目次
2018年10月3日ノーベル化学賞の発表
2018年ノーベル化学賞は酵素進化工学のFrances H. Arnold博士, ファージディスプレイのGeorge P. Smith博士、Sir Gregory P. Winter博士の3氏に
2018年10月2日ノーベル物理学賞の発表
2018年ノーベル物理学賞は光ピンセット(Arthur Ashkin)と高出力超短パルスレーザー(Gérard Mourou , Donna Strickland)の開発に
2018年10月1日ノーベル生理学医学賞の発表
2018年ノーベル生理学医学賞は本庶佑博士とJames Allison博士が受賞
本庶佑 京都大学名誉教授・特別教授のノーベル賞受賞記者会見【動画&書き起こし】
2018年ノーベル賞受賞者発表日時
2018年度のノーベル賞は、10月1日から8日にかけて、生理学・医学賞から順次、発表されます。生理学・医学賞10月1日、物理学賞10月2日、化学賞10月3日、平和賞10月5日、経済学賞10月8日。今年はノーベル文学賞は授与されません。
ノーベル財団が公表した日時は以下のとおりです。
PHYSIOLOGY OR MEDICINE – Monday, October 1, 11.30 a.m. at the earliest
PHYSICS – Tuesday, October 2, 11.45 a.m. at the earliest
CHEMISTRY – Wednesday, October 3, 11.45 a.m. at the earliest
PEACE – Friday, October 5, 11.00 a.m.
THE SVERIGES RIKSBANK PRIZE IN ECONOMIC SCIENCES IN MEMORY OF ALFRED NOBEL – Monday, October 8, 11.45 a.m. at the earliest
The Swedish Academy has decided to postpone the 2018 Nobel Prize in Literature, with the intention of awarding it in 2019
(参考: norbelprize.org)
2018年ノーベル賞受賞者予想イベント
- 投票!2018年ノーベル化学賞は誰の手に!?(2018/9/26 ケムステ Chem-Station) 毎年恒例、ケムステ予想企画を実施します!お気軽ノーベル化学賞予想!この化学者に違いない!全くわかんないけどこの化学者っぽい!と特設サイトで予想を投票してください! … 見事的中された方には、抽選でAmazonギフト券10,000円分をプレゼントしちゃいます!前年度は的中者1名でしたので、副賞は3年間のキャリオーバー中、今年は当選者11名です!
- どうなる?!どうなった?!2018年のノーベル賞 科学コミュニケーター・トーク ノーベル賞の意義や受賞にふさわしい偉大な研究を科学コミュニケーターが15分間で分かりやすく解説します。受賞者の発表後は「受賞した研究テーマ」の内容や受賞につながったポイントなどを紹介します。期間:2018年9月19日(水)~10月15日(月) ※火曜休館 時間:11:30~11:45、15:30~15:45 (9月23日(日) 15:30~15:45は除く) 場所:5階 コ・スタジオ
- Who Will Win the #ChemNobel? Predicting the 2018 Nobel Laureate(s) in Chemistry (American Chemical Society September 27, 2018 @ 2:00pm ET) Feed your frenzy as we once again host our annual predictions webinar that will tide you over until October 3. Join the editors at Chemical & Engineering News and a panel of special guests as they make their best guesses at who will claim chemistry’s big prize during an interactive free broadcast on September 27. Cast your own virtual vote and ask the panelists and hosts questions during a lively discussion of Nobel-worthy science.
