Category Archives: プレスリリース

EurekAlert!(ユーレックアラート)の利用方法とよくある誤解について

英文プレスリリースで研究成果を世界に発信することの重要性について以前書きましたが、科学論文の出版に合わせて英文プレスリリースを出す場所としては、そのメジャーさからいってもまずはEurekAlert!だと思います。

EurekAlert!(ユーレックアラート)の利用方法

EurekAlert!にプレスリリースを投稿するためには、予め大学や研究機関の広報担当者(Public Information Officer, PIO)が、EurekAlert!に登録しておく必要があります。

  • 広報担当者の登録ページ Register

また、EurekAlert!からプレスリリースを公開してもらうためには、SUBSCRIPTION FEEの支払い手続きを行う必要があります。

  • サブスクリプション費用の案内ページ EurekAlert! Services ノンプロフィット団体の場合、年間だと1345ドル、一回ごとの投稿だと150ドルの費用がかかるようです。中国語など多言語への翻訳サービス(?)などのオプションもあります。
  • 1回ごとに支払いたい場合の申込書 Fee-per-posting Subscription Form
  • 年間契約したい場合の申込書 Annual Subscription Form

EurekAlert!は英文のプレスリリースを投稿するサイトですが、同時に日本語訳(日本語版プレスリリース)も投稿することができます。これは逐語訳である必要はなく、日本のスタイルで書かれたプレスリリースの原稿を投稿しても問題ないようです。英文プレスリリースを投稿後に、翻訳版を投稿するステップが表示されます。投稿後の修正や図の追加などが必要になった場合にはメールで受け付けてもらえるようです。日本語のみの投稿は受け付けていません。

EurekAlert!に関するありがちな誤解を解く

EurekAlert!は、英文プレスリリースを投稿するための非常にポピュラーなサイトですが、どのようなシステムなのかを理解していない研究者の方が結構多いので、ありがちな誤解を解いておきたいと思います。

Q1:インパクトファクターが高い論文しか掲載されないんだよね? 

A:トップジャーナル掲載論文のプレスリリースしかEurekAlert!に載せられないと思っている人が多いのですが、それは全くの誤解です。インパクトファクターの大小は掲載の可否とは全く関係ありません。研究成果をプレスリリースする場合には、査読付き論文であることが条件として求められるだけです。

 

Q2:EurekAlert!に審査されて、選ばれた論文しか掲載されなんでしょ?

A:それも誤解です。EurekAlert!による審査はありません。英文プレスリリースの原稿を投稿すれば誰でも掲載してもらえます。英語が多少ヘンでも多分誰も直してくれず、そのまま掲載されます。

 

Q3:日本の有力大学がつくる組織の加盟メンバーしか投稿できないの?

A:そんなことはありません。EurekAlert!の活用を推進する目的の、複数の大学からなる組織があるようですが、そのメンバーでなくても大丈夫です。大学の広報担当者がEurekAlert!に登録しさえすれば、どこの大学からでも投稿可能です。ちなみに、日本語版プレスリリースを投稿したい場合でも、英文プレスリリースの投稿が必須です。日本語単独のプレスリリースは受け付けられていません。

  1. 英文プレスリリース配信プラットフォーム 【参加校】(国際情報発信に関するプラットフォーム整備 研究力強化に資する 大学・研究機関ネットワーク の構築とその活動 『大学研究力強化ネットワーク』 自然科学研究機構・研究力強化推進本部 特任教授 小泉 周  PDF 文科省)
    1. Chiba University
    2. High Energy Accelerator Research Organization (KEK)
    3. Hiroshima University
    4. Kanazawa University
    5. Kobe University
    6. Kumamoto University
    7. Nara Institute of Science and Technology (NAIST)
    8. National Institutes of Natural Sciences (NINS)
    9. Okinawa Institute of Science and Technology (OIST)
    10. Research Organization of Information and Systems (ROIS)
    11. Tokyo Metropolitan University
    12. Toyohashi University of Technology
    13. The University of Tokyo
    14. Kyoto University
    15. Osaka University
    16. Tsukuba University

Q4:EurekAlert!に投稿すれば、必ず新聞に掲載されるの?

A:そんなに甘くはありません。新聞記者が面白いと思って記事にしてくれない限り、新聞記事にまではなりません。事情は、日本と同じです。海外の新聞記事として取り上げられることを目指すのであれば、自分の研究の意義や面白みを平易な英文で表現することが求められます。

 

Q4:EurekAlert!に投稿した後、取材の電話が殺到したりする?

A:研究成果の大きさによります。反応が無い場合には、EurekAlert!に投稿した次の日も、通常の平穏な1日のままです。少し反応がある場合には、新聞記者から研究成果の説明を求めるメールがチラホラ届きます。電話でコンタクトを取りたいという記者もいるかもしれません。

 

Q5:英語論文の要旨をそのままプレスリリースの原稿に転用していい?

A:それは止めた方がよいです。論文は専門家が読むために書かれたものですが、プレスリリースおよびその先の新聞記事の読者は、一般市民です。そのため、わかりやすい言葉で書きなおす必要があります。

 

Q6:日本国内向けの和文のプレスリリースを英訳すればいいのかしら?

