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科研費研究計画調書(申請書)の書き方:様式の項目ごとの実際的なポイント

科研費申請書の書き方には、厳然とした守るべき「作法」が存在すると同時に、審査委員を納得させることができるのならどう書いてもOKという「自由さ」とがあります。科研費になかなか採択されずにいる研究者は、とりあえず作法を守るために「型」にはまった書き方をマスターするのがいいと思います。

2025年度科研費の様式は、基盤研究(C)は(6)国際性が追加され、(3)にあった「着想に至った経緯」が(1)に移動するなど、少なからぬ変更がありました。そのため、何をどう書けばいいのか戸惑っている人も多いようです。

 

注意:以下は、自分(本ウェブサイト管理人)個人の考えであり、自分の過去の科研費採択経験(生物系の基礎研究、少額の研究種目)、同僚や先輩、その他の人たちの採択調書から学んだこと、さまざまな書籍の内容、ウェブ上の情報、大学で開催された科研費セミナーで聞いた内容、科研費の審査をしたことがあるという先生から聞いた話などを自分なりに総合的にまとめた結果です。書籍やセミナーの内容が自分の考えとは多少ズレると思ったこともありますので、ここにまとめたことが絶対正しいわけでも、全ての科研費応募者に当てはまるわけでもありません。書き方のヒントになれば幸いです。研究内容や書きかた次第で、それぞれのセクションの分量の割合は大きく変わってきます。全体としての整合性、一貫性があることが大事です。

 

1 研究目的、研究方法など

科研費研究計画調書の様式はちょっとずつ変更されてきました。今年度(2025年度科研費)は、また少し変更がありました。基盤研究(C)の場合、「1 研究目的、研究方法など」を4ページにわたって書くことになりますが、書くべき内容が指示されており、

本文には、
(1)本研究の学術的背景や本研究の着想に至った経緯、研究課題の核心をなす学術的「問い」、
(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性、
(3)関連分野の研究動向と本研究の位置づけ、
(4)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか、
(5)本研究の目的を達成するための準備状況、
(6)本研究がどのような国際性(将来的に世界の研究をけん引する、協同を通じて世界の研究の発展に貢献する、我が国独自の研究としての高い価値を創出する等)を有するか
について具体的かつ明確に記述すること。

との指示が様式の上部にあります。新たに(6)国際性についての記述を求めているのが目を引きます。また、いままで(3)の中にあった「本研究の着想に至った経緯」が、(1)の中に移行しているのも要注意です。

(1)本研究の学術的背景や本研究の着想に至った経緯、研究課題の核心をなす学術的「問い」

さてこのセクションには何を書けばいいのでしょうか?「学術的背景」として何を書くかを考える際の手がかりがあります。それが、もう少し具体的な指示として、様式の真ん中の「留意事項①」に書いてある、

学術の潮流や新たな展開などどのような「学術的背景」の下でどのような「学術的『問い』」を設定したか、

という文言。これを解釈するに、学術的な問いが生まれた妥当性を書けばよいでしょう。審査の観点として、

学術的な意義や独自性、創造性など学術的重要性を評価する

と留意事項①に明確に説明されています。つまり、学術的問いの重要性の説明が求められているわけです。問うに値する面白い問いなのかどうか?ということです。そもそも学術的問いとは何なのか?研究目的とどう違うのかという点に関して、自分の研究テーマに沿って自分の考えをまとめておく必要があります。

申請書を具体的にどう書けばいいのかというと、通常の論文のイントロダクションの書き方が参考になります。まず「何」についての研究なのかを述べて、それに関して何がすでに「わかっていること」なのか、そして何がまだ「わかっていないこと」(=学術的な問い)なのか、なぜそのわかっていないことを知ることが重要なのかを書きます。そして、その「わかっていることとわかっていないことの間のギャップ」を「どうやって」自分が埋めるのか(=研究目的)、そのようなアプローチをどのように発想したのか(=着想に至った経緯)を書きます。

論文を書くときのノウハウで申請書の文章を書こうとしたときに、ここで少しやっかいな問題があることに気づきます。学術的な問いというのはその研究領域における大きめのクエスチョンであったほうがよいわけですが、自分のアプローチまで書いてしまうとそれはもうすこし具体的な「研究目的」になってしまい、研究目的を書くセクションはその次の「(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性」になるという点です。話を具体的に絞り込んでからまた広げなおすと話が戻ってしまったことになり、流れが悪くなります。文章の流れとしては一方向に流れていてほしいわけです。前年度までは、「本研究の着想に至った経緯」は(3)のセクションにあったので、まだ書きやすかったように思いますが、「着想」、特に、研究アプローチ(方法論)に関する着想を(1)の中で書くとなると「研究目的」まで(1)で言及したほうが自然な流れが作りやすいかもしれません。

科研費は人文科学から理学、医学、工学など全く異なる研究領域を対象にするため、研究のスタイルは非常に多様です。しかし科研費の様式はすべての研究領域に対応して1つしか用意されていないので、応募者が自分の研究領域に合わせて、あるい程度柔軟に対応することは許容されると思います。ただし審査の観点は公開されているのでそれを外した書き方は不利になります。何をどう書いているのか意図が明確であれば自由に書いてよいのだと思いますが、例えば、

研究テーマのトピックの提示→わかっていること、わかってきたこと、最近の進展やブレークスルー→それでもまだわかっていないこと→それをわかる必要性、喫緊性→学術的問い→問いに答えるための自分なりのアプローチ(研究目的)の着想(=着想に至った経緯)

という順に書いていくのが一法でしょう。「本研究の着想に至った経緯」が(3)から(1)に移動したというのは実はかなり大きな変更点であり、「何の着想」なのかまで変わってしまった可能性があります。「研究目的を設定するに至った着想」なのか、「学術的な問いを設定するに至った着想」なのか、というあいまいさ、多義性があります。「本研究の着想に至った経緯」を書けという指示を、学術的な問いを設定するに至った経緯と解するのであれば、

研究テーマのトピックの提示→わかっていること、わかってきたこと、最近の進展やブレークスルー→それでもまだわかっていないこと→それをわかる必要性、喫緊性(=着想に至った経緯)→学術的問い

となります。学術的な問いと研究目的との関係をどうするかで書き方が変わってくるでしょう。抽象度ー具体性 という観点で、問い>>目的 とするか、問い>目的 とするか、 問い~目的 とするかは、研究内容によるでしょう。問い=仮説とするか、目的=仮説(の検証)とするかも、研究領域や研究内容によって自由度があるのではないかと思います。

研究者によって各セクションにどれくらい詳しくどれくらいの量を書くかは、異なるでしょう。異なっていてよいのだと思います。ただし大事なことは、書く意図を明確にすることです。応募者がどういう意図で申請書を構成したのかにまぎれがなければ、スタイルが多少違っても審査委員によっては読みやすいものになるはずです。

重要なことは、このセクションを書く目的は何かを意識することです。すべての文章にはその文章を書く目的があります。背景の文章を書く目的は、応募者が学術的問い(もしくは研究目的)を設定した理由を審査委員に納得させることです。

ここで大事なのは「客観性」であり、客観的であることとはすなわち、すべての主張に根拠(文献もしくは予備実験の実際のデータ)を示すことです。引用文献が多くなりすぎると文章が読みにくくなるということもあるので、適度なバランス感覚が要求されます。文献は他人の文献と自分の文献を適度に織り交ぜて書くのが理想です。自分の文献だけだと独りよがりな印象を与えますし、他人の文献だけだと業績が無い人かと思われます。何をどう書くかに関しては、昔の申請書の様式の指示も手掛かりになります。

① 研究の学術的背景(本研究に関連する国内・国外の研究動向及び位置づけ、応募者のこれまでの研究成果を踏まえ着想に至った経緯、これまでの研究成果を発展させる場合にはその内容等) (平成29年度科研費の基盤研究(C)の様式より 太字・下線強調は当サイト)

これを読むと明らかなのですが、科研費の基盤研究というものは、基本的には、応募者がこれまで行ってきた研究の積み重ねの上に、さらに発展的なテーマを設定することが当然のこととされています。現在の様式の指示からはこれらの文言が抜け落ちていますが、この考え方は基本的には生きています。だとすると、新規テーマで応募したい場合どうなるんだ?という声が聞こえてきそうですが、新規テーマだと採択されにくい恐れはあるが、絶対ダメというわけではもちろんないので、様式の自由度が上がるように改善されたのだと思います。

文献の引用の仕方として、(Daresore et al., 2000)と書くか、(Daresore et al.,, 2000, Journa Name)とするか、(Daresore et al.,, 2000, J Nam 1(2):345)などどこまで細かくするかは好みもあるでしょう。(Daresore et al., 2000; Hokano et al., 2001)など論文の区切りに使う記号は表記の中でユニークなものにするなどの細かな配慮も大事です。番号で引用してあとからリストを添えたり、自分の業績の場合には(業績1)などと書くのもありでしょう。ただ、リストの番号で引用した場合にいちいちそれを他のページに見に行って確認する読み手もあまりいないのではないかと思いますので、読む動作・視線の動きを妨げないのが一番だと自分は思います。その考え方にのっとれば、引用文献の位置は句読点の直前がベストです(Daresore et al., 2024)。

背景に書くべきことは、そのトピックに関する一般的な説明ではなく、あくまで設定する問いの妥当性を納得させるための材料に絞ります。背景の書き始めから「問い」までが読んでいて一直線で無駄がないという印象を与えることが大事で、話題がそれたり、戻ったりするのは、学術的意義の重要性を理解されにくくするので要注意です。論文を書くときにIntroductionを書く理由は、hypothesisを導くためですが、それと同様に考えればいいと思います。

「背景」と「関連する研究動向」との書き分けという問題にもなりますが、背景には関連はしていても問いを導き出すことに直接関連しないことは言及する必要はありません。そういったことは関連する研究動向のセクションに書けばよいでしょう。研究動向には、他の研究者がどんなアプローチで自分と同じゴールを目指しているのか、そんな中で自分のアプローチはどんな点で優位なのかを書けばいいのです。こう考えれば、背景と動向の書き分けに悩むことはなくなるはず。

背景もしくは研究目的のセクションには、仮説を示した模式図を置くのが良いでしょう。良いでしょうというよりも、置くべきと言いたいところです。「仮説を示した模式図」というのは、相当頭の中が整理されていないと描けませので、模式図を描きなおしているうちに頭の中が整理されてきますし、模式図が完成するとあとは模式図を説明する形で本文をスムーズに書き進むことができます。

  1. 仮説を書かない科研費申請書なんて…

さて、新たに場所が移動してきた「着想に至った経緯」はどう書けばいいの?という問題があります。なぜこれが(3)から(1)に移動されてきたのかを考える必要があるでしょう。自分が思うに、背景から問いを導く過程がすなわち着想なので、着想に至った経緯は本来、背景→問いの思考そのものであって、不可分です。別物として書く必要はないのではないかと思います。しかしそうはいってももともと(3)にあったものなので、以前の不採択調書の「着想に至った経緯」の部分をコピペして、(1)の背景と問いの間に入れ込んでいる人も多いことでしょう。実際、「背景」として客観的な内容を書き、次に「着想」として自分の業績やアイデアを中心に書き、両者から導きだされる「問い」を書くというスタイルも、おさまりがよいのでお勧めできます。とくに、このセクションの文章量が多くなるとどこに何が書いてあるのか読み手にもわかりにくくなりますし、読む労力も増えてストレスです。「背景」「着想」「問い」と3つのセクションに分ければ、読み手に優しい申請書になるでしょう。

【このセクションでよくある失敗例】、

  • トピックに関する教科書的説明(無駄な情報)をしている
  • 文章に、学術的問いへ向かう方向性がない。
  • 文章の流れとは無関係な”関連する”話題が、流れの途中に挿入されている。←ありがち
  • 自分の業績を引用していない(なければ仕方ないですが)
  • 自分の業績しか引用していない(問いの客観性が担保されない)
  • 学術的な問いが書いていない。書いてあったとしても、どの部分がそうなのかが読み手にわからない。

(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性

このセクションをどう書くかも、自由度が高く人それぞれですが、どこに何をどう書いたのかという応募者の意図が明確に読み取れることが大事です。また、(1)のセクションから話がつながっていることも必要です。

研究目的

「目的」というのは日常語としては、将来の夢や願望、目標という意味もありますが、研究助成への応募書類における「研究目的」は、研究期間内で研究計画において「実際にやること・明らかにすること」を意味します。つまりやらないこと(将来的な願望)を含めてはいけません。時間があればやるとか、研究がうまくいけばもう少し先までやるなどと、あいまいなことを書いてもいけません。

研究目的は、学術的問いに答えるものになっているべきで、きちんとした対応関係がそこにないと不自然です。問いに答えるための実験系や方法論まで含めて具体性を増したものにします。

研究目的の中身は、学術的な問いに答えるためのアプローチを含みます。問いにどんなアプローチで取り組んで答えを出すのか、そのアプローチにはどんな独自性や創造性があるのかを書くことになります。

【研究目的を書くにあたってのよくある失敗事例は】

  1. 研究目的がそもそも書いていない
  2. 研究目的が学術的な問いに答えるものとして書かれていない
  3. 学術的な問いと研究目的の「抽象度ー具体度」の関係が逆になっている
  4. 研究目的(やること)に願望(できれば~したい)を書いている
  5. 「研究目的、研究の意義」を一文にまとめて書いているため目的が伝わりにくい。(例. ~することは、~の意義が大きい)

独自性

独自性 originalityは、他人にはないその人だけのものという意味です。科研費が不採択になる人の多くが、「~(研究目的)の研究は報告がないので独自性が高い。」と書いてしまいますが、この書き方は賢明ではありません。科研費は相対評価ですので他人の申請書と比べられて採否が判断されます。「~(研究目的)の研究は報告がないので独自性が高い。」という文は、他の申請書でもそのまま使える文言です。つまり審査委員に対して審査に有用な情報をなんら与えていません。情報量ゼロの文です。なぜ今まで論文報告がなかったのか?重要な課題だとみな思っていたのに適切なアプローチが見つからなかったから?技術的に不可能だったから?重要なのにその重要性が見落とされていたから?なにかしら理由があるはずで、その理由を書く必要があります。

独自性のアピール方法として、他人にはできないということをアピールすることも可能です。自分にしかない技術を使って初めて実現可能になるアプローチだからといった具合です。また、誰よりも早く自分がその重要性に気づいてこの分野を開拓してきたからと、過去の論文業績と絡めて独自性をアピールすることも可能でしょう。

【独自性を書くにあたってのよくある失敗事例】

  1. ~(研究目的)に関する論文報告はなく、本研究は独自性が高い と書いてしまう。論文報告がないことだけ言っても、なぜそれが独自性になるのか読み手には全くわかりません。

創造性

創造性に何を書けばいいのかは、多くの応募者が頭を悩ませるところです。通常の日本語の意味だと、創造性はcreativityのことであり、creativeといえばゼロから何かを作り出すという意味になります。しかし科研費の申請書においては「創造性」として書くべきことは、多少日常語とはズレているように自分は感じています。

  1. 科研費研究計画調書 創造性 何を書くべき?日本語の解釈

審査のポイントとして、

A.研究計画の内容に関する評定要素
(1)研究課題の学術的重要性
・学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか。
・研究課題の核心をなす学術的「問い」は明確であり、学術的独自性や創造性が認められるか。
・研究計画の着想に至る経緯や、関連する国内外の研究動向と研究の位置づけは明確であるか。
・本研究課題の遂行によって、より広い学術、科学技術あるいは社会などへの波及効果が期待できるか。
https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_01_03_shinsahyoutei_2024-1/r6hyoutei03_ja_bc.pdf

ということが言われていますので、「本研究課題の遂行によって、より広い学術、科学技術あるいは社会などへの波及効果が期待できる」ことを申請書のどこかでアピールする必要があることがわかります。しかし明示的なセクションはないため、書くとすれば、「創造性」を書く場所に書くことになろうかと思います。そこで、創造性の欄に、新たな価値を生み出すことができるという内容の説明をする人が多いようです。科研費の書き方を指南した書籍もそのような説明に終始しています。

【創造性に関する失敗事例】

  1. 創造性についての言及がない

(3)関連分野の研究動向と本研究の位置づけ

細かい話ですが、2025年度科研費から、様式の指示は、「関連する国内外の研究動向」が、「関連分野の研究動向」に変更されています。これは(6)国際性 の項目を新たに作ったことに伴う措置だと文科省の資料では説明されています。ただ(6)でアピールすることはすこし内容がずれるので、従来通り書けばよいでしょう。「背景」と「研究動向」をどう書き分ければいいのかというのも悩みのタネです。ほとんど同じことを繰り返してしまうのは印象を下げます。

実際のところ、「背景」と「研究動向」で書く内容がある程度重複するのはむしろ自然なことだと思います。内容は重複してもアピールしたいことが異なるので、文は当然異なったものになります。

何を書くべきかで考える必要があるのは、「関連分野の研究動向」という指示において、何に関連する研究の動向かという点です。「何に」というのは普通に考えれば、「学術的な問い」や「研究目的」に関連する研究動向ということになるはずです。「学術的な問い」と「研究目的」のどちらに寄せて書くかというのは、「学術的な問い」と「研究目的」をどう設定したかにもよるので、ケースバイケースでしょう。「研究目的」を非常に狭くとらえてそれに関する研究動向を書いてしまうと、研究の意義が理解されない恐れが強まります。なので、「学術的な問い」に関する研究動向を書いて、国内外の他の研究者がその問いにさまざまな方法でアプローチしているなかで、応募者はどのような独自性・優位性のあるアプローチをしているのかが明確になるように書けばいいと思います。

【研究動向と位置付けを書くにあたってのよくある失敗事例】

  1. 研究動向=論文であるべきなのに、論文の引用が全くない
  2. 他人の研究紹介は書いているが、本研究の位置づけに関する言及がない
  3. そもそも「何」に関係する研究動向なのかがあやふや。書くべきは、「学術的問いや研究目的」に関係する研究動向であるにもかかわらず、そうなっていなくてズレたトピックに関する研究動向を書いている。

(4)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか

このセクションは長ったらしいタイトルでわかりにくいかもしれませんが、以前の「計画・方法」という欄に対応した部分です。まだ科研費の様式に「研究業績」というページがあってそこは単に論文業績を羅列するだけだった当時(平成29年度の例)の様式がどうだったかというと、基盤研究(C)の場合は最初の2ページが「研究目的」で、

研究目的
本欄には、研究の全体構想及びその中での本研究の具体的な目的について、冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述した上で、適宜文献を引用しつつ記述し、特に次の点については、焦点を絞り、具体的かつ明確に記述してください(記述に当たっては、「科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程」(公募要領81頁参照)を参考にしてください。)。
① 研究の学術的背景(本研究に関連する国内・国外の研究動向及び位置づけ、応募者のこれまでの研究成果を踏まえ着想に至った経緯、これまでの研究成果を発展させる場合にはその内容等)
② 研究期間内に何をどこまで明らかにしようとするのか
③ 当該分野における本研究の学術的な特色・独創的な点及び予想される結果と意義

つぎの2ページが「研究計画・方法」で、

研究計画・方法
本欄には、研究目的を達成するための具体的な研究計画・方法について、冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述した上で、平成29年度の計画と平成30年度以降の計画に分けて、適宜文献を引用しつつ、焦点を絞り、具体的かつ明確に記述してください。ここでは、研究が当初計画どおりに進まない時の対応など、多方面からの検討状況について述べるとともに、研究計画を遂行するための研究体制について、研究分担者とともに行う研究計画である場合は、研究代表者、研究分担者の具体的な役割(図表を用いる等)、学術的観点からの研究組織の必要性・妥当性及び研究目的との関連性についても述べてください。
また、研究体制の全体像を明らかにするため、連携研究者及び研究協力者(海外共同研究者、科研費への応募資格を有しない企業の研究者、その他技術者や知財専門家等の研究支援を行う者、大学院生等(氏名、員数を記入することも可))の役割についても記述してください。
なお、研究期間の途中で異動や退職等により研究環境が大きく変わる場合は、研究実施場所の確保や研究実施方法等についても記述してください。

となっていました。「研究目的」(2ページ)と「研究計画・方法」(2ページ)が「研究目的、研究方法など」(4ページ)の一つに合わせられたわけです。この経緯を見れば、「(4)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」が、「研究計画・方法」に対応することは明らかでしょう。

古い様式も今見返してみると申請書を書く上で示唆に富むことに気づきます。

指示がなくなった=書かなくてよくなったと考えるより、自由度を増やすために指示を減らしたと理解したほうがいいでしょう。つまり指示がなくなったことであっても、意識しておいたほうが良いのです。

さて、計画・方法は以前はまるまる2ページ書くようになっていたのですが、今は他との分量のバランスからそこまで多くの紙面を割かなくてもいいようになったと思います。採択された人の研究計画調書を見せてもらったことがありあすが、多くの場合1ページ程度(他の部分に何をどう書いたかとの兼ね合いにより、半ページ~2ページ弱の幅がある)で書いているようです。

抽象>具体 ということで言えば、

学術的問い>研究目的>研究計画・方法 という図式になります。

当たり前のことですが、「研究計画・方法」で書く内容は、「研究目的」と完全に対応している必要があります。研究目的を達成するうえで過不足がある計画を書いてしまうとまず採択されないでしょう。計画に書く課題が少なくてさみしいので余計な課題を付け足して整合性を失い不採択になるというのは典型的な失敗パターンです。

【研究計画・方法のセクションにありがちな失敗例】

  1. ~を解析する ~を比較する ~を分析する など一言でまとめていて、具体的にどうやって解析するのか、どうやって比較するのか(統計学的手法)、どうやって分析するのかが書かれていない。
  2. 研究目的との対応が不明
  3. 計画された課題が実施されても研究目的が達成されない(不足)
  4. 研究目的を達成するうえでやる必要がない課題を計画している(過分)
  5. ひと続きの文章で1ページ以上書かれていて、読む気がしない 課題ごとに項目をつくって、「読ませる」というより「見ればわかる」ようにしましょう。どこまで細かく読むかを読み手に任せるようなレイアウトに。
  6. 研究分担者の役割が書いていない