2018年ノーベル賞受賞者発表の瞬間の楽しみ方
10月1日(月)からは、3夜連続でニコニコ生放送「科学コミュニケーターと発表の瞬間を迎えよう! ノーベル賞2018」を実施。スウェーデンの会場からの中継を見ながら、発表の瞬間を視聴者の皆さんと一緒に迎えます。
ニコニコ生放送
「ノーベル賞発表の瞬間をみんなで迎えよう!」
自然科学3賞の発表日時にあわせ、今年のノーベル賞がどうなるのかを予想しつつ、スウェーデンからの発表の瞬間を皆さんと一緒に迎えます。発表後は、科学コミュニケーターが速報的に受賞内容を解説します。生理学・医学賞
放送日時:2018年10月1日(月) 17:00~19:00
番組視聴URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv315440150物理学賞
放送日時:2018年10月2日(火) 17:00~19:00
番組視聴URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv315440186化学賞
放送日時:2018年10月3日(水) 17:00~19:00
番組視聴URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv315440203(どうなる?!どうなった?!2018年のノーベル賞 Miraikan 日本科学未来館)
- 2018年のノーベル賞、日本科学未来館からニコ生中継10/1-3(リセマム 2018.9.26 Wed 12:45)2018年のノーベル賞が2018年10月1日から発表される。日本科学未来館では、科学コミュニケーターが受賞者を予想するほか、ニコニコ生放送で自然科学3賞(生理学・医学賞、物理学賞、化学賞)の発表の瞬間を3夜連続で生中継する。
ノーベル化学賞授賞者の予想
ケムステーションのウェブサイトに、ノーベル化学賞を受賞する可能性があるとして名前が挙がる研究者らの一覧があります。そこには多数の日本人研究者の名があり、日本人の受賞の期待が持たれます。
未来にノーベル化学賞の受賞確率がある化学者 【有機化学】13名 【無機化学】4名 【分析化学】10名 【生化学】16名 【物理化学】2名 【超分子/高分子化学】6名 【材料化学】8名 【エネルギー化学】5名【医薬化学】5名 【理論・計算化学】3名 ( Chem-Station 2018/9/21)
2018年度クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞
インパクトファクターで有名なクラリベイト・アナリティクス社は、ノーベル賞発表前のこの時期に、独自に研究者のインパクトを測り、「ノーベル賞クラスと目される研究者」を発表しています。。
世界的な科学情報企業であるクラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区、以下「クラリベイト」)は、2018年の「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」を発表致しました。 本賞は、学術論文の引用データ分析から、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績を讃える目的で発表されています。2002年より毎年9月の発表が恒例化されており、17回目となる本年は、日本人研究者1名を含む17名が受賞しました。日本からは、医学・生理学分野において1名が選出されました。京都大学化学研究所 特任教授 金久實氏は、「KEGG(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)の開発を含むバイオインフォマティクスへの貢献 」において今回の受賞となりました。
医学・生理学
Napoleone Ferrara(米国) University of California, San Diego
Minoru Kanehisa (日本) Kyoto University, Kyoto, Japan
Solomon H. Snyder(米国) Johns Hopkins University, Baltimore, MD物理学
David Awschalom(米国) University of Chicago, IL
Arthur C. Gossard (米国) University of California, Santa Barbara
Sandra M. Faber (米国) University of California, Santa Cruz
Yury Gogotsi (米国) Drexel University, Philadelphia, PA
Rodney S. Ruoff ( 韓国) IBS CMCM Center and Ulsan National Institute of Science and Technology, South Korea
Patrice Simon (フランス) Université Paul Sabatier, Toulouse, France化学
Eric N. Jacobsen (米国) Harvard University, Cambridge, MA
George M. Sheldrick (ドイツ) Georg-August-Universitat Gottingen
JoAnne Stubbe (米国) MIT, Cambridge, MA経済学
Manuel Arellano (スペイン) CEMFI, Madrid, Spain
Stephen R. Bond (英国) Oxford University, UK
Wesley M. Cohen (米国) Duke University, Durham, NC
Daniel A. Levinthal(米国) University of Pennsylvania, Philadelphia
David M. Kreps(米国) Stanford University, Stanford, CA(クラリベイト・アナリティクスが「引用栄誉賞」を発表 クラリベイト・アナリティクス 2018年9月20日)
- クラリベイト・アナリティクスが「引用栄誉賞」を発表 2018年 日本からの受賞者は1名 ~京都大学 金久實氏(医学・生理学 )(クラリベイト・アナリティクス 2018年9月20日)
- クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、クラリベイト・アナリティクスのデータベースを用いた論文・引用分析において、ノーベル賞クラスと目される研究者を発表するものです。世界トップクラスの研究者の功績を讃え広めることで、科学がより身近なものとして認知されることを目的に、2002年からノーベル賞に先駆けた発表を恒例化しています。ノーベル賞の科学系4賞(医学・生理学、物理学、化学、経済学)と同カテゴリで構成されております。
