「 がん 」 一覧

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日本が2050年までに実現させるムーンショットな研究テーマ6個

1000億円を使って実現させる夢のある(?)実現が無理そうな(?)研究を助成するムーンショット制度のテーマが発表されていました。これは研究者の自主性やユニークなアイデアが尊重される科研費のようなボトムアップ型の助成とはことなり、国策として選定された研究領域を重点的に支援するトップダウン型の研究助成です。 研究領域の設定を間違うと、やる価値のない研究に莫大な研究費を投入してしまって、全てが無駄になります。また、研究領域を設定する段階ですでに採択されそうな研究者が決まっている場合には、研究費配分の公正さに疑問が付きます。 以前、公募された中から絞られたムーンショット研究課題の候補を紹介しましたが(記事)、最終的にはどのような研究テーマが設定されたのでしょうか? 世の中の反響(ツイート)とともに紹介します。 ムーンショット目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」 人がカラダから解放されるというのは、脳を直接ロボットにでもつなぐのかなと思いました。しかし、脳からも解放するというので、だとしたら人間から「意識」を吸い出してそれを、人工知能にコピーするのかな。そうすれば、クラウド上に自分の意識が存在して空間や時間の制約からも解放されたことになりそう。しかし、電気代がかかるので、エネルギーの制約からは逃れられない。 あるいは、人間死んだらカラダからも脳からも空間からも時間からも解放されるってことか。2050年までに人類が滅んで、死んだあと霊魂になっていれば、霊魂の集まりとしての社会は存続できそう。 SFなのかオカルトなのかわからない、全く見通しのない研究テーマに思えます。 内閣府「あと30年で人間が身体・脳・時間・空間から解放された社会を実現する」って、ムーンショットの意味を宗教団体のお題目と間違えてねーか?そもそもそんな所を目指したい国民いるのか? 目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現https://t.co/KS4hJJw6is — CDB (@C4Dbeginner) February 8, 2020     ムーンショット目標2:2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」 がんのリスクとなる遺伝はすでに多数同定されていることを考えれば、超早期に疾患の予測を行うことは、かなり現実的。予防にまでつなげるのはチャレンジですが、この研究テーマが一番内容がわかりやすく、かつ、実現が可能そう。 内閣府が発表したムーンショット計画の中に「超早期の疾患の予測と予防」ってのがあるのだけど、脳梗塞や心筋梗塞のような生活習慣病であれば、既にかなりの精度で予測できているし、治療法も確立されている件。問題は簡単な治療すら拒否する患者さんなんだけどね。 pic.twitter.com/tCulAI0wuK — Ghostface melOn@3.1東京マラソン (@Ghostface_melOn) February 7, 2020   ムーンショット目標3:2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」 自ら学習し行動するロボットに何をさせましょうか。自分の代わりに職場に出かけていって仕事をするロボットとか。自分の代わりに東大を受験して合格してくれるロボットとか?(関連記事)   ムーンショット目標4:2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 資源ごみはリサイクルしましょうという運動の徹底か。   ムーンショット目標5:2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出 …

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肝腫瘍に対する経皮的ラジオ波凝固療法(Radiofrequency ablation; RFA)

  2019/11/04    医学, がん, 肝臓がん

経皮的ラジオ波凝固療法の実際 Radiofrequency ablation of liver tumors • Oncolex 2013/09/13 Institute for Cancer Genetics and Informatics   Radiofrequency ablation (RFA)の原理 実際に右の腎臓のところにできた腫瘍をRFAで焼き殺して治療している例。 Radiofrequency Ablation 2013/06/22 Doctor Klioze

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腫瘍マーカーPSA, AFP, CEA

  2019/11/04    医学, がん

Clinical Chemistry – Tumour Markers as Diagnostic Tests for Cancer 2018/12/06 LaboTube Channel

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肝臓がんについて

  2019/11/04    医学, がん, 肝臓がん

肝臓がんの概観 Liver Cancer | Advancements in Treatment Options 2017/06/05 Johns Hopkins Medicine 治療方法について 肝臓がんの治療方法は多様であり、がんの状態に合わせて選択されるそうです。下の動画では、UCLAの放射線医が、インターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology; IVR)による治療として、Thermal ablation(Radiofrequencey Ablation (RFA)経皮的ラジオ波焼灼療法), Microwave Ablation (MWA))、 Transarterial chemoembolization (TACE)、 Transarterial Y90 Radioembolizationの3つの方法を紹介しています。 Minimally Invasive Treatment for Liver Cancer – Sid Padia, MD | UCLAMDCHAT …