A:逐語訳はお勧めできません。日本語のプレスリリースと英文のそれとでは、書き方のスタイルがかなり異なります(別に規則があるわけではなく、あくまで自由ですが)。日本語の場合、実験データの説明を中心として記述されていることが多いのに対して、英文の場合はあまり細かいデータには触れずに、要するに何がわかったのか、何ができるようなったのか、どういう意義があるのかを研究者が語るという、人間を中心とした構成が好まれるようです。

 

Q7:EurekAlert!の投稿内容がいろんなウェブサイトに掲載されたけど?

A:最近は個人でも簡単にウェブサイトが作れます(当サイトのように)。それが信頼性の高いメディアサイトなのか、アクセス目的の乱立サイトなのかを見極める必要があります。専属のライターがプレスリリース記事の内容を多少なりとも自分の言葉で書き直しているようなら、かなり真面目な科学ニュースサイトだと思います。日本のメディアでもそうですが、単に英文プレスリリースの文章を貼り付けただけのメディアサイトも多いです。

 

Q8:そうは言っても、英文プレスリリースを出すのは大変なんじゃないの?

A:ある程度「型」があるので、それにのっかって書けば、さほど大変ではないと思います。「研究成果を世界へ配信: なぜ、どうやって、そして誰が」(←コレは本当に役立つ!)や、実際にEurekAlert!に掲載されている文章を読んでコツを掴めば、論文を英語で書ける人にプレスリリースが書けない理由はないはず。

 

参考

  • Using EurekAlert! for Science News-gathering NINS Press Seminar 19 APR 2018 | Tokyo, Japan Brian Lin, Director, Editorial Content Strategy blin@aaas.org EurekAlert!利用法に関する新聞記者・科学ジャーナリスト向けの解説
  • 大学の研究が海外メディアに取り上げられる新手法  (  ニュースイッチ livedoorNEWS) 一方、同機構は米科学振興協会が運営するプレスリリース配信プラットフォーム「ユーレックアラート」において、日本用のジャパンポータルを開設してもらった。傘下の研究所の研究成果のプレスリリースを日本語・英語で国内外のメディアに届けられる。 これを京都大学や大阪大学などでもURAによる研究成果の英文プレスリリース配信に活用している。年間約50件を発信したり、海外から大きな反響を得たりと、各大学で成果が出はじめた。
  • 研究力強化に資する大学・研究機関ネットワークの構築とその活動 Science誌(平成27年7月31日号)及びAAASのホームページにおいて、ネットワークとしての国際情報発信の活動や EurekAlert!日本ポータルの活動などが記事として紹介され、国際的にも高く評価されている(Science, 31 July 2015:Vol. 349 no. 6247 pp. 488-489)。
  • 自然科学研究機構研究大学強化促進事業中間自己評価書 平成28年3月(PDF)例えば、国際情報発信タスクフォースについては、AAAS との交渉のもと EurekAlert!日本ポータルの設立を働きかけ、こうしたプラットフォームを通じた国際プレスリリースの配信を開始した(現在、16 大学・研究機関が参加)。
  • Japan’s universities open up to the world Brian Lin Science 31 Jul 2015

EurekAlert!英文プレスリリース発信数ランキング~1位は「3位じゃダメ」のアノ大学~

EurekAlert!(ユーレックアラート)という英文プレスリリースサイトがありますが、このEurekAlert!で論文発表の成果を世界に向けて発信している大学のランキングを作ってみました。方法は、日本語サイトや、Advanced SearchのNews Sourceで目についた大学をサイト内検索し、結果を羅列しただけです。漏れに気付いた場合適宜追加します。

こうしてみると、大学の規模や論文数と英文プレスリリース数は必ずしも比例しないことがわかります。英文プレスリリース数の多さは研究広報の努力の賜物なので、それがわかる取り組みも併せて紹介します。

最初の数字は2019/07/15に調べたもの。→の後の数字は、2021/02/13に調べた件数です。増加を見てみると、横浜国立大学9→30、東京農工大学17→51、JST18→54、信州大学21→70、東京理科大学10→83など、英文リリース投稿に力を入れている大学・研究機関がわかります。京大が規模の割に意外と少ないのが不思議。私立大学の中では東京理科大学が早稲田の倍の発信数で、ダントツのトップ。慶応大学(Keio University)が見当たらないのは謎。

大学の国際化のために、英文プレスリリースを出して大学の成果を国際的に発信してみてはいかがでしょうか。たいしてお金をかけずに研究大学としてのプレゼンスを世界に示すことができます。

さて、「英語による研究成果の発信」において1位はどこかというと、「3位じゃダメなんです」の大阪大学でした。大阪大学、ぶっちぎりの一位ではないですか!

 

大阪大学

大阪大学 (Osaka University) 329 → 461 results found

  • 平成28事業年度 事業報告書 自:平成28年4月 1日 至:平成29年3月31日 国立大学法人大阪大学 <平成27年度以前からの継続的な取組・実績>●海外への研究成果発信 海外のメディア、研究機関へ研究ニュースを配信するオンライン科学情報サービス「EurekAlert!」(68件)と「AlphaGalileo」(74件)への情報発信(月平均6件程度)を継続して行うとともに、英国の科学情報雑誌New Scientistが主催する、科学の祭典”New Scientist Live”にブース出展、本学教員によるプレゼンを行う等、本学の研究情報の海外発信をより強化した。
  • 大阪大学経営企画オフィス研究支援部門

理化学研究所

理化学研究所 (RIKEN) 320  → 338 results found

東京工業大学

東京工業大学 (Tokyo Institute of Technology) 165 → 293 results found

自然科学研究機構

自然科学研究機構 (National Institutes of Natural Sciences; NINS)  190 → 278 results found

