2019年4月インフルエンザBが流行の兆し

風邪が治らないのでインフルエンザだと困るなと思って、病院に入ったらやっぱり風邪だと言われました。それはともかく、巷では今、インフルエンザBが流行っているそうです。

 

インフルエンザBが流行の兆し

下のグラフは東京の集計ですが、赤線が今年のインフルエンザ患者の数。青いグラフは比較のための2018年のグラフ。横軸は年度の何週めか。2018年12月31日(月)~2019年1月6日(日)が第1週となっています。2019年の第15週は、2019年4月8日(月)~2019年4月14日(日)の一週間。集計された最近2週間で赤いグラフが上向きに伸びており、新たなインフルエンザの流行の兆しに見えます。

縦軸は、人/定点。この単位は若干わかりにくいですが、「定点」とされている医療機関あたりの患者の報告数の平均のようです。

  1. 首都圏でインフルエンザ患者増、3都県で再流行 – B型による学級閉鎖の報告も (2019/4/18(木) 18:40配信 CBnews) 8日から14日までの1週間の1医療機関当たりの患者報告数は、埼玉県が前週比約35%増の1.44人、東京都が約26%増の1.35人、千葉県が約32%増の1.12人、神奈川県が約26%増の1.01人となっており、いずれも流行開始の目安(1.0人)を上回っている。 東京都内の保健所管内別では、中野区が4.7人で最も多かった。同区は感染症発生動向調査の週報で「再度のA型およびB型の散発発生が起こっている模様」と説明している。
  2. 東京都内でインフルエンザ再流行、B型か  2週連続で患者報告数が増加、中野区が最多(2019年04月17日 13:50 医療・介護の総合情報サイト CB news)東京都のインフルエンザ患者報告数が2週連続で増えたことが17日、都がまとめた1週間の患者報告(8-14日)で分かった。
  3. インフルエンザB型が流行しています(2019年04月17日 17時30分 亜細亜大学 所在地 〒180-8629 東京都武蔵野市境5-8)現在、亜細亜大学の学生の中でインフルエンザB型が流行しています。全国的にみると患者数は減少していますが、本学においては新学期に入りインフルエンザ罹患の報告が急増しています。今後、大きな流行へと拡大する可能性があるため、各自が予防対策をお願いします。
  4. 14都県でインフルエンザ患者増、B型流行か 厚生労働省が発生状況を公表(2019年04月13日 12:00 CB news)インフルエンザの患者報告数が東京や神奈川などの14都県で増えたことが、厚生労働省が12日に公表したインフルエンザの発生状況(1―7日)で分かった。
  5. 感染症トピックス/定点当たりとは(広島市)インフルエンザや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などの流行状況を評価するときに、「定点当たり報告数」という言葉を使います。(中略)インフルエンザや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など24種類の感染症は、定点把握対象疾患といい、医療機関の中から選定し、協力していただいている 定点医療機関からのみ報告されます。
  6. 名古屋市内のインフルエンザ流行状況(名古屋市)
  7. インフルエンザウイルス検出状況の表(2018/2019シーズン)(札幌市)4月10日現在、AH1pdm09型が26件、AH3(香港)型が66件、B(Victoria)型が2件、B(Yamagata)型が1件検出されています。
  8. 福岡県 週報(報告数・定点当たり報告数)
  9. インフルエンザ流行レベルマップ NIID 国立感染症研究所

 

