「 月別アーカイブ:2015年11月 」 一覧

新たに創設される「卓越研究員」制度(2016年公募開始)は、博士研究員(ポスドク)や任期付大学教員の雇用不安の改善に貢献できるのか?

  2015/11/27    科学行政

2016年3月29日追記: 文科省の卓越研究員事業のウェブサイトで、卓越研究員受け入れ先全リストが公開されました。 一覧化公開ポスト 本事業の対象となる、各機関からの提示ポストは以下のとおりです。 卓越研究員ポスト一覧  (Excel:96KB) 卓越研究員ポスト Integrated disciplines (総合)  (PDF:736KB) 卓越研究員ポスト Humanities(人文学)  (PDF:173KB) 卓越研究員ポスト Social sciences(社会科学)  (PDF:218KB) 卓越研究員ポスト Mathematical and Physical sciences(数物系科学)  (PDF:311KB) 卓越研究員ポスト Chemistry(化学)  (PDF:429KB) 卓越研究員ポスト Engineering(工学)  (PDF:673KB) 卓越研究員ポスト Biology(生物学)  (PDF:282KB) 卓越研究員ポスト Agricultural sciences(農学)  (PDF:383KB) 卓越研究員ポスト Medicine, Dentistry and Pharmacy(医歯薬学)  (PDF:367KB) * * * * * 関連記事 ⇒ 卓越研究員の受け入れ先が募集要項を公開 2016年3月28日 JREC-INに123件が掲載される 2016年度から新たに「卓越研究員」制度が始まります。 文部科学省は優秀な若手研究者が大学や国立研究開発法人、企業を自由に選んで研究に専念できる新制度を2016年度から導入する。国が毎年100~200人を将来性や論文から「卓越研究員」に認定する。各機関が人件費を負担し終身雇用を保証する。…( 「卓越研究員」16年度から導入 文科省、終身雇用を保証 …

誰でもわかる 今年のノーベル賞~生理学・医学 物理学 化学賞~【日本科学未来館×Newton×ニコ生】

誰でもわかる 今年のノーベル賞~生理学・医学 物理学 化学賞~【日本科学未来館×Newton×ニコ生】 黒田有彩(司会、NHK Eテレ『高校講座 物理基礎』MC) 髙橋麻美(日本科学未来館 科学コミュニケーター 生理学・医学賞チームリーダー) 谷明洋 (日本科学未来館 科学コミュニケーター 物理学賞チームリーダー) 松浦麻子(日本科学未来館 科学コミュニケーター 化学賞チームリーダー) 詫摩雅子(日本科学未来館) 髙嶋秀行(Newton本誌・ムック 編集部長) ※本番組は2015年10月25日にニコニコ生放送で放送されました

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ロボ­ットスーツ「HAL」を厚生労働省が医療機器として承認

厚生労働省は2015年11月25日に体に装着して歩行能力を高めるロボ­ットスーツ「HAL」を医療機器として承認しました。ALS(amyotrophic lateral sclerosis;筋萎縮性側索硬化症)など8つの難病を対象としています。装着型のロボットが保険が適用される医療機器として承認されたのは日本で初めてだそうです。 HAL医療用下肢タイプを承認しました 11 月10日開催の薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会での審議を経て、本日11月25日付けで下記のHAL医療用下肢タイプを承認しましたのでお知らせします。 [ 販売名 ] HAL 医療用下肢タイプ [ 申請者 ] CYBERDYNE株式会社 [ 申請日 ] 平成27年3月25日 [ 使用目的 ] 本品は緩徐進行性の神経・筋疾患患者を対象として、本品を間欠的に装着し、生体電位信号に基づき下肢の動きを助けつつ歩行運動を繰り返すことで、歩行機能を改善することを目的として使用する。 対象となる緩徐進行性の神経・筋疾患は、以下の8疾患である。 【1】脊髄性筋萎縮症(SMA) 【2】球脊髄性筋萎縮症(SBMA) 【3】筋萎縮性側索硬化症(ALS) 【4】シャルコー・マリー・トゥース病(CMT) 【5】遠位型ミオパチー 【6】封入体筋炎(IBM) 【7】先天性ミオパチー 【8】筋ジストロフィー (厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000105014.html) ロボットHALを医療機器で初承認 保険もききます(15/11/25) (YOUTUBE Published on Nov 25, 2015) 歩行訓練ロボットスーツHAL 製造販売承認することに (YOUTUBE Published on …

