東北大学は東大や京大を押しのけて、ただ一校初めての「国際卓越研究大学」に採択(正確には認定候補に選定)され世間を驚かせたばかりです。ところが、国際卓越研究大学採択の重要な評価基準であった若手研究者の安定雇用推進に関して、東北大学が行ってきたテニュアトラック制度は、とてもテニュアトラック制度とは呼べない代物であったことが報道され、再度世間を驚かせています。
何とか細胞でネイチャーに二報の論文を同時に出して世間を驚かせ、全てが捏造だったことで再度世間を驚かせたあの事件から受けた衝撃に近いものを自分は感じます。
捏造データでネイチャー論文出すのと、偽テニュア制度で「国際卓越研究大学」採択をゲットするのと、何も変わらん。これはリトラクト案件でしょ。 https://t.co/t05qCqoABC
— 日本の科学と技術 (@scitechjp) September 22, 2023
自分には、東北大学が若手研究者を欺き、世間を欺き、国を欺いて10兆円ファンドを手にいれたようにしか見えません。「東北大学テニュアトラック制度は、一般的なテニュアトラック制度ではない」(by東北大)って、一体どういう日本語ですか?それ、文科省にもちゃんと説明していました?
これとは直接関係ないけど、以前東北大学の別の副学長が、「優秀な若手男性がポストに恵まれないことは周囲を見ていて無いと思います。」とほざいたことをまた思い出してしまいました。
テニュアを餌に優秀な若手研究者を東北大学に誘き寄せて、東北大学の論文業績を上げるのに利用しておきながら、テニュア審査の機会すら与えずに使い捨てるということを続けてきた大学の執行部の中の人が、「優秀な若手男性がポストに恵まれないことは周囲を見ていて無いと思います。」と発言していたのかと思うと、また別の種類の衝撃が来ますね。研究者として生き残るために命がけで生きている若い人が、こういう大学や文科省の作り出す不条理な状況に翻弄されて消耗してしまうのであれば、やはり学部学生に対してむやみに大学院進学を勧めていいものではないなと改めて思います。
- 採用された職員のうちテニュアになれているのはほんのわずかで「10人に1人くらい」「1割もいない」
- そもそもテニュアのいすを用意せずに職員を公募
- 若手研究者がどれだけ頑張っても、テニュアにはなれないことが初めから決まっている
- テニュア審査を受けるためにポストの照会をしてもらったが、(受け入れ先となる工学部や理学部などの)部局にポストの空きがないので却下され、そこで終わった
(卓越大内定の東北大学が「名ばかりテニュアトラック」、「若手研究者の安定雇用推進」の看板倒れ 9/22(金) 5:32 東洋経済オンライン)
目次
- 1 東北大の言い訳
- 2 東北大学のプレスリリースにおけるテニュアトラック制度の説明
- 3 東北大学テニュアトラック教員募集要項の逃げ
- 4 東北大の当局と部局のやっていることのチグハグさ
- 5 東北大のやっていることは詐欺ではないの?
- 6 若手研究者を使い捨てる東北大学
- 7 東北大のいい加減さと文科省の無責任さ
- 8 文科省が作る日本の研究業界の未来
- 9 本質的な問題点
- 10 東北大学の日本語は一般的な日本語ではないことについて
- 11 東北大構文の確立とその影響
- 12 他大学のやり方と東北大学のやり方との比較
- 13 東北大学の運営・大学運営について
- 14 一部では以前から問題視されていた東北大テニュアトラック制度
- 15 大丈夫か東北大学
- 16 研究業界の闇
- 17 テニュアに関する豆知識
- 18 報道
東北大の言い訳
小谷元子 理事・副学長(研究担当)「テニュアトラックとして公募しているのではなく、学際科学フロンティア研究所の教員として公募している。テニュアトラック職として採用するとは一度も言っていないので、テニュア審査(があるかどうか)については説明をする必要がない」
(卓越大内定の東北大学が「名ばかりテニュアトラック」、「若手研究者の安定雇用推進」の看板倒れ 9/22(金) 5:32 東洋経済オンライン)
「東北大学テニュアトラック制度は、一般的なテニュアトラック制度ではない」
(小谷元子 理事・副学長(研究担当))(卓越大内定の東北大学が「名ばかりテニュアトラック」、「若手研究者の安定雇用推進」の看板倒れ 9/22(金) 5:32 東洋経済オンライン)
審査の上テニュアを与えると言ったな!#東北大学 pic.twitter.com/7Kyt6kT4ad
— テスラン (@KillCO2) September 23, 2023
おいおいウソつくのもいい加減にせーやと言いたくなりますね。プレスリリースではっきりとテニュアトラックという言葉の説明をしています。
2018年正式制度として告知時のリリースには【テニュアトラック制度とは】という注記で「審査を経てより安定的な職(テニュアポスト)を得ることができる仕組み」と自ら強調しているので「名ばかり制度」の批判の種は最初からまいている
東洋経済にした釈明と整合性がないhttps://t.co/duoQlmMIth
— 青株ブログ (@investjpstock) September 22, 2023
これはどう考えても研究者にとっての通常のテニュアトラック制度ですよね。「東北大学テニュアトラック制度は、一般的なテニュアトラック制度ではない」という言い訳も凄い。日本語がまともに使われていなくて、もうお話にならない。募ったけど募集していないとか言っていた政治家と同じ語法を、科学者までもが使うような国に堕ちてしまったんでしょうか、日本は。
なんか貼ってあった@東北大 pic.twitter.com/6vl8ryk07m
— kashi (@mkashi) September 23, 2023
数学者なら「テニュアトラック」と「東北大学テニュアトラック」を厳密に定義するところから始めて欲しいよね。