(5)本研究の目的を達成するための準備状況

このセクション「準備状況」とあとにでてくる「研究環境」とをどう書き分けるかで悩む人も多いようです。環境は必要な研究機器などであり、準備状況はそれらの研究機器がすでに稼働して予備データが出始めているといったことなんだろうと思います。予備実験データをここに書くのもありでしょう。ただし、予備実験データは研究計画欄のほうに書くというのも効果的です。

実際のところ、予備実験データは背景のところから出してもよくて、好みによると思います。できるだけ早くインパクトを示して読み手(審査委員)の興味をひきたければ、早い段階で出すことです。4ページめの最後など、そもそも審査委員はまともに読んでいないかもしれません(特に最初の部分が稚拙にしか書けていない申請書の場合)。

【準備状況で良くある失敗事例】

  1. 研究環境を書いている
  2. 素晴らしい予備実験データを、審査委員の頭の中で採否が決まった今ごろになって載せている(きちんと書かれた申請書ならここまで読んでもらえるでしょうが、最初のほうのページが稚拙だと準備状況まできちんと読んでもらえる保証はない)

(6)本研究がどのような国際性を有するか

このセクションは2025年度科研費からあらたに加わったもので、何を書けば正解なのかは誰も確かには知らないことだと思います(まだ採択された申請書というものが存在していないので)。そのため、日本学術振興会は親切にも様式の指示の中で具体例を挙げて示してくれています。

  • 将来的に世界の研究をけん引する
  • 協同を通じて世界の研究の発展に貢献する
  • 我が国独自の研究としての高い価値を創出する

などを書けばいいのだそうです。「将来的に世界の研究をけん引する」というのは、得られる研究成果を見た他の研究者がこぞって参入してくるので、その結果として、新しい学問の潮流がつくりだせて、自分がその最先端にいて世界の研究を牽引することになるのだと思います。

「協同を通じて世界の研究の発展に貢献する」というのは、得られる研究成果を見た他の研究者がこぞって共同研究を是非やりませんか?と声をかけてくるので、その結果として、協同して研究領域を発展させることになるのでしょう。

「我が国独自の研究としての高い価値を創出する」ということでもOKというのはなかなか興味深いと思いました。つまり、なんでもええんかい!と思ったのですが、これは日本人の起源とか、日本文学の研究、日本の戦後政治など、日本固有の問題に取り組む研究者を想定してのことなのかなと想像しています。

もっと詳しく知りたい人は、文科省のサイトに公開されている国際性の記述が導入された経緯の説明した資料お読みください。この「経緯」を読めば、(6)国際性をどう書けばよいかが自ずと明らかに浮かび上がってきます。つまり、「基盤研究」に統合される「国際共同研究加速基金」と「海外連携研究」の趣旨を、基盤研究の様式の中で受け継いだのが(6)国際性 の部分というわけです。このことを認識しているかどうかで、ピントの合った内容が書けるかどうかの勝敗が決まります。

第 1 2 期 研究費部会 における科研費 の 改 善 ・充実及び 今後の 議論の方向性について( 中間まとめ ) 令和6年 6 月 2 4 日 科学技術・学術審議会 学術分科会研究費部会

①国際的に波及効果が高い学術研究の推進
(科研費(基盤研究)における研究の国際化等)
コロナ禍後の国際研究交流の回復傾向や、「基盤研究種目群」における基金化の拡大状況等により、今後は、「国際共同研究加速基金」以外の研究種目においても、更なる研究活動の国際化が期待される。
既に基盤研究等の枠組みでも国際競争力のある研究は数多く行われているところ、上記の環境の変化を踏まえ、「国際共同研究加速基金」として別枠で助成する仕組みではなく、審査によりそうした研究を見出し、助成する仕組みが必要である。
また、我が国の研究力の相対的・長期的な低下が懸念される中、現在の物価高や為替安等の厳しい社会情勢も踏まえ、研究者が国際競争力のある研究に十分取り組めるよう、応募額を尊重した研究費配分が望まれる。
このため、本部会及び振興会の学術システム研究センターにおける議論を踏まえ、「国際共同研究加速基金」について、その機能を勘案しつつ可能なものは段階的に「基盤研究種目群」等に統合していくこととする。その際、「基盤研究(B)」との間で実質的な差異がなくなった「海外連携研究」については、令和7年度助成から公募を停止し、速やかに「基盤研究種目群」等に統合することとする。
また、令和7年度助成に係る公募から、「基盤研究(A)・(B)・(C)」において「研究課題の国際性」を新たに評定要素に加え、高く評価された研究課題については、研究費配分額の充実により国際競争力のある研究に挑戦できる環境を実現することとする。更に、若手研究者の参画を要件としていた「海外連携研究」の「基盤研究種目群」等への統合後においても、国際共同研究の助成を通じた若手研究者の育成に資するよう、「基盤研究(B)・(C)」において、研究課題の国際性」の評定要素で高く評価された研究課題であって若手研究者を研究代表者とするものを優先的に採択する枠組み(「国際・若手支援強化枠」)を設けることで、高い国際競争力を有する研究の量的拡大をも目指すこととする。https://www.mext.go.jp/content/20240624-mxt_gakjokik-000036755_1.pdf

上の資料を読んでいてちょっと驚いたのですが、国際性のアピールのセクションは実ははかなり大事みたいです。若手研究者で高い点数がついたものは優先的に採択すると言っています。若手、若手、と若手優遇政策が目につきますが、ついにここまで来たかの感があります。老兵去るのみですね。

しかし、国際性がない科学ってあるのか?と思いますので、今回の様式の変更は、改悪のような気がしています。自分と同じことを考えている人もきっと多いはず。

  1. 2025年度科研費申請書新様式(6)どのような国際性を有するか をどのように書けばいいのか?について

以上、各セクションの書き方をざっと見てきましたが、大事なことは指示を守るということです。つまり、このセクションにはこれを書けという指示がある以上、その指示を守る必要があります。学術的な問いが書いていない、もしくは、どの部分が問いか不明瞭というのは論外です。指示=評価ポイントなので、指示を守らない=得点が得られない=不採択にする格好の理由を審査委員に与える、ということです。また、一貫性があることも大事です。研究課題名と学術的問いと研究目的と研究計画・方法との間に一貫性がなくて、論点がブレていては採択はおぼつきません。

概要

さて4ページを書いたあとで、その内容を概要としてまとめて冒頭部分に書きます。概要から書き始める人がいるようですが、そうすると本文の要約になっていない代物ができあがってしまっていることに気づけない恐れがあります。本文に書いていない情報がなぜか概要に書いてあるというのは、典型的な失敗例です。

概要で第一印象が決まります。人間が初対面の人を判断するときにおそらくぱっと見の数秒でその人がどんな人かの判断を下すと思います。概要は「ぱっと見の数秒」で、ここで悪い印象を持たれると挽回するのは難しいでしょう。特に、日本語が変だったり、何が言いたいのかわからなかったり、論理的な流れが無かったりすると、審査委員の人は本文を真面目に読む気が失せるんじゃないでしょうか。

【概要でよくある失敗事例】

  1. 概要に本文よりも詳しい情報が書かれている(本文の要約になっていない)
  2. 概要を本文の一部として書いている
  3. 概要の1文1文につながりがない。
  4. 問題提起をせずに問題解決(=研究目的)を述べている
  5. 文章の流れに論理性がない
  6. 誤字脱字、日本語の文法的な間違いが存在する

 

2 応募者の研究遂行能力及び研究環境

さて、応募者の研究遂行能力及び研究環境を2ページにわたって書くわけですが、「及び」とあるからといって能力と「環境を1ページずつ書くものではありません。審査委員が特に知りたいのは能力のほうなので、能力に関して1.5ページ以上使って書いたほうがよいでしょう。まずは様式の指示を良く読みましょう。

応募者(研究代表者、研究分担者)の研究計画の実行可能性を示すため、(1)これまでの研究活動(主要な研究業績を含む)、(2)研究環境(研究遂行に必要な研究施設・設備・研究資料等を含む)について2頁以内で記述すること。
「(1)これまでの研究活動」の記述には、研究計画に関連した国際的な取組(国際共同研究の実施歴や海外機関での研究歴等)がある場合には必要に応じてその内容を含めること。また、研究活動を中断していた期間がある場合にはその説明などを含めてもよい。

研究分担者についても書く必要があります。特に異分野の研究者と組んで研究体制を構築しているのであれば、研究分担者の業績は重要です。同じラボの人を分担者に置いている場合には、研究代表者の業績のほうが重視されると思います。でなければ分担者が自分で代表者として応募しろよということになるからです。

昔はここは論文のリストを見せるだけだったのですが今は真っ白な2ページが与えられているだけで、何をどう書いても構いません。採択された人がどう書いているのかを見せてもらったことがありますが、典型的な書き方は、文章でこれまでの研究内容を説明し(自分の業績を引用しながら)、そのあとで業績リストを示すというパターンです。やはり業績リストはその人の業績が一目瞭然ですので、審査委員にとって審査しやすいはずです。文章しかないと、この人はファーストで書いた論文はいくつあるんだ?どんなジャーナルに出してるんだ?といちいち細かく読み解く必要があり、そんな面倒なことはやってられません。かといって業績リストだけだと、たとえ論文数が多くてもそれらが今回のこの研究提案とどう関連してるんだ?という疑問が解消できません。やはり文章+業績リストがベストでしょう。

業績が無いからといって余白が半ページもあったりすると、ああ本当に業績がないんだ、そして、応募の熱意もないんだと思われます。業績が少ないのなら少ない業績を丁寧に文章や図で説明したり、原著論文だけでなく学会発表その他なんでも書くようにして、絶対に余白を作らないようにしましょう。原著論文の積み上げがしっかりある人は、学会発表などを書く必要はないでしょう。

余白があるのに、学会発表も書いていないと、学会発表すらしていない人と思われます。余白があるのに、共著論文が書いていないと、共著論文すらない人と思われます。つまり、あることを書いていない=その業績がない と判断されるので、あることは書けるだけ書いて余白をなくすようにしておかないと、損な見られ方をします。

過去の科研費採択歴を書くべきかどうかで悩む人もいるかと思います。十分な実績のある研究者であれば、いちいち過去の科研費採択歴を書く必要は全くありません。そうでない場合は、「科研費採択→論文化」のサイクルがきちんと達成できている人なら、それをアピールするのは効果的です。前回の科研費の結果の論文化が間に合っていないのなら、科研費採択歴を書くと論文のアウトプットがないことを馬鹿正直に申告してマイナスの印象を与えるだけなので、書かないほうが無難でしょう。

【よくある失敗事例】

  1. 余白が大きすぎる
  2. 書けるネタがあるのに(学会発表など)書かずに余白を残している
  3. 研究計画と業績との関連性を説明していない

 

経費(ウェブ入力)

経費をどれくらい具体的に細かく書くかは人それぞれです。国内 学会発表 と書いても採択される人はされますし、第XX会日本〇〇学会年会(福岡)参加 など具体的に書けばベターだと思います。海外も同様です。学会の開催地がどの国のどの都市あkで航空運賃もかなり変わってきますので、おおざっぱに何十万円と書くだけだといい加減な印象を与えかねません。

経費の必要性を作文する部分も丁寧に書きましょう。大型の機器がすでに研究室や大学に備わっている場合には、これこれはすでに設置されていて、消耗品のみ必要なので経費に計上したといった記述をするのも良いことだと思います。研究計画の内容が具体的にリアルに想像できる書き方が好ましいでしょう。当たり前のことですが、研究計画の欄で必要になりそうな経費が計上されていなかったり、計画欄で全く言及のなかったものが経費として計上されているのは不自然ですので、全体として矛盾がないか再度確認しましょう。

科研費申請書の各セクションの書き方は、別に文科省や日本学術振興会が細かく教えてくれるわけではありません。様式の指示や留意事項を「読み解く」ことは応募者の責任です。実際には審査委員が審査するので、審査委員がどう思ってどう評価するかが全てです。しかし審査委員の考え方も多様ですので、どんな人が読んでも評価される書き方をしておく必要があります。

 

審査区分選び

各セクションの書き方のヒントになりそうなことをつらつらと書いてきましたが、実は申請書を書くまえに「審査区分」を選んでおく必要があります。というのも、専門家向けに書いて申請書を完成させてしまうと、もうより分野融合的な審査区分に変更できなくなるからです。自分のこれまで経験からすると、専門分野の審査区分の中にも採択されやすいユルイところと激戦区なところとがあります。そういう競争の激しい激戦区となっている専門分野の審査区分と比較すると、分野融合的な審査区分あるいはより一般的な学問領域の審査区分のほうが、容易に採択されやすい傾向があるような気がします(肌感覚)。そういう審査区分は、応募者のバックグラウンドもバラバラで審査委員のバックグラウンドもバラバラですので、かなり一般読者向けの言葉遣いで申請書を書く必要があるわけです。オーラルのプレゼンを準備するときにまず聴衆がどんな人たちなのかを知ることが大事といわれるのと全く同じで、申請書の準備をするときには審査委員がどんな人たちなのかを知ることが大事です。多くの人が軽視して不採択をくらっていることですが、読み手が定まらないうちに書き始めてはならないのです。

  1. 科研費に採択される人と不採択になる人の違い

【よくある失敗事例】

  1. 自分の所属分野(プライド)にこだわって審査区分を選んでおり、テーマとのマッチングで選んでいない
  2. もっと容易に採択される可能性がある審査区分があることに気づいていない(KAKENデータベースを研究内容のキーワードで検索すれば、複数見つかることがあります)

書く順番

多くの人は概要から書き始めたり、様式の順番通りに背景から書いているのではないでしょうか。様式の6ページの空白を最初から埋めていく書き方が、一番お勧めできない方法です。申請書で重要なのは一貫性や整合性なので、まず最初に書くべきは、申請書全体の骨子、アウトラインだと思います。

  1. 本研究で知りたいこと、すなわち学術的な問いを1文、1~2行で書きだす。
  2. 学術的な問いに答えるための本研究のアプローチ、すなわち研究目的を1~2文、2~3行で書く。
  3. 研究目的を達成するのに必要な小実験課題の項目名を3つ程度書きだす(研究計画の骨子)

以上が、申請書の背骨に相当する部分です。それができたら、手足か肋骨かわかりませんが、周辺部分に関係するところの骨格を書きだします。

  1. 背景から問いに至る論理的な粗筋をいくつかの文で簡単に書きだす。
  2. 学術的な問いに関連する研究動向を示すような、複数の論文を列挙し、それらのアプローチの限界点を書きだす。それらに対して、自分のアプローチの利点を書きだす。
  3. 自分のアプローチの独自性、創造性をそれぞれ1行ずつで書きだす。
  4. 研究がうまくいった場合の発展性や意義を1行で書きだす。
  5. 仮説を示す模式図を作る。図の中で、既知のこと未知のこと(本研究で知りたいこと)、検証したい部分に対応する小実験課題を決める。

このように本文を肉付けする前に、骨格となる部分を簡潔な文で書いてみることをお勧めします。ここまでしてから本文を書けば、申請書全体の骨格がブレる心配がなくなります。

 

大事なこと

科研費申請書の様式は、すべての学問分野に共通です。人文科学からコンピュータサイエンス、臨床研究、素粒子論、遺伝学、なんでもです。学問分野によっていろいろしきたりや作法が違うので、本来は一つの様式で事足りるとは思えないのですが、個別に様式をつくるわけにもいかないので一つで済ませているわけです。ですから、様式の指示の解釈は複数通りありえます。同じ研究領域でも、何をどのセクションにどれくらいの分量で書くかは、研究者の常識と良識に任されている部分があります。ですから、明確な意図をもって、ここにこれを書いたということが審査委員に伝われば、様式の解釈の正しさに必要以上にこだわる必要はないのではないかと思います。実際、何冊も出版されている科研費の教科書を読み比べても、どのセクションに何を書くべきかは必ずしも一致していません。科研費セミナーを聞いていても、セミナー講師が自分が解釈したことを話しているだけで、それに万人が賛成しているわけでもありません。JSPSや文科省の科研費担当部署に訊いても、何も教えてくれません。つまり、様式の指示は、「研究者の常識」に基づいて解釈して書けばよいのだと思います。

 

その他の注意事項

科研費の様式の指示や留意事項は、審査の評点と対応しています。日本学術振興会のウェブサイトには、審査における評定基準等 や 審査の手引 が公開されていますので、これらを読んでおけば、様式の指示を守ることの重要性がより一層感じられるはずです。

第三者に読んでもらうことの重要性(必須!)

かなり丁寧に科研費の書き方の説明をしたつもりですが、こういったノウハウを自分の申請書に日本語の文章として落とし込めない人が実際にはほとんどでしょう。そういう場合は、第三者に読んでもらうことを強く、強くお勧めいたします。大学内にそういう支援をしてくれる人がいない場合は、商用サービスを利用するのも手だと思います。

  1. ココナラ(科研費に特化した添削サービスを提供している個人)

研究内容を知りすぎているラボの同僚よりも、研究のことは何もわからない素人だが日本語力(論理的思考能力)だけはある配偶者やラボの秘書などのほうが的確な指摘をしてくれる可能性もあります。

  1. 科研費申請書の書き方の教科書 厳選5冊を解説【書籍レビュー】

科研費を書く際の態度や考え方に関する話を知りたい人は、以下の記事も参考に。

  1. 採択される科研費申請書の書き方22のヒント

 

国語力に自信がない方へ

科研費計画調書は日本語で書くので、日本語に自信がないというのは致命的です。とくに、接続語の使い方が怪しい人、具体的に書けない人、逆に、抽象化した記述が苦手な人、論理的に書けない人、メリハリのある日本語の文章が書けない人、そういう人たちは小学校からやり直したほうがいいです。小学校の国語から勉強しなおすのに最適な参考書がコレ。

親必読!難関中学への合格者続出! 「本当の国語力」が驚くほど伸びる本: 偏差値20アップは当たり前! 2009/7/18 福嶋 隆史(アマゾン)

いい歳した大人が小学校の国語の勉強からやりなすなんて、プライドが許さない?そんな大人の人向けに、内容は基本的に同じですが大人が読んでいて恥ずかしくないように装いを新たにしたバージョンもあります。

言葉を自在に操るための論理思考トレーニング 考えていることが正しく伝わる、シンプルで確実な方法 「ビジネスマンの国語力」が身につく本 2010/12/11 福嶋隆史 (アマゾン)

上の本は文字数は少なくて1時間弱で読めますので、科研費申請書が書けず煮詰まったときに読むと、劇的な効果があります。なぜ自分が書いた申請書が読みにくかったのかがハッキリと説明できるレベルで理解できるようになるでしょう。

令和5年度 学術変革領域研究(A)(公募研究)を募集する領域一覧

2022年8月1日に令和5年度(2023年度)科研費のうち、若手研究、基盤研究(C)その他の研究種目の公募が開始となりました。科研費の季節が到来し、応募書類作成に取り掛かっている人が多いことと思います。基盤研究等はいわゆるボトムアップ型の研究助成で、研究者個人の自由な発想に委ねられていますが、それに対して、テーマがある程度絞られたトップダウン型助成もあります。科研費の場合は、学術変革領域研究(旧、新学術領域研究)がまさにトップダウンの助成になります。

さて、その学術変革領域研究(A)(公募研究)も公募が始まっています。

  1. 令和5(2023)年度 科学研究費助成事業 公募要領 学術変革領域研究(A)(公募研究)、新学術領域研究(終了研究領域)令和4(2022)年8月1日文部科学省(総ページ数178ページのPDF)

どんな研究領域で公募があるのでしょうか、公募要領を覗いてみたいと思います。

学術変革領域研究の公募スケジュール

学術変革領域研究(A)(公募研究)の公募期間は、令和4年8月1日~令和4年10月5日です。この締切日は大学が文科省に送信する送信期限なので、大学内の締切りはそれより何日も早いはずです。審査結果通知時期は、令和5年2月下旬。(参照PDF page 4)

学術変革領域研究(A)(公募研究)の対象となる領域

令和2(2020)年度及び令和4(2022)年度に開始された33研究領域の公募研究が、応募できる対象になります。(参照 PDF page 23)

学術変革領域研究(A)のうち「公募研究」を募集する研究領域一覧(33研究領域)

  1. 生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新 生涯学 https://www.lifelong-sci.jinkan.kyoto-u.ac.jp/ 
  2. 土器を掘る:22世紀型考古資料学の構築と社会実装をめざした技術開発型研究 土器を掘る http://www.fhss.kumamoto-u.ac.jp/archaeology/earthenware/
  3. 中国文明起源解明の新・考古学イニシアティブ 中国文明起源 http://www.chugokubunmei.jp/
  4. イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造 イスラーム信頼学 https://connectivity.aa-ken.jp/
  5. 貧困学の確立:分断を超えて 子どもの貧困学 https://poverty-research.jp/
  6. 動的エキシトンの学理構築と機能開拓 動的エキシトン https://dynamic-exciton.jp
  7. 次世代アストロケミストリー:素過程理解に基づく学理の再構築 次世代星間化学 https://www.next-astrochem.com/
  8. ダークマターの正体は何か?- 広大なディスカバリースペースの網羅的研究 ダークマター https://member.ipmu.jp/DarkMatter/
  9. 高密度共役の科学:電子共役概念の変革と電子物性をつなぐ 高密度共役 https://x-con.jp/
  10. マテリアルシンバイオシスための生命物理化学 物質共生 https://material-symbiosis.jp
  11. 超秩序構造が創造する物性科学 超秩序構造科学 http:// www.hyperordered.org
  12. 散乱・揺らぎ場の包括的理解と透視の科学 散乱透視学 https://www.org.kobe-u.ac.jp/scattering_clairvoyance/
  13. データ記述科学の創出と諸分野への横断的展開 データ記述科学 https://data-descriptive-science.org/
  14. 「学習物理学」の創成-機械学習と物理学の融合新領域による基礎物理学の変革 学習物理 https://mlphys.scphys.kyoto-u.ac.jp/
  15. 3 生体反応の集積・予知・創出を基盤としたシステム生物合成科学 予知生合成科学 https://bio-4cast.skr.jp/
  16. 光の螺旋性が拓くキラル物質科学の変革 キラル光物質科学 http://light-chiral-materials-science.jp/
  17. 超セラミックス:分子が拓く無機材料のフロンティア 超セラミックス https://supraceramics.jp/
  18. CO環境の生命惑星化学 CO world https://co-world.jp/
  19. グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解 グリアデコード https://gliadecode.com/
  20. 2 不均一環境変動に対する植物のレジリエンスを支える多層的情報統御の分子機構 不均一環境と植物 https://plant-resilience.jp/
  21. 脳の若返りによる生涯可塑性誘導-iPlasticity-臨界期機構の解明と操作 臨界期生物学 http://iplasticity.umin.jp/
  22. マルチファセット・プロテインズ:拡大し変容するタンパク質の世界 多面的蛋白質世界 http://proteins.jp/
  23. DNAの物性から理解するゲノムモダリティ ゲノムモダリティ https://www.genome-modality.com/
  24. 素材によって変わる、『体』の建築工法 からだ工務店 https://www.architect-bio.info/
  25. 行動変容を創発する脳ダイナミクスの解読と操作が拓く多元生物学 行動変容生物学 https://braidyn-bc.jp/
  26. 力が制御する生体秩序の創発 生体秩序力学 https://multicellular-mechanics.org/
  27. 植物の挑戦的な繁殖適応戦略を駆動する両性花とその可塑性を支えるゲノム動態 挑戦的両性花原理 http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/flower/
  28. 生体防御における自己認識の「功」と「罪」 自己指向性免疫学 https://self-ref-imm-percept.biken.osaka-u.ac.jp/
  29. 実世界の奥深い質感情報の分析と生成 深奥質感 https://shitsukan.jp/deep/
  30. 社会変革の源泉となる革新的アルゴリズム基盤の創出と体系化 アルゴリズム基盤 https://afsa.jp/
  31. 分子サイバネティクス -化学の力によるミニマル人工脳の構築 分子サイバネ https://molcyber.org/
  32. 光の極限性能を生かすフォトニックコンピューティングの創成 極限光システム https://sites.google.com/view/photoniccomputing/
  33. マクロ沿岸海洋学:陸域から外洋におよぶ物質動態の統合的シミュレーション マクロ沿岸海洋学 https://macrocoast.jp/

