Category Archives: 事故

宮崎・早野論文が撤回 博士号も取り消し

 

 

  1. 不透明な「宮崎早野論文」撤回~宮崎氏は博士号取り消し (07/30/2020 – 14:09 OurPlanet-TV)福島県立医科大学の宮崎真講師と東京大学の早野龍五名誉教授が、福島県伊達市住民の被曝データを使って執筆した2つの論文について、英国の学術雑誌「Journal of Radiological Protection(以下 JRP誌)」が7月28日付けで撤回を公表した。… また福島医大は、宮崎氏の学位論文撤回が決定されたことの報告と学位取り消しの申し出があったため、今月15日に審査を実施。博士号の学位取消しを承認したことを明らかにした。
  2. 福島県伊達市 被ばくデータ論文撤回 7/31(金) 22:00配信 テレビュー福島 YAHOO!JAPANニュース
  3. 同意なく被ばくデータ使用の論文2本を撤回 早野東大名誉教授ら執筆 2020年7月31日 12時40分 東京新聞
  4. 不透明な「宮崎早野論文」撤回~宮崎氏は博士号取り消し 07/30/2020 – 14:09 OurPlanet-TV
  5. 伊達市民の被曝解析データを前規制委員長へ提供〜宮崎早野論文 ( 03/02/2020 – 01:43 OurPlanet-TV)伊達市民の被ばくデータを同意を得ずに論文に使用していた問題で、論文の著者が投稿前の解析データを原子力規制委員会の田中俊一委員長(当時)に提供していたことがわかった。
  6. 実測数より多いデータ解析〜宮崎早野論文に新疑惑 (02/28/2020 – 02:14 OurPlanet-TV)伊達市が、2014年の第3期(10月〜12月)に住民に配布したガラスバッチは約1万6000だったにもかかわらず、論文では2万1,080人のデータが解析されていた。2万1,080人という人数は、2013年7月から2014年6月までの1年間に、年間を通してガラスバッチを計測した人口と一致するため、前年のデータを流用した可能性がある。
  7. 宮崎早野論文に関するフォーラム開催 東大調査の不備指摘 (2019年9月16日 東大新聞ONLINE)
  8. 「日本の科学は危機的」〜「宮崎早野論文」と研究不正調査を検証 (09/14/2019 – 17:00 OurPlanet-TV )本人の同意を得ずに、福島県伊達市の全住民の被ばく線量を解析していた「宮崎早野論文」問題をめぐり、研究不正調査の結果を問う東京大学出身の研究者らが9月14日、「科学の健全な発展を望む会」を結成し、科学コミュニティの問題を考えるオープンフォーラムを開催した。
  9. 東大・福島医大「研究不正なし」〜宮崎・早野論文 (07/19/2019 – 08:36 OurPlanet-TV )
  10. 福島の放射線量過小評価か 早野名誉教授らの論文不正疑惑を概観 2019年4月3日  東大新聞ONLINE
  11. 「早野(龍五)氏はめちゃくちゃ!伊達市民の人権や尊厳を一切無視。許せない!」 黒川眞一名誉教授(高エネルギー加速器研究機構)による宮崎真・早野龍五論文に関する記者会見 2019.2.22 (記事公開日:2019.2.26 IWJ)ツイッターで「原子力安全神話」に沿った情報発信を行っていたのが東京大学大学院教授(当時。現在は東大名誉教授)の早野龍五氏である。一時はフォロワーが15万人を超えていた。 早野氏は当初、メルトダウンは起きておらず、格納容器も壊れていないと言い切っており、「東大の学者がそう言うのなら大丈夫だろう」と受け止めた人も多かったはずだ。2014年には「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井重里氏との共著『知ろうとすること。』(新潮社)を出版。放射能の影響を懸念する人々に安心を与える科学者として、「3.11後の安全神話」の旗振り役となっている。 その早野氏が、福島県立医科大学講師の宮崎真氏と共同で発表し、英国の放射線防護専門誌「Journal of Radiological Protection」(JRP誌)に掲載された2本の研究論文が問題視されている。
  12. 疑惑の宮崎早野論文を報じた朝日新聞に看過できない「改ざん」。不誠実な「訂正」は許されない2019.02.21 HARBOR BUSINESS Online(ハーバー・ビジネス・オンライン)
  13. 「被曝に関するウソあり」東大名誉教授論文を先輩学者が指摘 (2019/02/15 11:00 最終更新日:2019/02/15 19:43 女性自身)黒川さんは、「少しでも除染の効果を低く見せるための印象操作ではないか」と推察する。
  14. 千代田テクノルのデータを研究に使用認める〜宮崎・早野論文 (02/08/2019 – 17:00  OurPlanet-TV)第一著者の宮崎真福島医科大講師は5日、個人線量測定会社千代田テクノル(本社:東京都文京区)」から提供を受けたデータを使っていたことを認めた。また研究は、仁志田昇司前市長に持ちかけられたことも明かした。… 宮崎氏が使用を認めたのは、伊達市の個人線量計測を受託している千代田テクノルから入手したデータ。伊達市から個人線量分析業務を受託している同社は2015年2月13日金曜日、「成果物の品質向上を図る」との名目で、宮崎氏と早野氏にデータを開示したいと求める文書を仁志田前市長に提出。土日を挟んだ16日月曜日、市は個人情報保護審査会にかけることなく承認した。
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  16. 被ばく線量誤り論文修正へ 東大・早野氏 福島の住民データ (2019/1/8 17:10 日本経済新聞)著者の早野龍五東京大名誉教授(原子物理学)は8日、「累積線量を3分の1に評価する重大な誤りがあった」として、掲載した英専門誌に修正を求めたと明らかにした。… 16年12月空間線量との関係を調べた第1論文が掲載された。誤りがあったのは、人が生涯に被ばくする放射線量との関係を検証し17年7月に掲載された第2論文

