AI研究拠点センター長に杉山 将 東大教授(41)

文部科学省が2016年4月に新設する人工知能(AI)研究拠点「AIP(Advanced Integrated Intelligence Platform Project)センター」のセンター長には、東京大学の杉山将教授 (41歳)が就任することになりました。

これまでの日経の報道をまとめると、AIPの概要は、

  • 「人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト」政策の中核に
  • 2016年度の研究予算は14億5000万円
  • 研究者やスタッフを合わせた全体で約100人規模(人選はこれから)。研究員の約3割は海外から。
  • 米カーネギーメロン大学の金出武雄教授(70歳)が特別顧問
  • 研究員は常勤の研究者をはじめ、東京大学を中心に東北大学、東京工業大学、慶應義塾大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、さらに学長がAIの研究家で同分野に力を入れている公立はこだて未来大学などから、クロスアポイントメント制度を活用して確保(日経新聞2015/12/8)
  • AIPセンターは文部科学省所轄の理化学研究所に設立するがクロスアポイントメント制度を考慮して、利便性の高い都心部に(日経新聞2015/12/8)
  • 経産省の産業技術総合研究所人工知能研究センター(辻井潤一センター長)、総務省の情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター(柳田敏雄センター長)と文科省のAIPの3省連携のための司令塔となる組織を設立しその議長には日本学術振興会の安西祐一郎理事長が就任

参考

  1. 文科省の「AI研究」新拠点 トップに東大41歳教授 (日本経済新聞 2016/4/9) :”文部科学省が所管する理化学研究所に4月に新設する、国内最大級の人工知能(AI)研究拠点「AIP(Advanced Integrated Intelligence Platform Project)センター」のトップ人事が、今週正式に発表される。センター長には、機械学習などの基礎理論で国際的に活躍している東京大学の杉山将教授 (41歳)が就任する見通しだ。”
  2. 文科省の新設AI研 トップ人事に気をもむ研究者の本音(日本経済新聞 2015/12/8):”AIPセンターのセンター長候補として名前が挙がっているのは、国立情報学研究所の喜連川優所長(60歳)をはじめ、日本学術振興会の安西祐一郎理事長(69歳)、前・国立国会図書館長の長尾真氏(79歳)ほか数人だ。”