「 論文データ捏造 」 一覧

no image

岡山大学医学部研究不正の懐疑点

2016年06月07日追記:  岡山大学医学部の論文不正を告発した森山芳則・榎本秀一両教授を森田潔学長が解雇したのは解雇権の乱用 岡山地方裁判所が給与支払いを命じる仮処分の決定 2016年1月11日追記: 岡山大学からの処分は不当であるとして裁判で戦っている森山教授の記者会見が、2016年1月12日午前10時頃よりJR岡山駅の記者クラブで行われるそうです(参考:https://twitter.com/ryotaiino/status/686453773430992896)。また、2016年1月12日午後1時からは、岡山大学が森山教授らの解雇についての記者会見を行うそうです(参考:https://twitter.com/kumikokatase/status/686510116422565888)。もしも、研究不正を告発した教員に対して大学側が懲戒的な解雇処分を行うということがまかり通る世の中になれば、日本から研究不正がなくなることは決してないでしょう。岡山大学が疑惑論文をシロとした予備調査結果の内容がインターネット上で公開されており、それを見ると岡山大学の対応は公正さを欠くものであった可能性があります(参考:毎日新聞2016年1月3日記事)。一人でも多くの人に、今、岡山大学で起きていることに関心を寄せていただけたらと思います。 2015年12月11日追記: 研究不正を告発した教授らを大学が報復的に解雇しようとしているのであれば、非常に憂慮すべき事態です。(参考サイト:今、岡山大学で何が起きているのか?) 学長のリーダーシップによる全学一体の改革を行っており、評価できる。(文部科学省 岡山大学 平成26年度に係る業務の実績に関する評価結果) 最も高い「特筆すべき進捗(しんちょく)状況にある」とされたのは帯広畜産(北海道)、福島、岡山、山口、高知の5大学。(群馬・旭川医科・秋田の3大学に最低評価 文部科学省 朝日新聞DIGITAL 2015年11月6日) 文部科学省からは大学改革に関して極めて高い評価を受けている大学で、現実にはこのような事態が生じているというのは、にわかには信じ難いものがあります。 岡山大学で「論文不正問題」を内部告発した教授が、大学側から解雇されようとしている。…大学の教育研究評議会は15年10月26日付で2教授を解雇する審査結果を出した。2教授は12月7日、岡山地裁に「解雇権の乱用で無効であることは明らか」などとして、解雇停止の仮処分を申し立てた。(岡山大が「内部告発」教授への「報復」? 「論文不正」指摘後の「停職」「解雇」裁判騒動 J-CASTニュース 2015/12/10) * * * * * * * * * * * * 岡山大学の研究不正問題は、不正を告発した教授らが逆に大学から処分を受けるという異常な展開になり、裁判で争われる泥沼の事態に陥っています。以下、事実関係を知る上で役立つと思われるウェブサイトを紹介します。 岡山大学薬学部をすばらしい環境に変革させることは、とりもなおさず学生の利益であり、国民、社会への還元であると考えましたので、自信を持って改革に取 り組んできました。一方で、改革の過程で、既得権益を失った、あるいはこれから失う可能性のある複数の教員に対して、改善を促す努力をしてきたものの、既得権益を死守したい教員からは強い反発を受けることになりました。さらには、予算の不正執行、研究論文のねつ造、博士論文の剽窃など、驚くべき事態が次々 に見つかり、それらを一つ一つ丁寧に調査し、改善に奔走してきたわけです。  私たちは森田潔学長らの大学執行部も賛同し、応援してくれるものと信じて疑いませんでしたが、実際にこれらの不正行為について報告、告発を行うと、隠蔽や不当な妨害、圧力をかけるという信じがたい対応を受けることとなりました。さらに、この妨害の果てに、私たちの行ってきた改革に反対する薬学部教員が、私たちの改革をハラスメントと訴え、大学執行部と結託し、このような懲戒処分に至っています。(森山・榎本両教授への特別インタビュー 今、岡山大学で何が起きているのか?2014年11月01日) 研究不正の疑義が呈された論文であっても、学内の予備調査でシロとされてしまうと本当に不正がなかったのかどうかは外部の人間には全くわかりません。「warblerの日記」では情報開示請求により予備調査結果を入手し、その内容を検討した結果を公開しています。 岡山大学で調査された論文不正疑義http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id4424.htmlに関して、岡山大学に情報開示請求をして、調査報告書(予備調査・本調査)と画像解析を依頼した業者の報告書、専門委員会(本調査委員会の下に設置)の報告書などを入手しました。(岡山大学医学部不正調査の問題点 warblerの日記 2015-09-01) 本調査の対象となった論文は以下の5報です。 Cancer Research 2008;68:8333-8341 International Journal of Oncology 2012;41:559-564 Circulation 2008;118:2146-2155 Endocrinology 2006;147(5):2681-2689 Oncology Reports 2011;15(4):989-995 (http://d.hatena.ne.jp/warbler/20150901/1441033645) 平成25年12月10日及び平成26年3月26日、本学学長に対し、合計31本の論文について、流用、ねつ造及び改ざんした疑いのあるデータが用いられている、又は重複投稿が行われているとの告発があった。…予備調査の結果、重複投稿については、重複投稿に当たらない若しくは調査対象とはしないものと判断した。画像の流用、ねつ造及び改ざんについては、計5本の論文については告発書における指摘事項の合理性の有無について判断ができず、本調査を実施して確認する必要があると判断した。…調査対象とした5本の論文のうち、4本については、告発書における指摘は合理的ではないと判断した。1本については、掲載画像の幾つかについて実験結果と異なる画像が論文に掲載されていたが、これらは著者が本来掲載しようとしていた実験結果の画像と異なる画像を誤って掲載したものであり、故意によるものではないことから不正行為は認定しない。(研究活動に係る不正行為に関する調査結果について 岡山大学 15.03.27) …

