以前の記事を紹介するツイートをXに投稿しました。
亡き父の教え:「公募が出たときには、全て終わっている。体裁を整えるために募集をかけてるだけ。だから、声がかかるように、普段からそういう活動をしておけ。優秀な人間が採用されるわけではない。それが世間の常識なのに、お前は何を今頃寝ぼけたことを言っているんだ!」 https://t.co/2A3zHvh4LE
— WorkFinishPublish (@scitechjp) September 12, 2026
これは、自分が大学教員(PI職)の公募に出しまくって(100か所以上、同じ大学に2~3周めの応募も)、全然どこから反応がなくて苦しんでいたときに、父親にその状況を少し話したときに返ってきた言葉です。父のこの言葉は、若いときに入りたい会社の入社試験を受けに行ったときの経験に基づいており、世の中の組織は、そういうものだという一般論です。自分は、大学教員の公募にも当てはまると考えてツイートしました。
このツイートに対して、いろいろな方が経験談や意見を述べられていたので、纏めておきます。
目次
- 1 SNSの情報を鵜呑みにすることに関する戒め
- 2 デキ公募だった可能性
- 3 デキ公募は現在でも存在するのか?
- 4 デキ公募の厳密な定義
- 5 公募を促されることとデキ公募との区別
- 6 想定している人の存在とデキ公募との区別
- 7 大学側が公募をかける理由・公募をかけるタイミング
- 8 公募が公募でない大学側の言い分
- 9 デキ公募に関する時代の変化
- 10 公募が公募になるとき
- 11 ガチ公募をする大学の存在
- 12 公募の真実はお祈りメールを貰い続ける人にはわからないことについて
- 13 デキ公募がひっくり返る時
- 14 大学教員公募の真理
- 15 公募戦士へのアドバイス
- 16 デキ公募に関する過去の議論
- 17 デキ公募が存在していた事実
- 18 デキ公募に見えることとデキ公募であることの違いについて
- 19 業績だけで選ばれるわけではないことについて
- 20 一緒に働きたい人間かどうかという観点
- 21 デキ公募がひっくり返る時
- 22 デキ公募と思われてか応募が無くて困っている大学の存在について
- 23 デキ公募が悪であることについて
- 24 それでも応募し続けるしかないということについて
SNSの情報を鵜呑みにすることに関する戒め
これを信じてはダメですよ。 https://t.co/O7pSxeOgG1
— Katsushi Kagaya (@katzkagaya) September 12, 2026
デキ公募だった可能性
いくつか出したけど、それっぽいのはあった。締切の翌週にお祈りきたとか。 https://t.co/pyiPMREwxc
— 이마리 IMASATO Hajime (@imari_busan) September 13, 2026
デキ公募は現在でも存在するのか?
「応募が出たとき全ては終わっている」。これは今もある。優秀な人は、声がかかるような活動をすべき。業績を積み、ネットワークを広げ、人が離れていくような振る舞いはしない。人の悪口ばかりで、どこへ行っても文句ばかりの人間には、声はかからない。 https://t.co/455MOXTkhw
— 西川裕章(方手雅塚) (@ossanworld) September 12, 2026
デキ公募の厳密な定義
公開前に声が掛かってもそれが「デキ公募」とは限りません。声を掛けた人が内部で調整をしない限り「デキ公募」とはなりません。
また、調整をしたところで、勝手に応募してきた人の業績(研究・教育・社会貢献活動)が、声を掛けられた人と比べ圧倒的な場合、思い通りにはなりません。
— (元)学科長の犬 (@Nene787147251) September 12, 2026
公募を促されることとデキ公募との区別
かつては意中の候補がいる公募人事が多かったのかも。今も全滅とは思えないけど、私は今の職の公募では、大学に知人の先生はおろかこの県在住の知人もゼロの、縁もゆかりもない大学に採用。一方で、ある大学の学科長から必ず応募をと強く勧められたケースは書類落ち。だから心を無に応募を続けて。 https://t.co/JPrgX98vPm
— 猫好き|大学の先生 (@nekozuki2022) September 12, 2026
公開前に声がかかっていた公募には落ちて、出てから知った公募に通ってからこの手の話は信じなくなった。 https://t.co/cSQP3AWF1g
— Ph.D.アルパ力 (@ReseArpaca) September 12, 2026
個人的な体験で言うと、パーマネント教員公募で
・「デキ公募だったけど候補者に逃げられたから代わりに応募してくれ」と言われて応募したら落とされた
・全くコネがないところに応募したら採用されたので、あまり悲観せずに出し続けるしかないという当たり前の個人的な結論。 https://t.co/qu9DE4t4lO
— anemonebat (@anemonebat) September 13, 2026
想定している人の存在とデキ公募との区別
教員公募は大抵、想定している人がいるのは事実ですが、それ以上に『いい人』が来れば、簡単にひっくり返されます。
近年の公表がマストで、JREC-INや大学HPに載らないことはないので、その人が普段から見てないだけでは。
あと、口約束はよくあることです(私も言われましたがダメでしたわ)。 https://t.co/xTCT18nw8n— teramaru MP (@teramaru929) September 12, 2026
