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毎年風邪を引く理由 免疫ができないの?

  2019/02/02    医学, 免疫学

当たり前のように毎冬、風邪を引きますが、人間は免疫システムを備えているというのになぜ繰り返し風邪をひくのでしょうか?免疫ができないの?と不思議に思う人は多いようです。 風邪には何故、免疫抗体は出来ないのでしょうか ? (YAHOO!JAPAN知恵袋 2011/6/16) 答えはというと、 風邪は、病原体が鼻や口から侵入して感染し、症状を起こす感染症の総称です。病原体、特にその8割を占めるウイルスは、冬に多いもの(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルス)以外にも数百種類はあります。そのため体に抗体ができず、1シーズン中に何度もかかったり、症状や経過がその時々で違うのです。(「風邪」をひく理由とその症状 早めに治す4つのポイント 2013.11.08 16:00 NEWSポストセブン) 繰り返す風邪…免疫がつかない理由と効果的な対策法 (AllAbout) 抗体はできるのですが、風邪の原因となるウイルスの種類が多すぎて、次々と新しいものに感染するからということらしいです。 野生型のアデノウイルス5型はありふれたものです。ほとんどの人は、3歳くらいまでにアデノウイルス5型の風邪に感染するため中和抗体を持っています。(Adenovirus Dual Expression Kit TAKARA) ベクターとしてよく使われてきたアデノウイルスが風邪のウイルスかと自分は思いこんでいたのですが、それは論文の記述を正しく読んでいなかったせいでした。 主にベクターとして応用されているのは,小児の風邪の原因ウイルスの一つであるアデノウイルス 2 型あるいは 5型である.(アデノウイルスベクターの遺伝子工学   ウイルス 第 57 巻 第1号,pp.37-46,2007 10ページPDF) アデノウイルスは風邪の原因の一部にすぎないということです。そもそも「風邪」というのは総称にすぎず、風邪の原因となる病原体はウイルスおよび細菌で、それがまた多種多様なんだそう。だから風邪の症状も多種多様なんですね。 誰もが知っている身近な病気「風邪」は、正式には「風邪症候群」といいます。主にウイルスや細菌により、上気道で引き起こされる炎症を伴う病気で、その症状を指して、急性上気道炎または上気道感染症と称することもあります。(人はなぜ風邪を引くのか? 早稲田の学問)   ライノウイルス ライノウイルス(Rhinovirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属するライノウイルス系のウイルスの総称。一般的にはヒトライノウイルス(human Rhinovirus)を指す。100種類以上の血清型が存在する。このため風邪ワクチンの開発も難しい。[1] RNAウイルスであり、風邪(普通感冒)の代表的な原因ウイルスとして知られている。(ライノウイルス ウィキペディア) ↓ヒト ライノウイルスの種類の多さがわかる図(RNA塩基配列の相違の程度を樹状に表示したもの)。 参照元(フルサイズの画像):Jacobs et al., Clinical Microbiology Reviews The three species …

2018年ノーベル生理学医学賞は本庶佑博士とJames Allison博士が受賞

  2018/10/01    医学, ノーベル賞, がん, 免疫学

2018年ノーベル生理学医学賞が日本時間2018年18時30分に発表されました。 2018年ノーベル生理学医学賞発表の瞬間 Announcement of the Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018   免疫制御分子の発見とがん治療への応用の研究に関して、本庶佑博士とジェームズ・P・アリソン(James Patrick Allison)博士が共同受賞しました。 【ノーベル賞受賞】本庶佑 京都大学名誉教授 記者会見 【ノーベル賞受賞】本庶佑 京都大学名誉教授 記者会見 生中継(ニコニコ生放送)(20:20終了) ノーベル医学生理学賞に京大・本庶氏 午後7時20分から会見(2018年10月1日) (06:06~)この度はノーベル医学生理学賞を頂くことになりまして大変名誉なことだと喜んでおります。これはひとえに、長いこと苦労してきました共同研究者、学生諸君、また、さまざまな形で応援して下さった方々、また、長い間支えてくれました家族、ほんとに言い尽くせない多くの人に感謝いたしております。1992年のPD-1の発見とそれに続く極めて基礎的な研究が、新しいがん免疫療法として臨床に応用され、そして、たまにではありますが、この治療法によって重い病気から回復して元気になった、あなたのおかげだと言われる時があると、本当に私としては自分の研究がほんとに意味があったということを実感し何よりもうれしく思っております。そのうえにこのような賞を頂き大変、私は幸運な人間だというふうに思っております。今後この免疫療法がこれまで以上に多くのがん患者を救うことになるように、一層、私自身ももうしばらく研究を続けたいと思いますし、世界中の多くの研究者がそういう目標に向かって努力を重ねておりますので、この治療法がさらに発展するようになると期待しております。また、今回の基礎的な研究から臨床につながるような発展ということで授賞できたことによりまして、基礎医学分野の発展がいっそう加速し、基礎研究に関わる多くの研究者を勇気付けるということになればわたしとしてはまさに望外の喜びでございます。 (質疑応答 10:05~) 本庶佑 京都大学名誉教授・特別教授のノーベル賞受賞記者会見【動画&書き起こし】  報道 <ノーベル賞>医学生理学賞に 本庶佑氏 京都大名誉教授   2018年ノーベル生理学医学賞は本庶佑博士とジェームズ・P・アリソン博士 BREAKING NEWS The 2018 #NobelPrize in Physiology …

チーズアレルギーの中学生が学校でチーズをTシャツの中に入れられ死亡

  2018/09/24    生命科学, 免疫学

乳製品にアレルギーのある少年のTシャツの中に、クラスメイトがふざけてチーズを入れたために、少年がアナフィラキシーを起こして10日後に死亡するという事件が去年イギリスの学校で起きていたそうです。2018年9月19日に開かれた死因審問で、事件の状況について証言がなされました。救急が電話を受けたときは、ただのアレルギー反応という説明だったが実際に救急隊員が到着したときには、少年は呼吸困難に陥っており蕁麻疹が出た状態だったそうです。 On Wednesday, the inquest heard from paramedic Kierin Oppatt, who said the 999 operator was told it was “just an allergic reaction” but when he arrived Karan was “gasping for air” and had broken out in hives. (Boy, 13, with dairy allergy …