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第57期王位戦七番勝負第5局、羽生善治王位が木村一基八段に敗れる

  2016/08/31    将棋

2016年8月30、31日に徳島県徳島市で行われた第57期王位戦七番勝負第5局は、20時6分に終局し、羽生善治王位が木村一基八段に敗れました。 棋譜 http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201608300101.html 参考 第57期王位戦をリアルタイムで解説!王位戦中継 第57期王位戦七番勝負 対局日程 王位戦第5局 木村が激戦制しタイトル王手(神戸新聞NEXT016/8/31 21:42):”将棋の羽生善治王位(45)=王座、棋聖=に木村一基八段(43)が挑戦している第57期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)第5局は31日午前9時から徳島市の渭水苑(いすいえん)で指し継がれ、午後8時6分、172手までで後手番の木村が勝ち、対戦成績3勝2敗で初のタイトル獲得に王手をかけた。”

手の発生と魚の胸びれの発生とに共通する遺伝子発現制御機構をシカゴ大の研究チームが発見

  2016/08/21    科学ニュース

手は、進化的には魚の胸鰭(むなびれ)の部分に相当すると考えられています。しかし、魚の鰭には鰭条(きじょう)と呼ばれるスジが多数ありますが、指があるわけでもなく、その構造は手とは似ても似つかぬものです。そのため、手のどの部分が鰭のどの部分に対応するのかはわかりません。 シカゴ大学ニール・シュービン博士の研究グループがマウスの前肢やゼブラフィッシュの胸鰭の形成に関与する遺伝子の発現機構を調べたところ、そこに一つの共通性が浮かびあがってきました。 これまでの研究でシュービン博士らは、ゼブラフィッシュよりも進化の過程でゲノムの変化が少ないスポッテッド・ガーという魚のゲノムを調べ、マウスの”手”になる部分で遺伝子の発現を制御することができる特定のゲノム領域(エンハンサー)を見つけていました。スポッテッド・ガーの「手のエンハンサー」をゼブラフィッシュに導入し、発生の時期にこのエンハンサーが働いた細胞がその後何になるのか追跡調査してみたところ、鰭のスジの部分になっていることがわかったのです(下の写真)。 マウスの前肢(左)とゼブラフィッシュの胸鰭(右)を標識するエンハンサーの働き(緑色)(シカゴ大学ニュースより) マウスの”手”の部分の形成には、Hoxa13とHoxd13という2つの遺伝子関わっており、この2つの遺伝子の働きをなくすと、手の部分が形成されなくなることが知られています。そこで、ゼブラフィッシュでも同様にHoxa13とHoxd13の遺伝子の働きをなくしてみたところ、鰭のスジがある部分が小さくなり、かわりに、鰭の根元の部分の硬い骨からなる領域が増大することがわかりました。指=ヒレのスジの部分というわけでは決してありませんが、形がまったく異なっていても、遺伝子の働きという視点でみると共通性が見えてくるのは面白いものです。 研究チームの中村哲也研究員:「魚が陸上生物へ進化したメカニズムの解明に向け、大きな一歩だ」(魚のひれにある骨、哺乳類の手に進化 シカゴ大確認 日経新聞 2016/8/20) 参考 Tetsuya Nakamura, Andrew R. Gehrke, Justin Lemberg, Julie Szymaszek & Neil H. Shubin. Digits and fin rays share common developmental histories.  Nature Published online 17 August 2016 Evolutionary biology: Fin to …

夏休みの自由研究課題 アイデア&方法

  2016/08/11    科学教育

小中学校の夏休みの宿題では、自由研究が一番大変です 自由研究とは? そもそもそのような宿題を課すことこそ子供の自主性や主体性を否定しているという、大変に矛盾した宿題である。…多くの場合において、この宿題は子供の想像を越えた何かの偉業を成し遂げなければならないのではないかという畏怖心を夏休み突入直前の児童らに抱かせる。そして同様に多くの場合、この宿題は夏休みの残り2日で適当な思い付きだけで片付けられる。(『自由研究』アンサイクロペディア)   自由研究のやりかたは、中学理科の教科書に掲載されています。 自由研究 課題を見つけて探求しよう  1 疑問を持つ 何を不思議に思ったのか、何を知りたいのか、はっきりさせる。 2 課題を設定する 知りたいことがはっきりしたら、これから取り組む課題を設定する。 3 仮説をもち、計画をたてる 研究課題についての情報を、書籍やインターネットなどを利用して集め、研究の手順や方法を具体的に考える。そして、研究に必要な器具や材料を準備する。 4 観察や実験を行い、結果を得る 観察・実験・調査などを行い、結果を記録する。結果はスケッチ、写真、ビデオ、メモなどで記録し、表などにまとめる。 5 結果をもとに考察する 結果からどのようなことがわかるか、自分の仮説は正しいといえるか、考察して話し合う。 6 疑問から、さらなる課題へ 新たな疑問は何か、さらに、知りたいことは何か、はっきりさせる。(2に戻る) (中学校理科1 教育出版 文部科学省検定済教科書 中学校理科用 17教出 理科731 平成28年度 253ページ)   自由研究のやりかたがわかったところで、一番頭を悩ませるのが自由研究のテーマ選びではないでしょうか?アイデアを得る際に助けになりそうな、過去の研究報告や実際のやり方などを紹介したウェブサイトを集めてみました。   生物 バイオ基礎教室:野菜からDNAを抽出してみよう (くらしとバイオプラザ21):”この実験では、家庭にあるもの、あるいは、100円ショップ、スーパーストア、薬屋さんで購入できるものだけを使います。” セミの羽化の観察 : “2日で完成します。短時間で、ちょっぴり感動的に仕上がります。先生へのウケは大変良かったです。…セミの幼虫は、木の根本などにあいた小さな穴を見つけて、細長い草の茎や木の枝を注意深くさしこんでやれば、向こうからしがみついてくる” (ほぼ日刊イトイ新聞 夏休みの自由研究相談所) とかげのくらし (小学校6年 自然科学観察コンクール 小学校の部 文部科学大臣奨励賞):”トカゲとカナヘビに学習能力はあるのか? 《学習能力実験のまとめ》・トカゲもカナヘビも正しい出口を見分け、学習する能力を持っている。・正しい出口の判断は方角で行う。・形も学習し、見分けることができる(トカゲでは実験できていない)。・学習能力はトカゲの方が高い。トカゲは自分の巣穴を掘って、行動することから、位置に関係する学習能力はカナヘビより高いことが分かる。” メダカの研究(中学校の部 自然科学観察コンクール入賞作品 継続研究奨励賞):”<方法>メダカに、前後左右から水槽をたたく刺激を50回ずつ与え、ビデオカメラで撮影する。メダカの動きを線にして、一枚の紙に描く。<結果>尾ビレの実験と同様に、メダカの右側から刺激を与えると左に動き、左側から刺激を与えると右に動く傾向があった。” 黒出目金の条件反射に関する研究 (小学校6年 自然科学観察コンクール入賞作品):”研究の動機 エサをやる前には、「エサだよー」と話しかけるような感じで、水そうを何度かたたいていた。1カ月ぐらいたつと水そうをたたくだけで、水そうの水面近くまで泳いできて、エサをねだるような行動をするようになった。” カマキリの食べ物の研究 …