佐藤名人がPONANZAに2連敗し電王戦に幕

第2期電王戦のプレビュー(12:54)

 

将棋のプロ棋士(第2期叡王戦の優勝者)とコンピューターソフト(第4回将棋電王トーナメント優勝ソフト)が対戦する第2期電王戦二番勝負の第2局が2017年5月20日に、兵庫県姫路市の姫路城で行われました。佐藤天彦名人(29)は将棋ソフトのポナンザに破れ、電王戦は人工知能ポナンザが覇者となりました。

2017年5月20日 第2期電王戦二番勝負第二局 佐藤天彦 叡王 対 Ponanza 棋譜

なお、電王戦はこれで幕を閉じることになるそうです。人工知能が人間の頭脳を凌駕してしまった結果、将棋ソフトx棋士の戦いが互角には成立しない時代になってしまったのでしょう。

 

佐藤名人がソフトに完敗 将棋電王戦が終了 KYODO NEWS 【共同通信社】2017/05/20 に公開

 

記者会見での山本一成氏のコメントの一部、および佐藤天彦名人の電王戦6年間を包括するコメント (出典:YOUTUBE動画 PONANZA、佐藤名人に完勝! 山本一成のコメント「将棋ソフトは暴力的に強くなったので、もう羽生さんとは対局しなくても・・」 )

 

報道(第二期電王戦第2局の結果)

  1. 速報:電王戦第2局もPonanzaが勝利。序盤は佐藤叡王が優勢で進んだものの、受けきれず惨敗 コンピューターはもうプロ棋士レベルを優に超えてしまったってこと (japanese.engadget.com 2017/05/20):佐藤叡王の先手で始まった本局は、☗2六歩と飛先を突き、これに対しPonanzaは☖2四玉と第1局のような玉が上る展開。これには解説陣や会場もどよめきましたが、☗2六歩に対しPonanzaが指す9手の中の1つだそうです。
  2. 電王戦 佐藤名人が人工知能に敗れ人間大きく負け越し(NHK NEWS WEB 5月20日 20時27分):現役のタイトル保持者と人工知能が初めて対戦した将棋の電王戦二番勝負は、20日に行われた第2局で、佐藤天彦名人が、人工知能のPONANZAに再び敗れました。
  3. 将棋電王戦 ソフト連勝で幕 佐藤名人「思いつかない手」(毎日新聞 2017年5月20日 19時37分(最終更新 5月21日 00時48分)):コンピューター将棋ソフトと棋士が戦う第2期電王戦二番勝負第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのPONANZA(ポナンザ、開発者・山本一成氏と下山晃氏)が佐藤天彦(あまひこ)名人(29)に94手で勝って2連勝を飾った。
  4. 佐藤天彦名人、人工知能に敗北決定 将棋・電王戦(朝日新聞DIGITAL 2017年5月20日21時21分):将棋の棋士と人工知能(AI)が戦う第2期電王戦二番勝負(ドワンゴ主催)の第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)がPONANZA(ポナンザ)に敗れた。これでポナンザの2連勝となり、将棋界の頂点に立つ名人の敗北が決まった。
  5. 最後の電王戦 将棋ソフトが名人に連勝(日本経済新聞 2017/5/20 19:36 (2017/5/20 23:49更新)):将棋の第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で指され、後手のコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」が第1局に続き佐藤天彦名人(29)を破った。
  6. 佐藤天彦名人、ポナンザに2連敗…将棋の電王戦(@niftyニュース/読売新聞 2017年05月20日 20時22分)将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う第2期電王戦二番勝負第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、ソフトのポナンザが佐藤天彦名人(29)を94手で破った。
  7. 佐藤天彦名人が将棋ソフト「PONANZA」に連敗(日刊スポーツ 2017年5月20日19時48分):将棋のプロ棋士、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」の2番勝負、第2期電王戦最終第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、先手の佐藤名人が94手で敗れた。
  8. 最後の電王戦 佐藤名人がソフトに完敗「期待に応えられなかったのは残念」/将棋(サンスポ SANSPO.COM 2017.5.20 21:49)将棋プロ棋士の佐藤天彦名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負、第2期電王戦の第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、94手で佐藤名人が敗れた。

 

 

また、叡王戦は、タイトル戦に昇格して続けられることになるそうです。

【ニコニコ動画】第3期叡王戦 タイトル戦として開幕決定!

