大学ウェブサイトの英語翻訳、英文校正を行う会社一覧

ネットで目に留まったもののリスト(順不同、適宜削除追加あり)

  1. 英文校正エディテージ(カクタス・コミュニケーションズ)研究機関向けらくらく英語サイト制作 国際化を目指す研究機関に特化したバイリンガルサイト制作サービス 英語サイト英語サイトのみ 50万円(税別)/10ページ+翻訳料金
  2. ユレイタス 大学や企業にふさわしい風格のある英訳版ホームページを作成 大学や企業の顔となるホームページでは、つたないシロウト翻訳では信用を落としかねません 大学ホームページの英訳の受注実績(2010年のみ)東北大学 京都大学 大阪大学 九州大学 慶応義塾大学 明治大学 立命館大学 上智大学 熊本大学 学習院大学 島根医科大学など
  3. フォルテ 研究論文、パンフレット、ウェブサイト等の翻訳、英文校正 他
  4. 丸善雄松堂 (Maruzen-Yushodo) 英文校正・翻訳サービス 機関ソリューション お問合せフォーム 年間契約、英語論文セミナー、ホームページ国際化支援
  5. 大学生協 翻訳サービス 本サービスは、大学生協の組合員専用の翻訳・校正サービスです。大学の組合員のみご利用いただけます。シラバス、講座テキスト、学内規則、ホームページ上の文章まで幅広い翻訳ニーズに対応しています。
  6. トランスマート ウェブサイト、ホームページの英語翻訳・ローカライズ 会社ホームページ、メディアサイトの多言語化、社長あいさつや、よくある質問(FAQ)の英訳、和訳など、IT関連の実務経験豊富なプロの翻訳者がネイティブ向けに翻訳
  7. 翻訳会社 Language Union 英語・中国語(簡体・繁体)、韓国語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、スウェーデン語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語などのホームページの翻訳など

 

参考

  1. 英文校正事業部門「エナゴ」(クリムゾン インタラクティブ ジャパン) 「話す力」の強化に焦点を当てたセミナー 講師略歴(一部)グレン・パケット イリノイ大学大学院卒(物理学)、京都大学物理学GCOE特定准教授アンドリュー・ヒリアー 京都大学大学院卒(物理学)、京都大学大学院付属天文台研究員等を歴任トム・ガリー シカゴ大学大学院卒(修士:数学、博士:言語学)、現・東京大学大学院教授

手段はusingかby usingかbyかwithか?

論文を書いていると、「手段」を表すときの英単語として、using とby usingのどちらを使うべきかでよく迷います。withやbyという選択肢もありますので、さらに迷います。

using? by using? with? by? 何を使えば良いのか、参考になりそうなウェブサイト、書籍、および、論文中の例を紹介します。

‥‥ 「by using」と「using」はいずれも可能ですが、どちらにするかによって文意が微妙に異なります。「by using」によっては、Aを得るのに coupled cluster method だけで十分だというニュアンスが含まれます。(by, using, by using の使い分けについて エナゴ学術英語アカデミー)

 

(ある行為を描写している文の)動詞が受身形である場合には、byの目的語になりうるのはその行為を行う行為者を表す語のみだということである。つまり、その行為者が利用する道具、手段などがbyの目的語になることはありえない。(科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 Chapter 29 147ページ)

能動態の場合でも、by の替わりに、(by) using、with、(by) employing、through、in terms of、by applying、(by) utilizing、(by) making use of、through use of、by means of、with the help of、with the aid of、from のような、意味がよりはっきり限定された表現を使用した方が望ましい。(科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 Chapter 29 147ページ)

 

語句の選択にあたっては、文法的に正しいか、語法が正しいか、保守的・厳格か、内容的に意味をなすか、著者が意図してそのニュアンスを出したいのか、事実を正確に表すか、語呂的によいか、どちらでもいいのか、などの観点から考える必要があると思います。

出版された論文の英文が必ず全て正しい、最善であるという保証がないので、参考としてグーグルスカラーのヒット件数と合わせて紹介します。Ludwigという論文執筆者向けの英文検索サービスも、無料版だと検索回数が限られますが、使い勝手が良いです。

 