学術変革領域研究(A)公募研究の研究期間

公募研究の研究期間は2年間です。

 

科研費申請書(研究計画調書)添削サービスってあるんか

自分は科研費の申請書を他人に読んでもらったことは一度もなく、自分でちょちょっと書いて出していました。出せるものは何でも出していたので、勝率は5割程度でした。しかし、世の中は変わったようで、どの大学にも(?)URAなる研究支援者が存在していて、申請書の添削などをやってくれているようです。

それどころか、科研費の申請書のチェックが商用のサービスとしても存在しているようです。科研費申請書の書き方に関する教科書的な書籍が何冊も出ていて、皆がそれを読んだら科研費の競争が激化するだろうと思うのですが、URAの支援や商用サービスを受けるのが普通になると、さらに競争が激しくなりそうです。

科研費なんて所詮決まった大きさのパイの奪い合いなので、こんなに過熱してくるとなんだかシンドイなあというのが本音。申請書の出来で勝負が互角となると、やはり業績で決まるんでしょう。日ごろから論文をきっちりと出し続けることが大事です。

関連記事 ⇒ 研究者にとっての論文十ヶ条

旧帝大を始めとする国公立大学には既に約1,500名のURAが所属しています。(https://kakensinsei.com/aim/

まじか?そんなに多いんか。

URAによる科研費添削支援により、所属機関の採択率が20~30%程度上昇することが知られています(全国URA科研費申請支援チームの独自調べ)。(https://kakensinsei.com/aim/

ほんまかいな。そんなに上がるもんなの?

関連記事 ⇒ 大学における第3の職種URAとは?科研費獲得増の効果は?

そのため、支援を受けた研究者と、そうでない研究者間で採択率に大きな格差が生じ、添削支援が科研費の採択に必須の条件となりつつあります。(https://kakensinsei.com/aim/

どこでも、なんでも、格差社会やね。

特にURAは数十~数百の申請書の添削支援を毎年行っており、申請書添削のプロとして認識されています。(https://kakensinsei.com/aim/

数百って、凄い数。申請書添削にも、プロってあるんか。プロの仕事ぶりってどんなもんなんやろか。

  • 研究者ないし専門職としてのバックグラウ ンドをもとに,申請書の研究プロジェクトとしてのストーリーや文章の論理構成に踏み込んだチェッ クを行う
  • 申請書全体として一貫し,読みやすく,わかり やすく,審査のポイントを押さえているかどうかを 確認し,必要に応じて問題点を指摘し,加筆・修正 を提案する

(京都大学URAネットワークにおける研究資金獲得支援情報の収集・提供・分析 情報管理 2015 vol. 58 no. 2:83-91 J-Stage)

確かに、プロの仕事だね。

ただ、地方にある国公立大学や、私立大学では予算の関係でURAが所属していないのが現状です。そのため、有名大学との研究格差がますます広がっています。(https://kakensinsei.com/aim/

東大とか京大には何十人もいるみたいやしね。選択と集中ですか。裾野を広くしたほうが、日本の研究力はあがるんじゃないかと自分は思う。一人で何億円も予算もらって有効に使ったプロジェクトって一体過去にいくつあったんだろうか。それよりも、基盤C程度の金額でいいからみんなに配ってくれよ。

そこで、私たちURAが「日本の研究者すべてを笑顔にする」ことを目標に「全国URA大学研究支援機構 科研費申請支援チーム」を結成し、これまで支援が行き届いていなかった研究者の皆様(もちろん研究者の卵である博士課程の皆様)にも申請支援の手が届くようにと願いを込めて、申請支援を開始させていただきました。

いや、科研費って決まった大きさのパイの奪い合いだから、全ての人を笑顔にするのは無理やろ。というか、科研費が獲れない人が、どうやってこのサービスのお金を払うんだろう。大学が払ってくれるのか。

全国URA大学研究支援機構 科研費申請支援チーム

いや、初めて聞く名前なんやけど。そんな組織あったんか。というか、会社?

参考

  1. 科研費の申請のプロであるURAによる添削サービス(学振や科研費等)|科研費の添削.com(https://kakensinsei.com/)

ちなみに、この組織と当ブログ執筆者とは、何の関係もありません。数分前に初めてこのウェブサイトを見つけました。

ネットを検索するとほかにも科研費の申請書の添削サービスをしてくれる会社があるようです。

弊社では、勉強会・講演会において申請書(研究計画調書)作成のノウハウを解説するほか、個別に申請書内容のレビューを実施することにより、大学や公的研究機関における科研費申請のサポートを実施しております。(ROBUST JAPAN 科研費申請支援サービス)

科研費申請書の添削がビジネスになっているとは知りませんでした。

申請書の添削サービス 科研費.com

科研費.comは、科研費研究計画調書の書き方に関するノウハウが非常にきれいにまとまっていて、このウェブサイトを眺めるだけで十分得るものがありますが、添削のサービスもしているようです。書籍も出されていて、自分も買って熟読しました。

関連記事 ⇒ 科研費に採択されるための教科書と副読本、厳選4冊

払うお金がないよという人には、本を買わなくてもネット上に科研費の申請書の書き方のノウハウがいくらでも存在しています。

関連記事 ⇒ 採択される科研費申請書の書き方22のヒント

ほかにも、採択率が劇的にアップする申請書の書き方とか。

様々な方が様々な事を述べている.それらを読めば読むほどに「一体どれが正しいんだ!?」と混乱してしまう

採択率が劇的にアップする申請書の書き方

確かに。ベストセラーの科研費の教科書でも、よくよく読んでみると自分はそうは思わんなと思うことが書いてあったりする。

自分のやりたい研究を審査員に正しく伝え,面白く,丁寧に申請書を書いていと思って応援してもらうために,ただひたすら分かり易く丁寧に申請書を書いていただきたい

採択率が劇的にアップする申請書の書き方

これで、言い尽くされていますね。これが理解できない人は、お金を払うしかない。

採否は研究課題名と概要で 8 割方決まる

申請書の内容を端的に表す研究課題名や概要を見た第一印象で大体の評価を決めてしまう場合が多いのではないだろうか.そしてその第一印象を覆すのは,なかなか難しい.

採択率が劇的にアップする申請書の書き方

概要までで、8割方決まってしまうんですね。恐ろしい。採択率が3割くらい。不採択にまわされる申請書は7割。心証が8割きまるってことは、もうほとんど決まってしまうということでしょうか。

この様な研究は他にはない.故に独創的である.」という論調を見ることがあるが,単に独りよがりな想いを書いているだけ

採択率が劇的にアップする申請書の書き方

ギクッとした人が多いはず。独りよがりはダメですよね。

いつしか競争的資金の獲得自身が目的に替わってしまうことが少なくない.そして本来の目的であるはずの研究が競争的資金を獲得するための手段と化してしまうのである.

採択率が劇的にアップする申請書の書き方

目的と手段がひっくり返るってことは、人生のいろんな場面で起こりますね。このパターンの普遍性の高さにいつも驚く。

添削サービスを提供する個人・会社の一覧

  1. coconala科研費チェック」、「科研費」で検索
  2. 科研費の添削.com 科研費の申請のプロであるURAによる添削サービス
  3. 科研費.COM 申請書の添削サービス
  4. ROBUST JAPAN 科研費申請支援サービス 個別に申請書内容のレビュー
  5. クリムゾン・ジャパン 個別に申請書内容のレビュー
  6. educe 個別のレビュー・添削

まだあるかも。適宜追加するかも。

参考

  1. 採択率が劇的にアップする申請書の書き方 まてりあ Materia Japan 第57巻 第 2 号(2018)
  2. 科学研究費申請スキル強化書 岡山から世界に、新た 岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学

2021年度 創発的研究支援事業 259件の採択課題 氏名 所属機関 所属部署 役職 研究課題名

関連記事 ⇒「創発」3期生 創発的研究支援事業2022年度新規研究 採択 課題が発表される

 

令和3年11月26日に科学技術振興機構(JST)が2021年度創発的研究支援事業の採択課題を発表しました。JSTの創発は、将来ノーベル賞が期待できるような優れた研究者に独立して研究できる環境を与えることを趣旨としています。

未来のノーベル賞につながるような成果が創出されることを期待しています。(令和2年6月1日 文部科学大臣 萩生田 光一)(2020年度募集要項

具体的には、大学等の研究機関における独立した又は独立が見込まれる若手を中心とする研究者からの挑戦的で多様な研究構想を募集します。(創発的研究支援事業の概要 科学技術振興機構 JST)

関連記事 ⇒ JST創発的研究支援事業(”創発”)第1期生(2020年度)採択者252名一覧

 