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新規遺伝子型ノロウイルスGII.P17-GII.17

  2015/11/23    伝染病・感染症

嘔吐、下痢などを引き起こすノロウイルスは、抗ウイルス剤が存在しないため、輸液などの対症療法に頼るしかありません。そのため、予防が非常に重要です。近年、特に日本や中国で新型のノロウイルスが流行していますが、この新型ウイルスは川崎市の健康安全研究所により発見、同定されたものだそうです。 川崎市健康安全研究所が昨年3月、新型のノロウイルスを世界で初めて見つけた。…新型ウイルスは、ウイルス・衛生動物担 当の職員5人が発見。昨夏に国際機関で登録され、今夏には英文の感染症専門誌にも掲載された。5人は功績をたたえられ、10月に市から表彰を受けた。(新型ノロウイルス、川崎市職員が発見 世界初の快挙 朝日新聞 DIGITAL 2015年11月23日) ノロウイルスの遺伝子型について ノロウイルスには 5 つの遺伝子群 (GI-GV) が存在し、ヒトに感染するのは GI、II、IV であると言われています。さらに、GI は 9 種類 (GI.1-GI.9)、GII は 22 種類 (GII.1-GII.22) の遺伝子型に細かく分類されています。(川崎市健康安全研究所 2015年9月25日) 新型ノロウイルスについて 2014 年 3 月に健康安全研究所が新たな遺伝子型を含むノロウイルスを検知しました。このノロウイルスは、以前に検出された GII.17 とは異なる変異ウイルスで、2013 年までは川崎市では検出されたことはなく、世界的にも初めての確認となり国際的に GII.P17-GII.17 という遺伝子型に命名されました。(川崎市健康安全研究所 2015年9月25日) 新型ノロウイルスに対する警戒の呼びかけ ノロウイルスは、遺伝子型ごとに殻の表面の形が異なることから、これまでの主要遺伝子型である GII.4 に感染したことがあり GII.4 に対する免疫を獲得している人でも …

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遺伝子組換えサーモンがついに食卓へ

  2015/11/22    遺伝子組換え食品

アクアバウンティー・テクノロジーズ社が開発した、遺伝子組換え技術により通常よりも速く成長するサケ『アクアドバンテージ・サーモン』が生産・販売され食用に供されることを、 アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration; FDA)が2015年11月19日に承認しました。アクアバウンティーが最初にFDAの許可を申請したのは1996年で、実に20年近くもかかってようやくここまでたどり着いたということになります。 “The FDA has thoroughly analyzed and evaluated the data and information submitted by AquaBounty Technologies regarding AquAdvantage Salmon and determined that they have met the regulatory requirements for approval, including that food from the …

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アインシュタインの「一般相対性理論」100周年

アインシュタインは1905年に特殊相対性理論を発表しましたが、1915年に一般相対性理論に辿りつきました。この年の11月にアインシュタインはベルリンで4回の講演を行い、自分の理論を発表しています。 アインシュタインが1915年にドイツ・ベルリンのプロイセン科学アカデミーで一般性相対理論を発表したときの論文(プリンストン大学のアーカイブへのリンク)。 On the General Theory of Relativity. November 4, 1915  On the General Theory of Relativity (Addendum) November 11, 1915  Explanation of the Perihelion Motion of Mercury from the General Theory of Relativity. November 18, 1915  The Field Equations …

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「ロボットは東大に入れるか」の東ロボくん が模擬試験を受験~人間がロボットに追い抜かれる日