  • 自然科学研究機構とは、国立天文台、核融合科学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所の5機関
  • 科学プレスリリース配信プラットフォームEurekAlert!の活用 2018年4月19日(木曜日)、「科学プレスリリース配信プラットフォームEurekAlert!の活用~効率的なプレスリリース検索方法~」と題し、科学記者の皆さまを対象として、ネタ探しに役立つ情報をご紹介する、プレス懇談会を行います。EurekAlert!ユーレックアラート)担当部長であるBrian Lin氏より、日本の科学記者の皆さまに最適なご利用方法がご提案されます。
  • 自然科学研究機構 研究力強化実現構想と “Academic URA”の活用   (国際) 機構の国際知名度向上、国際連携・国際共同研究促進を目指した国際情報発信力の強化・促進  米国科学振興協会(AAAS:American Association for the Advancement of Science)のプレスリリース配信サー ビスEurekAlert!との連携強化  研究大学コンソーシアム参加機関と連携した「EurekAlert! Japan Portal」の更なる内容の充実と機能改善
  • 研究大学コンソーシアム の活動について 2018 (研究大学コンソーシアム全体会議議長 山本 進一) とくに国際情報発信に関して、これまで、東京大学・京都大学と自然科学研究機構の国際広報担当者が中心となり、AAASのEurekAlert!に共同加入するなど国際情報発信プラットフォームをつくり、連携して日本の研究大学における国際情報発信をもりたててきた。
  • 大学共同利用機関法人自然科学研究機構研究大学強化促進事業中間自己評価書 平成28年3月 (PDF推進本部 海外へのプレス情報発信については、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、以下、AAAS という。)の提供するプレスリリース配信サ ービス EurekAlert!を活用した国際プレスリリースの配信を開始した。核融合研 プレスリリースについて、従来は年度末に当該年度の主な成果を報告していたが、顕著な 成果が出た時にも随時行うようにしている。平成 26 年度は、記者発表2件、EurekAlert! (英文と和文各々)2件。新聞投げ込みは、それらとは別に2件行った。 研究力強化戦略室に英語を母国語とする専門員を雇用し、ホームページ英語版の再構築研究トピックスの海外発信海外向け共同研究公募に関する情報発信などに大いに貢献している他、研究力強化の観点からは、投稿論文の英文校正も行っている。基生研 機構本部と連携して EurekAlert!を通じた研究成果の国際発信を開始した。… また、英語を母国語とする研究支援員を 1 名配置し、ホームページの英語化をさらに進めた。

沖縄科学技術大学院大学

沖縄科学技術大学院大学(Okinawa Institute of Science and Technology; OIST) 197 → 276 results found

東京大学

東京大学 (University of Tokyo) 126 → 272 results found

  • EurekAlert!ユーザーミーティング(第1回) 日時 平成29年11月10日(金曜日)13時00分~16時40分 場所 東京大学本部棟大会議室 AAASよりEurekAlert!のBrian Lin部長を招き、国際情報発信力の向上に役立てる情報・好事例を共有しました。
  • 各部局における固有の取組の成果 別添2 国際情報発信網である EurekAlertResearchSEAAlphaGalileo と契約し、研究成果を直ちに海外発信できる体制を取っている。2014 年からこの体制をとったことにより、速報体制も含め特に海外メディアの記事取り上げ方に大きな改善が見られている。具体的には、海外メディアに取り上げられた件数がそれまで数十件であったのに対し、2015 年以降、数百件に上昇している。

北海道大学

北海道大学 (Hokkaido University) 178 → 264 results found

  • https://www.jsps.go.jp/j-sgu/data/torikumigaiyou/h26-27/sgu_h26-27initiatives_all.pdf
  • 総務企画部広報課 報道機関へのプレスリリース(和・英)を担当しています。

東北大学

東北大学 (Tohoku University) 167 → 259 results found

  • jsps.go.jp スーパーグローバル大学創成支援(タイプA)東北大学取組概要3.取組内容の進捗状況(平成27年度)ネイティブスタッフによるこれまでの「英語版ウェブのリニューアルに伴うアクセス数2倍達成」「ソーシャルメディア6つの発足によるフォロワー1.3万人突破」等に加え、「本学研究成果等(英文記事)のEurekAlert・ResearchSEA等へのWeb拡散により、1万人の科学ジャーナリストに素早くリリースできる体制を整える」など、本学の海外発信力・国際的なプレゼンスの向上を高める取組を更に進めた。
  • 国際広報活動の更なる展開として、ネイティブライターの英文調整によ る研究プレスリリースの EurekAlert・Research SEA1 等への配信、来訪者 の利便性を高めた日英インタラクティブマップの開発、外国人視点の英語 版アニュアルレビューの刷新等を実施した。(平成 27 事業年度に係る業務の実績及び第2期中期目標期間に係る 業務の実績に関する報告書 東北大学 PDF
  • 東北大学研究推進・支援機構URAセンター

京都大学

京都大学 (Kyoto University) 162 → 207 results found

筑波大学

筑波大学 (University of Tsukuba) 85 → 199 results found

名古屋大学

名古屋大学 (Nagoya University)  135 → 196 results found

神戸大学

神戸大学 (Kobe University) 106 174 results found

  • 平成29年度に係る業務の実績に関する評価結果概要(8頁PDF) 業務運営等に関して注目される取組 国際的な研究成果の発信強化 ・ 海外メディアへの研究ニュースの配信及び海外の大学や研究機関との連携につなげるため、研究ニュースポータル(EurekAlert!、 AlphaGalileo)を活用し、研究活動の海外発信を展開。

