Monthly Archives: March 2014

理化学研究所調査委員会がSTAP細胞論文捏造事件に関する最終報告【ニコニコ生放送】

産経ニュースの報道によると、理化学研究所が設置したSTAP細胞研究論文に関する調査委員会の最終報告は4月1日の午前中に発表されるとのことです。3月14日に行われた中間報告では重大な項目に関して不正の認定を先送りにして不評を買いました。

中間報告ではうやむやにされていましたが、問題になっている論文の図に対応する実験ノートの記載は結局のところあったのかなかったのか?

調査委員会が公表していた中間報告書が3月31日付けで突然何の説明もなしに「修正」されました。データ捏造の証拠になる重要な実験データを削除したのではないかという疑いでネット上が騒然としていますが、この「修正」の真意がきちんと説明されるのか?

悪意が立証できない意図的な捏造・改竄を不正と認めるのか?

今回の最終報告でどのような裁定が下るのか、非常に注目されます。

STAP細胞の懐疑点 PART198

10 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 22:51:38.58
悲報、理化学研究所がstap細胞論文の中間報告書を無言で差し(すり?)替えか
1 :Ψ:2014/03/31(月) 20:52:18.11 ID:r81D0YWx0
TJO ?@TJO_datasciもう気付いた人も多いみたいだけど、いつの間にか理研は3/14の会見で見せていた中間報告書を3/31付で差し替えている。
現在の版
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20130314_1/document-5.pdf
以前の版
http://web.archive.org/web/20140314222554/http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20130314_1/document-5.pdf以前の版に出ていた電気泳動バンド画像の中に、見られては困るものでもあったのかな
https://twitter.com/TJO_datasci/status/450577511185793024cuttingedge ?@cuttingedgevvv
@TJO_datasci 以前の版10 ページにあるGe2では、右端3つのレーンでキメラのTCR遺伝子再構成が写っているのですが、それがバッサリ削除されてる。
https://twitter.com/cuttingedgevvv/status/450578629735358464

37 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 23:07:42.66
923 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 22:35:44.39
誰か明日の会見で
前の中間報告書のゲル電気泳動全体像の図の2枚目の一番右の方3つに2Nキメラマウス(STAP)のレーンがあり
そこではTCR再構成を示すバンドが複数でているんだけど、報告書を差し替えてそこを”なかったことにした”のはなぜですか?と聞いてみろ
ついでに、あなたたちのストーリーだとすべての問題は悪意がないということになっているけど
もしTCR再構成のおこったSTAP細胞からマウスを作れたという事実が最初からないなら、当然、2Nマウスのレーンにそれが見えてしまうことはありえないんだけど
どうして見えてしまったんでしょうか?ってことをきいてみてw
68 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 23:17:12.19
3月31日付の中間報告訂正で消された2NキメラのTcrbは、今回の実験に捏造があった何よりの証拠。
これを理研が消したってことは、捏造はなかったと言うことで最終報告を終わらせようとするやる気満々の姿勢。以前に出した詳細なプロトコルでSTAP幹細胞にTcrなしと報告したこととも矛盾する。
91 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 23:24:53.87
問題は、修正点と修正理由が一切書かれていないことだ

134 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/31(月) 23:34:16.88

>>57これが、中間報告のオリジナルのスライド資料。
P9, P10 にPCRの電気泳動の生データ(14レーン+15レーン)がある。なぜ、これを削除して、中間報告のスライド資料を改変したのか!
これは、是非明日質問すべきだと思う。信じられないことする。改変前(3月14日の発表時)
http://fast-uploader.com/start/6951831088893/改変後
調査委員会調査中間報告書(スライド資料)(2014年3月31日修正)
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20130314_1/document-5.pdf

ニコニコ生放送予定

2014/04/01(火) 開場:10:00 開演:10:30
STAP細胞 研究論文の疑義に関する最終報告 調査委員会会見 (番組ID:lv174525186)

調査委員会による調査報告に関する会見
【出席者】
石井 俊輔 研究論文の疑義に関する調査委員会 委員長
川合 眞紀 理事(研究担当・調査委員会委員)
米倉 実  理事(コンプライアンス担当・調査委員会委員)

2014/04/01(火) 開場:12:30 開演:13:00
 STAP細胞 研究論文の疑義に関する最終報告 理研による会見 (番組ID:lv174525904) 

理化学研究所会見
【出席者】
野依 良治 理事長
川合 眞紀 理事(研究担当)
米倉 実  理事(コンプライアンス担当)
竹市 雅俊 発生・再生科学総合研究センター センター長
石井 俊輔 研究論文の疑義に関する調査委員会 委員長

文部科学省のウェブサイトには研究不正を疑われた研究者には説明責任があると記されています。調査委員会が「悪意」を証明する必要など全くないのです。

〔不正行為の疑惑への説明責任〕
○ 調査において、被告発者が疑惑を晴らそうとする場合、自己の責任において科学的根拠を示して説明しなければならない。
○ 被告発者が生データや実験・観察ノート、実験試料・試薬等の不存在など、本来存在するべき基本的な要素の不足により証拠を示せない場合は不正行為とみ なされる。ただし、その責によらない理由により、上記の基本的な要素を示すことができなくなった場合等正当な理由があると認められた場合を除く。(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/houkoku/attach/1334652.htm

参考

  1. 4月1日に最終報告書公表=理研、STAP細胞論文問題で(時事ドットコム2014/03/31-13:16):理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに発表した新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」論文に疑義がある問題で、理研は31日、調査委員会(委員長・石井俊輔理研上席研究員)による最終調査報告書について、東京都墨田区内で4月1日午前10時半から記者会見を開くと発表した。
  2. 論文疑惑、1日に最終報告 不正の有無が争点 (産経ニュース 2014.3.31 22:29):理化学研究所は31日、小保方晴子・研究ユニットリーダーらが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文を巡る疑惑で4月1日午前に東京都内で記者会見を開き、調査委員会の最終報告書を公表すると発表した。
  3. “STAP細胞” 理研が最終報告へ (NHK NEWS WEB 3月31日 15時19分):理化学研究所などのグループが発表した「STAP細胞」について、論文の画像やデータに不自然な点が相次いで指摘されている問題で、理化学研究所は4月1日、記者会見を開き、調査の最終的な報告を公表すると発表しました。

早稲田大学が博士論文の不正行為を調査へ

小保方晴子博士が早稲田大学先進理工学部生命医科学科に提出した博士論文に関して、論文の中の文章や実験データをコピーアンドペースト(コピペ)により作成していたことが発覚しましたが、これを受けて早稲田大学は不正の有無に関して調査を行うことを表明しました。

平成24年度私立大学等経常費補助金学校別交付額一覧(日本私立学校振興・共済事業団PDF)によると早稲田大学への交付額は95億2828万8千円で、慶應義塾大学の96億889万円に次いで第2位。私学の雄と自他共に認める早稲田大学には毎年これだけの金額の税金が国から投入されているのです。剽窃などの不正行為を働いた論文に対して博士号が授与されて良いはずがありません。残念なことに、小保方晴子氏が所属していた研究室や同じ学科の他の研究室でもコピペ博士論文が大量に発覚しており、もはや小保方晴子氏の個人の問題だけでは済まされない状況になってきました。小保方氏が教育を受けた環境に構造的な問題があるのかもしれません。

ちなみに、上記の私立大学等経常費補助金に加えて、早稲田大学には「卓越した大学院拠点形成支援補助金」として平成25年度で2億8172万4千円。平成24年度が4億6490万9千円交付されています。交付の対象 は、「実践的化学知」教育研究拠点。小保方晴子氏はこの「実践的化学知」教育研究拠点の制度を利用してハーバード大学に留学しています(ここがよかった!GCOEハーバード留学体験記-小保方晴子 氏)。

参考

  1. 早稲田大学の博士論文のコピペ発覚リスト  (計21名)(http://stapcells.blogspot.jp)
  2. 小保方さん博士論文 早大が調査開始へ(NHK NEWS WEB 3月26日 13時14分):理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、早稲田大学に提出した博士論文に文章の盗用などの疑いが出ている問題で、早稲田大学は不正の有無について外部の有識者を交えた詳しい調査を始めることを明らかにしました。…早稲田大学は不正が確認された場合には、小保方さんの博士論文や学位の取り消しを検討するとしています。
  3. レポートにおける剽窃行為について(早稲田大学メディアネットワークセンター):書籍やWebなどの他人の文章をレポート(Webページの作成課題を含む)として提出することは許されません。 一部分であったとしても、後述の出所の明示を含む引用の要件がみたされていなければ同様に許されません。上記に該当するレポートは試験におけるカンニング 行為(他人の答案や持込の禁止されている資料を写すこと)と同様にみなされ、不正行為に該当します。不正行為が発覚した場合、Waseda-net IDの利用停止、該当科目の無効、また所属学部・研究科において、その時点で履修しているすべての科目の無効、停学を含む厳しい処罰が下されますので、十 分に注意してレポートを提出してください。レポートの一部に、他人の文章の一部を引用する、あるいは内容の一部を同一性が失わないように要約して引用する 場合は、その出所を示し、自分の書いた文章 ではないことを明示する必要があります。また引用にはそのほかにも守る必要のあるルールがあります。これらを守らずに提出すると、剽窃にあたり、著作権法 に抵触します。
  4. 剽窃・盗用は不正行為(早稲田大学政治学研究科 剽窃定義確認書 PDF):研究を志す者が、絶対に行ってはならない行為として、剽窃・盗用があります。剽窃・盗用(英語ではPlagiarism)とは、「他人の作成した著作物の内容やその基になっているアイデアなどを、脚注をつけるなどの必要な手続きを踏まずに借用し、あたかも自分のものであるように書いたり報告したりすること」です。これは、カンニングと同様の不正行為です。絶対に行ってはなりません。
  5. 博士学位取り消しについて(早稲田大学2013/10/21、2013/12/26追記):早稲田大学は、下記のとおり、不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明しましたので、当該学位について、授与の取り消しを決定しました。…学位規則(学位授与の取消)第23条 本大学において博士、修士または専門職学位を授与された者につき、不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したときは、総長は、当該研究科運営委員会および研究科長会の議を経て、既に授与した学位を取り消し、学位記を返還させ、かつ、その旨を公表するものとする。
  6. 「卓越した大学院拠点形成支援補助金」の交付決定について(文部科学省 平成25年10月):「卓越した大学院拠点形成支援補助金」は、優秀な学生をひきつけ、世界で活躍できる研究者を輩出する環境づくりを推進することを目的として、優れた研究基 盤を活かし高度な教育と研究を融合する卓越した拠点を有する大学に対し、博士課程の学生が学修研究に専念する環境を整備するために必要な経費を支援するも のです。
  7. 私立大学等経常費補助金交付要綱第2条(文部科学省):私立大学等経常費補助金(以下「国庫補助金」という。)は、私立の大学、短期大学及び高等専門学校(以下「私立大学等」という。)の教育条件の維持及び向上並びに私立大学等に在学する学生に係る修学上の経済的負担の軽減を図るとともに、私立大学等の経営の健全性を高め、もって私立大学等の健全な発達に資するため、日本私立学校振興・共済事業団(以下「事業団」という。)が学校法人に対し私立大学等の経常的経費について補助するための財源として、国から事業団に交付するものである。

