:25(解説)深い狙いがあるんじゃないかと。
45:33 (聞き手)画面下に観戦記者の野月七段のコメントが入りましたが。
(解説)2八角がどうのこうのって。
(聞き手)そうですね、打たせるってコメントが今出ましたが。
47:15 (解説)この後2七銀と上がると聞きました、噂で、作戦ね。あえてここで銀あがって角打たれそうじゃないですか。でも打たれても大丈夫なんですよ。打たれても被害はないんですよ。それどころか、この角を、手はかかりますけど殺すこともできるので。取れる可能性があるんです。プロ同士なら(2八角を)打たないですね。人間なら絶対打たないです。初心者なら打ちたくなるんだけど。だけど、コンピュータは打ってくるとみてるんですよね。しかも、打ってくんなきゃ困るわけでもないんですよ。なんというか、お楽しみ抽選会みたいなもんですよ。
(解説)お楽しみは継続してもいいんですか?ワンチャンスじゃなくて、もう2回、3回。打ってくるまで待っていると。
54:18 (聞き手)2八角打たせるというのが100%登場するわけではないというコメントも先ほど流れていましたね。
1:07:25 (聞き手)中継つながっている間に2手ほどすすみまして、やはり2七銀と。
(解説)まず2七銀と予想通り上がりまして。注目の角を打つか打たないかと思ったら、(後手AWAKEは)5三銀と。当然打ちませんでしたね。
(解説)ちょっとほっとしましたね、今。
(聞き手)まだ、待つということなんでしょうか。
(解説):まだあきらめませんよ。(先手)9六歩、これも作戦の一環でしょうね。先手がなるべく条件を整えないで。(後手が)条件が良くなったから打とうかな、と考えてもらおうということでしょうね。
(聞き手)次の手、注目ですね、打つかどうか。
1:09:10 後手2八角。打ちました。打ってしまいましたね。
1:09:35 1六香。
1:09:45 (AWAKE開発者)ここで投了します

将棋電王戦FINAL 最後の記者会見

本局でハメ手が使われたことについて
15:45 (AWAKE開発者 巨瀬氏の感想)今回はアマチュアの方が指していて既に知っているハメがたちになって、それをプロが指してしまうというのは、プロの存在意義を脅かすのはプロ棋士なんじゃないかと思っています。
17:15 (阿久津八段の感想)相手の悪手を誘う含みにした指し方にしたんですけど、勝つために最善を尽くしてやらなくちゃいけないなということで本局の四間飛車という作戦を選びました。
29:45(質疑応答 読売新聞)21手で投了したのは、これ以上良くならないからなのか、それとも、これ以上指し進めても意味がないと考えられたからなのか?
(巨瀬)どちらの意味もあります。あのまま進めても勝つ見込みは全くないと思ったので投了しました。
37:15 (報知新聞)今日の将棋について。再三、アマチュアが指した手をプロが指して残念だという言葉がありますけども、それがアマチュアが指した手であれ、コンピュータが指した手であれ、盤上の最善手を常に追求するというのが棋士の尊さでもあるように思うんですが。なぜそれが残念だと思われるのか?先ほど棋士の存在意義を脅かすという言葉もありましたけども、なぜそれが脅かすんでしょうか?それが否定されたとき、じゃあ棋士はどうあらねばならないんでしょうか?
38:05 (巨瀬氏)単純に、今日の将棋を見て面白いと思ったかというのがまず一つあると思います。プロは勝たなきゃいけないのは確かなんですけど、やっぱり面白いと思ってもらうことには、今後将棋界が生き残っていくのは大変なんじゃないかなと思っていて。今日の指し方はそれを否定するような指し方だと思いましたから、それで、プロの存在意義を脅かすと言ったわけです。
38:50 (NHK)面白い将棋を指す、魅せる将棋を指すということと、勝つ負けるというプロとして譲れない部分と両方天秤にかけた結果だと思うんですけれども、どのような心境でこのような手を選ばれたのかというのを。
39:30(阿久津八段)もちろんいろいろな意見があるとは思うんですけど。見ている方が楽しいと思う将棋を指すのがプロの一番の定義だと思っています。だた今回は、この電王戦を戦うにあたって本番と同じ仕様のソフトを貸していただいているルールの中で、やれる範囲内の中で勝率が上がっていくのような形を検証して、自分にできる最善を尽くそうかなと思って今回はこういう作戦を取らしていただきました。