 

報道(叡王戦がタイトル戦に昇格)

  1. 将棋に八つ目のタイトル戦「叡王戦」 新設は34年ぶり(朝日新聞デジタル 2017年5月20日21時35分):日本将棋連盟と「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴ社は20日、両者が主催する叡王戦をタイトル戦に昇格させると発表した。タイトル戦の新設は34年ぶりで、八つ目となる。

 

参考

  1. 現役棋士タイトル保持者(日本将棋連盟 棋士データベース)
  2. 「将棋のプロ棋士ってどうやってお金を稼いでいるの?」(日本将棋連盟 将棋コラム):プロ公式戦は2016年8月現在17個ありますが、このうち「竜王戦」「名人戦」「王位戦」「王座戦」「棋王戦」「王将戦」「棋聖戦」が七大タイトルと呼ばれています。
  3. 叡王戦(日本将棋連盟 棋戦一覧)
  4. 第2期 叡王戦
  5. 第3期 叡王戦
  6. 現役名人がコンピューターに負けた。将棋電王戦が、人間同士と違う部分。(Number Web 2017/04/08 茂野聡士):コンピューター将棋ソフトの中でも最強と言われる電王「PONANZA」と佐藤天彦名人の対局。現役のタイトルホルダー、それも順位戦を経て決まる名人がコンピューターと相まみえるということもあり、大きな注目が集まった一戦は71手で先手・PONANZAの勝利に終わった。
  7. 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2017年4月7日 (金) 16:00 佐藤慎一):しかし、図から▲7四歩という一撃で、その全てが崩れ去る。△同飛は▲8八金があるので△同銀と取るが、そこで▲7七桂と逃げられた局面は驚いたことに後手に指す手がないのである。
  8. 多くのコンピューター将棋の開発者が願い祈ってきた未来 Ponanza完勝、第2期電王戦第1局の佐藤名人が敗れた顛末と電王手一二さんの独占秘話(ASCII.jp x ゲーム・ホビー 2017年04月05日 13時50分更新 文● 飯島範久 編集●ジサトライッペイ)
  9. プロ棋士と将棋ソフト、最後の決戦。佐藤天彦叡王 VS Ponanza、第2期電王戦二番勝負の展望は? (日本将棋連盟 将棋コラム 2017年03月31日):第2期電王戦の記者発表会で、将棋電王戦は今期限りで終了することが発表されている。そこで、まずはこれまでの電王戦及び、電王戦以前のプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトとの戦いの歴史を簡単に振り返ってみよう。
  10. 棋士の一分 将棋界が変わるには 問題は起こるべくして起こった。「物言う棋士」が明かす将棋界の危機。角川新書 著者 橋本 崇載 発売日:2016年12月10日: 内容紹介ブログ:橋本崇載八段著「棋士の一分 将棋界が変わるには」の読書感想文(将棋ワンストップ・ニュース 2016/12/10)、橋本崇載「棋士の一分」は内部から将棋界を痛烈批判した衝撃の問題作だった! (あいむあらいぶ 2016-12-14)、[書評] 橋本崇載「棋士の一分 将棋界が変わるには」(グローバル引きこもりブログ 2016-12-15)
  11.  叡王戦史上屈指の好カード 佐藤天彦九段―羽生善治九段:第2期 叡王戦本戦観戦記(ニコニコニュースORIGINAL 2016年11月21日 観戦記者 内田晶) 17:01):名人の佐藤と三冠の羽生が準決勝で激突した。
  12. 不屈の棋士 大川慎太郎著 講談社現代新書 2016年07月19日発売 羽生善治は将棋ソフトより強いのか。渡辺明はなぜ叡王戦に出ないのか。最強集団・将棋連盟を揺るがせた「衝撃」の出来事、電王戦でポナンザに屈した棋士の「告白」とは。気鋭の観戦記者が、「将棋指し」11人にロングインタビューを敢行。ここまで棋士たちが本音を明かしたことはなかった!由緒ある誇り高き天才集団は、はたしてこのまま、将棋ソフトという新参者に屈してしまうのか。劣勢に立たされ、窮地に追い込まれた彼らはいま、何を考え、どう対処し、どんな未来を描いているのか。プロとしての覚悟と意地、将来の不安と葛藤……。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する棋士たちの「実像」に迫った、渾身の証言集。
  13. 将棋連盟の理事に立候補するハッシーこと橋本崇載八段が電王戦のハメ手に「ガッカリした人がいないか心配」(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/12 更新2015/4/13)
  14. 電王戦FINAL、AWAKE開発者・巨瀬亮一さん「ハメ手を使うプロ棋士の存在意義」を問う(将棋ワンストップ・ニュース 2015/4/11 更新2015/6/26)
  15. いつまでも震えが止められない。ponannzaを開発した「対局者」の山本さん、コンピューター将棋に携わっている方々を自分は尊敬して止まない。将棋に新しいプロセス、スポットライトを当ててくれて、日々努力と精進している方々。それでも、自分は勝ちたかったし、勝たなきゃいけなかった。(申し訳ない サトシンの将棋と私生活50-50日記 2013-03-31
  16. Ponanzaとは、山本一成が開発したコンピュータ将棋ソフトウェアである。2013年3月30日、第2回電王戦第2局で佐藤慎一四段と対戦して勝利し、現役のプロ棋士に公の場で勝った史上初の将棋ソフトとなった。Bonanzaへのリスペクトを表した名前だが、現在はBonanzaライブラリ不使用である。POnanza is Not bonANZA でPonanzaとのこと。(ponanza ニコニコ大百科)
  17. 清水市代女流王将との対局 次にプロ棋士との公式対局が行われたのは3年後の2010年10月11日であり、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSによる合議制で作られた「あから2010」が清水市代女流王将と対戦し、あから2010が勝利した。(Bonanza ウィキペディア
  18. 2007年3月21日、大和証券杯ネット将棋・最強戦の創設を記念して、渡辺明竜王との平手一番特別対局が組まれた。結果は渡辺が勝利した。対局は品川プリンスホテルでの公開対局となりBonanzaの先手、持ち時間はそれぞれ2時間とされた。(Bonanza ウィキペディア