金沢大学

金沢大学 (Kanazawa University) 102  → 166 results found

熊本大学

熊本大学 (Kumamoto University) 96 → 135 results found

  • 熊本大学 URA推進室 URAの研究広報活動支援について EurekAlert! を使用した海外国際広報について 研究成果が出たら、いち早く世界に向けて発信しませんか? 昨今は科学者自身が科学者としてのチャレンジ、研究の意義、社会における意味づけを、分かりやすく社会に発信・説明していくことが求められています。 URA推進室では、研究成果の海外に向けた国際広報活動をお手伝いします。いただいた文章はURA推進室にて、ネイティブチェックを含めた校正作業を行います。

広島大学

広島大学 (Hiroshima University)  87 → 111 results found

  • 平成 29 事業年度に係る業務の実績に関する報告書 平成 30 年6月 国立大 学 法 人 広 島 大 学 国際的な情報発信力強化の取組みとして,国際的なオンライン・プレスリリー スプラットフォームである「EurekAlert!」「AlphaGalileo」を利用した研究成果 の英文プレスリリースを行い,国際的なレピュテーションの向上を図った。 (EurekAlert!:リリース数 11 件 /総閲覧数 35,347 回(平均 3,213 回) (AlphaGalileo:リリース数9件/総閲覧数 26,506 回(平均 2,945 回))
  • 2019/5/20開催・東広島・要申込国際的科学プレスリリース配信サービス担当者が教える海外への研究情報発信セミナー」を開催します 以下のとおり、国際的科学プレスリリース配信サービス『EurekAlert!』のBrian Lin氏(Director of Editorial and Content Strategy)および東京大学広報戦略本部 Euan McKay特任助教をお招きし、海外への研究情報発信に関するセミナーを開催します。 

豊橋技術科学大学

豊橋技術科学大学 (Toyohashi University of Technology)  68 → 109 results found

  • プレスリリース-EurekAlert!を用いて- 
  • 豊橋技術科学大学 Research Administration Center (RAC)2018/2019 国際広報では、学内の優れた研究業績をEurekAlert! を使って全世界 にプレスリリースを発信しています。その内容は、新聞や雑誌だけでなくウェブやSNS上にもニュース記事として掲載され、論文の即時的な影響度を評価する指標(Altmetric) が明らかに上昇することを確認して います。プレスリリースの内容につ いて、研究者の元へ取材依頼の申し込みがあったり、記事が作成された り、掲載されたりすると、支援業務に 携わる者としてうれしく思います。 さらに、研究者や学生の英語論文作成をスムーズに進められるよう、 「英語論文校正・英語プレゼンテー ション指導」を企画し2015年6月から運用を始めました。週に1度、英語ネイティブの校正者が研究者の英語論文を校正するのですが、大変好評で現在までに、延べ800人以上の利用 がありました。

東京医科歯科大学

東京医科歯科大学 (Tokyo Medical and Dental University) 45 → 84 results found

  • jsps.go.jp スーパーグローバル大学創成支援(タイプA)東京医科歯科大学取組概要 取組内容の進捗状況(平成27年度)EurekAlertを、新規に利用してプレスリリースを掲載することで世界の報道関係者に情報を発信した。

東京理科大学

東京理科大学 10 → 83 results found

情報・システム研究機構

情報・システム研究機構 (Research Organization of Information and Systems; ROIS)  44 → 77 results found

  • 国立極地研究所(極地研)、国立情報学研空所(情報研)、統計数理研究所(統数研)、国立遺伝学研究所(遺伝研)(情報・システム研究機構 組織図
  • 平成 29 事業年度に係る業務の実績に関する報告書 平 成 3 0 年 6 月 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国際成果発信として EurekAlert!を利用したプレスリリース配信を研究所と連携して行った。

東京大学生産技術研究所

東京大学生産技術研究所 (Institute of Industrial Science) 38 → 74 results found

信州大学

信州大学 (Shinshu University) 21 → 70 results found

名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所

名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 (Institute of Transformative Bio-Molecules; ITbM)  61 → 68 results found

科学技術振興機構

科学技術振興機構 (Japan Science and Technology Agency; JST)  18 → 54 results found

東京農工大学

東京農工大学 (Tokyo University of Agriculture and Technology) 17 → 51 results found

九州大学

九州大学 (Kyushu University) 26 → 50 results found

  • 事務局に専任の国際広報 係長を新たに配置した。加えて、更なる国際広報体制強化のため、英語ネイティブの サイエンスライターを配置し、英語によるプレスリリース記事作成のための取材をは じめ、英語版 Web サイトの充実等に向けた改善案の作成等を順次開始した。今後、国 外のメディア関係者とのネットワーク構築をはじめ、インパクトある情報発信(科学 プレスリリース配信プラットフォームである EurekAlert!への記事掲載等)を通じて、 国際広報発信力強化を図る。(平成30事業年度事業報告書 九州大学)

カブリ数物連携宇宙研究機構

カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli Institute for the Physics and Mathematics of the Universe) 29 → 43 results found