42:40(観戦記者)本局の投了以降の局面を練習でどのくらい指し次いだか、指し次いでどのくらいの勝率だったか?
43:25(阿久津八段)本局のような四間飛車で以降かなとはっきり決めたのは2週間前くらいですかね。
与えられた条件の中の勝負で、いろいろ考えた結果自分にとって最善を尽くすのがいいのかなと思って決断しました。投了図以下の局面についてですが、練習でももちろん何度か似た形をやってますけど、あの形と同じ形は実は今日が初めてだったんですね。こちらが間違えなければ、かなり優勢になるという局面なんですけど、ただそれでも結構練習の段階ではそこから私が間違えてというか食いつかれて逆転負けした将棋も何局かありました。
45:20 (ドワンゴ川上会長)貸し出し有りのルールについてなんですけども、これを決めましたのは主催であるドワンゴでして、将棋連盟様の実は反対の元、僕らが押し切って決めたルールってことを一つ申し上げたいということと、それとなぜこのようなルールにしたのかということを言いますと、..

53:15 (朝日新聞)事前貸し出しについての開発者の方々のご意見は?
54:05 (平岡氏)事前貸し出しについては反対です。勝負を五分五分に近づけるためには役立ったのかもしれないですけど、それは公平というのとは別次元であって、片方だけが練習できて、片方だけはそれ以上何もできなくて、穴があっても防げないというのはどう見てもおかしいし。川上さんもわかってると思いますが興行上五分五分に近づけないというのはあったと思うし、それを将棋連盟を呑んでしまったというのは凄く残念だし、ファイナルのファイナル、今日の対局で最悪の形で出たかなっていうのは思ってます。これ以上勝負として成り立たないのであれば別に続ける必要はないかなと思ってますし。どうするんですかね、これから。これ以上コンピュータの制限って難しいと思うんですよ。一番残念だったのは、巨瀬さんは一番プロの棋力向上に役立ちたいという思いが一番強かったと思いますし、それがこういう結果で、裏切られた感じになってしまって誰も得しなかったかなって思います。
56:29 (ドワンゴ会長川上氏)まず、興行として貸し出しありにしたわけではありません。これは異種格闘技戦ですから、人間とコンピュータが戦うこと事態がそもそもおかしいんですよね。もともとフェアな戦いっていうのは存在しないんです。平岡さんがおっしゃるフェアというのは、それこそ見せかけのフェアです。人間とコンピュータの戦いにあって、そもそも比べるのがおかしいのであって。
57:58 (西海枝氏)棋士の方の対応能力というか、嵌手でなくてもクセを見抜かれて、やっつけられちゃうんじゃないかというのを非常に警戒していたんですね。
59:18 (やねうら王)私は実は貸し出しルール賛成派なんですね。貸し出しでどれだけのハンデなのかというのをはっきりさせておきたいんですけど、プロ棋士の先生が本気で穴を狙うんなら、これはもう大駒1枚くらいのハンデ、レーティングでいうと500くらいのハンデだと思っています。それはランダム性を入れて回避しないといけないので、APERYとかランダム性入れるためにちょっと弱くなっていましたし。対策しなかったらそのまま飛車を詰まされたり角を詰まされたり、そういうリスクもありますんで。それをちゃんと回避しようとおもったら大駒一枚くらいの代償は支払わないといけないのかなというのは実感としてありまして。事前貸し出しありなら、私がプロ棋士くらいの棋力があるなら100%勝てます。これはもう5局とも100%勝てます。ていうくらいのハンデかなと私は思ってます。なんでわたし事前貸し出し賛成派なのかというとですね、たとえば将棋WARSでバックエンドでPONANZAとかが戦っているわけですけど、あのPONANZAが毎回同じ棋譜で負けるとこれ将棋WARSとしていいのかという話になっちゃうと思うんですね。人間と末永く対局して遊んでもらうための将棋ソフトというものを考えたときに、対策されない、弱くてもいいんだけどおんなじ負け方はしないというのは一つのテーマかなと思ってまして。そういう意味では事前貸し出しの中で開発者が工夫してみるというのは結構有意義な研究課題かなと認識しているんで、事前貸し出しに関しては実は賛成だったんですということです。
1:01:34 (山本氏)Ponanza強いんで何でも大丈夫です。
1:01:47 (巨瀬氏)棋力向上に役立てていただけるのなら貸し出しはあっていいと思います。ただ、今日の将棋の内容からはそれを見せるような感じには思えなかったんで残念です。

