第2期叡王戦 羽生九段が稲葉八段を下し、準決勝進出

2016年10月21日に第2期叡王戦本戦トーナメントの羽生三冠vs稲葉八段の対局が行われ、羽生 善治 九段(先手)が稲葉 陽 八段を破り準決勝進出を決めました。 羽生 善治 九段(先手) 対 稲葉 陽 八段(後手) の棋譜 113☗3 六金打まで先手の勝ち(下の写真をクリックすると、叡王戦のウェブサイトに移動し、棋譜の再生やダウンロードができます) 第2期叡王戦の優勝者は、第4回将棋電王トーナメントの優勝ソフトと戦うことになります。羽生善治九段と人工知能との対局を見たいという人は多く、夢の対局へ一歩近づきました。 参考 第2期叡王戦本戦トーナメント 2016年10月21日 羽生三冠vs稲葉八段の対局 棋譜 【将棋】第二期叡王戦 羽生九段 vs 稲葉八段 終盤ハイライト(将棋総合チャンネル) 藤井銀河が初手から解説!!『羽生善治九段 vs 稲葉陽八段』 報道 羽生、叡王戦4強入り ソフトとの対戦者決める棋戦(スポニチ Sponichi Annex 2016年10月21日 21:56):”将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う第2期電王戦(来春開催)への出場者を決める第2期叡王戦本戦準々決勝は21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、羽生善治3冠(46)が稲葉陽八段(28)を破り、ベスト4に進出した。” ネットの反応(http://i2chmeijin.blog.fc2.com/blog-entry-4647.html より一部を紹介) 2016/10/22 (土) 13:35:33 藤井がポナンザの59角見てこんな手は人間には読めない、ソフト使わないと無理からの感想戦で羽生が59角までしっかり読んでて羽生ソフト指し疑惑がヤバイ 当然調査チームを立ちあげて調査するんだよな 2016/10/21 (金) 21:46:33 羽生さん脳内にアヒル将棋ソフト埋め込み疑惑 2016/10/21 (金) 21:53:12 脳内にハブンザを搭載してるなんてズルすぎるぞ! 2016/10/21 (金) 22:08:10 羽生九段のアンテナ立ってる時の勝率と  指が震えた時からの勝率が異常過ぎて怪しい。 アンテナと指の震えは明らかに不自然な行為。  チダショー分析はよ 2016/10/21 (金) 21:52:22 羽生さんは将棋星人から電波を受信する不正をしていると思うんだ  終盤になるとたまに公然とアンテナを立てたりしてるし 2016/10/21 (金) 22:15:34 あっ!!羽生先生の寝癖は将棋星との交信の為のアンテナだったんですね […]

