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「人間の手が精巧にできているのは創造主なる神のおかげ」とする論文を掲載した学術誌プロスワン(PLOS ONE)に対して科学者から非難が殺到

プロスワン(PLOS ONE)は、学術雑誌の出版社PLOSが2006年に創刊したオープンアクセスジャーナルです。論文の価値は雑誌掲載後に研究者が決めるべきという編集方針と、紙面の制約がないオンラインジャーナルという特性から、投稿された論文の採択率が高いという特徴があります(採択率70%程度といわれる)。論文が受理されやすいわりにはインパクトファクターも比較的高めなので、多くの研究者に支持されています。日本人研究者にも馴染みの深いメジャーな学術誌の一つです。 ところが、2016年1月5日にこのプロスワンに掲載された中国人研究者の論文「Biomechanical Characteristics of Hand Coordination in Grasping Activities of Daily Living」(日常生活での把持動作における手の協調運動の生体力学的な特徴)が、研究者に衝撃を与えています。 (http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0146193) なんと、この論文の中で著者らは、「手の精巧な構造は、創造主なる神のおかげである」と1度ならず3回も繰り返し述べているのです。 まずアブストラクトで(該当箇所を太字で示しました)、 “The explicit functional link indicates that the biomechanical characteristic of tendinous connective architecture between muscles and articulations is the proper design by the Creator …