大学側が公募をかける理由・公募をかけるタイミング
良い子が見つかってから公募に出す話はよく聞きます。
— KS鋼 (@honda_k211) September 12, 2026
JREC-INに出ていた教授の公募、前任者の直系の弟子が公募にパスした。
その人に聞いてみたら、そもそもJREC-INに出ていたことすら知らなかった。
次は君だから書類出してね、くらいのノリだったらしい。
割と最近のちゃんとした国立大の話、私は普通に出して落ちたよ。 https://t.co/v6uT4JT5cd
— アラフォーバイオ系(ダークサイド) (@osYZtdWoeHsph6C) September 12, 2026
公募が公募でない大学側の言い分
某教授「公募で良い人は取れない」
一理はあるか— 愚かなる羊 (@bbbaaa80574606) September 12, 2026
デキ公募に関する時代の変化
おそらくかなり世代が上の話ので、もうそんな時代ではないのではないかと思う。少なくともそういうデキ公募は少数派だろう。 https://t.co/Vxde7Bdna5
— kazy (@gakeau) September 12, 2026
体感では、90年代は内定してるけども、取りあえず公募しとかないとまずいなという空気。00年代になると割と論文業績評価が中心になってきた感じですね。あと、大学によりますね。部外者は基本採用しない大学ありましたね。
— ジョージ伊達将志(公式)開業とバイクと私 (@masashidate) September 12, 2026
今の教員公募はかなり公平になっていると思います。人も少ないし、一人ひとりに力がないと立ち行かないです。書類審査も公平ですし、特に模擬授業、面接は相当に神経を使う。そんな気がします。
— アオイチ (@papagreen10) September 12, 2026
公募が公募になるとき
採用時の担当部長が、ちょっと空気とか読めない系の人だったので、あとにも先にも前例のない公募就職をしたことがある。
親子(公務員)から少人数の公務員募集はコネだからと聞いてたけど、まれに例外がある。 https://t.co/5z34EQBpqZ— tikuo (@tikuo2007) September 12, 2026
ガチ公募をする大学の存在
私がこれまで所属したところは、大部分がガチ公募でしたね。(100%ではないけれど。)
「内部と外部が競り合ったら内部を落とす。じゃないと、ちゃんとした人が応募してくれなくなるから」というところもあったし。
なお、現所属も見せかけ公募はしません❗️ https://t.co/4NtMqcaCQs
— Kotaro Kimura (@KK_CeNeuro) September 12, 2026
公募の真実はお祈りメールを貰い続ける人にはわからないことについて
まあ、いろいろなパターンがありますね。落ち続けている限り知りえないわけで、後から聞いて、そうだったのかということがあります。
— WorkFinishPublish (@scitechjp) September 12, 2026
デキ公募だった場合は着任した本人は口外しないでしょうし、デキ公募と思ってて落ちた場合はブチギレるので、世の中には後者の話がよく出回るのかもしれませんね。
よく分からない外野が、これはデキ公募だ!!!というのは他責だと思います。— 火を愛でる研究者 (@bonf_res) September 12, 2026
デキ公募がひっくり返る時
仮にほんとにデキ公募であってもひっくり返りうるというのが私のなかでの常識。
— kazy (@gakeau) September 12, 2026
大学教員公募の真理
人事の数だけ思惑がありますね。
— Ph.D.アルパ力 (@ReseArpaca) September 12, 2026
世の中デキ公募だらけじゃないので、若い方達は不安にならなくても大丈夫ですよ。
結局、大学側のニーズ(担当講義、研究領域、年齢層)と応募者のキャリアがどれだけマッチするかが何より重要かと。 https://t.co/P3SyBJ6Hqy— Hirasho@新米PI (@minipinJ) September 12, 2026
私が公募戦士の頃は35歳以下などの条件があるものも結構目にしました。あと噂では、教員構成の年齢の偏りも避けたがるのではと話していました。
— 猫好き|大学の先生 (@nekozuki2022) September 12, 2026
公募戦士へのアドバイス
大切なことは分野内での圧倒的な業績を積むことです。
デキ公募の場合、少し上回っている程度では相手にもされません。
もう一つ、これは、あるかないかわかりませんが、書類を開けることなく審査対象から外す場合です。
応募書類の返却具合から有るのではないかと思っています。 https://t.co/QDOBbgqOER— (元)学科長の犬 (@Nene787147251) September 13, 2026
デキ公募に関する過去の議論
SNSを見てたら、いろいろ示唆に富むツイートが禍根あるので、紹介します。
デキ公募が存在していた事実
業績めっちゃある人が、ある公募に応募したら実はそれがデキ公募で、「あなたの業績だと、採りたい人ではなくあなたを採用せざるを得なくなってしまうから、応募を辞退してくれないか」と担当者から電話かかってきた…というエピソードあるくらいだから、何らかの公平な評定があるものと思っていたが。
— がく౨ৎ (@16go_rider) November 20, 2019
デキ公募が話題になっていますが、実際どの程度行われているのでしょうか。