~の装置を用いて観察した

byを用いた文例

  1. The cells were examined by fluorescent microscopy using a Leica SP2 confocal microscope (Leica, Wetzlar, Germany). (doi: 10.1186/1471-2202-13-48 PMC3407521) [Google Scholar “examined by * microscopy” 約 151,000 件]
  2. Cells were examined by confocal microscopy following MitoTracker staining. (10.1371/journal.pone.0015901) [Google Scholar “examined by * microscopy” 約 151,000 件]
  3. These images were obtained by ceiling mounted X-ray sources and corresponding floor mounted amorphous silicon image detectors. (10.3389/fonc.2012.00063) [Google Scholar “obtained by * detector” 約 2,050 件] :

withを用いた文例

  1. MOR distribution was examined with a Zeiss confocal microscope using a 63× oil immersion objective. (10.1371/journal.pone.0019372) [Google Scholar “examined with * microscope” 約 7,180 件]

usingを用いた文例

  1. All images were acquired using a Zeiss confocal microscope (LSM 510 META DuoScan) (10.1371/journal.pone.0009465)[Google Scholar “acquired using * microscope” 約 1,020 件]

by usingを用いた文例

  1. Living and fixed cells were imaged by using widefield microscopy as previously described. (10.1371/journal.pone.0009898) [Google Scholar “imaged by using * microscopy” 約 140 件 ]

 

~の手法を用いて調整した

usingを用いた文例

  1. Multiple comparisons were controlled for using the Bonferroni correction (P<0.0005). (10.1038/sj.bjc.6604935) [Google Scholar ” controlled for using” 約 5,890 件]

by usingを用いた文例

  1. Day of the week effects, holidays, and epidemics were controlled for by using dummy variables. (10.1289/ehp.7387)[Google Scholar “controlled for by using” 約 2,770 件 ]

 

~によって制御した;~によって(実験条件を)制御した

by usingを用いた文例

  1. Our findings underscore the importance of considering HER3 behavior in the context of its molecular environment, which we were able to control by using a cell line that does not endogenously express HER receptors. ( 10.1073/pnas.1617994114) [Google Scholar “by using a cell line” 約 404 件]

 

(実験材料)を用いて実験した

usingを用いた文例

  1. To separate the effects of cell cycle perturbation from changes in viral gene expression, we conducted experiments using a cell line that is relatively resistant to profound growth arrest with rapamycin treatment. (10.1371/journal.pone.0014535) [Google Scholar “experiments using a cell line” 約 72 件 ]

 

『科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現』のChapter 29では、13ページにわたって、日本人が犯しやすいbyの誤用に関する詳細な説明があります。その中の、29.1[行為]+by+[道具]のような表現 29.1.3「道具」が手段、過程、方法、などである場合 というセクションから一つだけ例を紹介します。

誤:This integral was performed by the Newman method.

正:This integral was performed /with/using/ the Newman method.

 

(~の手法を用いて)計算した

byを用いた文例

  1. The intervertebral rotation calculated by our method during an
    extension movement was comparable to the rotation calculated by the manual method for the C2/C3 to C6/C7 segments. (Image Analysis: 20th Scandinavian Conference, SCIA 2017) [Google Scholar “calculated by * method” 約 92,700 件]

usingを用いた文例

  1. The normalized mean number of division that cells have undergone was calculated using method of De Boer and Perelson, where Xn(t)  =  the number of cells undergone n divisions by time t [51]. (10.1371/journal.pone.0015154) [Google Scholar “calculated using * method” 約 44,500 件]

withを用いた文例

  1. Intraclass correlation coefficients were calculated with the method described by Snijders and Bosker. (10.1136/bmj.b5479) [Google Scholar “calculated with * method” 約 16,600 件]

 

~の手法で解析した

usingを用いた文例

  1. The level of βGeo expression was analyzed using two methods. (10.1186/1471-2202-11-62)[Google Scholar “was analyzed using * method” 約 5,180 件] [Ludwigh “was analyzed using * method 30 ]

withを用いた文例

  1. Data was analyzed with Prism 5 (GraphPad software). (10.1186/s12915-015-0167-8) [Google Scholar “data was analyzed with” 約 17,500 件]

byを用いた文例

  1. Data was analyzed by custom Matlab scripts. (10.7554/eLife.08688) [Google Scholar “data was analyzed by” 約 19,000 件]
  2. Data was analyzed by ∆-∆CT method using 18S ribosomal transcript as endogenous control. (10.1038/s41598-017-12940-0) [Google Scholar “was analyzed by * method” 約 13,300 件] [Ludwig “was analyzed by * method” 2 件]