東北大、「名ばかりテニュアトラック」への言い分 #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/oC4JbKS9ih
— 井田遥 (@HalQaida) September 23, 2023
- 小谷元子 理事・副学長 略歴 氏 名:小谷 元子(こたに もとこ) 学 歴: 昭和58年3月 東京大学理学部数学科卒業 令和 2年4月 東北大学理事・副学長 専門分野:数学、微分幾何学、離散幾何解析学 mofa.go.jp
東北大学のプレスリリースにおけるテニュアトラック制度の説明
「東北大学テニュアトラック制度は、一般的なテニュアトラック制度ではない」し「テニュアトラック職として採用するとは一度も言っていない」という弁明が成り立たないのは、下で紹介するプレスリリースを読めば明らかでしょう。
【発表のポイント】
本学では、世界から優秀な若手研究者を集め、その中からさらに優秀な若手研究者に安定かつ独立した研究環境を提供する全国に先駆けた全学的テニュアトラック制度を創設します。
今回、本制度の創設を踏まえ、本日付けで学際科学フロンティア研究所の教員公募を開始します。
【概要】
本学では、他大学に先駆けた独自財源の取組として、平成25年4月に設置した学際科学フロンティア研究所において、学際研究を推進する優秀な若手研究者を国際公募により採用し、独立した研究環境の下で研究を実施、任期満了後(最長5年)は、学内外に国際的トップレベル研究者として輩出してきました。
これまでの本学における若手研究者養成の実績を踏まえ、特に優秀な若手研究者の本学への定着とさらなる活躍機会を創出するため、「学際科学フロンティア研究所を活用した東北大学テニュアトラック制度」を創設することとしました。
本制度の創設により、本学の研究力の更なる向上を目指します。
【学際科学フロンティア研究所 教員公募URL】
http://www.fris.tohoku.ac.jp/recruit/invitation/detail—id-498.html
【テニュアトラック制度とは】
公正で透明性の高い選考により採用された若手研究者が、任期付の雇用形態で自立した研究者として経験を積み、審査を経てより安定的な職(テニュアポスト)を得ることができる仕組みをいいます。
上のプレスリリースでは、テニュアトラック制度の説明をとして、明らかに、一般的なテニュアトラック制度の意味で説明しています。そしてそのプレスリリースの中で教員公募URLを貼って「平成31年度採用 新領域創成研究部 助教公募(10名)」の募集をかけているわけです。そしてその募集の要項には、「任期は採用日より3年。(再任審査後最長2年の更新あり)また、東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で極めて顕著な業績を挙げ優秀と判定された場合で、かつ学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがあります。」と書いたので、東北大学は「テニュアトラック職として採用するとは一度も言っていない」などというガキの言い訳みたいなことを後から言って逃げ切ろうとしているということのようです。表向きにテニュアトラックと明言している以上、「テニュアトラック職として採用するとは一度も言っていない」などという言い逃れが通用するはずがありません。
- 東北大学テニュアトラック普及・定着事業
- 東北大学学際科学フロンティア研究所テニュアトラック制度に関する内規
- 学際研テニュアトラック制度概要 本プログラムで採用された助教は、テニュアトラック教員として採用後3年目から5年目の間にテニュア審査を受けます。テニュア審査合格者は、テニュアを付与した助教になります。
東北大学はテニュアトラック制度に関するウェブサイトをつくって、テニュアトラックがどういう制度か説明していますが、説明を読むといたって通常のテニュアトラックです。
テニュアトラック制度とは公正で透明性の高い選考により採用された若手研究者が、審査を経てより安定的な職を得る前に、任期付の雇用形態で自立した研究者として経験を積むことができる仕組みをいいます。(東北大学テニュアトラック普及・定着事業)
東北大学テニュアトラック教員募集要項の逃げ
報道によれば、応募時の文言は、「東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で極めて顕著な業績を挙げ優秀と判定された場合で、かつ学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがある」と書いてあるとのことです。世界の若手研究者の活躍機会創出のため50名規模の東北大学テニュアトラック制度を創設などとプレスリリースしてはでにぶち上げておきながら、募集要項では巧妙に逃げ道を作っていたというわけです。世間(文科省)に対するアピールと、実際の採用とのギャップが酷いものです。
東北大学 学際科学フロンティア研究所 教員公募 公募人員 助教14名
着任時期 2020 年1月1日以降のなるべく早い時期 または 2020 年4月1日 (応相談)
任期は採用日より3年。(再任審査後最長2年の更新あり)また、東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがあります。
https://www.fris.tohoku.ac.jp/media/files/_u/topic/file1/2019j_recruiting_assistantprof.pdf
確かにそういう文言を使っている公募もありますね。
令和3年新規採用 新領域創成研究部 助教公募(6名)
応募締切:2020年7月28日 17時