 

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羽生善治名人が第2期叡王戦に出場。優勝すれば人工知能と対戦へ。

羽生善治名人と人工知能との夢の対決が実現する可能性が出てきました。第2期叡王戦の優勝者は2017年開催の第2期電王戦で人工知能と一騎打ちを演じることになりますが、その叡王戦に、羽生善治名人がエントリーしたことが明らかになりました。

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【段位別予選】 出場を希望する現役プロ棋士のエントリーを受け付け、段位別の予選を実施、本戦の出場者を決定。本戦出場者数:16名(内訳:四段 1名/五段 2名/六段 2名/七段 2名/八段 3名/九段 5名)
【決勝本戦】 決勝本戦出場16名で抽選を行い、組み合わせを決定す。
【優勝決勝戦】 三番勝負(3日間)を行う。
参考:叡王戦の概要

eiou2016

もし羽生善治名人がこの第2期叡王戦で優勝すると、第4回将棋電王トーナメントの優勝ソフトと第2期電王戦で対戦することになります。

参考

  1. 第2期叡王戦
  2. 電王戦
  3. PONANZAが連勝で第1電王戦終了。第2期叡王戦に羽生名人がエントリーで、いよいよコンピューターとの対決なるのか!?(engadget日本版 BY いーじま(Norihisa Iijima) 2016年05月22日)
  4. 天才・羽生がAIと対戦する日 第一人者を揺さぶる実力 (style.nikkei.com 2016/5/22):”2017年春、将棋界のスーパースターがコンピューター将棋ソフトと対戦するかもしれない――。将棋ソフトとプロ棋士が対戦する第1期電王戦二番勝負がソフト側の2連勝で終わった22日、主催のドワンゴは来年春の電王戦に出場する棋士を決める第2期叡王戦に、羽生善治王座(名人・王位・棋聖)が参加すると発表した。羽生王座が優勝すれば、公の場で初めて将棋ソフトと対戦することになる。”