no image

STAP細胞の存在を否定するNATURE2論文

小保方氏らによる2報のSTAP細胞NATURE論文は既に取り下げられていますが、STAP細胞は存在しなかったと結論付ける2つの報告がNATURE誌に掲載されました。一つは日本の理化学研究所によるもの。他方はハーバード大学を中心とした研究グループによるものです。 STAP cells are derived from ES cells. Daijiro Konno,Takeya Kasukawa,Kosuke Hashimoto,Takehiko Itoh,Taeko Suetsugu,Ikuo Miura,Shigeharu Wakana,Piero Carninci & Fumio Matsuzaki. Nature 525,E4–E5(24 September 2015) doi:10.1038/nature15366. Received 23 January 2015,Accepted 20 July 2015,Published online 24 September 2015 Failure to replicate the …

no image

不正行為が存在する疑いはない東大論文12報

⇒ 新着関連記事 2016年9月1日 「もはや看過すべきではない」東大医学系4教授(4研究室)の基礎医学系論文における研究不正疑義の告発を受けて東大が予備調査を開始 アディポネクチン受容体NATURE論文など11報が対象     類似画像を含む論文の指摘を受けて予備調査を行っていた東京大学が2015年7月31日に結果を発表しました。 インターネット上で指摘のあった論文の画像データに係る調査結果について 平成27年7月31 東京大学 本年1月に新聞報道等された本学を含めた複数の大学の研究者が発表した生命科学系の論文84報に関して、切り貼りや使い回しの疑われる画像データがある旨インターネット上で指摘された件について、本学に係る12報(別添)において調査・審議を行いました。その結果、不正行為が存在する疑いはないと判断しましたのでお知らせします。  84報の論文のうち、本学での研究活動成果として発表された論文12報(著者の所属先は、うち8報が医学系研究科、うち4報が医科学研究所)について、それぞれの部局において生命科学系の専門家並びに外部有識者により構成された予備調査委員会を設置し調査を実施しました。 医学系研究科及び医科学研究所での予備調査委員会では、論文8報及び4報について、著者に対して実験データ及び実験ノートの提出を求め、ヒアリング等を実施しました。 予備調査実施後、本学科学研究行動規範委員会において、予備調査結果の検証を行いました。審議の結果、各論文について東京大学科学研究行動規範委員会規則第2条に規定する不正行為が存在する疑いはないと判断しました。 東京大学理事(研究倫理担当) 境 田 正 樹 東京大学科学研究行動規範委員会委員長(副学長) 相 原 博 昭 (http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_270731_01_j.html) 疑いがないとした根拠を具体的に示すことが、世の中の研究者を納得させるためには必要でしょう。 以下のリストは、東京大学が、”東京大学科学研究行動規範委員会規則第2条に規定する不正行為が存在する疑いはない”とした論文12報。 #1 Yamauchi T, Tobe K, Tamemoto H, Ueki K, Kaburagi Y, Yamamoto-Honda R, Takahashi Y, Yoshizawa …

