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糖尿病治療薬:GLP-1受容体作動薬デュラグルチド

糖尿病とは

糖尿病は血液中の糖、つまり血糖値が高くなってしまう病気です。血糖値が高い状態が続くと、血管にダメージが加わって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるほか、悪化すると失明したり、腎症を起こして人工透析が必要になることもあります。(2010.04.13 血糖値を下げる食習慣 Dole

2型糖尿病は、インスリン分泌障害とインスリン抵抗性の増大が様々な程度で生じ、慢性の高血糖状態となる疾患である。(ビジュアルノート第5版 medicmedia

糖尿病は代表的な生活習慣病であり、「国民病」とも言われるくらいに患者さんが多いそうです。実際、自分の身内も糖尿病を患っておりインスリンを毎日3回注射しているのですが、なかなか血糖値が下がらなくて、最近新しいお薬を出されたと言っていました。それは、自分で皮下注射する薬で、おなかに打つのだがとても痛いのだそう。

 

インスリンの注射

1日1回の注射で基礎分泌を24時間補う 「持効型インスリン製剤」、 毎食直前に打って追加分泌を補い食後の血糖上昇を抑える 「超速効型インスリン製剤」、 超速効型インスリンと持効型インスリンがあらかじめ混合されている 「混合型インスリン製剤」 などがあります。(インスリン注射 怖がらず始め、早く終える 2017年7月6日06時00分 アピタル・岩岡秀明 朝日新聞DIGITAL

 

GLP-1受容体作動薬デュラグルチド

新しく処方された薬の箱を見せてもらったら、「トルリシティ皮下注0.75㎎ アテオス。デュラグルチド(遺伝子組み換え)注射液。GLP-1受容体作動薬、週1回注射剤。」と書いてあった。トルリシティというのは薬の溶液の方で、アテオスというのはペン型の注射器の名前らしい。薬の中身は、GLP-1受容体作動薬「デュラグルチド」。

LY2189265(以下、デュラグルチド)は、長時間作用型ヒトグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬である。デュラグルチドは臨床プロファイルを最適化する目的でアミノ酸置換を行ったヒト GLP-1 アナログ改変ヒト免疫グロブリン G4(IgG4)Fc領域が小型のペプチドリンカーで共有結合した融合糖タンパク質である(図 2.2-1)。(LY2189265 dulaglutide トルリシティ皮下注 0.75 mg アテオス pmda.go.jp

  1. Lilly 糖尿病 製品一覧
  2. Lilly トルリシティ皮下注0.75㎎ アテオス(PDF)
  3. GLP-1受容体作動薬「セマグルチド」と「デュラグルチド」を比較 「SUSTAIN 7」試験結果(2018年02月08日 糖尿病リソースガイド)メトホルミン併用下で、GLP-1受容体作動薬の「セマグルチド」と「デュラグルチド」のそれぞれ有効性と安全性を比較検討した「SUSTAIN 7」試験の結果が、The Lancet Diabetes & Endocrinologyに掲載された。
  4. GLP-1とからだのこと(DMTOWN)ヒトが食べ物を摂取し、食物が消化管に送られてくると、消化管はそれをいち早く感知して、小腸からGLP-1を分泌します。その後に起こる血糖値の上昇に備えるためです。GLP-1は体内を移動して膵臓を刺激することで、インスリン分泌を促します。

 

糖尿病の治療

食事制限は非常に厳格なので、食べたいものを食べたいだけ食べるという生活はできない。しかし、自分がたまに帰省するとつい普段より美味しいもの食卓に出して一緒に食べようとするので、食べすぎになりそうで見ていてハラハラする。毎日の運動に関しては、医師の指示もあってか、年齢にも関わらず、自分などよりもずっと長い距離を毎日歩いているとのことで驚いた。糖尿病は生活習慣病だし遺伝的なリスクもあるので、自分も普段からもっと歩かねばと反省。

糖尿病治療には、食事療法・運動療法・薬物療法の 3 つの方法があるが、食事療法は、1 型・2 型にかかわらず、必ず行わなくてならない治療の基本である 1)。糖尿病患者は、生涯に渡って血糖や体重コントロールをする必要がある。糖尿病では、食事療法などの治療が適切に行われていれば、糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害のような、糖尿病 3 大合併症や動脈硬化症の発症や進行を防ぐことができる 4)。(愛知江南短期大学紀要,44(2015)31 ― 42「糖尿病バイキング教室」を取り入れた栄養教育
PDF)*太字強調は当サイト

外食する場合には普通のセットメニューだと食事のコントロールが難しいので、バイキング形式のほうが、自分で選べて良いと言う。なるほどバイキング形式にはそういうメリットがあるのかと感心した。