小保方氏のSTAP細胞は若山氏のマウスと別

STAP細胞がいろいろなマウスの系統から作れるかどうかを調べるために、若山博士が129系統のマウスを小保方博士に渡していたにもかかわらず、そのマウスから調整したはずのSTAP細胞2系統に関してDNAを解析した結果、129系統由来ではなく、B6系統とF1系統由来のDNAであるという結果が得られたそうです。

若山博士から129系統のマウスを受け取っておきながら、小保方博士があえてB6やF1でSTAP細胞を作製し、129系統由来のSTAP細胞として若山博士に渡した意図は不明です。

参考

  1. 保存細胞にも疑念 実験と別種のマウスと判明(産経ニュース 2014.3.25 21:16):若山照彦山梨大教授は、小保方氏に129系統という種類のマウスを渡してSTAP細胞の作製を依頼。小保方氏はこのマウスの細胞を弱酸性溶液で刺激し、STAP細胞の塊を2株作製できたとして若山教授に渡したという。 …遺伝子を調べたところ、129系統ではなく、実験には使わなかったはずのB6とF1という別種のマウスの細胞だったことが判明。
  2. 依頼と違うマウスで使用 STAPで若山氏が報告(中国新聞2014年3月26日)
  3. 別マウスの遺伝子検出 STAP細胞実験、新たな疑念(アピタル 朝日新聞の医療サイト 2014年3月25日):小保方さんはいずれの株についても「129」と呼ばれる系統のマウス由来の細胞だとして若山さんに提供した。しかし遺伝子を調べたところ、「B6」というマウスと、B6と129の子どものマウスに由来する細胞とわかったという。
  4. 依頼と違うマウスで作製 STAP細胞で小保方氏 共著者が報告(スポニチアネックス2014年3月25日 23:13):理研によると、若山氏は論文の発表前、マウスの系統に関係なくSTAP細胞を作れるかを調べるため「129」と呼ばれる系統のマウスを小保方氏に提供し、STAP幹細胞の作製を依頼した。
  5. STAP幹細胞:別マウスの遺伝子検出 山梨大の保存分(毎日新聞 2014年03月25日 21時58分 最終更新 03月25日 22時15分):STAP細胞を作るため使ったはずのマウスの遺伝子のタイプが確認されず、別の系統のマウスしか検出されなかった
  6. Generation of Mice from ES Cells at MIT:There are three types of mouse embryonic stem (ES) cells that are used routinely for targeting and generation of mice at MIT: 129, C57BL/6 and 129/B6 F1. ES細胞作製で使われる3系統、129、B6,F1の説明
  7. マウスおよびラット系統の命名法に関する規則と指針(PDF):系統は、20 世代かそれ以上兄妹交配が行われた時、近交系とみなされ、その系統の個体をたどると1 組の祖先にたどることができる。…ハイブリッド(交雑系) 同じ手順で交配した2 系統の子孫であるマウス、ラットは遺伝的に同一で、2 系統の省略
    記号を使って大文字で表記し、そのうしろにF1 をつける。(ただし、母系統を最初に記述)。…省略が認められている系統は下記の通り。129 129 strains (サブタイプを含む:例 129S6 は、129S6/SvEvTac の略)…B6 C57BL/6 strains
  8. Hybrid mice(The Jackson Laboratory):F1 hybrid mice are produced by crossing mice of two different inbred strains. Although they are heterozygous at all loci for which their parents have different alleles, they are similar to inbred strains in that they are genetically and phenotypically uniform.
  9. 細胞培養基礎講座 第22回「ES細胞のマウス系統」(細胞・培地・血清の「細胞.jp」):「まず、毛色が違うよ。129SVは茶色、C57/BL6は黒色、DBA/1は淡褐色をしているんだ。」

STAP細胞NATURE論文捏造事件の理研中間報告会見に対するリアルタイムな世間の反応

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の研究者らが関与したSTAP細胞NATURE論文捏造事件の中間報告が2014年3月14日に理化学研究所により行われ、ニコニコ動画で生放送されました。匿名掲示板2ちゃんねるでは、専門分野の人たちがこの会見に対する感想をリアルタイムで書き込んでいきました。最初から結論ありきの調査報告に憤りのコメントが多数寄せられましたが、記者会見に臨んだ5名の方々が4時間ぶっ通しという長時間の会見の疲労にもかかわらず最後まで真摯に答えていたことや一人ひとりの本音が見えてくる部分もあったことから、会見を行ったことに対して一定の評価をする声も上がりました。

実験ノートの有無を曖昧なままにしたり、データ改竄、捏造の事実をただちに研究不正と認めなかったり、調査委員会の役割を非常に限定することにより他の不正の可能性に目をつむるなど、この中間報告は理研のような日本のトップの研究所が積極的に研究不正を隠蔽しようとしているという印象を世間に与えてしまい、若手研究者を絶望的な気分にさせるのに十分な内容でした。日本の科学研究の未来のためにも万人が納得する最終報告が望まれます。

会見は午後2時から午後6時過ぎまで続きました。以下、2ちゃんねるのスレッド「STAP細胞の懐疑点PART117,119,120」にリアルタイムで書き込まれた約三千件の投稿の一部を紹介します。

STAP細胞の懐疑点 PART117
117 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 14:58:51.61
理研「コピペは不正ではない」

146 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:02:12.84
こりゃ科学者全員敵に回したな

155 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:03:20.32
理化学研究所は世界の信頼を失ってもオボカタを守る
その並々ならぬ決意が伝わる会見だった

194 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:10:37.91
この組織駄目だろ
のらりくらりで何も答えようとしない

255 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:24:04.89
悪意のない改ざん、意図的でない改ざんなんて存在するのか?w
こんな説明で納得するバカがいるのか?w

274 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:27:35.76
関係者が自分の組織を守ることしか考えてないから滅茶苦茶だな
国際問題なんだよ
解ってんのかよ

283 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:28:29.76
肝心の所は全部「調査中」「詳細は影響するので公表できません」
でも、STAPの真実性については、「科学コミュニティでの検証にまかせる」
すげーなw

293 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:29:12.26
研究不正には当たらないと判定
はぁ??

294 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:29:13.09
実験ノートくらい今すぐ出せよ

295 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:29:15.72
嘘を曲解で乗り切る感じかな

308 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:32:35.03
これで「不正はない」なんていったら、何が不正になるんだよ。
理研CDBは一回解体だよ。

370 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:43:46.94
一般的な意味での「不正」と、理研の言う「不正」って言葉の定義にズレがあるんだな。

376 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:44:36.17
組織保身が全力すぎる

407 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:48:46.28
実験ノートや生データそのものを、
科学者コミュニティにゆだねたら?

482 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 15:57:38.33
CDBだけかと思ったら
理研全体が腐ってやがんな
もう解体しろよ

525 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:02:44.95
あいたくちがふさがらない

530 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:03:04.03
ここのレス見てると違和感覚えるんだけど理研の会見ってそんなにひどかった?
ここでもずっと言われてて忘れられてるようなブロックノイズの奴も引き合いに出して
疑念を持たれてる奴には余さず応えてた
オボが覚えてないとは言っても剽窃は認めてたし、
すり替えられた写真は本物があるから再提出するって言ってるし。まぁそんなものないとは思うけど

538 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:04:03.32
理研は教育機関だった。小学生並の人間が年収2000万もらいながら研究者まで養成されます。
論文捏造&研究不正 ‏@JuuichiJigen 2分
(質問)不正がなかったと判定されたとしても、理研は著者らをサポートしていくのか?
論文を再投稿しても相手にされないのではないのか → (回答)教育をしていきたい。

550 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:04:49.72
>>538
理研が教育機関だったとは初耳だ。

555 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:05:26.71
>>530
むしろあまり問題視されていない部分を大々的に「問題なし」と発表し、
やばそうなところは「調査中なので」「ここで扱うことじゃないので」で逃げてるように感じるけどな。

581 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:07:04.59
世界中から、なぜ日本が隠蔽体質と叩かれるか
その理由が分かるよ~www
全部隠す気だぞ、これwwwwww

583 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:07:07.97
腐ってる。腐り切ってる。
何だこの組織。
1円たりとも税金使わせるべきではない。

594 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:07:40.86
理研は何が何でも「ミス」で押し通すつもりなんだな

623 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:09:59.59
取り違え
ミス
下書き
コピペ
すべてが許される世界か理研は

640 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:10:40.75
もう見るのが嫌になってきた。
嫌悪感と怒りしか感じない。
何だこいつら。何だこの組織。

658 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:11:53.62
未熟な奴を理研に入れるなや・・・

659 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:11:54.88
倫理観の欠如した研究機関から未熟と呼ばれるユニットリーダー

666 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:12:14.93
理研が組織として未熟なんだよww

733 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:16:07.43
へえ、実験ノートの存在を確認してないってw w w
この組織狂ってるわw

764 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:18:10.76
実験ノートをかくにんしてないとか何を調査していたんだ

776 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:18:33.04
悪意なければコピペし放題!

783 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:19:05.99
「実験ノートは確認していないが無いとは確定してない。存在を確信しているし、これから作成のプロトコルを出す」
ですか?わかりません。

792 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:19:40.05
>>783
小保方の実験ノートは、シュレディンガーの猫かよw

819 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:21:03.82
もう駄目じゃん…何も調査してないやろこれ

833 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:21:55.95
実験ノートとか重要な証拠の所在は分からないのに
根拠のない確信はあるって言われても

845 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:22:35.57
まあ、理研というのが
どういう組織か良く分かったよ。
ホンマ腹立つ。
おいおい理研超腐り過ぎだろww

869 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:23:45.95
少なくともこの世界では
実験ノートが残っていない=捏造って印象だよな

908 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:26:35.67
実験ノートすら確認していない内部調査ってただの時間稼ぎだよね
分子生物学会からは生データの即時かつ全面的な開示を求められているのに

925 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:27:29.21
CDBだけじゃなくて理研を潰すべきじゃね?日本と科学のためには

977 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:30:27.54
少なくとも海外には通用しなさそうな会見だったな

984 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:30:51.29
武市さんや野依さんは不正だって言いたいけど、口を濁してる感じだね。

STAP細胞の懐疑点 PART119
18 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:32:50.27
記者会見見て、腹の底から怒りがわいてきた。
みんなと同じように。

26 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:33:24.64
NHKだいぶ踏み込んだな
はじめはどうなるかと思ったが、会見が進むにつれて理研側も喋り出したw

31 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:33:42.38
ニコニコ放送、累計来場者数:88,433,046
9000万人近い!