no image

STAP細胞論文研究不正の後始末にかかった費用

STAP細胞論文で研究不正行為が確定した小保方晴子氏(31)に対して理化学研究所が論文掲載料60万297円の返還を請求していましたが、7月初めに小保方氏の代理人が返還に応じる意志を伝え、2015年7月6日に入金が確認されたそうです。 英科学誌ネイチャーの論文掲載料合計60万297円の内訳は神戸新聞によれば、 アーティクル:32万3948円 レター論文:27万6349円 ちなみにSTAP細胞論文問題で理化学研究所が論文不正の調査や検証にかけた一連の経費の総額は8360万円に上るそうです。その内訳は今年3月の毎日新聞の記事によれば、 二つの調査委員会          940万円 保存試料の分析          1410万円 検証実験(実験室整備費など含む) 1560万円 検証実験の立会人旅費        180万円 自己点検検証委員会          80万円 改革委員会             400万円 メンタルケア            200万円 広報経費(記者会見会場費など)   770万円 法律事項など専門家への相談    2820万円 また、理研が小保方氏に支給した研究費は約2年間で約4600万円とのこと(読売新聞)。 結局、「約1億3千万円+本人の給与」という金額が、「STAP細胞」というアイデアに費やされたことになります。 研究費4600万円を使って研究不正行為を働いても、論文掲載料60万円しか返さなくて良いという、現在の日本の研究不正処理が果たして妥当なものなのかは、議論が望まれます。 … ② 日米ともに、捏造、改ざん、盗用を研究不正と定義しており、表面的には同じように 見えるが、米国は研究計画の申請から研究成果の発表までを対象としているのに対して、 文部科学省の研究不正ガイドラインは研究成果の発表のみを対象としている。そのため、 特に改ざんの定義は異なったものになっている。 ③ 日本では、米国の研究不正規律ではみられない再実験を、研究不正の調査方法として 位置づけているが、論理的にも現実的にもその有効性には疑問がある。 … ⑤ 日本では、研究者の倫理観や行動規範の立場から研究記録の保存を求める傾向がある。 米国では、研究記録の不存在は、研究不正の定義に基づき改ざんであり、かつ故意性の 証拠とされる。この違いは、研究不正を研究発表の段階に限定するか否かの違いに由来 する。…(我々は研究不正を適切に扱っているのだろうか)   参考 STAP論文:不正問題 調査に8360万円 理研、突出した代償に (毎日新聞 2015年03月21日):”STAP細胞論文問題で、理化学研究所が論文不正の調査や検証にかけた一連の経費が総額8360万円に上ったことが分かった。” 小保方氏が論文掲載料の返還請求に応じる 理研口座に60万円 (スポニチ Sponichi Annex2015年7月7日):”小保方氏の研究費について理研は、実際に実験は行われ、不正に使われたとは言えないとしており、請求の対象は論文掲載料に限定した。STAP問題では検証実験や調査費用などに4千万円近くかかったが、規定などを理由に理研が負担した。” STAP細胞問題 小保方氏が論文掲載料60万円返還 (神戸新聞2015/7/7):”理化学研究所は7日、STAP細胞論文で研究不正行為が確定した小保方晴子氏(31)が、論文掲載料約60万円の返還請求に応じ、理研が指定した口座に全額入金したと発表した。” 小保方氏、STAP論文掲載費60万円を返還 …