今回は2期目となります。2期目2021年度は、259名が採択されました。

採択者所属大学の内訳

大学の内訳を数えようと思ったら、すでにツイートされている方がいらしたので、紹介。

2021年度 創発的研究支援事業 採択者

研究課題名を見てみると、分野違いでもなんだか面白そうと思えるものが多いです。

氏名(五十音順) 所属機関 所属部署 役職 研究課題名

  1. 藍川 志津  東京大学  医学部附属病院 女性診療科・産科 特別研究員  着床期胚浸潤に着目した妊娠成立機構の解明
  2. 浅井 秀太  理化学研究所  環境資源科学研究センター  上級研究員  植物病原菌寄生成立機構の解明と圃場での応用 Shuta Asai @AsaiShuta
  3. 浅井 健彦  筑波大学  システム情報系  准教授  浮体式大規模構造物の高効率制振発電技術の開拓
  4. 東 俊一  名古屋大学  大学院工学研究科  教授  オープン群知能学の創成:「群の制御」から「群で制御」へ
  5. 熱田 勇士  九州大学  大学院理学研究院 生物科学専攻  助教  ”蛇足”創出ロードマップ
  6. 阿部 圭晃  東北大学  流体科学研究所  助教  異なる物理を繋ぐデータ駆動型の連成数理モデルの創出
  7. 有薗 美沙  京都大学  大学院医学研究科  特定講師  シナプスの「横のつながり」を作るアストロサイト
  8. 安楽 泰孝  東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻  特任准教授  脳内情報を血液中に持ち帰る自立駆動型ナノマシンの開発
  9. 飯嶋 益巳  東京農業大学  応用生物科学部食品安全健康学科  准教授  新規食品品質マーカーの探索とその高感度検出
  10. 池内 桃子  新潟大学  自然科学系  准教授  植物の器官新生過程における細胞運命決定と自己組織化機構の解明 Momoko Ikeuchi @p_persica123
  11. 石井 智  物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点  主幹研究員  光学微細構造を用いたサーマルフォトニクス
  12. 石川 麻乃  東京大学 大学院新領域創成科学研究科  准教授  トップダウン型制御ネットワークの進化原理と生態系改変機構の解明
  13. 石本 健太  京都大学 数理解析研究所  准教授  流れを介した細胞間コミュニケーション力学
  14. 井田 大貴  東北大学 学際科学フロンティア研究所  助教  細胞研究を革新する汎用アト流量制御基盤の創出
  15. 井手上 敏也  東京大学 大学院工学系研究科  助教  2次元結晶ナノ構造の設計原理と量子機能性開拓
  16. 伊藤 哲史  富山大学 学術研究部医学系 システム機能形態学講座  教授  「ことば」音認知とその障害の神経基盤の解明
  17. 伊藤 美菜子  九州大学 生体防御医学研究所  准教授  脳の発達・老化・病態時における免疫細胞の意義の解明
  18. 稲木 信介  東京工業大学 物質理工学院 准教授  無給電式バイポーラ電解反応システムの構築
  19. 井上 飛鳥  東北大学 大学院薬学研究科  准教授  GPCRシグナルの自在な切り分けから目指す安全性の高い創薬
  20. 井上 和俊  東北大学 材料科学高等研究所  准教授  マルチスケール粒界理論の構築による新材料開拓
  21. 井上 久美  山梨大学 大学院総合研究部 工学域基礎教育センター  准教授  バイポーラ電気化学顕微鏡による生命システムの計測
  22. 井上 貴雄  山口大学  大学院医学系研究科・脳神経外科学  講師(特命)  局所脳温の制御技術確立とその垂直水平展開
  23. 井上 剛  長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科内臓機能生理学  教授  アセチルコリンで切り拓く新たな恒常性維持機構の解明
  24. 猪熊 泰英  北海道大学  大学院工学研究院  准教授   「中分子ひも」を鍵とする巨大機能性分子の創成
  25. 今泉 允聡  東京大学 総合文化研究科  准教授  深層学習の原理記述に向けた構造汎化理論スキームの開発    いんそうさん@insou
  26. 今崎 剛  神戸大学 大学院医学研究科 生体構造解剖学野  特命助教  微小管を軸とした細胞極性形成機構の解明 ima3@timasaki
  27. 今見 考志  京都大学 大学院薬学研究科  特任講師  タンパク質翻訳機構のプロテオームレベルでの再考
  28. 入枝 泰樹  信州大学 学術研究院(農学系)  准教授  病原糸状菌群に対する重層的植物免疫システムの解明と体系化
  29. 上田 瑛美  九州大学 大学院医学研究院視機能再生学講座  助教  生体網膜イメージング技術の開発と認知症医療への応用
  30. 上野 祐司  順天堂大学 医学部神経学講座  准教授  テイラーメイドエクソソームによる脳梗塞新規治療の開発
  31. 海塩 渉  東京工業大学  環境・社会理工学院 建築学系  助教  寒冷負債の解明とモデル化による高血圧予見医学への挑戦
  32. 遠西 大輔  岡山大学 岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター  研究教授  ハイブリッド遺伝子変異の全貌解明に基づく次世代がん精密医療の開発
  33. 王 謙  名古屋大学 工学研究科 物質プロセス工学専攻  准教授  ソーラー燃料の高効率製造に向けた波長帯域の補完的技術の融合
  34. 大石 篤郎  杏林大学 医学部 肉眼解剖学教室  講師  オーファンGPCRのリガンド発見と新たながん治療の創生
  35. 大石 陽  筑波大学  国際統合睡眠医科学研究機構  助教  覚醒時の徐波生成機序解明による眠気発生原理の理解
  36. 大上 雅史  東京工業大学 情報理工学院  助教  マルチモダリティ創薬を拓くインフォマティクス基盤 大上雅史|Ohue M @tonets
  37. 大岡 忠生  山梨大学 大学院総合研究部医学域 社会医学講座  特任助教  AIとオミックス情報の融合による先制医療の社会実装への挑戦 Tadao Ooka 大岡忠生 @tadook
  38. 大岡 英史  理化学研究所  環境資源科学研究センター  研究員  非平衡状態における触媒反応ネットワーク理論の開拓
  39. 大久保 潤  埼玉大学 大学院理工学研究科  准教授  方程式と双対性でつなぐ革新的データ処理技術の創出
  40. 大黒 亜美  広島大学 統合生命科学研究科  助教  匂い物質感受性の変化や個人差の解明
  41. 太田 泰友  慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科  准教授  集積磁気ナノフォトニクスの開拓
  42. 大谷 将士  高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設  助教  小型ミューオン加速器による革新的イメージング技術の実現
  43. 大藪 幾美  情報・システム研究機構 国立極地研究所 研究教育系  特任研究員  南極氷床コアの気体分析から100年スケールで読み解く氷期-間氷期の全球気候変動
  44. 小笠原 徳子 札幌医科大学 医学部 微生物学兼耳鼻咽喉科教室 講師  ヒトNALT新奇細胞群解析に基づいたニューモウイルス生活環の解明
  45. 岡田 智  東京工業大学 科学技術創成研究院  准教授  磁性分子による脳階層構造の統合解析
  46. 緒方 奨  大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻  助教  ミクロ空間から紐解く亀裂岩体のふるまいと長期性能
  47. 小川 剛伸   京都大学 大学院農学研究科  助教  AIを用いた俯瞰統合による食-生命システムの理解
  48. 沖野 友哉  理化学研究所 光量子工学研究センター  研究員  マルチスケール分子ダイナミクス計測法の開発
  49. 奥野 将成  東京大学 大学院総合文化研究科  准教授  新規非線形ラマン過程の開拓による振動分光の革新
  50. 奥村 美紗子  広島大学 大学院統合生命科学研究科  准教授  動物における第4の光受容体が拓く光生物学の新領域
  51. 奥山 輝大  東京大学 定量生命科学研究所  准教授  「自己」と「他者」の脳内表象メカニズムの解明
  52. 押木 守  北海道大学 大学院工学研究院・環境創成工学部門  准教授  環境調和を実現するアンモニア再生・ヒドラジン合成技術の開発
  53. 越智 正之  大阪大学 大学院理学研究科  准教授  多体波動関数に基づく次世代第一原理計算手法の確立
  54. 小野 大輔  名古屋大学 環境医学研究所  講師  厳しい地球環境に適応するための哺乳類生体機能の解明
  55. 温 文  東京大学 大学院工学系研究科人工物工学研究セ ンター  計算論的アプローチを用いた身体意識のモデル化と臨床検証
  56. 垣内 伸之  京都大学 白眉センター  特定准教授  細胞の個体内進化の解析
  57. 風間 慎吾  名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所  准教授  極低放射能技術で解明する宇宙暗黒物質の謎
  58. 樫村 博基  神戸大学 大学院理学研究科  講師  「地球」流体力学から惑星流体力学へ
  59. 片山 哲郎  徳島大学 大学院社会産業理工学研究部  助教  光励起を伴わない超高速化学反応計測装置の開発
  60. 勝田 陽介  熊本大学 大学院先端科学研究部  助教  新しい機序で作用する核酸医薬の開発
  61. 加藤 豪司  東京海洋大学 学術研究院海洋生物資源学部門  准教授  GAS細胞を起点とする魚類独自の鰓粘膜免疫機構
  62. 加藤 節  広島大学 大学院統合生命科学研究科  助教  無秩序な細胞死の機構解明と制御
  63. 加藤 大輔  名古屋大学 大学院医学系研究科  講師  髄鞘がもつ多面的機能の理解に基づく神経精神疾患の病態解明
  64. 金子 奈穂子  名古屋市立大学 大学院医学研究科脳神経科学研究所  准教授  成体新生ニューロンの環境適応的な分化制御と再生
  65. 上川内 あづさ 名古屋大学 大学院理学研究科  教授  昆虫の求愛コミュニケーションを担う聴覚機構の解明と制御
  66. 茅原 栄一  京都大学 化学研究所  助教  全共役型環状高分子の化学の開拓
  67. 香山 尚子  大阪大学 高等共創研究院  准教授  腸管における間葉系細胞を中心とした細胞間相互作用の包括的理解
  68. 川口 綾乃  名古屋大学 大学院医学系研究科  准教授  上皮構造からの細胞離脱による器官形成制御
  69. 川崎 瑛生  産業技術総合研究所 計量標準総合センター  研究員  量子測定を用いた精密分光の高精度化とその応用
  70. 川﨑 猛史  名古屋大学 大学院理学研究科  講師  多様な非晶性固体の構造抽出スキームの開発 Takeshi Kawasaki @TakeshiKawasak
  71. 甘蔗 寂樹  東京大学 大学院総合文化研究科  准教授  磁気モーメント変化による排冷熱からの環境発電技術の創生
  72. 岸 哲史  東京大学 大学院教育学研究科総合教育科学専攻  助教  睡眠ダイナミクスの人工的操作によるヒト睡眠能力の拡張
  73. 北嶋 俊輔  がん研究会 がん研究所 細胞生物部   研究員  二本鎖RNA認識経路を標的とした新規がん免疫療法の開発
  74. 木塚 康彦  岐阜大学 糖鎖生命コア研究所  准教授(センター長)  N型糖鎖の分岐形成機構の解明と制御
  75. 木戸屋 浩康  福井大学 学術研究院医学系部門 血管統御学分野  血管機能の概念を革新するアンジオクライン血管学の創出
  76. 木村 里子  京都大学 大学院横断教育プログラム推進センター プラットフォーム学卓越大学院  水中音響リモートセンシングで駆動するアジア沿岸生態系の生態解明と環境影響評価
  77. 木村 哲也  大阪大学 免疫学フロンティア研究センター  特任助教(常勤)  マクロファージは肥満症から世界を救う
  78. 木村 航  理化学研究所 生命機能科学研究センター 心臓再生研究チーム  心筋の代謝と再生をつなぐメカニズムの解明
  79. 桐谷 乃輔  大阪府立大学 大学院工学研究科・電子・数物系専攻  准教授  電子/量子物質における散逸的機能化の探求
  80. 久住 亮介  京都大学 大学院農学研究科  助教  三次元磁場配向NMRによるセルロース生合成機構の全容解明
  81. 黒田 剛史  東北大学 大学院理学研究科  助教  火星における天気予報の実現と水環境マップの構築 TK@schwarzfeld
  82. 小泉 直也  電気通信大学 大学院 情報理工学研究科  准教授  時空自在計算による究極のディスプレイの設計手法 Naoya KOIZUMI / 小泉直也 @kizm_naoya
  83. 小嶋 良輔  東京大学 大学院医学系研究科  助教  合成生物学的手法による細胞外微粒子の包括的理解と発展的利用
  84. 小槻 峻司  千葉大学 環境リモートセンシング研究センター  准教授  計算科学と水災害伝承の融合による未曽有災害の予見
  85. 小林 玄器  自然科学研究機構分子科学研究所 物質分子科学研究領域  准教授  ヒドリドイオン導電性材料の開拓と新規イオニクスデバイスの創製
  86. 小林 博樹  東京大学 情報基盤センター 部門長  教授  野生動物間情報通信網による高線量地帯の生態調査
  87. 小森 祥央  名古屋大学 大学院理学研究科  助教  超伝導マルチフェロイクスによる超省電力メモリの創製
  88. 小薮 大輔  筑波大学 プレシジョン・メディスン開発研究センター  准教授  Morpho-informaticsで切り拓く身体構築のプレシジョン・メディスン
  89. 小山 翔一  東京大学 大学院情報理工学系研究科  講師  音の空間的制御とその応用展開 Shoichi Koyama @sh01
  90. Kong Lingbing  香川大学 農学部  助教  A Novel Strategy to Discover Rare Sugar Oligosaccharides’ Potentials in Immunological Applications
  91. 近藤 智恵子  長崎大学 大学院工学研究科  教授   温暖化係数が極めて小さいエネルギー輸送媒体設計
  92. 坂下 陽彦  慶應義塾大学 医学部 分子生物学教室  助教  内在性レトロウイルスを介した全能性制御機構の解明
  93. 坂本 直哉  北海道大学 創成研究機構  助教  クライオ同位体顕微鏡による太陽系水進化の解明
  94. 佐久間 俊  鳥取大学 農学部  助教  異種ゲノム導入技術の開発による作物の多様化
  95. 佐久間 臣耶  九州大学 大学院工学研究院  准教授  高速マイクロ流体制御が拓く超高分解能時空間バイオプシーの学理
  96. 櫻井 勝康  筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構  助教  味覚のインタラクティブ・ブレインマップの作成と応用
  97. 佐々木 伸雄  群馬大学 生体調節研究所 粘膜エコシステム制御分野  組織幹細胞を制御する“加菌”システムの開発
  98. 佐々木 真理子  東京大学 定量生命科学研究所  助教  染色体外環状DNAの包括的理解とその応用
  99. 笹野 遼平  名古屋大学 大学院情報学研究科  准教授  深層学習とフレーム意味論の融合 Ryohei Sasano @cacaho
  100. 貞清 正彰  東京理科大学 理学部第一部  講師  規則性ナノ細孔を駆使した超多価イオン伝導材料の創出
  101. 佐藤 拓哉  京都大学 生態学研究センター  准教授  寄生生物による生物機能創発機構の解明と制御への基盤研究
  102. 佐藤 由也  産業技術総合研究所 環境創生研究部門  主任研究員  種間相互作用リプログラミングで生態系の進化と機能を操る
  103. 佐野 友彦  慶應義塾大学 理工学部機械工学科  専任講師  高速計算と精密実験がひもとく幾何学材料の相転移機構の解明 Tomohiko Sano @Tomo_1121
  104. 猿山 雅亮  京都大学 化学研究所  特定助教  ナノ結晶の自己集積化による構造特異的反応場の構築
  105. 澤田 敏樹  東京工業大学 物質理工学院  准教授  繊維状ウイルスの合目的配列制御に基づく機能物性創発
  106. 三宮 工  東京工業大学 物質理工学院  准教授  電子線を用いた多次元多空間ナノスケール光計測
  107. 篠北 啓介  京都大学 エネルギー理工学研究所  助教  半導体モアレ超構造を用いた量子電磁力学の創生
  108. 白崎 伸隆  北海道大学 大学院工学研究院環境工学部門  准教授  革新的VLPsの創成が拓くウイルス浄水処理の新展開
  109. ジルベルト アレキシー  東京工業大学 理学院・地球惑星科学系  助教  Isotopomics: towards understanding position-specific isotope signatures at natural abundance
  110. 新竹 純  電気通信大学 大学院情報理工学研究科  助教  植物ロボットの研究
  111. 進藤 麻子  熊本大学 発生医学研究所  独立准教授  器官形態形成を制御する環境依存性のシステミック機構
  112. 新村 毅  東京農工大学 グローバルイノベーション研究院  教授  家畜における致死的暴力性の起源の解明と制御
  113. 新屋 良治  明治大学 農学部  専任准教授  線虫化学コミュニケーションの理解と寄生線虫防除への応用
  114. 杉 拓磨  広島大学 大学院統合生命科学研究科  准教授  革新的リアルタイム三次元計測・操作技術の開発と応用
  115. 杉浦 慎哉  東京大学 生産技術研究所  准教授  ワイヤレス通信における革新的非直交フレームワークの確立
  116. 杉田 征彦  京都大学 白眉センター/ウイルス・再生医科学研究所  やわらかな病原性エンベロープウイルスの構造解明
  117. 杉原 加織 東京大学 生産技術研究所  講師  異種の抗菌ペプチド混合により発現する新機能を用いた抗菌薬開発
  118. 杉本 泰  神戸大学 大学院工学研究科  助教  誘電体ナノアンテナの増強キラル近接場による不斉光反応場の創成
  119. 筋野 智久  慶應義塾大学 医学部  専任講師  小腸難病疾患の1細胞レベル時空間的解析を利用した創薬シーズの探索
  120. 鈴木 郁夫  東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻  准教授  ヒト固有遺伝子を切り口にした多様なヒトらしさの生物学
  121. 鈴木 康介  東京大学 大学院工学系研究科  准教授  原子レベルで精密設計された分子状担持金属触媒の創製
  122. 鈴木 淳  京都大学 高等研究院 物質‐細胞統合システム拠点  革新的技術の創成による脂質を介した細胞間相互作用の解明
  123. 鈴木 大地  産業技術総合研究所 センシングシステム研究センター  研究員  同一素子での多角的情報解析を可能とするセンサースキンの創出
  124. 鈴木 俊貴  京都大学 白眉センター  特定助教  動物言語学の創出と展開 鈴木俊貴 すずきとしたか(動物言語学) @toshitaka_szk
  125. 鈴木 啓道  国立がん研究センター 研究所脳腫瘍連携研究分野  分野長  U1 snRNA変異型髄芽腫におけるRNA異常プロセスの解明と治療標的の同定
  126. 清家 美帆  広島大学 大学院先進理工系科学研究科  助教  巨大閉鎖空間近未来都市の火災安全設計
  127. 瀬川 泰知  自然科学研究機構分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域  准教授革新的有機半導体を指向した周期的3次元π共役構造体の創製 Segawagroup_IMS@segawagroup
  128. 瀬戸 義哉  明治大学 大学院農学研究科  准教授  植物病原菌が生産するストリゴラクトン様活性分子の探索
  129. 芹澤 愛  芝浦工業大学 工学部 材料工学科  准教授  軽金属のプラットフォーム化技術の確立
  130. 鷹尾 祥典  横浜国立大学 大学院工学研究院  准教授  90%超の効率を維持した推力可変な宇宙推進機
  131. 高木 悠花  千葉大学 大学院理学研究院  助教  海洋の光共生が織りなす異生物間ネットワークの解明
  132. 高橋 阿貴  筑波大学 人間系  准教授  怒りの爆発を抑える生物学的基盤の解明
  133. 高橋 和貴  東北大学 大学院工学研究科  准教授  大電力磁気ノズルプラズマ推進機による宇宙輸送革新
  134. 高橋 史憲  東京理科大学 先進工学部 生命システム工学科  准教授  小分子分泌による長距離乾燥応答の制御解明
  135. 高橋 陽太郎  東京大学 大学院工学系研究科  准教授  ナノスピン構造とトポロジーがつくる光スピントロニクス
  136. 高山 雄貴  金沢大学 理工研究域  准教授  空間経済分析枠組の再構築
  137. Max Planck Institute for Molecular Genetics Department of Genome Regulation  Postdoctoral fellow  脱分化細胞の再分化誘導法の確立による機能蘇生医学の創発
  138. 武市 拓也  名古屋大学 大学院医学系研究科皮膚科学  講師  完全な炎症制御による先天性魚鱗癬の克服
  139. 竹内 尚輝  産業技術総合研究所 新原理コンピューティング研究センター  主任研究  断熱超伝導回路による革新的量子ビット制御技術
  140. 武田 はるな  国立がん研究センター 研究所分子遺伝学ユニット  独立ユニット長  大腸がんの転移機構の解明
  141. 竹原 宏明  東京大学 大学院工学系研究科  講師  超低侵襲電子デバイス技術によるデジタル生体エンジニアリング
  142. 田中 伸弥  九州大学 生体防御医学研究所  准教授  自己関連疾患を制御する末梢自己反応性CD4+T細胞についての包括的理解
  143. 田中 雅臣  東北大学 大学院理学研究科  准教授  宇宙における重元素の起源の解明
  144. 田中 嘉人  東京大学 生産技術研究所  助教  ナノ構造が拓くマクロな物体の光マニピュレーション
  145. 谷本 祥  名古屋大学 大学院多元数理科学研究科  准教授  高次元代数幾何と数論幾何の相互作用による新展開
  146. 田村 彰吾  名古屋大学大学院 医学系研究科 総合保健学専攻 オミックス医療科学  骨髄発生の再現により達成する骨髄オルガノイド開発
  147. 田村 陽一  名古屋大学 大学院理学研究科  准教授  次世代大型サブミリ波望遠鏡の限界性能への挑戦
  148. 張 慧  群馬大学 大学院理工学府  助教  計算科学とナノ微細加工技術を駆使した超高感度Siナノワイヤバイオセンサシステムの創製
  149. 辻 直人  東京大学 大学院理学系研究科  准教授  高エネルギー超伝導物性物理学の創出
  150. 恒松 雄太  静岡県立大学 薬学部  講師  超炭素鎖有機分子の生合成 Yuta TSUNEMATSU @yuta_tsunematsu
  151. 津村 遼介  産業技術総合研究所 健康医工学研究部門  研究員  形態化身体知を規範とした自動診断プラットフォームの創生
  152. 都留 智仁  日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター  研究主幹  欠陥ダイナミクスに基づく力学機能設計と材料開発への挑戦
  153. 鶴岡 典子  東北大学 大学院工学研究科  助教  極細径針1本で刺激・計測を行う極低侵襲局所負荷試験
  154. 寺尾 京平  香川大学 創造工学部  准教授  生体を分解・構築する1分子機械加工の実現
  155. 寺本 篤史  広島大学 先進理工系科学研究科  准教授  微生物を活用した居住者自身が行う建築材料の診断及び高耐久化方法の提案
  156. 所 裕子  筑波大学 数理物質系 物質工学域  教授  ナノと双安定性の相関による新奇機能性物質の探索機構の創出
  157. 野老山 貴行  名古屋大学 大学院工学研究科  准教授  2.5次元炭素骨格が生みだす超省エネルギ表面の創製と探索
  158. 富永 依里子  広島大学 大学院先進理工系科学研究科  准教授  海洋光合成細菌が化合物半導体を結晶成長する機構の全貌解明
  159. 富安 亮子(大石 亮子)  九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所  准教授  生物由来の新しいパッキング生成法による離散モデリング
  160. 鳥屋尾 隆  北海道大学 触媒科学研究所  助教  外挿的探索が可能な機械学習を用いた未踏触媒空間の探索
  161. 内藤 英樹  東北大学 大学院工学研究科  准教授  AIを活用した社会基盤構造物の高精度健全性診断
  162. 中川 桂一  東京大学 大学院工学系研究科  講師  音と細胞に関する研究開発
  163. 長久保 白  大阪大学 大学院工学研究科  助教  nm/サブTHz領域における極限超音波技術の創出
  164. 中嶋 藍  東京大学 大学院薬学系研究科  助教  神経活動依存的な神経回路形成を支える情報表現機構の解明
  165. 中島 雄太  熊本大学 大学院先端科学研究部  准教授  包括的がん医療実現にむけた免疫細胞モジュールの創成
  166. 中島 悠太  大阪大学 データビリティフロンティア機構  准教授  映像記述のための言語を創出する人工知能の実現
  167. 永田 健一  名古屋大学 大学院医学系研究科 機能組織学  特任助教  レコーディングマウスによる神経炎症の全容解明
  168. 中西 未央  千葉大学 大学院 医学研究院  講師  前駆細胞の脱分化による組織再生メカニズム解明とその制御法の創出
  169. 永野 惇  龍谷大学 農学部  准教授  野外トランスクリプトームの化学的制御手法の確立
  170. 中村 彰彦  静岡大学 農学部応用生命科学科  テニュアトラック准教授  プラスチックを探して壊すバイオマイクロドローンの創出
  171. 鍋倉 宰  筑波大学 生存ダイナミクス研究センター  助教  記憶NK細胞の人為的分化誘導法の開発とその応用
  172. 新居 陽一  東北大学 金属材料研究所  助教  先端計測による強相関フォノニクスと熱機能の開拓
  173. 新見 康洋  大阪大学 大学院理学研究科  教授  原子層人工結晶の創製とスピン流プローブの学理構築
  174. 西村 俊哉  北海道大学 大学院水産科学研究院  助教  鰭(ヒレ)から魚を創る
  175. 丹羽 健  名古屋大学 工学研究科  准教授  高エネルギー密度窒化炭素の創製と機能創出
  176. 根本 理子  岡山大学 学術研究院環境生命科学学域農生命科学専攻  がん細胞内過剰鉄を酸化鉄に変換する革新的技術の開発
  177. 野中 元裕  京都大学 大学院医学研究科  准教授  エピトープ模倣ペプチドの横断的解析と液性免疫の制御
  178. 野間 健太郎  名古屋大学 大学院理学研究科  准教授  遺伝学的スクリーニングによる神経機能老化機構の解明
  179. 野村 征太郎  東京大学 医学部附属病院 循環器内科  特任助教  心筋細胞の可塑性に着目した心不全の層別化と治療法の開発
  180. 野本 貴大  東京工業大学 科学技術創成研究院・化学生命科学研究所  代謝制御型薬物送達技術に基づく次世代医療モダリティの革新と創出
  181. 橋口 未奈子  名古屋大学 大学院環境学研究科  助教  有機金属化学に基づく隕石有機物形成と化学進化過程の解明
  182. 橋本 綾子  物質・材料研究機構 先端材料解析研究拠点  主任研究員  ホモロジー解析によるTEM/STEM画像からの微細構造の定量的深層抽出
  183. 羽田 真毅  筑波大学 数理物質系  准教授  高コヒーレンス・極短パルス電子線創出によるナノ構造体の動的構造解析の新展開
  184. 畠山 歓  早稲田大学 先進理工学部 応用化学科  講師(任期付)  プロセスに強いMIの創出と複合材料系での実践
  185. 服部 梓  大阪大学 産業科学研究所  准教授  強相関電子系固体のフレクソ物性科学
  186. 服部 祐季  名古屋大学 大学院医学系研究科  特任助教  ミクログリア多様性の理解と母体炎症による影響の解明
  187. 林 香  慶應義塾大学 医学部 腎臓内分泌代謝内科  専任講師  血球細胞DNAメチル化変化を標的とした新規腎臓病治療戦略の開発
  188. 林 正太郎  高知工科大学 環境理工学群  講師  柔軟性分子性結晶の創出とその機能開拓
  189. 林 竜平  大阪大学 大学院医学系研究科  寄附講座教授  オルガノイドモデルを用いたヒト器官発生機構の定量的理解と制御
  190. 早水 桃子  早稲田大学 理工学術院  専任講師  離散数学と統計科学の融合による生命科学データ解析の技術革新 早稲田大学 早水桃子研究室 @hayamizu_lab Momoko Hayamizu YOUTUBEチャンネル
  191. ハラ エミリオ・サトシ  岡山大学 学術研究院 医歯薬学域・生体材料学分野  細胞膜を基盤材料とした生体組織の修復技術の開発研究
  192. 原 祐子  東京工業大学 工学院  准教授  IoTエッジ向け組込みハードウェア/ソフトウェアのセキュア設計
  193. 久野 遼平  東京大学 大学院情報理工学系研究科  講師  認知・実態ネットワークによる社会情報の構造化
  194. 土方 亘  東京工業大学 工学院機械系  准教授  生体組織を設計し,操るモデルベース開発法の創発
  195. 兵藤 文紀  岐阜大学 大学院医学系研究科 先端画像開発講座  電子伝達体をプローブとする多重超偏極イメージング法の創成
  196. 平井 志伸  東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野 睡眠プロジェクト  主任研究員  脳生理機能を支える糖の脳内動態の解明
  197. 平野 康次  大阪大学 大学院工学研究科  准教授  多価カチオン種の創発と合成化学への展開
  198. 平林 由希子  芝浦工業大学 大学院理工学研究科  教授  気候変動適応支援のための超高解像度全球河川防護データの構築
  199. 平松 光太郎  東京大学 大学院理学系研究科  助教  コグニティブ分光プラットフォームの創生
  200. 深谷 雄志  東京大学 定量生命科学研究所  講師  ハブの形成を介した転写制御機構の統合理解
  201. 福永 久典  北海道大学 環境健康科学研究教育センター  特任准教授  環境放射線被ばく後の精子形成と次世代影響
  202. 福山 真央  東北大学 多元物質科学研究所  講師  タンパク質核生成解析のための界面化学的液液相分離サイズ調整
  203. 藤田 桂英  東京農工大学 大学院工学研究院  准教授  つながる人工知能の実現 ーAI間交渉・協調ー
  204. 藤田 航平  東京大学 地震研究所  准教授  BDEC完全解析の創出~社会基盤を例に
  205. 藤田 岳  神戸大学 医学部附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科  講師  医工融合による低侵襲・高解像な感音難聴の精密診断の実現
  206. 船戸 洋佑  大阪大学 微生物病研究所  助教  生命がマグネシウムに応答する仕組みの解明
  207. 舟洞 佑記  名古屋大学 大学院工学研究科  助教  着衣型能動デバイスが拓くヒト動作と触感覚の制御
  208. 布山 美慕  早稲田大学 人間科学学術院  講師  量子確率を用いた不定な文章理解とその効果の認知研究
  209. 古山 賢一郎  京都大学 iPS細胞研究所未来生命科学開拓部門  特定拠点講師  多細胞因子に着目した新たなリプログラミング医療の創出
  210. 別所 学  名古屋大学 高等研究院  特任助教  盗タンパク質をもつ発光生物の発見
  211. 星野 歩子  東京工業大学 生命理工学院  准教授  母胎連関エクソソームが司る自閉症発症機序の解明
  212. 細川 晃平  金沢大学 附属病院 高密度無菌治療部  助教  骨髄不全の分子基盤の解明と臨床応用
  213. 細川 正人  早稲田大学 理工学術院大学院先進理工学研究科  准教授  大規模1細胞ゲノムから設計する微生物叢の戦略的制御
  214. 仏坂 健太  東京大学 大学院理学系研究科付属 ビッグバン宇宙国際研究センター  重力波宇宙物理学のための理論開発
  215. 堀江 朋子(川俣 朋子)  東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター  助教  オートファジーの脂質コード
  216. 牧野 顕  福井大学 高エネルギー医学研究センター  准教授  オージェ電子放出核種を利用した放射線内照射治療法の開発
  217. 真下 智昭  豊橋技術科学大学 機械工学系  准教授  サブミリスケールのロボティクス基盤技術の創製と統合
  218. 松下 祐樹  長崎大学/ミシガン大学 歯学部/歯学部  客員准教授/Research
    Investigator  間葉系幹細胞を基軸としたがんの進展メカニズムの解明と治療戦略
  219. 真鍋 良幸  大阪大学 大学院理学研究科  助教  合成糖鎖を用いた細胞表層グリココードの解読と利用
  220. 馬渕 拓哉  東北大学 学際科学フロンティア研究所  助教  ナノ空間反応性イオン輸送制御システムの創出
  221. 眞弓 皓一  東京大学 物性研究所  准教授  強相関ソフトマターの時空間階層構造解析
  222. 丸島 愛樹  筑波大学 医学医療系  講師  生体内レドックス反応を制御するナノメディシンの創出
  223. 三浦 恭子  熊本大学 大学院先導機構/大学院生命科学研究部  長寿齧歯類特有の恒常性維持機構の解明と応用 Kyoko Miura @debadebaba
  224. 水谷 司  東京大学 生産技術研究所  准教授  道路路面下の全自動三次元透視技術の完成
  225. 水谷 知裕  東京医科歯科大学 東京医科歯科大学病院 消化器内科  助教  上皮細胞サーキュレーションによる疾患制御イノベーション
  226. 水本 憲治  京都大学 大学院総合生存学館  准教授  ヒト微生物叢への時系列因果関係推定の応用-疾病制御を目指して
  227. 三目 直登  筑波大学 システム情報系  助教  複雑現象の革新的数値解析パラダイムによる減災設計戦略
  228. 宮崎 晃平  京都大学 大学院工学研究科  准教授  アニオン駆動型電気化学の創発と応用展開
  229. 宮澤 清太  大阪大学 大学院生命機能研究科  招へい准教授  意匠の創発をもたらす進化機構の解明
  230. 宮田 治彦 大阪大学 微生物病研究所  准教授  雌の生殖路における精子機能調節機構
  231. 宮田 耕充  東京都立大学 大学院 理学研究科物理学専攻  准教授  原子シート高次構造の構築と機能開拓
  232. 宮武 広直  名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所  准教授  多波長観測で拓く高赤方偏移宇宙論
  233. 村岡 貴博  東京農工大学 大学院グローバルイノベーション研究院  教授  細胞膜から着想する生体操作分子の開発
  234. 村島 基之  名古屋大学 大学院工学研究科  助教  摩擦面リアクターその場潤滑剤生成による超低摩擦の新学理解明
  235. 村手 宏輔  名古屋大学 大学院工学研究科  助教  究極的光励起テラヘルツ光源による安心・安全社会の実現
  236. 村松 眞由  慶應義塾大学 理工学部  専任講師  量子アニーリングによる材料トポロジー設計システムの構築
  237. 毛利 彰宏  藤田医科大学 大学院保健学研究科・臨床検査学領域レギュラトリーサイエンス分野  うつ病を予防するセルフマネジメントシステムの構築
  238. 本村 泰隆  大阪大学 大学院医学系研究科 生体防御学  准教授  Innate IgEによるアレルギー体質形成機構
  239. 森 立平  東京工業大学 情報理工学院  助教  グラフ状態の効率的な生成及び活用
  240. 森田 斉弘  University of Texas Health Science Center at San Antonio Department of Molecular Medicine  Principal Investigator and Tenure-Track Assistant Professor  疾患オルガネラ間コミュニケーションの動的変化と生理機能の解明
  241. 森本 直記  京都大学 大学院理学研究科  助教 人類最後の共通祖先からサピエンスへの進化史
  242. 柳澤 実穂  東京大学 大学院総合文化研究科  准教授  ナノ-マクロ空間相転移の学理によるシン材料科学 Miho Yanagisawa @mh_yanagi
  243. 柳田 絢加  東京大学 医科学研究所 幹細胞治療部門  特任研究員  ヒト胚発生モデル構築によるヒト胚発生機構の解明
  244. 柳谷 耕太  九州大学 生体防御医学研究所  准教授 オルガネラ量ホメオスタシスの根底原理の解明
  245. 柳谷 隆彦  早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科  准教授  電池レス無線給電デバイス用の新規3次元配向圧電薄膜の創製
  246. 山野 友義  金沢大学 医薬保健研究域 医学系  助教(卓越研究員)  デザイナー抗原提示細胞による免疫制御法の開発
  247. 山本 玲  京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点  特定拠点准教授   革新的 in-vivo cell history recorderマウスモデルの確立
  248. 八幡 穣  筑波大学 生命環境系  卓越研究員テニュアトラック助教  生と死を瞬時に可視化するイメージングAIで解明する細胞死の意味
  249. 兪 史幹  理化学研究所 開拓研究本部 Yoo生理遺伝学研究室  主任研究員  エレボーシスを切り口とした腸恒常性維持機構の解明
  250. 弓本 佳苗  九州大学 生体防御医学研究所  特別研究員  播種性腫瘍細胞を標的とした革新的ながん治療法の開発
  251. 横田 紘子  千葉大学 大学院理学研究院 物理学研究部門  准教授  カイラル分域壁科学の創成
  252. 吉井 幸恵  量子科学技術研究開発機構 分子イメージング診断治療研究部  上席研究員  革新的「みえる」がん治療の創発:融合トランスレーショナル科学への挑戦
  253. 吉岡 耕太郎  東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学分野  プロジェクト助教  DDS内在型2本鎖核酸医薬技術の創生
  254. 吉田 健史  大阪大学 大学院医学系研究科 生体統御医学講座 麻酔・集中治療医学教室  肺傷害のリスクを可視化するLung stress mapping法の確立と臨床応用への挑戦
  255. 吉種 光  東京都医学総合研究所  体内時計プロジェクト プロジェクトリーダー  様々な時間軸の「時」を決定する分子メカニズムの解明 Hikari_Yoshitane@HYtane
  256. 義永 那津人  東北大学 材料科学高等研究所  准教授  ソフトマテリアルの構造形成プロセスを理解するための数理モデルと データ科学の協奏
  257. 吉見 昭秀  国立がん研究センター 研究所がんRNA 研究ユニット  独立ユニット長   ミススプライシング産物の時空間的運命の決定
  258. 吉村 奈津江  東京工業大学 科学技術創成研究院  准教授  脳波による脳内メカニズムに基づいた音声合成技術の創発
  259. 李 秦宜  九州大学 大学院工学研究院  准教授  ナノスケール熱計測基盤と熱のキャリアダイナミクス