任期は採用日より5年。(再任は不可)また、東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがあります。
https://www.fris.tohoku.ac.jp/recruit/invitation/detail—id-773.html
令和2年度 新規採用 新領域創成研究部 助教公募(14名)
応募締切:2019年8月1日
公募人員 助教 14名
着任時期 2020年1月1日以降のなるべく早い時期 または 2020年4月1日 (応相談)
任期は採用日より3年。(再任審査後最長2年の更新あり)また、東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがあります。
https://www.fris.tohoku.ac.jp/recruit/invitation/detail—id-604.html
平成31年度採用 新領域創成研究部 助教公募(10名) 応募締切:平成31年4月1日
着任時期 平成31年 4月 1日
任期は採用日より3年。(再任審査後最長2年の更新あり)また、東北大学のテニュアトラック推進に関する方針により、任期終了時点で極めて顕著な業績を挙げ優秀と判定された場合で、かつ学内の研究科・研究所等の採用計画と合致した場合は、審査により当該研究科・研究所等の准教授として採用することがあります。
https://www.fris.tohoku.ac.jp/recruit/invitation/detail—id-498.html
新領域創成研究部は、東北大学 学際科学フロンティア研究所の中の組織のようですし、学際科学フロンティア研究所テニュアトラック制度というウェブサイトにテニュアトラックの説明がありますので、通常のテニュアトラック制度ではないと言われても困りますね。
東北大の当局と部局のやっていることのチグハグさ
この文言を含まないごく普通のテニュアトラック公募もあるようです。学科ごとにテニュアトラック制度を運用しているということなのでしょうか。
東北大にもちゃんとしたテニュアトラックはあるんやな。
学際ナンチャラが偽テニュアトラックなだけなのか、、、?— uhea (@uhea) September 22, 2023
東北大学大学院理学研究科 数学専攻 テニュアトラック教員公募
職名及び募集人員:テニュアトラック助教 1名
採用予定時期:2023 年 9 月 1 日以降.具体的な着任日は応相談
テニュア付与に係る審査:採用から 3 年目終了時までに中間評価に係る審査を実施し,任期満了の1年 前までにテニュア付与に係る審査を行う.テニュア付与に係る審査に合格した場合にはテニュアを付与 する.また,特に優秀と認められたときには,助教よりも上位の職に昇任させる場合がある.
http://www.math.tohoku.ac.jp/koubo/2023/20230411.pdf
東北大学大学院理学研究科 物理学専攻 テニュアトラック教員公募(9/30締切)
テニュアトラック助教1名 (ただしテニュア付与に係る審査に合格した場合は准教授)
採用から3年目終了時までに中間評価に係る審査を実施し,任期満了の1年前までにテニュア付与に係る審査を行う.テニュア付与に係る審査に合格した場合にはテニュアを付与するとともに量子ダイナミクス研究室の准教授として昇任させる.
応募締切 2023年9月30日(土)必着
https://www.sci.tohoku.ac.jp/recruit/post-20230930-2.html
東北大学加齢医学研究所教員公募 テニュアトラック准教授
勤務形態 常勤(テニュアトラック) 5年以内にテニュア資格審査委員会による審査をへて、任期の定めのない教員として嘱任することがある。
募集期間 令和5年9月30日(日本時間)までhttps://www.idac.tohoku.ac.jp/site_ja/recruit/17416/
東北大学大学院理学研究科 地球物理学専攻 テニュアトラック教員公募
職名及び募集人員:テニュアトラック助教 1名
採用予定時期:2023 年 10 月 1 日以降.具体的な着任日は応相談
テニュア付与に係る審査:採用から 3 年目終了時までに中間評価に係る審査を実施し,任期満了の1年 前までにテニュア付与に係る審査を行う.テニュア付与に係る審査に合格した場合にはテニュアを付与 する.また,特に優秀と認められたときには,助教よりも上位の職に昇任させる場合がある.
https://www.gp.tohoku.ac.jp/information/images/tenure-track.pdf
東北大のやり口を解説してみせたツイートを紹介。なるほどです。部局を運営する人たちは通常のテニュアトラック制度を実施しており、それとは別に大学当局が「東北大学テニュアトラック制度」で大量の若手研究者を雇用して文科省に対する点数稼ぎをしていたようです。
2. 多分各部局はまともなので、テニュアのポジションが確保できる範囲でのみテニュアトラックポジションを設定。
3. テニュアトラックポジションを増やしたい大学本部は、学際研なる(テニュアポジションはあまりないであろうセンター)で「東北大テニュアトラック」教員を募集。
— NAKAJIMA, Daisuke (@D_N_1975) September 22, 2023
そうなんですか。東北大、数年前から雇い止めでも話題になってましたね。
そんな経営手腕なんて卓越大学指摘のとき東北大学が提出した計画書ですが、かなり実現に無理があるとも聞きました。文科省の見る目のなさも悪い。
数年後、ボロボロになってないといいのですが‥— りんたろう(K) (@SSm265ueIgIiao0) September 23, 2023
東北大のやっていることは詐欺ではないの?