1:02:30(ヒーローズ株式会社)コンピュータ将棋というのはどの程度人口知能なのか?コンピュータ将棋を強くするのに培われてきた人工知能の技術をもっと汎用にしてどのような応用ができるのか?
1:03:20 (Apery開発者 平岡拓也氏)将棋ソフトは将棋に特化しているし、なかなか他に応用とかは難しいかなというのが私の感覚です。これに知性を感じるという人にとっては人工知能だし、単に探索して評価しているだけだと思う人は電卓の延長線上みたいなものかなとも思いますし。私自身、これが知能かどうかと考えたことはあまりないですね。
1:09:15 (Selene開発者 西海枝昌彦氏)プロ棋士の棋譜を利用して学習している段階だとですね、過去のプロの全ての棋譜の平均値をとってすばやく探索して出力するツールみたいな感じが開発しているとするので、人工知能的な感じが私はあんまりしてないんですね。いつかはこれが人工知能ですと、プロ棋士の棋譜を使わずにですね、編み出したんですというようなものを作りたいなあとは個人的には思っています。
1:05:05 (やねうら王開発者 磯崎元洋(やねうらお)氏)私がとあるコンサル案件でやっているのは、結局問題が組合わせ最適化とか非線形の最適化に帰着しちゃって、それを将棋プログラムの探索の処理で解決するみたいな処理もあったりするんで。
1:06:05 (Ponanza開発者 山本一成氏)コンピュータ将棋は応用が難しいです。将棋を指すことに特化していて、他のことは全く何もできません。専門性と汎用性というのは両立し難いというのが本当のところです。人工知能が社会に与えるインパクトという意味では、将棋プログラムは未来を行っているかなとは強く思います。人工知能が人間に追いつき追い越そうとしていることに、社会がどう反応するかといったことについては汎用性があるテーマかなと思っています。
1:07:25(AWAKE開発者 巨瀬亮一氏)今コンピュータ将棋に使われている技術が人工知能の発展に役立つとは全く思っていなくて、ただ私自身も、そのうち人工知能を作りたいという思いがありまして。その土台となるのはあると思います。

参考

  1. AWAKEに勝って100万円企画にゴールドラッシュ到来!(やねうら王 2015年3月1日):”ソフトにわざと角を打たせるわけですね。この角は詰んでるのですが、なかなか死なないし、成れるのでソフト側は自分が良しだと判断してしまい、短い考慮時間では28角を打ってくるというわけです。私見ですが、この局面に誘導されたときに28角を打つソフトは結構あると思います。”
  2. 将棋電王戦、ソフト側が突然投了 棋士側、初の団体勝利 (朝日新聞DIGITAL 2015年4月11日)
  3. 「将棋電王戦」最終局はソフト側21手で電撃投了、3勝2敗でプロ棋士が勝ち越し (マイナビニュース2015/04/11):”AWAKEは「将棋電王戦FINAL」出場に先立って、アマチュアと対戦する企画に出場していたが、その際本局と同じ展開から敗れており、第5局でも同じ形を阿久津八段が採用するかどうか注目が集まっていた。”
  4. 電王戦最終局、異例の「21手投了」に至ったAWAKEの真意は 「一番悪い手を引き出して勝っても意味ない」 (ねとらぼ 2015年04月11日)”WAKEは以前、「電王『AWAKE』に勝てたら100万円!」という企画でアマチュアと対戦した際、「自陣にあえて隙を作ることで、AWAKE側に持ち駒の角を打たせて捕獲してしまうことができる」という、ある種の「ハメ手」が見つかっていました。今回、阿久津八段もこの打ち方を採用し、序盤にAWAKEの角を獲得。この直後、AWAKE開発者・巨瀬亮一さんが投了を宣言し、AWAKE側の負けが決まりました。”
  5. 2月28日(土)、3月1日(日) 電王AWAKE(ノートPC)に勝てたら100万円! (ニコニコ動画)
  6. 電王AWAKEに勝利し100万円ゲットした山口直哉さんの必勝法。△2八角を打たせる (将棋ワンストップ・ニュース):”2015年2月28日にニコニコ生放送で中継された「電王AWAKE(ノートPC)に勝てたら100万円」(1日目)ですが、1日目にして電王AWAKEが敗れる事態が発生しました。..先手は自陣の2八の地点への利きをなくして、後手から2八角を打たせるように誘導。後手AWAKEはまんまとその罠にはまり2八に角を打ってきました。..数手先までは広く読むが、ある手数を超えた先の手は考慮しないというコンピュータの読みのアルゴリズムが影響していると思われます。”
  7. HEROZ JAPAN AI x mobile:事業内容 人工知能(AI)などの技術によるストラテジーゲーム及びスマートフォンアプリなどのモバイルサービスの企画・開発・運営