(参照:https://www.jst.go.jp/souhatsu/call/sel21.htmlツイッター すみません、ツイートを勝手に拾いました)

JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム~博士後期課程学生支援プロジェクト~」採択大学と人数

次世代研究者挑戦的研究プログラムとは

事業統括の役割

次世代研究者挑戦的研究プログラムの公募

 

次世代研究者挑戦的研究プログラムへの期待

 

次世代研究者挑戦的研究プログラムの懐疑点

次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択された40の大学

大学名、事業統括の氏名 プロジェクト名 予定人数 です。

東京大学 大越 慎一 グリーントランスフォーメーション(GX)を先導する高度人材育成 600
京都大学 江上 雅彦 京都大学大学院教育支援機構プログラム 515
東北大学 山口 昌弘 東北大学高等大学院博士後期課程学生挑
戦的研究支援プロジェクト
511
北海道大学 石森 浩一郎 Society 5.0を牽引するDX博
士人材育成のための研究支援プロジェク
467
大阪大学 森井 英一 学際融合を推進し社会実装を担う次世代挑戦的研究者育成プロジェクト 420
筑波大学 加藤 光保 学問分野の壁を超えて多様な人材と共創できるトランスボーダー型価値創造人材
育成プロジェクト
351
九州大学  君塚 信夫 未来を拓く博士人材育成のためのオープ
ンプラットフォーム型教育システムの構
349
名古屋大学/
岐阜大学
藤巻 朗/
植松 美彦
東海国立大学機構融合フロンティア次世
代研究事業
320
慶應義塾大学 武林 亨 未来社会のグランドデザインを描く博士人材の育成 263
広島大学 安倍 学 広島大学創発的次世代研究者育成・支援プログラム 199
東京工業大学 神田 学 殻を破るぞ!越境型理工系博士人材育成―総合知の創造と社会変革に貢献する― 187
早稲田大学  笠原 博徳 早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム 180
千葉大学 中山 俊憲 全方位イノベーション創発博士人材養成プロジェクト 150
金沢大学 中村 慎一  突破力をもって分野の壁を破壊し、新たな価値を創造する次世代精鋭人材創発プロジェクト 120
東京医科歯科
大学
 礒村 宜和 TMDU卓越大学院生の挑戦的研究支援プロジェクト 120
東京農工大学 五味 高志 FLOuRISHフェローシップ事業 120
大阪市立大学
/大阪府立大
重松 孝昌/
河北 哲郎
 リゾーム型研究人材育成プログラム 70
熊本大学 高島 和希 Well-Being 社会を先導する異分野横断型博士人材育成プログラム 60
新潟大学 本田 明治 未来のライフ・イノベーションを創出するフロントランナー育成プロジェクト 50
立命館大学 徳田 昭雄 立命館先進研究アカデミー(RARA:Ritsumeikan AdvancedResearch Academy)次世代研究者育成プログラム 45
山口大学 堤 宏守  “シン・文殊グループ”を核とする異分野
融合研究実践型博士後期課程学生育成プ
ロジェクト
36
岡山大学  那須 保友  岡山大学次世代研究者挑戦的研究事業(O
U フェローシップ タイプ B)
30
同志社大学 塚越 一彦  同志社大学大学院博士後期課程次世代研
究者挑戦的研究プロジェクト
30
北陸先端科学技術大学院大学 山口 政之 未来創造イノベーション研究者支援プロ
グラム
30
電気通信大学 米田 仁紀 独自ネットワーク形成を行う、開発主導型
博士学生研究・教育支援プログラム
24
徳島大学 安友 康二  研究クラスターを核とした学際的イノベ
ーション人材の育成 -徳島大学うずしお
プロジェクト-
24
名古屋市立大学 澤本 和延 グローバル未来都市共創に資する次世代
研究者エンパワメントプログラム
20
京都工芸繊維
大学
吉本 昌広 京都産学共創 異分野融合人材育成フェロ
ーシッププログラム
18
東京薬科大学 林 良雄 未来医療創造人育成プロジェクト 『BU
TTOBEぶっとべ』~Beef Up Toyaku Talents to go
BEyond the border
18
三重大学 金子 聡  環境循環型社会に資する地域と連携した
若手研究者育成支援
16
青山学院大学 黄 晋二 AGUフューチャーイーグルプロジェクト(AGU Future Eagle Project) 15
東京農業大学 志和地 弘信 グローバルで食料生産向上に挑戦する高度人材養成包括的プロジェクト 15
奈良女子大学 遊佐 陽一 奈良女子大学博士後期課程学生支援 SGC+(Shattering the glass ceiling and beyond)プロジェクト 14
名古屋工業大学 井門 康司 複数指導教員体制による新しい研究分野を開拓する次世代研究者育成プロジェクト 12
山梨大学 西田 継 VUCA時代対応型博士人材育成プロジェクト 11
総合研究大学
院大学
青野 重利 「SOKENDAI 特別研究員(挑戦型)」制度による次世代研究者の支援・育
成の推進
10
東京都市大学 田口 亮 アジア大洋州地域の発展をリードする次世代のグローバル研究者育成プログラム 10
甲南大学 村嶋 貴之 地域連携プラットフォームを活用する産学・官学連携インターンシップによるトランスレーショナル人材の育成 5
奈良先端科学
技術大学院大
飯田 元 「先端科学技術融合分野におけるイノベーティブ博士人材支援プロジェクト (NAIST Touch Stone)」 5
(合計) 5450

参照元:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1519/pdf/info1519.pdf

 

次世代研究者挑戦的研究プログラムが生み出す大学院格差

東京大学600人

北海道大学467人

 

大阪大学420人

筑波大学351人

  1. 次世代研究者挑戦的研究プログラム ~博士後期課程学生支援プロジェクト~ について 筑波大学

九州大学349人

千葉大学150人

  1. 千葉大学は「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました。 ‥ 千葉大学では学長を事業統括とした「全方位イノベーション創発博士人材養成プロジェクト」を開始し、博士後期課程の全専攻(4年制大学院を含む)を対象に優秀な学生150名を選抜して、1人あたり年額204万円の生活費相当額と年額50~150万円の研究費を支給するとともに、様々なキャリアパス支援に向けた取り組みを行っていきます。 これにより、我が国の超高齢少子化大規模災害等の課題、新規感染症等の人類共通の課題に迅速に対応し、様々な研究分野やセクターでイノベーションを創発する博士人材の養成を目指します。(千葉大学

東京医科歯科大学120人

金沢大学120人

 

電通大21人

名古屋市立大学

 

青山学院大学

山口大学

同志社大学

東京都市大学

総合研究大学院大学(SOKENDAI)

 

山梨大学

岐阜大学

  1. 岐阜大学はJST「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました岐阜大学は,名古屋大学と共同で申請した国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました。これにより,「東海国立大学機構融合フロンティア次世代リサーチャー事業」として,博士課程に在籍する優秀な学生に経済的支援を行い,また,企業等で求められるスキルを身につけるコースを用意することで就職等への不安を払拭し,研究に専念できる環境を用意するプログラムを実施します。本年度(10月から支援)の公募は,令和3年9月9日(木)から9月24日(金)13時まで行います。この期間内に,申請書等をご提出ください。(岐阜大学

科研費の研究種目選び 基盤研究(C)か基盤研究(B)かを選ぶ5つのポイント

今年の科研費の締切日は大型予算は2か月、基盤研究(C)や(B)は1か月前倒しになります。今まで科研費のシーズンと言えば10月と体に沁み込んでいる人は、体内時計(季節時計)を修正する必要があります。

令和4(2022)年度の科学研究費助成事業の公募、内定時期の前倒し等について(JSPS)

さて、これまでコンスタントに基盤研究(C)をとれている研究者の中には、そろそろ基盤研究(B)にチャレンジしてみたいという人がいるかと思います。しかし、今の科研費の制度のもとでは基盤研究に採択されれば満額の場合2000万円、ところが、どんなに素晴らしい研究をしていても、どんなに素晴らしい研究提案を書いたとしても、激しい競争の末、不採択ということになると得られる研究費はゼロ円です。

2000万円かゼロ円か、という恐ろしい賭けに身を投じないといけないわけで、研究の継続性という観点からはこの制度は非常に宜しくないと思います。手堅く基盤研究(C)かチャレンジして基盤研究(B)に出すかは、非常に悩ましい選択でしょう。どのような考えでCかBかを選べばよいのでしょうか。

一人又は複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的な研究
基盤研究(A)3~5年間 2,000万円以上 5,000万円以下
基盤研究(B)3~5年間  500万円以上 2,000万円以下
基盤研究(C)3~5年間  500万円以下

基盤研究(A・B・C) 日本学術振興会

非常にナイーブに考えれば、自分の研究計画を実施するのにかかる経費が500万円を超えるのであれば、基盤研究(C)の次に金額が大きい基盤研究(B)に出そうということになります。しかしながら、このような選び方は全く現実的ではありません。なぜなら、基盤研究(C)の「500万円以下」と基盤研究(B)の「500万円以上」は、数直線のように連続的につながってはいないからです。

自分の業績で決める

基盤研究(C)に採択されることと基盤研究(B)に採択されることとの差は、計上する経費の総額の差ではなく、申請者の業績の差を反映します。ひとつの審査種目の中で業績がある程度ある研究者同士の競争になるわけですから、科研費の申請書が良く書けているのは当たり前で、実現可能性を見る際には研究者の過去の業績がかなり重視されるはずです。

実際に審査した経験からいうと,基盤研究(B)と基盤研究(C)の間には,かなりのレベルの違いがある.両者の採択率はほとんど変わらないが,基盤研究(B)になると優れた業績(ということはインパクトファクターの高い雑誌に掲載された論文)をもっていて,これまでにも基盤研究(B)以上の研究費を獲得している研究者が多く,かなりハイレベルの競争になる.

(引用元:第1回 応募種目の選び方 児島将康 先生 羊土社)

 

ライバルを見て選ぶ

科研費は、自分が選んだ土俵でのライバルとの競争で採否が決まりますので、自分が出そうとしている審査区分(小区分)でどんな研究者が採択されているか、ライバルチェックしてみる必要があります。KAKENデータベース上で小区分の名称で検索をかけると、採択課題の情報が一覧されます。研究者名をクリックして、さらにその人のリサーチマップ情報に飛べば、極めて簡単にその人の論文業績を調べることが可能です。例えば、

基盤研究(B) 免疫学関連 2021年

で検索してみると、この審査種目(小区分)では基盤研究(B)はたかだか10件しか採択されていません。どの種目もそうですが、この10人程度の中に自分が食い込めるかどうかを考えてみるのが良いと思います。

審査委員を見て選ぶ

採択を決めるのは審査委員です。基盤研究(B)だと6人の審査委員がいますが、審査委員の任期を終えた人の氏名や所属は公開されますので、だいたいどんな研究分野の人がその審査種目を審査しているのかの「幅」がわかります。自分の仕事はそのような顔ぶれの人たちに知られているのか、高い評価をしてもらえそうかを見極めるのも大事です。

審査委員名簿 | 科学研究費助成事業|日本学術振興会

第1段審査(書面審査)委員 平成29年度 基盤研究(B)

基礎医学(免疫学関連 など)

必要性に応じて選ぶ

そもそも自分はなぜ基盤研究(B)を獲りに行きたいのかを考えてみることも大事でしょう。基盤研究(C)でも研究を進められそうならなぜBが欲しいのでしょうか。ラボを回すためにBは必要?技術員(ラボテクニシャン)を雇用したいから基盤Bが必要?次に独立ポジションを狙いたいから、ラボの立ち上げには基盤Cでは足りない?

今、絶対に基盤研究(B)が必要というわけでもないのなら、リスクを冒す必要はあるのでしょうか。

 

リスクを考えて選ぶ

不採択のリスクを最小にできるのであれば、思い切って一つ大きい予算の研究種目に応募してみるのも良いでしょう。例えば、4年間の研究期間の基盤研究(C)を持っていて、前年度申請を利用するとか、研究がもうすこしかかりそうなので研究期間を延長する予定だから最悪、基盤Bがとれなくてもなんとかなるとか。AMEDやその他、民間財団からの研究助成があるので、仮に基盤Bを今回落としたとしても研究が滞る恐れがないというのであれば、チャレンジするのもありかもしれません。

 

どの研究種目に応募するかは、人に言われて決めるようなことではありませんので、全くもって余計なお世話の記事となりましたが、個人的な考えとしては、基盤Bを考えるのであれば、やはり自分の研究分野のトップジャーナルに論文を出すのが先決なのではないかと思います。

JST創発的研究支援事業(”創発”)第1期生(2020年度)採択者252名一覧

関連記事 ⇒「創発」3期生 創発的研究支援事業2022年度新規研究 採択 課題が発表される

関連記事 ⇒ 2021年度 創発的研究支援事業 259件の採択課題 氏名 所属機関 所属部署 役職 研究課題名

 

JST「創発」の記念すべき第1期生の採択者が発表されました。

創発の趣旨

将来ノーベル賞につながるような個人の自由な発想による研究を支援する目的で、科学技術振興機構(JST)が「創発的研究支援事業」を創設しました。

未来のノーベル賞につながるような成果が創出されることを期待しています。(令和2年6月1日 文部科学大臣 萩生田 光一)(2020年度募集要項

創発の公募期間

公募は2020年、2021年、2022年の3回が予定されており、2020年度の募集期間は2020年6月1日(月)~ 7月31日(金)でした。

創発の助成金額

1課題あたり研究費(直接経費)、原則として 7 年間で総額 5,000 万円(上限)、その内フェーズ 1(3年間)での総額は 2,000 万円(上限)とします。(2020年度募集要項

創発の年齢制限

年齢制限は博士号取得後に年数で定められていますが、ライフイベントによる研究の中断期間は考慮されます(募集要項参照のこと)。

① 2020 年 4 月 1 日時点で博士号取得後 15 年以下
医学、歯学又は獣医学を履修する場合、博士課程修了後に、法律(医師法、歯科医師法又は獣医師法)に定める臨床研修を修了した者については、2020 年 4 月 1 日時点で博士号取得後 17 年以下

2020年度募集要項

創発の支援対象

創発の特徴は、独立した研究者、これから独立しようとしている研究者に対する長期的な助成にあります。そのため採択者の職位は、博士研究員(ポスドク)、助教から教授まで幅広いものになっています。

独立に関する条件 フェーズ 1(3 年間)の間に満たすこと(採択までの過程において必要に応じて独立可能性を客観的に確認する場合があります)。
① 自己の研究に係る論文について、責任著者の立場にあること
大学院生等の指導に責任を持つこと、又は持つ立場にあること
研究グループを組織して研究を行う場合は、そのグループの責任者であること。
研究室を持つこと(※)※ 独立した研究を行うために必要な研究設備や研究を遂行する部屋の管理の責任者であること。

2020年度募集要項

創発に採択されたのに3年以内に独立できなかった場合どうなるのかちょっと心配ですが、創発は、今まで例が無い、かなり画期的な研究支援策だと思います。以下、採択課題の一覧です。

(順不同です)

