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学校教育が抱える6個の問題点 6 Problems with our School System

  2018/07/20    学校教育・教育改革

Introduction There is a growing feeling today that something is wrong with our system of education. But what is it? Well, we send our children to school to prepare them for the real world,which is changing very, very, fast. But …

SoftBank World 2018基調講演で孫正義氏が未来を予測【動画】

孫正義 softbank 2018 7月 AI講演(動画16:39) *2018年7月19日 に行われたsoftbank 孫正義さんの講演の冒頭の一部分(動画16:39) (以下、YOUTUBE書き起こしの転載。音声自動認識が不正確な語句は当サイトで修正。小見出し、太字強調は当サイト)   「未来は予測不可能」は本当か? 皆さんお早うございます。今オープニングのビデオがありましたけれども、未来が本当に今目の前に開かれようとしています。よくですねえ未来のことはよくわからない、だから現状精一杯生きるべきだと、そういうふうに言われる方がいます。本当にそれでいいんでしょうか。私はもうには多くの日本のビジネスマンの人々はですね、そういう考え方受け身で、いま起きている現実をそのまま見てですねその現実にどう対応していくか、生きていけばそれでいいんではないかというふうに思っている、そういうことに私は危機感を覚えているわけです。本当に今の現実をただしっかりと凝視してそこに真面目に一生懸命に触れて、接していけばですねそれでいいのかということですね。本当に未来はわからないのか、それはもしかしたら真剣にわかろうとしていないからそう思ってるんじゃないかっていうふうに私は思うんですね。多くの未来のことというのは常に今現在その前触れというものが目の前に存在しているということですね。その前触れをその、敏感に捉えて自分のこととして自分たちの未来の事として捉えて、一生懸命そこにまっさきにですね、人よりも早く、人よりも真剣に、人よりも深く考えて、人よりもそのことに対してですね洞察しようという思いで取り組むのか取り組まないのか。そして現状を変えていこうと、自分の現状を変えていこうと、自分たちの世の中の現状を変えていこうと、そういう努力をする人としない人、あるいは会社、結果が全然違うのではないかというふうに思います。 ビッグバン 今日はビッグバンについて少し語りたいと思います。未来について少し語りたいと思います。そして、ソフトバンクグループがどのようにそこに接していこうとしているのかということについて語っていきたいというふうに思います。まず最初に皆さんも知ってると思いますけども、138億年前にビッグバンが起きたというふうに言われています。私は宇宙の専門家ではないので、そういう風に言われていると、まあ概ねそんな頃にそういうことが起きたのではないかということでありますが。このビッグバンによってですね、宇宙がどんどん広がっていく。様々な惑星、恒星、銀河系のようなものが生まれてきて、しかもそれはですね、今も広がり続けているというふうに言われています。今現在も宇宙は広がり続けている。まさにビッグバンは一瞬で終わったわけではないということですね。 人工知能のシンギュラリティ シンギュラリティ、もう一つのビッグバンとして私はシンギュラリティがやってきているというふうに思います。このシンギュラリティ、ひと言で言うと人工知能ですね、人工知能の叡智は人間の叡智を超えていくということですけれども。この人間の叡智を人工知能AIの叡智が超えて行った時に超知性が生まれ、その超知性はあらゆる産業を再定義していくということであります。すべての産業が再定義されるとするならばさて我々はどのようにそこに接して言ったらいいのかということであります。これは人類史上最大の革命だというふうに私は思っています。このAIの進化によってですね、様々な計算がされていくわけですが、この計算は演算はですねクラウド側のみでやるわけでもない。エッジ側のみでやるわけでもない。その両方が同時にですね並行して協調し合いながら、より高度なAIの演算処理がなされていくというふうに思います。このエッジ 側とクラウド側、両方どちらかがより大事なのではなくて、両方とも大事だということですね。まずエッジ側について少し語りたいと思います。 armを買収した理由 私がアーム(arm)の買収をした時にですね、なんで携帯会社がアームを買収するんだと、なぜ今さら半導体の会社なんだと、そういうふうに言ったメディアの人たち、あるいは一般の人たち、たくさんいました。あえて私は深く説明をしませんでした。今から話す内容によってですね、何故armを買収したのか。なぜアームが大事だと思っているのかということについても少しご理解いただけると思います。ソフトバンクは通信の会社だという風にこの十数年間思われていますけれども、ソフトバンク35年の歴史の中で通信の会社をやったのはほんの1/3、十数年に過ぎません。