北海道大学は預け金などの不正経理に関して調査をしてきましたが、このたび最終調査報告書をまとめ公表しました。研究費を私的に流用していた教授は刑事告訴されています。
本学における公的研究費等の不適切な経理処理について、昨年11月に平成19年度以 降に預け金の記録がある在職教員の調査結果公表後、①平成16年度から平成18年度に おいてのみ預け金の記録がある在職教員にかかる調査、②退職者・転出者にかかる調査、 及び③講座等名による帳簿にかかる調査の結果、総額50,638,330円(該当教員等 15名内退職者・転出者2名)の不適切な経理処理があったと調査委員会が認定し、13 名の教員について懲戒処分等が決定した。 これにより、平成19年度以降に預け金の記録がある在職教員の調査結果を含め、不適 切な経理処理として認定された額は、総額534,935,445円、総人数56名の教員 への懲戒処分等が決定した。(PDF)
参考
- 公的研究費等の不適切な経理処理について(最終報告)北海道大学 平成26年7月15日 (PDF)
- 北大の不適切経理、計5億3500万円 教員59人関与 (朝日新聞DIGITAL 2014年7月15日):”…遺伝子病制御研究所に所属していた60代の元教授1人に私的流用があったとして、北大は昨年6月、元教授と取引業者1社を詐欺容疑で北海道警に告訴した。…”
- 北大預け金最終報告 総額5億3400万円に 06年度以前5千万円 (北海道新聞 07/15):”…北大の山口佳三学長は15日記者会見し、帳簿が残る2004年度以降の学内調査の最終報告を発表した。新たに5063万8330円の不正が判明、総額は計5億3493万5445円に上るとし、 …”