「 理研STAP細胞NATURE論文捏造事件 」 一覧

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STAP細胞の懐疑点

匿名掲示板2ch上での、STAP細胞問題に関する議論。 STAP細胞の懐疑点 PART583 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406718720/ STAP細胞の懐疑点 PART582 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406695096/ STAP細胞の懐疑点 PART581 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406648008/ STAP細胞の懐疑点 PART580 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406630969/ STAP細胞の懐疑点 PART579 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406616073/ STAP細胞の懐疑点 PART578 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406591217/ STAP細胞の懐疑点 PART577 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406555784/ STAP細胞の懐疑点 PART576 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406538477/ STAP細胞の懐疑点 PART575 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406517976/ STAP細胞の懐疑点 PART574 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406501322/ STAP細胞の懐疑点 PART573 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406481309/ STAP細胞の懐疑点 PART572 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406470652/ STAP細胞の懐疑点 PART571 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1406465302/ …

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STAP検証実験の無意味さを阪大教授が解説

ヤフー意識調査「STAP細胞の検証、小保方氏も参加させるべき?」では10万票以上もの投票があり、実に85%もの人が「参加させるべき」と答えています。不正行為を行なった張本人が検証実験を行うことを認める世論は、科学者の常識からは大きくかけ離れたものです。 このような状況を憂えてか、大阪大学生命機能研究科の近藤滋教授が、STAP細胞検証実験の無意味さをわかりやすく例え話を用いて解説しました。納税者である一般市民に向けたメッセージで、とても面白く、一読の価値があります。(注:文中の「NASA」は「理研」です。詳しくは全文をお読み下さい。) “…つまり、「ネッシーを見つけた」と信じうる物は一切無い上に、インチキの証拠はいくつ もあるのです。にもかかわらずNASA は、かなりの費用(原資は国民の税金です)を投じ て、前回と同じメンバーの「調査隊」にもう一度ネッシー捜索に派遣しました。あなたは、 この調査隊を信用し、税金を使って調査を続けることを支持しますか?…” (近藤滋氏による一般市民向け解説文へのリンク ⇒ http://www.mbsj.jp/admins/committee/ethics/20140704/20140707_comment_kondo.pdf) 参考 日本分子生物学会 STAP細胞問題等についての、各理事からの自主的なコメント “…日本でトップと言われる研究機関が現在の科学的方法論を否定し、不正行為があった研究でも、再現実験をして正しければ良い、と言う、間違った考え方を蔓延させ、不正を助長させる危険を含んでいます。…”(PDFリンク 篠原 彰 理事 2014年7月4日) “…再現するべき事実が存在しませんので、再現実験は意味を持たないと考えます。…”(PDFリンク 町田 泰則 理事 2014年7月6日) 近藤 滋 理事(2014年7月7日 PDFリンク) “…残念ですが、以上の現実認識に鑑み、「金が絡めば不正をする人も必ず出てくる」という前提で物 事を考える必要があります。…現行のシステムではその事件が起きた組織が調査を行うので、当然のことながら組織防衛に走ります。まずは隠蔽に向かい、逃げきれないと判断すれば、手のひらを返して尻尾切りに走ります。…科学者がまとまって話合い、速やかに行動するシステム作りが何より優先すると思います。…”(PDFリンク 中山 敬一 副理事長 2014年7月8日) “…実は、大変驚いたことに再現性に疑問が浮上した後に(3 月5 日)小保方、笹井、丹羽によるプロトコール即ちSTAP 細胞を作成するための詳細な実験手技を書いたものが、ネイチャー・プロトコール・エクスチェンジというネット誌に発表されました。これには、STAP 細胞として最終的に取れた細胞にはT 細胞受容体の再構成が見られなかったと明確に書いてあります。もしこの情報を論文の発表(1月30日)の段階で知っていたとすると、ネイチャー論文の書き方は極めて意図的に読者を誤解させる書き方です。この論文の論理構成は該博な知識を駆使してSTAP 細胞が分化した細胞から変換によって生じ「すでにあった幹細胞の選択ではない」ということを強く主張しております。しかし、その根本のデータが全く逆であるとプロトコールでは述べており、捏造の疑いが高いと思います。…。また、STAP 細胞作製法について2013 年10 月31 日に国際特許が申請されております。その時点でこの特許の発明者として名前が挙がっている人は小保方のみならず、理研では若山、笹井、東京女子医大の大和、ハーバード大学のバカンティ兄弟、小島です。この方々はコンセプトや実験に係わったということです。例えば犯罪において実行者と指令者がいた時、実行者のみが責任を負うということはあり得ないので、論文の論理構成を行い、これに基づいて論文を書いた主たる著者には重大な責任があります。…” (PDFリンク 本庶 佑 …