66 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:35:59.45
実験ノートはあったのかなかったのかどっちなんだよ!!

74 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:36:12.55
ノーベル賞受賞者とかがよってたかってこのコピペを擁護する構図が
非常に恐ろしい
何がどうなればこのコピペがここまでガードしてもらえるのか

77 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:36:29.25
調査委員会が理研に肩入れしてて意味あんのこの調査

95 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:37:47.37
>>74
組織を守ってるだけなんだけど構図が酷いよな
巡り合わせで

108 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:38:09.59
>>74
本当に、本当に悲しいけど、これが今の野依先生の仕事なんだよ。
いや、野依理事長か…(;ω;)

109 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:38:14.67
>>95
末期的だよな
この時点で組織自体が終わってるって丸わかりだという

124 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:39:17.60
>>74
違う擁護じゃなくて逆にあきれてんだ
ある意味捏造疑惑で干されるよりきついやろこれ

137 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:40:21.56
腐ってるわあ。。。
何かが湧いて見える

148 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:40:40.99
>>124
さすがに科学者だし頭はいいから、言葉はきっちり選んでいるけど
「察してくれ」状態だよね

228 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:44:33.05
調査委っていったいなにをやってたの?

259 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:46:49.15
竹市先生が気の毒になってきた

274 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:47:50.44
管理責任問われてんのに同情するとか哀れとか言ってるやつは何なんだよwwwww

286 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:48:15.31
何かこの人達言ってること変化してるよね
疲れてきたのか分からんが

361 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:52:56.53
右端の調査のおっさん
「実験ノートや生データをとりよせて調査している」
とか言ってたのにwwwww
実験ノートないんやんかwwwwwwwwwwwwwwwwwww
生データもないんとちゃうの?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

374 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:53:37.14
だいたいさ、科学的な検証も不正かどうかの判断にとって重要だろ?
何考えてんだよ?

375 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:53:38.79
>>361
結局ノートあるのかないのか意味が分からん

403 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:55:18.58
本物をすぐに出せないのはなぜなの?
実験ノートをすぐに出せないのはなぜなの?

427 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:57:29.14
@mitsuhiroyana ?@mitsuhiroyana ・ 55 分
理研の説明を見ると、悪意はないというのがやたらに目につきます。
それじゃどういうのが悪意があると見るのか、と聞きたくなります。
これだけ多くの人々に誤った印象と情報をもたらし、
それは意図的でなかったのでしょうか。
そうすると意図なしに[自然に]コピペが起きたりしたのでしょうか。
@mitsuhiroyana ?@mitsuhiroyana ・ 51分
この中間報告なるものだと、論文を撤回すればそれでお咎めなし、
とでもなるような雰囲気です。ここまで徹底的に流用とコピペをして
しまってもお咎めなしの雰囲気の研究環境はわたくしには想像の
つかないものです。

451 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 16:59:07.85
調査委員会、神戸に乗り込んでもいないのかよ!

466 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:00:06.54
2014年03月14日は日本の生命科学が自殺した日として記憶されるだろう

481 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:01:05.48
>>451
不正がなさそうなこだけ不正ないとさっさと認定して
他のヤバいところは全部調査継続中という名のもとにスルーする調査なんて
最初っから結論ありきで調査なんてとても呼べんわ

505 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:02:38.22
え、学位を剥奪されても身分は変わらないの?
普通、一発で懲戒免職じゃないの?

537 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:04:54.64
>>466
理研と早稲田関係者が死んだだけだろ

543 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:05:15.52
コピペしといてあれ下書きだからいいもん!ってのたまう女を
ノーベル賞受賞者が頭下げてまで擁護するこの異常性が
世界で笑いものにされています

592 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:08:29.52
本人不在で全員ブチ切れてんじゃねーか
なんだよこの茶番は

593 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:08:29.43
お、「こういう改竄にありがち、捏造」と名言したぞw

597 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:08:54.92
つか、びっくりしたのはw
言葉の端々に本音が出ていて面白いよね。

607 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:09:32.27
石井委員「完全な悪質ではない」

623 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:10:42.16
>>607
むしろじゃあ完全な悪質を見せてくれよって言いたいわ
現状で既に科学史上最悪レベル余裕で突破してるというのに

636 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:11:19.02
ゲル切り貼りの時点でダウトでしょ?
なんでそこでもっと詳細な調査が必要とかいうんだろ

663 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:12:50.94
石井「実験データの故意の改ざんだけど捏造ではない」←??????????

637 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:11:20.83
プロなら絶対にありえないが悪質ではなく単なる偶然です
理研の委員会すげえな
これがスタンダードになるなら,もう日本に不正研究はなくなる

668 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:13:03.92
簡単に作れる万能細胞の存在は否定できないが
小保方論文による「STAP細胞」はもはや存在しない
野依含め周囲の人間が「STAP細胞」が未だに否定されて無いかのような
非科学的な主張を繰り返してるのが異常
もはや
STAP教
教祖は小保方
全員洗脳されてる

676 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:13:27.67
>>663
改竄は不正じゃないらしいよその調査委員会委員によると

688 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:14:08.42
まじめに実験するのアホらしくなった
理想の結果を思い描いて、その方向に近づける
悪意が無ければ問題ない
って理研に言われちゃぁなあ

703 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:14:46.70
今北
3行で頼む!

706 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:14:58.57
この動画、海外に英語字幕つきで転載されたら日本科学界終わりかねん
少なくとも理研は確実に全科学界から相手にされなくなる

714 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:15:51.65
もう理研自体 潰していいんじゃね? こんな対応じゃあ・・・

725 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:16:28.71
よく分からんけどこんな苦しい擁護して
そこまでして守るもんかこれw
科学の重鎮なんだろこの人たち

729 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:16:38.39
>>714
少なくともCDBは解体、上層部は全員入れ替えが必須だろこれ

735 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:16:55.89
>>706
科学者の墓場 になるんか。元楽園から
相手にされない研究所に金目当てに来るやつしか残らんな。特別法人になっても

736 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:16:59.16
悪意はない!
だから全部セーフ

738 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:17:04.77
理研がいかに腐ってるかを実感した会見だったな

739 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:17:15.83
>>725
100億と特殊法人化がかかってるんやで。

744 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:17:20.29
理研調査委員「捏造があれば経験でわかる」
すげえええええ

745 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:17:21.19
石井委員「完全な悪質ではない」「改竄だから不正ではない」

774 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:18:56.34
>>703
・関係者の処分はしない(反省文と教育のみ)
・実験ノートはわからない
・「不正の調査には科学的な検証が必要だが、調査委員会は科学的な検証はしない」
・「実験データに故意の改ざんはあったが捏造ではない」

786 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:19:29.67
下書きw
ところで大学生とか、まさかさっきの会見は見てないよね?
あれみたら若い人とかは日本の科学への信頼や研究への意欲がふっ飛びそう
なんか本当に世界の恥だなと思った。なんだこれ

795 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:19:43.07
再現は第三者に任せま~す
悪意の無いコピペは不正ではありませ~ん

798 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:19:51.98
日本を代表する科学者たちが凹のその場しのぎの嘘に振り回されているwwwww

812 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:20:19.45
>>744
調査委員自体の存在が捏造だな。

813 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:20:20.71
>>774
学部生ですら実験ノートに実験結果を残すのが普通なのに・・・

821 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:20:47.07
CDBの研究に対するスタンスはこういうことだと理解してもいいんでしょ?
もう物理的な意味でも解体してもいいよ
駐車場にでもした方が世の為

843 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:21:32.59
ノーベル賞受賞者も尻拭いに使える小保方の権力は、すごい

845 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:21:36.30
>>813
実験ノートつけないと、レポート書けないじゃんw

867 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:22:53.53
>>798
もうこれ本気で日本の科学界の重要な一部分が終わった日ってひしひしと感じるわ
こんなもんをめちゃくちゃな言い分でここまで擁護しなきゃならんとか・・・
もうはっきりと見えてる真実からよってたかって離れよう離れようとしかしない時点で
研究者である資格がないわ

933 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:25:39.80
ちょっと気分悪い…
とか言えば調査かんべんしてもらえるのかwwww
もうあきれるしかないwwww

STAP細胞の懐疑点 PART120
10 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:29:46.66
理研は若くて未熟なら不正してもOK

19 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:30:13.45
なんで論文の基礎的なルールを理解してない人が理研でリーダーやってるんだ…

21 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:30:28.17
まさかの「コピペも改竄も悪いと思っていなかった」発言に目が飛び出た

29 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:30:41.01
石井委員「完全な悪質ではない」「捏造があれば経験でわかる」
「改竄は不正ではない」

39 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:31:11.27
理研疲れてきてボロボロ本音出てる?
理研vs早稲田でおぼのなすりつけ合いファイッ

51 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:31:41.28
理研「コピペも改竄も不正ではない」「完全な悪質ではない」

63 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:32:14.94
もう壇上の5人も本音を隠しきれなくなってきたな

107 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:34:23.02
今日は日本の科学の命日です

127 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:35:34.55
分子生物学会以外のあらゆる学会、学者が声明出すべきレベル
こんなの許したらマジで日本のアカデミア自体が死ぬ

142 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:36:25.00
どーでもいいからもうお金(税金)返して。実験費用返却して。

163 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:37:22.21
オボを採用したのは間違いだったというコメントは貴重だな

169 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:37:42.40
>>163
まじで?誰が言ってたの

176 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:37:58.80
>>169
竹井センター長

186 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:38:13.11
理研がポツダム宣言受託するもんだと思ってたら科学界に宣戦布告しだした
もうさっさと原爆落とせよ

190 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:38:21.36
調査委員会まともだな
時間かけたら不正と認定するだろこれなら

191 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:38:27.55
もういいから投入された税金かえせよ

194 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:38:31.66
>>176
よかった
多少はまともな部分があるんだな

220 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:40:18.47
>>190
>・「不正の調査には科学的な検証が必要だが、調査委員会は科学的な検証はしない」
>・「実験データに故意の改ざんはあったが捏造ではない」
これでどうやって信頼できるんだよ

286 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:44:01.78
この会見はオボだけが悪者になってるな
オボなんかはもう枝葉末節だ
大きな問題は100億の金になる指定欲しさにこういうことの絵を描いた理研そのものなんだがな

369 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:48:03.17
コピペは悪くないっていう研究機関の論文は信用されませんよ

408 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:49:51.07
石井さんの応答は勉強になるなあw

424 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:50:36.21
>>408
恐ろしい安定感だよな。

425 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:50:36.26
1000万円の研究費!1000万円の人件費
一昔の若手Sクラスじゃん・・・
理研って、ヤバイ組織だよ・・・

451 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:52:34.83
>>408
しかし調査のほうはかなりアレくさいんだが。

518 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:56:43.80
石井委員「完全な悪質ではない」「捏造があれば経験でわかる」
「コピペや改竄は不正ではない」
「不正ではなくミステイク」

548 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:58:19.56
これはすごい。
今日の会見はマスコミ含めてほとんど誰も期待してなかったと思うが、
午後6時まで引っ張ったことで完全に流れ変わったな

580 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:59:45.78
生データは存在しないってことを匂わせてるんじゃねーの?
実験ノートの有無を確認してないとか、調査が未熟すぎるw
つまり、そういうものは無いと考えるのが妥当

581 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 17:59:50.59
4時間か。。。凄いなこれw

587 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 18:00:08.67
>>548
なんか意外と調査委員会も仕事してるの分かったし
竹市さんも事務の人もきちんと事態を認識してるのが分かったな

597 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 18:00:42.20
>>408
ただのらりくらりと逃げているだけじゃないか!

