アズワン トリプルタイマーN9388の時刻の合わせ方

トリプルタイマーは、タイマーを3つかけることができて時計機能や時計アラームまでついている優れもので、実験室の常備品です。自分はこれまで単純なストップウォッチを愛用してきたため、ラボに常備されていたこのトリプルタイマーは複雑怪奇に思えて、今まで使ったことがありませんでした。そもそも実験を3つ同時に進行させたことがなかったし。せいぜい2つまでかな。大事な実験のときは、たとえ待ち時間が多くても1つだけ。まあ、3つのことを同時進行できる器用な人にはお勧めのトリプルタイマーです。

そんなトリプルタイマーですが、ラボに転がっていたものは電池が切れていて、新しい電池を入れてみたものの時計の合わせ方がわかりませんでした。時刻があっていないのが気持ち悪いので、時刻合わせのやり方と、ついでにタイマーの使い方を調べました。

*動画を再生すると耳につく音が出ます。
トリプルタイマ N9388(6-7157-01)ASONECORPORATION 2013/07/11
 

アズワントリプルタイマーN9388の取り扱い説明説明書は、ウェブからダウンロードできます。

リンク⇒トリプルタイマーWB388N 取扱説明書・資料のダウンロード(アズワン)

 

トリプルタイマーの時刻の合わせ方

  1. CLOCK(時計/タイマー切り替えボタン)を押して、時刻が表示されるようにする。
  2. CLOCK(時計/タイマー切り替えボタン)を長押し(約2秒)すると、時刻設定画面に入ることができる。
  3. すると時刻が点滅するので、HRSボタンを押して「時」の数字を今の時刻に合わせる。次に、MINボタンを押して「分」を合わせる。さらに、SECボタンを押して「秒」を合わせる。時、分、秒を合わせ終えたたら、CLOCKボタンを押す。すると次にアラーム時刻設定にうつる。
  4. アラームの時刻が点滅するので、HRSボタンとMINボタンでアラームを鳴らしたい時刻を設定する。このとき、アラームを鳴らす設定にしたければ、STARTSTOPボタンを押す。するとアラームのマークが表示される。アラームを使いたくなければ、再度STARTSTOPボタンを押すと、アラームのマークが消える。アラーム時刻およびアラームを鳴らす鳴らさないの設定が終わったら、CLOCKボタンを押す。すると今度は日付の数字が点滅して、日付設定画面に移る。
  5. 日付の数字が点滅している状態で、「月」の数字をHRSボタンで合わせる。次に、「日」の数字をMINボタンで合わせる。合わせ終えたら、再びCLOCKボタンを押して完了。

 

時刻アラームの使い方

アラーム時刻の合わせ方

上で説明したように、「現在の時刻合わせ」ー「アラーム時刻合わせ」ー「日付合わせ」は、一続きになっているため、アラーム時刻だけを変更したい場合でも、CLOCKを長押ししたあとで、時刻の点滅状態からCLOCKを押してアラーム時刻設定画面にうつる必要があります。その後CLOCKボタンを押して日付設定画面を経由して、再びCLOCKボタンを押して通常画面に戻ります。

時刻アラームの鳴らし方

このタイマーの使いにくいところだと思いますが、時刻アラームを鳴らす設定にするためには、上で説明したように、毎回時刻合わせの画面に入る必要があります。CLOCKでアラーム時刻設定画面に行き、そこでSTARTSTOPボタンで切り替えることによって、アラームを鳴らす鳴らさないの設定ができます。

アラームの止め方

CLEARボタンを押すと止まります。ただしこのタイマーにはスヌーズ機能があるそうなので、CLEARボタンを押して時刻のアラームを止めた場合には、8分後にまた起こしてくれる(アラームが鳴る)そうです。それを避け長ければ、CLEARボタン以外のボタンを押すことによりアラームを止めるのだそう。

トリプルタイマーN9388は、本業はタイマーであって時計ではないため、目覚まし時計的に使うにはボタン操作が若干不便です。

 

トリプルタイマーの使い方

もし時計が表示されている状態であれば、CLOCKボタンを一回押してタイマーの表示に切り替えます。

タイマーの進行と停止の制御

  1. タイマーボタン1,2,3のいずれかを押すと、そのタイマーのカウントダウンのスタート、ストップができます。つまり、タイマーのボタンを押したときに、もしタイマー1が動いていた状態であれば、ストップするし、停止状態であった場合には再開します。
  2. CLEARボタンを押すと、停止状態にあったタイマーの表示が0:00:00になります。

タイマーの時間の設定方法

  1. タイマー1,2,3のうちの設定したいボタンを長押しします。そのタイマーが動いていた場合には一度ボタンを押して止めた状態にしてから、長押し。すると数字が点滅するので、HRS,MIN,SECボタンを使って、時間をあわせます。HRSは0~99まで。長押しすると数字が素早く上がっていきます。MINは0~59まで。SECは0~59までの範囲で指定できます。時間が設定できたら、再び該当するタイマーの数字を押して、点滅状態から抜け出します。
  2. 使い方は、前のセクションで説明したとおり。

 

3つのタイマー音の聞き分け方

トリプルタイマーでは3つのタイマーを同時に使うことができるように、アラームの音がそれぞれ異なります。タイマー1がピ ピ ピ、タイマー2がピピ ピピ ピピ タイマー3が ピピピ ピピピ ピピピです。

 

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