人工知能と人間の頭脳との戦い 将棋電王戦がいよいよ最終章へ

2012年1月に米長邦雄 永世棋聖がコンピュータ将棋プログラム「ボンクラーズ」(伊藤英紀氏が開発)と対局したのが、将棋電王戦の始まりでした。翌年からは5対5の団体戦の形で開催されてきましたが、2015年の第4回将棋電王戦はFINALと銘打たれており、これが最後となる予定です。

これまでの対戦成績は、

第1回 将棋電王戦 一番勝負 持時間各3時間
2012年1月14日 ● 米長邦雄永世棋聖  ボンクラーズ/ 伊藤英紀  ○

第2回 将棋将棋電王戦 五番勝負 持時間各4時間
2013年3月23日 第1局 ○ 阿部光瑠四段 習甦/竹内章 ●
2013年3月30日 第2局 ● 佐藤慎一四段 ponanza/山本一成 ○
2013年4月 6日 第3局 ● 船江恒平五段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2013年4月13日 第4局 持将棋 塚田泰明九段 Puella α/ 伊藤英紀 持将棋
2013年4月20日 第5局 ● 三浦弘行八段 GPS将棋/田中哲朗・森脇大悟 他 ○

将棋電王戦リベンジマッチ
2013年12月31日  ○ 船江恒平五段 vs ツツカナ ●

第3回 将棋電王戦 五番勝負 持時間各5時間
2014年3月15日 第1局 ● 菅井竜也五段 習甦/竹内章 ○
2014年3月22日 第2局 ● 佐藤紳哉六段 やねうら王/磯崎元洋 ○
2014年3月29日 第3局 ○ 豊島将之七段 YSS/山下宏 ●
2014年4月 5日 第4局 ● 森下 卓九段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2014年4月12日 第5局 ● 屋敷伸之九段 ponanza/山本一成 ○

将棋電王戦リベンジマッチ 持時間各8時間
2014年7月19日 ● 菅井竜也五段 習甦 ○

将棋電王戦リベンジマッチ 持ち時間3時間、継盤使用可
2014年12月31日 ○ 森下卓九段 ツツカナ ● (裁定による勝敗)

第4回 将棋電王戦(FINAL) 五番勝負 持時間各5時間
2015年3月14日 第1局 ○ 斎藤慎太郎五段 Apery/平岡拓也 ●
2015年3月21日 第2局 ○ 永瀬拓矢六段 Selene/西海枝昌彦 ●
2015年3月28日 第3局 ● 稲葉 陽七段 やねうら王/磯崎元洋、岩本慎 ○
2015年3月 4日 第4局 ● 村山慈明七段 ponanza/山本一成、下山晃 ○
2015年3月11日 第5局 阿久津主税八段 AWAKE/巨瀬亮一

将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKE 2015年4月11日(土)10:00対局開始 東京・将棋会館  9:30 ニコニコ生放送 のPV
将棋電王戦FINAL第5局で阿久津主税(あくつ ちから)八段と対戦する将棋ソフトはAWAKE. AWAKEはこの将棋電王戦FINALの出場資格を得るための大会、第2回電王トーナメント(2014年11月1日~3日)で優勝し、「電王」の称号を手にしたソフトです。 【将棋・電王戦決勝】 awake VS ponanza 2014年11月3日