623 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 18:19:02.49
会見終わったね
とりあえずお疲れさまでしたー4時間やるとは思わなかった
個人的に
・竹市先生にこのままセンター長を続けて欲しい
プロトコル出した利権だから、30分で会見強制終了すると思っていた自分です。謝る
最終調査まで粛々と続けて欲しいと思う

641 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:05:19.81
なんか長すぎだったし2時から会議だったしあんま見てないんだけど
誰かまとめてよ

646 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:06:23.93
>>641
・「関係者の処分はしない(反省文と教育のみ) 」
・生データなど詳細な証拠の提出はあった、なお実験ノートについてはわからない
・「不正の調査には科学的な検証が必要だが、調査委員会は科学的な検証はしない」
・「実験データに故意の改ざんはあったが捏造ではない」
・小保方さんには実験を停止してもらっていると言ったが、実際には実験を停止してもらってはいない

650 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:07:06.10
石井俊輔って人のしゃべりに感心した
てっきり弁護士かと思ったよ
俺もあれくらい喋れるようになりたい

744 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:21:06.17
小保方を理研に採用した責任を取れるかと問われて竹市さんがyesと言った時胸が苦しくなった

781 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:25:20.00
理研は想像以上に末期的な組織だったんだなと
今回の感想はそれだけ

816 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:28:26.92
>>744
言ってた
グッと来た
他の質疑にもやっぱり頭いいから記者の腹を探るような質問に
スパって核心を答えてて凄かった

855 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:31:29.92
NHKが質問してたけど
博士論文をスキャナーでスキャンしてその上から画像編集したのは
明らかに故意じゃないかって問題を全く知らなかったみたいだな
本当に調査してんのかね

907 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:34:43.73
>>855
あそこが唯一石井先生が詰まったとこだね

908 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:34:47.47
理事長の怒りはハンパない感じでしたね♪
「つーか あのメンバーで最も凄まじい怒りを抱えているのは
オバサンだろう。青いオーラが出てたな。特に終了間際w」
「全員真実を熟知の上での会見だったんでしょうし♪」

914 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:35:17.01
>>855
本当だよな
あれは過失なわけがないんだから

928 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:36:07.08
科学者ってひたすら自然の真理を追求する純粋な人たちだと思ってた。
実際は保身と組織内政治に奔走する俗物なんだな。
知の尊厳とか幻想に過ぎない。

956 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/14(金) 19:37:44.61
>>928
竹市先生見ていたら、誠実な科学者だなと思ったよ

FNNnewsCH(フジニュースネットワーク)
(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(1/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(2/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(3/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(4/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(5/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(6/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(7/7)

STAP細胞の作り方(Vacanti研)

いまだに世界のどの研究室も再現できていないSTAP細胞作製ですが、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの小保方博士、丹羽博士、笹井博士らがプロトコール・エクスチェンジに詳細な手順を発表したのに続いて、STAP細胞NATURE論文の共著者であるハーバード大学バカンティ教授も自身が所属する所属するハーバード大学ブリガム・アンド・ウィメンズ病院麻酔科のウェブサイト上にSTAP細胞作製のプロトコールが発表されました。

vacantiProtocol

このプロトコールには著者名が記されていませんが、バカンティ教授を紹介するウェブサイト上にリンクがあることから、バカンティ研究室による発表と理解されます。

Protocol for generating STAP cells from mature somatic cells (STAP細胞作製プロトコールへのリンク)

協同してNATURE誌にSTAP細胞作製に関する論文を発表したにも関わらず、著者らがばらばらに2つのSTAP細胞作製プロトコールを発表するというのは不可解です。しかし、もしSTAP細胞作製が真実なのであれば、少しでも情報が多いということは再現実験を試みている研究者にとっては良いことでしょう。

参考

  1. Protocol for generating STAP cells from mature somatic cells (Department of Anesthesiology, Brigham and Women’s Hospital)
  2. Charles A Vacanti, M.D. (Center for Tissue Engineering & Regenerative Medicine, Brigham and Women’s Hospital)
  3. Essential technical tips for STAP cell conversion culture from somatic cells. Haruko Obokata,Yoshiki Sasai & Hitoshi Niwa. Protocol Exchange, Published online 5 March 2014
  4. STAP再現実験をより明解にするための1つの提案(http://www.ipscell.com/tag/stap-cells/ Posted on March 19, 2014 By Jun Seita, M.D., Ph.D.): …ストレスや障害を受けた細胞が自家蛍光を発することは良く知られた現象です。…プロトコールに1つのコントロールの追加を提案したいと思います。Oct3/4-GFP遺伝子改変マウスから採取した細胞に追加して、野生型マウスからも同じ手順で細胞を採取し、同じ手順で外部刺激処理・培養し、同じ条件で解析を行ってください。
  5. Reactions to New On-Line Vacanti Lab STAP Cell Protocol(http://www.ipscell.com/ Posted on March 20, 2014):The thing that first struck me most strongly about this published protocol is that it is not the same protocol reported in the Nature papers and it also is not the same as the recently posted RIKEN STAP protocol.

宇宙誕生を説明するインフレーション理論の証拠となる重力波の痕跡を検出

【追記20150131】 この投稿記事で紹介した研究発表は、後に間違いであったと結論されました。

「原始重力波」実はノイズ…欧米チームが解析 (YOMIURI ONLINE 2015年01月31日)

米国の研究チームは、南極に設置した電波望遠鏡で原始重力波の痕跡をとらえたと昨年3月に発表。インフレーション理論を裏付ける観測結果で、「ノーベル賞級の成果」と注目された。

 しかし、発表当初から、この痕跡はノイズで生じた可能性が指摘され、米国やESAのチームが、観測衛星「プランク」で得られた新データなどを基に共同で解析を進めていた。両チームの関係者は「重力波の痕跡が隠れている可能性はまだあり、今後も研究を続ける」としている。(http://www.yomiuri.co.jp/science/20150131-OYT1T50053.html)

 

 

宇宙が誕生するときに急膨張が起きたとするインフレーション理論は佐藤勝彦博士らにより提唱されたものです。このインフレーション理論の証拠となる138億年前に生じた重力波の痕跡がアメリカの研究チームにより観察されました。

BICEP2 Press Conference – March 17, 2014

参考

  1. 佐藤勝彦教授の「宇宙誕生の理論」裏づけ 世界初「重力波」観測(FNN 0318 14:48):日本の宇宙物理学者・佐藤教授が、1981年に発表した「インフレーション理論」を裏づけるものとなる。
  2. 重力波、誕生間近の宇宙膨張の痕跡 米チームに「ノーベル賞級」との評価(産経ニュース2014.3.18 14:51):生まれたばかりの宇宙は急激に膨張したと考えられており、その際に発生した重力波の痕跡を今回、初めて見つけたとしている。
  3. わしのビッグバン理論は間違ってなかった…重力波初観測の大ニュースに涙ぐむ物理学者(動画)
    (GIZMODO 2014.03.19 23:00):今回紹介するのは、この発見で立証されたインフレーション理論の主提唱者のひとり、アンドレイ・ドミトリエヴィチ・リンデ( Andrei Dmitriyevich Linde)スタンフォード大教授です。教授は佐藤勝彦氏、アラン・グース氏がこの理論を提唱した翌1982年に独自の新モデルを発表し多大な影響を与えました。
  4. BICEP2 2014 Results Release (http://bicepkeck.org/)
  5. The Big Bang (NASA Science Astrophysics):…This and other cosmological problems could be solved, however, if there had been a very short period immediately after the Big Bang where the Universe experienced an incredible burst of expansion called “inflation.”
  6. 素粒子論的宇宙論基礎(新井真人 チェコ工科大学)(PDF) :標準ビッグバン理論の問題点 地平線問題 平坦性問題 > インフレーション理論(1981年 佐藤、グース)。インフレーション t=10^(-36)から10^(-32)の間に宇宙が10^26倍に。
  7. How astronomers saw gravitational waves from the Big Bang(nature.com/news 17 March 2014):On 17 March, John Kovac announced to the world that he and his team of radio astronomers had found the imprint of gravitational waves from the Big Bang. They did so by looking at the cosmic microwave background (CMB), sometimes called the ‘afterglow’ of the Big Bang, using BICEP2, a telescope experiment based at the South Pole. This signal of gravitational waves was seen in the polarization of the CMB — similar to the kind of polarization that certain sunglasses block — over a small patch of sky.This polarization map, which is reminiscent of the way iron filings arrange themselves on a surface under the effects of a magnetic field, was found to have particular vortex-like, or curly, patterns known as B modes. The presence of B modes is a tell-tale sign of the passage of gravitational waves generated during inflation, a brief period during which the Universe underwent an exponential expansion, right after its birth.

Vacanti教授らが疑惑論文Obokata et al., 2011を訂正

小保方晴子氏がハーバード大学バカンティ研究室に留学中に行った仕事が2011年に専門誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」に論文発表されていましたが、この論文中でデータの不適切さが指摘されていた箇所(http://stapcell.blogspot.jp)が「訂正」されました。「訂正」の要旨によれば、酷似したPCRのバンドが図3内で、また、図2と図3の間で、間違って配置されたり重複して使われていたということです。インターネット上で指摘されていた「画像の使いまわし」の内容を著者らが完全に認めています。

写真全体が重複していれば、同じ写真を間違って使ってしまったという釈明がありえるかもしれません。しかし、この論文ではゲルの一部のバンドを反転させて流用するなど、通常の図の作製過程では起こり得ないことが生じています。

「画像の使いまわし」=「データ捏造」にもかかわらず、この雑誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」の編集部も論文著者らもこの研究不正論文を「取り下げ」にせずに「訂正」で済ませるのは、倫理感が欠如しており非常に由々しき問題です。

VacantiErratum

Erratum: The Potential of Stem Cells in Adult Tissues Representative of the Three Germ Layers

ABSTRACT

In our paper entitled; “The Potential of Stem Cells in Adult Tissues Representative of the Three Germ Layers”, published in the journal, Part A Volume 17, Numbers 5 and 6, 2011, some errors have been identified in the figures published. Some very similar appearing PCR bands displayed in Figure 3, are incorrectly placed or redundantly used, either within Figure 3 or between Figures 2 and 3.

