「 月別アーカイブ:2014年08月 」 一覧

no image

東大医学部生からの公開質問状を受けて、東大医学部が非公開説明会を開催

東京大学医学部が関与していた臨床研究で相次いで不正行為が露呈したため、危機感を抱いた東京大学医学部医学科の学生有志が学生に対する説明を求めるための公開質問状(http://fast-uploader.com/file/6964176496451/)を今年の6月に東大総長ら宛に出していました。 公開質問状の中では、不祥事に揺れる大学で学ぶ学生の不安が綴られています。 “… 今年1月から、東大医学部は立て続けに多くの報道で、患者さんの権利を蔑にした臨床研究の不正や、製薬会社との癒着が指摘されております。 ある 教授の先生は、降圧剤の製薬会社が不正に関与した臨床研究疑惑が持ち上げられ、元職場の千葉大学では論文の撤回勧告が出されたようです。別の教授の先生に 於いては、製薬会社がお膳立てした白血病薬の臨床研究で、患者さんの個人情報が流出させられたと報道されています。更に、東大医学部の教授の先生が責任者 を務める、国民の多額の税金が投じられたアルツハイマー病研究の国家プロジェクトでは、データ改ざん疑惑が報じられています。 … し かし、これまでのメディアの報道を聞くにつけ、東大医学部で学んでいることに私達は自信が持てなくなっております。「本当に東大病院では患者第一の医療が 実践されているのか。」先生方にこのような感情を抱きながら指導を受けておりますと、「東大医学部の先生方に御指導頂いている自分達は、患者さんを救う真 摯な医療を、果たして将来国民の信用を得て実践できるのか。」という不安が拭えないのです。…”(http://ameblo.jp/utmed-okazaki/ より一部を転載) これに対しては、通り一遍の回答しかなかったようですが、東京大学医学部は、回答の中で約束していた「臨床研究について考える会」を8月25日に開催しました。内部調査に関わった先生が説明を行い、学生らによる討論も行われたそうです。 参考 東京大学医学部医学科 有志(http://ameblo.jp/utmed-okazaki/):”平成26年6月23日、東大医学部の一連の不祥事について、岡﨑 幸治(代表)・木村 悠哉・齋藤 宏章・洪 碩佑・吉田 礼の5名の連名で公開質問状を提出致しました。” ”提出した公開質問状はPDFファイルでこちらからダウンロードできます。http://fast-uploader.com/file/6959152571874/” 「臨床研究について考える会」について (東京大学医学部医学科 有志 2014-08-26) 「不正疑惑の説明を」東大医学部生が大学総長に送った「公開質問状」に込めた思い(弁護士ドットコム 2014年07月02日) 臨床研究「VART study」についての調査報告(最終)(千葉大学 2014/7/15) 「SIGN研究およびJ-ADNIに関する調査(最終報告)について」(東京大学 平成26年6月24日) 慢性骨髄性白血病治療薬の医師主導臨床研究であるSIGN研究に関する社外調査委員会 調査報告書 公表版 平成26年4月2日 (ノバルティス ファーマ株式会社ウェブサイト上のPDFファイル) 東大病院が初会見 白血病治療薬タシグナの臨床研究SIGN研究へのノバルティス社の不正関与について (huffingtonpost.jp 2014年03月18日) 東大病院の不正は患者情報流出だけではない ノバルティス白血病薬の臨床研究で患者に虚偽の説明(東洋経済オンライン 2014年03月16日16時50分) 東京大学で再び改竄問題が発生 J-ADNIなるアルツハイマー研究プロジェクトで起きていた問題とは(huffingtonpost.jp 2014年01月10日 、更新: …

no image

小惑星探査機「はやぶさ」の成果として2006年にサイエンス誌に発表された論文の一つをJAXAが撤回

  2014/08/30    Uncategorized

小惑星探査機「はやぶさ」は2003年5月9日に打ち上げられ、2005年9月12日に小惑星イトカワに到着、イトカワを周回して観測した後、2005年11月にイトカワへ着陸してサンプルを採取、その後、燃料漏れやエンジン停止、音信不通などさまざまなトラブルを克服し、2010年6月13日に地球に帰還しました。小惑星イトカワ到着時の観測結果が2006年に、さらに、その後地球に持ち帰られたサンプルの分析の結果が2011年に、どちらもサイエンス誌上で発表されています。 サイエンス 2006年6月2日第312巻5778号 (目次) Fujiwara et al., The Rubble-Pile Asteroid Itokawa as Observed by Hayabusa. Science 2 June 2006: 1330-1334. Abe et al., Near-Infrared Spectral Results of Asteroid Itokawa from the Hayabusa Spacecraft. Science 2 June 2006: 1334-1338. Okada et al., X-ray …