卓越大(いわゆる10兆円ファンドの支援対象)に東北大が選ばれた審査においては、テニュアトラックの全学展開が無視できない評価ポイントだったように思われるが、東北大テニュアトラックがテニュアトラックでないのならば「人を欺いて財物を交付させた」に該当するだろうかhttps://t.co/oVLJ51WcFg pic.twitter.com/cP8TAu9bEK
— ACTIVE GALACTIC (@active_galactic) September 22, 2023
—-
東北大学のやっていることは、誇大広告、求人詐欺のたぐいで非常に悪質である。嘘をついた大学が、国からの補助金やファンドをせしめることなどあってはならないし、そもそもたった1つの大学に集中的に金を出すやり…#Yahooニュースのコメントhttps://t.co/YXh0RoCcdA— 日本の科学と技術 (@scitechjp) September 23, 2023
卓越大内定・東北大が「名ばかりテニュアトラック」 「若手研究者の安定雇用推進」の看板倒れ | 若手研究者が潰される国・日本 | 東洋経済オンライン
大学ぐるみで政府や応募者を
騙したということなのですかね https://t.co/cundFTKH9L— necocco地球儀×6(PPPMPP) (@necocco8) September 23, 2023
これは、普通に詐欺では?社会通念化している用語を使い、内容は別物。しかも、単に紹介しますとか、あってないような施策。大学の開き直りも凄い。
若手はみんな東北大避けるのでは?国際卓越でノルマも厳しそうだし。
https://t.co/6ZOVCrL5zU— 荒川豊 | 九大 (@rkwy) September 22, 2023
これはひどいな。東北大のテニュアトラック詐欺の話。これが小谷元子先生の本音なら、小谷もひどい。いずれにしろ、これは詐欺行為 |
東北大、「名ばかりテニュアトラック」への言い分 #東洋経済オンライン https://t.co/DDu93PDpGh
— あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 (@kikumaco) September 22, 2023
東北大のテニュアトラックの名称詐欺は呆れる他ないが、そもそも日本の助教をassistant professor と訳すのも詐欺に近い。東北大の場合は独立ポスドクないし独立任期付助教と呼称すべきだが、それだと補助金が付かないというここでも制度の作り付けの悪さと倫理観の欠如が見て取れる。
— Eagle (@Samurai2155) September 23, 2023
東北大詐欺テニュアトラックは確かに詐欺なんだけど大体他所のテニュアにさくっと決まって行くので任期付きポストとしてはわりと良い環境なのかもしれないと思ったり。詐欺だけど。
— tatarina (@tatary) September 21, 2023
全然上がれない、上がれても URA になった、みたいな話はちょうど物理学会で東北大の人たちから聞きました(以前からそういう噂は聞いていました)。面接等で言われる詳細、審査が行われるか、実際のテニュア昇格の割合は僕はちゃんと調べていません。
— OKUMURA, Akira(奥村 曉) (@AkiraOkumura) September 22, 2023
東北大が「東北大学テニュアトラック制度」は一般的な「テニュアトラック制度」ではないと言って逃げるのは詐欺じゃないかと自分は思います。応募する研究者を欺いていること、文科省を欺いていることの2つの点で非常に悪質なのではないでしょうか。東北大が国際卓越大学に応募したときの書類にどう書いていたのか、テニュアトラックの補助金を受けていたのか(もしそうならどうアピールしていたのか)はかなり大事な話で、もしそこで一般的なテニュアトラックだという説明をしていたのであれば、虚偽の申告で補助金を得ているわけですから、本当の意味で詐欺なんじゃないかと思います。
東北大の名ばかりテニュアが暴露されたのか。あれ、その少し前から文科省がテニュアトラック制度にだしていた補助金を使っていたのか気になっていたが、そこまでは突っ込んでいないのか。
— 竹本テツ子⚡️ (@tedie) September 23, 2023
若手研究者を使い捨てる東北大学
この小谷副学長のコメント。
今まで見聞きしてきた大学関係者のコメントのなかで、群を抜いて最低。他人の人生を何だと思っているんでしょうか。
「東北大学テニュアトラック制度は先ほど申し上げた通りのもので、テニュアトラック制度ではないので、そこは誤解がないようにしていただきたい。」
— 学科長の犬 (@Nene787147251) September 21, 2023
東北大は灰になるまで燃やされればいいよ。若手の研究者人生をなんだとおもってんだ。研究大学の一番のvalueは研究者なのに、あまりに馬鹿にしてる。
— Kemtaro (@oxt23) September 23, 2023
採用に繋がらない「東北大テニュアトラック制度」って、要は何がしたいんだろう?
若手に業績を出させて、東北大学の業績としてカウントしたい?
若手教員比率を上げるのに利用したい?
ポスドク雇用経費を節約したいラボが利用している?(メンター教授のラボに所属することになっているらしい)
— 疑問を発するチャンネル (@kyoinSince2023) September 23, 2023
大学としての研究業績を上げるために若手の研究者を使い捨てていく東北大学独自の方式が高く評価されている。
「「テニュアトラック制度の全学展開を図っていること」が、評価ポイントの1つとして挙げられている。」 https://t.co/zaUtlZwvqQ— 増田の准教授 (@ProfMasuda) September 21, 2023
「東北大学テニュアトラック制度は先ほど申し上げた通りのもので、テニュアトラック制度ではないので、そこは誤解がないようにしていただきたい」
えっ?
詐欺罪だろうし、テニュアトラック制度に夢や希望をもって挑戦する研究者を踏みつける行為だと思います。https://t.co/h3iw8pJ6zs— つかの@量子コンの入門書発売中 (@snuffkin) September 22, 2023
東北大のテニュアトラック詐欺は非常に悪質。
若い研究者の希望を奪う点で非常に悪質。大学ぐるみ詐欺
— あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 (@kikumaco) September 22, 2023
人の人生を狂わせ、アカデミアの信用も歪める、おぞましいしい行為。審査した文科省も何も分かってなくて酷すぎるし、東北大は詐欺行為を改めて、業績のある人は審査の上きちんとテニュアを出すべき。 https://t.co/7X51SN8Yrj
— 智 (@monet_hilbert) September 22, 2023
”東北大学テニュアトラック制度は一般のテニュアトラック制度ではない”という東北大の開き直った発言を絶対に許してはいけない。パーマネント雇用を目指して人生かけて頑張っている研究者をあまりにも冒涜している。https://t.co/3mCU9sA49a
— 日本の科学と技術 (@scitechjp) September 22, 2023
素直に「東北大任期5年使い捨て教員制度」という名前にしておけばよかったのに….
