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研究不正隠蔽は、研究者や納税者に対する裏切り行為

  2014/05/28    Uncategorized

STAP細胞の万能性を報告したNATUREのレター論文でもメインデータが捏造されていた問題に関して、理化学研究所はこの問題を正式に調査しないという決定を下しました。不正に目をつむるという、あり得ない暴挙です。 そもそも、数多くの研究不正疑惑のごく一部のみを取り上げて不正行為を働いた人間を特定し、他を不問にするというのは著しくアンフェアな裁定です。多くの人が感じていた通り、理研の行いはまさに「トカゲの尻尾切り」そのものです。 理研に勤務する研究者だけでなく、日本のサイエンスの威信を著しく傷付けたこのSTAP細胞論文捏造事件の真相をうやむやにしたまま幕引きを図るのは、あまりにもサイエンスを冒涜しています。元理研研究者が、研究不正や隠蔽は理研が育んだ「文化」だと厳しく批判していますが、まさに今回の理研の決定はこの元理研職員の告発を裏付けています。 年間800億円を超える巨額の予算で運営されている理化学研究所は、研究者だけでなく納税者に対しても今回の捏造論文投稿の真相を説明する責任があります。組織防衛に注力し、日本のサイエンスを破壊するような理研のこの行いは、日本のトップ、世界のトップを標榜するにはあまりにも無責任すぎます。不正論文を撤回するので研究不正の調査を行う必要が無いなどという馬鹿げた説明に一体誰が納得するのでしょうか? 研究予算の面で国家から破格の扱いを受けている理研は、それ相応の高い倫理観を備えた科学者によって運営されるべきです。今回のSTAP細胞捏造論文に対する理研の対応は、理研ウェブサイトで掲げられた5つの基本方針全てに関して逆を行く行動になってしまっています。 運営に関する5つの基本方針 「野依イニシアチブ」 理事長 野依 良治 見える理研 一般社会での理研の存在感を高める 研究者、所員は科学技術の重要性を社会に訴える 科学技術史に輝き続ける理研 理研の研究精神の継承・発展 研究の質を重視。「理研ブランド」:特に輝ける存在 知的財産化機能を一層強化、社会・産業に貢献 研究者がやる気を出せる理研 自由な発想 オンリーワンの問題設定 ひとり立ちできる研究者を輩出 世の中の役に立つ理研 産業・社会との融合連携 文明社会を支える科学技術 (大学、産業にはできない部分) 文化に貢献する理研 自分自身、理研の文化度向上 人文・社会科学への情報発信 理事 川合 眞紀 理事 古屋 輝夫 理事 大江田 憲治 理事 坪井 裕 理事 米倉 実 監事 清水 至 …

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STAP細胞NATUREレター論文のメインデータも捏造か

小保方晴子理化学研究所研究ユニットリーダーが筆頭著者になっている2報のSTAP細胞NATURE論文のうちアーティクルの方の論文ではデータ捏造・改竄の研究不正が理研調査委員会により認定されていましたしかし、もう一つのレターの論文でも実は不正の事実があることを示す報告書を、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの検証チームがまとめていました。 それによるとSTAP細胞を利用して作製したマウス胎児の写真と、胚性幹細胞(ES細胞)を利用して作製したマウス胎児の写真が、実は同一個体の別カットの写真だったそうです。 STAP 不正認定以外にも複数の疑義 2014年5月21日 NHKの取材に答えて日本分子生物学会の副理事長の九州大学中山敬一教授は、 再発防止のためには、今後、速やかに調査を行い、すべてを 公表することが欠かせない。理化学研究所が、こうした疑義を把握していながら公表せず、正式な調査も行わなかったのだとすると大きな問題だ。 とコメントしています。 参考 STAP 不正認定以外にも複数の疑義(NHK NEWSWEB 5月21日 20時05分):NHKが取材したところ調査委員会が認定した2つの不正以外にも論文の複数の画像やグラフに疑義があるとする調査内容の文書を小保方リーダーが所属する神戸市の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの検証チームがまとめていたことが分かりました。それによりますと、STAP細胞が万能性を持つ証拠として2種類の異なる細胞から作ったとしていた2枚の光るマウスの写真が実際には、2枚とも同じ種類の細胞を使って出来たマウスの写真だったとしています。また、STAP細胞の万能性を示すものとして異なる種類のマウスで撮影していたという2枚の写真が実際には、1匹のマウスの写真だったとしています。 STAP問題:不正認定以外の画像2件に疑義(毎日新聞 2014年05月21日):それぞれの画像の元データなどを調べたところ、胚性幹細胞(ES細胞)を使った実験結果として掲載された画像は、実際はSTAP細胞を使ったとされる実験の画像だった。 STAP細胞の論文に新たな画像の誤り(ニッカンスポーツ2014年5月21日22時21分):理化学研究所は21日、STAP細胞の論文に新たな画像の誤りが見つかったことを明らかにした。別の実験結果を示す2匹のマウスとした写真が、同じマウスの別カット写真だったとしている。