対局中にコンピュータ将棋ソフトを使用した疑惑で将棋連盟から処分を受けた三浦弘行九段が無実を訴える声明を発表

追記 2017年1月31日 羽生善治氏の奥様、羽生理恵さんがツイッターでこれまで誤解を解くための説明をしていたので、紹介します。私も、羽生善治氏が三浦九段の将棋ソフト疑惑に関して「グレー」と言ったのは、疑わしいという意味の、つまり黒を匂わせる意味でのグレーという言葉だと週刊誌報道などから理解していました。しかし、羽生理恵さんのツイッターでの説明によれば、実は、まったく正反対でした。将棋連盟が「黒だよね」という振り方をしてきたのに対して、証拠無しに黒と断定することはできない、という意味で「グレー」という言葉を使ったようです。文脈を削って、意味が正反対になるようにした作為的な週刊誌報道を鵜呑みにしてしまったことを反省いたしました。 (13)先ず、秘密会合で主人が処分相談など真っ赤な嘘です。島理事から主人に電話があり、渡辺竜王からどうしても羽生にお話がある。谷川会長、佐藤名人、他にタイトルホルダーも同席だからどうしても来て欲しいと要請があり渋々出掛けた事。そこでは、説明を一方的に受けるに終始した事。 — うさぎ🐰あひる🐣羽生理恵 (@mau28310351) 2017年1月29日 (14)島理事からメールで、証言云々これならどうですか?の返信としての『その経緯が本当に事実でもグレー』発言。しかし、証拠もないのに処分は全く不当!として伝え、疑わしきは罰せずが鉄則ですと明言。疑わしきは〜と書くと法律解釈とかへ理屈が出ますが、要するに証拠無し処分はダメの意味。 — うさぎ🐰あひる🐣羽生理恵 (@mau28310351) 2017年1月29日 (15)その後、理事会での決定と渡辺竜王の週刊文春告発へと続くのです。許せないのはメール前後の文脈は省いた【グレー羽生善治】の所だけに焦点を当てたご都合切取り主義と、主人をあたかも三浦先生告発の一員と誤解を受ける様に名前を利用された事。文春の中吊りや新聞の見出し用に。 — うさぎ🐰あひる🐣羽生理恵 (@mau28310351) 2017年1月29日 当時、三浦九段は完全にクロという報道一色でしたが、結局、完全にシロという結論で落ち着いたようです。東洋経済にわかりやすい解説記事がありました。 *疑惑をかけられた三浦弘行九段と家族のスマートフォンやパソコンからは、不正の証拠は何一つ出てこなかった。 *対局料(挑戦が決まっていた竜王戦でタイトルを奪取すれば4320万円、奪取しなくても1590万円)をフイにした三浦九段 *「疑惑の発端となった『30分の離席』はそもそも存在しない」という驚愕のものだった。久保九段との対局では計2時間40分の離席があったが、重要な局面での離席は6分、3分、3分といずれも短かった。 *「一致率」について、第三者委員会は「同一ソフト・同一局面・同一棋譜でも指し手の一致率には約20%の違いがある」 *「三浦九段よりも一致率が高い棋士も存在するが何ら問題視されていない」 *「検証の対象とした4局で、対局相手やトップ棋士に聞き取り調査をしたが、三浦九段の指し手に不自然さはない」 (将棋界が直面する未曾有の危機とは何か? 将棋ソフトに右往左往、三浦九段は完全シロ 東洋経済 2017年01月04日 山田 雄一) 追記 2016年12月29日 日本将棋連盟の最終的な判断が出たので一部を転載します。 連盟が設置した第三者調査委員会が調査したところ、夕食休憩後に30分ほど離席したという指摘には根拠がなかったという。「三浦九段の指し手が、将棋ソフトの指し手と一致している」という指摘も、計測ごとにばらつく指標だったため、証拠価値はないとしている。さらに、三浦九段が提出したスマートフォン、PCなどを外部企業が解析しても、不正行為の痕跡は見当たらず、十分な証拠がないと判断したという。