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小保方氏の再現実験即時停止を分生が要求

NATURE論文がついに今週撤回されましたが、STAP細胞研究不正の真相の全容解明には程遠い状態です。理研は小保方晴子氏にこれ以上言い訳をさせないために、本人一人による再現実験を行わせる決定を下し、「再現実験」が始まりました。 このような理研のやり方を批判する声明を、日本分子生物学会が発表しています。 2014 年7 月4 日 理事長声明『STAP 細胞論文問題等への対応について、声明その3』 特定非営利活動法人 日本分子生物学会 理事長 大隅 典子 7月2日付けで理化学研究所よりSTAP 細胞に関する2報のNature 論文が撤 回されたとの発表がありました。日本分子生物学会は当該論文について当初か ら同研究所の適切な対応や早期の論文撤回を求めておりましたので、約半年も かかったものの、事態が一歩進んだことについては評価致します。 一方で、多くの論文不正についての疑義がきちんと分析されず、それに関わ った著者らが再現実験に参加することについては、当分子生物学会会員を含め 科学者コミュニティーの中から疑問視する声が多数挙がっております。このよ うに当該機関が論文不正に対して適切な対応をしないことは、科学の健全性を 大きく損なうものとして、次世代の研究者育成の観点からも非常に憂慮すべき 問題であるとともに、税金という形で間接的に生命科学研究を支えて頂いてい る国民に対する背信行為です。 今回の研究不正問題が科学者コミュニティーを超えて広く国民の関心を惹く ことに至ったのは、論文発表当初に不適切な記者発表や過剰な報道誘致が為さ れたことに原因があり、それらは生命科学研究の商業化や産業化とも関係して いると考えられます。このように科学を取り巻く環境の変化に対して、われわ れ科学者はより一層の倫理観の醸成に努める必要があり、多くの優秀な科学者 を擁する理化学研究所にはその模範となるような姿勢を示すことを強く希望し ます。 上記のような現状を早期に解決して頂くために、ここに改めて日本分子生物 学会理事長として以下の点を理化学研究所に対して希望致します。 ・ Nature 撤回論文作成において生じた研究不正の実態解明 ・ 上記が済むまでの間、STAP …

高橋PL「理研の倫理観にもう耐えられない」

「理研の倫理観にもう耐えられない」と、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターに所属する高橋政代プロジェクトリーダーが理研を厳しく批判しました。 NHKの報道ですが、 “高橋リーダーはSTAP細胞の問題で、小保方リーダーに指摘されている数多くの疑義について説明させないまま、検証実験に参加させるなどの対応を取っている理化学研究所について、「理研の倫理観に、もう耐えられない」などと、ツイッターを通じて批判しました。”(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140702/k10015693461000.html) と、ついに理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)内部の研究者から批判の声が上がりました。 参考  Masayo Takahashi@masayomasayo 理化学研究所 発生再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー。眼科歴25年。網膜変性疾患専門。(高橋政代氏のTWITTERアカウント) 「理研の倫理観にもう耐えられない」 (NHK NEWSWEB 7月2日 18時11分):”iPS細胞を使った世界初の臨床研究を進めている理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーはSTAP細胞の問題で、小保方晴子研究ユニットリーダーに、指摘されている数多くの疑義について説明させないまま検証実験に参加させるなどした理化学研究所の対応は問題だとして、今後、新たな患者への臨床研究を中止する可能性を示しました。…” 高橋政代プロジェクトリーダーコメント 高橋政代プロジェクトリーダーの個人のツイッター上での発言について、多数お問合せを頂いております。これを受け、高橋リーダーから以下のコメントがありましたのでお知らせ致します。(独立行政法人理化学研究所 2014年7月2日):お騒がせして申しわけありません。現在移植手術に向け細胞培養を行っている患者さんの臨床研究については順調に推移しており予定通り遂行します。ネット上で「中止も含めて検討」と申し上げたのは、様々な状況を考えて新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるを得ないというのが真意で、中止の方向で考えているということではありません。臨床研究そのものには何の問題もありませんし、一刻も早く治療法を作りたいという信念は変わっておりません。理研が一日も早く信頼を回復し、患者さんが安心して治療を受けられる環境が整うことを期待しています。高橋政代 Masayo Takahashi at TEDxTokyo 2014 (⇒日本語通訳版 高橋 政代 at TEDxTokyo 2014) 小保方氏が理研に出勤、STAP細胞検証実験に参加  