米 海兵隊の輸送機MV22オスプレイが着陸に失敗し墜落

ハワイニュースナウで報道された墜落の瞬間を捉えた映像。
Hawaii military aircraft Osprey crash / Hawaii News Now

オスプレイはヘリコプターのように垂直離着陸ができ、しかも飛行機のように速く飛べる、両者のいいとこどりをしたような画期的な航空機です。

オスプレイ開発が始まったきっかけ、開発における相次ぐ事故、初の戦闘までを描いたドキュメンタリー番組「FLIGHT OF THE V-22 OSPREY (THE MILITARY CHANNEL)」。
V22 Osprey Documentary (44:53)

参考

  1. 1 killed, 21 injured in Osprey crash at Bellows Air Force Station (HAWAII NEWS NOW, May 18, 2015):”According to the military, an MV-22 Osprey from the 15th Marine Expeditionary Unit experienced a “hard landing” while conducting training at the Marine Corps Training Area at Bellows.The aircraft had 22 people on board when it went down around 11:40 a.m. According to the military, one Marine died and 21 were transported to local hospitals for assessment and treatment. On Monday morning, one Marine remained in critical condition, and three others were still hospitalized, but stable, officials said. The remaining Marines were treated and released.”
  2. オスプレイ、ハワイで着陸失敗 1人死亡21人搬送(朝日新聞デジタル 2015年5月18日):”… 海兵隊仕様のMV22は、すでに米軍普天間飛行場に24機配備されており、陸上自衛隊も同機種のオスプレイを2018年度までに米側から計17機購入することを決め、佐賀空港への配備を検討している。このほか、米国防総省は今月11日、米空軍仕様で特殊部隊などの輸送に使用するオスプレイCV22を計10機、横田基地(東京都福生市など)に配備すると発表している。…”
  3. Accidents and incidents involving the V-22 Osprey (Wikipedia)

いざというときに命を救ってくれるはずのエアバッグに逆に命を奪われる危険性

エアバッグの異常が原因と思われる事故で死亡者が5人、負傷者は100人以上にも上るというアメリカでは、エアバッグ製造メーカーのタカタや事故車の大半を占めるホンダに対する憤りが大きくなっています。2014年11月20日に米議会の公聴会が開かれ、タカタ社やホンダの幹部が厳しく追求されました。

今現在も異常なエアバッグが装着された車を運転している多数のドライバーが危険にさらされた状態にあり、タカタとホンダは批判の矢面に立たされています。

2013年にフロリダで、2002年式ホンダシビック運転中に事故に遭った女性Stephanie Erdman氏は、エアバッグが開いたときに破裂した金属部品が飛んで顔面に突き刺さり、死ななかったのが不思議なくらいという大怪我しました。彼女は証人として今回の公聴会で証言をしています。
CBS News – Defective Airbags