審査に携わったことのある先生方には、ご協力をいただければ幸いです。「デキ公募」とは、事前に特定の候補者(以下、A)に声をかけたうえで、他により優秀な候補者がいたにも関わらずAを採用することとします。
— (元)学科長の犬 (@Nene787147251) February 22, 2026
有名私大のデキ公募は日常茶飯事なのは有名ですが、東大をはじめとする旧帝大も多く目立ちます。自分の教え子を押し込みたいのでしょう。業績がほとんどなくても採用されてるケースが目立ちます。
— みちかげ (@michikageun) February 24, 2026
デキ公募に見えることとデキ公募であることの違いについて
これは本当です。昔募集要項が私の専門とピッタリすぎて「あれは平田のデキ公募だろう」と噂される公募(実際はガチ公募)があったのですが、結果私は落とされ、デキ公募説を信じながら半信半疑で応募した方(私より研究業績も教育経験もあったが専門はずれていた)が選ばれました。そんなもんです。 https://t.co/rU5fPuvuxQ
— Koji Hirata (@hirako13) July 20, 2026
業績だけで選ばれるわけではないことについて
薄々わかってるでしょうが、、、日本にも明らかにデキ公募があります僕の分野だと日本最高峰と唄われる国立大学でさえ、所属する教授が順番で採用者を決めてるような状況さえあります。ただどこの大学でも重要にする項目があり、、単に業績のレベルとかいうベクトルだけでは採用者を決めてません https://t.co/6GjQ3oz42i
— sakuma『Sarcopenia 1st Edition』 (@sakuma33110207) July 27, 2019
↓内情はデキ公募じゃないのに外から見るとデキ公募に見えちゃう案件もあるんだよね。「応募者より論文が少ないやつが選ばれてる、デキ公募に違いない」とか外野が言ってるだけで、実は最初から論文業績より運営経験や教育経験を重視する人事だったみたいな。
— 1TT (@1T0T) January 31, 2019
一緒に働きたい人間かどうかという観点
あと公募だろうが私募だろうが普通に「同僚選び」であることも強調しておきたいなあと思います.
— Yoshihito KIKUCHI (@ice_watcher) January 18, 2024
採用側としては、これから20-30年、同僚として一緒にやっていく可能性があるわけだから、研究業績だけでなんて、到底選べないですよね。長い目で見て、今後の研究の展開とか、それが所属先にどうマッチングしているかとか大事だし、教育・運営を一緒にやっていく戦友的な立場になるわけで。
— サクセスリバーコーテシーinエイトプリンス (@rei_nari) November 2, 2023
デキ公募がひっくり返る時
デキ公募だったのに業績パンチでそいつぶち抜いて着任した例もあるので力量差があればワンちゃんある
ちなもう時効だろうから暴露するが若い頃に応募数の頭数欲しいからこの公募に出せと無理矢理応募させられたことある
無の境地で書類作った記憶個人的にはデキコンペに印付けといて欲しい(笑) https://t.co/Ag30pvlq6t
— SHINNOSUKE FUJITA (@shin_str_dgr) August 28, 2026
共有するほどの知識とも言えないけど以下私見。
①募集期間が極めて短いのはデキ公募疑惑(1週間とか)
②「そんな人いるの?」と思わせる専門領域の組み合わせはデキ公募疑惑
③内部としてデキ公募のつもりでも、より強い人が応募してきたらガチの審査になる可能性あり(国立大学教員がそう言ってた) https://t.co/SEWAIjwUkp— eriko oshima (@erikooshima) September 8, 2022
デキ公募と思われてか応募が無くて困っている大学の存在について
弊学の公募はガチ公募です!国立大ですが理工系准教授パーマネントでも1年半後任が決まりません!助けてください!あと,弊学はデキ公募でも有力候補者よりも遥かに業績等の優れる方が来た場合,最終決定機関である上層組織が,ひっくり返すことすらあります.とりあえず応募欲しいです. https://t.co/egaBAb8DPO
— SS (@Serioladumeril) August 30, 2026
デキ公募が悪であることについて
デキ公募ってほんとに犯罪的だと思う。「公募でした」というアリバイ作りのために、何十人もの優秀な若手研究者が何時間もの時間とお金をかけて望みを託し、そして公募前から決まってた通りに落とされて心が折られていく。それくらいなら、公募なんてせずに堂々と一本釣りでしたという形を取るべき。
— Kotani Eisuke (@kotani_eisuke) January 30, 2019
デキ公募をするなら、JREC-INに☆印をつけておいて欲しい!
そう言うと「応募者がいなくて困る」という人がいますが、「採用されるかも」と公募書類を書く人の労力と人件費と、その後の応募者の絶望を考えると、「応募者数」なんてどうでもいいです。 https://t.co/ja2mOmfGQ6
— (元)学科長の犬 (@Nene787147251) August 28, 2026
それでも応募し続けるしかないということについて
よく大学教員公募について「デキ公募っぽいからやめておこうかな…」とポストしてる人がいるけど、非常に勿体ないように感じます。…
— Hirasho@新米PI (@minipinJ) July 20, 2026