ソフトバンクは情報革命を会社の創業からずっと今までやり続けている会社であります。その情報革命の中の、中核事業の一つが通信であります。その通信もAIのための通信だというふうに私は思っています。情報革命=AI革命だというような状況が今からやってくるというふうに思います。このアームはエッジ側のチップとして欠かすことのできないものになっていきます。 スマートフォンの中に100%存在するarmのチップ ここにいるみなさんは、一般的な人々よりもより先進的な人々だと思いますけれども、おそらくこのここにいる人の中でですね、スマホスマートフォンを自分のポケットに今持ってない人はほぼ一人もいないのではないかと思います。今世界中の人々がですね、去年たった1年間で15億台のスマホが売れました。まあ2年、3年平均してスマホが1人当たり使われるとしてですね、30億台、40億台のスマートフォンが世界中の70億人の人々の中で使われていることになるわけですね。もちろん70億人の中には赤ちゃんや小さな子どもあるいはお年寄りという方もいますので、一般のティーンエイジャーあるいは成人のほとんどの人は今やスマホを使っているという状況だと思います。そのスマホの中に100%あるものがあります。100%です。99%じゃないです。98%じゃないです。100%。100.0%存在しているのがアームのチップであります。しかもこれは周辺の、枝葉末節の部品ではなくてですね、セントラルな、自動車でいうエンジンに相当するものであります。世の中の人々が、もう、最早なくては生活が成り立たない状況になっている状況の中で、現実の中でですね、100%その心臓部分のエンジンの設計を司っているのがアームである。これは大変重要な意味があるというふうに私は思っています。オセロで言えばオセロのゲームでいえば、四つかどの一つに相当するものだというふうに私は思います。 Project Trillium(プロジェクト トリリウム) このアームのチップはスマホだけではなくて今やあらゆるものに入り始めています。自動車、家電、コンシューマー機器ですね、ゲーム機器、ありとあらゆるもの、家の中あるいは工場の中のセンサまで含めてですね、出荷されていまして、去年までに出荷された累計は1000億個を超えました。1000億個です。地球上の人口が先ほど言いましたように70億人ですから、地球上の人口の70億人をはるかに超える規模の1000億個の arm チップが出荷されたと。しかも今から12年後の2030年には1兆個になるということが予想されています。アームのチップが1兆個、地球上のありとあらゆるところにばらまかれる。しかもそれがネットワークでつながる。しかもそれらは人工知能のエッジ側のディバイスとしてこれから活躍し始めるということですね。アームはProject Trilliumいうものでですね。アームのほとんどすべてのチップにAIの機能をこれから搭載していくということを決定し、早速そのチップの提供を開始しはじめました。 アームのチップの活躍ぶり これによってですね 、ディバイス側で人々の動き、例えば皆さんが今スマホを使ってホームボタンを押すとですね、自分の指紋でその人のID が確認される。あるいはホームボタンを押さなくてもですね、オープンするだけで、自分の顔を見てですね、自分の顔を、自分のそのスマホのご主人だと、持っている所有者だということを理解しIDとして検知する。これもいわゆる人工知能ですね。これもすべて今現在、アームのチップで行われているわけですね。あるいは siri に話しかけます。siriが皆さんの声を認識し、そのことを理解しようとします。これもすべてアームのチップが今現在皆さんのスマホの中で活躍しているわけですね。それを、よりAIの機能を進化させて、もっともっとその能力を発揮できやすいように、そういうようにするのがプロジェクト・トリリウムであります。これはまずはスマホのような a シリーズのチップから搭載されますがm シリーズのようにですねIoTの中に入る小さな小さなデバイスにまでこのAIの機能がこれから1兆個入っていくことになるわけであります。 デバイス側の共通項としてのarmチップ つまりそれは、道にある様々な監視カメラだとか、あるいは道路の中のですねいろんなものを検知するセンサーだとか、あるいは空を飛ぶドローンだとか、ありとあらゆる物に入っているわけですけれど、この後に詳しくまた説明がありますけれども、ライドシェアだとか、あるいは自動運転というものにもこれからエッジ側で続々とアームのチップが使われることになるわけです。これはチップだけではなくてそのソフトウェアのプラットフォームですねテンサーフロー(TensorFlow)だとか、カフェだとかいろいろあります。こういうようなものとそれからアームのチップを結びつけるソフトウェアレイヤーをアームが作り、例えばNVIDIA だとか Google だとかAmazon、 そういうところと連携し、アームのチップがAIのそれぞれのソフトウェアのプラットフォームとうまく連動できるように、ということを行っているわけですね。でディバイス側においてはこのほとんどすべてのチップがアームになると、これが共通項になる、というところが重要な1つのミソだというふうに私は思っています。 クラウド側の能力の今後の進化 …