下の動画は、命を守るべきエアバッグが殺人兵器になっていると憤る米上院議員Bill Nelson氏。また、2001年式のホンダシビックを運転中に交通事故に遭いエアバッグの異常な破裂により右眼を失ったフロリダ州のCorey Burdick氏はタカタ社とホンダ社に対して訴訟を起こしています。

Sen. Nelson calls for recall of reportedly dangerous airbags

参考

  1. エアバッグ:タカタ、不信払拭できず…米公聴会(毎日新聞 2014年11月21日):”委員の関心は、リコールが始まった2008年11月の数年前から、タカタが欠陥を把握していながら、隠蔽(いんぺい)したのではないかとの疑惑に集中。清水本部長は05年5月に最初の事故の報告を受けたことを明らかにしたが、「当時、欠陥を示す証拠はなかった」と疑惑を否定した。”
  2. タカタのエアバッグ問題で米公聴会 リコールまでなぜ3年 (日本経済新聞 2014/11/21):”自動車部品メーカー、タカタの幹部がエアバッグの品質問題を巡って初めて公の場で発言した米上院公聴会。”
  3. Takata airbag victims looked like they had been shot or stabbed (By Chris Isidore CNNMoney November 20, 2014):”When police got to the scene of a minor car accident in Alhambra, California in September 2013, they thought the driver, Hai Ming Xu, had been shot in the face.”
  4. Handout photo from law office of 2001 Honda Civic which Corey Burdick was driving (Chicago Tribune):”A 2001 Honda Civic which Corey Burdick, 26, was driving in Eustis, Florida, on May 29, 2014, when he was involved in an accident with another vehicle. ”
  5. Senators Are Looking At A Gruesome Image Of A Takata Airbag Injury (By Matthew DeBord Business Insider Nov. 20, 2014):”Appearing as a witness, Stephanie Erdman testified about her 2013 accident in a 2002 Honda Civic in Florida.”
  6. タカタ製エアバッグ問題で米当局が全米におけるリコールを指示~タカタが欠陥を知りながら隠していた疑いも

タカタがエアバッグ欠陥隠蔽の疑い

タカタ製エアバッグ問題で米当局が全米におけるリコールを指示~タカタが欠陥を知りながら隠していた疑いも

車の衝突事故でエアバッグが開くときに金属製部品が飛び散り、それが体に当たって死亡するという事故が米フロリダ州で報告されていました。事故を起こした車のエアバッグは日本のタカタ社が製造したもので、当初はフロリダ州など高温多湿な州のみでリコールが行われていましたが、高温多湿という条件には当てはまらない地域でもタカタ社製エアバッグを装備した車による同様の事故が確認されたことから、米当局は全米規模のリコールを指示しました。タカタ社がこの米当局の指示に従わない場合には、最高41億円($35 million)の罰金を科せられる可能性があります。

リコールの対象となる可能性のある車は、トヨタ、ホンダ、マツダ、BMW,日産、三菱、スバル、クライスラー、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)の各社の特定の年式の車です(アメリカ国家道路交通安全局ウェブサイトのリコール対象車リスト)。

また、米ニューヨークタイムズは元従業員の話として、2004年にタカタ社はアメリカのヘッドクォーター(ミシガン州オーバーンヒルズ)で秘密裡(通常の勤務時間外)にエアバッグのテストを行い欠陥を認識したにもかかわらず上層部の指示でテスト結果を廃棄するなどの証拠隠滅を行い、これまで欠陥を隠していたと報道しています。

また杜撰な品質管理を暴露するビデオを入手したとしてニューヨークタイムズが、報道しています。
Takata’s Malfunctioning Airbags (BY Carrie Halperin ニューヨークタイムズビデオ Nov. 6, 2014)