早稲田大学

早稲田大学 (Waseda University) 27 → 43 results found

東京都立大学

東京都立大学/首都大学東京 (Tokyo Metropolitan University) 22 → 42 results found

  • 平成29年度公立大学法人首都大学東京業務実績評価書 東京都地方独立行政法人評価委員会(293 page PDF) 新たな研究広報機関誌の発行、研究関連のプレスリリース配信プラットフォーム「EurekAlert!」の活用などを通じて、研究成果発信の充実を図っている。
  • 2018年8月24日教職員各位 去る7月12日、東京都都政改革本部会議における都知事からの提案を受け検討した結果、法人が設置する2つの大学及び法人の名称を2020年4月から変更するための手続きに入ることを決定しました。具体的には、首都大学東京を「東京都立大学」に、産業技術大学院大学を「東京都立産業技術大学院大学」に、法人名である公立大学法人首都大学東京を「東京都公立大学法人」とし、今後関係機関との調整を進めていきます。
  • RA協議会第5回年次大会 | 5th RMAN-J Annual Conference 2019年9月 P-7-4 吉木 朝子/首都大学東京 EurekAlert!を活用した国際発信の取り組みについて

奈良先端科学技術大学院大学

奈良先端科学技術大学院大学 (Nara Institute of Science and Technology; NAIST) 20 → 38 results found

情報通信研究機構

情報通信研究機構 (National Institute of Information and Communications Technology; NICT)  16 → 30 results found

横浜国立大学

横浜国立大学 (Yokohama National University) 9 → 30 results found

  • EurekAlert!投稿支援について(横浜国立大学 研究推進機構)英語ネイティブのライターによる執筆を実施しています。その際、下記の資料提供及び、ライターやエディターからの質問対応(1-2往復程度)にご協力ください。

物質・材料研究機構

物質・材料研究機構 (National Institute for Materials Science; NIMS)  15 → 23 results found

大阪市立大学

大阪市立大学 (Osaka City University) 6 → 23 results found

名古屋工業大学

名古屋工業大学 (Nagoya Institute of Technology) 15 → 19 results found

  • URA室では、AAASと契約を締結しており、回数の制限なく、リリース記事を発信することが可能です。(研究広報
  • URAオフィス 2018年度の活動状況 以下は2018年に実施したものです。(3件) 2017年度の活動状況 以下は2017年に実施したものです。(4件) 2016年度の活動状況 研究広報・EurekAlert!を通じた国際研究広報を始めました。(2016年1月~)(1)発行3ヶ月以内の論文の広報概要をURAで作成し、EurekAlert!に投稿します。以下は2016年に実施したものです。(5件)

東京都医学総合研究所

東京都医学総合研究所 (Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science)3 → 14 results found

名古屋市立大学

名古屋市立大学 (Nagoya City University) 2 → 12 results found

ATR 脳情報研究所

ATR 脳情報研究所 (ATR Brain Information Communication Research Laboratory Group) 4 → 8 results found

立正大学

立正大学  (Rissho University) 2 → 4 results found

学習院大学

学習院大学 (Gakushuin University)  3 → 3 results found

東邦大学

東邦大学 (Toho University) 1 → 3 result found

創価大学

Soka University 1 → 1 result found

宮崎大学

宮崎大学 (University of Miyazaki) 1 → 1 result found

大分大学

大分大学 (Oita University) 1 → 1 result found

 

英文プレスリリースを打つとなると、科学研究の場合はEurekAlert!一択ではないかと思いますが、意外とEurekAlert!を知らない研究者が多いようです。また名前は知っていてもなんとなく敷居が高いと感じる研究者も多いように思います。実際にEurekAlert!に英文プレスリリースを掲載してもらうのは非常に簡単ですし、誰でも可能です。トップジャーナルの論文だけが掲載されるわけでは全くありません。一番大変なのは、プレスリリースの原稿を英語で書く部分だと思います。特に、新聞に掲載されるような、一般市民の読者にアピールするこなれた英文で自分の研究成果をわかりやすく伝える必要があります。というか、新聞記者の目に留まるようなタイトル、サブタイトル、abastract(第一パラグラフ)を書けるかどうかが勝負。

関連記事 ⇒ EurekAlert!(ユーレックアラート)の利用方法とよくある誤解について

 

同じカテゴリーの記事一覧

 

参考

  1. 研究大学コンソーシアムとは
  2. 研究成果を世界へ配信:なぜ、どうやって、そして誰が  RA協議会第1回年次大会・2015.9.2 今羽右左 デイヴィッド 甫(KURA)、 小泉 周(NINS)、倉田 智子(NIBB)
  3. 海外調査報告書 AAAS 2015 Annual Meeting 現地調査及び関係者インタビュー 12-16 February 2015, San Jose 独立行政法人 科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンター
  4. 研究大学強化促進事業 ~世界水準の研究大学群の増強~ (2019年度予算額 : 4,223百万円 (前年度予算額 : 5,048百万円)文部科学省) URAによるEurekAlert!Japanポータルサイトの立ち上げや国際プレスリリース支援等の 取組による国際的な認知度向上。 【総閲覧数】 約 13万回(2014) → 約138万回(2017) 

英文プレスリリースで研究成果を世界に発信することの重要性について

論文はせっかく出版しても意外と読んでもらえないものです。ですから、自分の論文がめでたく受理されたら、論文掲載のタイミングに合わせてできるだけ世の中に向けて宣伝する必要があります。新聞等などのメディアに記事としてとりあげてもらうために報道記者に提供する資料が、プレスリリースです。日本のメディア向けには日本語でプレスリリースを書きますが、海外の新聞や雑誌に記事にしてもらうためには、英語で書く必要があります。