Dr. Charles A Vacanti, M.D. BWH, Anesthesiology, Boston, Massachusetts, United States; cvacanti@partners.orgDr. Haruko Obokata Harvard Medical School, Brigham and Women’s Hospital, Anesthesiology, 75 francis st. , Boston, Massachusetts, United States, 02446, +81-80-1137-2905; obokata@toki.waseda.jp

Dr. Koji Kojima 75 Francis Street, Boston, Massachusetts, United States, 02115, 16177325863, 16177302801; kojima@zeus.bwh.harvard.edu

Dr. Karen Westerman Harvard Medical School, Brigham and Women’s Hospital, Anesthesiology, Laboratory for Tissue Engineering and Regenerative Medicine, Boston, Massachusetts, United States; kwest@zeus.bwh.harvard.edu

Dr. Masayuki Yamato, Ph.D Tokyo Women’s Medical University, Institute of Advanced Biomedical Engineering and Science, 8-1 Kawada-cho, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan, 162-8666, +81-3-3353-8111, +81-3-3359-6046; myamato@abmes.twmu.ac.jp

Prof. Teruo Okano Tokyo Women’s Medical University, Institute of Advanced Biomedical Engineering and Science, 8-1 Kawada-cho, Shinjuku-ku, Tokyo JAPAN, Tokyo, Japan, 1628666, +81-3-5367-9945, +81-3-3359-6046; tokano@twmu.ac.jp

Prof. Satoshi Tsuneda Waseda University, Department of Life Science and Medical Bioscience, Shinjuku, Tokyo, Japan; stsuneda@waseda.jp

Accepted: 02 23 2014
Received: 02 23 2014
参考
  1. Erratum: The Potential of Stem Cells in Adult Tissues Representative of the Three Germ Layers(Dr. Charles A Vacanti, M.D.,Dr. Haruko Obokata,Dr. Koji Kojima,Dr. Karen Westerman,Dr. Masayuki Yamato, Ph.D,Prof. Teruo Okano,Prof. Satoshi Tsuneda Online Ahead of Editing: March 13, 2014):Some very similar appearing PCR bands displayed in Figure 3, are incorrectly placed or redundantly used, either within Figure 3 or between Figures 2 and 3.
  2. Haruko Obokata, Koji Kojima, Karen Westerman, Masayuki Yamato, Teruo Okano, Satoshi Tsuneda, and Charles A. Vacanti. Tissue Engineering Part A. March 2011, 17(5-6): 607-615. doi:10.1089/ten.tea.2010.0385.
  3. 小保方氏の留学中の論文、画像使い回しか 共著者が訂正(アピタル 朝日新聞の医療サイト2014年3月19日):この専門誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」はバカンティ教授らが1995年に創刊した。

STAP細胞検証について日本学術会議が提言

STAP細胞捏造論文に関する理化学研究所の中間報告の記者会見が2014年3月14日に行われましたが、これを受けて日本学術会議はこの調査委員会の中立性に疑問を呈し、調査委員会のメンバーを明らかにすること、調査委員長は外部の人間にすること、また、STAP細胞作製の真偽にまで踏み込んだ調査を行うことなどを提言しました。

日本学術会議会長談話 STAP 細胞をめぐる調査・検証の在り方について 平成26 年3 月19 日
日本学術会議会長 大西 隆 (PDFリンク

この談話の中で、「調査委員会の構成が明らかにされておらず、委員長も内部の方が務めるなど、その的確性や透明性において必ずしも十分とは言い難い」と理研の対応を厳しく批判しています。そして

(1) 今後の調査スケジュールを示すこと、
(2) 調査メンバーを明らかにし、委員長は外部の人にすること、
(3) STAP細胞作製という主張の科学的妥当性を検証すること、
(4)研究実施及び論文作成・発表の過程における理化学研究所の組織ガバナンスの問題を検証すること、
の4点を要望しています。
参考
  1. 日本学術会議とは:日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として、昭和24年(1949年)1月、内閣総理大臣の所轄の下、政府から独立して職務を行う「特別の機関」として設立されました。
  2. 科学者の社会的責任と科学の発展(2014年1月 第22期日本学術会議会長大西隆):研究論文のねつ造、改ざん、盗用をはじめとする不正行為や研究費の不正使用等は、科学者や科学が社会にもたらす損失であり、科学の信頼を失墜させます。日本学術会議は、高度に発達した科学の内包する危険を自覚し、その回避のために叡智を結集するとともに、不正行為や不正使用の撲滅のために、大学、研究機関、学協会等とともに具体的な取組を進めることにしました。

理化学研究所の体質

毎日新聞の報道によれば、2014年3月18日に自民党本部で開かれた科学技術・イノベーション戦略調査会などの合同会議で、理研の野依良治理事長らは「今の段階で捏造があったとは認められない。」と説明したそうです。

データ捏造や研究不正が明らかな事項を「調査継続中」として結論を先延ばしにしておき、「現段階では捏造があったとはみとめられない」というのは詭弁です。今回のデータ捏造の事実関係を把握していない人に対してこのような言葉を伝えるのは、その人を騙す行為です。日本の科学技術政策の決定に関わる場面で、このような詭弁を用いることが許されていいのでしょうか?真面目に研究している多くの科学者や納税者を愚弄しています。

参考

  1. STAP細胞:理研「再現実験に3カ月、まとめに1年」(毎日新聞 2014年03月18日 19時48分 最終更新 03月18日 20時21分):会議終了後、塩谷立同調査会長は「(理研によると)今の段階で捏造(ねつぞう)があったとは認められないとのことだった。再発を防ぐため、研究体制がどうあるべきか、できるだけ早い時期に提示してほしいと要望した」と述べた。
  2. 理化学研究所人員・予算(理化学研究所ウェブサイト):理化学研究所平成25年度予算844億4300万円
  3. 理研・野依理事長が研究・出版倫理と不正行為についてAdv. Synth. Catal.誌に寄稿(ワイリーサイエンスカフェ):すべての科学者は、不正行為が科学に対する裏切りだということを肝に銘じるべきである
  4. 野依良治(ウィキペディア):キラル触媒による不斉反応の研究で2001年ノーベル化学賞を受賞。

理化学研究所中間報告の懐疑点

2014年3月14日の理化学研究所中間報告で最終報告のときには小保方さんも出席するのかという質問に答えて、石井調査委員長は「被告と原告」の関係なので調査委員会と小保方さんが同席しての会見はあり得ないと答えました。中間報告会の冒頭で理研幹部が国民に対して謝罪したことから明らかなように、同じ例えで言うなら納税者である国民が原告で、被告が理研というのが本来あるべき構図です。現在の調査委員会は被告が裁判官になっているようなもので、公正さが期待できません。

今回の調査委員会のあり方に関しては不可解なことがいくつもあります。

まず外部の有識者を交えた調査委員会を立ち上げたと報道されていましたが、理研所属の研究者である石井調査委員長以外にどのような人が調査委員として参加しているのかが明らかにされませんでした。メンバーを伏せられていたのでは調査がどれだけ公正なものなのかが全くわかりません。

6項目に絞って不正の有無を調べるだけ、と調査対象を最初から非常に限定しているのも変な話で、本気で調べるつもりがないのかという疑念が湧きます。

研究不正の有無の判定に関して悪意の有無にこだわっているのも、論点をずらそうとしているように見えます。

今回のSTAP細胞NATURE論文の問題はデータ捏造だけでなく、そもそも論文業績ゼロの人間がなぜ理研でPI(研究室の主宰者)として雇われたのかという理研人事の公正さに対する疑念もあります。

政府から巨額の予算が得られる「特定国立研究開発法人」に指定されるかどうかの瀬戸際にある理研ですから、理研に雇用されている研究者が調査委員長を務める調査委員会が理研に不利な裁定を下すとは思えません。中間報告の会見は理研によって完全にコントロールされているように見えました。

参考

  1. 「STAP」写真流用把握も問題と説明せず(NHK  NEWSWEB 3月13日 19時20分):NHKが関係者に取材したところ、およそ1か月前には、小保方さんと、研究チームの中心メンバーで研究所の副センター長がこの問題を把握 していたことが分かりました。さらに外部の有識者も入った調査委員会のメンバーには、この問題が単なる画像の取り違いと伝えられ、流用の疑いもある重要な 問題だとは説明されていなかったということです。
  2. 組織的隠蔽か? 「STAP細胞疑惑」にフタする理研の論理(日刊ゲンダイ2014年3月14日):この論文で研究の核心部分のひとつとなる写真は、小保方さんの博士論文から流用された疑いが指摘されている。当然、研究の信憑性に関わる重要な問題のはずだが、論文の共著者で理研の笹井芳樹・副センター長は事態を把握しながら、調査委の外部メンバーに「単なる画像の取り違え」などと伝え、流用疑惑を十分に説明しなかったという。
  3. 理研中間報告「肝心な部分が謎」…大隅教授不満(読売新聞2014年3月16日09時13分):(日本分子生物学会理事長の大隅典子・東北大教授は)「理研の中間報告は画像流用など肝心な部分の謎が解明されておらず、非常に残念。調査委員会の委員長が理研内部の人なのも不思議」などと、読売新聞の取材に述べた。
  4. 日々の研究(京都大学理学研究科教授佐々真一氏のブログ 2014-03-14 金曜日):今日の日記で、小保方氏を実名表記に変えたのは、「2/20に笹井氏と小保方氏より「画像の取り違え」として調査委員会に申し出があった」という事実を 知ったからである。これには意図があると考えざるを得ない。調査に対して事実でない説明を述べるのは、科学の作法以前の問題だし、証拠隠滅にもつながる行 為だと思う。
  5. 【辛坊治郎】STAP細胞論文での理化学研究所の中間報告は隠蔽会見! (YOUTUBE)
  6. 「STAP細胞」小保方さんと並ぶキーパーソン 「笹井芳樹」副センター長とは?(弁護士ドットコム2014年03月16日 15:15)

 

早稲田大学理工学部におけるコピペ教育

早稲田大学出身の小保方博士らの論文で画像データや本文の中に、他の論文からのコピーアンドペーストが数多く見つかったことは大きな驚きでした。しかも、そのような事実が露呈した時の小保方・理研研究ユニットリーダーのセリフが、「こんなことで研究そのものまで疑われるのは悔しい」というものでしたのでさらにびっくりしました。しかし、これは驚くべきことではないという驚くべき告白がはてな匿名ダイアリーに投稿されています。

これを読むと小保方晴子博士のSTAP細胞作製NATURE論文捏造事件は早稲田大学の杜撰な教育システムが遠因であるという見方もできそうです。一部を抜粋して紹介すると、