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小保方晴子研究ユニットリーダーらによるSTAP細胞の検証実験7月1日~11月30日

理化学研究所はSTAP細胞の存在を調べるための検証実験に小保方晴子研究ユニットリーダーを参加させると発表しました。検証実験の期間は7月1日~11月30日の5ヶ月間。 生物学の研究者の本音が飛び交うインターネット匿名掲示板(STAP細胞の懐疑点 PART488 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1404116917/)での反応の一部を紹介します(字句の一部を●●に変更)。 133 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 19:52:22.36 スゴいね理研って 山ほど残っている論文疑惑については消極的なのに 捏造容疑者に再現実験させるとか狂気の沙汰 336 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 20:44:26.34 理研ぐるみで捏造するんだろw 337 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 20:44:34.25 理研が再現実験しても だれも信用しないから やっても マジ意味無い。 347 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 20:45:55.73 論文の取り下げ決定したんだろ 再現するための根拠からして消滅、全ては白紙ってことじゃないか 実験自体全くの無意味なのに何をやろうというんだ 再現実験=これから1から論文作りなおすということ? 理研が何をしようとしてるのか全く理解できない 398 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 20:55:56.48 再現実験したければ小保方が引き受けてくれるところを自力で探すべきなのだが 467 :名無しゲノムのクローンさん:2014/06/30(月) 21:12:09.22 再現実験では捏造そのものを断定することは出来ないんだよ。 失敗しても 「もしかしたら、まだ把握できていない繊細な条件があり、再現できなくなったのかも」 とか言われたら、「科学的な検証」を重視する竹市センター長は否定できないものw だから、サンプル調査や論文疑惑調査の方に注力すべきなんだよ。 こんな当たり前のことすら理研のお●●さん達は理解できないのですね。 …

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STAP細胞ネイチャー論文撤回

報道によると英科学誌ネイチャー(NATURE)に掲載されていた小保方晴子氏らによるSTAP細胞論文2報は、7月3日号で撤回されるとのことです。 参考 STAP細胞:ネイチャーが論文撤回へ 研究成果白紙に (毎日新聞 2014年06月30日):STAP細胞の論文不正問題で、英科学誌ネイチャーが7月3日号で関連論文2本を撤回する見通しであることが、複数の関係者への取材で分かった。… STAP「白紙」に…論文撤回へ、小保方氏同意 (YOMIURI ONLINE 2014年06月30日 13時26分): … 論文の筆頭著者である理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーを始め、14人の著者全員が撤回に同意しているといい、ネイチャーにその経緯や理由などを説明した文書が掲載される。…