まだまだ世界に発信されていない日本の研究成果

さて、日本の研究成果を世界に発信するためには絶対に必要な英語のプレスリリースですが、これを出していない大学や研究機関が多いようです。また、英文プレスリリースを出している大学であっても、日本語での本数に比べると圧倒的に少ないようです。

毎日大量に発表される英文のリリースを読んでは、どれを日本語にするかを決めているわけですが、その中で気づいたことがあります。日本の大学・研究機関の英文プレスリリースが少ない。 日本の大学・研究機関から、インパクトファクターが大きいジャーナルへの発表は、それこそ毎日のようにあるのに、英文リリースが無いのが残念でなりません。わが国の科学レベルを分かってもらえない、というのも悔しいですし、成果を出した研究者を売り込めないのももったいないことです。(日本の研究成果を世界に発信するには【日経バイオテクONLINE Vol.1909】2013.07.17 19:00 増田智子)

2014年度の研究成果に関する和文配信件数:235件    
2014年度の研究成果に関する英文配信件数:     9件
(出典:2015/5/29  第3回大学研究力強化ネットワークカンファレンス「EurekAlert!を例とした国際科学広報の効果的なあり方について」 英語による研究成果の発信:東京大学の事例紹介 東京大学本部広報室(Public Relations Office, University of Tokyo)髙祖歩美、Euan McKay)

 

国際研究広報の取り組みの広がり

英文プレスリリースを出す大学が増え始めています。

2014年

事態が好転し始めたのは,国際広報に関心をもった国内の学術研究機関の実務者や関係者が学び,互いに議論し,情報を交換できる場が増えて,海外の報道機関とのつながりがなくとも報道関係者に研究成果が届けられるプレスリリース配信サービスを国内の学術研究機関が一斉に利用し始めた2014年末辺りからである。… 2014年末には国内の13の学術研究機関がそろってEurekAlert!(https://www.eurekalert.org/)という米国発のプレスリリース配信サービスを利用し始めた注1)。(日英米の比較からみる研究成果の国際情報発信 高祖 歩美 017 年 60 巻 6 号 p. 420-428 PDF

2015年

2015年3月には,沖縄科学技術大学院大学(OIST)で国際科学広報に関するワークショップ20153)が開かれた。研究成果の英語による情報発信に関心をもった関係者およそ100名が一堂に会して各機関の現状が紹介されて,英米の報道機関や広報関係者と国際科学広報を取り巻く状況について情報交換がなされた。2015年8月には英国の報道関係者から英文プレスリリースの書き方を学ぶ講習会がOISTで開かれた。(日英米の比較からみる研究成果の国際情報発信 高祖 歩美 017 年 60 巻 6 号 p. 420-428 PDF

  1. 国際科学広報に関するワークショップ 2015報告書(OIST 87頁PDF)
  2. 集会報告 国際科学広報に関するワークショップ2015 (岡田 小枝子, 名取 薫, 小泉 周 著者情報 ジャーナル フリー HTML 2015 年 58 巻 3 号 p. 224-227)国際科学広報に関するワークショップ2015が,沖 縄科学技術大学院大学(Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University: OIST)と科学技 術広報研究会(Japan Association of Communication for Science and Technology: JACST)が主催,大学研 究力強化ネットワーク(Research University Network of Japan: RUN)が協力という形で,2015年3月19 ~ 20日に,沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919-1)OISTメインキャンパスにて開催され た。
  3. 日本の科学を世界に発信するためのサマースクール開催(OISTニュース 2015-08-18)沖縄科学技術大学院大学は(OIST)は、8月15~16日の2日間、科学技術広報研究会(JACST)との共催で、国際科学広報に関する実践形式のサマーコースを実施しました。講師として英科学週刊誌「ニューサイエンティスト」編集長のローワン・フーパー氏、同誌エディトリアル・コンテンツ・ディレクターのヴァレリー・ジェイミーソン氏を迎えた同コースには、…

実務者同士が情報を交換し,国際的な 情報発信を実践する場やコミュニティーが徐々に形成 されていった(表1)。その主要な場として,自然科学 研究機構が国内の15の学術研究機関とともに立ち上 げた「大学研究力強化ネットワーク」注2)や科学広報 の関係者が集まる「科学技術広報研究会」(Japan Association of Communication for Science and Technology: JACST)4)が挙げられる。(日英米の比較からみる研究成果の国際情報発信 高祖 歩美 2017 年 60 巻 6 号 p. 420-428 PDF))

最近は(2019年)、大学によってはかなりアクティブにEurekAlert!で英文プレスリリースを出している大学があります。そんな大学を以下の記事で纏めました。

⇒ EurekAlert!英文プレスリリース発信数 大学・研究機関ランキング

 

記者の目に留まる英語のプレスリリースの書き方

英文のプレスリリースが少ない理由は、サイエンスが理解できて、英語がネイティブで、しかも一般読者にとって読みやすい英語の文章を書ける人やチームが日本の大学や研究機関の広報部門にほとんど存在しないことが要因でしょう。大学のサポートを受けられない研究者は、自分で書くしかありません。そこで、英文のプレスリリースの書き方を紹介したサイトを紹介します。EurekAlert!のリリースをいくつか見るとすぐに気付きますが、日本語でよく見るプレスリリースと、英文のプレスリリースとでは書き方のスタイルが大きく異なります。日本のプレスリリースは研究内容の解説が中心ですが、英文のプレスリリースは「人」が中心です。そのため、日本語のリリースをそのまま英語に翻訳しただけでは記者の心に引っ掛からない可能性があります。