(三浦九段の将棋ソフト“不正使用疑惑”は「証拠なし」 ただし出場停止処分は「妥当」 ITmedia ニュース 2016年12月26日 19時47分 更新)   第三者委員会調査結果を受けて 日本将棋連盟 更新:2016年12月27日 18:55 12月26日(月)、日本将棋連盟は第三者調査委員会の調査結果に関する答申を受けました。 本日それを踏まえ、記者会見を東京・将棋会館で行いました。 以下に谷川浩司会長の会見要旨を記載いたします。 谷川浩司会長 会見要旨 昨日午前、第三者調査委員会より報告書を頂きました。 委員長の但木先生をはじめ、永井先生、奈良先生には、二ヶ月近くに及ぶ綿密な調査をして頂き、本当に有難うございました。 また、昨日午後に会見を開いていただきました事も重ねて御礼申し上げます。 今回の報告書では、三浦九段は不正を行っていないこと、常務会が出場停止処分を取ったのは妥当であること、この二つの結論を頂きました。 常務会の判断が妥当だったとは言え、結果的に三浦九段につらい思いをさせてしまいましたことは本当に申し訳なく思っております。 …  (http://www.shogi.or.jp/news/2016/12/post_1492.html?mi=cu_news)   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 三浦九段の2回目の反論文書全文(毎日新聞 2016年10月21日 より) 対局中の将棋ソフト使用疑惑について(2) 一部マスコミにて事実と異なる内容が報道されているため、重要な点についてのみ誤りを指摘しておきたいと思います。 まず、平成28年10月10日、連盟理事からソフト使用疑惑があるという理由により、翌日に理事などが集まるので将棋会館に来るよう伝えられました。私は、「渡辺さん(明・竜王)はこれから戦う相手なので呼ばないでください」と伝えました。数日後に竜王戦が控えていたため、私が疑われ、身の潔白を証明する場に渡辺さんが同席していると、対局に差し障りがあると考えたからです。しかし、私の要望に反して翌日の会議の場に渡辺さんは出席していました。 次に、平成28年8月頃、三枚堂さん(達也・四段)と将棋の研究を行っていた際に、三枚堂さんがスマートフォンを用いて自宅のパソコンを操作しているのを目にしました。私は、そんなことができるのかと驚き「どうやっているの」と聞きました。彼は、私がパソコンに疎いことを知っていたため、詳しい説明はしませんでした。もちろん、私のスマートフォンに遠隔操作アプリをインストールしたことはありません。 また、対局中に控え室などでスマートフォンの操作をしたことなどはありません。 ちなみに、私はスマートフォンの提出を拒否した訳ではありません。そもそも、連盟はスマートフォンのみならずパソコンの提出すら望んでいませんでした。スマートフォンは、私が日常使用しますし、私の保有するパソコンを調べてもらえば、遠隔操作ソフトなどが導入されていないことは分かってもらえると思っていました。 もっとも、現段階に至っては、自らの潔白を証明するため、私のスマートフォンと4台のパソコンを信頼のおける調査会社等に提出し、過去にインストール及びアンインストールされたソフトの内容や、電源のオンオフの日時などの解析を行ってもらおうと考えています。調査会社等の選定については、連盟が協議に応じてくれるのであれば、連盟と共に選定したいと思います。また、私は上記スマートフォンとパソコンしか持っていませんが、家族などのスマートフォンやパソコンなども調査対象に加えて欲しいと連盟が望むのであれば、進んでそれらも調査対象に加えたいと思います。後から別のパソコンなどが怪しいと言われても困るからです。そのうえで、解析結果を私や連盟が入手する前に、調査会社等から直接世間に発表してもらおうと考えています。 本来これらの作業は、疑いをかけた連盟が実施すべきだと思います。なぜ、私が自らこのようなことを行わざるを得ないのかと思うと悲しくなります。私は単に今までどおり将棋を指したいだけなのです。 […]