— Kemtaro (@oxt23) September 23, 2023
東北大のいい加減さと文科省の無責任さ
東北大のインチキテニュアトラック制度を真に受けて国際卓越大学に選定した文科省にも大きな責任があると思います。応募書類にはどのように書かれていたのでしょうか?文科省の審査では、見逃したのでしょうか。
実際のところ、国際卓越大学に応募するときに東北大学が提示したKPIは現実味がないものだったようです。若手研究者育成で「東北大テニュア」なるものをでっちあげるくらいですから、他のKPIも推して知るべしでしょうか。非現実的な目標値を文科省に提示し、研究者の人生を粗末に扱うような東北大独自の制度を導入して辻褄を合わせようとしているように自分には見えますね。
今ありのままに起こったことを話すと「国際卓越大学になるために文科省が決めた KPI を上げていたら、日本の大学の国際的な評価を下げていた」というポルナレフ状態になりかねず、同業者はもっと恐ろしいものの片鱗を味わってます。本当にやめてほしい、やめた方がいい https://t.co/qdMF6kahwu
— mh (@66mh) September 23, 2023
東北大、こういう絵空事を並べて卓越研究大学に選ばれたのか。あとが大変 https://t.co/LSH3JY6hNq pic.twitter.com/wXEYeUvfYr
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) September 2, 2023
この画像が全てでしょ。KPIを達成してるかのように見せるだけで、大規模大学だと何億円と運営費交付金が変わるんだから必死だよ。
卓越大内定・東北大が「名ばかりテニュアトラック」https://t.co/MgByhy9EmB pic.twitter.com/LPrpTu8hZz
— ゆゆゆ (@ha8655u) September 22, 2023
何を見て文科省はテニュアトラックだと評価したのだろう。そして大学側の言い分もダブスタ。
結果的に上の顔色(政府)を伺いながら不正を平気でやるビッグモーター事件と近しい面がある卓越大内定・東北大が「名ばかりテニュアトラック」 #東洋経済オンライン @Toyokeizai https://t.co/E1v8K1gBJP
— ゐの人 (@yororeihi_sub) September 23, 2023
東北大になった理由は、文科省が無茶言って東大京大はおりたけど東北大だけがまともに答えたからっていう噂は本当なのかもしれない。 https://t.co/92JunhDe56
— DJぎゅうき (@beerserverjun) September 23, 2023
これ、記事を読んでいてただただ唖然とするしかないのだけど、これ、もしもだけど、卓越大の内定をもらうために「テニュアトラック」という言葉を使ったのだとすると、文字通りの詐欺なのではないですか???@Toyokeizai https://t.co/QBfcjSM58P
— shakelittleNory (@shakelittleNory) September 22, 2023
つまり国は、詐欺まがいのテニュアトラックシステムを評価するというわけですね。という事は、東北大に倣う大学がこの先、出てくるの待った無しですね! pic.twitter.com/lJTAduDPmz
— キノコ老師 (@SMBKRHYT_kinoko) September 22, 2023
そうなんですか。東北大、数年前から雇い止めでも話題になってましたね。
そんな経営手腕なんて卓越大学指摘のとき東北大学が提出した計画書ですが、かなり実現に無理があるとも聞きました。文科省の見る目のなさも悪い。
数年後、ボロボロになってないといいのですが‥— りんたろう(K) (@SSm265ueIgIiao0) September 23, 2023
名ばかりテニュアトラックなんて十年以上前から日本中の若手に問題視されてたのに、いまさら東北大だけ叩いてる連中は若手のこと何も考えてこなかったって自白してるようなもんです
— 西舘三吾 (@CueNGq5td3WDMN) September 23, 2023
全く国は頭がおかしいな |
【独自】「トップ10%論文が5年で1000本」…政府支援の「卓越大」、認定基準案が判明 : 読売新聞オンライン https://t.co/MfVCttCydD
— あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 (@kikumaco) September 15, 2022
仰る通りだと思います。私もアカデミア側の人間ですが、他大学も似たようなことがあるのではと思ってしまいます。
ただ、東北大が達成不可能な目標を掲げたり、人件費(ポスト)のもんだいでテニュア採用しなかったり、この辺りは国家予算の配分の問題で、政治家と財務省に最終的な責任があると考えます— 卓越限界研究者 (JK) (@milliontobilli1) September 23, 2023
小谷さん優秀な方だと思ってたけど、こんな強弁しなきゃいけない立場になってたのですね。
学問さっさと諦めて企業に行って正解でした。実現不可能なこと言って来る上司は沢山いましたが、勝手に淘汰されて行きました。文科省の役人じゃ責任取らないからな〜— Kei Osaki (@KeiOsaki2013) September 22, 2023
文科省が作る日本の研究業界の未来
卓越の報告書には、東北大学テニュアトラックのほか、東北大学トップ10%論文、東北大学留学生、東北大学発スタートアップ、東北大学女性教員、などなど、独自の定義に基づく何かが続々登場して来ることが期待できるので、大変楽しみですね!