第3回将棋電王戦 第5局 屋敷伸之 九段 vs ponanza

第3回将棋電王戦 出場棋士発表PV 人類VSコンピュータ 第3回将棋電王戦 出場棋士がついに発表!第2回将棋電王戦の敗北を受け、第3回は更なる強豪棋士が出場します。
【完全版】第2回将棋電王戦 第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 PV

第2回将棋電王戦に関しての羽生善治三冠のインタビュー
第2回将棋電王戦PV

【米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ】プロ棋士 対 コンピュータ 将棋電王戦 告知PV

参考

    1. 棋戦情報 電王戦(日本将棋連盟)
    2. 【続報】年越しの電王戦 激闘20時間の末に人間側勝勢のまま指し掛け(ニコニコニュース/ガジェット通信 2015/1/1):”強豪将棋コンピューターソフト「ツツカナ」に森下卓九段が挑んでいた「電王戦リベンジマッチ」は、約20時間・152手の激闘の末、森下九段勝勢のまま、コンピュータが負けを認めず延々と指し続けるため、1月1日5時26分、後日指し掛け(対局中断)となった。”
    3. 電王戦リベンジマッチ 森下卓 九段 vs ツツカナ 中断に対する批判まとめ (TOGETTER)
    4. PV 「電王戦リベンジマッチ」2014.12.31 森下卓九段 vs ツツカナ (ニコニコ動画)
    5. 「第2回電王トーナメント」レポート(日本将棋連盟 2014年11月 4日):”「何とかしてPonanzaの連覇を止めたかったので、達成できて言葉で表現できないほど嬉しいです。電王戦FINAL出場に当たって、棋士の先生には申し訳ないんですが、そこまで勝負自体にはこだわりはないです。コンピュータを使っていかにプロ棋士が強くなって、将棋のレベルが上がることに貢献できるかというところにモチベーションがあります」(巨瀬さん)”
    6. 電王戦リベンジマッチ・森下卓九段 VS ツツカナは森下九段の判定勝ちに (2ch名人):”判定勝ちの理由として、中断局面からコンピュータ同士で対戦して、後手(森下九段側)の100戦100勝。 ”
    7. 将棋電王戦リベンジマッチ 激闘23時間 菅井竜也五段 vs 習甦 (ニコニコ生放送 2014年7月19日)(20時間58分45秒)
    8. 第2回将棋電王戦第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 棋譜 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg58174 ニコニコ静止画
    9. 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実 【前編】対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音 (現代ビジネス 2013年04月29日):” 「棋士の文化と、われわれ研究者の文化は違うんですよ。棋士は『この一局の勝負にすべてが懸かっている』と考えます。だけど私たちは『1000局指してみないと本当の強さなんてわからない』と考えている。一局だけでは、出来不出来がありますからね。研究者はいつも、誤差のかたまりを相手にしているんですよ。だから今日の結果で、コンピュータのほうが強いとか、人間のほうが強いとか、そういうことはまったく考えません。負かされて、修正すべき点が見つかればそこを直す。その繰り返しです。(GPS開発者の1人金子知適氏)”
    10.  「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか(現代ビジネス 2013年05月15日):”ずっと将棋をやってきた者としては、プロの権威を傷つけたくはない。でも開発者としては、ソフトの力を試したい。葛藤があります。傷つきなんかしない、杞憂だとは思うけど、でも杞憂であってほしいという願望かもしれない。(ponanza開発者山本氏)” ”私は、悪手を指して負けたわけではないのです。GPSも、一手の悪手も指していません。”(三浦八段)
    11. 【第2回電王戦】Puella αx塚田泰明のクライマックスを見たかった(ニコニコ動画):第4局 塚田泰明九段 Puella αの対局で持将棋になった場面から局後のインタビューまでの動画。
    12. 第2回将棋電王戦第4局 塚田泰明九段 vs Puellaα 棋譜(ニコニコ静画)
    13. 佐藤 大輔(さとう だいすけ、1974年 – )は、日本の映像作家。フジテレビジョンを経て、現在は株式会社佐藤映像代表。将棋「電王戦」プロモーションビデオ(2012年〜、ニコニコ生放送)(ウィキペディア)