国立情報学研究所などが取り組んでいる人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の「東ロボくん」が6月に受験していたベネッセコーポレーションのセンター式模試「進研模試総合学力マーク模試・6月」の結果が2015年11月14日に発表され、5教科8科目の合計点は全国平均416点を大きく上回り、511点(偏差値57.8)でした。 今回の結果に関してはさまざまな受け止め方があります。 もうダメだ。人工知能は俺を超えてしまった。 まだ俺のほうが勝ってるな これじゃ、いずれ東大卒のコンピューターに俺たちの就職先がどんどん奪われるな たんなるデータベースだから入学はできても、卒論がコピペになって、卒業できないと思うよ。 もうロボットでいいじゃん日本人いらないじゃんw すげぇな。AIはどんどん進化して人間を超えるだろうな 人間がAIの奴隷になるのももうすぐだな 考えてみれば人が道具を作ったのも、手では持てない物を持ち上げるためだし、手で投げるより 遠くへ飛ばすためだ。道具のおかげで、足で走るより速く、より遠くへ移動もできる。 自分の頭で考えるよりもっと速く、もっと深く考えてくれる道具をこさえるのも自然の成り行きだな。 人工知能がバカのふりし出すのが一番怖いな > コンピューターが解読できる形に人が書き直した問題文を解析 そこを飛ばしてどうする 俺が解ける形に書き直してくれれば俺も東大入れるよ 問題文をちゃんと解釈できるかどうかというのが人工知能のキモじゃないの? そこで人間が手伝ったら意味ないやん 問題文をカメラで画像認識して問題文の意味認識・意味解釈からやらせるなら凄いな 結局辞書内蔵レベル?優秀なのかよくわからない 大学受験を目標にしないほうがいいと思う 単に、人間の受験問題に対する理解が深まる、だけだと思うね。 大学入試のクセをつかむ研究になってしまうので応用は効かない。 純粋な学術興味に基づくものでもなければ、特定技術のブレイクスルーを狙ったものでもないのではないかな。 単に、わかりやすくアピールしやすい問題をしたというだけ。 少なくとも、これによって何が出来、どういう技術開発や進歩が可能なのかを説明すべきだろう。 東大合格程度の人工知能で社会が変わるとかアホらしいわ。 地方国立大卒でも大学で真面目に学んできた人間の知性は東大合格の比ではない。 記憶力さえあれば思考力ゼロでも国立大に受かる こんなんじゃ頭がいいと言えないでしょう これさ、人工知能で高得点できる科目は受験科目から外すべきだよな。 くだらないから。 答えが分かってる問題をといてるウチは、とてもとても・・知能とは言えない。(http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1447480239/, http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1447510455/) 東ロボくんは、センター式模試だけでなく、数学と世界史の2科目で「東大入試実戦模試」にも挑戦しており、受験生平均を上回る偏差値54を獲得したそうです。この結果を受けて、東ロボプロジェトのリーダーである新井紀子・国立情報学研究所教授は、ロボットに追い抜かれるような受験勉強をしてしまっている受験生が多いことに警鐘を鳴らしています(コメントの一部を抜粋して紹介)。 … 東ロボくんに限らず、現在「人工知能」 と呼ばれているものは言葉を解さない。出題意図などみじんも理解できない。ただ、キーワードを頼りに検索をし、関係がありそうな文を選んできて、制限字数 内にはめ込むだけだ。…私は、事前に東大の世界史過去問題集に目を通した。そこには目を見張るような良問が並んでいた。東大生ならば、ぜひとも歴史から学ぶことで、混迷した現代社会の課題を読み解き、解決していけるような洞察力と論理性を身に着けて欲しいという、まさに受験生へのラブレターのような問題であった。…世の人々は、実際の入試問題を見ず、また、採点の実態を知らずに、「一発勝負ではない丁寧な入試を」「暗記や計算ではない創意工夫を求める問題 …

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ディープラーニングが実行可能なGoogleの機械学習システムTensorFlow(テンソルフロー)が誰でも利用可能に

GoogleがTensorFlowというディープラーニング(深層学習)」などを実行できる機械学習システムをオープンソースソフトウエア(OSS)として公開しました。 TensorFlow: Open source machine learning 参考 tensorflow.org TensorFlow: smarter machine learning, for everyone (Google OFficial Blog, November 9, 2015):”We use TensorFlow for everything from speech recognition in the Google app, to Smart Reply in Inbox, to search in Google …

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【小保方氏の博士論文について】早稲田大学 記者会見 2015年11月2日 [3時間3分2秒フル動画]