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) September 22, 2023
捏造とハッタリが溢れるステキな国になりそうだな
【独自】「トップ10%論文が5年で1000本」…政府支援の「卓越大」、認定基準案が判明(読売新聞オンライン)#Yahooニュースhttps://t.co/fPdIgydn4C
— arune (@arunecos) September 14, 2022
普通の倫理観だと詐欺的で当然アウトだけどKPIはハックできるしやらざるを得ない、みたいなケース、今回に限らず、東北大は今後どんどん出てくるんだろうなと思いますよ。研究不正じみた事例も増えるのでは……。無理な数値目標を掲げ合う競争というのはそういうこと。
— Kotani Eisuke (@kotani_eisuke) September 22, 2023
東北大さんの話。いろいろと出てるけど、実は10年以上も前からいろんな文科省系の外部資金プログラムで、「支援を行った大学院生の研究者としてのポストを保証する事」みたいな要件があり、とはいえ現実にはできずに、そのままになってしまっているケースが多々あって、麻痺してしまっている感がある。
— Kan KIMURA No.3 (@rokko_kimura) September 22, 2023
東北大のあれは研究不正と構造が似ている気がするなぁ。過度な競争的環境による云々。
— Q@大学職員 (@Universlave) September 23, 2023
本質的な問題点
結局、テニュアトラックをテニュア(任期無し)に昇進させるのに必要な運営費交付金が不足しているというのが、たった一つのシンプルな答え。運営費交付金以外の予算を増やされてもテニュアを雇用することはできないよ、というのはもっと世間に知られてもいい情報だと思います。 https://t.co/niPbqbBW9w
— 吉村由多加 (@y_yoshi_x) September 23, 2023
東北大学の日本語は一般的な日本語ではないことについて
東北大のやらかしたことイカれてるな…
それに対する釈明も凄まじいが pic.twitter.com/k95EjcpVpc— スト(ロングか)ばんちゃん (@drinkbearchef) September 23, 2023
進次郎構文は、A is A の形式だと思うんだけど、今話題の東北大学副学長の発言は、A is not A の形式。前者は論理学的に true だけど、後者は false なんだよね。
進次郎構文は無知の諧謔みたいなとこあってクスってなるけど、東北大構文は単に不誠実な印象を若手研究者に与えるだけ。 https://t.co/j5mNfhcHYN
— Teruaki Enoto | 榎戸輝揚 ⭐️⚡️ (@teru_enoto) September 22, 2023
東北大の学長室主導の「テニュアトラックではない『テニュアトラック』」以前にも、学長室主導で「研究させない『特任助教(研究)』」を募集したり(https://t.co/CdRBRxjcn6)と、もはや東北大から出てくる新設ポストの公募はすべて疑ってかからないといけないレベルに近づいていると思う。
— シータ (@Perfect_Insider) September 23, 2023
「数学的帰納法は帰納法ではありません。」←わかる。
「東北大テニュアトラックはテニュアトラックではありません。」←わからない。— ひさ (@hisagrmf) September 23, 2023
「超関数は関数ではありません。」←わかる。
「東北大テニュアトラックはテニュアトラックではありません。」←わからない。— いかり (@bebebeBayes) September 23, 2023
テニュアの階段のぼる
君はまだ
東北大テニュアトラックさ— 部品(森七菜) (@tjmlab) September 22, 2023
>RT 東北大、「特任でも表向きは『特任』をつけずに肩書きを名乗っていい」とかで、「東北大で准教授やってるんです〜」って人の話をよくよく聞くと「特任准教授」だったことあるな…「特任」があるかないかで全然違うやろ…他の大学がどうなのかは知らんけど。
— ノリ (@wisteria_nori) September 23, 2023
東北大の独自テュニアトラックや独自トップ10論文誌の件、そこを評価して卓越大に選択した文科省の顔に思いっきり泥塗ったんで意地でもこれが世界標準ですって言い続け無いといけなかった#何か見た
— A_Shino@流しの研究者 (@AShino221) September 23, 2023
東北大の件は、「東北大の副学長とは一般的な大学の副学長とは意味合いが違う」ってことなのではないですかね…
— Shigeru Flower-Field (@shigeruflowerFi) September 23, 2023
川内キャンパス内。さっそく反応してます pic.twitter.com/PbTW6BG1hK
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) September 23, 2023
東北大学が選ばれたのは、あくまで「東北大学の国際卓越研究大学」であって一般の国際卓越研究大学ではないのかもしらん。
今回の東北大学テニュアトラックからの最大の学びは、文科省から理不尽な数値目標を求められた場合、KPIに大学名を付加することにより、独自のローカル定義を自由自在に適用して良い、というハック。
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) September 22, 2023
「東北大学トップ10%論文は、一般的なトップ10%論文ではない」
「トップ10%論文を書くとは一度も言っていないので、トップ10%については説明をする必要がない」
「東北大学トップ10%論文は先ほど申し上げた通りのもので、トップ10%論文ではないので、そこは誤解がないようにしていただきたい」
— 理論物理学者・新田 (@topological_sci) September 22, 2023
東北大学では「任期付き」のことを「東北大学テニュアトラック」制度と称する。
「東北大学テニュアトラック」制度は一般に考えられている「テニュアトラック制度」とは違う何かである。
ということが大学界隈にひろく周知され共有されたことは良かった。— 増田の准教授 (@ProfMasuda) September 21, 2023
東北大構文の確立とその影響
進次郎構文の否定系、東北大構文なるものがあるのですね!