no image

ハワイ大学の文化人類学者クリスティン・ヤノ氏がハローキティが猫ではないことを「発見」

  2014/08/29    Uncategorized

ハローキティの生誕40周年を記念するイベント「「ハロー!キティーのスーパーキュートな世界への体験」」が全米日系人博物館で開催されますが、その紹介文の原稿を書いていたハワイ大学の文化人類学者クリスティン・ヤノ氏がハローキティを猫だとする記述をしたところ、ハローキティ生みの親のサンリオから「ハローキティは猫ではない」という指摘を受けるという「事件」がありました。 ハローキティが実は猫ではなかったというニュースが、世界中を混乱に陥れています。 Hello Kitty is not a cat; UH professor explains the revelation (khon2) BREAKING NEWZ! HELLO KITTY NOT A CAT! DUN! DUN! DUN! Many shocked to find out Hello Kitty is not a cat Hello Kitty Rep Explains Why …

ヤン・ヘンドリック・シェーンの研究不正

STAP細胞論文捏造事件は世界三大研究不正のひとつにノミネートされているそうですが、ダントツの一位とされているのは、物理学におけるヤン・ヘンドリック・シェーンの論文データ捏造です。シェーンの事件の顛末に関する記事を読むと、シェーンの言動と、STAP細胞データ捏造を行った人の言動、さらに事件の発生状況があまりにも似ていることに驚かされます。 日本のSTAP細胞事件と決定的に違うのは事後処理の部分です。シェーンを雇用していたアメリカのベル研究所は調査報告があがってきた段階でシェーンを即刻解雇しました。また、シェーンの母校コンスタンツ大学(ドイツ)は、恥ずべき行為だとしてシェーンの博士号を剥奪しています。 ”.. 2002年に起こったアメリカ・ベル研究所のヤン・ヘンドリック・シェーン(当時29歳)による論文捏造疑惑だ。.. 権威あるネイチャー誌やサイエンス誌で論文を発表し、数々の賞を受賞、「ノーベル賞に最も近い男」と期待されていた。しかし、それらの論文に掲載されているデータが互いに酷似するなどの不自然な点や論文の剽窃があるのではないかと、一部の研究者から指摘がされ始めた。.. 調査委員会はシェーンにデータの提供を求めたが、実験ノートは存在せず、その他の実験に関する記録もきちんと残されていなかった。..シェーンは画期的な現象を示す実験サンプルを数百、測定したと主張していたが、調査の段階ではそのすべてが「測定中に壊れた」もしくは、「輸送中に壊れた」「廃棄した」などとして提示されなかった。..シェーンは誤ったデータであることは認めたものの、「ミステイクによるもの」「実際に得られた振る舞いをよりはっきりと見せるために行った」と主張、捏造ではないと反論した。..調査委員会は論文でデータが適切に扱われていたかなど、共著者が適切な責任を果たしたのかにも着目した。著名な研究者が名前を連ねていたため、若くて実績のなかったシェーンの成果の“正しさ”を補強することになったからだ。..この事件で共著者が不正論文に対する責任を問われなかったことに対し批判が起こり、科学者コミュニティに大きな課題を残した。”(http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/13/schon_n_5141415.html) The Dark Secret of Hendrik Schoen BBC Documentary) YouTube (33分25秒~) 2つの論文に掲載された異なる実験結果のグラフが、ノイズの揺らぎ具合までピタリと一致していることが明らかに 参考 Schön scandal (Wikipedia) ヤン・ヘンドリック・シェーン(Jan Hendrik Schön)(ウィキペディア)

no image

STAP CELLS ON YOUTUBE

小保方晴子氏のSTAP細胞NATURE論文におけるデータ捏造疑惑、早稲田大学博士論文問題、理研の迷走した対応などを詳細に解説している動画(2014/07/01 に公開) Scientific Misconduct – STAP Cells RIKEN finds misconduct in STAP studies (2014/04/01 に公開) 2014年3月14日の理研による中間報告の記者会見の模様(2014/03/14 に公開) RIKEN issues interim report on STAP cell NATURE論文が世に出たときに、インタビューを受けるチャールズ・ヴァカンティ ハーバード大学教授の動画(2014/01/31 に公開) Stem Cell Breakthrough