人工知能と人間の頭脳との戦い 将棋電王戦がいよいよ最終章へ

2012年1月に米長邦雄 永世棋聖がコンピュータ将棋プログラム「ボンクラーズ」(伊藤英紀氏が開発)と対局したのが、将棋電王戦の始まりでした。翌年からは5対5の団体戦の形で開催されてきましたが、2015年の第4回将棋電王戦はFINALと銘打たれており、これが最後となる予定です。

これまでの対戦成績は、

第1回 将棋電王戦 一番勝負 持時間各3時間
2012年1月14日 ● 米長邦雄永世棋聖  ボンクラーズ/ 伊藤英紀  ○

第2回 将棋将棋電王戦 五番勝負 持時間各4時間
2013年3月23日 第1局 ○ 阿部光瑠四段 習甦/竹内章 ●
2013年3月30日 第2局 ● 佐藤慎一四段 ponanza/山本一成 ○
2013年4月 6日 第3局 ● 船江恒平五段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2013年4月13日 第4局 持将棋 塚田泰明九段 Puella α/ 伊藤英紀 持将棋
2013年4月20日 第5局 ● 三浦弘行八段 GPS将棋/田中哲朗・森脇大悟 他 ○

将棋電王戦リベンジマッチ
2013年12月31日  ○ 船江恒平五段 vs ツツカナ ●

第3回 将棋電王戦 五番勝負 持時間各5時間
2014年3月15日 第1局 ● 菅井竜也五段 習甦/竹内章 ○
2014年3月22日 第2局 ● 佐藤紳哉六段 やねうら王/磯崎元洋 ○
2014年3月29日 第3局 ○ 豊島将之七段 YSS/山下宏 ●
2014年4月 5日 第4局 ● 森下 卓九段 ツツカナ/一丸貴則 ○
2014年4月12日 第5局 ● 屋敷伸之九段 ponanza/山本一成 ○

将棋電王戦リベンジマッチ 持時間各8時間
2014年7月19日 ● 菅井竜也五段 習甦 ○

将棋電王戦リベンジマッチ 持ち時間3時間、継盤使用可
2014年12月31日 ○ 森下卓九段 ツツカナ ● (裁定による勝敗)

第4回 将棋電王戦(FINAL) 五番勝負 持時間各5時間
2015年3月14日 第1局 ○ 斎藤慎太郎五段 Apery/平岡拓也 ●
2015年3月21日 第2局 ○ 永瀬拓矢六段 Selene/西海枝昌彦 ●
2015年3月28日 第3局 ● 稲葉 陽七段 やねうら王/磯崎元洋、岩本慎 ○
2015年3月 4日 第4局 ● 村山慈明七段 ponanza/山本一成、下山晃 ○
2015年3月11日 第5局 阿久津主税八段 AWAKE/巨瀬亮一

将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKE 2015年4月11日(土)10:00対局開始 東京・将棋会館  9:30 ニコニコ生放送 のPV
将棋電王戦FINAL第5局で阿久津主税(あくつ ちから)八段と対戦する将棋ソフトはAWAKE. AWAKEはこの将棋電王戦FINALの出場資格を得るための大会、第2回電王トーナメント(2014年11月1日~3日)で優勝し、「電王」の称号を手にしたソフトです。 【将棋・電王戦決勝】 awake VS ponanza 2014年11月3日

第3回将棋電王戦 第5局 屋敷伸之 九段 vs ponanza

第3回将棋電王戦 出場棋士発表PV 人類VSコンピュータ 第3回将棋電王戦 出場棋士がついに発表!第2回将棋電王戦の敗北を受け、第3回は更なる強豪棋士が出場します。
【完全版】第2回将棋電王戦 第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 PV

