森口尚史氏の人件費の返還を国が求める

経済産業省は、不正行為があったと認定された森口尚史氏の研究に関し、東京大学に対して研究費の返還を請求する措置を講じることを決めました。この研究費は森口尚史氏の人件費として使われたものです。森口氏の不正が認定されたのは、平成22年度地域イノベーション創出研究開発事業の「ヒトiPS 細胞冷却保存法に関するテクノロジーア セスメント研究」。

また日本学術振興会も、不正行為が行われた研究プロジェクト「医工連携による磁場下過冷却(細胞)臓器凍結保存技術開発と臨床応用を目指した国際共同研究」に関し、森口尚史特任研究員の雇用に係る人件費全額について返還させる措置を講ずると発表しています。

参考

  1. 研究活動の不正行為を行った者に対して措置を行います (PDF) 経済産業省 平成25年12月27日(金)
  2. 最先端・次世代研究開発支援プログラムに係る研究活動の不正行為について JSPS日本学術振興会
  3. JSPS 医工連携による磁場下過冷却(細胞)臓器凍結保存技術開発と臨床応用を目指した国際共同研究:配分費総額  1億4487万7179円
  4. 森口氏の研究不正、東大などに1230万円返還請求(朝 日新聞2013年12月28日00時09分):東京大の森口尚史・元特任研究員がiPS細胞(人工多能性幹細胞)研究で虚偽の発表をした問題で、研究費を 支給した日本学術振興会と経済産業省は27日、森口氏に対して研究費の申請資格を来年4月から5年間停止し、森口氏の人件費計1229万2066円の返還 を東大などに求める処分を発表した。
  5. 森口尚史氏の人件費返還、学術振興会も要求(2013年12月28日12時19分  読売新聞) 元東京大病院特任研究員の森口尚史(ひさし)氏(49)がiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと虚偽発表した問題で、文部科学省所管の日本学術振興会は27日、東大に提供した研究費から森口氏の人件費として支払われた約997万円について、東大に返還を求めたと発表した。
  6. 森口氏の人件費、東大に230万円返還要請(2013年12月27日23時16分  読売新聞):元東京大病院特任研究員の森口尚史(ひさし)氏(49)がiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと虚偽発表した問題で、経済産業省は27日、森口氏が東大在籍中、東大に提供した研究費約600万円のうち、森口氏の人件費約230万円の返還を、東大に求めたと発表した。

 


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