ダンゴムシの交替制転向反応に触覚が関与

  2014/05/18    自然 ネイチャー

日本の高校生が、ダンゴムシで交替制転向反応が生ずるメカニズムに触覚が関与していることを実証する研究報告により2014年インテル国際学生科学技術フェアに入賞しました。 ダンゴムシは壁にぶつかっったときに右に曲がると、その次にまた壁にぶつかったら場合今度は左に曲がり、以降右、左、交互に曲がる傾向があり、「交替制転向反応」と呼ばれています。 【YOUTUBE動画】ダンゴムシは壁にぶつかり右に曲がると次は左に曲がる習性がある。トリビアの泉   参考 米の国際学生科学技術フェア、日本の高校生2人が入賞(朝日新聞DIGITAL 2014年5月17日22時31分):世界の高校生が科学研究の成果を競うインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)が米ロサンゼルスで開かれた。最終日の17日、表彰式があり、富山県立高岡高3年の林靖人(やすひと)さん(17)が動物科学部門の2等、宮城県仙台第二高3年の山中美慧(みえ)さん(17)がエネルギー・運輸部門の2等にそれぞれ選ばれた。 Intel ISEF 2014 ファイナリスト研修会:Intel ISEF 2014 への出場に備え、3月27日から 3月30日までの 4 日間、国際的な舞台で勝ち抜くための論理構築やコミュニケーション力、プレゼンテーション技術の向上を図るためのファイナリスト研修会がインテル株式会社つくばオフィスと東京オフィスにて開催されました。 オカダンゴムシの交替性転向反応はなぜ起こるのか? 林 靖人(富山県立髙岡高等学校2年) (つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2013) 12)(PDF リンク):本研究では、交替性転向反応が障害物と接触する触角の方向性によって最終的に決定されているという仮説をたて、これを検証した。ダンゴムシは最初の転向後、BALMによって曲がった向きと反対側へ傾くように進み、次の分岐点では、接触した触角とは逆方向に転向する。これによって結果的に交替性転向反応を示すと考えられる。 知の回廊 第56回『ダンゴムシから進化を読む』 ダンゴムシから進化を読む 陸棲等脚類はなぜ集合するのか (中央大学 YOUTUBE動画):節足動物 甲殻類 等脚目 ワラジムシ亜目 フナムシ ワラジムシ ダンゴムシ オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare) クチクラ バソトシン バソプレッシン アンギオテンシンII 抗利尿ホルモン 水分摂取 ダンゴムシ迷路・娘の自由研究用(YOUTUBE動画 BGMあり) ダンゴムシの迷路 ダンゴムシの意思決定 Decision-making in pill bugs The …

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DNA電気泳動写真のレーンの切り貼りはどこまで許されるのか?

  2014/05/14    Uncategorized

小保方氏のSTAP論文問題は日本の生命科学研究者全体を巻き込む大騒動に発展していますが、DNAの電気泳動写真の切り貼りはどこまでなら許されるのでしょうか?雑誌の投稿規程に具体的にやってはいけないことが記述されている場合があります。 例えばMolecular Biology of the Cellの投稿規程には、 Authors may delete or crop irrelevant parts of a gel image (such as blank lanes) but should explicitly describe such manipulations in the figure legend and should add lines to the image to show …

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小保方氏らがNATURE誌に発表した酸処理による方法ではSTAP細胞作製は再現されず~香港の研究者が論文発表

小保方氏らによりNATURE誌に発表されたSTAP細胞作製ですが、その再現に取り組んできた香港中文大学の李嘉豪(Kenneth Ka Ho Lee)教授は、小保方氏らが発表した方法ではSTAP細胞は作れなかったという論文を発表しました。 Mei Kuen Tang, Lok Man Lo, Wen Ting Shi, Yao Yao, Henry Siu Sum Lee, Kenneth Ka Ho Lee. Transient acid treatment cannot induce neonatal somatic cells to become pluripotent stem cells. F1000Research 2014, 3:102 (doi: …