電王戦 村山七段がponanzaに敗れる

2015年4月4日(土)、奈良薬師寺の舞台で将棋電王戦FINAL第4局が行われ、村山慈明 七段がponanza(ポナンザ)に敗れるという結果になりました。

棋譜が見られるブログ ⇒ <投了まで>将棋棋譜速報 将棋電王戦FINAL第4局 「ponanza」対「村山慈明七段」(将棋上達の探求 2015年04月04日)

ponanzaの初手は7八金。一般的には7八金に対しては振り飛車をするのが有利になりやすいと言われるそうですが、村山七段は振り飛車は選びませんでした。村山七段はコンピュータ将棋対策として「相横歩取り」というプロ同士ではさほほど多くみられない戦型に持ち込みました。しかし、「攻めのponanza」は予想に反して21手目で3六飛と引いたため、飛車角総交換などの激しい戦いへ進まず、力戦(りきせん)模様となりました。解説者によると19手目の7七歩はここ40年くらいないそうで、 コンピュータ将棋らしくponanzaは常識にとらわれない手を指したようです。97手までで先手番ponanzaが勝利。

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 1/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 2/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 3/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 4/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 5/

対局後の記者会見では東(あづま)将棋連盟常務理事が、序盤研究の第一人者である村山七段が序盤から押されぎみの展開になるなどponanzaの実力が際立っていたと述べました。

村山七段は今回の対ponanza戦に向けてこの半年間、ponanzaと練習対局をして研究を重ねてきましたが勝率が1~2割あったかどうかというくらいに強い将棋ソフトだったそうです。将棋電王戦FINALのに参加したことで得られた収穫は何かと聞かれて、けっこう棋風かわったねと言われるくらいの影響を受けており、ponanzaに引き上げてもらった部分もあると、率直にponanzaの実力を認めていました。

参考

  1. 「将棋電王戦FINAL」第4局村山七段が敗れ2勝2敗に並ぶ、決着は最終局へ(マイナビニュース 2015/04/04):”終局後の会見で村山七段は「相横歩取りは、練習では激しい将棋になることが多かった。本譜は練習でほとんど指されず、研究していない形になってしまった。いい将棋が指せなくて残念です」と肩を落とし、ponanzaの開発者・山本一成氏は「力が出やすい展開になって、序盤の分かれは悪くないのではと思っていた。両者勝ち越しをかけて第5局を戦うのは初めて。つなげることができたと思う」と語っていた。”
  2. ponanzaが完勝しコンピューター側が2勝2敗のタイとなる|将棋電王戦FINAL(週アスPLUS 2015年04月04日)
  3. 将棋電王戦FINAL第4局、ponanzaが「将棋の定跡に重大な問題提起」した構想で村山慈明七段に完勝 (将棋ワンストップ・ニュース):”終局後、佐藤康光九段は、森下九段が「将棋の常識が覆る」と言った▲7七歩△7四飛▲3六飛の手順について「かなり重大な問題提起。これはおそらくプロの棋士でも考えた人がいないのでは。定跡に問題提起した」とも話していました。”
  4. 将棋電王戦、ソフトが勝つ 2勝2敗で最終局へ 村山七段の奇襲実らず(日本経済新聞2015/4/4):”事前の練習将棋での勝率は1、2割だったという村山七段。ポナンザの強さを認めるだけに「(苦しいといわれる)後手番で、ポナンザ相手に正攻法で受けに回るのは厳しい」とみて、「奇襲」ともいえる作戦「相横歩取り」戦法を採用した。”
  5. 将棋:電王戦、ソフト勝ち2勝2敗に(毎日新聞 2015年04月04日):”村山七段は「序盤で飛交換を避ける予想外の手を指され形勢を損じた。研究不足というしかない」、山本氏は「盛り上がる展開になってうれしい」と語った。”
  6. 第84期棋聖戦五番勝負第2局 【渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖】の棋譜と感想(結城の将棋ブログ 2013年6月22日 ):”愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」にて、第84期棋聖戦五番勝負第2局【渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖】が行われました。…ニコ生解説の塚田泰明九段も「タイトル戦で久々に見た」と仰っていたように、羽生三冠が後手番で相横歩取りを選んだのは24年ぶりらしいです。”