第2回将棋電王戦に関しての羽生善治三冠のインタビュー
第2回将棋電王戦PV

【米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ】プロ棋士 対 コンピュータ 将棋電王戦 告知PV

参考

    1. 棋戦情報 電王戦(日本将棋連盟)
    2. 【続報】年越しの電王戦 激闘20時間の末に人間側勝勢のまま指し掛け(ニコニコニュース/ガジェット通信 2015/1/1):”強豪将棋コンピューターソフト「ツツカナ」に森下卓九段が挑んでいた「電王戦リベンジマッチ」は、約20時間・152手の激闘の末、森下九段勝勢のまま、コンピュータが負けを認めず延々と指し続けるため、1月1日5時26分、後日指し掛け(対局中断)となった。”
    3. 電王戦リベンジマッチ 森下卓 九段 vs ツツカナ 中断に対する批判まとめ (TOGETTER)
    4. PV 「電王戦リベンジマッチ」2014.12.31 森下卓九段 vs ツツカナ (ニコニコ動画)
    5. 「第2回電王トーナメント」レポート(日本将棋連盟 2014年11月 4日):”「何とかしてPonanzaの連覇を止めたかったので、達成できて言葉で表現できないほど嬉しいです。電王戦FINAL出場に当たって、棋士の先生には申し訳ないんですが、そこまで勝負自体にはこだわりはないです。コンピュータを使っていかにプロ棋士が強くなって、将棋のレベルが上がることに貢献できるかというところにモチベーションがあります」(巨瀬さん)”
    6. 電王戦リベンジマッチ・森下卓九段 VS ツツカナは森下九段の判定勝ちに (2ch名人):”判定勝ちの理由として、中断局面からコンピュータ同士で対戦して、後手(森下九段側)の100戦100勝。 ”
    7. 将棋電王戦リベンジマッチ 激闘23時間 菅井竜也五段 vs 習甦 (ニコニコ生放送 2014年7月19日)(20時間58分45秒)
    8. 第2回将棋電王戦第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 棋譜 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg58174 ニコニコ静止画
    9. 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実 【前編】対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音 (現代ビジネス 2013年04月29日):” 「棋士の文化と、われわれ研究者の文化は違うんですよ。棋士は『この一局の勝負にすべてが懸かっている』と考えます。だけど私たちは『1000局指してみないと本当の強さなんてわからない』と考えている。一局だけでは、出来不出来がありますからね。研究者はいつも、誤差のかたまりを相手にしているんですよ。だから今日の結果で、コンピュータのほうが強いとか、人間のほうが強いとか、そういうことはまったく考えません。負かされて、修正すべき点が見つかればそこを直す。その繰り返しです。(GPS開発者の1人金子知適氏)”
    10.  「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか(現代ビジネス 2013年05月15日):”ずっと将棋をやってきた者としては、プロの権威を傷つけたくはない。でも開発者としては、ソフトの力を試したい。葛藤があります。傷つきなんかしない、杞憂だとは思うけど、でも杞憂であってほしいという願望かもしれない。(ponanza開発者山本氏)” ”私は、悪手を指して負けたわけではないのです。GPSも、一手の悪手も指していません。”(三浦八段)
    11. 【第2回電王戦】Puella αx塚田泰明のクライマックスを見たかった(ニコニコ動画):第4局 塚田泰明九段 Puella αの対局で持将棋になった場面から局後のインタビューまでの動画。
    12. 第2回将棋電王戦第4局 塚田泰明九段 vs Puellaα 棋譜(ニコニコ静画)
    13. 佐藤 大輔(さとう だいすけ、1974年 – )は、日本の映像作家。フジテレビジョンを経て、現在は株式会社佐藤映像代表。将棋「電王戦」プロモーションビデオ(2012年〜、ニコニコ生放送)(ウィキペディア)

電王戦 村山七段がponanzaに敗れる

2015年4月4日(土)、奈良薬師寺の舞台で将棋電王戦FINAL第4局が行われ、村山慈明 七段がponanza(ポナンザ)に敗れるという結果になりました。

棋譜が見られるブログ ⇒ <投了まで>将棋棋譜速報 将棋電王戦FINAL第4局 「ponanza」対「村山慈明七段」(将棋上達の探求 2015年04月04日)

ponanzaの初手は7八金。一般的には7八金に対しては振り飛車をするのが有利になりやすいと言われるそうですが、村山七段は振り飛車は選びませんでした。村山七段はコンピュータ将棋対策として「相横歩取り」というプロ同士ではさほほど多くみられない戦型に持ち込みました。しかし、「攻めのponanza」は予想に反して21手目で3六飛と引いたため、飛車角総交換などの激しい戦いへ進まず、力戦(りきせん)模様となりました。解説者によると19手目の7七歩はここ40年くらいないそうで、 コンピュータ将棋らしくponanzaは常識にとらわれない手を指したようです。97手までで先手番ponanzaが勝利。