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Sir ケン・ロビンソンのTEDトーク。公教育の真の目的は生まれ持った創造性を子供から奪わないこと

  2018/07/19    学校教育

サー・ケン・ロビンソン(Sir Ken Robinson)の2006年のTEDトーク、「学校教育は創造性を殺してしまっている」。   以下、日本語書き起こしの転載。見出し、太字下線強調は当サイト   挨拶 おはようございます。気分はいかがですか?素晴らしいですね、ここは すべてが驚嘆の連続です だからそろそろ帰ろうかと思って(笑) カンファレンスを通して、これまで私たちは 3つのテーマを取り上げてきました どれも私が話したいことに関わっています 1つ目は人間の創造性について ここにいるすべての人が持っている 様々な形で表れる私たちの創造性と その幅の広さです。2つ目は 創造性は未来に一体何が起こるのかを 予測不可能にしてしまいます 次に何が起こるかなんてさっぱりわからない 予測不可能な未来のための教育の必要性 私は教育に関心があります 実際誰もが教育に関心があるんです あるでしょう?私はとっても興味がある 例えばディナーパーティーの席で あなたが教育関係の仕事をしてると言ったとします まあ実のところ、教育関係で働いている人はあまりディナーパーティーに行ったりしません そんなに誘われませんよね まったく誘われない。どうしてでしょうね でも招待されて、誰かと話すとします 「お仕事は?」と聞かれ 「教育関連の仕事です」と答えると 彼らの顔から血の気が引くんです。きっと心の中で 「なんてこった!なんで私の隣に?せっかくのパーティーなのに!」なんて思ってる でもあなたが彼らの受けた教育について聞いたら 彼らは熱心に話し出すでしょう。教育というのは 深い問題ですからね。そうでしょ? 宗教やお金のことみたいに 私は教育に非常に関心があります。私たちは皆 教育に大きな関心があると思います …

植松努氏のTED講演『思うは招く』~「どうせ無理」「だったらこうしてみたら?」~

以下、動画の音声の書き起こしの転載です。見出し、太字下線強調は当サイト。 挨拶 はい、では みなさん、改めまして こんにちは。(こんにちは)緊張が ほぐれました。今からみなさんに時間を借りてお話を聞いてもらいます。それは 「思うは招く」っちゅう お話です。僕の母さんが 中学生のときに教えてくれた言葉です。思ったら そうなるよって意味です。思い続けるって大事です。僕は 今日のお話で、みなさんの中か 仲間が見つかったらいいやと思ってしますので、ぜひね仲間になってほしいです。   自己紹介 僕は今から47年前に生まれました。植松 努っていいます。僕は今北海道の真ん中へんにある赤平っていう町で生まれて初めて会社を経営しています。僕たちはそこで本当はリサイクルに使われるマグネットっていう機械をつくっています。でも そのかたわらで ロケットをつくります。僕たちは宇宙開発ができて、丸ごとロケットをつくれて 打ち上げできるようになって、そして人工衛星も丸ごと 飛ばせるようになって、そして世界で3つしかない日本には僕の会社にしかない、宇宙と同無重力状態をつくる 実験装置も持っています。どれも 売っていないから 買うことができません。でも 自分たちでがんばって つくりました。でも僕にとって宇宙開発は僕の夢じゃないんです。僕にとって宇宙開発は僕の手段にすぎません。   祖母のこと 僕は 今から47年前に生まれました。小さかった僕に ばあちゃんが 大事なことを 教えてくれました。僕のばあちゃんは 北海道の北にある 樺太という島で昔から 自動車の会社をやっていてがんばって働いて お金を貯めて豊かに暮らしたそうですでも 樺太は1945年 突然ソビエト軍が攻めてきてたくさんの人が殺されてばあちゃんは 自分が貯金したお金が全部 紙くずになったことを …