松本紘(前)京大学長が理研理事長に就任

理化学研究所の新理事長・松本紘氏による就任会見

11:10~ 質疑応答。
11:25 ニコニコ動画。STAP問題について。
13:45 日刊工業新聞。理事の顔ぶれについて。
16:35 弁護士ドットコム。STAP問題、小保方氏に対する評価について。
17:40 日経BP。STAP問題の理研の対応について。研究不正への対応について。まだ性善説でいくのか?
21:05 日本経済新聞。STAP問題は個人の責任なのか?そのような個人がいたら防ぎ得ないのか?CDBの今後の運営に関して。
25:15 産経新聞。アクションプランの踏襲において最も緊急で重要な課題は。京大総長時代の組織改革経験は理研でも役立つと思うか?理事が刷新されてSTAP問題経験者がいくなったがアクションプランを全うする自信のほどは?
29:15 共同通信。現場主義ということだが、CDBに行く予定は?研究費の返還は行われたのか?
30:35 朝日新聞。火中の栗を拾うような状況で理事長職を引き受けた気持ちは?具体策をいつごろまでにまとめるのか?ステークホルダーという表現もあったが、社会への還元を意識していくということだが、STAP問題などで行き過ぎた成果主義があったのではという指摘もあるが、どのような兼ね合いで進めていくのか??
34:40 読売新聞。現場をみていくにあたって、研究の特にどういう部分を見てみたいのか?今まで理研の外から見た理研のいいところ、悪いところ?
38:05 読売新聞。これまでの自身の研究経験と理研の研究内容があまりオーバーラップしないことに関しては。アクションプラン実現までのスピードは。
42:00 共同通信社。STAP細胞論文問題。未解明のまま調査終了したが、解明の再検討はあるのか。透明性、社会への説明、発信。ご自身の研究をどう進めたいとかあれば。
45:50 フジテレビ。野依前理事長と何か話しをされたのか。理研と京大の組織としての一番の違いは?
47:05 日本放送。STAP細胞問題。当時、京大総長としてのSTAP問題の受け止め方はどうだったのか。
48:25 科学新聞。京大における白眉プロジェクトのような、理研における若手育成のアイデアは?
49:50 読売新聞。科学の信頼を取り戻すために何をやる必要があるか。
52:30 フリーランス。不正が起きたときの事後処理。STAP細胞問題発覚後、不正調査を6項目に絞ったこと、再現実験を行ったことなどの対応に関して、個人的にどう評価していたのか。
54:15 東京新聞。STAP問題の対応で批判を招いたが、理研ブランドの現在の価値をどう認識しているか。
55:35 NHK。今の理研に足りない、欠けているものは?
56:55 共同通信。先生御自身のリフレッシュ方法、座右の銘。
58:50 東洋経済。世界で輝く理研であるために最低限これだけは必要というものは?

参考

  1. 理研:新理事長「胸張って研究できる体制を」(毎日新聞 2015年04月01日):”理研は1日、退任した野依良治前理事長(76)を相談役に任命したと発表。31日付で退任した川合真紀・前理事も、1日付で理事長特別補佐に就任した。”
  2. 研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて(理化学研究所 2014年8月27日):研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプランについて、資料を公表いたします。
  3. 理研CDBセンター長に阪大・浜田氏 遺伝子発見で業績(朝日新聞DIGITAL 2015年1月29日):”理化学研究所は29日、STAP細胞論文問題を受け、組織再編した多細胞システム形成研究センター(CDB、神戸市)のセンター長に、大阪大の浜田博司教授(64)を内定したと発表した。就任は4月1日付。”
  4. 新理事長就任のお知らせ(理化学研究所 2015年4月1日):本日4月1日付で、野依良治前理事長の後任として、松本紘理事長が就任しましたのでお知らせいたします。
  5. 松本 紘: 京都から大学を変える (祥伝社 ISBN:9784396113629)
  6. 松本紘 新総長 「私は戦略を示す」(京都大学新聞 2008.10.01) :”10月より第25代京都大学総長に松本紘氏が就任し、新たな京大の運営体制がスタートした。国立大学法人化から4年半が過ぎたが、今なお大学には多くの変化が迫られている。その中で総長となる松本氏は今後の京大のあり方についてどのように考えているのか、話をきいた。”