- 米社のノーベル賞予想 京大の金久特任教授が候補 (日本経済新聞 2018/9/20 17:07) 科学情報サービス会社の米クラリベイト・アナリティクスは20日、論文の引用数などから予想したノーベル賞候補者17人を発表した。日本人では生理学・医学賞の候補として京都大の金久実特任教授(70)を挙げた。 金久氏はバイオインフォマティクス(生物情報科学)研究の先駆者的な存在で、ゲノム(全遺伝情報)に関する独自のデータベース「KEGG」の整備を進めてきた。
- 2018ノーベル賞予測結果を発表…韓国UNIST、ノーベル賞受賞予想者を確保(中央日報/中央日報日本語版 2018年09月20日15時53分 )10月ノーベル賞の季節を控えて2018年ノーベル賞の「予測リスト」が発表された。全世界で計17人。韓国では蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)自然科学部のロドニー・ルオフ(Rodney Ruoff)特訓教授が唯一、ノーベル賞受賞予測リストに入った。このリストは国際学術情報サービス会社クラリベイト・アナリティクスが研究論文の被引用数基準、全世界上位0.01%に入った優秀研究者を対象に選び出した結果だ。2002年からクラリベイトが指定したノーベル賞受賞予測学者304人の中で計46人がノーベル賞を受賞し、特に27人は名指されて2年以内にノーベル賞を受賞した。適中率が15.1%に達する。その間、クラリベイトが挙げたノーベル賞候補のうち韓国人は成均館(ソンギュングァン)大学化学工学部のパク・ナムギュ教授とKAIST自然科学大学化学科のユ・リョン特訓教授がそれぞれ2017年と2014年に含まれたことがある。二人は今年も累積論文被引用数では上位0.01%に含まれるというのが会社側の説明だ。… ルオフ教授は20年以上にわたり炭素素材を研究してきた世界的大学者だ。彼が今回、被引用優秀研究者に選ばれたのは炭素素材を土台にした「スーパーキャパシタ(Super capacitor)」の研究が主に奏功した。
2018年度カブリ賞ナノサイエンス分野
クリスパー研究にノーベル賞が授与されるとしたら、当確とみられるのは二人の共同研究者、ジェニファー・ダウドナ博士とエマニュエル・シャルパンティエ 博士ですが、3人の枠を共有する場合に、あと一人が誰なのかに関心が持たれます。クリスパー研究に対して与えられたカブリ賞を受賞した3人目はリトアニアのヴィルギニユス・シクスニス(Virginijus Šikšnys)博士でした。
2018 KAVLI PRIZE IN NANOSCIENCE
The Norwegian Academy of Science and Letters has decided to award the Kavli Prize in Nanoscience for 2018 to
Emmanuelle Charpentier(Max Planck Institute for Infection Biology, Berlin, GERMANY)
Jennifer A. Doudna(University of California, Berkeley, USA)
Virginijus Šikšnys(Vilnius University, Vilnius, LITHUANIA)
“for the invention of CRISPR-Cas9, a precise nanotool for editing DNA, causing a revolution in biology, agriculture, and medicine.”
メディアなどによるノーベル賞受賞者の予想
ゲノム編集技術CRISPRにいつかノーベル賞が授与されることを疑う人はいません。皆の関心は、それが今年なのかどうか、また、最大3人の受賞者の中に誰が入るかということです。
⇒ ゲノム編集技術CRISPR/Cas9の原理と研究の歴史をおさらい
- 2018年ノーベル生理学・医学賞を予想する③ 適応免疫に必須なリンパ球と器官の発見 (毛利 亮子 2018/09/26 15:00:00 Miraikan) オーストラリアの免疫学者、ジャック・ミラー(Jacques F. A. P. Miller)博士, アメリカ合衆国の免疫学者、マックス・クーパー(Max D. Cooper)博士
- 2018年ノーベル化学賞を予想する②ほしいものは折りたたんで作る!DNAオリガミ(2018年09月18 日鈴木 毅 日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ) ネイドリアン・C・シーマン(Nadrian Charles Seeman)博士 ポール・W・K・ロザムンド(Pole W.K. Rothemund)博士
- With prestigious prize, an overshadowed CRISPR researcher wins the spotlight (By Jon Cohen Jun. 4, 2018, 12:45 PM Science) Šikšnys first showed that the CRISPR-Cas9 system, a bacterial immune mechanism, could be transferred from one bacterium to another. He also independently made the same advance as Doudna and Charpentier: developing a way to steer the CRISPR-Cas9 complex to specific targets on a genome, which he called “directed DNA surgery.” … Doudna and Charpentier reported their findings in a landmark Science paper published online on 28 June 2012. But it took Šikšnys 5 months to publish his study; it was rejected by Cell and Cell Reports, and then moved slowly through editing at the Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS), which published it online on 25 September 2012.