… 早稲田の理工に入ると、1年生の実験が始まる。週1回の実験で、レポートや試問が課され、それをまとめる必要がある。また、2年生になると学科別の専門的な実験が始まり、レポートの量も増え、求められるものも増える。レポートはダメなところがあると再提出になる。ひとつでもレポートが提出期限を守れていないと即留年である。規則は厳しい。

そこで、そのとてつもない量のレポートを量産するため、学生たちは必死にコピペを行う。先輩たちから大量に受け継がれてきた「過去レポ」をもらい、それを切り貼りして組み合わせるのである。切り貼りする手間がないときは、一字一句同じレポートが作られる。写経である。…

教授陣はコピペを容認している。学生がコピペを多用するのを知っていているため、私のいたときはレポートはすべて手書きでないと認められなかった。つまり、こういうことだ。どうせ殆どの学生はコピペをするのだから、それをパソコン上でやっては何も身につかないので、せめてコピペをして書いて覚えさせよう、と。実際に何人かの先生たちはそれを公に口にしていた。写経ならまだ意味があると。…

先ほどの1年生や2年生のレポートも、教授が見るには多すぎるので、ほとんどは修士課程の学生が採点を行う。そのため、かつて自分たちが行ってきたコピペを批判するケースはない。コピペでも必ずレポートは通過する。

1年生,2年生,3年生と学年が上がるにつれてひたすらコピペを繰り返してきた学生は、卒業論文でもひたすらコピペを行って卒業する。…ほとんどの人は先輩の修論や卒論をコピペする。…

そうやってコピペされてできあがった卒論や修論は、教授には見てもらえない。できあがった卒論や修論を一番読むのは、それをコピペする次の学生である。そして、一番の問題は、こうやって育っていった学生は、こう思うことだ。「レポートとは、コピペをすることであり、それは普通の方法である」と。学生にとって論文を書くこととコピペは表裏一体なのだ。博士課程にいったからといって、それがいきなり変わるかというと難しいと思う。

このように、早稲田の理系はコピペで成り立っているといっても過言ではない。そのため、今回話題になっていることも、早稲田出身から言わせれば、なんら違和感はないのではないだろうか。

この匿名の投稿記事の内容が真実であれば、今回の論文データ捏造事件には「悪意はなかった」と言えるかもしれません。しかし、悪意のない間違いは不正とはみなさないという理化学研究所の規則を拡大解釈するのはやはりおかしいでしょう。悪意があろうがなかろうが、無知のせいであろうが、意図的なデータ操作は研究不正そのものです。

ちなみに私立大学にも税金が投入されており、平成24年度の私立大学等経常費補助金(日本私立学校振興・共済事業団ウェブサイトPDFリンク)を見ると早稲田大学の場合、95億2828万8千円という数字です。早稲田大学がこのような教育をよしとしているのであれば、税金を使うべきではありません。

小保方氏はウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対して問題となっている博士論文は「下書き」であるなどと荒唐無稽な言い訳をしていたことが3月14日に明らかになりましたが、15日の報道によれば一転して、博士論文を自ら取り下げる決意をしたようです。

参考

  1. 早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について(はてな匿名ダイアリー)
  2. 早稲田大学の博士論文のコピペ発覚リスト  (2014年3月21日 計21名 ):常田聡 研究室, 西出宏之 研究室, 武岡真司 研究室, 逢坂哲彌 研究室, 平田彰 研究室, 黒田一幸 研究室
  3. 科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)(PDFリンク)第2条2 この規程において「研究不正」とは、研究者等が研究活動を行う場合における次の各号に掲げる行為をいう。ただし、悪意のない間違いおよび意見の相違は含まないものとする。(1)捏造 データや研究結果を作り上げ、これを記録または報告すること。(2)改ざん 研究資料、試料、機器、過程に操作を加え、データや研究結果の変更や省略により、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工すること。(3)盗用 他人の考え、作業内容、研究結果や文章を、適切な引用表記をせずに使用すること。
  4. 小保方さん論文コピペ問題 「早稲田の理系はコピペで成り立っている」はてな匿名ダイアリーの記事が話題に(ガジェット通信2014.03.15 09:30)
  5. いけないという認識なし…画像加工で小保方さん(読売新聞2014年3月14日23時44分):理化学研究所調査委員会の石井俊輔委員長らによると、小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)はこれまで、2月20日、同28日、3月1日の計3回、聞き取り調査に応じた。遺伝子解析の画像の加工については「やってはいけないという認識はなかった。申し訳ありません」と謝罪したという。
  6. 小保方さん、博士論文撤回を早大に申し出 (ニッカンスポーツ2014年3月15日11時12分):新たな万能細胞「STAP細胞」の論文を発表した理化学研究所(理研)の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が、早稲田大時代に博士号を得るために提出した3年前の博士論文を取り下げる意向があることが14日、大学関係者への取材で分かった。
  7. 「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で (ウォール・ストリート・ジャーナル2014年 3月 14日 13:44 JST):小保方氏は14日朝にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)宛てに電子メールを送り、2011年に博士号を取るため早稲田大学に提出した博士論文の無断引用疑惑について回答した。…小保方氏は電子メールで「現在、マスコミに流れている博士論文は審査に合格したものではなく下書き段階の物が製本され残ってしまっている」と説明。さらに、下書き段階で参考のために転載した文章や図表が引用も訂正もなく、そのまま残っていると述べた。大学側には、小保方氏が下書きだとしているこの論文の撤回を要請したという。早稲田大学の広報担当者は、そのような要請は認識しておらず、別版の博士論文についても知らないと述べた。
  8. 早稲田大学の理工系の非コピペ文化について/電気・情報生命工学科の学生から
  9. 小保方氏「博士論文」、早大が本格調査へ (TBS NEWS 最終更新:2014年3月26日(水) 12時9分):新たな万能細胞として「STAP細胞」を発表した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、3年前に早稲田大学に提出した博士論文について、早稲田大学は近く、本格的な調査委員会を設置することを決めました。

小保方晴子ユニットリーダーの研究費は5ヵ年契約で1億円

2014年3月14日に行われた理研の記者会見の質疑応答の中で、小保方ユニットリーダーに配分されているお金が年間で研究費1000万、人件費1000万円合計2000万円であることが明らかにされました。人件費というのは小保方氏本人の給与ではなくて、研究補助の技術員等を雇うためのお金です。5ヵ年契約で、総計1億円が小保方晴子ユニットリーダーに研究費として配分されるということです。

非常に優れた業績を上げている人だけが理研で職を得ることができ、しかも優れた業績を出し続けることが要求されてしかるべきです。本来そういう場所であるにも関わらず、データの写真の切り貼りをやってはいけないとは思わなかったと言う、研究者として何のトレーニングも受けていない人間が紛れ込んできて、1億円もの研究費を配給されるのですから、小保方氏を採用した理研CDBの責任が問われないというのはあり得ないことでしょう。税金をドブに捨てているようなものです。

小保方ユニットのウェブサイトを見ても技術員などのメンバーが一人も見当たりませんし、コピーアンドペーストで論文の図を作るのなら実験をたくさんする必要もないでしょう。巨額な研究費が一体何に使われているのか非常に不思議です。

2014年3月14日の記者会見を見る限り、調査委員会は論文の図に関して6項目を挙げて悪意のある改ざんがあったかどうかを調べると述べており、自らのタスクをかなり限局してしまっています。これでは理研が本気でこの問題に取り組んでいるということがあまり伝わってきません。研究費が本当に正しく使用されていたのか、問題にされていない図に関しても本当にそれに対応する実験が行われた形跡があるのかどうかなど、もっと研究不正の可能性を広く捉えて調査し発表すべきでしょう。実験が本当に行われていたのかどうかは、実験ノートの記述の有無や、必要な試薬や消耗品の購入履歴を調べることによっても確かめられるはずです。

理研の理事は調査委員会の結果報告を受けて処分を考えるという内容の発言をしていましたから、調査対象が最初からあまりにも狭いと、不正が見逃されてしまい適切な処分が下されなくなる恐れがあります。

小保方ユニットリーダーの場合 研究費・人件費各々1000万(合計2000万)

参考

  1. 理研が落ちた「わな」:再生医療の覇権争い iPS先行で(毎日新聞 2014年03月19日 16時16分 最終更新 03月19日 16時19分):STAP細胞の研究拠点である神戸市の理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)には年間30億円が配分される。研究不正の疑いがもたれている小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーは5年契約で、給与とは別に総額1億円の研究予算が与えられている。
  2. 理研について 人員・予算(理化学研究所ウェブサイト):平成25年度予算合計844億4300万円。発生・再生科学総合研究事業費29億3700万円

理研CDBのPIらが声明を発表

疑惑のSTAP細胞のNATURE論文を発表した小保方博士らは理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の所属ですが、理研CDBへの信頼が著しく損なわれてしまった現在の状況を憂慮した他のPI(Principal investigators;研究室主宰者)らが声明を発表しました。

2014年3月14日
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの研究室主宰者による声明
今回 Nature誌に掲載されたSTAP論文に関連して生じている様々な問題に対し、下記に名を連ねる者は、同じ理研CDBの研究室主宰者として大変深刻に受 け止め、憂慮しております。わたしたちは同じ研究者として科学の公正性を回復、担保するためのあらゆる努力を払う所存です。また、理化学研究所における研 究活動が社会の信頼無くしては成り立たないことを十分に自覚しております。我々は、社会及び研究者コミュニティーに対して最大限誠実な行動を取ることをお 約束すると共に、高い規範の下に研究活動に励み、その成果を社会に還元すべく不断の努力を続けることをここに表明いたします。
戎家美紀
永樂元次
榎本秀樹
藤原裕展
古田泰秀
花嶋かりな
平谷伊智朗
今井猛
猪股秀彦
北島智也
清成寛
清末優子
倉永英里奈
Raj Ladher
森本充
森下喜弘
西村隆史
Guojun Sheng
柴田達夫
高橋政代
上田泰己
Yu-Chiun Wang

http://www.cdb.riken.jp/jp/index_stap_140314.html

理化学研究所がSTAP論文不正疑惑に関する中間報告「調査継続中」【4時間全録動画】

理化学研究所がSTAP論文不正疑惑に関する中間報告の記者会見を2014年3月14日に行いました。各新聞社の記者や他のメディアの記者らが次々と質問をし5人がそれに答える形で会見が進み、結局4時間を越える長い会見となりました。

会見を行ったのは、

野依良治 理化学研究所理事長(ウィキペディア
川合眞紀 理化学研究所理事(研究担当)(研究室ウェブサイト
米倉 実 理事 理化学研究所コンプライアンス担当(ウェブサイト
竹市雅俊 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB) センター長(研究室ウェブサイト
石井俊輔 調査委員会委員長(理化学研究所上席研究員)(研究室ウェブサイト