  1. Brain-Machine Interfaceを用いたテーラーメイド・ニューロリハビリテーション 産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 研究員 笠原 和美
  2. 小型浮魚類回遊生態の解明と漁場予測技術の確立 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 研究員 西川 悠
  3. 「深海底地盤工学」確立に向けた革新的技術開発 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 研究員 野村 瞬
  4. 海洋細菌の表面性状と炭素源獲得機構の解明 沖縄科学技術大学院大学 海洋生態物理学ユニット Postdoctral scholar 山田 洋輔
  5. 生殖non-coding RNA群を利用したカスタマイズイネの創生 沖縄科学技術大学院大学 サイエンステクノロジーグループ サイエンス・テクノロジーアソシエート 小宮 怜奈
  6. Plexin経路制御による神経障害性疼痛治療開発 九州大学 病院 医員 藤井 敬之
  7. 肺胞マクロファージによる肺修復・再生法の開発 金沢大学 附属病院 医員 渡辺 知志
  8. 新生RNAライフサイクルを制御する転写終結機構の解明 オックスフォード大学 サーウイリアムダン病理学研究所 シニアリサーチフェロー 野島 孝之
  9. 時間・空間光励起制御による革新的疾患モデル開発解明研究 名古屋大学 高等研究院 医学系研究科 S-YLC特任助教 佐藤 和秀
  10. 光検出核磁気共鳴分光法の創成及びナノ流体デバイス工学の深化による革新的分析基盤技術の確立 産業技術総合研究所 エレクトロニクス・製造領域デバイス集積化技術研究部門 MEMS研究グループ 特別研究員 Le ThuHacHuong
  11. 柔軟な視覚・運動連関を生む脳領野間ダイナミクス 生理学研究所 基盤神経科学研究領域 特任助教 木村 梨絵
  12. 固相メカノラジカルの化学と応用 北海道大学 化学反応創成研究拠点 特任助教 久保田 浩司
  13. 革新的な合成化学を用いた多糖の機能研究と応用 岐阜大学 糖鎖生命コア研究所 特任助教 河村 奈緒子
  14. 世界最速光波面シェイピングによる光散乱との共生 岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 特任助教 渋川 敦史
  15. 微生物変成実験とバイオマーカー分析から目指す火星生命痕跡の検出 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 特任助教 菅原 春菜
  16. 近接場テラヘルツ励起プローブ顕微鏡による1細胞・1分子分光イメージング解析とその応用 大阪大学 レーザー科学研究所 特任助教 芹田 和則
  17. 褐色脂肪細胞の細胞系譜網羅解析と生活習慣病予防への応用 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教 米代 武司
  18. 生命科学における還元的方法と構成的方法の統合による多様な生命現象の理解 京都大学 大学院農学研究科 助教 青木 航
  19. 液晶と金属-有機構造体の異種相間複合化と機能開拓 九州大学 先導物質化学研究所 助教 阿南 静佳
  20. ミトコンドリア動態に着目した初期発生の研究 金沢大学 医薬保健研究域 助教 荒磯 裕平
  21. 超柔軟・高透明デバイスの集積実装と微小信号処理の研究 大阪大学 産業科学研究所 助教 荒木 徹平
  22. ミトコンドリア病の未知の病態形成機構の解明 筑波大学 生命環境系 助教 石川 香
  23. 反物質量子凝縮体によるガンマ線レーザーの実現 東京大学 大学院理学系研究科 助教 石田 明
  24. 血中異常タンパク質分解系の普遍性確立と応用展開 千葉大学 大学院理学研究院 助教 板倉 英祐
  25. 印刷型ブラスト波源で実現する針なし注射 名古屋大学 大学院工学研究科 助教 市原 大輔
  26. 光線場変調による人の現実世界認識の拡張 東京工業大学 情報理工学院 助教 伊藤 勇太
  27. 内部構造操作による微小管の機能進化 鳥取大学 工学部 助教 稲葉 央
  28. 筋組織リモデリングにおける細胞の若返り現象の解明 東北大学 大学院生命科学研究科 助教 梅津 大輝
  29. 臨床用OMRIの技術基盤の構築と実証研究 長崎国際大学 薬学部 助教 榎本 彩乃
  30. モアレ励起によるトポロジカル情報の物質系への転写 東北大学 大学院理学研究科 助教 大野 誠吾
  31. 抗ウイルス防御における細胞内カルボキシル化修飾の包括的理解 東京大学 大学院薬学系研究科 助教 岡崎 朋彦
  32. エネルギー代謝による組織形態形成・維持機構の解明 大阪大学 微生物病研究所 助教 荻沼 政之
  33. 細胞内高次会合体の動態解析 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 奥村 正樹
  34. 不規則材料系のマテリアルズインフォマティクスへの展開 山形大学 学術研究院 助教 笠松 秀輔
  35. がん細胞の熱エネルギー代謝―熱代謝療法の開発― 京都大学 大学院医学研究科 助教 川島 雅央
  36. マイクロマルテンサイト変態-多機能性材料物質群の創出- 東北大学 大学院工学研究科 助教 XU XIAO
  37. 脳機能の解明に向けた多機能三次元神経プローブの開発 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 郭 媛元
  38. 共熱分解シナジー効果制御による有機炭素資源利用高度化 東北大学 環境科学研究科 助教 熊谷 将吾
  39. 光熱変換機構の解明と熱の自在制御技術の創成 山形大学 大学院理工学研究科 助教 江目 宏樹
  40. 感染症媒介蚊の吸血を制御する口吻味覚基盤の包括的理解 東京慈恵会医科大学 医学部 助教 佐久間 知佐子
  41. 生物活性分子のプローブ化不要な結合タンパク質網羅的同定 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 佐藤 伸一
  42. 半導体の結晶歪みを利用したオペランドチューニング可能な量子光源の開発 三重大学 大学院工学研究科 助教 正直 花奈子
  43. ゲノム複製におけるDNAポリメラーゼ間の協調的機能 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 大学 保一
  44. 脳における運動系の基準座標の神経機構の解明 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 助教 高橋 真有
  45. 生体内埋め込み多極神経刺激デバイスによる機能的運動の再建 名古屋大学 大学院工学研究科 助教 竹内 大
  46. 大脳基底核深部電極を使用したBrain Machine Interface開発 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 谷 直樹
  47. RNA修飾編集技術の創発とその治療への応用 熊本大学 大学院生命科学研究部(医) 助教 中條 岳志
  48. ディープラーニングを用いたマウス夢見証明への挑戦 東北大学 大学院生命科学研究科 助教 常松 友美
  49. バブルアレイのマイクロ・ナノ構造化による新規熱輸送技術の創出 京都大学 大学院工学研究科 助教 名村 今日子
  50. 高分子フォルダマーを基盤としたDDSナノファクトリーの創製 信州大学 繊維学部 助教 西村 智貴
  51. 霊長類の大脳発達における外的要因の役割とその応用 熊本大学 発生医学研究所 助教 畠山 淳
  52. 個体成長を支える宿主微生物叢代謝ネットワークの解明 京都大学 大学院生命科学研究科 助教 服部 佑佳子
  53. Pioneering Radar Aeroecology for the Study of Airborne Animals 京都大学 大学院情報学研究科 助教 Vincenot C.E.
  54. 生体内の高解像蓄光イメージング技術の創生 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 助教 平田 修造
  55. 骨格筋再生医療を基盤とした健康寿命の延伸 東京都立大学 大学院人間健康科学研究科 助教 古市 泰郎
  56. 生体がもつ巧妙な炎症制御機構の解明から治療応用へ 名古屋大学 医学部附属病院 助教 古橋 和拡
  57. 遺伝子発現のタイミングの違いを生み出す新たな分子機構 筑波大学 生命環境系 助教 堀江 健生
  58. 高分解能な空間プロテオミクス技術の開発 熊本大学 大学院生命科学研究部(薬) 助教 増田 豪
  59. 筋肉・受容器・神経デバイスの超分散化で切り拓くBrainless Robotics 大阪大学 大学院工学研究科 助教 増田 容一
  60. 脳疲労のグリア―神経連関機構を解明するスポーツ神経生物学 筑波大学 体育系 助教 松井 崇
  61. 多臓器発生を最大化する「場と細胞膜」の硬さの定量解明 埼玉大学 大学院理工学研究科 助教 松崎 賢寿
  62. 生物学と人文科学の融合:人類情報学(Anthropological Informatics)の構築 東海大学 医学部 助教 松前 ひろみ
  63. 大質量機械振動子を用いた巨視的量子力学分野の創発 東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教 松本 伸之
  64. 金ナノ粒子―他元素協働が拓く不均一系有機合成の新展開 東京都立大学 大学院都市環境科学研究科 助教 三浦 大樹
  65. 多圏間の相互作用を紐解く新しい地球温暖化科学の創設 九州大学 応用力学研究所 助教 道端 拓朗
  66. ウイルス感染における宿主因子の動態と分子機能の解明 名古屋大学 大学院医学系研究科 助教 三宅 康之
  67. 圧力・温度自動応答スマート流体による資源開発革命 東北大学 流体科学研究所 助教 椋平 祐輔
  68. 脳のアナログ調節機構を支える間質液動態の解明 お茶の水女子大学 基幹研究院 助教 毛内 拡
  69. 動的異常翻訳のメカニズムとその病的意義 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 森 康治
  70. T細胞による造血幹細胞クローンと白血病制御 東京大学 医科学研究所 助教 山下 真幸
  71. 異種体内ヒト腎臓による腎再生医療の実装と薬剤性腎障害の克服 東京慈恵会医科大学 医学部 助教 山中 修一郎
  72. 7テスラ超高磁場fMRI技術を新機軸としたヒト脳の多階層な機能の解明 岡山大学 大学院ヘルスシステム統合科学研究科 助教 楊 家家
  73. がん細胞外小胞の臨床応用へ向けた基盤技術開発研究 名古屋大学 医学部附属病院 助教 横井 暁
  74. バイオナノ繊維界面を活かした新奇融合粒子の創製 九州大学 大学院農学研究院 助教 横田 慎吾
  75. 運命決定の“ゆらぎ”を応用した新たな器官再生モデルの開発 九州大学 大学院歯学研究院 助教 吉崎 恵悟
  76. 災害時のQoL維持に役立つワイヤレス給電と災害情報提供システムの相利共生法に関する基盤研究 鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系 助教 吉田 賢史
  77. 量子散乱による超高均一ゲル形成の学理解明とその展開 東京大学 物性研究所 助教 Li Xiang
  78. バレイショF1育種に向けた近交系の作出とヘテロシスの解明 帯広畜産大学 環境農学研究部門 専任助教 實友 玲奈
  79. エアロゾルと気候変動を繋ぐその場測定法の開発 金沢大学 フロンティア工学系 助教(テニュアトラック) 玄 大雄
  80. 器官構築を司る多階層情報フィードバックの解明 京都大学 大学院生命科学研究科 特定助教 近藤 武史
  81. 植物雌性配偶体をモデルとした細胞運命制御機構の解明 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師 栗原 大輔
  82. 分子機械が繋ぐ生物と機械の融合システム 長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 特任講師 庄司 観
  83. 1細胞統合メタボローム解析システムの開発 慶應義塾大学 先端生命科学研究所/大学院政策・メディア研究科 特任講師 平山 明由
  84. 状態遷移を制御する血管正常化療法の開発 大阪大学 大学院医学系研究科 特任講師 福嶋 葉子
  85. 合成生物学的手法による抗生物質の自在合成基盤の確立 慶應義塾大学 先端生命科学研究所 特任講師 湯澤 賢
  86. 小型レーザー装置による高指向性スピン偏極熱中性子の直接発生と産業応用研究 大阪大学 レーザー科学研究所 講師 有川 安信
  87. 染色体脱落の克服による遺伝資源概念の拡張 鳥取大学 乾燥地研究センター 講師 石井 孝佳
  88. 植物RNAiの理解と応用:自在な人工ゲノム発現にむけて 東京大学 定量生命科学研究所 講師 岩川 弘宙
  89. 運動バイオマーカーの確立と革新的運動模倣薬の開発 東京大学 医学部附属病院 講師 岩部 真人
  90. 交流磁場の持つ抗腫瘍効果のメカニズム解析とがん治療への応用 横浜市立大学 医学部 講師 梅村 将就
  91. 口腔内細菌叢破綻の生涯に渡る代謝への影響 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 講師 片桐 さやか
  92. 新世代コンピューティング素子のためのスキルミオン物質基盤創成 東京大学 大学院工学系研究科 講師 金澤 直也
  93. プログラマブルビジョンによる次世代イメージング 東海大学 情報通信学部 講師 久保 尋之
  94. がん細胞誕生時の生体内反応の解明 東京理科大学 研究推進機構生命医科学研究所 講師 昆 俊亮
  95. デジタルとフィジカルが融合した生物模倣スマートマテリアル 九州大学 大学院芸術工学研究院 講師 斉藤 一哉
  96. 幼少期の社会的環境が成熟後の生きやすさに及ぼす影響 自治医科大学 医学部 講師 高柳 友紀
  97. 周期的電子風力を利用した原子再配列法の開拓 名古屋大学 大学院工学研究科 講師 徳 悠葵
  98. 人工海馬による記憶・学習能力の創発 北海道大学 大学院薬学研究院 講師 野村 洋
  99. バイオインテグレーション工学によるデジタル生体制御 東京工業大学 生命理工学院 講師 藤枝 俊宣
  100. やり抜く力個人差の脳特徴解明に基づくパーソナル教育支援科学の創発 帝京大学 戦略的イノベーション研究センター 講師 細田 千尋
  101. 記号的AIと統計的AIの圏論的統合による次世代AIパラダイム創出 オーストラリア国立大学 計算機科学科 講師 丸山 善宏
  102. 耐量子暗号によるハイブリッド型量子暗号プロトコル 京都大学 基礎物理学研究所 講師 森前 智行
  103. 多次元超高分解能地球観測インテリジェンスの創発 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 講師 横矢 直人
  104. テーラーメイド時間健康科学の確立 早稲田大学 理工学術院 准教授(任期付) 田原 優
  105. 新しい偏極中性子散乱による次世代デバイスの微視的理解 東北大学 金属材料研究所 准教授、東北大学ディスティングイッシュトリサーチャー 南部 雄亮
  106. バイオミメティック電極による外場誘導型エコシステムの創成 大阪府立大学 大学院工学研究科/LAC-SYS研究所 准教授/副所長 床波 志保
  107. 休眠が惹起する低代謝適応のメカニズムの解明とヒト組織への実装化 理化学研究所 生命機能科学研究センター 上級研究員 砂川 玄志郎
  108. 期待外れを乗り越える動機づけの神経メカニズム 京都大学 大学院医学研究科 特定准教授 小川 正晃
  109. がんに起因する宿主の多細胞連関の異常に関する統合的研究 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 特定准教授 河岡 慎平
  110. 予測的運動制御に関わる皮質-皮質下神経ネットワークの解明とその操作 京都大学 白眉センター 特定准教授 武井 智彦
  111. 貴金属ナノ触媒の3次元原子構造とダイナミクス 東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授 石川 亮
  112. シングルセル・マルチオミックス解析による線維化シグナルネットワークの全貌解明 熊本大学 病院 特任准教授 石本 崇胤
  113. シート型バイオモニタリングシステムによる生体代謝物計測 大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 植村 隆文
  114. 骨・免疫・がん連関に基づく、がん骨転移の病態理解と制御 東京大学 大学院医学系研究科(医学部) 特任准教授 岡本 一男
  115. 加齢関連線維性疾患治療法確立に向けた包括的研究 新潟大学 大学院医歯学総合研究科 特任准教授 清水 逸平
  116. 生物に習う高温でガラス化する高分子材料の創製とその学理解明 北海道大学 大学院先端生命科学研究院 特任准教授 野々山 貴行
  117. 新たな分子結合の創発と材料・医薬への応用 千葉大学 大学院理学研究院 特任准教授 橋本 卓也
  118. 分子設計と細孔構造制御によるハード柔軟多孔体の創出 名古屋大学 未来材料・システム研究所 特任准教授 長谷川 丈二
  119. あらゆる半導体デバイスに適用できるオペランド観測技術の確立 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 特任准教授 福本 恵紀
  120. 皮膚ミトコンドリア老化・初期化の自然免疫系によるコントロール 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 特任准教授 松岡 悠美
  121. 複製ストレス制御機構が引き起こす生命現象の総合的理解 慶應義塾大学 先端生命科学研究所/大学院政策・メディア研究科 特任准教授 村井 純子
  122. 光ファンクションジェネレーターで拓く光周波数エレクトロニクス技術 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 特任准教授 吉井 一倫
  123. 微生物代謝に着目した廃PET資源化手法の開発 奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 特任准教授 吉田 昭介
  124. 不安定性から読み解く歩行の過去・現在・未来 京都大学 大学院工学研究科 准教授 青井 伸也
  125. 細胞熱工学の深化と生命システム制御 金沢大学 ナノ生命科学研究所 准教授 新井 敏
  126. 生体親和性分子が担う環境ストレス応答医農薬品の創生 東北大学 大学院薬学研究科 准教授 有澤 美枝子
  127. 角運動量流電子技術 慶應義塾大学 理工学部 准教授 安藤 和也
  128. 時系列取得によらない風環境評価 九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 池谷 直樹
  129. 散乱光を用いた新しい観測的宇宙論への挑戦 名古屋大学 大学院理学研究科 准教授 市來 淨與
  130. 痛み・苦痛を客観定量する簡便な方法の確立~意思表示困難者の声が反映されるケアを求めて 名古屋市立大学 医学部 准教授 岩田 欧介
  131. 極限エピタキシー技術が拓く量子輸送の物理 東京工業大学 理学院物理学系 准教授 打田 正輝
  132. PlantTwin:育種・栽培のための植物仮想化 大阪大学 大学院情報科学研究科 准教授 大倉 史生
  133. 超稠密海陸測地観測によるジオハザード連続監視 東北大学 大学院理学研究科 准教授 太田 雄策
  134. DRY&WET:界面分割法による多糖の再組織化技術 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 准教授 桶葭 興資
  135. 革新的化学ツールによるRNA機能の制御と理解 東北大学 多元物質科学研究所 准教授 鬼塚 和光
  136. 最先端超音波を駆使した3D欠陥可視化技術創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 小原 良和
  137. 胎児医療に向けた神経発達障害発症機構の解明 大阪大学 大学院薬学研究科 准教授 笠井 淳司
  138. 超相分離ナノ構造制御技術の創出と新概念キャリアマネージメント機構の実証 小山工業高等専門学校 機械工学科 准教授 加藤 岳仁
  139. 光により操作可能な生命現象の拡張と光遺伝学2.0の創出 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 加藤 英明
  140. 生活空間セマンティクス駆動型ロボットに関する研究 東京工業大学 情報理工学院 准教授 金崎 朝子
  141. 安定電荷分離状態を利用した電荷・励起子制御技術の実現 沖縄科学技術大学院大学 有機光エレクトロニクスユニット 准教授 嘉部 量太
  142. 生物流体と生命現象のクロストークダイナミクスの創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 菊地 謙次
  143. ヘテロアニオンサイトを反応場とする新規固体触媒の創出 東京工業大学 元素戦略研究センター 准教授 北野 政明
  144. 電磁波センシングによる多元的双方向画像解析の研究 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授 木寺 正平
  145. 非感染性自然免疫活性化機構の全貌解明 金沢大学 医薬保健研究域薬学系 准教授 倉石 貴透
  146. 室温・溶液中における単一分子の極限時間分解分光 自然科学研究機構 分子科学研究所 協奏分子システム研究センター 准教授 倉持 光
  147. 電子スピン波情報担体の創発 東北大学 大学院工学研究科 准教授 好田 誠
  148. 生物素材を用いた持続性エレクトロニクスの創成 大阪大学 産業科学研究所 准教授 古賀 大尚
  149. 分子技術によるπスタック機能分子系の刷新 京都大学 大学院理学研究科 准教授 齊藤 尚平
  150. 地球外での建設にも利用可能な次世代コンクリートの開発 東京大学 生産技術研究所 准教授 酒井 雄也
  151. 赤外光をエネルギーに変える透明太陽電池の開発 京都大学 化学研究所 准教授 坂本 雅典
  152. 分子性ナノシートの合理的応用展開の追究 京都大学 大学院工学研究科 准教授 坂本 良太
  153. 超分子メカノフォアライブラリーの構築と新分野創発 東京工業大学 物質理工学院 准教授 相良 剛光
  154. 数値社会空間予測の創発による社会変革の先導 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 澤田 洋平
  155. EMMアセンブリーアッセイによるグラム陰性菌制御法の創出 宮崎大学 キャリアマネジメント推進機構 准教授 塩田 拓也
  156. グアニン四重鎖によるプリオノイド・イノベーション 熊本大学 発生医学研究所 准教授 塩田 倫史
  157. 相変化材料を用いたスピントロニクス機能開拓 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 塩見 雄毅
  158. 次世代「つながる」超精密光計測学構築への挑戦 東北大学 大学院工学研究科 准教授 清水 裕樹
  159. データリッチな海洋による台風高波の実態解明 京都大学 防災研究所 准教授 志村 智也
  160. 希少がん骨軟部腫瘍の融合遺伝子と相互排他性に注目した研究開発 順天堂大学 医学部 准教授 末原 義之
  161. ヒト脳神経発生を正確に再現し、測れなかったものを測る 名古屋大学 大学院医学系研究科 准教授 須賀 英隆
  162. 原子間力顕微鏡を用いたナノ磁性の力学制御 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授 杉本 宜昭
  163. 過剰パラメータ化が導く学習原理の再設計 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授 杉山 麿人
  164. 真空場の積極活用による量子技術の開拓 電気通信大学 レーザー新世代研究センター 准教授 鈴木 はるか(丹治はるか)
  165. 哺乳類胚におけるプログラムされた発生休止の解明 徳島大学 先端酵素学研究所 准教授 高岡 勝吉
  166. 蛋白質中D-アミノ酸を基盤とした未知生命科学研究領域の開拓 京都大学 複合原子力科学研究所 准教授 髙田 匠
  167. 炎症記憶による腸の組織再生とがん化機構の解明 慶應義塾大学 医学部 准教授 谷口 浩二
  168. 非天然核酸による損傷DNAシーケンシング技術の創成 九州大学 大学院薬学研究院 准教授 谷口 陽祐
  169. テンソルネットワーク法と量子シミュレータで切り拓く新奇量子多体現象 近畿大学 理工学部 准教授 段下 一平
  170. 植物自家不和合性の進化動態解明と制御へ向けた基盤研究 東京大学 大学院理学系研究科 准教授 土松 隆志
  171. 細胞融合を用いた新規リプログラミング技術の創出 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 幹細胞生物学研究室 准教授 坪内 知美
  172. 生態系レベルの生物機能最適化を実現する越境科学フロンティア 京都大学 生態学研究センター 准教授 東樹 宏和
  173. 水熱電解法による炭素・熱循環の新スキーム 東北大学 多元物質科学研究所 准教授 笘居 高明
  174. 半導体構造相転移材料の創成 北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授 冨岡 克広
  175. 臓器特異的血管構築機構の解明と応用 大阪大学 微生物病研究所 准教授 内藤 尚道
  176. 創傷難治化予知・予防スマートドレッシング 東京大学 大学院医学系研究科 准教授 仲上 豪二朗
  177. トポロジーを用いたグラフの変形過程の解析と応用 金沢大学 理工研究域電子情報通信学系 准教授 中村 伊南沙
  178. 多段光符号化を駆使したレンズレスギガピクセルカメラの創成 大阪大学 産業科学研究所 准教授 中村 友哉
  179. データとモデルの統合によるインフラの実耐震性の学習 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 長山 智則
  180. 多様なリスクに対応する知能化インフラの研究 筑波大学 システム情報系 准教授 西尾 真由子
  181. スパース非線形低次元モデルによる複雑流動場の先進フィードバック制御 東北大学 大学院工学研究科 准教授 野々村 拓
  182. 精子産生における生殖細胞移動の役割 東北大学 大学院農学研究科 准教授 原 健士朗
  183. 宇宙ミッション創出へ向けたデータ駆動型サイエンスと軌道工学の融合 九州大学 大学院工学研究院 准教授 坂東 麻衣
  184. シナプス構築から探る大脳新皮質の構造原理 順天堂大学 医学部 准教授 日置 寛之
  185. 非線形非平衡現象を駆使した化学プロセスの創成 神戸大学 大学院工学研究科 准教授 日出間 るり
  186. 肺における組織炎症記憶の4次元制御機構の統合的解明 千葉大学 大学院医学研究院 准教授 平原 潔
  187. 植物微生物共生体における糸状菌の休眠二次代謝物群の役割 東京大学 大学院総合文化研究科 准教授 晝間 敬
  188. ナノ量子光スピン機能の開拓による光電スピントロニクスの創成 北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授 樋浦 諭志
  189. 前頭前野による情報分配原則の解明 同志社大学 研究開発推進機構 准教授 廣川 純也
  190. 老化と神経細胞へのダイレクトリプログラミング 筑波大学 医学医療系 准教授 福田 慎一
  191. 計算知能と数理モデルを統合した高解像度生態水理シミュレータの開発 東京農工大学 大学院農学研究院 准教授 福田 信二
  192. 健康データ創発的多地域コホート研究基盤の構築 九州大学 大学院医学研究院 准教授 福田 治久
  193. 分子スーツ装着による生体分子の機能強化と動態制御 京都大学 高等研究院 准教授 藤田 大士
  194. 初期膵臓がんを一元的に診断・治療できる医療技術の開発 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 准教授 淵上 剛志
  195. 革新的異方性透明多結晶セラミック材料の創出 北見工業大学 工学部地球環境工学科 准教授 古瀬 裕章
  196. 革新的酸化物触媒実現のための格子酸素の反応性制御指針の確立 九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 北條 元
  197. 未婚男性への教育介入は精液所見と将来の出生力を改善するか 秋田大学 大学院医学系研究科 准教授 前田 恵理
  198. 超小型音響センサを用いた生物学的適応型陽子線治療 北海道大学 大学院工学研究院 准教授 松浦 妙子
  199. 独創的発想に基づく分光技術と宇宙生命探査 名古屋大学 大学院理学研究科 准教授 松尾 太郎
  200. 時間領域フォトニックデバイスの創成 東北大学 大学院工学研究科 准教授 松田 信幸
  201. ダイヤモンドパワーエレクトロニクスの創成 金沢大学 ナノマテリアル研究所 准教授 松本 翼
  202. 超高分解能アダプティブX線顕微鏡の実現 名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 松山 智至
  203. 超回折限界精度での光熱還元析出制御と3D造形応用 長岡技術科学大学 大学院工学研究科 准教授 溝尻 瑞枝
  204. 界面組成の高度制御法確立による構造用金属材料の力学特性向上 東北大学 金属材料研究所 准教授 宮本 吾郎
  205. 新旧の情報を統合する睡眠脳のダイナミクス 富山大学 学術研究部医学系 准教授 宮本 大祐
  206. RNA標的のケモインフォマティクス 大阪大学 産業科学研究所 准教授 村田 亜沙子
  207. 難培養微生物の完全利用に向けた生細胞特異的識別・培養基盤技術の開発 東京農工大学 グローバルイノベーション研究院テニュアトラック推進機構 准教授 モリ テツシ
  208. 電子・原子の運動量顕微鏡による化学動力学研究 東京工業大学 理学院 准教授 山崎 優一
  209. 宇宙物理輻射輸送計算で拓く新しい生体医用光学 筑波大学 計算科学研究センター 准教授 矢島 秀伸
  210. 周期的環境を利用した新しいストレスバイオロジーの開拓 九州大学 大学院農学研究院 准教授 安尾 しのぶ
  211. MRI・NMRの未来を担う「トリプレット超核偏極の材料化学」 九州大学 大学院工学研究院 准教授 楊井 伸浩
  212. 金属ナノ構造で拓く新奇ナノ熱工学 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 准教授 矢野 隆章
  213. トポロジー最適化による可展面構造の創成設計法とその展開 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 山田 崇恭
  214. ミトコンドリア人工共生が拓く新しい細胞生物学 北海道大学 大学院薬学研究院 准教授 山田 勇磨
  215. DNA修復反応の動的構造解析基盤の創出 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授 山元 淳平
  216. 細胞運命を制御する空間トランスクリプトミクス 京都大学 iPS細胞研究所 准教授 山本 拓也
  217. 腸上皮オルガノイド分野の多面的イノベーション 東京医科歯科大学 統合研究機構 准教授 油井 史郎
  218. 物理ベースグラフィックス:変形物体のマルチスケールモデリング 青山学院大学 理工学部 准教授 楽 詠コウ
  219. 新たなトポロジカル物質への数理的アプローチ 東北大学 大学院理学研究科 准教授 米倉 和也
  220. コンデンスドプラスチックの電子論と機能性の創成 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授 渡邉 峻一郎
  221. 時空間極限における革新的光科学の創出 Fritz-Haber Institute Physical Chemistry Research Group Leader 熊谷 崇
  222. スピン偏極電子を用いた化学反応制御 コネチカット大学 リベラル・アーツ&サイエンス学部 アシスタント・プロフェッサー 萬井 知康
  223. 抗腫瘍免疫応答に重要な真のネオ抗原の同定と発がんとの関係解明 千葉県がんセンター(研究所) がん治療開発グループ 細胞治療開発研究部部長代理 冨樫 庸介
  224. 精度保証付きニューラルネットワーク数値計算理論の確立 早稲田大学 理工学術院総合研究所 次席研究員(研究院講師) 田中 一成
  225. 気候変動に耐え得る新たな大気観測網の構築 海洋研究開発機構 地球環境部門(大気海洋相互作用研究プログラム) 副主任研究員 藤田 実季子
  226. ランタノイド・ナノフォトニクス量子デバイス 量子科学技術研究開発機構 量子ビーム科学部門 主幹研究員 佐藤 真一郎
  227. トポロジカル超伝導ヘテロ接合の材料科学 物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究拠点 主任研究員 小塚 裕介
  228. 熱帯荒廃地の炭素貯留を高める人工土壌のデザイン 森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員 藤井 一至
  229. 腸内細菌叢の再構築による創発的共生システムの解明 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 主任研究員 宮崎 亮
  230. 骨格筋維持システムの解明と健康長寿戦略の創出 熊本大学 発生医学研究所 独立准教授 小野 悠介
  231. 直接リプログラミングによる長期生存能を持つメモリーT細胞の誘導 愛知県がんセンター研究所 腫瘍免疫応答研究分野 分野長 籠谷 勇紀
  232. 宇宙放射線の測定による月極域の水資源探査と月面天文学 理化学研究所 開拓研究本部 理研白眉研究チームリーダー 榎戸 輝揚
  233. ヘリウム表面上の電子を用いた量子ビットの実現 理化学研究所 開拓研究本部 川上浮揚電子量子情報理研白眉研究チーム 理研白眉研究チームリーダー 川上 恵里加
  234. 光免疫療法を基盤とする革新的内視鏡治療の創出 関西医科大学 新医学研究所(仮称)設置準備室 室長兼研究所教授 花岡 宏史
  235. 炎症による造血幹細胞の機能制御とその変容 熊本大学 国際先端医学研究機構 特別招聘教授 滝澤 仁
  236. 合成生物学を基盤とする革新的天然物創製研究 東北大学 大学院薬学研究科 教授 浅井 禎吾
  237. 細胞質の区画化と流動性を制御する分子機構の解明 九州大学 大学院理学研究院 教授 池ノ内 順一
  238. 造血幹細胞運命における新規予知因子の解明 東京女子医科大学 医学部 教授 石津 綾子
  239. RNA修飾が創発する生命原理の理解と応用 東北大学 加齢医学研究所 教授 魏 范研
  240. 分子シャペロンから理解する動的生命システム 徳島大学 先端酵素学研究所 教授 齋尾 智英
  241. プロリン異性化による立体的ヒストンコードの解明 山口大学 共同獣医学部 教授 島田 緑
  242. 化学・ナノ構造カップリングの解明に資する対話型分析技術の創成 金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授 高橋 康史
  243. 微量の新規マクロファージに基づく全身虚血性疾患治療の構築 順天堂大学 大学院医学研究科 教授 田中 里佳
  244. チャネルシナプス研究の拡張と深化、そして応用へ 京都府立医科大学 大学院医学研究科 教授 樽野 陽幸
  245. 極希薄濃度場におけるイオン種の識別 豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 教授 土井 謙太郎
  246. 物理法則上回避不可能なハードウェアセキュリティ対策手法の開拓 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授 林 優一
  247. メカノオペランド量子ビーム分析に基づくナノスケール学的機械工学の新展開 京都大学 大学院工学研究科 教授 平山 朋子
  248. レーザー摂動を用いた細胞内分子操作による神経情報処理機構の解明 大阪市立大学 大学院理学研究科 教授 細川 千絵
  249. 新材料設計指針により対破壊電流密度に挑む 成蹊大学 理工学部 教授 三浦 正志
  250. マルチモーダルフェノタイピングによる適応型情報協働栽培手法の確立 静岡大学 学術院情報学領域 教授 峰野 博史
  251. レディオナノ生理学による脳神経機能の解明 藤田医科大学 医学部 教授 山下 貴之
  252. 次世代型免疫細胞サブセット解析手法の開発とその実装 大阪大学 微生物病研究所 教授 山本 雅裕