 

参考

  1. オンライン言語検索サービスのLudwigで英文をブラッシュアップ (TechCrunch Japan 2016年8月07日) 2016年2月に公開されたLudwigは、正しい英語の文章を書くサポートをする言語検索エンジンだ。(1日15回検索まで無料。それ以上のヘビーユーザーには有料コースあり)
  2. Ludwich (ludwig.guru): We built a gigantic database with millions of correct English sentences and an algorithm specialized in language so that you can compare any of your English phrases with a set of similar correct and contextualized ones.(1日15回検索まで無料。それ以上のヘビーユーザーには有料コースあり)
  3. エナゴ学術英語アカデミー パケット道場~初級アカデミック英語講座~
  4. 科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現 グレン・パケット 著 京都大学学術出版会

 

科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現
科学論文の英語用法百科 第2編 冠詞用法

 

冠詞はaかtheか無しか?可算・不可算の謎を解く、パケット英語用法百科II

日本人が英語で論文を書くときの壁のひとつが、正しい冠詞を選べないことです。辞書で可算名詞か不可算名詞か調べても、まったく解決しません。抽象名詞が文脈によって可算名詞として使われたり、修飾語句によって冠詞の選択が変わる可能性があるからです。「なぜここではこの冠詞なのか」とアメリカ人の研究者に聞いても、「なんとなく」という答えしか返ってこなくて、もやもやが残るだけです。冠詞の選択を誤ると文の意味が変わってしまうことが多く、論理が一貫しない読みにくい原稿になります。しかし、そんな日本人の冠詞の悩みを解決する、福音書とでもいうべき教科書がついに刊行されました。

グレン・パケット氏が『科学論文の英語用法百科 第1編 よく誤用される単語と表現』を世に送り出したのが2004年。それから実に12年もの歳月を経て、2016年に「科学論文の英語用法百科」待望の第2編が刊行されました(全5編の予定)。第2編「冠詞用法」は、書籍タイトル通り、一冊まるまる300ページが冠詞の選び方の説明に費やされています。

ネイティブなら自然に身につけてしまう正しい冠詞の選び方のルールを徹底的な理論的考察により炙り出し、悩める日本人研究者にそれを伝授するという、実に野心的かつ教育的な本です。

冠詞用法は、正式な指導を受けるとしても僅かなものにすぎないのに、ネイティブ・スピーカーはどうにかほとんど全ての人が完璧な直感的な理解を得る。… 上述のように冠詞の特殊性を認識した結果として、冠詞用法の理論を科学的理論と同様に構築することができるということに気付いた。…当然、英語における冠詞用法を説明する理論は他にも組み立てられ、異なった個人的観点から築かれた理論はどれも内容に多少の差異があるものとなるだろう。しかし、慎重に組み立てられたものであれば、そのいずれの理論でも、ネイティブ・スピーカーに共有される同一の直感的な理解に基づくため、冠詞用法についての帰結が必ず一致するという意味で同等のものでなければならない。…英語の場合は、冠詞があるため、日本語では普段示されない情報が各名詞に対して必ず示される。冠詞により名詞の意味するものがことごとく一定の形を持つかどうか、また特定、唯一、包括的などであるかどうかについて明確な情報が伝えられる。…原文を日本語として読むときは内容について何の違和感も感じないが、英語に訳そうとすると、初めて文章中に(英語から見れば)意味が曖昧な名詞があることに気付く、ということがしばしばある。その名詞が特定のものを意味しているのか、任意のものを意味しているのか、ある種類やある範囲内の全てのもの、あるいはその一部のみを意味しているのかなど、ということが判断できないわけである。また、その情報が文脈からでも分かり得ないことは少なくない。その多くの場合、訳文での冠詞用法を誤らないためには文献を調べる必要がある。…冠詞用法の基礎となるロジックをしっかり学習した上で、たくさんの用例を対象にそのロジックを熟考すると、冠詞の正しい使い方は徐々に直感的に理解できるようになる。本書が提供する指導はまさにそういった学び方を可能にするものである。 (前書きより)

 

参考

  1. 『科学論文の英語用法百科』とは(京都大学学術出版会)
  2. パケット道場~初級アカデミック英語講座~  (エナゴ学術英語アカデミー):パケット道場記事一覧
  3. Paquette道場(phpBB掲示板