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東大が民間英語テストに関する答申を公表

文科省や国立大学協会が、センター試験の英語に代えて認定民間英語試験の利用を大学に強要するのは、暴挙としか思えません。例えば、実績ゼロの(これからスタートする)新しい英検(4技能テストを1日で実施)を認定するなど、実績があることを認定基準としていたことに矛盾しますし、TOEICのように高校の英語教育とはかけ離れたビジネス志向の民間英語試験が認定されたのも不適切でしょう。GTECのスピーキングテストで隣の受験者の音声が聞こえるなど、スピーキング試験を適切に実施することの困難さは、ツイッターなどでさんざん指摘されています。 性格が大きく異なる民間試験を複数認定して、スコアの換算を用いて入学者選抜に利用するのは、大学入試の公正さを著しく歪める恐れがあります。問題山積の民間試験導入を拒否した東大が、これまでに、文科省からの圧力のせいなのか態度を二転三転させて、受験生や高校生、高校教育に携わる先生方を不安に陥れているのが現在の状況ではないでしょうか? そんな東大が、今後の方針を決定する際に非常に大きな手がかりとなるであろう「答申」を公表(PDFリンク)しました。ワーキンググループが議論した結論を東大総長に答申した形ですが、そもそもこのワーキンググループは東大の先生たちなので、これは東大が今、民間試験の導入に関して何を考えているかを表す非常に重要な資料です。報道によれば、 東京大学は14日、2020年度から始まる大学入学共通テストの英語で導入される民間資格・検定試験を合否判定に使うかどうかについて、白紙に戻して検討することを明らかにした。東大は今年3月に民間試験を使わない方針を示したが、4月には一転して活用すると発表していた。(大学入試 東大「白紙に戻し検討」 20年度、英語の民間試験活用  毎日新聞2018年7月15日 東京朝刊) 白紙に戻すという態度の表明ですが、自分が中身を読んだかぎり、いろいろな可能性を残しつつも「使わない」という方向に持っていきたい気持ちが強く感じられます。   以下、主観的なコメントを交えながら、この答申を読んでみたいと思います。自分の興味で一部をピックアップして紹介してますので、全文は(PDFリンク)でご覧ください。   入学者選抜方法検討ワーキング・グループのメンバー (敬称略)(答申 PDF Page 14) 座長:石井洋二郎 理事・副学長 委員:福田 裕穂 理事・副学長 委員:岩村 正彦 法学部長 委員:石田 淳 教養学部長 委員:小玉 重夫 教育学部長 委員:中澤 恒子 教養学部教授 委員:伊藤 たかね 教養学部教授 委員:高橋 和久 高大接続研究開発センター特任教授 この答申書は東大はどうするのか?を結論付けたものではありません。あくまでも議論のたたき台として、複数の提案を行なっており、それらの提案にいたった考え方や根拠、その提案を実行するにあたっての条件(文科省や国立大学協会への要求など)などが述べられています。   東大の選択 ワーキンググループは東大が民間試験導入に関して行なう選択の可能性として、3つ案を示しました(答申 …

アクティブ・ラーニング (Active Learning)とは何か?