インフルエンザAまたは特定されていないインフルエンザ流行のニュース

  1. 今週の診断件数:188件・・・ただいま第16週 MLインフルエンザ流行善戦情報DB
  2. 静岡市 市内の定点医療機関あたりの患者報告数 定点当たり患者数(人) 12週(3/18-3/24) 0.28 13週(3/25-3/31) 0.76  14週(4/1-4/7) 1.80 15週 (4/8-4/14) 1.84
  3. 岡山県内2校で集団風邪 患者24人、インフルエンザか (2019年04月18日 21時40分 更新 山陽新聞DIGITAL さんデジ) 岡山県と倉敷市は18日、共生高(新見市)、大高小(倉敷市)でインフルエンザとみられる集団風邪が発生したと発表した。患者は計24人。最長で22日まで学級閉鎖する。
  4. インフルエンザ、院内感染か 岐阜市民病院で60人超(2019年4月18日21時13分 朝日新聞デジタル apital) 岐阜市民病院(同市鹿島町)は18日、入院中の70~90代の患者31人と病院職員30人が5~17日に相次いでインフルエンザ(A型)に感染したと発表した。
  5. 松山市立西中学校 2019年4月18日(木曜日) インフルエンザ情報1 18時39分58秒 インフルエンザによる欠席生徒数23名、発熱による欠席生徒数5名でした。ご家庭におかれましても、うがい、手洗いの励行を心掛けてください。
  6. インフルエンザの流行が再び始まりました!~川崎市内におけるインフルエンザ流行状況~ (PDF)(平成31年4月17日 川崎市) 平成31年第15週(集計期間:平成31年4月8日~平成31年4月14日)の患者報告数が流行の目安である定点当たり1.00人を超えて1.66人となり、再び流行期となりましたので、お知らせします。

 

インフルエンザの症状

A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われ、咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続き、約1週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザで、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強い。(インフルエンザとは NIID国立感染症研究所

  1. 大流行のインフルエンザB型「熱が出にくいって本当?」「ワクチンは?」いま知っておきたいこと(市川衛 | 医療の「翻訳家」 2018/1/28(日) 8:00 YAHOO!JAPANニュース)

 

著名人のインフルエンザ B罹患ニュース

  1. ソフトバンク松山2軍コーチがインフル感染と発表(2019年4月12日15時19分 日刊スポーツ)ソフトバンクは12日、松山秀明2軍内野守備走塁コーチが11日にインフルエンザB型と診断されたと発表した。ソフトバンク2軍では投手陣を中心にインフルエンザ感染が広がっている。
  2. ソフトバンクでまん延インフルエンザ2軍コーチも発症(2019年04月12日 15時39分 西日本スポーツ)ソフトバンクでは石川、田中、高橋純、板東、松本らファームの8投手がインフルエンザB型にかかっていた。

 

インフルエンザ体験談(ブログ)

  1. インフルエンザB(2019-04-17 08:10:47 空飛べイクラ丼)その日の夜、わたしは相変わらず39.1、宝人さんは38.7 16日火曜日、宝人さんを受診させる為、一番近い内科を探し2人で病院へ。診察は宝人さんだけで、わたしは待合室でボケーっと待っていました。もちろん熱は下がっていませんが、風邪と診断されたのでそのうち治るだろう!くらいに甘く考えていた部分があります。宝人さんがインフルエンザと診断され、先生が奥さんも絶対インフルエンザだから!と急遽診察をしていただいたら案の定わたしもインフルエンザでした。

 

インフルエンザ A, B, C, Dの違い

インフルエンザウイルスにはA,B,C,Dの4種類があり、インフルエンザDは牛にしか感染せず人間には感染しませんので通常話題に上りません。インフルエンザCは症状が弱く、毎年のインフルエンザの流行にはかかわっていないため、これもマイナーな存在。一番メジャーなのがインフルエンザAで、さらにサブタイプが細かく分けられます。多様に「進化」するため、人間の免疫防御をすり抜けて、毎年のようにインフルエンザを流行らせます。インフルエンザウイルスBは大きな流行になりにくいという意味ではAに比べて圧倒的にマイナーな存在です。インフルエンザウイルスAの様な多様性な抗原性はなくて、これ以上細かく種類が分けられてはいません。

  1. Types of Flu (WebMD)
  2. The A, B, and C of influenza virus (22 SEPTEMBER 2009 virology blog) Influenza A viruses tend to garner most of the attention, but let’s not forget that there are two other virus types, B and C.
  3. Types of Influenza Viruses (cdc.gov) Influenza D viruses primarily affect cattle and are not known to infect or cause illness in people.
  4. Influenza B virus
  5. Comparison of the Mutation Rates of Human Influenza A and B Viruses Eri Nobusawa, Katsuhiko Sato  Journal of Virology Published online March 14, 2006. DOI: 10.1128/JVI.80.7.3675-3678.2006
  6. https://www.sciencedirect.com/topics/medicine-and-dentistry/influenza 
  7. Influenza Virus Transfus Med Hemother. 2009 Feb; 36(1): 32–39. doi: 10.1159/000197314