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STAP問題の闇

STAP細胞捏造事件は、立場の異なるさまざまな人々の思惑が交錯して生じたものであり、真実の姿がなかなか見えてきません。 なぜすぐにばれるような幼稚なデータ捏造をしたのか? なぜそれが周りの誰にも気付かれずに、NATURE論文2報掲載に至ったのか? なぜ研究実績ゼロ(どころか博士論文ですでに捏造)の人を日本のサイエンスの最高峰に位置する理化学研究所がほとんど「無試験」で研究リーダー(=大学准教授相当の役職)として迎え入れたのか? 誰がどこまで研究不正に加担したのか? 共同研究者らはいつからデータ捏造に気付いていたのか? 研究不正の事実がこれほど明らかなのに、なぜ理化学研究所はまともな調査をしないのか?(調査で明らかになってしまっては困ることは何なのか?) なぜ理研CDBは捏造を確定させたにも関わらず規程に則って解雇するどころか、雇用の延長を保証し「助言」まで仰ぐのか?(理研CDBは、小保方氏に暴露されては困るような弱みを何か握られているのか?) なぜ竹市理研CDBセンター長、野依理研理事長、下村博文文部科学大臣らは、捏造データの上に成り立っていて科学的根拠が皆無のSTAP現象を小保方氏に「再現」をしてもらいたがるのか? なぜ理研の科学者は何の科学的根拠もない仮説を魅力的だとして、それを検証をしようとするのか? なぜこのような国民の税金をドブに捨て続ける行為が今の日本で許されるのか? なぜ理研内部の研究者から、事を正そうとする声がもっと出てこないのか? なぜ誰も責任を取らないのか? 誰が理研をコントロールしているのか?     SAP細胞捏造は科学研究の世界の3大不正として教科書に載ると言われましたが、教科書に掲載する事例とするなら、事件の全体像が明らかになっていなければなりません。 「STAP細胞で大儲けした人間を許してはいけない」というインターネットの記事は、これまでの報道では全く見えてこない部分に光を当て、”米国ではとっくに時代遅れになりつつある「特許」「科学研究」「インサイダー」三位一体の経済犯罪が、法規制の進んでいない日本に持ち込まれ、あざとく利ざやが抜かれた可能性”を指摘しています。 参考 STAP細胞で大儲けした人間を許してはいけない(JBPRESS 2014.06.23):”STAP問題の闇は深い” 小保方発表で暴騰したセルシード株(http://sonarmc.com 2014年3月18日):”…つまり「何かうまい話」がセルシードの経営者から伝えられなければ「継続性に疑義の生じた会社」(会計監査でつぶれる可能性を指摘された会社)の ファイナンスに応じることは通常はない。それも半端でない総発行株数の30%近い大量の株式が新たに発行されるわけだから、「何か」がなければ株価は大幅 に下がるのである。ところが同社株は1月30日に小保方発表で40%も暴騰し、UBSは新株予約権を1月30日と31日の2日間で全部行使して市場で即座に売却し、数億円のサヤぬきに見事に成功している。以上記述したことは全部公表事実で誰でもネットで確認できる。…” 小保方研究に関与する企業の株価が急上昇――STAP細胞騒動に株価操作疑惑 (週刊金曜日ニュース 2014 年 4 月 30 日)”…STAP細胞の真偽をめぐる騒動で、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの共同執筆者である大和雅之・東京女子医科大学教授の上司が取締役を務めるベンチャー企業の株価が、英科学誌『ネイチャー』電子版がその存在をトップ記事で載せたあと、急上昇していたことがわかった。…” ヤフーファイナンス (株)セルシード

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日本発の研究は信頼回復できるか

佐倉統 東京大学大学院情報学環教授 「日本発の研究は信頼回復できるか」2 2014.6.26

小保方氏 年間研究費2千万円 笹井氏6億円

理化学研究所は研究費使途の全面開示を~小保方晴子氏(年間2千万円)と笹井芳樹氏(年間6億円)は研究費を何に使ったのか? 理化学研究所は小保方晴子氏が研究データを捏造したという判断を下しましたが、小保方晴子氏はそれを否定しています。小保方晴子氏の年間予算は2千万円、共同研究者である笹井芳樹氏の年間予算は6億円。STAP細胞研究不正の過程を明らかにするためには、小保方晴子氏や笹井芳樹氏ら他の共同研究者が研究費で何を購入していたのか、何に使っていたのか、その詳細を明らかにすることが絶対必要です。研究費の出所は国民が払っている税金なのですから、国民には真相を知る権利があり、理化学研究所には説明責任があります。 週刊誌で報道された理化学研究所の開示内容によれば、小保方晴子氏と笹井芳樹氏の11ヶ月間の出張回数は計55回で旅費総額が496万円にも上るそうです。情報開示の要請に対して詳細を「黒塗り」にしているようでは、公表すると問題が生ずるようなやましい使い方であったと疑われても仕方がないでしょう。「黒塗り」開示は、データ捏造にとどまらず研究費の不正使用まで疑わせるものであり、理研CDBの組織ぐるみの不正が危惧されます。その疑いを払拭するためには、理研CDBは全てを明らかにすべきです。そうでなければ、自浄作用のない理研CDBは一度解体すべきという意見への反論も全く説得力を持ちません。 【週刊文春】告発スクープ 小保方晴子さん笹井教授 年間6億円の研究費の使い道