no image

小保方晴子氏の「STAP細胞」にES細胞が混入していた件で、何者かがES細胞を若山研から盗んだとする告発状を兵庫県警が受理 捜査へ

あのSTAP現象とは一体何だったのでしょうか?科学的には、STAP細胞の正体はES細胞だったという結論に落ち着きました。 しかし、STAP細胞事件は全く終わっていません。ES細胞を若山研究室から持ち出して小保方晴子氏の冷凍庫に保管し、小保方氏が培養する「STAP幹細胞」のシャーレに混入させた人間は一体誰か?という一番肝心な疑問が残っています。 研究室の出入りは厳重には管理されておらず誰でも出入り可能だったとはいえ、実験内容や実験スケジュールを熟知している人間でないかぎり培養中の細胞への混入を行うことなどはまず不可能でしょう。 日本のサイエンスの信頼回復のためには犯人の特定が必要だとして、容疑者不詳の窃盗容疑の告発状が兵庫県警に提出され、受理されました。 複数の報道内容を合わせると、今回の告発状を提出していたのは元・理化学研究所研究員の石川智久氏で、告発に至った動機を以下のように語っています。なお、今回2015年5月14日付けで受理された告発状の内容は「容疑者不詳の窃盗」ですが、2015年1月の段階では、当時の報道によれば、小保方晴子氏を告発の対象にした文面になっていました。 以下の動画はおそらく2015年1月の頃の内容です。 2:33 (なぜ告発を?) … まじめに研究している研究者は今回のことは許しがたいと思っていると思うので。 かといって、研究者が犯人探しができるかというとできないし、それと、学術界が、これまで調査委員会がいろいろ調べた結果、いいところまでいったけど最終的に犯人の特定はできなかったということで。で犯人を特定するためには警察の介入が必要であろうということが考えられるので。やはり白黒明確にするしかないだろうと。じゃあ、誰がやるの?と。私しかないでしょう。 それはどういうことかというと、大学教授といえども被雇用者です。国家公務員、準国家公務員ですよね。そうすると、学長に対して、私が告発してもいいでしょうかと言ったら大学のほうから絶対にストップが来るでしょう。あるいは理化学研究所の中の研究員がいくらやろうと思ったって理化学研究所ははそれを承諾しないでしょう。そうなってくると誰がやるのか?一般市民がやっていいの?と。一般市民は知識がないのでそれはできない。私はたまたま去年の3月31日まで理化学研究所の研究をしてましたから内部の状態もよく知ってますし。 … 日本の社会から、正義が今失われていることを危惧していまして。やはり今回の件に関しては社会正義というものを守らなくちゃいけない。それと同時に日本の学術的な、研究の信用をもう一度復活させなくてはいけない。もしここで犯人を特定しなかったならば、ここ20年ぐらいは日本の学術界はは国際的な信用を失うことになるだろうと。…ベル研究所のヘンドリック・シェーンの場合にはきちんと裁判にも持っていったというのもあります。今回もきちんとそれをやらないといけないだろう。 この動画も2015年1月の時点での内容です。 小保方晴子氏への理研OBの刑事告発に対し、小保方氏の代理人・三木弁護士が反論! 