- 新春大予想 2018年のノーベル賞有力候補4人とは?(吉崎洋夫2018.1.5 07:00 AERAdot.)自然科学系の候補者について、毎年ノーベル賞に関するイベントを行っている「日本科学未来館」(東京都江東区)の科学コミュニケーション専門主任・詫摩雅子さんに聞いてみた。まず筆頭に挙げられるのは、医学生理学賞の可能性が高い本庶佑(たすく)・京都大特別教授。… 物理学賞では香取秀俊・東京大教授に期待がかかる。300億年に1秒しかずれないほどの高精度な時計「光格子時計」を開発した。… 化学賞では、遠藤章・東京農工大特別栄誉教授と藤嶋昭・東京理科大学長が有力候補だ。
- When will CRISPR get a Nobel Prize? (PLOS Synbio Community Posted October 5, 2017 by Aaron Dy) Who gets a Nobel for CRISPR? I’ve already referenced the main players, but here’s a very-much-non-definitive list of people rumored to be up for a CRISPR Nobel (in alphabetical order): Emmanuelle Charpentier at Max Planck Institute for Infection Biology in Berlin (fomerly Umeå University), George Church at Harvard University and Wyss Institute, Jennifer Doudna at University of California, Berkeley, Virginijus Šikšnys at Institute of Biotechnology in Lithuania, and Feng Zhang at Broad Institute and MIT.
- ノーベル賞予想、生理学・医学賞は本庶氏が断トツ、癌免疫療法が濃厚か (2017.09.25 00:12日経バイオテク編集部) 京都大学大学院医学系研究科の本庶佑客員教授が、昨年に続き、137票の断トツで第1位だった(表1)。本庶客員教授は、抗体クラススイッチの制御機構を解明した他、主宰する研究室で「オプジーボ」(ニボルマブ)の標的であるPD1/PD-L1分子の同定や機能解明を進め、癌免疫療法の新たな可能性を切り開いた研究者として知られる。 第2位に選ばれたのは、32票を獲得した大阪大学免疫フロンティア研究センター(IFReC)の坂口志文特任教授(大阪大学名誉教授兼京都大学名誉教授)。坂口特任教授は、転写因子Foxp3を発見し、制御性T細胞の世界的権威として知られる。また、第3世代のゲノム編集技術、CRISPRの基礎となった繰り返し配列を大腸菌で発見した九州大学の石野良純教授も4票を獲得し、第11位となった。
- ノーベル賞有力候補22人に宮坂氏選出 米情報会社 (2017年9月21日9時55分) 米情報会社クラリベイト・アナリティクスは20日、論文の引用回数の調査などに基づき独自に予想したノーベル賞の有力候補者22人を発表した。日本人では、化学賞に桐蔭横浜大の宮坂力(つとむ)特任教授(64)を選んだ。 … 宮坂氏は09年、光エネルギーを電気に変換する効率が高い「ペロブスカイト結晶」を使った太陽電池を考案。同分野は再生可能エネルギーの拡大などを背景に研究に火がついており、宮坂氏の論文は世界中の研究機関から3300回以上引用されていた。
- 2017年ノーベル生理学・医学賞を予想する②神経科学を変えた!オプトジェネティクス 2017年09月19日石田 茉利奈 日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ
- Why didn’t the discoverers of CRISPR, Jennifer Doudna and Emmanuelle Charpentier, win the Nobel Prize in Medicine? (Quora.com) It was a Dutch group, led by Ruud Jensen, in 2002 that first shed major light on what CRISPR actually is and does. They in fact were the ones who named CRISPR itself as well as the Cas and Cas-associated gene products, and once they had demonstrated that Cas was a selective endonuclease, its potential for recombinant application was quickly appreciated. And it was Yoshizumi Ishino’s group in Japan in the 1980’s that actually “discovered” CRISPRs in the sense of isolating them and their unusual character- palindromic repeats coupled with highly distinctive sequences. (Don Reston, former Biotechnology Specialist (Food and Soil Sciences) Answered Apr 7, 2017)
- Nobel Laureate Yamanaka Names Three Japanese Candidates (By Staff Reporter October 6, 2016 at 8:48 am ZAIKEI NEWS) The first research mentioned by Prof. Yamanaka is on PD-1, research that is said to lead to the development of a new drug against cancer. Behind this research is a Kyoto University professor emeritus Tasuku Honjo. … Prof. Yamanaka then mentioned Prof. Yoshizumi Ishino of Kyushu University and Prof. emeritus Atsu Nakada to Osaka university on researches on Genome editing – a technology that could change the entire feature of life. He also quoted a dramatic cholesterol-reducing medication Statin and its discoverer Prof. Akira Endo of Tokyo Univ. of Agriculture and Technology. (Nathan Shiga)