令和8年度AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業(SPReAD)第2回公募

第1回公募と第2回公募との違い

第1回公募での審査方法は、「ピアレビュー+無作為抽出」というものでした。ピアレビューしてから無作為抽出(くじ引き)したのか、無作為抽出して応募総数を減らしてからピアレビューに回したのか、が明示されていなかったため、SNS上では両方の説に基づいて喧々諤々と大変な様子です。第1回公募でも第2回公募でも、公募要領に審査の方法が多少は書いてあり、それをどう読み取るか、東大などで大多数が不採択になった状況をどう理解するのか、といったところで諸説飛び交ったようです。

上のツイートは、東大の採否状況に基づいて、「無作為抽出⇒ピアレビューの順」説を唱えているのだと思います。自分は逆もありうる、というか逆ではないかと思いました。応募総数に対して、ピアレビューを先にやり、人間がザーッとみて、一定の水準を満たさないものを除き、残った申請書に対してくじ引きを適用したのではないのかと思います。東大の総数809といっても、審査区分で最初に振り分けが行われているので、割り振られた審査区分(研究領域)で①「足切り」+②「くじ引き」が実施されたのではないでしょうか。公募要領の審査に関する説明を読む限り、そう解釈するのが自然なような気がします。科研費基盤研究などとは異なり、今回、審査委員が読むべき文章はかなり少なかったと思います。しかも、コメントをする手間などもかけなくてよかったので。

第二段階では、第一段階で決定した審査区分ごとに、ピアレビュー及び無作為抽出12を組み合わせて採択候補を選定します。その際、採択水準に達しない研究課題は、ピアレビューにより不採択とします。

12 対象となる研究課題について、機械的な方法により乱数を生成又は付番し、その値の昇順に従って、あらかじめ定めた件数に達するまで採択候補を選定する方法により行います。

(令和8年度 AI for Scienceによる科学研究革新プログラム AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業 Supporting Pioneering Research through AI for 1,000 Discovery challenges (SPReAD) 公 募 要 領 ( 第 1 回 ))

AIによる審査の導入

さて、第2回公募の目玉は、AI審査の導入でしょう。これは第1回公募の公募要領にはなかったものです。第1回公募で課せられたAIインタビューがなくなったかわりに、第2回公募ではさらに踏み込んでAIに「予備審査」をさせるようです。

ピアレビューにおいては、試行的な取組として、審査の補助を目的に、AIを用いて、研究計画調書の記載内容について、審査上確認を要する事項を抽出・整理し、審査委員が重点的に確認すべき論点を参考情報として提供する予定です。なお、AIによる出力結果のみをもって採否を決定することはありません。

(令和8年度 AI for Scienceによる科学研究革新プログラム AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業 Supporting Pioneering Research through AI for 1,000 Discovery challenges (SPReAD) 公 募 要 領 ( 第 2 回 ))

 

くじは引かなきゃ当たらない

 

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