参考 STAP問題 告発状を警察が受理 (毎日放送 MBS NEWS):”告発状は今年1月に理研の元研究員の石川智久氏が提出していました。” STAP不正、窃盗容疑の告発受理…容疑者不詳 (読売新聞 YOMIURI ONLINE 2015年05月15日):”告発状などでは、理研の旧「発生・再生科学総合研究センター」(神戸市中央区)で2013年3月までの間に、小保方晴子・元研究員(31)が当時所属していた研究室から、何者かがES細胞入りのチューブ80本を盗んだとしている。” <STAP問題>ES細胞の窃盗容疑で告発受理 兵庫県警 (ヤフーニュース/毎日新聞 5月15日):”STAP細胞論文問題で、論文の共著者である若山照彦・山梨大教授(当時、理化学研究所チームリーダー)の研究室からES細胞(胚性幹細胞)が盗まれたとして、理研OBの男性が容疑者不詳で窃盗容疑の告発状を提出し、兵庫県警が受理したことが15日、明らかになった。…県警によると、受理は14日付。横浜市の理研研究所で上級研究員だった男性(60)が今年1月に告発状を提出していた。” ES細胞持ち出し混入の疑い 告発状受理 (NHKWEB 2015年5月15日):”STAP細胞の問題では、理化学研究所が、実際には別の万能細胞のES細胞だったと結論づけていますが、これを受けて研究者から警察に提出されていた告発状が受理されていたことが分かりました。” ES細胞を盗んだ?「刑事告発」された小保方さん――警察はどう動くのか(ヤフーニュース/弁護士ドットコム 2月2日):”STAP論文の筆頭著者である小保方晴子・元理化学研究所研究員が、既存の万能細胞であるES細胞を盗んで「STAP細胞」と偽った疑いがあるとして、刑事告発された。元理研上級研究員の石川智久氏(60)が1月下旬、兵庫県警に告発状を提出したのだ。…今回の告発状の提出を受けて、小保方氏の代理人をつとめる三木秀夫弁護士は「小保方氏がES細胞を窃盗したという事実はなく、その動機もない。告発状の内容は事実に反している」とコメントしている。” 窃盗で小保方氏を告発した石川博士「名誉毀損?受けて立つ」(東スポWeb 2015年01月28日):”…STAP細胞論文の不正問題に関連して、理化学研究所の元研究者で理学博士の石川智久氏(60)が26日、同論文の主著者で元理研研究員の小保方晴子氏(31)が研究室から胚性幹細胞(ES細胞)を盗んだとして、窃盗容疑での告発状を兵庫県警に提出した。県警は受理するか否かを慎重に検討する。…石川氏は言う。「小保方氏は当時、ハーバード大学のバカンティ教授の博士研究員として主な籍を置き、理研へは客員として出向している立場だった。A社から出向している人物がB社の物を盗んだとなれば、B社の知的財産を盗んだということになります。小保方氏もこれと同じ」…現段階で石川氏の告発状は兵庫県警に受理されていない。「(受理されるまで)これから半年、1年かかるか分からない。告発状を警察が用意したフォーマットに書き直したり、分かりにくい部分について警察から説明の要請があると思うので、真摯に応えていく。私のこの告発の究極のゴールは立件まで持っていくこと。先々は詐欺罪、横領罪まで進むべき。国民の税金が無駄に使われた実験なので、厳しく追及していかなくてはならない」” 窃盗容疑で小保方晴子氏を刑事告発へ(東スポWeb 2015年01月24日):”告発状に添付される証拠は、小保方研究室にあった「2つの箱」に入っていた「チューブ」の写真。1つ目の箱のチューブにはES細胞が入っていた。2つ目の箱のチューブには「STAP幹細胞」と書かれているものがあったという。だが、その中身はES細胞など別の細胞が入っていたという。” 小保方氏保管の「STAP細胞」はES細胞 理研外部調査委員会報告書と記者会見の模様【FULL動画】

