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東大が民間英語テストに関する答申を公表

追記 東大が民間試験のスコア提出を受験に義務付けないことを発表しました。国からの圧力で二転三転した東大ですが、現状の民間試験導入に反対する態度を明確に表明したといえるのでないかと思います。 東大、英語民間試験を義務付けず 20年度からの2次試験 東大が、2020年度からの「大学入学共通テスト」の英語で導入される民間検定試験について、2次試験では受験生に得点(スコア)の提出を義務付けない方針を決めたことが25日、関係者への取材で分かった。一定の英語力を出願資格として求めるが、民間試験のスコアだけでなく、高校の調査書などで実力が証明されれば代用可能とする。近く発表する。共通テストの英語は最初の4年間、従来型のマークシート式試験と、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測る民間試験が併存する見込みで、大学入試センターは今年3月、英検(新方式)など7団体の8種類を認定した。(共同通信 2018/9/25 23:47 9/25 23:48 updated)     文科省や国立大学協会が、センター試験の英語に代えて認定民間英語試験の利用を大学に強要するのは、暴挙としか思えません。例えば、実績ゼロの(これからスタートする)新しい英検(4技能テストを1日で実施)を認定するなど、実績があることを認定基準としていたことに矛盾しますし、TOEICのように高校の英語教育とはかけ離れたビジネス志向の民間英語試験が認定されたのも不適切でしょう。GTECのスピーキングテストで隣の受験者の音声が聞こえるなど、スピーキング試験を適切に実施することの困難さは、ツイッターなどでさんざん指摘されています。 性格が大きく異なる民間試験を複数認定して、スコアの換算を用いて入学者選抜に利用するのは、大学入試の公正さを著しく歪める恐れがあります。問題山積の民間試験導入を拒否した東大が、これまでに、文科省からの圧力のせいなのか態度を二転三転させて、受験生や高校生、高校教育に携わる先生方を不安に陥れているのが現在の状況ではないでしょうか? そんな東大が、今後の方針を決定する際に非常に大きな手がかりとなるであろう「答申」を公表(PDFリンク)しました。ワーキンググループが議論した結論を東大総長に答申した形ですが、そもそもこのワーキンググループは東大の先生たちなので、これは東大が今、民間試験の導入に関して何を考えているかを表す非常に重要な資料です。報道によれば、 東京大学は14日、2020年度から始まる大学入学共通テストの英語で導入される民間資格・検定試験を合否判定に使うかどうかについて、白紙に戻して検討することを明らかにした。東大は今年3月に民間試験を使わない方針を示したが、4月には一転して活用すると発表していた。(大学入試 東大「白紙に戻し検討」 20年度、英語の民間試験活用  毎日新聞2018年7月15日 東京朝刊) 白紙に戻すという態度の表明ですが、自分が中身を読んだかぎり、いろいろな可能性を残しつつも「使わない」という方向に持っていきたい気持ちが強く感じられます。   以下、主観的なコメントを交えながら、この答申を読んでみたいと思います。自分の興味で一部をピックアップして紹介してますので、全文は(PDFリンク)でご覧ください。   入学者選抜方法検討ワーキング・グループのメンバー (敬称略)(答申 PDF Page 14) 座長:石井洋二郎 理事・副学長 委員:福田 裕穂 理事・副学長 委員:岩村 正彦 法学部長 委員:石田 淳 教養学部長 委員:小玉 重夫 教育学部長 委員:中澤 恒子 教養学部教授 委員:伊藤 たかね …