海外の記者は社会部の記者が主で、科学ジャーナリストはまだ多くありません。このため、記事を特にわかりやすい言葉、わかりやすい文章で書く必要があります。大事なことから先に!研究成果の社会的意義(社会貢献や影響)など、大事なことから先に書きます。逆ピラミッド型の文章構造です。社会貢献や影響、研究成果、研究の背景、詳細、最後に研究機関や研究者情報の詳しい情報の順番です。文章の最初の部分で興味を引きつけないと、記事自体を読んでもらえません。タイトル(headline)や要約(intro)はトップページやヘッドラインに掲載されるため、最も重要です。インパクトのあるわかりやすい簡潔なタイトルを付けましょう。タイトルは6~8words (90 characters maximum)程度に収める必要があります。熊本大学URA推進室 研究成果の海外国際広報 EurekAlert! を使用した海外国際広報について

レスター大学(University of Leicester)の広報(Press Office)がプレスリリースの書き方(How to Write a Press Release)を詳細に説明しており文章のスタイルを学ぶのに非常に役立ちます。

Journalists are looking for a hook which will form the main focus of their story. They like to know outcomes of research and they prefer a human angle to ensure the story has a public interest. (How to Write a Press Release)

また、英文プレスリリースの書き方の指針、具体例を交えた解説が、「研究成果を世界へ配信:なぜ、どうやって、そして誰が」の発表スライドにまとめられており、自分で英文を書く際に非常に参考になります。例えば下のスライドで説明されている英語プレスリリース(右側)の例では、まず「応用」可能性を真っ先に出して強調し、「組織、関係者紹介」や「成果・背景」をその後に登場させており、日本語のプレスリリース(左側)とは構成が異なっています。

(スライド14 一部改変 出典:研究成果を世界へ配信:なぜ、どうやって、そして誰が)

 

科学記者はプレスリリースをどう見ているのか

プレスリリースは記者の目にとまる必要があります。科学記者のプレスリリースに対する考え方を知っておくことは、記事に採用されるプレスリリースを書くうえで役立ちそうです。

Journalists Comment on Science Press Releases (COMPASSBLOGS):Alan Boyle, Bryn Nelson, Chris Joyce, Ed Yong, Erik Vance, Hillary Rosner, Mark Fischetti, Susan Moran

 

良く書けたプレスリリースから学ぶ

英文プレスリリースの書き方を学ぶ最良の方法は、EurekAlert!や大学のウェブサイトのプレスリリースを実際にいくつも読んでみて、良くかけていると思われるものをピックアップし、書き出し、情報を出す順番、文体、構成などを研究することです。気に入ったものが見つかれば、それをテンプレートにして、自分の研究内容を当てはめてみると書き方の勉強になります。自分の研究に近い論文のプレスリリースを見てみたり、今ニュースメディアで話題になっている研究成果のプレスリリースを探して読んでみるのもよいでしょう。

例えば、こんな感じ。線虫を用いた研究ですが、ヒトに関する話から始めて、スムーズに研究内容につないでいます。

 

プレスリリースサイト

  1. EurekAlert! is an online, global news service operated by AAAS, the science society. EurekAlert! provides a central place through which universities, medical centers, journals, government agencies, corporations and other organizations engaged in research can bring their news to the media. EurekAlert! also offers its news and resources to the public. EurekAlert! features news and resources focused on all areas of science, medicine and technology
  2. EurekAlert!日本語版
  3. AlphaGalileo is a trusted independent business to business service for the research and media communities. Our Service is based on three fundamentals: the widest range of research topics, many types of news material, and a multilingual friendly service that delivers the services demanded by our users. As well as science, medicine and technology we cover social science, humanities, arts and high-tech business
  4. ResearchSEA is Asia’s first research news portal, a one-stop centre where journalists and the public can access news and local experts from the research world in Asia. Since 2004, ResearchSEA has been helping research institutions and connecting research in Asia with the global community. We can turn complex research papers into compelling press releases, distribute them to journalists, monitor your news coverage, train and inform researchers on the media, and more.
  5. Newswise  is where journalists choose, connect,and use smart news. A free newswire for journalists.  A press release distribution service for public relations professionals.

 

EurekAlert!(ユーレックアラート)で英文および日本語のプレスリリースを投稿

別の記事にまとめました

⇒ EurekAlert!(ユーレックアラート)の利用方法とよくある誤解について

 

主要な大学・研究機関の英語プレスリリース・研究ニュースサイト

  1. Caltech research news
  2. MIT News
  3. Japan Science and Technology Agency (JST) Press Rleases
  4. 高エネルギー加速器研究機構(KEK)プレスリリース(英語)
  5. 沖縄科学技術大学院大学(OIST)プレスリリース(英語)
  6. 大阪大学研究ニュースResOU(英語)
  7. 東京大学研究ニュース(英語)
  8. 京都大学研究ニュース(英語)
  9. 理研プレスリリース(英語)

 