参考

  1. 創発的研究支援事業
  2. JST、“破壊的イノベーション”を創出する若手研究者育成事業を開始 (2020/08/03 08:30 著者:丸山正明 マイナビニュース)この創発的研究支援事業は内閣府・文部科学省が日本の「研究力向上改革2019」という若手研究者育成施策計画に基づいて始める“破壊的イノベーション”創出につながる若手研究者を育成する研究支援事業だ。その事業の実施をJSTが担当する。
  3. 科学新聞 2019年12月20日号 コラム 創発的研究はJSTに500億円の基金が造成される。若手研究者を対象に3年間にわたって延べ700人程度採択し、年間700万円程度の予算を原則7年、最長10年支援する。

科研費に採択されるための教科書と副読本、厳選5冊

科研費の申請をしてあたり前のように採択される研究者がいる一方で、なかなか採択されずにいる研究者もいます。不採択になる原因はいくつかありますが、書き方のコツがわかっていない場合がほとんどです。残念ながら、実際的なコツというものは、公募要領にも計画調書の注意書きにも書かれていません。

そういったコツはどこで知ることができるかというと、科研費に採択されるための教科書として執筆された書籍の中にあります。ですから、これらの本を読んでから申請書作成に取り掛かることをお勧めいたします。でなければ、既に科研費を獲っている先輩や先生にお願いして、自分が書いた申請書を読んでもらったり、採択された申請書を見せてもらったりしましょう。コツを知らずにひとりよがりで書いている限り、何年チャレンジを続けても不採択にしかなりません。

科研費獲得の方法とコツ

児島 将康 著『科研費獲得の方法とコツ 改訂改訂第8版〜実例とポイントでわかる申請書の書き方と応募戦略』2022/7/14 羊土社

これはもう定番中の定番ですね。科研費の制度に変更があるたびに、タイムリーに改訂版が出ていて、一番みなに頼られているのがこの本。この本を読んでいない人はいないのでは?と思えるくらいに普及しています。だから、買ったけど読んでいないなどと呑気なことを言っていると、差がつきます。しっかり読み込んで、自分の申請書作成に活かしましょう。

科研費獲得の方法とコツ 改訂第8版〜実例とポイントでわかる申請書の書き方と応募戦略 2022/7/14 児島将康 (アマゾン)

 

狙って獲りにいく!

中嶋 亮太『狙って獲りにいく! 科研費 採択される申請書のまとめ方』 2022/8/20  すばる舎

ベストセラーをいといろ出しているすばる舎がついに科研費本にまで進出してきたかと、ちょっと驚きました。自分も早速買って読みましたが、実は自分が普段科研費の申請書に関して思っていることと一番近いことが書いてあるのがこの本でした。なので、自分は周りの研究者にはこの本を勧めまくっています。

児島 将康氏の本はオーソドックスな教科書で、初心者からベテランまで万人向けだと思います。この中嶋 亮太氏の本は、もっとメリハリの効いた書き方をしていて、科研費の申請書をある程度書きなれているけど、なかなか採択されない人にピッタリはまるのではないかと思います。

狙って獲りにいく! 科研費 採択される申請書のまとめ方』 中嶋 亮太 2022/8/20  すばる舎(アマゾン)

審査委員の生の声は、若い研究者はなかなか聞く機会がないと思いますが、この本の著者はそのあたりもきっちり取材していて、審査委員の生々しい審査の実態が紹介されています。全ての審査委員が同じように審査しているわけではないので、あくまで、こういう審査をする審査委員もいるという受け止め方をしたほうがいいとは思います。

 

科研費 採択される3要素: アイデア・業績・見栄え

郡 健二郎 著『科研費 採択される3要素 第2版: アイデア・業績・見栄え』2017/7/3 医学書院

この本が刊行されたあとで計画調書の書式に大きな変更があったため、若干内容に古いところも出てきてしまっているのが惜しい。例えば、要旨のスペースは以前は厳格だったが、今では行数の指定が取れたためこの本で強調されているほどの緻密さは必要なくなったかもしれない。しかし、医学部の先生による本なので、医学部の先生にはこっちの本のほうがしっくりくるかもしれない。本質的なところを読み取れる読者なら、どっちの本でも良いと思います。書籍タイトルで重要ポイントを言いつくしていますが、その意味するところを本当にわかって書かないと採択されません。例えば、業績があるということと、業績を申請書の中でしっかりアピールできているということとは、全く別の話です。業績があるからと言って、業績リストをただ載せただけでは、いまどき、他の申請書と比べられたときに見劣りします。きちんと、研究目的や研究計画のセクションの中で業績の関連性のアピールしておくことは必須。

科研費 採択される3要素 第2版: アイデア・業績・見栄え 2017/7/3 郡 健二郎 (アマゾン)

 

科研費の書き方のノウハウがわかっても、肝心の日本度運用能力が低いと審査委員を説得できません。以下に紹介する本は、読み易く伝わる日本語の書き方を教えてくれます。

100ページの文章術

酒井 聡樹『100ページの文章術 -わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』2011/3/10 共立出版

研究者のタマゴ向けの著作もある著者による、日本語の文章の書き方の本。科研費は日本語で書くので、日本語を書く能力を上げることが、採択への早道となります。採択されない先生の書いた文章の特徴は、非専門家が読んだときに理解できない文を書いてしまっているところ。科研費の審査委員は、同じ研究領域の専門家に当たるとは限りません。若手研究や基盤研究(C)の場合は4人の審査員がいるので、4人とも申請者と同じ専門ということはありえません。4人のうち一人でも、「わかりにくい!」と思って悪い点を付けると、残り3人がそこそこ良い点を付けてくれたとしても挽回できません。非専門家が読んでもわかるように書けるかどうかは、採択されるための最低条件です。

100ページの文章術 -わかりやすい文章の書き方のすべてがここに』2011/3/10 酒井 聡樹 共立出版(アマゾン)

 

わかりやすい文章の書き方ガイド

林 健一『こうすれば医学情報が伝わる!! わかりやすい文章の書き方ガイド』2014/10/8 ライフサイエンス出版

どちらかといえば学生向けであった100ページの文章術で飽き足らない人に薦めたいのが、この本。シニアレベルの研究者でも、徹底的に鍛えられます。内容は医学系なので、科研費申請書の執筆に必要な日本語力にちょうど照準があっています。「演習」を面倒くさがらずにやってみてください。結構ハードで時間も取られますが、それだけのご利益があります。

サッカーの三笘選手は、なぜ自分のドリブルは相手を抜けるのか?で筑波大学の卒業論文を書いたそうですが、この『わかりやすい文章の書き方ガイド』を読んで書き方を一度ものにすれば、なぜ自分の文章はわかりやすいのかを自分で理解したうえで書けるので、適当に書いて失敗する危険を減らすことができます。

こうすれば医学情報が伝わる!! わかりやすい文章の書き方ガイド   2014/10/8 林 健一 (アマゾン)

 

学振申請書の書き方とコツ

科研費ではなく学振ですが、ついでに紹介しておきます。本質的なことは変わりありません。

学振申請書の書き方とコツ 改訂第2版 DC/PD獲得を目指す若者へ 2021/3/22 大上 雅史 (アマゾン)

 

科研費が不採択だったら、開示された審査結果を分析して改善点を探そう

科研費で採択された場合、どれくらい余裕でボーダーを超えていたのかがわかりませんが、不採択だった人には、審査結果が開示されます(2月末の採択通知になってからは、4月の上旬くらいの時期だったと思う)。それを見れば、落ちた人の中でのおおざっぱな位置づけがわかります。

おおよその順位は「A」でした。なら、審査区分における採択されなかった研究課題全体の中で、上位20%に位置していた、ということです。とても惜しいですね。

おおよその順位は「B」でした。なら、審査区分における採択されなかった研究課題全体の中で、上位21%~50%に位置していた、ということです。改善の余地が大いにあります。

おおよその順位は「C」でした。なら、審査区分における採択されなかった研究課題全体の中で、上位50%に至らなかった、ということです。採択されるためには、劇的に改善させる必要があります。

採否が決まるのは「総合評点」によりますが、参考として、評定要素ごとの点数がつけられその情報も開示されます。評定要素は、①研究課題の学術的重要性、②研究方法の妥当性、③研究遂行能力及び研究環境の適切性 の3つです。総合評点は相対評価ですが、評定要素ごとの評点は絶対評価でつけられます。一人の審査委員が4点満点(1点~4点)で評点をつけ、若手研究や基盤研究(C)だと4人審査委員がいるので、合計点を4で割って算出した平均点が開示されます。採択課題の平均点は3点を少し超えるくらいです。3.25点だとすると3.25×4=13点、つまり4人の評点が(3、3、3、4)なら平均的な採択者になれます。平均点なので、もっと悪くても採択されている人はいるのでしょう。

自分の点数から、一番ありそうな審査委員4人の評点分布を予想してみる:

  • 3.25点 ⇒ 3点、3点、3点、4点
  • 3.00点 ⇒ 3点、3点、3点、3点
  • 2.75点 ⇒ 3点、3点、3点、2点
  • 2.50点 ⇒ 3点、3点、2点、2点
  • 2.25点 ⇒ 3点、2点、2点、2点
  • 2.00点 ⇒ 2点、2点、2点、2点

採択者の平均レベルに達するためには、3(良好である)は最低確保すべきで、一人くらいが4(優れている)をつけてくれればよいということになります。

平均点が2.25点だとかなり低いと感じますが、それでもみんなが2点をつける中で、3点をつけて評価してくれた人が一人はいたのだということがわかり、励みになります。

また、1や2をつけた審査委員は、さらに細かく何が悪かったのか、その項目に*印をつけて教えてくれます。

(2)【審査の際「2(やや不十分である)」又は「1(不十分である)」と判断した項
目(所見)】

評点「2(やや不十分である)」又は「1(不十分である)」が付された評定要素に
ついては、そのように評価した審査委員の数を項目ごとに「*」で示しています。(最
大4個)

評定要素 項目    審査委員の数

①研究課題の学術的重要性   

  • 学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか   **
  • 研究課題の核心をなす学術的「問い」は明確であり、学術的独自性や創造性が認められるか
  • 研究計画の着想に至る経緯や、関連する国内外の研究動向と研究の位置づけは明確であるか
  • 本研究課題の遂行によって、より広い学術、科学技術あるいは社会などへの波及効果が期待できるか

②研究方法の妥当性     

  • 研究目的を達成するため、研究方法等は具体的かつ適切であるか。また、研究経費は研究計画と整合性がとれたものとなっているか   * *
  • 研究目的を達成するための準備状況は適切であるか

③研究遂行能力及び研究環境の適切性   

  • これまでの研究活動等から見て、研究計画に対する十分な遂行能力を有しているか   *
  • 研究計画の遂行に必要な研究施設・設備・研究資料等、研究環境は整っているか

3.その他の評価項目の評定結果
研究経費の妥当性について
「研究経費の内容に問題がある」と評定した審査委員はいませんでした。

4.留意事項
人権の保護及び法令等の遵守を必要とする研究課題の適切性につい
「法令遵守等の手続き・対策等に不十分な点が見受けられる」と指摘した審査委員はいませんでした。

 

「研究目的を達成するため、研究方法等は具体的かつ適切であるか。また、研究経費は研究計画と整合性がとれたものとなっているか」というのは2つの異なる観点を含んでいるため、ここに*印が付いていた場合、前半と後半のどちらが該当するのかがわかりません。これはJSPSに改善してもらいたいものです。

上述した情報を踏まえて、あらためて不採択になった計画調書を読み返せば、計画調書のどの部分がこれらの低評価と対応するのかが、見えてきます。もし自分で見当がつかないのであれば、同僚などに頼んで読んでもらいましょう。

次こそは採択されたいというあなたへお勧めの記事

採択される科研費計画調書の書き方と申請書作成の戦略22のポイント

採択される科研費申請書を書くためのノウハウ集です。ネット上の有益なアドバイスを総まとめにしました。

 

落ちる科研費の申請書の典型例

問題設定がない

「論文報告がないので、本研究を行う」という論調で科研費申請書を書く人が非常に多いのですが、なぜその研究をやるの?という読み手の疑問に答えないままいくら実験の詳細を書いても、研究の価値を認めてもらえません。分野外の人が読んでもわかるような易しい言葉遣いで、当該領域の問題が何なのか、なせその問題設定をする必要があるのかをしっかり述べるべきです。問題提起をして初めてそれに対する解決策としての実験目的・実験計画が意味を為すのです。問題提起を丁寧に説明している申請書は、たとえ専門外の審査委員が読んだとしても、この領域は自分はよくわからないけれども、重要な研究みたいだということは伝わります。

独自性が独りよがり

「本研究に関しては他に論文報告がないので独自性がある」と申請書に書いてしまう人がとても多いみたいですが、それだけ書いても全く説得力がありません。これは採択されない申請書の典型的な書き方と言えます。

関連記事 ⇒ 採択される科研費申請書の書き方22のヒント

 

まずこれを読みましょう

多くの研究者が科研費の申請書の書き方に関する教科書を読んでおり、申請書のレベルは一昔前よりもあがっています。今どき、これらの本を読んでいなければ差は広がる一方なのではないでしょうか。

とくにシニアレベルの研究者で最近科研費が取れなくなっている場合は、古臭い書き方を続けているのが不採択の原因かもしれません。なぜなら科研費は、他の(若くて勢いのある研究者らの)申請書と比較されて採否が決まるからです。当然、見栄えも大事になってきます。ぱっと見で見劣りしたら負けます。

  1. 科研費 採択される3要素 第2版: アイデア・業績・見栄え 2017郡 健二郎

「科研費 獲得の方法とコツ」が定番中の定番ですが、今年2022年8月20日、あらたな科研費バイブルが登場しました。狙って獲りにいく科研費 です。審査委員がどうやって審査しているのかを徹底解説しており、落とされにくい科研費申請書とはどのようなものかを解説しています。科研費本も増えてきましたが、自分の感覚に一番近いのは、この、狙って獲りにいく科研費 かもしれません。

  1. 狙って獲りにいく!科研費 採択される申請書のまとめ方 2022 中嶋 亮太

それと、実は「科研費改革と研究計画書の深化」というマイナーな本が自分は好みです。絶版なのかアマゾンでの中古の価格が高騰してしまっていますが、研究支援部署の大学職員の方が、長年の添削経験に基づいて書いており、非常に納得させられる内容です。読者ターゲットは研究者というより研究支援者なのかもしれませんが、当然のことながら研究者が読んで役に立つ内容です。

論理的とは?

