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心理学実験用刺激作成・呈示ソフトウェアの選択肢:PsychoPy, Psychtoolbox, OpenSesame他

  2019/01/18    心理物理学

刺激作成・呈示用のソフトウェアが開発されたおかげで、必ずしもプログラミングができない人・学生であっても心理学実験、心理物理学実験を実践できる状況が整ってきたと思います。選択肢がいくつかあって迷うため、無料有料問わず研究者に使われているツールを取り上げて、それぞれの特徴をまとめておきます。多くの人が使っているソフトのほうが、資料やサンプルコードが豊富にあって勉強しやすいという事情があるため、プログラミングに自信がなければ、テクニカルサポートが受けられる有料ソフトか、時流に乗った無料ソフトを選択するのが無難でしょう。   PsychoPy ネット上のドキュメントの豊富さで一番、その隆盛ぶりを感じるのが、PsychoPy(さいこぱい)です。 公式サイト:psychopy.org 価格:無料。これはPythonで開発されており、プログラミングが全くできない人でも(グラフィカルユーザーインターフェースBuilderを使用して)とりあえず心理物理学実験の刺激を作ったり動作さることができて、もしプログラミングができる人なら(コードエディタCoderを使って)さらに高度なことができるという特徴があります。 開発者&開発の歴史:Jon Peirce氏が自分の研究室で使うために2002年から開発。他の研究者からの要望が増大したためそれに応える仕様に拡充。2007年にソフトウェアPsychoPy開発に関する論文を発表。2010年から2011年にかけて、学生がプログラミングなしでPsychoPyを使えるようにとBuilderを開発。これによりPsychoPyの利用者が劇的に増加し、利用者数16000人、開発者数総勢70人の規模にまでPsychoPyコミュニティが育ってきている(参照:Building Experiments in PsychoPy)。 Build your first PsychoPy experiment (Stroop task)   PsychoPyのダウンロードとインストール PsychoPy Builder で作る心理学実験(十河 宏行 著)が参考になります。自分の場合ウインドウズ10のPCを使っているので、https://github.com/psychopy/psychopy/releasesで、StandAlonePsychoPy3と書いてあるウインドウズ用インストーラをクリックしてインストールを行ってみました。すると普通のアプリケーションのように、PsychoPy3がスタートメニュー等に並び、アイコンをダブルクリックすることにより、PsychoPy3のBuilderとCoderが表示されました。   PsychoPyを勉強するためのリソース・参考ウェブ記事: 『Building Experiments in PsychoPy』PsychoPyの開発者らが書いた入門・実践書 PsychoPyディスカッションフォーラム 開発者Jon Peirce氏のYOUTUBEチャンネル PsychoPy Builderで作る心理学実験 PsychoPy講座(ogwlab 関西学院大学) PsychoPyを使った初学者向けの心理実験環境の構築(スライドシェア)小川洋和 関西学院大学文学部総合心理科学科 初学者向けの心理実験環境としての …