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 1/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 2/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 3/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 4/

将棋電王戦FINAL 第4局 村山慈明七段 vs ponanza 5/

対局後の記者会見では東(あづま)将棋連盟常務理事が、序盤研究の第一人者である村山七段が序盤から押されぎみの展開になるなどponanzaの実力が際立っていたと述べました。

村山七段は今回の対ponanza戦に向けてこの半年間、ponanzaと練習対局をして研究を重ねてきましたが勝率が1~2割あったかどうかというくらいに強い将棋ソフトだったそうです。将棋電王戦FINALのに参加したことで得られた収穫は何かと聞かれて、けっこう棋風かわったねと言われるくらいの影響を受けており、ponanzaに引き上げてもらった部分もあると、率直にponanzaの実力を認めていました。

参考

  1. 「将棋電王戦FINAL」第4局村山七段が敗れ2勝2敗に並ぶ、決着は最終局へ(マイナビニュース 2015/04/04):”終局後の会見で村山七段は「相横歩取りは、練習では激しい将棋になることが多かった。本譜は練習でほとんど指されず、研究していない形になってしまった。いい将棋が指せなくて残念です」と肩を落とし、ponanzaの開発者・山本一成氏は「力が出やすい展開になって、序盤の分かれは悪くないのではと思っていた。両者勝ち越しをかけて第5局を戦うのは初めて。つなげることができたと思う」と語っていた。”
  2. ponanzaが完勝しコンピューター側が2勝2敗のタイとなる|将棋電王戦FINAL(週アスPLUS 2015年04月04日)
  3. 将棋電王戦FINAL第4局、ponanzaが「将棋の定跡に重大な問題提起」した構想で村山慈明七段に完勝 (将棋ワンストップ・ニュース):”終局後、佐藤康光九段は、森下九段が「将棋の常識が覆る」と言った▲7七歩△7四飛▲3六飛の手順について「かなり重大な問題提起。これはおそらくプロの棋士でも考えた人がいないのでは。定跡に問題提起した」とも話していました。”
  4. 将棋電王戦、ソフトが勝つ 2勝2敗で最終局へ 村山七段の奇襲実らず(日本経済新聞2015/4/4):”事前の練習将棋での勝率は1、2割だったという村山七段。ポナンザの強さを認めるだけに「(苦しいといわれる)後手番で、ポナンザ相手に正攻法で受けに回るのは厳しい」とみて、「奇襲」ともいえる作戦「相横歩取り」戦法を採用した。”
  5. 将棋:電王戦、ソフト勝ち2勝2敗に(毎日新聞 2015年04月04日):”村山七段は「序盤で飛交換を避ける予想外の手を指され形勢を損じた。研究不足というしかない」、山本氏は「盛り上がる展開になってうれしい」と語った。”
  6. 第84期棋聖戦五番勝負第2局 【渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖】の棋譜と感想(結城の将棋ブログ 2013年6月22日 ):”愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」にて、第84期棋聖戦五番勝負第2局【渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖】が行われました。…ニコ生解説の塚田泰明九段も「タイトル戦で久々に見た」と仰っていたように、羽生三冠が後手番で相横歩取りを選んだのは24年ぶりらしいです。”

将棋電王戦を戦う棋士たちへ、米長 永世棋聖

2012年1月に第1回電王戦を戦った米長邦雄 永世棋聖(1943-2012)がコンピュータとの対戦に関してどのような考え方を持っていたのかがわかる非常に興味深いインタビューです。

電王戦に出たいきさつ
00:09 僕が棋士の中じゃ一番コンピュータというものをいろいろ研究していたので、僕が出るよりないと思って出たんですけどね。まさか、負けるとは思わなかった。

コンピュータに敗れた理由
00:34 当日の対局でやり損なったことが悔やまれます。コンピュータ相手には、気合とか、一手違いの読み比べとか、そういうものを出したときは人間がだいたい負けるんですね。コンピュータ相手に戦っているということを最初から最後まで意識してやらないとダメなんです。すごく根気が要るんです。自分を殺しながらずーっと一手一手やっていきますのでね。そのまま続ければよかったんですけど、やっぱり、暴発というんですかね、やっぱり人間らしい手を指しちゃったというところが。まあ、人間同士だったら魅力ある手だったんですけど、コンピュータにはそれは通用しなかったということですね。
1:46 僕の作戦はコンピュータの弱点を突いていくということで、途中まではうまく行ったんですけどね。やっぱりイライラしてくるもんでね。「やっちまえ!」というのが裏目に出たということです。