進次郎構文→ ⭕️ is ⭕️
東北大構文→ ⭕️ is not ⭕️
??難解— 虚ゾウさん@博士inヒルマウンテン (@Umpolung_Indole) September 22, 2023
JREC-INがサイトリニューアルに伴い、募集の項目に「テニュアトラック」「テニュアトラック以外」を設定していて大学の人事でも対応に追われているらしいが、東北大構文のせいで更なる誤解と混乱を生み出しそうだ。
— ポスドク問題 (@UNIONTELLING) September 22, 2023
東北大学テニュアトラック制度が一般的なテニュアトラック制度じゃないってことはもしかして私が東北大からもらった学士という資格って…
— momomonomo (@momomomomojanai) September 23, 2023
「東北大学の一般のテニュアトラック制度」は、「一般のテニュアトラック制度」ではない https://t.co/PW4U3ZOx1r
— 日本の科学と技術 (@scitechjp) September 23, 2023
他大学のやり方と東北大学のやり方との比較
京大白眉プロジェクトが叩かれなかったのは、テニュアトラックでないことを明示したから。
東北大学際フロンティア研究所が叩かれてるのは、同じようなシステムなのにテニュアトラックを名乗ったから。— uhea (@uhea) September 23, 2023
多くの方が指摘されているとおり、テニュアトラック制度を運用する場合、そのポストを用意して運用するのが筋であり、私たちの部局テニュアトラックではそのように運用している。仮に白眉でテニュア的運用を行う場合、その義務が曖昧になるので、私どもはそうした運用はしないことに決めている。
— 依田高典 (@takanoriida) September 22, 2023
何を隠そう私自身、神戸大での採用はテニュアトラック→テニュア獲得というプロセスでした。あえて一つ言うならば、テニュアトラック時にテニュア獲得の条件をお知らせいただけなかったのは少し不安でしたが(お尋ねした際に得られた回答は普通に頑張っていれば大丈夫といった文言だったと思います)
— 末次 健司 (@tugutuguk) September 23, 2023
うちの大学のテニュアトラック制度は一般的な意味でのテニュアトラック制度ですとツイートしてくださっている他大学の先生も何人かおられました。しかし、東北大学も部局(学科)でのテニュアトラック教員の公募に関しては、普通のテニュアトラック制度のように見えます。つまり、大学の運営のやり方というよりも、その学科の運営のやり方次第ということなのかもしれません。東邦大学の執行部のやり方が、研究者の良識から外れているのだと感じます。
はい。僕も嘘を書いているとか詐欺だとは思いません。ただ、状況によってたまたま受け入れ部局にポストがあり人材としても合致すればテニュアになるという運用だと、それは運任せのテニュアトラックで本来の意味とは違いますよね、というのが問題だと思っています。名大 YLC も卓越に通ったら怒られ?
— OKUMURA, Akira(奥村 曉) (@AkiraOkumura) September 22, 2023
私がやっていた千葉大のテニュアトラックはテニュアポストはちゃんと用意されており、適切な審査もあり、初年度はかなりの研究費をいただける素晴らしいものだった。テニュアになれないテニュアトラックがこの世にあるとは知らなかったので、もし途中で自分のポストがそれだと知ったら辛かったろうな
— Hotta Hideyuki (@hotta_hideyuki) September 22, 2023
テニュアトラック制度におけるテニュア登用率については、10年くらい前の公式発表データがあります。
【テニュア審査を受けた者の合格率は8割】という結果でした。
今回発覚した東北大等で、『そもそもテニュアポストが用意されていない事例』あるということは、現在はもっと低そうですね。 pic.twitter.com/XsdaD5Dggx— りつ|PhD|アカデミアノート (@HAcademianote) September 22, 2023
10年以上前にテニュアトラック制度を学内で学部として初めて導入した際、学部の規程を定める委員会に参加しました。法的な部分も含めて、本部と相談しながら規程を作成しました(テニュア付与を想定して、ポストを空けておくことは当然)。
— takaoasano (@takaoasano) September 22, 2023
東北大学の運営・大学運営について
東北大、SNSやWEB等で情報開示が進むにつれ、大学側の官僚的傾向や運営側の愛校心の乏しさのような印象を受けていたのだが、東大や国から半ば「派遣」されたようなところがあるのだろうか。
— 一葦会白樺館(Ichiikai Shirakabakan) (@shirakabakan) September 23, 2023
東北大の一件や各大学の運営を見ていて思うのは、アカデミックな感覚・理解とビジネスライクな経営センスを両立した人材がいないんだろうなぁということ
海外ではどうなのか知らないが、ビジネスライクな組織運営をある程度知っている・経験があればこうはならないのではないかな
— St.Acorn (@londbell00) September 22, 2023
一部では以前から問題視されていた東北大テニュアトラック制度
ずっと前からあった東北大の謎の偽テニュアトラック制度、ついに問題になっている、、笑
恐らく、これまで日本で助教職を探してた人たちは全員「こんなのテニュアトラックじゃないやんけ」と気づいてたはずなのに、なぜ今になって注目されているんだ?