  2018/07/14    学校教育

最近は、教育改革の話題の中でアクティブ・ラーニングという言葉を頻繁に見聞きします。しかし、カタカタでいわれてもいまひとつピンと来ません。アクティブ・ラーニングとはいった何のことでしょうか?   アクティブ・ラーニングの定義 【アクティブ・ラーニング】 伝統的な教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり,学習者の能動的な学習への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学習者が能動的に学ぶことによって,後で学んだ情報を思い出しやすい,あるいは異なる文脈でもその情報を使いこなしやすいという理由から用いられる教授法。発見学習,問題解決学習,経験学習,調査学習などが含まれるが,教室内でのグループ・ディスカッション,ディベート,グループ・ワークなどを行うことでも取り入れられる。(第4期中央教育審議会 大学分科会 制度・教育部会 学士課程教育の在り方に関する小委員会(第6回)議事録・配付資料 資料8-2 学士課程教育の再構築に向けて(審議経過報告)(案)用語解説(案)) (リンク) この説明からすると、特定の教授法というよりも、実践的な教育方法のひとつの考え方であり、そのような考え方に基づく教授法をまとめた呼称のようです。 アクティブ・ラーニングの学術的な定義では、『一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う』(*2)とされています。(*2 溝上慎一「アクティブラーニング論から見たディープ・アクティブラーニング」(松下佳代編著『ディープ・アクティブラーニング』勁草書房、2015年、p.32)より)(アクティブ・ラーニングをどう評価すべきか〜西岡加名恵氏に聞く eduview)   アクティブ・ラーニングに対応する日本語は何か 文科省の資料を見ると、 「主体的・ 対話的で深い学び」の実現(「アクティブ・ ラーニング」の視点)(幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)平成28年12月21日 中央教育審議会 )(PDF) 「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)の視点からの道徳科の指導改善について (考える道徳への転換に向けたワーキングループ(第3回) 主にご検討いただきたい論点について)(HTML LINK) 言葉の使い方が曖昧なのですが、事実上、「アクティブ・ラーニング」=「主体的・ 対話的で深い学び」という英語と日本語の言い換えをしているようです。   アクティブ・ラーニングという言葉遣いの歴史的な経緯 どうにもわかりにくいアクティブ・ラーニングという言葉ですが、なぜわかりにくい状況になってしまったのかをわかりやすく解説したサイトあったので紹介します(一部割愛、太字強調は当サイト)。 近年ずっと教育業界では「アクティブ・ラーニング」という用語が一人歩きしてきました。このアクティブ・ラーニングについて、起源を辿ると2012年8月に中教審に取りまとめられた「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」に遡ります。 本文には「従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」という表現が出てきています。… つまり、アクティブ・ラーニングとは、当初は大学教育のあり方を考える際に使用された言葉だったのです。… こういった発想が、なぜか高等学校・中学校・小学校にまで下ってきたというのが現状です。(2020年、次期学習指導要領~消えた「アクティブ・ラーニング」Posted on 2017-04-10 by 夏目 凛 edutmrrw.jp) アクティブ・ラーニングがなぜ、「主体的・ 対話的で深い学び」という日本語に落ち着いたのか、その経緯は、以下のサイトでかなり詳しく解説されています(一部割愛、太字強調は当サイト)。 …

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高校生向け大学オープンキャンパス2018日程

夏休みはオーキャン(オープンキャンパス)の季節です。志望大学を良く知る絶好の機会なので、利用しない手はありません。 大学オープンキャンパス日程検索サイト 大学オープンキャンパスカレンダー (Knowledge Station) オープンキャンパスに行こう!(スタディサプリ) オープンキャンパスを調べる(Benesseマナビジョン)   2018年 高校生を対象とした大学オープンキャンパス(大学進学案内) * オープンキャンパスは事前申し込み制の大学が多いので、ご注意ください。 * 複数回実施する大学、学部やキャンパスによって日程が異なる大学などありますので当該大学ウェブサイトで詳細をご確認ください。 * 以下のリストは網羅的ではありません。 マイナビ進学 オープンキャンパスをさがす 12/15 摂南大学 寝屋川キャンパス 法・外国語・経済・経営・理工学部対象 オープンキャンパス 10/28日 武蔵野キャンパス 武蔵野大学 WELCOME! OPEN CAMPUS 2018 9月16日(日)日本女子大学オープンキャンパス  9/16, 12/15 摂南大学 寝屋川キャンパス 法・外国語・経済・経営・理工学部対象 オープンキャンパス 8/26日 27月 有明キャンパス 武蔵野大学 WELCOME! OPEN CAMPUS 2018 8/25, 8/26, 3/16/2019 摂南大学  枚方キャンパス 薬学部・看護学部対象 オープンキャンパス …

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火星が2018年7月31日に最も接近

夜の南天低いところに異様に赤く明るく光る星が目につきますが、それは火星で、現在地球にかなり接近しているため明るく見えています。 火星大接近2018(国立天文台) 2003年8月以来の最接近で、2018年7月31日に火星は地球に最も近づきます。ちなみに衝(Opposition)(火星が太陽の正反対の位置にくる)は7月28日(日本時間)。 What’s Up for July 2018 火星大接近2018は、「大接近」とも呼ばれる近い距離での最接近となります。このころの火星はマイナス2.8等の明るさで輝き、視直径は24秒角を超えます。(大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台)   参考 火星大接近 2018年夏、南の空の赤い星に注目! 7月31日 地球再接近 距離:5760万km (astroarts.co.jp) Watch for it: Mars will be CLOSEST to Earth in over 30 years (theweathernetwork.com) 火星が地球に最接近(2018年7月)(国立天文台) 火星の大接近と小接近 (国立天文台)