がん免疫療法 免疫チェックポイント阻害薬(ICI) Ipilimumabの効果 ~抗CTLA-4抗体~

  2019/11/03    医学, がん, 免疫学, 腫瘍学

2018年に本庶佑博士とともにノーベル医学生理学賞を受賞したジェームス・アリソン博士が、最初の臨床試験のことを語るインタビュー動画。 2015 Lasker DeBakey Clinical Medical Research Award 2015/09/07 Albert and Mary Lasker Foundation Talks@12: Immunotherapy: An Answer to Cancer? 2017/11/07 Harvard Medical School   抗CTLA-4抗体(免疫チェックポイント阻害薬)の最初の臨床試験で効果があった患者さんのストーリー Sharon Belvinさんのストーリー 上の動画でも登場したSharon Belvinさんのストーリー。 She’s the Answer to Cancer…and So Are You 2016/05/06 Cancer …

2018年ノーベル生理学医学賞は本庶佑博士とJames Allison博士が受賞

  2018/10/01    医学, ノーベル賞, がん, 免疫学

2018年ノーベル生理学医学賞が日本時間2018年18時30分に発表されました。 2018年ノーベル生理学医学賞発表の瞬間 Announcement of the Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018   免疫制御分子の発見とがん治療への応用の研究に関して、本庶佑博士とジェームズ・P・アリソン(James Patrick Allison)博士が共同受賞しました。 【ノーベル賞受賞】本庶佑 京都大学名誉教授 記者会見 【ノーベル賞受賞】本庶佑 京都大学名誉教授 記者会見 生中継(ニコニコ生放送)(20:20終了) ノーベル医学生理学賞に京大・本庶氏 午後7時20分から会見(2018年10月1日) (06:06~)この度はノーベル医学生理学賞を頂くことになりまして大変名誉なことだと喜んでおります。これはひとえに、長いこと苦労してきました共同研究者、学生諸君、また、さまざまな形で応援して下さった方々、また、長い間支えてくれました家族、ほんとに言い尽くせない多くの人に感謝いたしております。1992年のPD-1の発見とそれに続く極めて基礎的な研究が、新しいがん免疫療法として臨床に応用され、そして、たまにではありますが、この治療法によって重い病気から回復して元気になった、あなたのおかげだと言われる時があると、本当に私としては自分の研究がほんとに意味があったということを実感し何よりもうれしく思っております。そのうえにこのような賞を頂き大変、私は幸運な人間だというふうに思っております。今後この免疫療法がこれまで以上に多くのがん患者を救うことになるように、一層、私自身ももうしばらく研究を続けたいと思いますし、世界中の多くの研究者がそういう目標に向かって努力を重ねておりますので、この治療法がさらに発展するようになると期待しております。また、今回の基礎的な研究から臨床につながるような発展ということで授賞できたことによりまして、基礎医学分野の発展がいっそう加速し、基礎研究に関わる多くの研究者を勇気付けるということになればわたしとしてはまさに望外の喜びでございます。 (質疑応答 10:05~) 本庶佑 京都大学名誉教授・特別教授のノーベル賞受賞記者会見【動画&書き起こし】  報道 <ノーベル賞>医学生理学賞に 本庶佑氏 京都大名誉教授   2018年ノーベル生理学医学賞は本庶佑博士とジェームズ・P・アリソン博士 BREAKING NEWS The 2018 #NobelPrize in Physiology …

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がん幹細胞ニッチ内のがん抑制遺伝子Fbxw7

  2015/01/03    がん

がん抑制遺伝子Fbxw7の「がん幹細胞ニッチ」における働きを九大の研究グループが発見 細胞外環境を標的とする新しい治療戦略の可能性も がんの細胞外環境(”がん幹細胞ニッチ”)を標的とする新しい治療戦略の可能性を示す研究成果を、九州大学の研究グループがThe Journal of Clinical Investigation誌に発表しました。 九州大学プレスリリースによると、この研究成果のポイントは、 がんニッチの形成に関わる重要たんぱく質「Fbxw7」が「CCL2」を抑制する作用をもつことを発見 Fbxw7が低下するとCCL2が上昇し、がん転移が増加する。 上昇したCCL2を阻害するプロパゲルマニウム(既に肝炎治療薬として臨床的に使用されている既存薬)によって、がん転移を強力に抑制することに成功。 とのことです。 論文の要旨 The gene encoding F-box protein FBXW7 is frequently mutated in many human cancers. Although most previous studies have focused on the tumor-suppressive capacity of FBXW7 in tumor cells …