no image

加藤研の博士号取得者3人の学位を取り消し

東京大学は2015年(平成27年)3月27日に記者会見を行い、研究不正を認定した学位取得者6人のうち、不正行為が学位研究の結論に重大な影響を及ぼす3人に関して学位を取り消すと発表しました。 参考 「東京大学分子細胞生物学研究所・旧加藤研究室における論文不正に関する学位請求論文の調査報告」(平成27年3月27日 東京大学):学位授与取消しの措置の概要(PDFリンク) 東大、3人の博士号取り消し 論文の捏造や改ざん認定(朝日新聞DIGITAL 2015年3月27日):” 取り消されたのは、加藤元教授の研究室で2005~07年に博士号を取得した元大学院生の金美善、藤木亮次の両氏と、企業研究者の古谷崇氏。…博士論文に不正が認定された元大学院生らはほかに3人いたが、不正の程度や分量、論旨への影響などを踏まえ、取り消し基準に該当しないと判断した。。” 東大不正論文:3人の博士号を取り消し(毎日新聞 2015年03月27日):”東大によると、大学から博士号を取り消されたのは、当時大学院生だった藤木亮次元助教ら3人で、「捏造や改ざんをしたと認定された図が博士論文の結論に重要な影響を与える」と判断し、取り消しを決めた。…残り3人は「不正の程度が軽く、論文の結論に影響しない」などとして取り消さないという。” 3人の博士号取り消し=東大の論文不正で(アメーバニュース/時事通信  2015年03月27日):”東大は、3人は自ら改ざんを行っており、論文で画像が果たした役割も大きかったと認定し、学位を取り消した。他の3人については不正の程度が軽いなどと判断した。”

no image

熊本大と大阪市立大が光山研10論文を不正認定

2015年12月27日追記: 熊本大は25日、平成10~24年に発表した論文9本に画像の流用などの不正が見つかった研究グループを主宰する同大大学院生命科学研究部の光山勝慶教授(58)を、停職1カ月の懲戒処分にした。(研究不正で教授停職1カ月 熊本大、論文の画像流用 産経WEST 2015年12月25日) * * * 光山勝慶研究室から出た9報の論文(熊本大学において執筆された論文2報、大阪市立学において執筆された論文 7報)に関して不正の申し立てがなされていたのを受け、熊本大学と大阪市立大学が合同で調査を行った結果、これらのうち8本の論文において光山教授らによるデータ捏造・改竄などがあったとして研究不正と認定しました。光山教授が責任著者にはなっていない1報に関しては、光山教授らの関与は認められないが捏造の疑義があることを認めています。 さらに、光山教授の他の論文272報(熊本大学において執筆された論文 126 報、大阪市立学において執筆された論文146報)も念のため調べた結果、1報の不正を認定しました。これらをあわせて、10報での研究不正が認定されたとする報告を2015年3月20日、熊本大学のウェブサイト上で公表しました。 この論文不正の疑義申し立ては一昨年、平成25年5月23日付けの文書により行われていました。その申し立てに基づいて調査が行われた結果、2年近くかかりましたがようやく今回の発表となったものです。 この報告書では、筆頭著者7名と光山教授が直接不正に関与したと断定しています。不正行為の判定においては、故意性の評価が分かれ目になりますが、 ”生データが存在しない、又は生データが存在するにも関わらず、他の画像を流用したことについて合理的な説明が無いなど、過失であると主張するには十分な反証がなされなかった。” という判断が下されました。7名の筆頭著者と教授本人が直接不正に関与したということですから、研究室ぐるみの組織的な捏造体制ができていたのでしょうか。 光山教授は、”再実験を行い研究の正当性を立証した”そうですが、仮に再現実験が成功したところで、研究不正の事実が消えるわけではありません。不正行為があったかどうかという議論と、実験結果が正しかったかどうかという議論とを、まぜこぜにすべきではありません。 熊本大学・大阪市立大学がデータ捏造・改竄などの研究不正を認定した光山勝慶教授の論文リスト Yamamoto E, Kataoka K, Dong YF, Koibuchi N, Toyama K, Sueta D, Katayama T, Yasuda O, Ogawa H, Kim-Mitsuyama S. Calcium channel blockers, more than diuretics, …