早稲田大学は小保方晴子氏の博士号取り消しに際して1年間の”執行猶予”を与えていましたが、猶予期間内に博士号取得に十分な内容の博士論文が提出されなかったとして、小保方晴子氏の博士号取り消しを確定し、その説明のための記者会見 を2015年11月2日に開きました。早稲田大学のウェブサイトでも、その概要を公表しています(「本学先進理工学研究科における博士学位論文の取扱いについて」)。 大学は、本学学位規則23条に則って、2014年10月6日付で、小保方晴子氏に授与された学位を取り消すが、学位を授与した先進理工学研究科にお ける指導・審査過程には重大な不備・欠陥があったと認められるため、一定の猶予期間を設けて再度の博士論文指導、研究倫理の再教育を行い、博士論文を訂正 させ、これが適切に履行された場合は学位を維持できることとした。 この決定に従い、先進理工学研究科では2014年11月に指導教員を選出し、論文提出・審査のスケジュールなどと共に本人への通知を行い、再度の論文指導体制を整えていたが、小保方氏の事情により、6月になるまで指導を始めることができなかった。 指導教員らは、小保方氏の来校が困難であることを考慮して、直接本人のもとを複数回訪れることに加え、メールや電話によって、草稿の内容確認や訂正 指示等の指導を行った。また、倫理教育についてもe-ラーニングでの受講環境を提供し、本人は9月までに所定の講座を修了した。 し かしながら、指導教員らの指示に従って何度か改訂稿が提出されたものの、それらの改訂稿は、なされるべき訂正作業が終了しておらず、審査に付すべ き完成度に達していないことから、先進理工学研究科では10月29日の運営委員会で協議を行い、論文審査に付すことができないことを確認した。また、小保 方氏より猶予期間の延長を求められていたが、これには応じないことをあわせて決定した。 これを受けて、大学は、10月30日の研究科長会の議を経て、「博士学位論文として相応しいもの」が提出されないまま、猶予期間が満了し、学位の取消しが確定したことを確認した。 (本学先進理工学研究科における博士学位論文の取扱いについて) 記者会見の模様。 【小保方氏の博士論文について】早稲田大学 記者会見 2015年11月2日 登壇者 鎌田薫 (早稲田大学 総長) 橋本周司(早稲田大学 副総長) 佐藤正志(早稲田大学 理事) 古谷修一(早稲田大学 教務部長) 1:50- (鎌田薫早稲田大学 総長) 15:30- (質疑応答) 21:20-26:40 (WILL編集 しが)2点。水準に達していないというが具体的に何が問題だったのか?もう1点、7月の時点では学位審査会での訂正要求にしたがって訂正すればそれでOKという発表だった。ところが10月だと追加事項が増えて行って、今回の発表では水準に達していなかったという。どんどんどんどん要求水準が高くなって学位取り消しの流れをつくろうとしているようにしか見えないが? 25:03- (回答)(科学的根拠の記述が不十分な具体的例)B6系統のGFP陽性細胞を用いてキメラマウスを作出したという記載があるが、用いた細胞の由来や実験結果の科学的根拠を説明しうる記述が不足している。ハードルをあげたというよりは、論文として当然記載されているはずだということの要請であります。 48:00-49:04 (毎日新聞 須田)もう一点、博士論文のもとになっているティッシューエンジニアリングパートAや小保方さんが筆頭著者になっているネイチャープロトコールなどについても疑義が指摘されている。小保方さんが早稲田大学に在学中に発表した論文なので早稲田大学が調査する義務があると思うが調査はされていないのか、その理由は。 2:19:00-2:28:04 日本経済新聞 古田。(博士論文の根拠になったTissue Engineering誌の論文の疑義に関して調査をしない)早稲田大学というのはいったい科学の研究機関なのでしょうか? 2:32:15-2:38:15 Tissue Engineeringの論文で科学の部分は担保されたと考えているのか?2点目、ハーバード大学に調査を依頼するなどの連絡をとったのか? 学位論文の修正が不十分であったと早稲田大学が判断した理由として、博士論文のもととなった米国雑誌 …