参考

  1. タカタが証拠隠滅か…元従業員証言 エアバッグリコール問題、米で過熱(NewSphere 2014年11月11日):”エド・マーキー、リチャード・ブルメンソール米上院議員は7日、司法省に対し刑事捜査を開始するよう要請、また国家道路交通安全局(NHTSA)に問題のエアバッグを搭載している車両のリコールを呼び掛けるよう促した。”
  2. Takata Saw and Hid Risk in Airbags in 2004, Former Workers Say (By HIROKO TABUCHI New York Times NOV. 6, 2014): “But instead of alerting federal safety regulators to the possible danger, Takata executives discounted the results and ordered the lab technicians to delete the testing data from their computers and dispose of the airbag inflaters in the trash, they said.”
  3. タカタ製エアバッグ、リコール全米規模に 米当局指示 (日本経済新聞 2014/11/19):”タカタは「米当局の指示内容や対象となる台数など詳細を確認中」としている。タカタ問題では、ホンダやトヨタなど日本の自動車メーカーを中心に、中国を含む世界各国で1000万台超のリコールを迫られている。”
  4. 米フロリダ州でタカタとホンダに訴訟、欠陥エアバッグ死亡事故で(ロイター 2014年 11月 18日):”米フロリダ州でタカタ製エアバッグを搭載したホンダ車に乗っていた女性がエアバッグの欠陥により死亡したとして、この女性の遺族が17日、タカタとホンダに対し訴訟を起こした。”
  5. 弊社エアバッグに係るリコールについて(PDFファイル)(タカタ株式会社代表取締役会長兼CEO 高田 重久 2014 年11 月13 日)”本日、弊社の米国子会社であるTK HOLDINGS INC.(アメリカミシガン州)にて製造した運転者席側エアバッグの不具合に起因するリコールの届出を、本田技研工業株式会社様が日本等で行いました。このリコールは、本年7 月にマレーシアで起きた事故の調査の結果、運転者席側エアバッグのインフレータのうち、製造時におけるガス発生剤の吸湿管理が不適切であったものがあり、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがあることから、実施されるものと承知しております。”
  6. The U.S. government is asking for a nationwide recall of vehicles equipped with exploding airbags made by Takata (By Katie Lobosco CNN Money November 18, 2014):”It would be an expansion of a current recall which covers eight million vehicles made by 10 different automakers.” (動画 Airbag company accused of cover-up)
  7. NHTSA Demands New, Additional Details on Air Bags from Takata and 10 Auto Manufacturers as Part of Ongoing Investigation (NHTSA November 18, 2014):”The U.S. Department of Transportation’s National Highway Traffic Safety Administration (NHTSA) today announced it is calling for a national recall of vehicles with certain driver’s side frontal air bags made by Takata. This decision is based on the agency’s evaluation of a recent driver’s side air bag failure in a vehicle outside the current regional recall area and its relationship to five previous driver’s side air bag ruptures, all of which are covered by existing regional recalls.”
  8. Recalls Look-up by VIN (Vehicle Identification Number)
  9. タカタ製エアバッグ事故で際立った日米の報道姿勢の違い(BY 牧野 洋 現代ビジネス 2014年10月31日) ”この死亡事故で亡くなったのは、フロリダ州オーランド在住のヒエン・トラン氏。運転中に交通事故に遭い、 今月2日に病院で死亡した。同氏の首には誰かにナイフで刺されたような切り傷があった。それを根拠に、警察は殺人事件として捜査を始めていた。死亡から1 週間後、トラン氏の遺族はホンダからリコールの通知を受け取った。同氏が乗っていたホンダアコードのエアバッグに欠陥があり、回収する必要があるという内 容だった。この結果、同氏を死に追いやったのはナイフではなく、エアバッグであるということが判明した。”
  10. タカタが直面するいばら道―エアバッグリコール(By Colum Murphy And Eric Pfanner 原文(英語)ウォールストリートジャーナル2014 年 10 月 2 日)
  11. エアバッグ世界シェア20%「タカタ」品質問題で揺らぐ世界の自動車業界…GMに続く巨大リコール、自動車市場にかつてない危機感 (産経WEST2014.8.25):”自動車部品メーカーのタカタ(本社・東京)が製造したエアバッグの不具合をめぐり、世界の自動車市場が大揺れだ。”

消火訓練でアルコールを継ぎ足して爆発、全身火傷の重傷

2013年8月4日午前6時40分ごろ、滋賀県東近江市小脇町の「小脇郷グラウンド」で、消火訓練の準備中に、消防団員が鉄製の箱形の容器(縦60センチ、横90センチ、深さ20センチ)

にアルコールを入れて火を付け、「手をかざしたが熱がなかったため、火が消えたと思って再度アルコールを入れた」ところ大きな音とともに突然飛び散って、容器から、数メートルの位置にいた女児2人が全身を炎に包まれて全身に火傷を負い重傷を負う事故がありました。
毎日新聞 2013年08月04日 22時17分(最終更新 08月05日 00時07分)