稲盛 和夫(1932年(昭和7年)1月21日- )

「ザ・リーダー」12月31日(土)放送 京セラ 創業者 稲盛 和夫 2017/01/16 MBS(毎日放送)

 

会社の研究での成功

「研究室で実験漬けの暮らしをしよう。厳しい環境から逃げずに、逆にそこに自分を追い込もう」 決意も新たに、私は鍋、釜、七輪などの自炊道具を研究室に持ち込んで泊まり込み、朝から深夜まで研究に心血を注いだのです。すると、不思議なことに、すばらしい実験結果がでるようになったのです。(稲盛和夫『ど真剣に生きる』66ページ)

 

妻との馴れ初めと結婚

当時の私は会社に寝泊まりして研究に没頭するあまり、食事をしたりしなかったりと、不規則な生活が続いていました。あるとき、ふと私の机の上を見ると、弁当が置いてあります。(稲盛和夫『ど真剣に生きる』 68~69ページ)

 

嫁入道具一式そろえた娘さんに、まだ海のものとも、山のものとも分からぬ一人の男が、結婚を申し込み、承諾を得るのだから、いかにそこに熱意があり、誠心があふれ、人を感動させる力があったかがうかがわれる。昭和33年12月13日、稲盛は松風を退社した。翌14日、松風で先輩の北大路李正を媒酌人とし、蹴上(けあげ)の京都市庁公舎で稲盛と朝子さんは結婚式を挙げた。(稲盛和夫の結婚記念日2018/12/15 kyocera.co.jp