あ、東北大が何かに選ばれたからか。
— とうゆま (@yullyullyu) September 23, 2023
東北大のテニュトラに興味がある人とか宣伝する方と話すたびに僕は「あれ、テニュトラじゃないですよ。羊頭狗肉です。いわば詐欺です」と注意喚起し続けてきたわ
— らむ (@mutselbalance) September 22, 2023
大丈夫か東北大学
こういう諸々の事例があってもそれでも東北大が選ばれたのだから、今の政府は「こういうのはOK」というスタンスじゃないかと思うのですが…。 https://t.co/IJfJd0aq3C
— 田口善弘 (@Yh_Taguchi) September 23, 2023
研究業界の闇
- 企業にとって人を採用すれことは一生面倒を見る覚悟をするということであり、それは莫大な額の先行投資である。
- テニュアトラックの制度を見ると、10人を採用して3人分のテニュアポストしか用意しないという現象が起こるが、部外者から見れば、一旦採用しても都合が悪ければ放り出してしまうという無責任な姿にしか見えない。一時言われた流動化を口実に無責任が横行しているのではないか。
- 同様のことが博士課程の学生にも起こっていると見るべき。多くの教員が修士の学生に対しドクターに進学するよう働きかけるが、学位取得者の就職に関して十分なケアをしない場合が多い。大学としてケアをする仕組みもないのが実情だろう。大学側の都合によって進学を勧めたのならそのケアをしないのは無責任のそしりを免れない。
(鳥井委員 審議課題2(知識基盤社会の多様な場で活躍する人材の養成方策) 資料5 第42回、第43回人材委員会の課題設定と方策について(案) 文部科学省)
先々のポストを用意していないのにテニュアトラック教員の募集をかけるということは、東北大学に限らず以前からあったという声がSNS上で多数聞かれました。今回は国際卓越大学に全国でただ一大学選ばれたため大きな注目を浴びたからこそ非難も大きいのでしょうか。ここまで露骨に大々的に他の大学もやっていたのでしょうか。
これは東北大学のことではなく、数年前にお手伝いした関東圏の国立大学の方からの話です。しかし、東北大学テニュアトラック制度も本音はこれではなかろうか。 https://t.co/WJhzgcGxS9
— ポスドク問題 (@UNIONTELLING) September 22, 2023
1/3しかテニュアポストを用意してない某ぇ大テニュアトラックを認めた最初の最初からすでに狂ってたけどね。
— tatarina (@tatary) September 22, 2023
東北大学テヌュアトラックについて「テニュアトラックだといって雇用したことは一度もないし、テニュアトラック審査をやるとも申し上げていない。」:責任ある立場の方たちがこうした詭弁を堂々と発言するような業界に未来はあるのかということだと思います。
https://t.co/iVGrqryiJs— Satoshi Tanaka (@sato51643335) September 21, 2023
この問題は東北大を叩いて終わる問題ではないと思う。
文科省によりテニュアトラックが推進されている一方で、交付金の減少の影響で本来あったポストが消えることもある。過去私はその影響を受けた。知人もテニュアトラックでテニュア付与の際に准教授に昇格するはずが昇格できなかった。
続く↓ https://t.co/cNUUbqIJTG— 渡邉究/数学科准教授/YouTube (@Kiwamu_Watanabe) September 22, 2023
名ばかりテニュアトラックなんて十年以上前から日本中の若手に問題視されてたのに、いまさら東北大だけ叩いてる連中は若手のこと何も考えてこなかったって自白してるようなもんです
— 西舘三吾 (@CueNGq5td3WDMN) September 23, 2023
俺が東北大学際研テニュトラが炎上してるの見て割り切れないのは、全国で最初のテニュトラ事業始まった頃に、詐欺みたいなところが多くあってみな自力で努力して抜けてったけど、周りは誰も問題視しなかったし本当の意味で助けてくれなかったよね、というのがある。なに今さらモラリスト気取ってるの。
— POPOT (@POPOT) September 23, 2023
東北大のテニュトラはあそこまで大々的にやってるから、燃えてるだけで、10年前のテニュトラ事業での採用でポスト準備してないところ多かったよね。阪大医学部はテニュア審査じゃなくて、普通の教授選やるけど、最終候補に入れば考慮するってやったから、まだ良心的()だったよな(白目)w
— wandrome (@wndrm4478) September 22, 2023
https://t.co/aq7OZlNo4K pic.twitter.com/dEgZSBWmw1
— roggy (@roggy_phd) September 23, 2023
アカデミアにおけるテニュアトラックとは、(民間なら3ヶ月〜半年で終わる)試用期間をクソ長い期間やらせてるだけ。
そこに期間工まで持ち込んだら更にカオス。試用期間と期間工はだれも混合しないのに、テニュアトラックには2つの意味がある…と卓越大はそう言うわけですか…
— KTYD (@KTYDRCB) September 21, 2023
テニュアトラックでのテニュア審査の結果通知が契約終了2週間前とかね(^_-)-☆
(2週間前だったかどうかは記憶が定かではないけど,まぁ,間違いなく再就職手配することは不可能な時間だったことは間違いない) https://t.co/RqyDkG3RQx
— なおっぴ (@naopi298) September 23, 2023
テニュアに関する豆知識
東北大のテニュアトラック制度(一定期間後にテニュア=終身教授在職権が得られる教授任用形態)がアカデミアで物議を醸していますが、ここで音楽関係の豆知識。
テニュア tenure 教授終身在職権
と
声楽のテノール tenor
は語源が同じ。(ラテン語 tenere 保持する) https://t.co/YuI4gTZV5A— ステラウィンド (テルミンとピアノのデュオ) (@thestellarwind) September 23, 2023
-
tenure vocabulary.com Tenure from the Latin tenere means “to hold” and refers to the period of time a person works at a particular job or in an office.
報道
- 東北大、「名ばかりテニュアトラック」への言い分。直撃に副学長は「独自の制度であり問題ない」 9/22(金) 5:32 YAOO!JAPAN 奥田 貫 : 東洋経済 記者 2023/09/22 5:31 東洋経済オンライン
- 卓越大内定・東北大が「名ばかりテニュアトラック」 「若手研究者の安定雇用推進」の看板倒れ YAHOO!JAPAN 奥田 貫 : 東洋経済 記者 2023/09/22 5:30 東洋経済オンライン