英文プレスリリースに必要なネイティブチェックをどうするか

RIKENやOISTのように外国人の比重が大きい研究機関は英語のネイティブが多いのかもしれませんが、普通の大学の場合、プレスリリースの英文校正が頼めるようなネイティブが学内に存在しません。これが、英文リリース発信のハードルを上げているのではないかと思います。もちろんお金を払えば英文校正サービスは多数あります。

英文校正エナゴでは、お客様の研究成果を世に広め論文の引用(サイテーション)を飛躍的に増やす、コンテンツ編集パッケージサービスをご用意しています。プレスリリースやコンテンツライティングの経験豊富なエナゴのスタッフが、研究成果にふさわしい評価を得るお手伝いをさせていただくサービスです。サイテーションブースターでは3つのサービスをご用意しています。プレスリリース作成、簡潔なアブストラクト作成、ツイッター投稿文作成です。

納期 7営業日 料金 44,000円

サイテーション(被引用数)ブースター Enago enago.jp)

 機関の研究成果を国際的にアピールできる英文プレスリリースを作成します。同じ分野の研究者だけにとどまらず、広く一般の人々の関心を惹きつける内容を意識し、制作いたします。 プレスリリースに含まれる内容 タイトル サブタイトル プレスリリース本文(内容に応じ、200~400ワード程度で作成)料金 1本 50,000円(税別)(エダンズの英語版プレスリリース作成サービス)

研究費が潤沢にあるラボならこういうサービスが利用できますが、多くの研究室にとってこのような費用の捻出は困難でしょう。ラボに負担させず、大学が研究支援のための英語ネイティブスピーカーを雇用する制度が整備することが望まれます。

 

参考

  1. Working with Public Information Officers Dennis Meredith, North Carolina: Glyphus, 2010| 広報とのつきあい方 デニス・メレディス 著(2010) 飯島由多加 訳、岡田小枝子 編(2014)
  2. 熊本大学URA推進室 研究成果の海外国際広報 EurekAlert! を使用した海外国際広報について 研究成果が出たら、いち早く世界に向けて発信しませんか? 支援したプレスリリース一覧
  3. 研究成果を世界へ配信:なぜ、どうやって、そして誰が  RA協議会第1回年次大会・2015.9.2 今羽右左 デイヴィッド 甫(KURA)、小泉 周(NINS)、倉田 智子(NIBB)スライド60枚  http://slideshowjp.com))
  4. ISCWサマースクール2015 国境を越えて:効果的な国際科学広報発信とは 沖縄科学技術大学院大学(OIST)・科学技術広報研究会(JACST) 2015年8月15日(土)・16日(日)
  5. 平成27年度第1回大学研究力強化ネットワーク・カンファレンスを開催(2015/5/29開催)
    EurekAlert!の概要説明(AAAS EurekAlert!担当マネジャーBrian Lin) 資料
    EurekAlert!事例紹介 東京大学 特任研究員 高祖歩美、特任研究員 Euan McKay 資料
    事例紹介2 OIST コミュニケーション・広報ディビジョン・メディアセクションマネージャー 名取薫 資料
    事例紹介3 広島大学 シニアURA 三代川 典史資料
    国際科学広報ワークショップ2015報告 沖縄科学技術大学院大学 准副学長 森田洋平資料
    ResearchSEA 日本特派員 角林元子資料
    「英文ブレスリリース解剖劇場:更なる深層」 京大 国際・広報担当 シニアURA David H Kornhauser)資料
    英文プレスリリース作成のための学内個別アンケートのフォーマット 東京大学 資料
  6. 岡田 小枝子, 名取 薫, 小泉 周  国際科学広報に関するワークショップ2015 情報管理 Vol. 58 (2015) No. 3 p. 224-227 (J-STAGE)
  7. AAAS広報担当者とEurekAlert! の活用に関する意見交換会を開催(2015/2/15):”英文プレスリリースに関しては、日本語プレスリリースの単なる翻訳ではなく、英語文章表現に適した構成で書かれた方が効果が高い”
  8. How to Write a Press Release(レスター大学University of Leicester)
  9. How to write a press release (America nSociety for Biochemistry and Molecular Biology, ASBMB)
  10. “Extra! Extra! Read all about it!”: Science writing for press releases
  11. Press release guidelines for scientists (spacetelescope.org)
  12. Guest Post: Writing a press release – a guide for researchers Published 03/09/2009
  13. 研究成果の「誇張」は、プレスリリースにもある(ライター:粥川準二  エナゴ学術英語アカデミー):”ニュースが誇張されていたり、センセーショナルだったり、警告的だったりすることで、メディアやジャーナリストを非難することがよくあるが、われわれの知見の核心は、調査で見つかった誇張のほとんどは最初からメディアで生じたわけではなく、研究者や彼らが所属する研究機関が作成したプレスリリースの文章にすでに存在していた、ということである。”
  14. The perils of Science by press release: ‘overly exaggerated presentation of research findings’ Anthony Watts / June 8, 2014
  15. Exaggerations and Caveats in Press Releases and Health-Related Science News (PLOS ONE)
  16. Science Press Releases: Good, Bad or Zombies? Friday, January 18, 2013
  17. Taming Beastly Press Releases 11 September, 2012 by Liz Neeley
  18. Communicating Science: Press Releases at EHP

 

その他

  1. サイエンスポータル ニュース・プレスリリース
  2. 研究者のための科学広報入門(基礎生物学研究所 広報国際連携室)

 

同じカテゴリーの記事一覧