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「理研CDB解体」提言に理研CDB研究者が反論

理研CDBのグループディレクターの一人として理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)の運営に関わる林茂生氏が神戸新聞の取材に答え、理研CDB解体論に反対する意見を述べました。 6月12日に公表された「研究不正再発防止のための提言書」では、STAP細胞論文捏造事件が起きた原因は理研CDBの構造的な問題であると断定されています。 STAP問題の背景には、研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、CDBの組織としての構造的な欠陥があった (1)このようにSTAP問題の背景には複合的な原因があるが、以上に見たとおり、これらの原因はCDBが許容し、その組織体制に由来するものでもあった。すなわち、小保方氏のRULへの採用過程においては、竹市センター長、西川副センター長(当時)、相澤副センター長(当時)を始めとする人事委員会メンバーはSTAP細胞の研究成果獲得を第一義とするあまり、客観的資料を基に本人の資質と研究内容を精査する通常の採用プロセスの手順を、悉く省略した。小保方氏がPIとして率いる研究ユニットは、国立大学法人大学院においては准教授クラスが運営する研究部門(講座)に匹敵するのであり、そのようなハイレベルの研究ユニットを運営するPIとしてのスタンダード域に達していない研究者を職権により杜撰なプロセスを以て採用した、竹市センター長をはじめとする理研CDBのトップ層の責任は極めて重いと言わざるをえない。またCDBの運営にあたるGD会議は、STAP研究の秘密保持を最優先とする方針を容認し、結果としてSTAP研究について多くの研究者による研究内容の評価の機会が失われた。さらに、CDBにおいてはデータの記録・管理の実行は研究者任せであり、CDBの組織全体としての取り組みはほとんどなかった。これらSTAP問題の背景にある原因は、いずれもCDBが許容し、その組織体制に由来するものでもあった。言い換えれば、研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、CDBの組織としての構造的な欠陥があり、これを背景にSTAP問題が生じた、と言わなければならない。 (2)このCDBのガバナンスについて、CDB報告書は次のとおり指摘している。 「CDBは2000年4月発足以来、竹市センター長の下、2013年3月末に2名の副センター長(GD)が退任するまで、2005年に1名のGDが交代した以外、同じGDメンバーで運営されてきた。・・・一方、この10年余の間に、運営主体を構成するメンバーは、それぞれが担当するマネージメント領域を牽引する立場となり、このことがCDBの運営における専門化、分業化をもたらし、同時に醸成された相互信頼意識が、「彼が言うことなら間違いない」、「彼に任せておけば安心」との無意識のお任せ、寄り掛かりをもたらし、又はその結果としての独善を拡大させてきた可能性がある」(CDB報告書16頁)。ほとんど同一のメンバーによる長期のガバナンスは、相互信頼意識を醸成するが、同時に馴れ合いを生む土壌となる。研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、CDBの構造的な欠陥の背景には、このようなCDBトップ層の馴れ合い関係によるガバナンスの問題があると指摘せねばならない。 (研究不正再発防止のための提言書より一部転載) 参考 研究不正再発防止のための提言書 (研究不正再発防止のための改革委員会委員長 岸輝雄 平成26年6月12日)(理研ウェブサイト上のPDFリンク) 「解体提言は不当」理研再生研幹部研究員・林氏に聞く (神戸新聞2014/6/18 08:00):”…林氏は「組織運営への批判は率直に認めるが、組織全体が否定されるのは心外。誠実に科学に向き合う研究員や日本の将来のためにならない」と訴えた。…” 小保方氏の採用経緯、通常と違った 理研・林氏一問一答 (神戸新聞 2014/6/18 08:00):”…過去に不正があったかどうかや、積み上げてきた研究成果などの認識なしに、(再生研が)『不正を生む構造的欠陥があった』『解体すべき』と断言するのはさすがに不当ではないか。誠実に研究している研究者が大勢いる」…”