no image

画像類似論文の告発 東大、阪大などが確認へ

読売新聞の報道によれば、先日匿名でネット上で列挙されていた「類似」画像データを含む論文84本、研究者47人に関して、文科省宛に文書でも告発がなされました(ちなみに文科省へ告発したのは匿名A氏とは別の方のようです)。問題が指摘された論文は1996~2007年のものですが、この期間に限定する理由は全くないわけで、後からあれも、これもと出てこないように最新の論文まで全て調査してもらいたいものです。 PubPeer (pubpeer.com)という、発表された論文の内容に基づいて世界中の研究者がサイエンティフィックな議論を行うウェブサイトがあります。このウェブサイトで、日本人の苗字や名前、日本人研究者が取り組んでいる有名な遺伝子名などをキーワードにして検索すると、「類似画像データ」を指摘するコメントが付いた論文が山ほどヒットしてしまい、非常に残念な状態になっています。類似画像の指摘に対して著者からの説明が返ってきていない論文に関しては、データをどの程度信頼してよいのかどうかがわからないため、サイエンティフィックな議論のしようがありません。 参考 東大・阪大の論文に「使い回し」…文科省に告発(読売新聞YOMIURI ONLINE 2015年01月13日) PubPeer (pubpeer.com) 11jigen (TWITTER) 匿名A  ”… 私の指摘が告発に当たるかどうかについては、読み手の解釈に委ねた方が各方面にとって 好都合ではないかと思い、今後指摘される方にとっても良いのではないかと思い、単なる類似性の指摘であるという立場を私自身は取ることに最終的にしまし た。実際に、similarと書いているだけなのです。また、うっかりミスで済みそうと私が思うものも指摘していますから、私は告発のスタンスは取れませ ん。告発のスタンスを取るのであれば、もう少し論文は絞ったでしょう。ただ、不正指摘として世に受けとめられたのは事実のようであり、方策を検討していま す。なお、文科省に文書で告発したのは私ではありません(私は関係ないと言いたいわけではありません)。…”(http://www.peeep.us/aae06dcf)

no image

「類似画像」論文 疑惑はさらに拡大する恐れ

別々の実験結果に対して同一画像データを使用した生命科学・医学系の論文が多数存在していることがインターネット上で明らかにされたのを受け、研究不正の疑義として大学が調査する動きが出ています。 匿名A氏が指摘した84報に関しては、画像データの類似性を解説したPDFファイル(https://infotomb.com/r3hso.pdf)を見る限り、明らかに同一画像データが使われている例が多いようです。しかし、似ているが一致しない例、画素レベルでの一致はないが同一画像データである疑いが拭えない例があるなど、類似の程度は様々です。研究不正の有無を確認するためには、指摘された類似画像データの精査、実験ノート、生データとの突合せ作業が必要となるでしょう。 今回、匿名A氏が指摘した論文は、匿名A氏が掲示板にて「今回の調査は網羅性は全然ないです。」と説明しているように、調べた年代も雑誌の種類も非常に限局されたものになっています。大学が本気で研究不正を許さないと考えているのなら、調査をこの84報に限ってしまうのは無意味です。捏造する人、捏造するラボは不正行為を繰り返している可能性があります。現在に至るまでのすべての論文を調べておかないと、調査終了後に再び疑惑が出てくるでしょう。 これは面白い • 10 hours ago ((Osaka[Affiliation]) AND Medicine[Affiliation]) AND “The Journal of biological chemistry”[Journal] で検索して2000年代前半の論文を見たらここに挙げられている以外にも5分で二つ不審なデータが見つかった。 今回インターネット上でなされた匿名の告発を数日以内に文部科学省や大学が確認し、大手メディアがそれを取り上げて一般向けに報道したのは画期的な出来事です。 匿名A • a day ago マスコミがこれだけ一斉に触れるのがいまいち納得いきません。 私はたしかに80報くらい記載しましたが、11jigenサイトに行けば、300報くらい載ってる訳です。少し増やしただけでは? また、Pubpeerに既に記載されているものを日本人著者だけ集めたら、100報は軽くいくのでは? やったことはありませんが。 しかし、個人でできることには限りがあります。不正疑惑論文調査を個人のボランティア活動に任せ切りにせず、網羅的に不正を検出・防止する制度を国が導入すべき時期が来ているのではないでしょうか? 本当にキリがありません。(1月11日追記) 617 :名無しゲノムのクローンさん:2015/01/10(土) 09:04:47.46 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10336474 Fig1Bのレーン1とFig2Cのレーン1 641 :名無しゲノムのクローンさん:2015/01/11(日) 00:35:54.70  http://www.jbc.org/content/283/18/12468.long fig.1Aの上から2レーン目、3レーンが酷似 …