申請書を論理的に書かない人は、論理的じゃない人。論理的じゃない人は研究できない人。研究できない人には研究費をあげられない、と思われると思います。

  1. マンガでやさしくわかる小学生からはじめる論理的思考力 苅野 進

 

日本語からやり直そう

話すのと書くのは大違い。学会発表ができるから文章も書ける、ということは決してありません。日本語の文法や語法を守っていない人は論外ですが、理解できない、伝わらない文章を審査委員に読ませておきながらお金をくれというのはいかがなものかと思います。

  1. こうすれば医学情報が伝わる!! わかりやすい文章の書き方ガイド 林 健一 (amazon.co.jp)

最近思うのですが、やはり文豪が書いた文章や何百年も前にかかれていまだに読み継がれている本などは、非常にうまく書かれています。そういういい文章に日頃から親しんでおくことは、科研費の文章を書くときに役立ちます。最初から始めて、最後で終わるまでによどみなく、ぎくしゃくせずに一貫した流れをつくるイメージをもつことが大事。それってつまりはいい小説と同じなんじゃないかなと思ってます。直接的ではないですが、何かしらプラスになるんじゃないでしょうか。

 

何が悪かったの?

自分が書いた文章の欠点は、書いた本人はなかなか気付けないものです。誰かに読んでもらうのが一番。同僚、先輩、先生、部下、URA、研究支援部署の事務職員、国語力のある配偶者や親兄弟に頼めればいいのですが、適任が見当たらなければ、商業的な添削サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

提供されるサービス内容や新規依頼受付の有無等に関してはそれぞれのウェブサイトをご参照ください。科研費応募時期には依頼が殺到して受付けてもらえない恐れもあると思います。説明文はサイトからの引用です。

  1. coconala 個人のスキル・経験を、必要とする人に結びつけるプラットフォーム。←「科研費チェック」、「科研費」などのキーワードで検索すると、科研費の添削サービスを個人で提供している人が見つかります。
  2. 科研費の添削.com 科研費の申請のプロであるURAによる添削サービス 添削支援の流れ
  3. 科研費.COM 申請書の添削サービス お申し込みの流れ
  4. ジーラント株式会社 科研費申請書の添削サービス(個人向け)科研費申請書のプロフェッショナル添削サービスです。 ← 『科研費獲得の方法とコツ』の著者 児島将康氏が立ち上げた会社。
  5. ROBUST JAPAN 科研費申請支援サービス 個別に申請書内容のレビューを実施 お早めにお問い合わせください
  6. クリムゾン・ジャパン 科研費申請支援申請書作成のノウハウを解説するコンサルティングや講演を実施するほか、個別に申請書内容のレビューを実施
  7. アスナル 研究申請調書の第3者的視点からのレビューや様式点検、若手研究者等についてはテーマ探索や研究計画立案上の基本事項に係るアドバイスなど
  8. educe 支援業務 概要一覧 申請書類のブラッシュアップを目的とした、個別のレビュー・添削を行います。
  9. 株式会社 早稲田大学アカデミックソリューション

 

論文があれば

科研費は相対評価、競争なので、他の人よりも論文業績で劣っていたら、いくら申請書の質を上げても限界があります。

  1. できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか ポール.J・シルヴィア (amazon.co.jp)

新学術領域研究2019年度新規採択課題・領域代表が発表される

新学術領域研究2019年度新規採択課題・領域代表が発表されました。

研究期間 (年度) は、2019-06-28 – 2024-03-31です。

研究課題名 研究代表者
超地球生命体を解き明かすポストコッホ機能生態学 高谷 直樹 筑波大学, 生命環境科学研究科(系), 教授
人間機械共生社会を目指した対話知能システム学 新学術領域研究(研究領域提案型) 領域代表者 石黒 浩 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授
情報物理学でひもとく生命の秩序と設計原理 岡田 康志 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授
「生命金属科学」分野の創成による生体内金属動態の統合的研究 津本 浩平 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
身体-脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解 太田 順 東京大学, 学内共同利用施設等, 教授
高速分子動画法によるタンパク質非平衡状態構造解析と分子制御への応用 岩田 想 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
細胞システムの自律周期とその変調が駆動する植物の発生 中島 敬二 奈良先端科学技術大学院大学, その他の研究科, 教授
多様かつ堅牢な細胞形質を支える非ゲノム情報複製機構 中西 真 東京大学, 医科学研究所, 教授
全能性プログラム:デコーディングからデザインへ 小倉 淳郎 国立研究開発法人理化学研究所, その他部局等, その他
マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解 小松 雅明 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
蓄電固体デバイスの創成に向けた界面イオンダイナミクスの科学 入山 恭寿 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
ハイパーマテリアル:補空間が創る新物質科学 田村 隆治 東京理科大学, 基礎工学部, 教授
地下から解き明かす宇宙の歴史と物質の進化 井上 邦雄 東北大学, 学内共同利用施設等, 教授
水圏機能材料:環境に調和・応答するマテリアル構築学の創成 加藤 隆史 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
機能コアの材料科学 松永 克志 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot 野中 正見 国立研究開発法人海洋研究開発機構, その他部局等, その他
量子液晶の物性科学 芝内 孝禎 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授
出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明 松本 直子 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授

(出典:KAKEN)

採択?不採択? 2018年度科研費交付内定が通知される

 

科研費獲得の方法とコツ 改訂第7版
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか

関連記事 ⇒ 2020年度(令和2年度)科研費交付内定が通知

関連記事 ⇒ 2019年4月1日科研費の採択が通知される

 

毎年4月の初日は科研費当落の通知があるため(種目によっては6月)、研究者はハラハラドキドキさせられたあげく、歓喜、または、残念さのどちらかを味わうことになります。科研費に纏わるツイートをいくつか紹介します。

科研費が採択されたかどうかの判別法

科研費が通ったかどうか、いつもわかりにくいです。特に、落ちている場合。

基盤Aの話題

 

基盤Cの話題

若手A廃止の話題

 基盤S通知の時期

科研費全般の話題


 

科研費獲得の方法とコツ 改訂第5版
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか

 

追記


 

20170704追記 関連記事 2017年に新しく採択された20件の新学術領域研究(研究領域提案型) のテーマと領域代表者氏名

 

20170702追記
日本学術振興会のウェブサイトによれば、挑戦的研究(萌芽)挑戦的研究(開拓)および新学術領域研究(研究領域提案型)の新規研究領域の交付内定が2017年6月30日にありました。

従来の「挑戦的萌芽研究」にかわって、「挑戦的研究(萌芽)」および「挑戦的研究(開拓)」が新設されたことに伴い、”挑戦的研究”が基盤研究等とは全く異なる性格の研究助成であることが、制度導入の際にしきりに強調されていました。審査においても同様で、単に優れた研究であるだけでなく、”これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する研究計画”かどうかは、採択、不採択を分ける一つの重要なポイントになったようです。

 

659Nanashi_et_al.2017/06/30(金) 17:09:44.18
今回はほんとに充足率100%なんだな
661Nanashi_et_al.2017/06/30(金) 17:50:01.44
俺も500万で申請して満額認められたわ
712Nanashi_et_al.2017/07/02(日) 00:41:59.34
萌芽もう結果出てるんだ
ダメだったんだな
713Nanashi_et_al.2017/07/02(日) 06:18:49.63
これで海外の研究会には行かれなくなった。
論文の投稿先も変えることになった。
残念。
729Nanashi_et_al.2017/07/02(日) 23:02:18.69
基盤通らず萌芽しか通らない万年助教です。
見たら絶望的萌芽通ってた。充足率すげー。

 

児島 将康『科研費獲得の方法とコツ 改訂第7版』 2020.8.20 羊土社
科研費 採択される3要素 第2版
いかにして研究費を獲得するか

 参考

  1. 日本学術振興会 NEWS 2017年6月30日
  2. 科研費総合スレ Part 3 (https://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1493614598/)
  3. 新学術 南極の海と氷床 南大洋・南極氷床から地球の未来を探る 熱-水-物質の巨大リザーバ:全球環境変動を駆動する南大洋・南極氷床
  4. 新学術領域研究(研究領域提案型)リンク集(各領域において運営されているホームページ)(日本学術振興会)
  5. 平成29年度 新学術領域研究(研究領域提案型) 領域計画書 応募情報(Web 入力項目)作成・入力要領 (PDF) (MEXT)
  6. 挑戦的研究(開拓・萌芽)の応募に当たっての留意事項(1)(PDF) 挑戦的な研究課題を支援する観点から、応募額を最大限尊重した配分(特に(萌芽)については、応募額の100%を基本とした配分)を行う予定です。
  7. <平成29年度における主な変更点等>(PDF)① 挑戦的萌芽研究を見直し、新たな種目「挑戦的研究(開拓・萌芽)」を設けました。(挑戦的萌芽研究の公募は行いません。)
  8. 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について 平成28年12月20日 科学技術・学術審議会学術分科会研究費部会
    • 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について 概要  (PDF:812KB) PDF
    • 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について(本文)  (PDF:840KB) PDF :”挑戦的な研究が減退しているという傾向が今後も継続するとすれば、我が国の学術研究がその本来的な役割を果たすことができなくなることが危惧される。(page 2) ..  ・現行の科研費は「基盤研究」種目群を基幹として、全ての学術研究を通じて「挑戦性」を求めてきているが、学術の昨今の動向に即してより一層挑戦的な研究への支援を強化するに当たり、次のとおり、それぞれの種目群の役割・関係性を見直し、明確にする必要がある。◆「基盤研究」種目群:「基盤研究(S・A・B・C)」 ・これまでの蓄積に基づいた学問分野の深化・発展を目指す研究を支援し、学術研究の足場を固めていく種目群。 ◆「学術変革研究」種目群:「新学術領域研究」「挑戦的研究(開拓・萌芽)」(後述) ・斬新な発想に基づく研究を支援し、学術の体系や方向の変革・転換、新領域の開拓を先導する潜在性を有する種目群。 ◆「若手研究」種目群:「若手研究」「研究活動スタート支援」 ・若手研究者に独立して研究する機会を与え、研究者としての成長を支援し、「基盤研究」種目群等へ円滑にステップアップするための種目群。 ◆「特別推進研究」 ・新しい学術を切りひらく真に優れた独自性のある研究を支援する種目。「基盤研究」種目群、「学術変革研究」種目群双方の性質を併せ持つ。(pages 5-6) .. (2)「挑戦的萌芽研究」の見直し ①「挑戦的萌芽研究」の現状・課題、発展的見直しの必要性 ・現行の科研費において挑戦的な研究を促している「挑戦的萌芽研究」は、平成2年度に導入された「一般研究(C)」等における萌芽的研究への支援を端緒とし、平成8年度に「萌芽的研究」、平成14 年度に「萌芽研究」として見直された後、平成21 年度に現行の形となった。その最大の特徴は、論文などの実績を一切求めず、研究課題における斬新なアイディアやチャレンジ性を特に評価することにより、小規模(500 万円以下)の助成を行うことにある。平成28 年度助成においては、継続課題を含め、8,821 件に対して約100 億円(直接経費)の助成を行っている。その受給者は、若手からベテランまで幅広い年齢層に分布している。(page 8) .. ・「挑戦的研究」においては、NSF におけるTFR の考え方を踏まえ、例えば、「新しい原理や学理の発見・追求」、「学術の概念や体系の見直し」、「研究のブレークスルーをもたらすような、大きな発想の転換や斬新な方法論の導入」など、これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する研究計画を支援するものとする。 .. こうした「挑戦性」の扱いをめぐる「基盤研究」種目群との違いについて応募者・審査委員に対して明確に示し、共通の理解を得る必要がある。・「挑戦的研究」においては、より大規模の挑戦的な研究への支援の必要性と、現行の「挑戦的萌芽研究」が果たしてきた役割を踏まえ、「基盤研究(B)」相当の「挑戦的研究(開拓)」(英名:Challenging Research(Pioneering))、「基盤研究(C)」相当の「挑戦的研究(萌芽)」(英名:Challenging Research(Exploratory))の2つの区分を設ける。.. 「挑戦的研究」においては、種目の趣旨を踏まえた真に挑戦的な研究課題を支援する観点から、採択率の考え方等審査の進め方に関して「基盤研究」種目群と明確に異なる取扱いを行う。具体的には、制度の趣旨に沿った質の高い研究課題を選び抜くため、科研費の全体目標である採択率30%の目標にとらわれず、採択件数を一定数に絞る。(page 10)” (太字強調は当サイト)
    • 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について(参考資料)  (PDF:1007KB) PDF
    • 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について(関連データ集)(その1)  (PDF:2204KB) PDF
    • 科研費による挑戦的な研究に対する支援強化について(関連データ集)(その2)  (PDF:1874KB) PDF

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本学術振興会ウェブサイトによると、平成29年度の科学研究費補助金(科研費)の交付内定の通知が2017年4月1日に行われました。内定通知があった研究種目は、特別推進研究、新学術領域研究、基盤研究、若手研究、研究活動スタート支援です。ちなみに、挑戦的研究(開拓)と挑戦的研究(萌芽)の交付内定の時期は、7月です(参考:公募から交付決定までのスケジュール)。

 

参考

  1. 2017年4月1日 平成29年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別推進研究、新学術領域研究、基盤研究、若手研究、研究活動スタート支援)の交付内定について
  2. 2017年4月1日 平成29年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(基盤研究(C)、若手研究(B))の交付内定について
  3. 2017年4月1日 平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究(B)及び若手研究(A))(平成24年度から平成26年度採択の研究課題)の交付内定について
  4. 成29年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(特別推進研究、新学術領域研究、基盤研究、若手研究、研究活動スタート支援)の交付内定について 別紙1:平成29年度科学研究費助成事業の交付内定・交付決定の日程(予定)(PDF)
  5. L-Rad(エルラド)は、未活用の研究申請書をキーとした、研究者と企業とのマッチングサービス。 科研費などの公的資金、民間助成金につぐ、第三の研究者資金獲得手法として、各方面から注目されているサービスです。
  6. 科研費不採択研究にフロンティアあり 不採択申請書のDB「L-RAD」への登録研究者が500人を突破 (日経バイオテク 2016.09.07 00:00 小崎丈太郎):”科研費(科学研究助成金/学術研究助成基金助成金)に申請しても採択されなかった不採択申請書をデータベース(DB)に登録、一定のルールに従って企業が閲覧し、産学連携を推進するシステムL-RAD(https://l-rad.net/)に参加した研究者の数が、9月1日までに502人(200大学・研究機関)に達した。”

 

科研費に纏わるつぶやき(TWEETS)

 

CREST・さきがけ 応募締め切り迫る!

科学研究費補助金(科研費)がボトムアップ型なのに対して、「CREST」や「さきがけ」は日本が国の政策として研究の方向性を予め決めて行う、いわゆるトップダウン型の研究助成です。

「CREST」は、科学技術イノベーションに大きく寄与する卓越した成果を創出するネットワーク型研究(チーム型)で、研究期間は5年半以内、研 究 費は総額1.5 ~ 5 億円/ チーム。平成27年度第1期CREST研究提案募集に対する応募の締め切りが5/19( 火) 正午。

「さきがけ」は科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出するネットワーク型研究(個人型)で、研究期間は3年半以内、研 究 費が総額3 ~ 4 千万円。平成27年度第1期さきがけ研究提案募集応募締め切りが5/12( 火) 正午。

CRESTやさきがけに応募するにあたっては、トップダウン型という特質を理解したうえで申請書を書く必要があります。

JSTグラントの申請書のポイント
•戦略目標にそって研究総括が定めた「領域のねらい」、「募集に当たって」などが公表されます。
•いくら基礎的にすぐれた研究でも、「領域のねらい」に合致しないと採用されません。
•研究論文ではありません。あくまで研究課題の提案を書いて下さい。専門外の方も審査に加わります。わかりやすく、図をまじえて書いて下さい。
•これまでの研究成果もすべて書くのではなく、当課題の提案の根拠になるものにとどめて下さい。

申請書の審査ポイント
•オリジナリティがあるか。
•個人(CRESTの場合研究代表者のチーム)の貢献がどの程度あるか。
•期間内にどこまでしようとしているのか。
•計画は申請金額に見合っているか。
•基礎となる予備研究があるか。
•パブリケーションの能力があるか。
(引用元:JST CREST,さきがけの特徴と申請のポイント http://home.sato-gallery.com/research/Grant-Proposal-JSTkobe2014.pdf

CREST

研究領域

(研究領域ウェブサイトへのリンク)

研究総括 戦略目標 発足年度
現代の数理科学と連携するモデリング手法の構築 坪井 俊
(東京大学 大学院数理科学研究科 教授)
平成27年4月6日 坪井 俊 研究総括による研究領域趣旨説明
社会における支配原理・法則が明確でない諸現象を数学的に記述・解明するモデルの構築 平成
26年度
人間と調和した創造的協働を実現する知的情報処理システムの構築 萩田 紀博
(国際電気通信基礎技術研究所取締役/社会メディア総合研究所所長)
平成27年4月6日萩田紀博研究総括による研究領域趣旨説明
人間と機械の創造的協働を実現する知的情報処理技術の開発
統合1細胞解析のための革新的技術基盤 菅野 純夫
(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)
生体制御の機能解明に資する統合1細胞解析基盤技術の創出
二次元機能性原子・分子薄膜の創製と利用に資する基盤技術の創出 黒部 篤
(株式会社東芝 研究開発センター 理事)
二次元機能性原子・分子薄膜による革新的部素材・デバイスの創製と応用展開
再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの製造とその利用のための革新的基盤技術の創出 江口 浩一
(京都大学 大学院工学研究科 教授)
再生可能エネルギーの輸送・貯蔵・利用に向けた革新的エネルギーキャリア利用基盤技術の創出 平成
25年度
素材・デバイス・システム融合による革新的ナノエレクトロニクスの創成 桜井 貴康
(東京大学 生産技術研究所 教授)
横山 直樹(副研究総括)
(株式会社富士通研究所 フェロー)

平成27年4月7日 桜井貴康研究総括より説明
情報デバイスの超低消費電力化や多機能化の実現に向けた、素材技術・デバイス技術・ナノシステム最適化技術等の融合による革新的基盤技術の創成
超空間制御に基づく高度な特性を有する革新的機能素材等の創製 瀬戸山 亨
(三菱化学株式会社 フェロー・執行役員/株式会社三菱化学科学技術研究センター 瀬戸山研究室長)
平成25年4月26日 H25年度公­募説明会 瀬戸山 亨 研究総括
選択的物質貯蔵・輸送・分離・変換等を実現する物質中の微細な空間空隙構造制御技術による新機能材料の創製
科学的発見・社会的課題解決に向けた各分野のビッグデータ利活用推進のための次世代アプリケーション技術の創出・高度化 田中 譲
(北海道大学 大学院情報科学研究科 特任教授)

平成27年4月6日 田中 譲 研究総括による研究領域趣旨説明
分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化
ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化 喜連川 優
(国立情報学研究所 所長/東京大学生産技術研究所 教授)

平成27年4月6日 喜連川 優 研究総括による研究領域趣旨説明
分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化

さきがけ

研究領域(研究領域ウェブサイトへのリンク) 研究総括 戦略目標 発足年度
社会的課題の解決に向けた数学と諸分野の協働 國府 寛司
(京都大学 大学院理学研究科 教授)
H26年度さきがけ「数学協働」領域(研究総括:國府寛司)募集説明会
社会における支配原理・法則が明確でない諸現象を数学的に記述・解明するモデルの構築/分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化 平成
26年度
社会と調和した情報基盤技術の構築 安浦 寛人
(九州大学 理事・副学長)
2015年4月2日さきがけ「社会情報基盤」領域(研究総括:安浦 寛人)募集説明会)
人間と機械の創造的協働を実現する知的情報処理技術の開発/分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化
統合1細胞解析のための革新的技術基盤 浜地 格
(京都大学 大学院工学研究科 教授)
生体制御の機能解明に資する統合1細胞解析基盤技術の創出
再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの製造とその利用のための革新的基盤技術の創出 江口 浩一
(京都大学 大学院工学研究科 教授)
再生可能エネルギーの輸送・貯蔵・利用に向けた革新的エネルギーキャリア利用基盤技術の創出 平成
25年度
素材・デバイス・システム融合による革新的ナノエレクトロニクスの創成 桜井 貴康
(東京大学 生産技術研究所 教授)
横山 直樹(副研究総括)
(株式会社富士通研究所 フェロー)
平成27年度募集さきが­け選考方針 横山直樹副研究総括
情報デバイスの超低消費電力化や多機能化の実現に向けた、素材技術・デバイス技術・ナノシステム最適化技術等の融合による革新的基盤技術の創成
疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出 小田 吉哉
(エーザイ・プロダクトクリエーション・システムズ バイオマーカー&パーソナライズド・メディスン機能ユニット プレジデント)
H25年度 CREST及びさきがけ募集説明会 「疾患代謝産物」領域(2) さきがけ研究領域「疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく 革新的医療基盤技術の創出」(小田吉哉研究総括)
疾患実態を反映する生体内化合物を基軸とした創薬基盤技術の創出
超空間制御と革新的機能創成 黒田 一幸
(早稲田大学 理工学術院 教授)
H25年度 さきがけ公募説明会「超空間制御」領域 黒田研究総括
選択的物質貯蔵・輸送・分離・変換等を実現する物質中の微細な空間空隙構造制御技術による新機能材料の創製
ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化 喜連川 優
(国立情報学研究所 所長/東京大学生産技術研究所 教授)
平成27年4月6日 喜連川 優 研究総括による研究領域趣旨説明
分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化

(引用元:JST 科学技術振興機構 研究提案を募集する研究領域(第1期)、およびYOUTUBEより関連動画をピックアップ)

参考

  1. 研究提案を募集する研究領域(第1期)(JST 科学技術振興機構)
  2. 平成27年度 第1期 CREST・さきがけ 研究提案募集リーフレット(PDF)(JST 科学技術振興機構)