第57期王位戦七番勝負第5局、羽生善治王位が木村一基八段に敗れる

2016年8月30、31日に徳島県徳島市で行われた第57期王位戦七番勝負第5局は、20時6分に終局し、羽生善治王位が木村一基八段に敗れました。 棋譜 http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201608300101.html 参考 第57期王位戦をリアルタイムで解説!王位戦中継 第57期王位戦七番勝負 対局日程 王位戦第5局 木村が激戦制しタイトル王手(神戸新聞NEXT016/8/31 21:42):”将棋の羽生善治王位(45)=王座、棋聖=に木村一基八段(43)が挑戦している第57期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)第5局は31日午前9時から徳島市の渭水苑(いすいえん)で指し継がれ、午後8時6分、172手までで後手番の木村が勝ち、対戦成績3勝2敗で初のタイトル獲得に王手をかけた。”

将棋電王戦を戦う棋士たちへ、米長 邦雄 永世棋聖からの応援メッセージ(2012年)

2012年1月に第1回電王戦を戦った米長邦雄 永世棋聖(1943-2012)がコンピュータとの対戦に関してどのような考え方を持っていたのかがわかる非常に興味深いインタビューです。 【ニコニコ動画】米長邦雄永世棋聖インタビュー 第2回将棋電王戦 電王戦に出たいきさつ 00:09 僕が棋士の中じゃ一番コンピュータというものをいろいろ研究していたので、僕が出るよりないと思って出たんですけどね。まさか、負けるとは思わなかった。 コンピュータに敗れた理由 00:34 当日の対局でやり損なったことが悔やまれます。コンピュータ相手には、気合とか、一手違いの読み比べとか、そういうものを出したときは人間がだいたい負けるんですね。コンピュータ相手に戦っているということを最初から最後まで意識してやらないとダメなんです。すごく根気が要るんです。自分を殺しながらずーっと一手一手やっていきますのでね。そのまま続ければよかったんですけど、やっぱり、暴発というんですかね、やっぱり人間らしい手を指しちゃったというところが。まあ、人間同士だったら魅力ある手だったんですけど、コンピュータにはそれは通用しなかったということですね。 1:46 僕の作戦はコンピュータの弱点を突いていくということで、途中まではうまく行ったんですけどね。やっぱりイライラしてくるもんでね。「やっちまえ!」というのが裏目に出たということです。 電王戦の企画について 02:00 (電王戦の企画について)ドワンゴの川上会長が1対1で毎年やっていくよりも、いっぺんに五局でやろうと言っていただいたので、それじゃやりましょうということで。やっぱりファンが喜んでもらえるかどうかとうことが一番大きいですね。 コンピュータに勝つための戦略 03:18 コンピュータの素晴らしさは素晴らしさで、これは人間がかなわないんだということを人間のほうが悟って、その上で、コンピュータには人間に及ばない欠陥があると、その欠陥は何であろうかということを、プロ棋士が真剣に考えて対応すれば、人間が負けることはない。コンピュータの研究成果は一部に特化していると思うんですね。人間同士で戦うということでなくて、コンピュータというものがどういうものかということを知って対局に臨めば、プロ側が勝つのだろう。5人ともプロ棋士相手に指すつもりで練習している場合は、五戦全敗だと思う。コンピュータと戦っているんだと切り替えさえすれば、プロがいけると思っている。 コンピュータに勝つために必要な態度 04:45 今年の1月14日に指した将棋で2手目に6二玉と指したんですけど、人間には非常に評判悪かった。人間同士の戦いの中ではあれは悪手(あくしゅ)なんですね。しかしコンピュータの弱点を知って指した手としては、あの時点では最善だったと思うんですね。しかし、コンピュータのほうも研究を積み重ねて、その6二玉はもう古い手だと、プログラムをいろいろ変えてやってくると思う。だけど、どこまで変えていってもコンピュータにはコンピュータの限界があるのであって。人間はあまりにもコンピュータを知らなさ過ぎる。人間相手ではなくてコンピュータと戦うということに切り替えられるかどうか、そこが見所ですね。 コンピュータ対プロ棋士の対局内容の未来 06:59 つまらん将棋だなと思ってもらえればプロが勝つという、不思議な内容になると思う。プロが自分を殺して、コンピュータの長所、弱点を知り尽くした上で指せるかどうかっていうことで。格好いいとこ見せようとか、こういうふうにやろうとプロが考えたときには、プロが負けるときだと思うんですね。 07:54 コンピュータがあまりにも強すぎる。人間同士の戦いにいきなり持ち込んでると、コンピュータにひどい目に会いますので。意外な弱点をプロが的確に突けるかどうか。 電王戦出場棋士の人選 9:18 来年、再来年どういうふうになっていくかということですけれども、この形態を続けていくとすれば、コンピュータが強くなって人間を引き離すというよりも、コンピュータを研究するプロ棋士が頑張って、逆に人間のほうが有利になってくるんだろうという気がしますね。四段でも、羽生でも渡辺でも、プロ側の人選をどうしたから、タイトルを持っているから強いとか、四段だからダメとか、引退したから弱いとか、そういうレベルでなくてですね。コンピュータをどこまで研究しているかどうかにかかっているのであって。強い棋士が出たからプロが勝つというとうことではないのだろうと思うんですね。 電王戦の意義とは? 10:28 一番大事なことは共存共栄でね。コンピュータ将棋に我々プロの棋士がどれだけ貢献できたかということが一つ。それと、人間と違う異次元のものが出てきたということでプロも頑張ると。ファンが喜ぶかどうかということが大きいと思うんですね。 11:28 おい、みんな頑張れよ! 参考 第2回電王戦(ニコニコ大百科):第2回電王戦とは、2013年に5人のプロ棋士と5組のコンピュータ将棋プログラムによって行われた将棋棋戦である。当初の予定では、第1回から1年に1戦ずつ5年間で計5回戦行われる予定だった。しかし、2012年1月14日に行われた第1回戦米長邦雄永世棋聖 VS ボンクラーズ終了後の記者会見で、急遽その話は白紙となり、2013年はプロ棋士5人VSコンピュータ5ソフトの一斉対局が行われることになった。 羽生善治が電王戦に出ない理由を米長邦雄永世棋聖が語る