の5人です。

竹市理研CDBセンター長も野依理事長も今回の論文発表の不適切さに関しては、あり得ないことだと断じており、厳しい態度でこの問題に臨んでいることが伝 わって来ま した。また石井調査委員長は記者らのどんな質問にも丁寧かつ明快によどみなく答えていただけでなく、サイエンティストとし ての本音が感じられるような手厳しい見方も時折示していました。

石井俊輔調査委員会委員長が質疑応答のときに何回も繰り返していましたが、この調査委員会のミッションはSTAP細胞の真偽を科学的に立証することではなく、あくまでも今回の論文発表に関して不正行為が存在したかどうかを調査することだそうです。結局のところ、不正行為があったかどうかはまだ調査中であり結論は持ち越されました。

NATURE論文のデータは疑惑が噴出しすぎていて、どのデータはまだ正しいと考えて良いのかが混沌としていますが、今回の記者会見での野依理事の発言にもあったように、いまでもSTAP細胞の存在を信じているというのが理研の立場のようです。STAP細胞作製の再現性・追試を行っている研究者は誰なのかという質問には竹市センター長が、理研CDBの丹羽博士が行っていると答えました。

博士論文で使用した画像をNATUREの論文でも使いまわした点は意図的な捏造の有力な証拠の一つと考えられます。この中間報告で記者から「そういうことがありえるのか?」と質問されたのに対して、石井調査委員長は「かなりレア。」という表現をするに留め、調査継続中であると答えました。

川合理事は不正を立証するのは調査委員会の仕事という主旨の発言をしていましたが、むしろ、不正がなかったことを立証する責任が著者らにあるとすべきでしょう。

今回の中間報告では2つのNATURE論文で指摘されている6つの疑問点のうち2つに関しては悪意のある不正とはいえないという結論を出しており、残る4点に関しては悪意のある不正だったかどうかに関してはまだ結論が出ていない(「調査継続中」)と表現しています。

この中間報告で明らかになった一番の問題点は、調査のあり方そのものでした。例えば一つめのNATURE論文の図1で緑色に光ってきた細胞の形が不自然ということに関しては、「従って、動画からこの図を作製する過程には改ざんの範疇にある不正行為はなかったと判断される。」(PDF)と結論付けました。なるほど一意委員長の説明には説得力があります。しかし、動画からのこの図を作製する過程には不正行為はなかったとしても、みんなが一番知りたいことは、この動画を撮る以前の過程、すなわちSTAP細胞を作製する実験そのものに不正がなかったのかどうかということです。その点に関する調査報告なしに、6つの疑問点のうちの1つは解消されましたというのは詐欺的な態度です。言っていることにウソはないが、もっと大きな真実を明らかにしようとしていないからです。

NATUREの論文で他人の論文の記述を相当量コピーアンドペーストしていたというのは事実なのですから、その一点に限っても理化学研究所が定義する「盗 用」そのものであり、「研究不正」と結論できるはずです。3月14日の中間報告でなぜそのような見解が示されなかったのか、首をかしげざるをえません。6 項目のうち不正が認められなかった2項目のみを「不正が見つからなかった」と中間報告したのは恣意的な感じがします。石井調査委員長がどれほどプロフェッショナルな仕事をしても結局のところ調査報告には中立性が全く保証されていないということです。

この中間報告を受けてメディアが出した記事の中には、

「2項目は不正なし」=重要画像は「酷似」—STAP細胞で中間報告・理研 (ウォール・ストリート・ジャーナル2014年 3月 14日 15:48 JST 更新)

STAP 細胞論文「研究不正にあたらず」「継続して調査」、理研が中間報告を Web で公開(アメーバニュース 2014年03月14日 18時00分 提供:japan.internet.com)

STAP細胞問題で理研、論文画像の指摘2点について「不正に当たらない」と判断 4点は継続調査(ITmediaニュース2014年03月14日 14時21分 更新)

といった見出しをつけたところがありました。一般の読者がこれらの見出しだけ読むと「不正無し」が全体の結論だったのかと誤解しそうです。このような記事タイトルがついてしまった一番の理由は、理化学研究所が「不正があった」と受けとられそうな表現を徹底的に排除した中間報告を行ったからでしょう。新聞記者たちは何とかしてそういった言葉を引き出そうと繰り返し質問していましたが、石井調査委員長は慎重に言葉を選んでいました。

結局のところ、理研が理研の不正を調査するという構図がそもそもおかしいという至極当たり前のことが確かめられた中間報告記者会見でした。理研の影響を一切受けない外部の研究者が調査すべきです。

FNNnewsCH(フジニュースネットワーク)
(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(1/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(2/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(3/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(4/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(5/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(6/7)

(全録)「STAP細胞」論文 理研の調査委員会が中間報告(7/7)

参考

  1. 理研の調査委員会の中間報告の問題点 (http://stapcells.blogspot.jp/2014/03/stap.html)
  2. STAP細胞 研究論文の疑義に関する調査中間報告 生中継 (番組ID:lv172387382)  ニコニコ生放送 2014/03/14(金) 開場:13:30 開演:14:00 この番組は2014/03/14(金) 18:08に終了いたしました。来場者数:155025人 コメント数:205642
  3. 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査中間報告について(独立行政法人理化学研究所2014年3月14日):調査委員会調査中間報告書(全文)調査委員会調査中間報告書(スライド資料)
  4. 小保方氏「いけないと思わなかった」-4時間を超えたSTAP問題の中間報告会見(マイナビニュース2014/03/15):今回の会見は、200名弱の会議室に300名を超す報道陣が詰めかけ、席が無い場合、通路に直接座るという姿も見受けられた。また、出席した理研の担当者たちは、今回の問題を重く見ていたためか、ほとんどの報道陣からの質問に真摯に答えようという姿を見せており、最終的に4時間を超す会見となった。
  5. STAP細胞:理化学研究所の会見一問一答(毎日新聞2014年03月14日):Q 博士論文の画像の転用について小保方さんの説明は?【石井】だいぶ昔に、骨髄由来の血液細胞を使い、このような画像を得ていた。それを間違って使ってしまったという説明だ。Q そういうことはありえるのか。【石井】客観的にみてかなりレアなケースだ。そこが調査継続中になっていることを理解してほしい。
  6. 【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(1)「未熟であったと反省の言葉を述べている」小保方氏動向に回答(産経ニュース2014.3.14 20:37)
  7. 【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(4)完 聴取時の小保方氏「心身ともに消耗した状態」(産経ニュース2014.3.15 00:02):【記者】「野依(良治)理事長、竹市さんに伺いたい。新しい論文に過去の研究結果を間違えて掲載するというのは通常の研究者として起こりうることか」 【竹市氏】「通常の研究者はこういうことは決して行いません」 【野依氏】「こういうことはあり得ない、起こりえないと思います。」
  8. 理研、STAP細胞・小保方氏問題について「不正かどうかは調査中だが、極めて不適切」(BLOGOS編集部2014年03月14日 18:06):

理研がSTAP論文不正に関する中間報告

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の小保方晴子研究ユニットリーダーらがNATURE誌に発表したSTAP細胞の論文に疑義が生じている問題ですが、理化学研究所が設置した調査委員会(委員長:石井俊輔理研上席研究員)らは2014年3月14日の午後に東京都内で記者会見し、中間報告を発表する予定です。

論文不正を理化学研究所が公式に認めるのかどうか、認めた場合責任の所在をどこまで認定するのか、興味が持たれます。論文に不正があったことはインターネット上で十分な証拠が呈示されており疑問の余地はないでしょう。筆頭著者である小保方氏の責任が重大であるのは当然としても、不正行為をある時点で知っていたにも関わらずその後隠蔽工作とも受け取れる行動を取っていた他の著者らの責任をどこまで問うのかが注目されます。

失墜した理研の信用を回復するためには、責任の所在を明らかにし万人が納得するような事後処理をすることです。

  1. 論文不正の認定焦点=理研、14日に中間報告-「STAP細胞」真偽は別問題(時事ドットコム 2014/03/13-17:40)

早稲田大学の博士論文のデータはコスモ・バイオのウェブサイトからの借用

小保方博士が早稲田大学に提出した博士論文のデータの一部は、コスモ・バイオ株式会社のウェブサイトの肝細胞培養キット【Hepatocyte Culture kit】肝細胞(マウス)の写真を盗用したものであったことがわかりました。この博士論文における数々の不適切な行為に関しては、小保方晴子の博士論文の疑惑まとめ(stapcell.blogspot.jp)といウェブサイトにまとめられています。

博士論文だけに限っても常軌を逸した不正行為が次々と露見しており、ここまで来るともう小保方氏個人の問題にとどまらず、早稲田大学の教育責任が問われる事態です。インターネットから文章をコピーアンドペーストし、実験結果の写真もネットから拾ってきて貼り付けただけという、滅茶苦茶な”博士論文”を受理して博士号を与えてしまった早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻では一体どのような大学院教育がなされているのでしょうか?

論文作成にあたっては学生と指導教官が何回も草稿をやり取りして書き直していくのが通常のプロセスです。個々の学生にどの程度の英語力があるかは、普段の研究指導の過程で自然にわかるもので、コピーアンドペーストによっていきなり完成度の高い英文を日本人の学生が書いてきたら、指導教官は違和感を覚えることでしょう。リファレンスがないイントロダクションや、引用箇所が対応していない本文など、おかしなことだらけで、こんな博士論文が通ってしまったということは、早稲田大学では主査、副査の先生が小保方氏の博士論文をろくに読まずに審査を通していた可能性すらあります。

今回の件を小保方氏の個人の問題に帰してしまえば、また同じような人がいつか現れて同じような問題が繰り返されます。このような研究不正が起こりえない研究教育制度を確立することが急務です。残念ながら、研究者はデータの捏造などしないという、性善説に則ったシステムが機能しないことは今や明らかでしょう。

参考

  1. 小保方さん「コスモバイオ」のホームページから転載を疑われる(秒刊SUNDAY 2014年03月13日10:06)
  2. 早大博士論文、細胞画像までコピペ? 小保方晴子氏の疑惑発覚続く(J-CASTニュース 2014年03月13日19時50分):コスモ・バイオによると、サイト上の画像は、2007年6月に撮影して掲載した。小保方氏の博士論文は、それより後の11年2月に提出されていることから、もしコピペなら、小保方氏がしたことになる。
  3. 早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻
  4.  疑惑の論文…小保方さん、博士号剥奪も 早大「厳密調査中」(スポニチアネックス2014年3月13日 05:30):早大は12日、スポニチ本紙の取材に「過去に学位取り消しの例もある」とし、調査結果次第で博士号が取り消される可能性が出てきた。
  5. 指導教員は何を指導したのか、学位論文の審査はどうだったのか。大学は第3者機関の調査を受けなければいけないと思う。そして、その結果は公にされるべきだし、問題のあった教員や責任者は処分を受けるべきだと思う。(日々の研究 2014-03-11 火曜日 京都大学理学研究科 教授 佐々真一)

理化学研究所に自浄作用はあるのか?