酷似する画像を含む生命科学論文が インターネット上で大量に指摘される

追記 20170205 2015年にネットで公開されていた、画像データの類似性を解説したPDFファイル r3hso.pdf (https://t.co/zfttZKmgZr)。 追記 関連記事 ⇒ 東京大学が類似画像論文に関する予備調査結果を発表: ”不正行為が存在する疑いはない”論文12報のリスト ⇒ 大阪大学、類似画像データ論文の調査を打ち切り 本調査を行わないことを決定 ——– 日本分子生物学会2013年年会組織委員会がシンポジウム「生命科学を考えるガチ議論」のための準備としてウェブ上に設置した議論用のサイトで、「日本の科学を考える」(http://scienceinjapan.org/)というものがあります。このウェブサイト上で、年末年始の数日間の間に、異なる実験結果に同一画像データが使いまわされている可能性のある「画像酷似論文」が大量に指摘されました。NATUREを筆頭に、NATUREの姉妹紙など一流の雑誌を含めて、全部で84報に上ります。「捏造問題にもっと怒りを」の記事のコメント欄を利用して書き込まれました。 画像酷似論文の指摘を行った匿名A氏は、このウェブサイト「日本の科学を考える」を選んだ心情を吐露しています。 匿名A • 7 days ago 申し訳ありませんが、やはり、投下させてください。 このサイトを使わせてください。 このガチ議論スタッフは、科学の世界の王になるべき人達です。 情報や権限を持つべき人です。 わたしは2ちゃんねるではなく、ガチ議論スタッフに科学の未来を委ねたいと思います。 すなわち、科学の世界に生きる私自身を、2ちゃんねるではなくガチ議論スタッフに委ねたいということです。 わたしは、捏造に本当に苦しんだ人間です。 前任者の捏造が何を現場で生むか、知っています。 現場を本当に救うのはどんな人か、知っています。 そのような人でなければこのサイトは作れないことを、知っています。 膿みは、今出すべきです。 STAPと分生研が終わって一段落なんて雰囲気は許しません。 それに、東大の事例を考えるに、コピペがあっても半分近くは不正ではない。 さらにその半分くらいは実行犯がわからない。 コピペの指摘はそこまで重いものではないということです。 ストックは82報になりました。コレスポ53人。 旧帝を全部揃えることも出来ました。 最近疎かだった同じ著者について掘り下げることをまた始めます。100はすぐ超えて、悪質なグループだけに投下を絞ることも出来るでしょう。 匿名A氏は、ここで指摘された論文の著者らが直ちに実験ノートを公開すれば画像が酷似していることに関する疑問も氷解するであろうと期待しています。 匿名A • 3 days ago 以下、80報ほどの類似画像を含む論文を記載しました。(中略)トータルで100報にはなりました。(中略)全 部当然生データが直ぐに公開され、石井先生のようにうっかりミスと納得できますように。私は石井先生のすぐ公開されたノートを見て、石井先生はしっかりし …