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大学院生やポスドクをいじめるボス

  2018/07/07    研究生活

大学院生やポスドクを自分のラボにせっかく受け入れたにもかかわらず、受け入れ後になぜかいじめだす教授(やPI)がいます。 「俺がボスだ、わかったか? 俺の言ったことをやれ。やらないなら、ラボから出て行け。」 “I’m the boss, get it? Do what I say or get out of my lab.” (3 Academic Advisors Who Will Ruin Your PhD Career cheekyscientist.com)(訳:当サイト) 「いじめを働く人」に分類される人たちが、それをいじめだと自分で認識することはほとんどない。彼らは、自分の行動には全く何の問題もないと信じているのだ。 People labelled as bullies rarely self-identify in the role, believing their behaviour to …

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大学院やポスドク先の研究室の選び方

  2018/07/07    研究者のキャリアパス

高校生の中には大学を「偏差値」で選ぶ人がいますが、大学院を「大学の偏差値」で選んではいけません。なぜなら、アカデミアで研究者を目指す場合には、大学院の名前よりも、実際に出した論文業績で評価されるからです。どこの大学であろうが、科学者になるための十分なトレーニングがちゃんと受けられて、そのうえで、研究成果をしっかり挙げられるいいラボを選ぶ必要があります。 博士号取得後のポスドク先選びも、これからの数年間をどの研究室で過ごすかで研究者のキャリアが決定付けられるので大変重要です。しかし、ラボ選びは、難しいものです。 ラボ選びが正しい選択だったかどうかは、結果論になるでしょう。将来アカデミアで研究者を目指す人が、大学院やポスドク先の研究室を選ぶときに気をつけるべきポイントを考えてみたいと思います。   違う大学(院)に行くか同じ大学・学科に進学するか 学部学生であれば卒業研究で配属されたラボにそのまま大学院も行くのか、それともこれを機会に他大学や他学科に行くかという選択があります。修士課程の学生も、博士課程進学を機に他に移るかどうかという選択があります。快く送り出してくれない教授もいるので、余計に、悩むところでしょう。しかし、自分の人生なのですから自分の研究者としてのキャリアにもっとも望ましい選択が何かという観点で選ぶのがよいと思います。 正論を言うなら、自分が興味を持っている研究分野を牽引する一番のラボを選ぶべきです。それが海外の大学にあるのなら、海外の大学院も視野に入れるべきでしょう。   研究室ウェブサイトの情報を鵜呑みにしないこと ラボのホームページには教育的なことがたくさん書いてあるのに、なぜかそのラボからは研究者がほとんど巣立っていないというラボもあります。批判的な態度でウェブサイトをチェックするのがよいでしょう。 ラボの運営方針 ラボの教育方針、指導方針がつらつらと書かれていてとても参考になる場合がありますが、「その教授が当然のこととして期待する学生像」と「あなた」との間にズレがある場合には、ウェブサイトの言葉をそのまま受け取っても誤解が生じる恐れがあります。ウェブは、情報収集のひとつの手段と考えるにとどめ、いろいろな人にラボの評判を聞いたり、実際にそのラボを訪問したりして、実際に見聞きして感じた自分の感覚を信頼しましょう。 研究の興味 研究の興味の項目に、面白い内容が書かれていたとしても、実際のそのラボにその研究テーマを遂行するだけの力や実験ノウハウ、研究費、人間がそろっていないこともあります。研究の興味に沿った論文実績が実際にあるのかどうかは重要なチェックポイントです。 論文業績 論文業績がもっとも客観的な指標ですが、そのラボで行なわれた仕事かどうか(筆頭著者の所属がそのラボか)、誰がやった仕事か(筆頭著者は大学院生か、ポスドクか、ファカルティか)、どのような研究体制共同研究者がいる場合、コレスポンディングオーサーが誰か)かなどに注意を払う必要があります。 