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必須不飽和脂肪酸DHA (Docosahexaenoic acid ドコサヘキサエン酸)とは何か

  2019/06/15    食品化学

DHAとは DHAはDocosahexaenoic acid(ドコサヘキサエン酸)の略で、マグロや、イワシ、サバなど青魚に多く含まれる必須不飽和脂肪酸の一種です。DHAを多く含むものは、血液をサラサラにする食べ物とか、脳の働きを良くする食べ物などの触れ込みでも有名ですね。人間は自分で合成できない「必須」不飽和脂肪酸のためこれらの魚を食べたり、サプリなどで摂取することが必要になります。 DHAは血栓を予防したり脳の働きを良くしたりするなどの科学的な知見が蓄積していることから、DHAサプリは、血液サラサラサプリ、脳サプリなどの謳い文句で人気です。 魚に含まれる栄養素 (ktgyokyo.jf-net.ne.jp) 青魚の種類を一覧で! 青魚(ウィキペディア) EPA and DHA explained  Puori 2018/06/29 (YOUTUBE 2:34)   DHAの構造 ドコサは22という意味で、DHAは、炭素が22個鎖状につながった構造をしています。ヘキサは6という意味で、DHAには不飽和結合が6個含まれています。化学式(示性式)で書けば CH3CH2(CH=CHCH2)6CH2COOH です。ちなみにDHAと共に名前が上がるものにEPA(エイコサペンタエン酸)があります。EPAはeicosapentaenoic acidの略で、炭素数が20(エイコサ)、不飽和結合が5個(ペンタ)含まれています。示性式は、CH3CH2(CH=CHCH2)5(CH2)2COOHで、EPAはDHAより鎖が短いだけで同じような構造をしています。 不飽和結合(二重結合)の場所が、鎖の末端のメチル基から数えて3つめ(ω‐3の位置と呼ばれる)にあるものはω‐3脂肪酸、あるいは単にω‐3(オメガスリー)と呼ばれます。DHAは、EPA、α-リノレン酸と並んで、代表的なω‐3脂肪酸のひとつです。α-リノレン酸は植物油に多く含まれており、示性式は、CH3CH2(CH=CHCH2)3(CH2)6COOHで、DHAやEPAに倣った呼称は、オクタデカトリエン酸(オクタデカ=18、トリ=3の意味)となります。 ω‐3と全く同じ意味ですが、n-3という呼称も使われています。 メチル基末端から三つ目の炭素に二重結合がある n-3 系脂肪酸である.ω-3系脂肪酸との表記もあるが,近年では n-3 系脂肪酸の表記が主流である.(技術用語解説 EPAとDHA 白井 展也 日本食品科学工学会誌 2013 年 60 巻 10 号 p. …