分子生物学会年会にみる科学と芸術の融合

今回の分子生物学会は、「幹事役」の年会長をあの近藤滋氏が担当したことにより、非常に革新的なものになりました。まずなによりも非常に芸術的な年会のウェブサイトのデザインが、今年度のテーマが「科学と芸術の融合」であることを強烈に伝えています。

そして通常の学会では有り得ないような企画が目白押し。学会会場の端では研究者らによるジャズの生演奏が流れ、年会企画「生命科学研究を考えるガチ議論」がUSTREAMでインターネット中継され、学会の口演の会場では、合い間に「生物学xアニメーション」という気の利いたアニメーション(モデル動物のファッションショーが特にCOOL!)や、「ガチ議論」を宣伝するための過激なPVが映し出されたり。また分子生物学の御大たちの顔に落書きするコーナーがあったり、

高校生の発表の場を設けられていたり、TEDスタイルの市民向け一般講演会も企画されるなど、学会をエキサイティングな「お祭り」にするということに関して徹底的な努力が伺えました。

分子生物学会の運営をする人たちが映像やアートの専門家らとうまくタイアップして、学会にエンターテインメント性を持たせることに成功したと言えます。

 


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