過去の一連の論文業績を見る場合には、そのラボがその研究分野をどのように切り開いてきたのか、今後どの方向に向かうのかを考えながら見る(読む)ことも大事です。分野を変える場合には結構大変かもしれませんが、そのラボから出ているめぼしい論文を一通り読んで、そのラボやその研究分野の数年後(=自分の姿)を予測することが必要でしょう。   研究室を訪問してから決めること メールのやり取りだけで決めてしまわずに、遠かろうが海外であろうが必ず現地を訪れて教授(PI)に会い、ラボメンバーにも会って、話をしてから決めることをお勧めします。ポスドク先の場合には、オフィシャルな場所でのトークを要求されたり(旅費を出す都合などもあると思う)、アンオフィシャルなセミナーをラボ内でやったりするのが普通だと思います。ラボのメンバーには、ラボの運営体制 院生とポスドクがそれぞれ何人いるか、 中ボスがいる場合の研究グループの体制がどうなっているのか、 研究テーマをどうやって決めているか、 ボスと研究の相談をどれくらいの頻度でしているか、 論文は誰が執筆しているのか、 何時から何時まで働いているか、 などを聞いて、自分が本当に納得して研究ができるラボかどうかを判断しましょう。見学のときにはとても歓迎されたのに、いざラボに入ってみるとそうでもないということは起こりえると思います。仕事の厳しさを考えれば当然のことなのかもしれませんし、釣った魚に餌をやらないということかもしれません。やっぱりできないやつという判断を一瞬で下されてしまったのかもしれませんし、ラボメンバーが競争心を抱いているのかもしれません。様子見をされているのかもしれません。そのような違和感を後で覚えなくて済むように、また、自分の新しい研究生活がイメージできるように、いろいろと話を聞きましょう。 ラボのメンバーが多くて、ラボの研究の興味が狭い場合には、研究テーマが他のポスドクや大学院生と競合する恐れがあります。他のメンバーが現在どんな研究をしていて今後どんな研究の構想を持っているのかも聞き、ボスとよく話をして、自分がどのような研究テーマをやれそうかを明確にする必要があります。   そのラボの研究費獲得状況は? 科学研究費助成事業データベースや、NIHのサイトでは誰がどれだけの研究費をどの期間獲得しているかが調べられます。これは、ポスドクを雇用するお金があるラボかどうかの判断材料にもなりますし、そのラボが今後数年間の間にどんな研究をやりたいのかもわかるため、非常に重要な情報です。ただし、一般的に、そのラボの財源全てを部外者が把握するのは無理だとは思いますが。ポスドクの人件費はボスの研究費以外にも、研究所や大学、国の制度によるもの、民間の奨学金によるものなど、いくつかの可能性が考えられるので、そのような機会を逃さないことも大事です。こういったことは、直接PIとコンタクトを取って、聞くのが一番です。 ボスの研究費の財源でポスドクとして雇用される場合には、研究費がとぎれるとクビになる恐れが強いので、できるだけフェローショップや国、研究所・大学からの財源で雇用される方法を考えたほうがよいでしょう。フェローシップを自分で取れたらラボに来てもいいよというボスがいた場合、それはボスがケチだからではなく、本人のためにもなっているのです。   ポスドクを募集しているか? ポスドクにアプライするのに、ポスドクの募集が現在かかっているかを考える必要は必ずしもありません。わざわざ募集をかけなくても年中希望者が殺到しているラボでは、ポスドクの公募を出していないことがあります。本気で考えているのであれば、できるだけ早い段階で直接PIとコンタクトをとって、ポスドクのジョブの機会が(いつ)あるかどうか質問してみるのがよいでしょう。   自分のやりたいことができるラボか? これまでの研究テーマにはとらわれずに、ポスドクで外に出ようと決めたときに悩むのは、どういう基準で行き先のラボを決めればよいのかということです。自分が当時知り合ったPIにこの質問をぶつけてみたときに返ってきた答えは、 「自分のやりたいことができるラボに行く」 という言葉でした。言われてみれば当たり前ですが、現実的には、そう簡単でもありません。まずは、自分は一体何をやりたいのか?を明らかにしないと、行きたいラボを絞れません。研究分野を変えようというときは、360度どっちの方向にでも行けるわけですから、自由度が大きすぎて悩みます。本当に心から面白いと思えるクエスチョンは何なのか?悩みどころです。 …