電王戦の企画について
02:00 (電王戦の企画について)ドワンゴの川上会長が1対1で毎年やっていくよりも、いっぺんに五局でやろうと言っていただいたので、それじゃやりましょうということで。やっぱりファンが喜んでもらえるかどうかとうことが一番大きいですね。

コンピュータに勝つための戦略
03:18 コンピュータの素晴らしさは素晴らしさで、これは人間がかなわないんだということを人間のほうが悟って、その上で、コンピュータには人間に及ばない欠陥があると、その欠陥は何であろうかということを、プロ棋士が真剣に考えて対応すれば、人間が負けることはない。コンピュータの研究成果は一部に特化していると思うんですね。人間同士で戦うということでなくて、コンピュータというものがどういうものかということを知って対局に臨めば、プロ側が勝つのだろう。5人ともプロ棋士相手に指すつもりで練習している場合は、五戦全敗だと思う。コンピュータと戦っているんだと切り替えさえすれば、プロがいけると思っている。

コンピュータに勝つために必要な態度
04:45 今年の1月14日に指した将棋で2手目に6二玉と指したんですけど、人間には非常に評判悪かった。人間同士の戦いの中ではあれは悪手(あくしゅ)なんですね。しかしコンピュータの弱点を知って指した手としては、あの時点では最善だったと思うんですね。しかし、コンピュータのほうも研究を積み重ねて、その6二玉はもう古い手だと、プログラムをいろいろ変えてやってくると思う。だけど、どこまで変えていってもコンピュータにはコンピュータの限界があるのであって。人間はあまりにもコンピュータを知らなさ過ぎる。人間相手ではなくてコンピュータと戦うということに切り替えられるかどうか、そこが見所ですね。

コンピュータ対プロ棋士の対局内容の未来
06:59 つまらん将棋だなと思ってもらえればプロが勝つという、不思議な内容になると思う。プロが自分を殺して、コンピュータの長所、弱点を知り尽くした上で指せるかどうかっていうことで。格好いいとこ見せようとか、こういうふうにやろうとプロが考えたときには、プロが負けるときだと思うんですね。
07:54 コンピュータがあまりにも強すぎる。人間同士の戦いにいきなり持ち込んでると、コンピュータにひどい目に会いますので。意外な弱点をプロが的確に突けるかどうか。

電王戦出場棋士の人選
9:18 来年、再来年どういうふうになっていくかということですけれども、この形態を続けていくとすれば、コンピュータが強くなって人間を引き離すというよりも、コンピュータを研究するプロ棋士が頑張って、逆に人間のほうが有利になってくるんだろうという気がしますね。四段でも、羽生でも渡辺でも、プロ側の人選をどうしたから、タイトルを持っているから強いとか、四段だからダメとか、引退したから弱いとか、そういうレベルでなくてですね。コンピュータをどこまで研究しているかどうかにかかっているのであって。強い棋士が出たからプロが勝つというとうことではないのだろうと思うんですね。

電王戦の意義とは?
10:28 一番大事なことは共存共栄でね。コンピュータ将棋に我々プロの棋士がどれだけ貢献できたかということが一つ。それと、人間と違う異次元のものが出てきたということでプロも頑張ると。ファンが喜ぶかどうかということが大きいと思うんですね。
11:28 おい、みんな頑張れよ!

参考

  1. 第2回電王戦(ニコニコ大百科):第2回電王戦とは、2013年に5人のプロ棋士と5組のコンピュータ将棋プログラムによって行われた将棋棋戦である。当初の予定では、第1回から1年に1戦ずつ5年間で計5回戦行われる予定だった。しかし、2012年1月14日に行われた第1回戦米長邦雄永世棋聖 VS ボンクラーズ終了後の記者会見で、急遽その話は白紙となり、2013年はプロ棋士5人VSコンピュータ5ソフトの一斉対局が行われることになった。