STAP細胞に関するNATURE論文のさまざまな不審点が指摘されていながら、理研は実験ノートや生データの調査結果を公表することもせず、研究不正の可能性に目をつむって論文の「修正」で逃げ切ろうとしました。これは理研が自ら出した平成17年の不正防止宣言に背く行為です。

理研は3月5日にSTAP細胞の作製手順書を公表し、その中でNATURE論文の主張をひっくり返すことまでして研究不正追求の矛先をかわそうとしました。すべては”ささい”な間違いでしたという言い訳で済ませようとしたのです。

その曖昧決着のシナリオを突き崩したのが小保方博士の博士論文の図がNATUREの図に流用されているというインターネット上での指摘でした。図の取り違えという言い訳を許さない、決定的な研究不正の証拠がネイチャー論文の中に存在していたのです。これを見たNATURE論文共著者の若山博士はショックを受け論文撤回が妥当と考えるに至りました。

驚くべきことに、NHK NEWS WEB(3月13日 19時20分)の報道によれば笹井芳樹理研CDB副センター長はこの博士論文からの図の流用問題を一ヶ月前にすでに把握していたとのことです。しかし、外部の有識 者も入った調査委員会に対して理研CDBはこれを「図の取り違え」としか説明していなかったそうです。これが事実なら、理研CDBは研究不正の隠蔽工作を組織的ぐるみで行おうとしていたと考えられます。

小保方博士らには論文データ捏造の疑惑が持ち上がっているのですから、 今、その張本人に実験を許している理化学研究所の対応はおかしいといわざるを得ません。本気で研究不正を調査する気があるのなら、実験室への出入りを禁止し て実験 ノートや生データの提出を要求するのがまともな対応というものです。若山博士だけがマスコミの取材に対して真摯に対応している中で、理研CDB所属の著者た ちは一切表に出て説明責任を果たそうとしていないことから、理化学研究所がこの問題に本気で取り組んでいるのかどうか疑念が湧きます。

理化学研究所は3月14日に記者会見を開くことを発表していますが、理化学研究所の調査委員会が理研CDBからの自主的な報告に基づいて調査結果をまとめるだけだとしたら、真実は何も明らかにならないでしょう。

また、早稲田大学の博士論文で剽窃を行い、過去の発表論文でもデータを捏造し、論文実績が全くなかった小保方氏を 理化学研究所のユニットリーダーに据えるという尋常ではないな人事を行ったことに関しても、理研CDBには大きな責任があります。

参考

  1. 「STAP」写真流用把握も問題と説明せず(NHK NEWSWEB 3月13日 19時20分):NHKが関係者に取材したところ、およそ1か月前には、小保方さんと、研究チームの中心メンバーで研究所の副センター長がこの問題を把握していたことが分かりました。さらに外部の有識者も入った調査委員会のメンバーには、この問題が単なる画像の取り違いと伝えられ、流用の疑いもある重要な問題だとは説明されていなかったということです。
  2. STAP細胞:理研、対応が後手に 「単純ミス超えた」(毎日新聞 2014年03月11日 22時57分 最終更新 03月11日 23時38分):理研は調査開始時から「成果は揺るぎないと判断している」と強調、指摘には「単純ミス」で済ませるような姿勢だった。
  3. 研究活動の不正行為等の定義(文部科学省):(1)捏造:存在しないデータ、研究結果等を作成すること。(2)改ざん:研究資料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工すること。(3)盗用:他の研究者のアイディア、分析・解析方法、データ、研究結果、論文又は用語を、当該研究者の了解もしくは適切な表示なく流用すること。
  4. 2014 年3 月11 日 理事長声明『STAP 細胞論文等への対応についての再要望』特定非営利活動法人 日本分子生物学会理事長 大隅 典子:著者の一部から、プロトコールという形で3月5日に実験方法の一部詳細が発表されました。しかし、その内容はむしろ論文の結論に新たな疑義を生じるものでした。…また多くの作為的な改変は、単純なミスである可能性を遙かに超えており、多くの科学者の疑念を招いています。…日本分子生物学会は、以下のことを理化学研究所に強く要望します。…1 Nature 論文2報(Nature 505, 641-647, 2014; Nature 505, 676-680,2014)に関する生データの即時、かつ、全面的な開示、および、同論文に対しての迅速かつ適切な対応(撤回、再投稿などを含む) 2 このように公正性が疑われるような事態を招いた原因に対する詳細な検証
  5. 「小保方晴子さんを魔女狩り気持ちが悪い!佐村河内守とは次元違う」テリー伊藤擁護(JCASTテレビウォッチ2014/3/12 12:46):広報室長は「(小保方さんは)STAP細胞作製の再現性の確認 など研究を進めています。(精神的には)一般的に見て大きなストレスになっていると思う。連絡は取れています。要望は本人にも伝えます」などと答えてい た。理研は14日にも会見を開き経過を説明するが、小保方さんが同席する予定はないという。
  6. 小保方氏の上司“裏道逃亡劇”の理由は12日の法人指定会議?(東京スポーツウェブ 2014年03月12日 16時00分):11日、生命科学などの分野で功績のあった研究者に贈られる上原賞の授賞式が都内で行われ、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が出席した。笹井氏は「STAP細胞」の論文の共著者の1人で、小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の上司。すべてを知る人物といわれているのだが…。…論文への疑惑は数多い。上司として見抜けなかった笹井氏の責任は重いが、責任を認めれば、笹井氏の理研内での立場は危うくなろう。論文撤回がすんなり決まらない背景には、政治的な事情もあるという。
  7. 理研に大ダメージ 研究成果「揺るぎない」から「プロセスに疑念」 対応も後手に(産経ニュース2014.3.12 22:01):理研は2月18日に調査委員会を設置。委員長ら理研側2人、弁護士を含む外部有識者3人の計5人で構成され、小保方氏らへの聞き取りや実験 ノートの確認などを行っている。…小保方氏は一連の疑問点が指 摘された後も、研究室で再現実験を続けているという。理研のガイドラインでは、不正の疑義が生じた研究者に対し、証拠保全のため出勤停止や研究室の一時閉鎖を行うことができる。こうした措置を取っていないことについて、理研は「再現実験の手順書作成や調査への対応のため。証拠隠滅の可能性もないと判断した」としている。

ハーバード大学バカンティ教授「論文を取り下げる理由はない。」

決定的なデータ捏造の証拠がインターネット上に呈示されて、STAP細胞のNATURE論文は取り下げの方向に動きだしました。しかし共著者のハーバード大学のバカンティ教授はバカンティ教授は論文を取り下げるつもりはないとアメリカの記者の取材に応じて答えました。また、これまで沈黙を守り続けている小保方博士とも3月10日に話をしたそうで、小保方博士もバカンティ教授と同じ考えなのだそうです。

参考

  1. Co-Author of Stem-Cell Paper Asks for Retraction(WSJ)

STAP細胞NATURE論文を取り下げへ「何より私自身、真実が知りたい」

STAP細胞に関するNATURE論文の共著者の一人、山梨大学教授若山博士は、研究データに重大な問題が見つかった結果、STAP細胞が存在するという確信がなくなったとして、他の共著者に論文取り下げを呼びかけたことを2014年3月10日のNHKのインタビューで明らかにしました。若山教授は、自分が担当した実験については正しいと信じているが、前提となるデータの信頼性に確信が持てなくなった、と述べています。

また、若山教授は山梨大学のウェブサイト上でも声明を発表しました。

STAP細胞の論文の問題について 2014年3月10日      
関係各位
山梨大学生命環境学部生命工学科      
 教   授  若山 照 彦      
STAP細胞の論文の問題について
   今年1月30日にNature誌に発表したSTAP細胞に関する論文について、現在、多くの問題が指摘されております。私が担当した部分(共著者より提供された細胞からのキメラマウスの作製、及び幹細胞の樹立)については、自信を持って適正に実験がなされたと言い切れますし、共著者の結果についても信頼してきました。
   しかし本論文に関して様々な疑問点が指摘されている今日、私はSTAP細胞について科学的真実を知りたいと考えております。そこで私は、先に共著者より提供され、キメラマウスの作製実験に用いたSTAP幹細胞を所有していますので、この細胞を公的第三者研究機関に提供し、詳細な生化学的分析を依頼する事を決断しました。

   分析結果は速やかに公表致します。

http://www.yamanashi.ac.jp/modules/information/index.php?page=article&storyid=768

理化学研究所は平成17年に「科学研究における不正行為とその防止に関する声明」を出しており、その中で「研究論文の著者は、その論文の正しさを客観的にいつでも誰にでも説明する責任がある。」と述べています。若山教授はこのSTAP論文の著者の中ではただ一人、マスコミの取材に答えて持ち上がった疑義に関しても自分の考えを説明してきました。今回の声明の内容も合わせて考えると、これまでの言動は首尾一貫しており、少なくとも論文著者として一定の説明責任は果たしています。

参考

  1. STAP細胞 確信なくなった(NHK NEWSWEB 3月10日 19時06分)
  2. STAP細胞の論文の問題について (山梨大学 2014年3月10日)

STAP細胞NATURE論文でD論の写真を流用

理研CDB小保方博士らのSTAP細胞に関するNATURE論文で、早稲田大学博士論文の別の実験の写真を流用していたことが発覚しました。

疑惑が日に日に深まっていた理研CDBのSTAP細胞作製に関するNATURE論文ですが、なんと驚いたことにSTAP細胞を用いてテラトーマを作ったはずの写真(Nature 505, 641–647(30 January 2014) Fig.2e 下段の3つのパネル)が、筆頭著者小保方博士の早稲田大学博士論文の別の実験の写真を流用したものである可能性が示されました。

Obokata2014STAPFig2e

(Nature 505, 641–647(30 January 2014) Fig.2e)

この論文のメインともいえる、STAP細胞の多能性を示す実験データが完全に捏造だったというのは非常に衝撃的です。理化学研究所が今回の研究不正にどう対処するのかに関心が持たれます。

参考

  1. 小保方晴子の疑惑論文1(Nature Article誌) (http://stapcells.blogspot.jp)
  2. 不自然なテラトーマ画像について (http://stapcells.blogspot.jp)
  3. 論文捏造&研究不正@JuuichiJigen
  4. STAP細胞論文の画像 別研究から転用か(東京新聞2014年3月10日 朝刊):ネット上で専門家の指摘が相次ぎ、本紙が入手した博士論文で、四点の画像が酷似していることを確認した。
  5. 小保方さん、STAP細胞 博士論文画像と酷似(中日新聞2014年3月10日) :理化学研究所(理研)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)らによる新たな万能細胞「STAP細胞」の論文に、小保方氏が3年前に書いた博士論文中の画像と酷似しているものがあることが9日、判明した。